JP3134144B2 - 生理量検出装置 - Google Patents

生理量検出装置

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JP3134144B2
JP3134144B2 JP06040913A JP4091394A JP3134144B2 JP 3134144 B2 JP3134144 B2 JP 3134144B2 JP 06040913 A JP06040913 A JP 06040913A JP 4091394 A JP4091394 A JP 4091394A JP 3134144 B2 JP3134144 B2 JP 3134144B2
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晴之 南谷
博一 荻野
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血中酸素飽和度等の生
理量を検出する生理量検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】生体の血中酸素飽和度を測定する方法と
してパルスオキシメトリ法が知られている。このパルス
オキシメトリ法は、ヘモグロビンの吸光特性がその酸素
飽和度によって変化することを利用して血中酸素飽和度
を測定する方法であり、パルスオキシメータセンサとし
ては一般的に透過式のセンサが使用されている。
【0003】この透過式のセンサ10は、図20に示す
ように、発光素子11と受光素子12とを有しており、
指先1や耳たぶ等の末梢部位に発光素子11と受光素子
12とが対向する状態で取り付けられる。そして、指先
等の末梢部位に光を照射した際の透過光量の変化から血
中酸素飽和度を測定する。
【0004】上記透過式のセンサ10は測定部位をクリ
ップ式に挟むことによって簡易に測定を行うことができ
るが、測定部位が光透過性の良い指先、耳タブ等の末梢
部位に限られ末梢部位の血流量が低下するような状況化
では作用しないという欠点を有しており、この欠点を解
消し、より広範な部位で測定を行えるのが図21に示す
反射式のセンサ20である。
【0005】反射式センサ20は基板21に発光素子2
2及び受光素子23が同一平面上に設けられており、額
等の生体の皮膚2にテープにより固定される。そして、
発光素子22を発光させて反射光を受光素子23で受光
し、血管の脈動による反射光量の変化をとらえることに
より血中酸素飽和度を測定する。
【0006】この反射式センサ20では皮膚2に固定す
る構成であるので、広範な部位で測定することが可能で
ある。しかし、センサ20をテープを用いて皮膚2に固
定しなければならないので、安定した状態に固定するこ
とが困難であり、従って、安定した測定が難しいという
問題があった。また、確実に固定するのが困難であり、
又、身体的拘束も大きいので、睡眠時や運動時などに長
時間に渡って測定することは困難であった。
【0007】尚、上記センサの固定に関する問題は、反
射式センサ20の固定の場合のみならず、生体の体温を
検出する体温センサ、呼吸回数を検出する呼吸センサ、
唾液pHを検出するpHセンサ等の生理量を検出する各
種のセンサにおいて共通する問題でもある。
【0008】また、種々の生理量(呼吸、体温、血中酸
素飽和度、脈拍、唾液pH値等)を同時測定する場合
は、各々の生理量に対応したセンサを個別に装着する必
要があるので、これらのセンサの脱着が非常に煩雑であ
り、かつ身体的拘束が大きい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来の生
理量の検出手法では、生理量を検出するセンサを生体に
対して確実に固定することが困難であり、また、身体的
拘束も大きいので睡眠時や運動時などの日常的な状況下
における測定が困難であり、従って、長時間にわたる生
理量のトレンド解析などに不向きであった。また、セン
サの脱着が煩しいために種々の生理量を個人的に同時測
定を行うことは非常に困難であった。
【0010】そのため、個々人の健康管理や在宅医療な
ど、種々の生理量の持続的な変化の測定が必要とされて
はいても、これらの測定を行うことが困難な状況にあっ
た。
【0011】本発明はこのような従来の欠点を解決する
べくなされたものであり、生理量を検出するセンサを生
体の所定部位に確実に固定でき、しかも身体的拘束がな
く、脱着も容易な生理量検出装置の提供を第1の目的と
し、さらに、種々の生理量を測定するための種々のセン
サを生体の所定部位に容易に取り付けることができる生
理量検出装置の提供を第2の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る生理量
検出装置は、生体口腔内の上歯に取り付けられる取付具
と、この取付具に固着され前記生体の口腔内表面であっ
て上顎側に密着させられる支持台と、この支持台に固着
され前記口腔内における生理量を検出するセンサとを具
備して構成される。
【0013】生理量を検出するセンサとしては、生体の
血中酸素飽和度を検出する反射式パルスオキシメータセ
ンサ、体温を検出する体温センサ、呼吸回数を検出する
呼吸センサ、唾液pHを検出するpHセンサなどがあ
る。
【0014】第2の発明に係る生理量検出装置は、生体
口腔内の上歯に取り付けられる取付具と、この取付具に
固着され前記生体の口腔内表面であって上顎側に密着さ
れる支持台と、その発光素子を大口蓋動脈に照射するよ
うに配設してなり、口腔内表面に密着する状態で前記支
持台に配置されており、血中酸素飽和度を測定する反射
式パルスオキシメータセンサと、前記口腔内表面に密着
する状態で前記支持台に配置され前記生体の体温を検出
する体温センサと、前記支持台を間にして前記口腔内表
面とは反対側に位置するように前記支持台に配置され、
前記生体の呼吸回数を検出する呼吸センサと、前記口腔
内表面に密着する状態で前記取付具に配置され、唾液p
Hを検出するpHセンサとを具備して構成される。
【0015】
【作用】第1の発明では、生体口腔内の上歯に取付具を
取り付けて支持台を口腔内表面に密着させると生理量を
検出するセンサは口腔内の所定位置に位置付けられる。
【0016】第2の発明では、生体口腔内の上歯に取付
具を取り付けて支持台を口腔内表面に密着させると、反
射式パルスオキシメータセンサ、体温センサ、呼吸セン
サ及びpHセンサは夫々の生理量を検出するのに適した
位置に位置付けられる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図19を参
照して詳述する。
【0017】図1乃至図6は第1の実施例を示す図であ
り、図1は生理量検出装置の斜視図、図2は同装置の裏
面図、図3は同装置のパルスオキシメータセンサを示す
図であり、図3(a)は平面図、図3(b)は図3
(a)のA−A線断面図、図4は同装置のパルスオキシ
メータセンサの別の例を示す図であり、図4(a)は平
面図、図4(b)は図4(a)のB−B線断面図、図5
は同装置のパルスオキシメータセンサのさらに別の例を
示す断面図、図6は同装置を口腔内に取り付けた状態を
示す図である。
【0018】本例の生理量検出装置100は、生体の口
腔内表面であって上顎側に密着させられる板状の支持台
110とこの支持台110の周縁部の3箇所に設けられ
た取付具120と支持台110の表面側に設けられた反
射式のパルスオキシメータセンサ130とで構成されて
いる。以下、本装置の製造工程につき説明する。
【0019】1.口腔内に用いるための小型の反射式パ
ルスオキシメータセンサ130の作成(図3参照)。 黒色プラスチックで形成された回路基板131に発光
素子132と受光素子133を水平に実装し、回路基板
131にはリード線134を接続する。 発光素子132から受光素子133へ直接光が入射す
ることのないように両素子132,133の間に障壁1
35を設けると共に外部光の影響を防ぎ、センサ130
を口腔内で安定して固定するための障壁136を両素子
132,133を囲繞するように設ける。尚、両障壁は
弾性を有するプラスチックで一体に形成されており、黒
色等の不透明の材料で構成されている。 障壁135,136の端面を、口腔内の形状を型取っ
た歯型のうえで口腔内の測定部位の形状に合わせて加工
する。本例では、センサ130による測定対象は「大口
蓋動脈」としており、センサ130の測定部位は、上顎
の大臼歯の内側上方が最適と考えられるので、センサ1
30は図6に示す位置としている。 尚、口腔内における反射型パルスオキシメータの有効
性を高めるためには、センサ130を以下のように改良
可能である。 1)口腔内では、表皮膚が薄くこの層による光の反射の
影響が少いので、図4に示すように障壁135の幅を広
くすると共に障壁135の端面を光を反射する白色とす
ることにより、生体から反射する光のうちの血管の脈動
により生ずる脈動成分を増大することができる。 2)障壁135,136を弾性材で構成し、図5に示す
ように、支持台110の表面111から先端部を若干突
出させるならば、障壁135,136の先端が生体表面
に密着し易くなり、生体表面とセンサ130との間に隙
間が形成されるのを防止できる。
【0020】2.パルスオキシメータセンサ130の組
み込み 上記の歯型のうえで測定対象となる部位にセンサ13
0を接着剤等で仮固定する。 アクリリックレジン等の樹脂を用いて歯型上で支持台
110を作成し、センサ130の測定面側が外部に露出
する状態でセンサ130を支持台110に埋め込む。こ
の場合に、支持台110は、装着時に違和感のないよう
に薄く作成する。 固定具120をプラスチックにて作成し、歯型上に設
置する。本例では、図6に示すように、左右の奥歯3及
び前歯4の3箇で固定し得るように固定具120を設置
する。そして、固定具120上へレジンをふりかけて固
定具120の基端側を支持台110に埋め込み、固定具
120を支持台110と一体化する。尚、この作業にお
いては、リード線134で歯の噛み合わせを妨げないよ
うに、リード線134は奥歯の後方へ回して固定具12
0に固定しておく。
【0021】上記のような工程で製造された生理量検出
装置100は、図6に示す如く、被験者の上顎5側の口
腔内表面6に装着固定され、リード線134は頬と歯の
間を通されて口の端から外部へ導出される。そして、発
光素子132を発光させ、反射光を受光素子133で受
光して反射光量の変化をとらえることにより血中酸素飽
和度を測定する。
【0022】この測定においては、上述のように、装置
100は被験者の口腔内の形状に合わせて作成されてい
る。従って、固定具120で上歯の3箇所をしっかりと
挟持でき、支持台110を口腔内表面6に確実に密着す
ることができ、また、センサ130を測定部位に正確に
位置付けることができ、かつ、測定面を口腔内表面6に
密着させることができる。従って、装置100は口腔内
で強固に固定され、センサ130が測定部位からずれる
こともないので、正確な測定を行える。また、口腔中に
おける測定であり、外部光の影響を遮断できる点からも
安定した測定を行える。さらにまた、本装置100は中
枢部位に近い口腔内を測定部位としているので、中枢部
位における血中酸素飽和度の変化をとらえることができ
る。
【0023】一方、本装置100はマウスピース型であ
るので、被験者自身によっても着脱を容易に行え、ま
た、身体各部位の拘束が少く身体動作を自由に行えるの
で、睡眠時や運動時などに長時間にわたる血中酸素飽和
度のモニタを行える。
【0024】尚、本装置100の固定を強化する面から
は、装着の際に入歯安定材を塗付するのも効果的であ
る。
【0025】図7乃至図9は本発明の第2の実施例を示
す図であり、図7は生理量検出装置の斜視図、図8は同
装置の裏面図、図9は同装置を口腔内に装着した装態を
示す図である。本例の装置100Aにおいては、取付具
120Aの構成を除いては第1の実施例と同様の構成と
なっている。
【0026】すなわち、本例では、取付具120Aとし
てはワイヤーが用いられており、このワイヤーが支持台
110の周囲に配置され、数箇所の部分121が支持台
110に埋め込まれている。そして、装置100Aを口
腔内に装着する場合は、上歯7を取付具120Aとして
のワイヤーと支持台110との間に挿入し、主に上歯7
の根本部分を取付具120Aで押さえる状態とする。本
例によれば、取付具120Aに妨げられることなく、上
下の歯を噛み合わせることができる。その他の構成、作
用、効果は第1の実施例と同様である。
【0027】図10及び図11は本発明の第3の実施例
を示す図であり、図10は生理量検出装置の斜視図、図
11は同装置の平面図である。
【0028】本例の装置100Bでは、主に口腔内の左
右の奥歯間に装着する構成となっており、取付具120
Bはプラスチック部122とこのプラスチック部122
を支持台110に固着するためのワイヤ123とで構成
されている。そして本装置100Bを口腔内に装着する
場合は、左右の奥歯の外面側を取付具120Bのプラス
チック部122で押さえる状態とする。本例において
は、口腔内に装置100Bを装着しても奥歯の先端面は
露出しているので、上下の奥歯を噛み合わせることがで
きる。その他の構成、作用、効果は第1の実施例と同様
である。
【0029】図12は第4の実施例を示す斜視図であ
る。本装置100Cは、口腔内に部分的に装着する構成
となっている。すなわち、本装置100Cは、図10に
示す装置のうちの、センサ130が取り付けられている
略半分の部分にて構成されている。
【0030】図13は第5の実施例を示す斜視図であ
る。本装置100Dでは、プラスチックで形成された取
付具120Dにより上歯全体を覆う構成となっており、
支持台110Dは左右の奥歯間の口腔内表面と密着する
構成となっている。その他の構成、作用、効果は第1の
実施例と同様である。
【0031】図14乃至図17は第6の実施例を示す図
であり、図14は生理量検出装置の斜視図、図15は同
装置の平面図、図16は同装置を口腔内に装着した状態
を示す図、図17は同装置に設けられている各種センサ
を示す図である。
【0032】本装置100Eは各種のセンサが設けられ
たマルチタイプの生理量検出装置となっている。すなわ
ち、本装置100Eにおいては、口腔内表面に密着させ
られる支持台110及び上歯に固定される取付具120
の構成は図1に示す装置100とほぼ同様な構成となっ
ているが、支持台110又は取付具120にはパルスオ
キシメータセンサ130、体温センサ140、呼吸セン
サ150及びpHセンサ160が設けられており、これ
らのセンサ130〜160で検出した信号はリード線1
34を介して外部装置において処理される。
【0033】パルスオキシメータセンサ130の構成は
第1の実施例と同様となっており、測定対象、測定部位
も第1の実施例と同様となっている。
【0034】体温センサ140は、図17(a)に示す
ように、温度を感知するサーミスタ141を素子として
構成されており、温度感知面142が露出する状態で支
持台110に埋め込まれている。この体温センサ140
は、舌との接触を防ぎかつ深部の体温を測定する必要が
あるので、上顎後方であって口腔内表面に温度感知面1
42が密着する状態に支持台110に配置されている。
また、サーミスタ141に口腔内表面の温度を正確に伝
達させるべく、サーミスタ141は熱伝導率の高い素材
143で覆われており、また、支持台110への放熱を
阻止すると共に口腔内の気温の影響を避けるために、素
材143の周囲は、温度感知面142を除いて、断熱材
145で覆われている。
【0035】呼吸センサ150は、図17(b)に示す
ように、サーミスタ151を素子として構成されてお
り、呼気温、吸気温の温度差から呼吸回数を算出する。
従って、呼吸気の流れを感知し易いように上顎後方であ
って口腔内表面とは反対側に位置するようにして支持台
110に設けられている。また、微細な変化をとらえる
ために、サーミスタ151をむき出しのまま設置すると
共に、サーミスタ151に舌が接触しないように、呼吸
気の流れを妨げない状態でガイド152をサーミスタ1
51の周囲に設けてある。
【0036】pHセンサ160は、図17(c)に示す
ように、ISFET(イオン感応性電界効果型トランジ
スタ)161を素子として構成されており、測定部位は
最も唾液分泌量の多い耳下腺管の開口部(上顎第二大臼
歯の頬側上部)付近としている。従って、当該部位に設
置されるように、pHセンサ160は奥歯に固定される
取付具120の外面側に設けられている。また、素子1
61を保護するカバー162が設けられており、このカ
バー162は唾液を透過し易いように網状となってい
る。
【0037】図18は上記生理量検出装置100Eを用
いたマルチセンサシステムを示すブロック図である。パ
ルスオキシメータ130の受光素子133、体温センサ
140、呼吸センサ150及びpHセンサ160の各信
号は増幅器181で増幅されてマルチプレクサー182
に送出され、このマルチプレクサー182により各種信
号のうちの1つの信号が選択され、当該信号はA/D変
換器183によりデジタル化されてCPU184に送出
され、このCPU184により各種処理がなされて表示
器185、記録器186にデータが送られる。また、受
光素子133から送出されるデータはCPU184を介
してコントローラ187へも送出され、コントローラ1
87はこのデータに基いて発光素子132の出力レベル
を制御する。
【0038】一方、図15に一点鎖線に示す如く、支持
台110にテレメトリーシステム部187を設けること
により装置100Eをテレメータ化し、リード線134
を除去することも可能である。このような構成とするな
らば一段と無拘束化を図ることができ、複数のデータを
長時間にわたって同時測定することも可能となる。図1
9は、このように装置100Eをテレメータ化した場合
のマルチテレメトリーセンサシステムのブロック図を示
すものである。各種センサ130,140,150及び
160で検出されたSpO2 (酸素飽和度)、体温、呼
吸回数及びpHのデータはテレメトリーシステム部18
7において各種処理がなされ変調されて無線伝送され
る。このデータは復調器188で復調され、A/D変換
器183でデジタル化されてCPU184に送出され、
CPU184で各種処理がなされて表示器185及び記
録器186に出力される。
【0039】尚、上記各実施例においては、生理量とし
て血中酸素飽和度、体温、呼吸回数、唾液pHを検出す
るセンサを設ける場合につき説明したが、パルスオキシ
メトリ法を用いれば脈拍の測定も可能である。また、皮
膚インピーダンス、唾液中ホルモンなど、口腔内で測定
し得る他の生理量を測定するセンサを支持台110又は
取付具120に設けても良い。また、各種センサの組合
せについても、実施例のみならず、必要に応じて種々の
組み合わせとすることができる。さらに、上述の各実施
例は、口腔内の上歯に取り付けられる取付具と、この取
付具に固着され口腔内の上顎部に密着される支持体を異
なる部材で構成したものであったが、弾力性のある硬質
プラスチック等の適切な材料を用いるならば、一つの部
材として構成することも可能であり、その場合には製造
工程をより単純化することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明に係る
生理量検出装置では、生理量を検出するセンサが口腔内
の測定部位にしっかりと固定されるので正確な生理量の
測定を行える。
【0041】また、本装置はマウスピースの如くして口
腔内に装着できるので被検者自身によっても容易に着脱
することができる。また、口腔内に装着されるので、身
体各部の拘束が少い。従って、身体動作を自由に行える
ので、睡眠時や運動時などに長時間にわたる生理量のモ
ニタが可能となる。
【0042】また、血中酸素飽和度、体温、呼吸回数、
唾液pHのように測定部位が口腔内である場合が正確な
データを得られる生理量について、これらの生理量を検
出するセンサを口腔内の所定位置に容易に取り付けられ
るという利点を有する。
【0043】第2の発明に係る生理量検出装置では、反
射式パルスオキシメータセンサ、体温センサ、呼吸セン
サ及びpHセンサが装置に設けられているので、第1の
発明の効果に加え、これら複数の生理量を同時測定が可
能であるという効果を有する。また、当該装置を口腔内
に装着するという簡単な作業で、各種のセンサを口腔内
の所定位置に同時にかつ確実に位置付けられ、また、当
該装置を外すだけで各種センサを同時に外せるという効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る生理量検出装置の
斜視図。
【図2】図1の装置の裏面図。
【図3】図1の装置のパルスオキシメータセンサを示す
図。
【図4】別のパルスオキシメータセンサを示す図。
【図5】さらに別のパルスオキシメータセンサを示す断
面図。
【図6】図1の装置を口腔内に取り付けた状態を示す
図。
【図7】本発明の第2の実施例に係る生理量検出装置を
示す斜視図。
【図8】図7の装置の裏面図。
【図9】図7の装置を口腔内に装着した状態を示す図。
【図10】本発明の第3の実施例に係る生理量検出装置
を示す斜視図。
【図11】図10の装置の平面図。
【図12】本発明の第4の実施例に係る生理量検出装置
を示す斜視図。
【図13】本発明の第5の実施例に係る生理量検出装置
を示す斜視図。
【図14】本発明の第6の実施例に係る生理量検出装置
を示す斜視図。
【図15】図14の装置の平面図。
【図16】図14の装置を口腔内に装着した状態を示す
図。
【図17】図14の装置に設けられたセンサを示す図。
【図18】図14の装置を用いたマルチセンサシステム
を示すブロック図。
【図19】図14の装置を用いたマルチテレメトリーセ
ンサシステムを示すブロック図。
【図20】従来の透過式パルスオキシメータセンサを示
す図。
【図21】従来の反射式パルスオキシメータセンサを示
す図。
【符号の説明】
100 生理量検出装置 110 支持台 120 取付具 130 パルスオキシ
メータセンサ 140 体温センサ 150 呼吸センサ 160 pHセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 5/00 A61B 5/08 A61B 5/145

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体口腔内の上歯に取り付けられる取付
    具と、この取付具に固着され前記生体の口腔内表面であ
    って上顎側に密着される支持台と、この支持台又は前記
    取付具に固着され前記口腔内における生理量を検出する
    センサとを具備することを特徴とする生理量検出装置。
  2. 【請求項2】 前記センサは、その発光素子を大口蓋動
    脈に照射するように配設してなり、血中酸素飽和度を測
    定する反射式パルスオキシメータセンサであり、口腔内
    表面に密着する状態で前記支持台に配置されていること
    を特徴とする請求項1に記載の生理量検出装置。
  3. 【請求項3】 前記センサは、生体の体温を検出する体
    温センサであり、口腔内表面に密着する状態で前記支持
    台に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の
    生理量検出装置。
  4. 【請求項4】 前記センサは、生体の呼吸回数を検出す
    る呼吸センサであり、前記支持台を間にして口腔内表面
    とは反対側に位置するように前記支持台に配置されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の生理量検出装置。
  5. 【請求項5】 前記センサは、唾液pHを検出するpH
    センサであり、口腔内表面に密着する状態で前記取付具
    に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の生
    理量検出装置。
  6. 【請求項6】 生体口腔内の上歯に取り付けられる取付
    具と、 この取付具に固着され前記生体の口腔内表面であって上
    顎側に密着される支持台と、その発光素子を大口蓋動脈に照射するように配設してな
    り、口腔内表面に密着する状態で前記支持台に配置され
    ており、血中酸素飽和度を測定する 反射式パルスオキシ
    メータセンサと、 前記口腔内表面に密着する状態で前記支持台に配置され
    前記生体の体温を検出する体温センサと、 前記支持台を間にして前記口腔内表面とは反対側に位置
    するように前記支持台に配置され、前記生体の呼吸回数
    を検出する呼吸センサと、 前記口腔内表面に密着する状態で前記取付具に配置さ
    れ、唾液pHを検出するpHセンサとを具備することを
    特徴とする生理量検出装置。
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