JP3136423U - 害虫捕獲器 - Google Patents

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Abstract

【課題】害虫が効率よく捕獲でき、運転時の消費電力も少ない害虫捕獲器を提供する。
【解決手段】光源2に誘引された害虫を、筐体1a内の空気とともに筒状ケース7bに取り付けられた捕獲袋10内に吸引する吸引手段4と、捕虫袋を通過した空気流を、吸引手段の送風力により筐体の内面に沿って循環させる空気循環手段12と、光源及び吸引手段をオン、オフするスイッチ手段8と、筒状ケースの開口部に設けられ、かつ吸引手段がオンのときに開放され、オフのときに閉鎖されるシャッタ手段7とから構成したもので、光源に誘引された害虫を吸引手段により効率よく捕獲することができる上、吸引手段の送風力のみで空気を循環させるため、運転時の消費電力も少なくできる。
【選択図】図2

Description

本考案は光源に害虫を誘引して、吸引手段により効率よく捕獲する害虫捕獲器に関する。
蝿や蚊、蛾、羽アリ等の害虫は不快害虫として嫌われており、これら害虫が例えば食品加工所や飲食店、工場、量販店、コンビニ等の施設に侵入すると不衛生なばかりか、製品等に混入した場合、返品や不良品の原因となると共に、食品加工所等の場合は、たとえ1個の製品に害虫が混入しても、同じロットで生産した製品の全てを回収する事態が生じ、経済的に大きな損失となる問題がある。
このためこれらの施設では、建屋を密閉して外部から屋内へ害虫が侵入するのを防止する等の対策を講じているが、光に集まる習性のある害虫の場合、建屋を密閉構造にしても、僅かな隙間から光に誘引されて屋内へ侵入することがあり、また建屋へ人が出入りする際、人に付着して屋内へ侵入することがよくある。
また屋内に一旦侵入した害虫は、殺虫剤等を使用して駆除することになるが、食品加工場や飲食店、コンビニ等のように主に食品を扱う施設では、殺虫剤を使用して害虫を駆除することはできない問題がある。
一方光源に害虫を誘引し、ファンのような吸引手段で吸引して捕獲する害虫捕獲器が例えば特許文献1や特許文献2等で提案されている。
前記特許文献1に記載の捕虫機能付照明装置は、建屋の外に設置した外灯や玄関灯、庭園灯等の光源に集まる害虫を回転ファンで捕集袋内へ吸引して、害虫を捕獲するようにしたもので、屋外照明器具としての機能を損なうことなく、光に集まる害虫を捕獲できる等の効果を有している。
また前記特許文献2に記載の吸引式捕虫機は、誘引ランプで誘引した害虫を、吸引装置により吸引して捕虫用金網内にセットした捕虫ネット内に捕獲するようにしたもので、誘引した害虫を吸引装置を介して捕虫ネットに吸引しやすくするため、吸引装置より吐出された空気をコンプレッサにより送風して、強制的に捕虫ネットへ導くよう空気を循環利用する構成となっている。
特開2001−155509号公報 特開平11−127752号公報
しかし前記特許文献1に記載の捕虫機能付照明器具や、前記特許文献2に記載の吸引式捕虫機では、次のような問題がある。
すなわち前記特許文献1に記載の捕虫機能付照明器具では、回転ファンにより捕集袋内に吸引した害虫が捕集袋内にある程度溜ったら、回転ファンを停止した後ケーシングより捕集袋を取り外して廃棄等の処理を行うが、害虫が捕獲された捕集袋内を通過した空気を排気口よりケーシングの外へ排出する構造となっている。
このため前記特許文献1のように屋外へ設置した照明器具の場合は、捕集袋内を通過した空気を排気口よりケーシングの外へ排出しても問題は少ないが、害虫が捕獲された捕集袋内を通過した空気には害虫に寄生したダニや雑菌が含まれていたり、蛾等の害虫が含まれていると、剥がれ落ちた鱗粉等が空気中に混入していたりするため、主に食品を取り扱う施設には採用できなかったり、アレルギー等の持病がある利用者には敬遠される等の問題がある。
一方前記特許文献2に記載の吸引式捕虫機では、吸引装置より吐出された空気をさらにコンプレッサにより送風して、強制的に捕虫ネットへ循環させるようにしたことから、捕虫ネットを通過した空気がケース外へ排出されることがないため前記引用文献1のような問題は生じないが、吸引装置と別にコンプレッサを設けた複雑な構造のためコスト高となると共に、吸引装置とコンプレッサにそれぞれ動力源を必要とすることから、長時間運転した場合に電気代が嵩むため不経済である等の問題もある。
本考案はかかる問題を改善するためになされたもので、害虫が効率よく捕獲でき、しかも運転時の消費電力も少ない害虫捕獲器を簡単な構成で安価に提供することを目的とするものである。
本考案の害虫捕獲器は、開口部及びその近傍に害虫を誘引する光源が設けられた筐体と、筐体の内部に設置された筒状ケースと、筒状ケースの一端側に設置され、かつ光源に誘引された害虫を筐体内の空気とともに筒状ケース内に吸引する吸引手段と、筒状ケースの他端側に着脱自在に取り付けられ、かつ吸引手段より排出された空気中より害虫を捕獲する通気性を有する捕虫袋と、捕虫袋を通過した空気流を、吸引手段の送風力により筐体の内面に沿って循環させる空気循環手段と、光源及び吸引手段をオン、オフするスイッチ手段と、筒状ケースの一端側開口部に設けられ、かつ吸引手段がオンのときに開放され、オフのときに閉鎖されるシャッタ手段とから構成したものである。
前記構成により、吸引手段により空気とともに吸引された害虫は、筒状ケース内を通って捕虫袋内へと排出されて捕獲されるため、光源に誘引された害虫を効率よく捕獲することができると共に、捕集袋内を通過した空気中に害虫に寄生したダニや雑菌が含まれていたり、蛾等の害虫から剥がれ落ちた鱗粉等が混入していても、捕虫袋内を通過した空気が筐体外へ排出されることがないため、主に食品を取り扱う施設に採用することができる上、アレルギー等の持病がある利用者であっても安心して使用することができる。
また吸引手段の送風力のみで空気を循環させることができるため、コンプレッサを使用して空気を循環させる従来のものに比べて構造を簡素化でき、これによって害虫捕獲器を安価に提供することができる上、消費電力も少なくできるため、長時間運転した場合でも電気代が嵩むことがなく経済である。
さらに捕獲された害虫を廃棄処理する場合は、光吸引手段をオフにすることにより、いままで開放状態にあったシャッタにより筒状ケースの上面開口が閉鎖されるため、吸引手段が吸引力を失っても吸引手段側へ害虫が逃げ出すのをシャッタにより阻止することができ、これによって捕虫袋内に捕獲した害虫うち生存している害虫がいても、捕虫袋内より逃げ出すのを確実に防止することができる。
本考案の害虫捕獲器は、空気循環手段を、捕虫袋を通過した空気を筐体の後面板に沿って形成された循環路の空気流入口側へガイドする第1及び第2ガイド板と、循環路の空気排出口より排出された空気流を吸引手段方向へガイドする第3ガイド板と傾斜面及び第4ガイド板とから構成したものである。
前記構成により、吸引手段の送風力のみで空気を効率よく循環することができる上、筐体の開口部より空気が排出されることがないため、害虫が光源に誘引されるのを阻害することがない。
本考案の害虫捕獲器は、スイッチ手段により光源及び吸引手段を同時にオン、オフできるようになし、またスイッチ手段により光源及び吸引手段をオンしたときにシャッタ手段が開放され、光源及び吸引手段をオフにしたときにシャッタ手段が閉鎖されるように光源及び吸引手段のオン、オフとシャッタ手段の開閉を連動させたものである。
前記構成により、スイッチ手段のオン、オフ操作のみで光源や吸引手段のオン、オフ及びシャッタの開閉操作が行えるため操作性が大変よいと共に、スイッチ手段をオフにすることによりシャッタが自動的に閉鎖されるため、シャッタを開放したまま捕虫袋を交換する等のミスを未然に防止することができる。
本考案の害虫捕獲器は、筐体を縦方向または横方向に選択的に設置可能としたものである。
前記構成により、本体を取り付ける場所に十分なスペースがない場合でも筐体の設置方向が選択できるため、設置作業が容易に行える。
本考案の害虫捕獲器によれば、捕集袋内を通過した空気中に害虫に寄生したダニや雑菌が含まれていたり、蛾等の害虫から剥がれ落ちた鱗粉等が混入していても、捕虫袋内を通過した空気が筐体外へ排出されることがないため、主に食品を取り扱う施設に採用することができる上、アレルギー等の持病がある利用者であっても安心して使用することができる。
また吸引手段の送風力のみで空気を循環させることができるため、コンプレッサを使用して空気を循環させる従来のものに比べて構造を簡素化でき、これによって害虫捕獲器を安価に提供することができる上、消費電力も少なくできるため、長時間運転した場合でも電気代が嵩むことがなく経済である。
本考案の実施の形態を、図面を参照して詳述する。
図1は害虫捕獲器の正面図、図2は図1のA−A線に沿う断面図、図3は図2のB−B線に沿う断面図、図4は一部切欠斜視図、図5は運転時の作用説明図、図6は停止時の一部切欠斜視図、図7は筐体を横方向に取り付けて使用した状態の正面図である。
図1に示す害虫捕獲器の本体1は、縦方向に細長い長方体状の筺体1aを有しており、筺体1aの上面は、後部側のほぼ3分の2が平坦面1bに、そして前部が順次手前側に低く傾斜する傾斜面1cとなっている。
筺体1aの前面には、上部側に大きな角型の開口部1dが開口され、下側にはこれよりやや小さい角型の捕虫袋交換口1eが開口されていて、上側の開口部1dより見える位置に光源2が設置されており、開口部1dには、光源2を破損したり、筐体1a内に異物が侵入するのを防止するため、複数本の金属パイプよりなる格子14が縦方向に着脱自在に設けられている。
光源2は、害虫が好む波長、例えば300〜400nmに光波長成分のピークを持つ誘引光を放射する例えば2本の蛍光灯からなり、筐体1a内側に設けられた後述する空気循環手段12の隔壁12aの前面に縦方向に取り付けられており、長期間点灯したため誘引効果が低下したり、光源としての寿命に達した場合は、開口部1dに設けられた格子14を外すことにより簡単に交換できるようになっている。
筺体1a内のほぼ中間部には、光源2の下方を覆うようにしてホッパ3が形成されている。
ホッパ3は図3に示すように、筺体1aの両側がわが高く、中央部側が傾く傾斜する傾斜面3aと、中央部に形成された平坦面3bとからなり、平坦面3bの中央に吸引手段4のケーシング4aの内径とほぼ等しい円孔よりなる吸込み口3cが開口されており、ホッパ3の各傾斜面3aの上方には、一対の整流板3dがほぼ逆ハ字形に設けられている。
整流板3dは、図3に示すように傾斜面3aより傾斜角度が大きくなっていて、傾斜面3aの高位置側と整流板3dの上端側との間隔が広く、かつ傾斜面3aの低位置側、すなわち吸入手段4側と整流板3dの下端側の間隔が狭くなるように両者間の間隔が設定されており、これによって吸引手段4の吸引開始とともに、筐体1aの開口部1dより吸入された空気の流れを整流して、光源2の下部周辺の空気をほぼ均一に吸引できるようになっている。
吸引手段4は電動ファンより構成されていて、図2及び図3に示すように筒状のケーシング4aを有しており、このケーシング4aの上部がホッパ3の平坦面3bの下面にビス等の固着具5で固着されている。
ケーシング4aの上面には、吸込み口3cより指などが入らないよう吸込み口3c全面に保護網6が取り付けられており、ケーシング4aの中心部には、電動モータ4bが設置されていて、ケーシング4aの内周と電動モータ4bの外周面との間に、電動モータ4bにより回転されるファン4cが設けられている。
またケーシング4aの下端側に、シャッタ手段7が接続されている。
シャッタ手段7は、上端部に支持板7aが形成された筒状ケース7bを有していて、筒状ケース7bの支持板7aがケーシング4aを平坦面3bの下面に固着している固着具5によりケーシング4aの下面に共締めされており、筒状ケース7b内に円板状のシャッタ7cが設けられている。
シャッタ7cは、筒状ケース7bの内径より僅かに小さい外径を有していて、下面に半径方向に離間するよう一対のブラケット7dが突設されており、各ブラケット7dには、シャッタ7cの中心を通るように回転軸7eが水平方向に貫通されている。
回転軸7eは、ブラケット7dに螺挿された止ねじ7fによりシャッタ7cに固定されていて、回転軸7eとシャッタ7cが一体に回動するようになっている。
回転軸7eの両端側は、筒状ケース7bに穿設された軸孔7jに回転自在に支承されており、軸孔7jより筒状ケース7bの外側へ突出された回転軸7eには、筒状の抜け止め7gが固着されていて、軸孔より回転軸7eが抜け出さないようになってる。
筒状ケース7bの内周面には、シャッタ7cが回転軸7eを中心に水平位置に回動されて、筒状ケース7b内を全閉した状態になったときにシャッタ7cに当接して、それ以上シャッタ7cが回動するのを阻止するストッパ7hが図2に示すように突設されており、筒状ケース7bの外側に突出された回転軸7eの一方の端部は、筺体1aの内側面に設置されたスイッチ手段8のスイッチ板8a上部に回動自在に支承されている。
スイッチ手段8は、光源2の点滅と、これに連動させて吸引手段4のオン、オフを行うもので、引き紐8bを下方へ引っ張ることによりオン、オフ動作するスイッチ8cがスイッチ板8aの下部側に取り付けられている。
スイッチ8cには、先端部に摘み8dが設けられた引き紐8bを引っ張ってスイッチ8cをオンにすると下降し、オフにすると上昇する作動片8eが上方に向けて突出されていて、この作動片8eの先端にワイヤ8fの一端が結着されている。
ワイヤ8fの他端側は、回転軸7eの端部に固着されたプーリ8gを迂回された後コイルばねよりなる引張りばね8hの一端に結着され、引張りばね8hの他端はビス8iによりスイッチ板8aに係止されている。
一方シャッタ手段7の筒状ケース7bの下端は、空気循環手段12を構成する隔壁12aの下端付近に達していて、下端側の外周面に環状の係止突条7kが突設されており、筒状ケース7bの下端側外周に捕虫袋10の開口部を取り付けた状態で、係止手段10aにより開口部を図2中の拡大図で示すように係止突条7kに係止することにより、捕虫袋10の内側から風圧を受けても捕虫袋10がずり落ちないようになっている。
捕虫袋10は、吸引手段4が吸い込んだ害虫を捕獲するもので、小さな害虫が通り抜けられないよう目の細かい網体や不織布等の通気性を有する素材により袋状に形成されており、開口部の径は、筒状ケース7bの外径よりやや大きくなっていて、筒状ケース7bの下端に容易に取り付けられるようになっており、開口部には予めゴム等の係止手段10aが設けられ、胴部には、紐状物10bが円周方向に挿通されていて、捕虫袋10を廃棄処理する際この紐状物12cを締め付けることにより、捕虫袋10内に捕獲された害虫が捕虫袋10より漏れ出すのを防止できるようになっている。
空気循環手段12は、吸引手段4より排出され、かつ捕虫袋10を通過して筐体1aの底部に達した空気を筐体1aの上部へと循環させるもので、光源2が取り付けられた隔壁12aを有している。
隔壁12aは図3に示すように、筐体1aの後面板1fの前方にこれと平行するように設けられていて、後面板1fと隔壁12aとの間に、筐体1a底部の空気を筐体1aの上部へ循環させる循環路12bが形成されている。
隔壁12aの下端はシャッタ手段7を構成する筒状ケース7bの下端とほぼ同じ高さとなっていて、隔壁12aの下端部に循環路12bの空気流入口12cが開口されている。
隔壁12aの上端は、光源2の上端とほぼ同じ高さとなっていて、隔壁12aの上端部と筐体1a上面の平坦面1bとの間に空気排出口12dが開口されており、筐体1aの平坦面1bと後面板1fとの隅角部には、空気排出口12dより排出される空気を傾斜面1c側へガイドする第1ガイド板12eが設けられている。
また筐体1aに開口された開口部1cの上部内側には、第1ガイド板12eにより前方へガイドされた空気を光源2側へ反射して、空気が開口部1cより排出されるのを防止する第2ガイド板12fが筐体1aのほぼ幅一杯に設けられており、筐体1aの底部には、捕虫袋10を通過した空気を循環路12bの下方へガイドする第3ガイド板12gと、第3ガイド板12gによりガイドされた空気をさらに循環路12bの空気流入口12c側へガイドする第4ガイド板12hが設けられている。
さらに筐体1aの前面に開口された捕虫袋交換口1dには、捕虫袋10を脱着する際開閉する扉13が設けられている。
扉13は一端側がヒンジ13aにより筐体1aの前面に枢着されていて、扉13の他端側に設けられた把手13bを手前へ引くことにより、ヒンジ13aを中心に扉13が開閉できるようになっており、扉13の開放側と筐体1aの内側には、扉13を閉位置にロックするキャッチ15が設けられている。
次に前記害虫捕獲器の作用を説明すると、害虫捕獲器の設置場所としては、一般家庭の室内や食品加工場や工場、飲食店、コンビニ等、食品や製品に害虫が混入しては困る場所、人に不快感を与えては困る場所等が適しているが、設置する場所に特に制限はなく、屋外やビニールハウス等の施設に設置しても勿論よい。
害虫捕獲器を屋内に設置するに当たっては、天井に設置された照明器具に集まる害虫が効率よく捕獲できるように、本体1の上部に設けた光源2が天井付近となるように筐体1aを壁面に当接させて、図示しない固着具により本体1を壁面に取り付ける。
本体1の取付が完了したら、筐体1a前面の扉13を開放して、予め用意した捕虫袋10の開口部を筒状ケース7bの下端側外周に嵌装し、開口部をゴム等の係止手段10aで筒状ケース7bの外周面に突設された係止突条7kに係止することにより、風圧が捕虫袋10の内側から下方向へ作用しても捕虫袋10がずれ落ちるのを防止することができる。
捕虫袋の取付が完了したら、扉13を開放した状態でスイッチ手段8の引き紐8bを下方へ引くと、スイッチ8cがオンとなって光源2が点灯されると同時に吸引手段4の電動モータ4bが回転を開始する。
また引き紐8bを下方に引くことによってスイッチ8cの作動片8eが下降されるため、作動片8eに結着されたワイヤ8fが下方へ引かれて、ワイヤ8fの捲装されたプーリ8gが回転し、これによって回転軸7eが回動されるため、いままで閉鎖状態にあったシャッタ7cが図4に示すようにほぼ90度回動されて、筒状ケース7bの上面開口を開放するので、この状態で扉13を閉鎖して使用に供する。
一方電動モータ4bによりファン4cが回転されることにより筐体1a内には、空気循環手段12により吸引手段4の送風力のみで図5に示すような空気の循環流が形成される。
すなわち、吸引手段4より排出された筐体1a内の空気は、捕虫袋10を通過した後筐体1a底部に設けられた第3ガイド板12gの傾斜面により矢印(イ)方向へガイドされ、第4ガイド板12hに当って第4ガイド板12hにより循環路12aの空気流入口12c方向(矢印ロ方向)ガイドされる。
その後矢印(ハ)に示すように循環路12c内を通って筐体1aの上部に達し、空気排出口12dより排出される際に第1ガイド板12eにより矢印(ニ)方向へガイドされて、筐体1a上面に形成された傾斜面1cの内面に達する。
筐体1a上面の傾斜面1cは予め前下がりに傾斜されている上、筐体1aの前面に開口された開口部1dの上部内側には第2ガイド板12fが設けられているため、筐体1aの上部に達した空気は傾斜面1cと第2ガイド板12fのガイド作用により、光源2と開口部1dの間を下方向へ向かう矢印(ホ)方向の流れに変換される。
これによって吸引手段4の運転中は、矢印(イ)、矢印(ロ)、矢印(ハ)、矢印(ニ)、矢印(ホ)方向の空気の循環流が筐体の1aの内面に沿って常時発生する。
また害虫が好む波長の誘引光を発生する蛍光灯を使用した光源2が点灯されることにより、屋内に設置された照明器具に誘引されて屋内へ侵入した害虫が光源2へと誘引されて、開口部1dより光源2付近に達すると、光源2と開口部1dの間を下方向へ向かう矢印(ホ)方向の空気流によって吸引手段4に吸引される。
吸引手段4に吸引される空気流は、筐体1aの上部に設けられた傾斜面3aと、その上方に設けられた整流板3cの整流作用によりさらに増速されて吸引手段4へと吸入されるため、光源2の下部周辺の空気がほぼ均一に吸引手段4に吸引されるようになる。
そして吸引手段4により空気とともに吸引された害虫は、筒状ケース7b内を通って捕虫袋10内へと排出され、網体や不織布等により形成された捕虫袋10に害虫のみが捕獲されると共に、捕虫袋10を通過した空気は、筐体1a底部に設けられた第3ガイド板12gの傾斜により矢印(イ)方向へガイドされ、第4ガイド板12hに当って第4ガイド板12hにより循環路12bの空気流入口12c方向(矢印ロ方向)ガイドされる。
その後矢印(ハ)に示すように循環路12c内を通って筐体1aの上部に達する循環動作を繰り返すことにより、光源2に誘引された害虫を効率よく捕獲するもので、捕集袋10内を通過した空気中に害虫に寄生したダニや雑菌が含まれていたり、蛾等の害虫から剥がれ落ちた鱗粉等が混入していても、捕虫袋10内を通過した空気が筐体1a外へ排出されることがないため、主に食品を取り扱う施設に採用することができる上、アレルギー等の持病がある利用者であっても安心して使用することができる。
一方捕虫袋10に捕獲された害虫を廃棄処理する場合は、スイッチ手段8の引き紐8bを下方へ引いてスイッチ8cをオフにすると、光源2及び吸引手段4がオフになると同時に、スイッチ8cの作動片8eが上昇することにより引張りばね8hによりワイヤ8fが引き戻されるため、ワイヤ8fが捲装されたプーリ8gにより回転軸7eが回動されて、いままで開放状態にあったシャッタ7cがストッパ7hに当接するほぼ水平位置へ回動される。
これによって図6に示すように、筒状ケース7bの上面開口がシャッタ7cにより閉鎖されるため、捕虫袋10に捕獲された害虫の一部が生存していても、オフによって吸引を停止した吸引手段4側へ害虫が逃げ出すのをシャッタ7bが阻止するため、捕虫袋10内に捕獲した害虫うち生存している害虫が捕虫袋10より逃げ出すのを確実に防止することができる。
光源10が消灯し吸引手段4が停止したら、筐体1a前面の扉13を開放した後捕虫袋10の開口部を手で絞りながら筒状ケース7bより捕虫袋10を取り外した後、捕虫袋10を振って害虫を捕獲袋10の底部側に寄せ、この状態で捕虫袋10の胴部に挿通された紐状物10bを締め付けることにより、捕虫袋10の胴部を閉じた状態で廃棄することができるため、捕獲した害虫を逃がすことなく捕虫袋10ごと廃棄処理することができる。
以上は害虫捕獲器の筐体1aを縦方向に壁面に取り付けて使用した場合であるが、図7に示すように筐体1aを横方向に壁面に取り付けて使用するようにしてもよい。
筐体1aを横方向に取り付けた場合も害虫捕獲時の作用は、筐体1aを縦方向に取り付けた場合と同様なのでその説明は省略するが、本体1を取り付ける場所に十分なスペースがない場合に設置方向が選択できるため、設置作業が容易に行える。
本考案の実施の形態になる害虫捕獲器の正面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 図2のB−B線に沿う断面図である。 本考案の実施の形態になる害虫捕獲器の一部切欠斜視図である。 本考案の実施の形態になる害虫捕獲器の運転時の作用説明図である。 本考案の実施の形態になる害虫捕獲器の停止時の一部切欠斜視図である。 本考案の実施の形態になる害虫捕獲器を横方向に取り付けて使用した状態の正面図である。
符号の説明
1 本体
1a 筐体
1c 傾斜面
1d 開口部
1f 後面板
2 光源
4 吸引手段
7 シャッタ手段
7b 筒状ケース
7c シャッタ
8 スイッチ手段
10 捕虫袋
12 空気循環手段
12b 循環路
12c 空気流入口
12d 空気排出口
12e 第1ガイド板
12f 第2ガイド板
12g 第3ガイド板
12h 第4ガイド板

Claims (4)

  1. 開口部及びその近傍に害虫を誘引する光源が設けられた筐体と、前記筐体の内部に設置された筒状ケースと、前記筒状ケースの一端側に設置され、かつ前記光源に誘引された害虫を前記筐体内の空気とともに前記筒状ケース内に吸引する吸引手段と、前記筒状ケースの他端側に着脱自在に取り付けられ、かつ前記吸引手段より排出された空気中より害虫を捕獲する通気性を有する捕虫袋と、前記捕虫袋を通過した空気流を、前記吸引手段の送風力により前記筐体の内面に沿って循環させる空気循環手段と、前記光源及び吸引手段をオン、オフするスイッチ手段と、前記筒状ケースの一端側開口部に設けられ、かつ前記吸引手段がオンのときに開放され、オフのときに閉鎖されるシャッタ手段とを具備したことを特徴とする害虫捕獲器。
  2. 前記空気循環手段を、前記捕虫袋を通過した空気を前記筐体の後面板に沿って形成された循環路の空気流入口側へガイドする第1及び第2ガイド板と、前記循環路の空気排出口より排出された空気流を前記吸引手段方向へガイドする第3ガイド板と傾斜面及び第4ガイド板とから構成してなる請求項1に記載の害虫捕獲器。
  3. 前記スイッチ手段により前記光源及び前記吸引手段を同時にオン、オフできるようになし、また前記スイッチ手段により前記光源及び前記吸引手段をオンしたときに前記シャッタ手段が開放され、前記光源及び前記吸引手段をオフにしたときに前記シャッタ手段が閉鎖されるように前記光源及び前記吸引手段のオン、オフと前記シャッタ手段の開閉を連動させてなる請求項1または2に記載の害虫捕獲器。
  4. 前記筐体を縦方向または横方向に選択的に設置可能としてなる請求項1ないし3の何れかに記載の害虫捕獲器。
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