JP3134554U - ユニットハウス用コンクリート床構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】床表面のレベルが正確で均一なユニットハウス用コンクリート床構造の提供を目的とする。
【解決手段】鋼製枠状の床フレーム3を設け、該床フレーム3内に複数本の根太7を設置する。該根太7上に該根太7上にワイヤーメッシュ10を設置する。床フレーム3の上面に一体型枠11を立設する。根太7の上面から一体型枠11の上面位置までコンクリートが打設されたコンクリート床Qを設ける。このコンクリート床Qの表面Q1は、平滑な鋼製定盤12上に一体型枠11を伏せた状態で床フレーム3の根太7がわからコンクリートを打設して形成した面を、コンクリート硬化後、鋼製定盤12を外した一体型枠11ごと上面に向けて設置した面で構成する。床フレーム3を構成する鋼製の長梁5と短梁6との上面に、任意高さの鋼材を溶接して一体型枠11を設ける。
【選択図】図2

Description

本考案は、ユニットハウスでの使用に好適なユニットハウス用コンクリート床構造に係り、床表面のレベルが正確で均一なユニットハウス用コンクリート床構造に関する。
ユニットハウスとは、図6に示す如く、一定モジュールの鉄骨ラーメン構造の直方体ハウスであり、組み合わせにより大小さまざまな空間を創りだす建築物である。構造体としては、屋根フレーム1、柱2、床フレーム3とから構成されている。大半が現場で施工されていた建築物を、ユニットハウスPは、大半を機械的に工場で生産を行うことにより現場での工期が大幅に短縮されるものである。その用途としては、建設現場の仮設事務所をはじめ、倉庫、仮設宿舎、また業務用店舗など本建築物としても使用されている。
通常、ユニットハウスPの床仕様としては、ベニア合板4が使用されているがベニア合板では、居住性、歩行感、質感、遮音性、耐水性など問題点があり、床のコンクリート仕様の要望が増えてきている。コンクリート仕様の床フレーム3は、従来、図7に示すとおり、鋼製の長梁5と短梁6からなる枠状の床フレーム3に、所定間隔で配された根太7と呼ばれる鋼製部材で構成される。
当出願人は、このようなコンクリート仕様の床フレームを使用した折畳みユニットハウスを特許文献1に提案している。このユニットハウスで使用するコンクリート床構造を成形する場合、根太7上面に、デッキプレート8等の床受け型枠を設置し、更に組んだ鉄筋9を配置し、床受け型枠の上からコンクリートを打設してコンクリート床Qを設けたものが使用されていた(図7参照)。
通常、このコンクリート床Qを成形するには、床フレーム3の上部周囲を型枠(図示せず)で囲み、この型枠内に生コンクリートを打設する作業になっている。この場合、打設された生コンクリートは、そのままでは鉄筋の隙間から全体に均一に行き渡らない。そこで、生コンクリートに振動を与えると生コンクリートが流動化しやすいという性質を利用して、縦型棒状バイブレーターを作業員が生コンクリートに当てがい、振動を与え鉄筋の隙間に均一に行き渡るようにしている。
実用新案登録第3058646号公報
特許文献1で使用するコンクリート床の製造工程において、散布された生コンクリートが床表面で均一になるように均す作業には、左官とよばれる作業員が中腰になって、定規と呼ばれる長い道具を用いて生コンクリートの表面を前後左右または回転させながら均していき、コンクリート硬化後、型枠を取り外すものである。現状は特殊な技能を持つ左官工と呼ばれる熟練作業員が床コンクリートを仕上げている。その均し作業には多工程にわたる作業が必要になってくるだけでなく、作業員の熟練度合いにも品質が左右される。また、床フレームの内部に鉄筋9等が敷設されており、複数の作業員がこれらの鉄筋9の上を歩行することになるので鉄筋9の乱れによる床構造の品質の低下が避けられなかった。
そこで、本考案は上述の架台を解決すべく案出されたもので、床表面のレベルが正確で均一な上、製造も容易なユニットハウス用コンクリート床構造の提供を目的とするものである。
本考案の第1の手段は、鋼製枠状の床フレーム3と、該床フレーム3内に設置された複数本の根太7と、該根太7上に設置されたワイヤーメッシュ10と、床フレーム3の上面に立設された一体型枠11と、根太7の上面から一体型枠11の上面位置までコンクリートが打設されたコンクリート床Qとからなるコンクリート床構造であって、コンクリート床Qの表面Q1は、平滑な鋼製定盤12上に一体型枠11を伏せた状態で床フレーム3の根太7がわからコンクリートを打設して形成した面を、コンクリート硬化後、鋼製定盤12を外した一体型枠11ごと上面に向けて設置された面としたことにある。
第2の手段の前記一体型枠11は、前記床フレーム3を構成する鋼製の長梁5と短梁6との上面に任意高さの鋼材を溶接して設けられている。
第3の手段の前記床フレーム3と一体型枠11とは、コンクリート打設前に溶融亜鉛メッキが処理されたものである。
第4の手段のワイヤーメッシュ10は、直行した鉄線の交点が溶接された金網で、前記根太7に固定されていることを課題解消のための手段とする。
本考案の請求項1により、コンクリート床Qの表面Q1は、平滑な鋼製定盤12上に一体型枠11を伏せた状態で床フレーム3の根太7がわからコンクリートを打設して形成した面を、コンクリート硬化後、鋼製定盤12を外した一体型枠11ごと上面に向けて設置された面であるから、表面Q1のレベルが正確で均一である。この結果、これまで人力に依存してきたユニットハウス床コンクリートの打設・均しの作業について、その労力を大幅に低減し、作業員数の減少、時間短縮、および作業員の苦渋作業からの解放を可能とし、さらにはコンクリート打設床表面の正確なレベル確保、及び平滑な床表面生成が可能となる。また、従来使用していたデッキプレート8等を用いる必要がなくなり、コンクリート床Qの構造を簡略化できるので、ユニットハウス用の床構造として使用するのに好適である。
また、請求項2により、一体型枠11は、前記床フレーム3を構成する鋼製の長梁5と短梁6との上面に任意高さの鋼材を溶接して設けられているので、床フレーム3を鋼製定盤12上に伏せた状態でコンクリートを打設しても、この一体型枠11がコンクリートの流出を防止する。しかも、コンクリート硬化後は、鋼製定盤12を外した状態で一体型枠11ごと反転させることで、均一なコンクリート床Qの表面Q1を提供することができる。したがって、コンクリート床Qの成形が合理化され、ユニットハウス用の床構造として最適な床構造を提供することができた。
請求項3により、床フレーム3と一体型枠11とは、コンクリート打設前に溶融亜鉛メッキが処理されたことで、床フレームの防錆効果を奏するものである。
請求項4のワイヤーメッシュ10が直行した鉄線の交点が溶接された金網で、前記根太7に固定されているので、コンクリート打設時に位置ずれを生じず、コンクリート硬化後に安定した強度を発揮する。
本考案の最良の形態は、鋼製枠状の床フレーム3を設け、該床フレーム3内に複数本の根太7を設置する。該根太7上にワイヤーメッシュ10を固定する。根太7の上面から床フレーム3の上面に立設された一体型枠11の上面位置までコンクリートが打設されたコンクリート床Qを設ける。このコンクリート床Qの表面Q1は、平滑な鋼製定盤12上に一体型枠11を伏せた状態で床フレーム3の根太7がわからコンクリートを打設して形成した面を、コンクリート硬化後、鋼製定盤12を外した一体型枠11ごと上面に向けて設置した面で構成する。一体型枠11は、前記床フレーム3を構成する鋼製の長梁5と短梁6との上面に任意高さの鋼材を溶接して設けられることで、当初の目的を達成するものである。
以下、添付した図面に沿ってこの考案について詳しく説明する。ユニットハウスPの床フレーム3は、周囲の長梁5、短梁6の枠状の鋼製フレームと、所定の間隔に配置された根太7と称する鋼部材で構成される(図1参照)。
床フレーム3の内部には、ワイヤーメッシュ10が配されている(図4参照)。このワイヤーメッシュ10は、溶接金網とよばれ鉄線を直行させ網状にし、交点をすべて電気抵抗溶接して格子状につくられた金網であり、根太7にアーク溶接されている。
一方、床フレーム3の上面に一体型枠11が立設されている。この一体型枠11は、床フレーム3を構成する長梁5と短梁6との上面に任意高さの鋼材がアーク溶接されたものである(図4参照)。また、床フレーム3と一体型枠11には、防錆のためコンクリート打設前に溶融亜鉛メッキ処理される。このとき、高温の溶融亜鉛メッキ処理の為、床フレーム3にそりが発生する場合がある。その場合は、鋼製定盤12に設置された床フレーム3のそりをボルトにより圧縮して強制的に水平にもどす矯正装置13を床フレーム3に付設する(図2参照)。
鋼製定盤12は、コンクリート打設時に使用するもので、平滑レベル面に設置する(図2参照)。この鋼製定盤12は振動体14を備えている。図示の振動体14は、振動モーターを設けたもので、この振動モーターが鋼製定盤12を振動させるものである。また、振動体14は、作業員が扱う縦型棒状バイブレーターであってもよい。鋼製定盤12には、床フレームが敷設する部分に予めコンクリート表面と鋼製定盤12を平滑に分離するために剥離材を塗布しておく。
コンクリートの打設前に、床フレームの床表面部を反転して鋼製定盤12に設置する(図2参照)。すなわち、鋼製定盤12の上面に一体型枠11の上面部を当てるように設置する。その後、根太7がわから生コンクリートを根太7間隔に沿ってコンクリート厚さの基準となる位置まで一定量を打設していく。コンクリート厚さは通常6cmから10cmで形成され、使用目的に応じて任意の高さに設定することができる。このとき、コンクリート打設時の表面は、使用時に床裏面部分となることから丁寧な仕上げは必要なく、根太7の間隔幅を持つ板に木製の柄を設けた略T字型の均し道具で表面を揃える程度でよいことになる。
この後は、打設された生コンクリートは、鋼製定盤12に敷設された振動モーター、あるいは縦型棒状バイブレーター等の振動体14により発生した振動を受けてワイヤーメッシュ10の隙間から下面にまでに流動し、均一にゆきわたるようになる。このとき、コンクリート床Qの表面Q1になる部分は平滑な鋼製定盤12によって水平に制限され、正確なレベルと平滑な表面Q1を得ることができる。この作業によって従来の打設・均し作業は大幅に短縮できる。
ここまでの作業が床コンクリートの打設・均し作業である。この作業が終わると一定の乾燥時間を経た後、床フレーム3を反転してコンクリート床Qの完成となる(図4参照)。また、ゴミ置きハウスなどの用途で、床表面部分を水洗いする必要性がでてくる場合はコンクリート打設前に排水口15を床フレーム3内の任意の位置に設置することだけで容易に排水口付設の床コンクリートが完成される(図5参照)。さらに、このコンクリート打設・均し作業は、図3のように鋼製定盤12をコンクリート打設ライン上に並べるだけでよく、コンクリートミキサー車16からの生コンクリート散布から打設・均しまで効率的、且つ機械的に床コンクリートを量産することができる。
尚、本考案における図示例の各構成は、本考案の一実施例に過ぎず、本考案の要旨を逸脱しない範囲において、形状、寸法等の設計変更、材質の転換及び形態の変更など、現在知られている技術範囲で自由に変更することができるものである。
本考案ユニットハウスを示す斜視図である。 本考案コンクリート床構造の打設状態を示す側断面図である。 本考案コンクリート床構造の打設状態を示す平面図である。 本考案コンクリート床構造を示す側断面図である。 本考案コンクリート床構造を示す平面図である。 従来のユニットハウスを示す斜視図である。 従来のコンクリート床構造を示す側断面図である。
符号の説明
P ユニットハウス
Q コンクリート床
Q1 表面
1 屋根フレーム
2 柱
3 床フレーム
4 ベニア合板
5 長梁
6 短梁
7 根太
8 デッキプレート
9 鉄筋
10 ワイヤーメッシュ
11 一体型枠
12 鋼製定盤
13 矯正装置
14 振動体
15 排水口
16 コンクリートミキサー車

Claims (4)

  1. 鋼製枠状の床フレームと、該床フレーム内に設置された複数本の根太と、該根太上に設置されたワイヤーメッシュと、床フレームの上面に立設された一体型枠と、根太の上面から一体型枠の上面位置までコンクリートが打設されたコンクリート床とからなるコンクリート床構造であって、コンクリート床の表面は、平滑な鋼製定盤上に一体型枠を伏せた状態で床フレームの根太がわからコンクリートを打設して形成した面を、コンクリート硬化後、鋼製定盤を外した一体型枠ごと上面に向けて設置された面であることを特徴とするユニットハウス用コンクリート床構造。
  2. 前記一体型枠は、前記床フレームを構成する鋼製の長梁と短梁との上面に任意高さの鋼材を溶接して設けられた請求項1記載のユニットハウス用コンクリート床構造。
  3. 前記床フレームと一体型枠とは、コンクリート打設前に溶融亜鉛メッキが処理されたものである請求項1記載のユニットハウス用コンクリート床構造。
  4. 前記ワイヤーメッシュは、直行した鉄線の交点が溶接された金網で、前記根太に固定されている請求項1記載のユニットハウス用コンクリート床構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015510561A (ja) * 2012-02-17 2015-04-09 リフティング ポイント プロプライエタリー リミテッドLifting Point PTY LTD 高さ調整式出荷コンテナ建造物用コンクリート床スラブを形成するための予備形成型枠

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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