JP3138361U - 刃物研磨装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】刃物を研磨する砥石の摩耗に簡易に対応できる刃物研磨装置を提供する。
【解決手段】刃物研磨装置Aは、刃物支持部材に支持された刃物の上方に配置された砥石3と、モーター5を支持すると共に刃物支持部材に対して昇降自在に支持された昇降体と、この昇降体を昇降させる第1の昇降手段と、昇降体に昇降自在に取り付けられると共に、砥石3の外周を覆うカバー6と、カバー6を昇降体に対して昇降させる第2の昇降手段40と、カバー6の端面6aより突出する砥石3の端面3aの突出値を算出する突出値算出手段と、算出された突出値が予め定められた量より少ないか否かを判定する判定手段と、この判定手段により予め定められた量より少ないと判断した場合、第2の昇降手段40を動作させてカバー6が刃物より遠ざかるように移動させるカバー移動制御手段とを備えている。
【選択図】図8

Description

本考案は、刃物研磨装置に係り、特に、刃物を研磨する砥石の摩耗に簡易に対応できる刃物研磨装置に関する。
本件出願人は、先に、刃物を研磨する刃物研磨装置を提案した(例えば、特許文献1参照。)。
これは、刃物取付治具に取り付けた刃物を降下する砥石により研磨するものである。
特開2004−106133号公報
しかしながら、上記公報記載のものには、砥石の外周を覆うカバーがなく、前記砥石が破損して周囲に飛散した場合、危険であると共に、刃物の研磨により砥石が摩耗し、前記砥石の端面と前記カバーの端面とが同面となった場合、カバーの端面により、研磨の対象である前記刃物を損傷するという問題点が生じた。
本考案は、上述した問題点を除去するようにした刃物研磨装置を提供することを目的としている。
前記した目的を達成するための請求項1記載の刃物研磨装置は、刃物を支持する刃物支持部材を備えた本体と、前記刃物支持部材に支持された前記刃物の上方に配置された砥石と、この砥石を取り付ける回転体と、この回転体を回転させるモーターと、このモーターを支持すると共に前記刃物支持部材を備えた前記本体に対して昇降自在に支持された昇降体と、この昇降体を昇降させる第1の昇降手段と、前記昇降体に昇降自在に取り付けられると共に、前記砥石の外周を覆うカバーと、このカバーは、前記カバーの端面より前記砥石の端面が露出するように取り付けられるものであり、前記カバーを前記昇降体に対して昇降させる第2の昇降手段と、前記カバーの端面より突出する前記砥石の端面の突出値を算出する突出値算出手段と、この突出値算出手段により算出された突出値が予め定められた量より少ないか否かを判定する判定手段と、この判定手段により予め定められた量より少ないと判断した場合、前記第2の昇降手段を動作させて前記カバーが前記刃物より遠ざかるように移動させるカバー移動制御手段とを備えているものである。
また、請求項2記載の刃物研磨装置は、請求項1記載の刃物研磨装置において、突出値算出手段は、カバーに取り付けられた位置センサによりカバーと刃物の距離を算出する第1の算出手段と、この第1の算出手段により算出する時点の前記カバーの位置から第1の昇降手段を降下させて、砥石が刃物に当接する距離を算出する第2の算出手段とを有し、前記第1の算出手段により算出された距離から前記位置センサの前記カバーの端面までの距離及び前記第2の算出手段により算出された距離を差し引いた距離が突出値である。
また、請求項3記載の刃物研磨装置は、請求項1又は2記載の刃物研磨装置において、運転開始時、突出値算出手段を動作させ、前記突出値算出手段により算出された突出値が予め定められた量より少ないか否かを判定手段により判定させ、前記判定手段により予め定められた量より少ないと判断した場合、第2の昇降手段を動作させてカバーが刃物より遠ざかるようにカバー移動制御手段により移動させるものである。
また、請求項4記載の刃物研磨装置は、刃物を支持する刃物支持部材を備えた本体と、前記刃物支持部材に支持された前記刃物の上方に配置された砥石と、この砥石を回転させるモーターと、このモーターを支持すると共に前記刃物支持部材を備えた前記本体に対して昇降自在に支持された昇降体と、この昇降体を昇降させる第1の昇降手段と、前記昇降体に昇降自在に取り付けられると共に、前記砥石の外周を覆うカバーと、このカバーは、前記カバーの端面より前記砥石の端面が露出するように取り付けられるものであり、前記カバーを前記昇降体に対して昇降させる第2の昇降手段と、前記カバーの端面より突出する前記砥石の端面の突出値を算出する突出値算出手段と、この突出値算出手段により算出された突出値が予め定められた量より少ないか否かを判定する判定手段と、この判定手段により予め定められた量より少ないと判断した場合、前記第2の昇降手段を動作させて前記カバーが前記刃物より遠ざかるように移動させるカバー移動制御手段と、前記突出値算出手段の動作のオン・オフを制御するスイッチとを備えているものである。
また、請求項5記載の刃物研磨装置は、請求項1又は4記載の刃物研磨装置において、第2の昇降手段は、昇降体の外側に取り付けられるものであり、前記第2の昇降手段は、カバーに取り付けられると共に、垂直方向に沿って設けられた案内棒と、この案内棒をガイドするガイド部を前記昇降体に設けたものであり、前記第2の昇降手段は、進退手段と、この進退手段により進退すると共に、長手方向が垂直方向である進退部材と、この進退部材に設けられた第1のラックと、第1、第2、第3のワンウエイクラッチが取り付けられた軸と、この軸を前記第2、第3のワンウエイクラッチを介して軸支するハウジングと、前記第1のラックに螺合する第1の歯車と、前記軸に取り付けられた第2の歯車と、この第2の歯車に螺合すると共に、前記カバーに取り付けられた第2のラックとを有し、前記第1の歯車は前記第1のワンウエイクラッチを介して前記軸に取り付けられ、前記第2のワンウエイクラッチの内輪は前記軸の一方の側に取り付けられ、前記第2のワンウエイクラッチの外輪は前記ハウジングに取り付けられ、前記第3のワンウエイクラッチの内輪は前記軸の他方の側に取り付けられ、前記第3のワンウエイクラッチの外輪は前記ハウジングに取り付けられ、前記第1のワンウエイクラッチは、前記第2のワンウエイクラッチと前記第3のワンウエイクラッチとの間に位置し、前記第1のワンウエイクラッチは、前記進退部材の下降移動に伴う前記第1のラックによる前記第1の歯車の一方向の回転をロックして前記軸に伝達し、前記進退部材の上昇移動に伴う前記第1のラックによる前記第1の歯車の一方向と反対の回転を空転させて前記軸に非伝達するものであり、前記第2のワンウエイクラッチ及び前記第3のワンウエイクラッチは、前記進退部材の下降移動に伴う前記第1のラック、前記第1の歯車による前記軸の一方向の回転を空転し、前記軸の一方向と反対方向の回転をロックするものである。
また、請求項6記載の刃物研磨装置は、請求項5記載の刃物研磨装置において、第2の昇降手段を昇降体の外側に回動自在に取り付けられているものである。
請求項1記載の刃物研磨装置によれば、突出値算出手段により得られた情報を元にカバーの端面より露出する砥石の端面が少ないことを判定手段により自動的に判断して第2の昇降手段を動作させてカバーの端面より砥石の端面が露出する量を増加させるようにカバーを移動させて、カバーの端面が刃物に当たることを簡易に防止することができる。
また、請求項2記載の刃物研磨装置によれば、突出値算出手段により得られた情報を元にカバーの端面より露出する砥石の端面が少ないことを判定手段により自動的に判断して第2の昇降手段を動作させてカバーの端面より砥石の端面が露出する量を増加させるようにカバーを移動させて、カバーの端面が刃物に当たることを簡易に防止することができる。
また、請求項3記載の刃物研磨装置によれば、運転開始時、突出値算出手段を動作させ、前記突出値算出手段により算出された突出値が予め定められた量より少ないか否かを判定手段により判定させ、前記判定手段により予め定められた量より少ないと判断した場合、第2の昇降手段を動作させてカバーが刃物より遠ざかるようにカバー移動制御手段により移動させるため、カバーの端面が刃物に当たることを簡易に防止することができる。
また、請求項4記載の刃物研磨装置によれば、カバーの端面より露出する砥石の端面が少ないことを目視すれば、スイッチをオンして第2の昇降手段を動作させてカバーの端面より砥石の端面が露出する量を増加させるようにカバーを移動させて、カバーの端面が刃物に当たることを簡易に防止することができる。
また、請求項5記載の刃物研磨装置によれば、前述の請求項1又は4記載の考案の効果に加え、第1のワンウエイクラッチは、進退部材の下降移動に伴う第1のラックによる第1の歯車の一方向の回転に対してロックして軸を回転させ、第2の歯車及び第2のラックを介してカバーを上昇させて、カバーの端面より砥石の端面を露出する量を増加させることができ、また、再度、砥石が摩耗した場合に対処するために、進退部材を上昇させるが、進退部材の上昇に伴い軸が回転してカバーを上昇させると、砥石のカバーよりの突出量の少ない当初の状態に戻ってしまう。これを避けるために、進退部材の上昇に伴い軸が回転しないように、第1のワンウエイクラッチにより進退部材の上昇移動に伴う第1のラックによる第1の歯車の一方向と反対の回転を空転させて軸に非伝達するようにしている。更に、第1のワンウエイクラッチのみであると、カバーが落下するため、軸の一方向と反対方向の回転をロックする第2のワンウエイクラッチ及び第3のワンウエイクラッチを設けて、第2の歯車と第2のラックの係止状態を保持するようにしている。
また、請求項6記載の刃物研磨装置によれば、前述の請求項5記載の考案の効果に加え、第2の昇降手段を昇降体の外側に回動自在に取り付けられているため、第2の昇降手段を昇降体の外側に回動させれば、第2の昇降手段が邪魔とならず、摩耗した砥石の交換をすることができる。
本考案の一実施例の刃物研磨装置を図面を参照して説明する。
図1〜図10において、Aは刃物1(例えば、スライサーの刃物)を研磨する刃物研磨装置で、刃物研磨装置Aは、刃物1を支持する刃物支持部材2を備えた本体10と、刃物支持部材2(本体10)に対して昇降自在に支持された昇降体20とを有している。
3は、刃物支持部材2に支持された刃物1の上方に配置された砥石で、この砥石3は回転体4に取り付けられている。この回転体4はモータ5により回転するようになっている。
上述した昇降体20は、モーター5を支持すると共に本体10に対して昇降自在に支持されている。この昇降体20は、第1の昇降手段30により昇降するようになっている。
第1の昇降手段30は、例えば、モータ(図示せず)により正逆に回転する回転軸30aと、この回転軸30aに螺合すると共に、昇降体20に設けられた雌ネジ(図示せず)とを有し、昇降体20は、案内溝20aを摺動する案内部材20bにより案内されるようになっている。案内溝20aは、支持部材20cに支持されるようになっている。
また、図2に示す6は、昇降体20に昇降自在に取り付けられると共に、砥石3の外周を覆うカバーで、略筒形状をなしている。カバー6の下端周囲の全体に亘ってブラシ7が取り付けられている。
カバー6は、カバー6の端面6aより砥石3の端面3aが露出するように昇降体20に昇降自在に取り付けられるようになっている。
また、図2、図7、図8及び図9に示す40は、カバー6を昇降体20に対して昇降させる第2の昇降手段で、この第2の昇降手段40は、昇降体20の外側に回動自在に取り付けられ、一端を軸支し、他端を昇降体20にボルト43で着脱自在に取り付けられている。
61は、カバー6に取り付けられると共に、垂直方向に沿って設けられた案内棒で、案内棒61は、複数(本実施例では、2個)ある。
この案内棒61は昇降体20に設けられたガイド部21によりガイドされるようになっている。
上述した第2の昇降手段40は、進退手段41と、この進退手段41(例えば、シリンダー)により進退すると共に、長手方向が垂直方向である進退部材42(例えば、シリンダーのロッド)と、この進退部材42に設けられた第1のラック42aと、第1、第2、第3のワンウエイクラッチ43、44、45が取り付けられた軸46と、この軸46を第2、第3のワンウエイクラッチ44、45を介して軸支するハウジング47(図5参照)と、第1のラック42aに螺合する第1の歯車48aと、軸46に取り付けられた第2の歯車48bと、この第2の歯車48bに螺合すると共に、カバー6に取り付けられた第2のラック49とを有している。図5に示す50は、第1の歯車48aと第2の歯車48bとの間隔を保つスペーサーで、軸46の第1の歯車48aと第2の歯車48bとの間の部位に取り付けられている。
なお、図5に示す第1、第2、第3のワンウエイクラッチ43、44、45にいう「ワンウエイクラッチ」は、周知のもので、例えば、詳細を図示しないが、外輪の外周面に適数個の爪部を設け、この爪部を変速機ケースの内面に形成された溝にスプライン嵌合させることにより外輪を回り止めする一方、外輪の内側にスプラグなどのクラッチ部材を介して内輪を配置することにより、内輪の回転を一方向にのみ制限するものである。
また、上述した第1の歯車48aは第1のワンウエイクラッチ43を介して軸46に取り付けられ、第1のワンウエイクラッチ43は、進退部材42の下降移動に伴う第1のラック42aによる第1の歯車48aの一方向の回転(図5参照)をロックして軸46に伝達し、進退部材42の上昇移動に伴う第1のラック42aによる第1の歯車48aの一方向(図5参照)と反対の回転を空転させて軸46に非伝達するものである。
また、第2のワンウエイクラッチ44の内輪は軸46の一方の側に取り付けられ、第2のワンウエイクラッチ44の外輪はハウジング47に取り付けられている。また、第3のワンウエイクラッチ45の内輪は軸46の他方の側に取り付けられ、第3のワンウエイクラッチ45の外輪はハウジング47に取り付けられ、第1のワンウエイクラッチ43は、図5に示すように、第2のワンウエイクラッチ44と第3のワンウエイクラッチ45との間に位置している。
そして、第2のワンウエイクラッチ44及び第3のワンウエイクラッチ45は、進退部材41の下降移動に伴う第1のラック42a、第1の歯車48aによる軸46の一方向(図5の回転方向参照)の回転を空転し、軸46の一方向(図5の回転方向参照)と反対方向の回転をロックするようになっている。
刃物研磨装置Aは、制御手段100(図10参照)を有している。この制御手段100は、カバー6の端面6aより突出する砥石3の端面3aの突出値を算出する突出値算出手段101と、この突出値算出手段101により算出された突出値が予め定められた量(例えば、5mm)より少ないか否かを判定する判定手段102と、この判定手段102により予め定められた量より少ないと判断した場合、第2の昇降手段40を動作させてカバー6が刃物1より遠ざかるように移動させるカバー移動制御手段103とを備えている。
なお、突出値算出手段101は、カバー6に取り付けられた位置センサS(図2参照)によりカバー6と刃物1の距離を算出する第1の算出手段101aと、この第1の算出手段101aにより算出する時点のカバー6の位置から第1の昇降手段30を降下させて、砥石3が刃物1に当接する距離を算出する第2の算出手段101bとを有し、第1の算出手段101aにより算出された距離から位置センサSのカバー6の端面6aまでの距離(本実施例では、位置センサSとカバー6の端面6aとが同面であるため、0となる。)及び第2の算出手段101bにより算出された距離を差し引いた距離が突出値となる。
従って、第1の昇降手段30により昇降体20を降下させ、位置センサSと刃物1との距離が、例えば、10mmまで高速に降下させ、その後、低速に降下させると共に、この第1の算出手段101aにより算出する時点(時点は、例えば 、位置センサSと刃物1との距離が10mmの位置に達した時点である。)のカバー6の位置から第1の昇降手段30を降下させて、砥石3が刃物1に当接する距離を第2の算出手段101bにより算出し、その距離が3mmであれば、突出値算出手段101により、10mm−0mm(位置センサSのカバー6の端面6aまでの距離)−3mm=7mmが算出され、判定手段102により予め定められた量(例えば、5mm)より大と判断され、砥石3は摩耗していないと判断し、カバー6の調整の必要がないこととなる。
逆に、砥石3が刃物1に当接する距離を第2の算出手段101bにより算出した結果、7mmが算出されると、突出値算出手段101により、突出値(t)=10mm−0mm(位置センサSのカバー6の端面6aまでの距離)−7mm=3mmが算出され、判定手段102により予め定められた量(例えば、5mm)より少ないと判断し、かかる場合、第2の昇降手段40を動作させてカバー6が刃物1より遠ざかるようにカバー移動制御手段103により移動させることとなる。
このカバー移動制御手段103による移動は、先ず、進退手段41により進退部材42が垂直下方に移動する(図6及び図7参照)。
すると、第1のワンウエイクラッチ43は、進退部材42の下降移動に伴う第1のラック42aによる第1の歯車48aの一方向(図5参照)の回転に対してロックして軸46を回転させ、第2の歯車48b及び第2のラック49を介してカバー6を上昇させる(図8参照)。
その結果、カバー6の端面6aより砥石3の端面3aを露出する量を、T、例えば、5mm程度増加させることができる。つまり、カバー6の移動後のカバー6の端面6aと砥石3の端面3aとの距離は、カバー6の移動前のカバー6の端面6aと砥石3の端面3aとの距離tに上述のTを加えたものとなる。
なお、再度、砥石3が摩耗した場合に対処するために、進退部材42を進退手段41により上昇させるが、進退部材42の上昇に伴い軸46が回転してカバー6を上昇させると、砥石3のカバー6よりの突出量の少ない当初の状態に戻ってしまう。
これを避けるために、進退部材42の上昇に伴い軸46が回転しないように、第1のワンウエイクラッチ43により進退部材42の上昇移動に伴う第1のラック43による第1の歯車48aの一方向(図5参照)と反対の回転を空転させて軸46に非伝達するようにしている。
また、第1のワンウエイクラッチ43のみであると、カバー6が落下するため、軸46の一方向と反対方向の回転をロックする第2のワンウエイクラッチ44及び第3のワンウエイクラッチ45を設けているため、第2の歯車48bと第2のラック49の係止状態を保持するようにしている。
上述した突出値算出手段101の動作は、運転開始時と連動させる。つまり、運転開始時、運転開始スイッチ110(図10参照)により突出値算出手段101を動作させ、突出値算出手段101により算出された突出値が予め定められた量より少ないか否かを判定手段102により判定させ、判定手段102により予め定められた量より少ないと判断した場合、カバー移動制御手段103により、第2の昇降手段40を動作させてカバー6が刃物1より遠ざかるように移動させても良いし、運転開始時とは、別個に、運転後、刃物研磨装置Aを停止させて行っても良い。
かかる場合、スイッチ120(図10参照)により、突出値算出手段101を動作させ、突出値算出手段101により算出された突出値が予め定められた量より少ないか否かを判定手段102により判定させ、判定手段102により予め定められた量より少ないと判断した場合、第2の昇降手段を動作させてカバーが刃物より遠ざかるようにカバー移動制御手段により移動させるようにしても良い。
なお、摩耗した砥石3を交換する場合には、図9に示すように、ボルト43を取り外し、第2の昇降手段40を昇降体20の外側に回動自在に取り付けられているため、第2の昇降手段40を昇降体20の外側に回動させれば、第2の昇降手段40が邪魔とならずに砥石3の交換作業を行うことができる。また、摩耗した刃物1を研磨する際、水平方向に長い刃物1に対応するために、砥石3を支持する昇降体20は、垂直方向のみならず、図1に示すように、周知の手段により、水平方向へも移動自在に支持されている。
図1は、本考案の一実施例の刃物研磨装置の概略的正面図である。 図2は、本考案の要部の概略的一部正面断面図である。 図3は、図1の刃物研磨装置の使用状態の概略的一部正面断面図である。 図4は、図1の概略的一部拡大平面図である。 図5は、図3の4−4線による概略的断面図である。 図6は、図3の6−6線による概略的断面図である。 図7は、図3の7−7線による概略的断面図である。 図8は、図7の状態からカバーを上昇させた状態の概略的断面図である。 図9は、図8の第2の昇降手段を昇降体の外側に回動した状態の概略的図である。 図10は、図1の刃物研磨装置の制御手段の概略的ブロック図である。
符号の説明
A 刃物研磨装置
1 刃物
2 刃物支持部材
3 砥石

Claims (6)

  1. 刃物を支持する刃物支持部材を備えた本体と、
    前記刃物支持部材に支持された前記刃物の上方に配置された砥石と、
    この砥石を取り付ける回転体と、
    この回転体を回転させるモーターと、
    このモーターを支持すると共に前記刃物支持部材を備えた前記本体に対して昇降自在に支持された昇降体と、
    この昇降体を昇降させる第1の昇降手段と、
    前記昇降体に昇降自在に取り付けられると共に、前記砥石の外周を覆うカバーと、
    このカバーは、前記カバーの端面より前記砥石の端面が露出するように取り付けられるものであり、
    前記カバーを前記昇降体に対して昇降させる第2の昇降手段と、
    前記カバーの端面より突出する前記砥石の端面の突出値を算出する突出値算出手段と、
    この突出値算出手段により算出された突出値が予め定められた量より少ないか否かを判定する判定手段と、
    この判定手段により予め定められた量より少ないと判断した場合、前記第2の昇降手段を動作させて前記カバーが前記刃物より遠ざかるように移動させるカバー移動制御手段と、
    を備えていることを特徴とする刃物研磨装置。
  2. 突出値算出手段は、
    カバーに取り付けられた位置センサによりカバーと刃物の距離を算出する第1の算出手段と、
    この第1の算出手段により算出する時点の前記カバーの位置から第1の昇降手段を降下させて、砥石が刃物に当接する距離を算出する第2の算出手段とを有し、
    前記第1の算出手段により算出された距離から前記位置センサの前記カバーの端面までの距離及び前記第2の算出手段により算出された距離を差し引いた距離が突出値である ことを特徴とする請求項1記載の刃物研磨装置。
  3. 運転開始時、突出値算出手段を動作させ、前記突出値算出手段により算出された突出値が予め定められた量より少ないか否かを判定手段により判定させ、前記判定手段により予め定められた量より少ないと判断した場合、第2の昇降手段を動作させてカバーが刃物より遠ざかるようにカバー移動制御手段により移動させる
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の刃物研磨装置。
  4. 刃物を支持する刃物支持部材を備えた本体と、
    前記刃物支持部材に支持された前記刃物の上方に配置された砥石と、
    この砥石を回転させるモーターと、
    このモーターを支持すると共に前記刃物支持部材を備えた前記本体に対して昇降自在に支持された昇降体と、
    この昇降体を昇降させる第1の昇降手段と、
    前記昇降体に昇降自在に取り付けられると共に、前記砥石の外周を覆うカバーと、
    このカバーは、前記カバーの端面より前記砥石の端面が露出するように取り付けられるものであり、
    前記カバーを前記昇降体に対して昇降させる第2の昇降手段と、
    前記カバーの端面より突出する前記砥石の端面の突出値を算出する突出値算出手段と、
    この突出値算出手段により算出された突出値が予め定められた量より少ないか否かを判定する判定手段と、
    この判定手段により予め定められた量より少ないと判断した場合、前記第2の昇降手段を動作させて前記カバーが前記刃物より遠ざかるように移動させるカバー移動制御手段と、
    前記突出値算出手段の動作のオン・オフを制御するスイッチと、
    を備えていることを特徴とする刃物研磨装置。
  5. 第2の昇降手段は、昇降体の外側に取り付けられるものであり、
    前記第2の昇降手段は、カバーに取り付けられると共に、垂直方向に沿って設けられた案内棒と、この案内棒をガイドするガイド部を前記昇降体に設けたものであり、
    前記第2の昇降手段は、
    進退手段と、
    この進退手段により進退すると共に、長手方向が垂直方向である進退部材と、
    この進退部材に設けられた第1のラックと、
    第1、第2、第3のワンウエイクラッチが取り付けられた軸と、
    この軸を前記第2、第3のワンウエイクラッチを介して軸支するハウジングと、
    前記第1のラックに螺合する第1の歯車と、
    前記軸に取り付けられた第2の歯車と、
    この第2の歯車に螺合すると共に、前記カバーに取り付けられた第2のラックとを有し、
    前記第1の歯車は前記第1のワンウエイクラッチを介して前記軸に取り付けられ、 前記第2のワンウエイクラッチの内輪は前記軸の一方の側に取り付けられ、前記第2のワンウエイクラッチの外輪は前記ハウジングに取り付けられ、
    前記第3のワンウエイクラッチの内輪は前記軸の他方の側に取り付けられ、前記第3のワンウエイクラッチの外輪は前記ハウジングに取り付けられ、
    前記第1のワンウエイクラッチは、前記第2のワンウエイクラッチと前記第3のワンウエイクラッチとの間に位置し、
    前記第1のワンウエイクラッチは、前記進退部材の下降移動に伴う前記第1のラックによる前記第1の歯車の一方向の回転をロックして前記軸に伝達し、前記進退部材の上昇移動に伴う前記第1のラックによる前記第1の歯車の一方向と反対の回転を空転させて前記軸に非伝達するものであり、
    前記第2のワンウエイクラッチ及び前記第3のワンウエイクラッチは、前記進退部材の下降移動に伴う前記第1のラック、前記第1の歯車による前記軸の一方向の回転を空転し、前記軸の一方向と反対方向の回転をロックするものである
    ことを特徴とする請求項1又は4記載の刃物研磨装置。
  6. 第2の昇降手段を昇降体の外側に回動自在に取り付けられている
    ことを特徴とする請求項5記載の刃物研磨装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013535347A (ja) * 2010-08-02 2013-09-12 テノヴァ ソシエタ ペル アチオニ 自動調整可能な砥石車用保護デバイス

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