JP3133732U - 対密猟者用簡易機雷 - Google Patents
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Abstract
【課題】対人殺傷力に低い機雷として漁場を密猟者から防衛する為に、その本体に船舶で接触すると悪臭を持った液体が噴出す機能を持たせる。
【解決手段】海面に浮いて機能し、悪臭を持つ液体を噴射するノズル1を有する対密猟者用簡易機雷であって、本体容器2よりセンサー3が突き出ていると共に、内部に交換可能な圧縮空気缶13と液体カートリッジ袋10を装着していることを特徴とする。
【選択図】図5
【解決手段】海面に浮いて機能し、悪臭を持つ液体を噴射するノズル1を有する対密猟者用簡易機雷であって、本体容器2よりセンサー3が突き出ていると共に、内部に交換可能な圧縮空気缶13と液体カートリッジ袋10を装着していることを特徴とする。
【選択図】図5
Description
本考案は、主に艦船を破壊することを目的として海洋に設置される、軍用機雷やその他の機雷に関する。
従来、世界各国の軍事組織で使用される機雷は、物理的なサンサーをむき出して水上に浮いていたり、海中で磁気センサーを発信させていたりするなどして、艦船がそのセンサーに触れてから炸裂するという機能を有している。しかし、それは単に軍事目的で艦船を破壊する目的のみを果たすものである。
機雷の機能は、軍事目的に開発されたこともあり、艦船の破壊をすることにある。
また、そのセンサーが感知した物体全てが破壊対象になり、設置者の意に反し、商船や漁船を破壊してしまうことも有りえるため、周辺を航行する小型船に搭乗した人間にとっては生命を奪われかねないという脅威の対象である。
また、そのセンサーが感知した物体全てが破壊対象になり、設置者の意に反し、商船や漁船を破壊してしまうことも有りえるため、周辺を航行する小型船に搭乗した人間にとっては生命を奪われかねないという脅威の対象である。
なお、本考案に関連する公知技術として次の特許文献1を挙げることができる。
上記の如く、従来技術に係る機雷は、あくまでも軍事目的で使用するもので、船舶を破壊し、その乗組員を死傷させる機能を有しており、民間の警備用としては基本的人権の観点から使用をすることは難しい。
このため、たとえば日本国のナマコ漁場では、漁業の許可期間以外の時期に漁に現れる密猟者からナマコを守るため、海上保安庁や警察などの巡視による防備がなされている。
しかし、有人船による警備では、四六時漁場を監視することは出来ず、密猟容疑者を発見しても、その相手に怪我を負わせないように配慮したりしなければならないのが現状で、漁場に機雷や障害物を備えて楽をすると、付近その人が死ぬような大災害をもたらしかねないため、従来技術による無人兵器を漁場に備える事は現実的ではない。
しかし、有人船による警備では、四六時漁場を監視することは出来ず、密猟容疑者を発見しても、その相手に怪我を負わせないように配慮したりしなければならないのが現状で、漁場に機雷や障害物を備えて楽をすると、付近その人が死ぬような大災害をもたらしかねないため、従来技術による無人兵器を漁場に備える事は現実的ではない。
本考案は、このような点を考慮し、対人殺傷力の少ない機雷で海洋資源を防備できるようにするためのもので、目的は、容器に炸薬の替わりに圧縮空気とその先に肥しやクレオソート油などの悪臭がする液体を装備させてこれを機雷とし、密漁船が機雷に接触したら容器ノズルから悪臭がする液が外部に散布される仕組みを使用することで、この機雷に接触した海洋密猟者に不快感を与え、密猟の意欲を軽減させることにある。
上記の目的を達成する本考案の対密猟者用簡易機雷は、悪臭を持つ液体を噴射するノズル(発射口)を有する海洋浮遊物体であって、設置箇所の水深に見合う長さのロープを使い、海底の錘と連結することで漂流を防止すると共に、容器内に、圧縮空気と悪臭を持つ液体のカートリッジ及び、それらを制御する簡易なセンサーを内蔵されていることを特徴とする。
前記の圧縮空気と悪臭を持つ液体は、必ずカートリッジになる容器に収められていて、機雷作動でカートリッジ使用後、新たなカートリッジを本体容器に入れ替えることで本考案の機雷は何度と無く使用できる。
一例として、ノズルにネジとボルト頭を設けることで、これを前記カートリッジの出し入れ口と兼ねる事が出来る。
以上説明したように、本考案によれば、機雷のセンサーに船舶が触れるとノズルから悪臭漂う液体が発射されるため、発射を受けた船舶が密漁船であった場合、臭気により密猟者らの作業意欲が軽減されることが見込まれる。
また、機雷作動時、誤って密漁船以外の船舶に悪臭の液体が飛散した場合でも、液体自体対人殺傷力及び対艦船破壊力がほとんど無いため、悪臭液体を被る被害者の生命財産に損害を出す心配もほとんど無い。
また、機雷作動時、誤って密漁船以外の船舶に悪臭の液体が飛散した場合でも、液体自体対人殺傷力及び対艦船破壊力がほとんど無いため、悪臭液体を被る被害者の生命財産に損害を出す心配もほとんど無い。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1から図5は、本考案の実施の形態に係り、図1はその外観斜視図、図2はその圧縮空気缶の断面図、図3はその悪臭を持つ液体を収めるカートリッジ袋の外観斜視図、図4はそのノズルの真横からの外観図、図5は、その本体容器の断面図である。
図1と図5で示すように、本考案は、本体容器2と錘5をロープ4で繋いだ上で、機雷という一つの形態を成す。
本体容器2には、工具で回す事によって本体からの着け外しが可能なノズル1が付属していて、図4で示すように、そのノズル1の口には、サック6を着けることで内部に対する防水措置が出来るよう、茎状の丸みを持たせると共に、ノズル1の口の茎手前に工具をあてがうためのボルト頭をもうける。
また、ノズル1と本体容器2の継ぎ目は、ネジ8になっていて、本体容器2側にリングのパッキン18を儲け、内部を防水する。
また、ノズル1と本体容器2の継ぎ目は、ネジ8になっていて、本体容器2側にリングのパッキン18を儲け、内部を防水する。
本体容器2内部は、図5で示すように、下から、水を入れていくバラストタンク17、その窪みに着脱可能な圧縮空気缶13、その缶の頭付近の脇に、センサー3で構成され、上部は、フロート19とこれに挟まれる形で蛇腹状の液体カートリッジ袋10で構成される。
圧縮空気缶13と液体カートリッジ袋10は、ノズル1を離脱させることによって、本体容器2よりの着脱が可能になる。
機雷作動後は、本体容器に2に対し新たな圧縮空気缶13と液体カートリッジ袋10を入れ替え機雷の再利用を図ることが出来る。
機雷作動後は、本体容器に2に対し新たな圧縮空気缶13と液体カートリッジ袋10を入れ替え機雷の再利用を図ることが出来る。
センサー3は、図5で示すように、本体容器2を内部から外部までを貫く槍の様な形状を成し、センサー3が本体容器2の穴から外部に姿を出す途中の隙間は、ゴム皮膜15で密閉させて防水とし、センサー3が波の力などで容易に圧縮空気缶13の上蓋センサー11に触れないよう、スプリング16による外側への弾力でこれを固定する。
圧縮空気缶13は、図2で示すように、本体の13に空気入れ口14と上蓋12とその付属品でセンサーの役割を果す上蓋センサー11によって構成される。
上蓋12は、単純なガラス球で良く、空気入れ口14は、自転車タイヤ用の空気取り入れ口のような構造で良い。
圧縮空気缶13は、本体容器2のように再利用はされないため圧縮空気を溜めておくだけの機能で良い。
上蓋12は、単純なガラス球で良く、空気入れ口14は、自転車タイヤ用の空気取り入れ口のような構造で良い。
圧縮空気缶13は、本体容器2のように再利用はされないため圧縮空気を溜めておくだけの機能で良い。
上蓋センサー11は、図2で示すように、上蓋12の球に、その下部先端が突き刺さるように封入されるよう施工され、センサー3の内側の先端が密漁船から接触で、中央に進んできた際、これを受け、その衝撃で上蓋12の球を割り、圧縮空気缶13から圧縮空気を開放する役目を負う。
液体カートリッジ袋10は、図3で示すように、蛇腹チューブの形状を成し、前記の如く、下部圧縮空気缶からの圧縮空気の圧力が有ると、上方へ縮んでその圧力でノズル1から内蔵の液体を外部へ射出する役目を負う。
液体カートリッジ袋の出口は、液体逆流防止のため、外開きの弁9を設ける。
また、内容物は、肥しやクレオソート油のような、強烈な悪臭を持つ液体にし、消防法に指定される危険物や、劇物、火薬類などの使用を避ける。
液体カートリッジ袋の出口は、液体逆流防止のため、外開きの弁9を設ける。
また、内容物は、肥しやクレオソート油のような、強烈な悪臭を持つ液体にし、消防法に指定される危険物や、劇物、火薬類などの使用を避ける。
図1で示すように、ロープ4は、耐水性が有るならば、市販のものを使用して良い。
錘5は、図1で示すように、本体容器2が設置後漂流しないように、設置場所に留めておく目的で付属している。形状はや材質はあまりこだわらなくて良いが、耐水性の有る物体で製造される。
図1と図5にある取っ手20は、本考案の機雷を敷設する際、作業員がこれをつかんで移動するために有るが、使用済の機雷を回収する際に長柄フックで船舶に手繰り寄せられるようにするためでもある。
バラストタンク17は、図5で示すように、本体容器2が転覆しノズル1が海に没しないように本体容器2の重心を下部に集中させる目的で設けられている。
バラストの中身は真水にし、真水注入や排水時には、ボルト21を外すことで注排水口を確保してから作業を行えるようにする。
バラストの中身は真水にし、真水注入や排水時には、ボルト21を外すことで注排水口を確保してから作業を行えるようにする。
本考案は、普段深刻な密猟被害に遇う魚介類を扱う漁業関係業者やこれに関連する産業分野で利用することが出来る。
1 ノズル
2 本体容器
3 センサー
4 ロープ
5 錘
6 サック
7 ボルト頭
8 ネジ
9 弁
10 液体カートリッジ袋
11 上蓋センサー
12 上蓋
13 圧縮空気缶
14 空気入れ口
15 ゴム皮膜
16 スプリング
17 バラストタンク
18 パッキン
19 フロート
20 取っ手
21 ボルト
2 本体容器
3 センサー
4 ロープ
5 錘
6 サック
7 ボルト頭
8 ネジ
9 弁
10 液体カートリッジ袋
11 上蓋センサー
12 上蓋
13 圧縮空気缶
14 空気入れ口
15 ゴム皮膜
16 スプリング
17 バラストタンク
18 パッキン
19 フロート
20 取っ手
21 ボルト
Claims (1)
- 本考案は、本体容器、フロート、錘、センサー、圧縮空気缶、悪臭液袋から成る機雷であって、船舶がセンサーに接触することによって、圧縮空気缶の栓が割れ、その圧力で悪臭液袋が押され、本体容器の噴射口から周囲に悪臭がする液が飛散される構造をもち、主に密猟者の船舶に対して設置されることを特徴とする対密猟者用簡易機雷。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006010303U JP3133732U (ja) | 2006-11-21 | 2006-11-21 | 対密猟者用簡易機雷 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006010303U JP3133732U (ja) | 2006-11-21 | 2006-11-21 | 対密猟者用簡易機雷 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3133732U true JP3133732U (ja) | 2007-07-26 |
Family
ID=43284370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006010303U Expired - Lifetime JP3133732U (ja) | 2006-11-21 | 2006-11-21 | 対密猟者用簡易機雷 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3133732U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012177491A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-09-13 | Explore:Kk | 圧縮空気クラッカー装置 |
-
2006
- 2006-11-21 JP JP2006010303U patent/JP3133732U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012177491A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-09-13 | Explore:Kk | 圧縮空気クラッカー装置 |
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