JP3136628B2 - 圧電サウンダ - Google Patents

圧電サウンダ

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JP3136628B2
JP3136628B2 JP03058454A JP5845491A JP3136628B2 JP 3136628 B2 JP3136628 B2 JP 3136628B2 JP 03058454 A JP03058454 A JP 03058454A JP 5845491 A JP5845491 A JP 5845491A JP 3136628 B2 JP3136628 B2 JP 3136628B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電振動板をケース内
に収納し、電気入力を音響出力に変換し得る圧電サウン
ダに関するもので、各種家庭用電子機器,時計,玩具な
どの報知音用、各種OA機器,電卓,カメラなどの確認
音用、さらにはガス漏れ警報器,煙感知器,自動車用電
装品などの警報音用などに使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の圧電サウンダは図4に示
すように、ケース1内に圧電セラミック板2を金属板3
に接着してなる圧電振動板4の外周をそのケース1の内
周に接着して収納し、一方ケース1の側壁の2箇所に形
成された端子挿入孔5に端子6をそれぞれ圧入し、その
各端子6の接続部6aをそれぞれ上記圧電振動板4に半
田(または導電性接着剤)7により接続していた。ここ
で、上記端子6は図5に示すような形状をしており、長
手方向に沿った凸部6bを有すると共に上端部に抜け止
め用折曲部6cが設けられ、かつ一側辺より上記接続部
6aが突出形成されており、さらに下端部は各種電子機
器の回路基板の取付孔などに挿入され半田付けされる端
末部6dとなっている。そして、上記端子6は上述した
ように上記ケース1の端子挿入孔5に挿入され、図6に
示すように長手方向に沿った凸部6bでもってその端子
挿入孔5に圧入保持されると共に抜け止め用折曲部6c
により抜け止めがなされている。また、図1において8
はケース1の天面に形成された放音孔である。
【0003】この圧電サウンダは、端子6の端末部6d
を通じて圧電振動板4に正,負電圧を印加し、たわみ振
動を発生させて音響効果を得るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の圧
電サウンダにおいては、ケースの端子挿入孔と端子との
間の圧入構造から、次のような問題点を有していた。
【0005】(1)端子は長手方向に沿った凸部を有す
る形状でもってケースの端子挿入孔に圧入されているだ
けのため、端子とケースの圧入代のバラツキによる圧入
力のバラツキが大きく、端子圧入時にガタが発生した
り、あるいはケースの欠け,割れや端子の変形が生じ易
い欠点があった。
【0006】(2)適正な圧入力を得るためには、ケー
スと端子の圧入部に高い加工精度を必要とし、生産性に
劣る欠点があった。
【0007】(3)上記で述べたように、ケースと端子
の圧入部にはガタ,欠け,割れ,変形が生じ易く、この
ため振動,衝撃や高湿などに対する信頼性に劣る欠点が
あった。特に、ケースと端子の圧入部にガタが発生した
場合、電子機器へ端子端末を固定した実装状態におい
て、端子端末に加わる応力および振動,衝撃などによる
応力が圧電振動板と端子の接続部分に伝達され、適正な
圧電振動板の振動を抑制し、音響特性を損なう欠点があ
った。
【0008】本発明は上記のような問題点を解決すべく
なされたもので、ケースと端子の圧入構造を確実なもの
とし、かつ生産性を向上させることのできる圧電サウン
ダを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明の圧電サウンダは、一方の面に長手方向に沿
った凸部を有すると共に他面側に上記凸部をはさみ、
の凸部の突き出し方向と反対方向に切断することなく突
き出した一対の突き出し部を設けてなる薄厚の金属板か
ら構成された複数個の端子と、天面に放音孔を有すると
共に側壁に複数個の端子挿入孔が形成された下面が開口
している断面コの字状のケースと、圧電振動板とより構
成され、上記ケース内に上記圧電振動板を装着し、上記
各端子の凸部と一対の突き出し部の総厚みをそれを挿入
される上記端子挿入孔の孔幅より若干大きく形成し、上
記各端子を上記各端子孔にそれぞれ挿入して上記各端子
の凸部と一対の突き出し部を圧入保持すると共にその各
端子を上記圧電振動板に電気的機械的に接続してなるも
のである。
【0010】
【作用】この構成によれば、長手方向に沿った凸部と他
面側にその凸部をはさむように、この凸部の突き出し方
向と反対方向に切断することなく突き出した一対の突き
出し部とを有する端子を用いたことにより、端子加工が
容易でその弾性効果によりケースと端子の圧入代の許容
範囲が大きくなり、ケースと端子の生産性が向上するこ
とになる。また、上記弾性効果によってケースと端子の
圧入部のガタが防止できると共に圧入時のケースの欠
け、割れや、端子の変形を防止できることになる。そし
て、振動や衝撃による応力が端子端末に加わっても、そ
の端子厚み方向の圧入保持力が低下することがなく、こ
の応力が圧電振動板に伝達して圧電振動板の振動を抑制
することがないので高信頼性を実現できると共に優れた
音響特性を得ることができる。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1は本発明にかかる圧電サウンダ
の一実施例を示す断面図、図2は同要部断面図、図3は
同圧電サウンダを構成する端子の拡大斜視図である。
【0012】図1〜図3において、11は樹脂成形など
により形成された下面が開口している断面コ字状のケー
スであり、その天面には放音孔12が形成されていると
共に側壁の2箇所には端子挿入孔13が形成されてい
る。14は圧電セラミック板15と金属板16とを接着
してなる圧電振動板であり、この圧電振動板14はケー
ス11内にその外周が接着されて装着されている。
【0013】17は図3に示すように、一方の面に長手
方向に沿った凸部17aを有すると共に他面側の適宜の
箇所には上記凸部17aをはさむように一対の突き出し
部17bを設けてなる薄厚の金属板をプレス加工して形
成された端子である。また、端子17には一側辺に上記
圧電振動板14と電気的機械的に接続される接続部17
cが突出形成され、上端部には抜け止め用折曲部17d
が設けられていると共にその反対側は各種電子機器の回
路基板の取付孔に挿入され半田付けなどで接続される端
末部17eとなっている。
【0014】この端子17は2個あり、上記ケース11
の端子挿入孔13にそれぞれ圧入保持されるが、上記凸
部17aと一対の突き出し部17bの総厚みが図2に示
す端子挿入孔13の孔幅Aより若干大きく形成され、端
子17のケース11に形成された端子挿入孔13への圧
入保持を可能としている。そして、ケース11の端子挿
入孔13に圧入保持された端子17は折曲部17dによ
り抜け止めが図られ、接続部17cが折り曲げられて上
記圧電振動板14と半田(または導電性接着剤)18に
より電気的機械的に接続されている。
【0015】この構成では、一対の突き出し部17bを
支持部とし、凸部17aに集中荷重が加えられる2点支
持はりがケース11と端子17の圧入部に形成され、端
子17を薄厚の金属板で形成することにより十分弾性を
持った圧入構造が実現できる。
【0016】
【発明の効果】以上のように構成された本発明の圧電サ
ウンダによれば、次の通りの効果が得られる。
【0017】(1)端子として長手方向に沿った凸部と
他面側にその凸部をはさむように設けられた一対の突き
出し部を有する金属板を用い、その総厚みをケースの端
子挿入孔の孔幅より若干大きい構成としているため、端
子の持つ弾性効果によりケースと端子の圧入代の許容範
囲が大きくなり、ケースと端子の生産性が向上する。
【0018】(2)上記弾性効果により、ケースと端子
の圧入部のガタが防止できると共に圧入時のケースの欠
け,割れや、端子の変形などを防止できる。
【0019】(3)ケースに端子を確実に圧入保持でき
るため、振動,衝撃や加湿などにも十分に耐え得る構成
となり、高信頼性が実現でき、また圧電振動板の適正な
振動を抑制することがなく、優れた音響特性を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる圧電サウンダの一実施例を示す
断面図
【図2】同要部断面図
【図3】同圧電サウンダを構成する端子の下方より見た
拡大斜視図
【図4】従来例における圧電サウンダの断面図
【図5】同圧電サウンダを構成する端子の下方より見た
拡大斜視図
【図6】同圧電サウンダの要部断面図
【符号の説明】
11 ケース 12 放音孔 13 端子挿入孔 14 圧電振動板 15 圧電セラミック板 16 金属板 17 端子 17a 凸部 17b 突き出し部 17c 接続部 17d 抜け止め用折曲部 17e 端末部 18 半田(または導電性接着剤)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の面に長手方向に沿った凸部を有す
    ると共に他面側に上記凸部をはさみ、この凸部の突き出
    し方向と反対方向に切断することなく突き出した一対の
    突き出し部を設けてなる薄厚の金属板から構成された複
    数個の端子と、天面に放音孔を有すると共に側壁に複数
    個の挿入孔が形成された下面が開口している断面コの字
    状のケースと、圧電振動板とより構成され、上記ケース
    内に上記圧電振動板を装着し、上記各端子の凸部と一対
    の突き出し部の総厚みをそれを挿入される上記端子挿入
    孔の孔幅より若干大きく形成し、上記各端子を上記各端
    子挿入孔にそれぞれ挿入して上記各端子の凸部と一対の
    突き出し部を圧入保持すると共にその各端子を上記圧電
    振動板に電気的機械的に接続してなる圧電サウンダ。
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