JP3133316U - 手帳及びこれを用いた手帳管理システム - Google Patents

Abstract

【課題】 手帳を外出中に紛失したとしても手帳に記載された秘密事項が外部に漏れることがなく、安全であり、しかもその秘密事項をファイルに簡便に能率よく管理することができる手帳の管理システムを提供する。
【解決手段】 手帳（２２）は、秘密事項以外の覚え書き事項を記載する欄（３）と、秘密事項を記載する欄（４）を有し、この秘密事項を記載する欄にミシン目（５）と綴り穴（６）が形成されており、上記秘密事項を記載する欄（３）に秘密事項を記載した後にこの欄をミシン目（５）に沿って切り離しその綴り穴（６）を介してファイルに綴るようにした。
【選択図】 図１

Description

本考案は、手帳本体に秘密事項を記載した欄を有し、記載後にこの欄を切り離してファイルに綴ることができるようにした手帳に関し、更にこの手帳とファイルによって秘密事項を保管、管理することができるようにした手帳管理システムに関する。

従来、手帳はスケジュールやメモ等の事項を手軽に記載することができると共に携帯にも便利であるので多くの者に広く利用されている。しかし手帳には時として秘密事項が記載されることがあるので、手帳を外出先等で紛失した場合はその秘密事項が外部に漏れてしまうことがあり、これによって大変な被害を蒙るおそれがある。

本考案は、このような従来の問題点を解消しようとするものであって、手帳を出先で紛失したとしても手帳に記載された秘密事項が外部に漏れる心配がなく、安心であり、しかもその秘密事項を簡便に能率よく管理したり保存したりすることができるようにした手帳の管理システムを提供しようとするものである。

本考案は、手帳本体にスケジュールやメモ等の心覚え事項等を記載する欄と重要事項やデータ等の秘密事項を記載する欄を有し、少なくともこの秘密事項を記載する欄にミシン目と綴り穴を設け、秘密事項を記載した後、この欄を切り離し保管、管理できるようにして秘密が外部に漏れないようにしたものである。

また、本考案は、覚え書き事項を記載する欄を表示する用紙と秘密事項を記載する欄を表示する用紙を交互に設けたり、同一の用紙に４日分の覚え書き事項を記載する欄を設けると共にこれに隣接する他の同一の用紙に２日分乃至４日分の秘密事項を記載する欄を設けたり、同一の用紙に７日分７日分）の覚え書き事項を記載する欄を設けると共にこれに隣接する他の同一の用紙に２日分乃至６日分の秘密事項を記載する欄を設けたり、覚え書き事項を記載する欄と秘密事項を記載する欄を同一の用紙に設けたりして、覚え書き事項を記載する欄と秘密事項を記載する欄を隣接させ両欄を対応させて使用できるようにしたものである。

更に、本考案は、手帳本体に頁を設けたり、秘密事項を記載する欄に日付を記載する個所を設けたりして、切り離した後にも秘密事項を記載した欄を日付順に整理することができるようにしたものである。

また、本考案は、手帳本体にスケジュールやメモ等の秘密事項以外の覚え書き事項を記載する欄と重要事項やデータ等の秘密事項を記載する欄を有し、この秘密事項を記載する欄にこの記載欄を切り離し得るようミシン目を設けると共にこの記載欄をファイルに綴り得るよう綴り穴を設けた手帳と、この手帳の秘密事項を記載した欄を綴る綴り具を有するファイルを備え、秘密事項を記載した後にこの欄をミシン目に沿って切り離しその綴り穴を介してファイルに綴るようにし、秘密事項を簡便に保管,管理することができるようにしたものである。

更に、本考案は、手帳本体の綴り穴に対応してファイルの綴り具を２乃至６個等と複数に形成したものである。

本考案は、手帳本体にスケジュールやメモ等の心覚え事項等を記載する欄と重要事項やデータ等の秘密事項を記載する欄を有し、少なくともこの秘密事項を記載する欄にミシン目と綴り穴を設けたものであるから、秘密事項を記載した後、この欄を切り離し保管、管理することができ、携帯時には手帳から秘密事項が削除されているので、外出中に手帳を紛失しても秘密が外部に漏れる心配がなく安心である。

また、本考案は、覚え書き事項を記載する欄を表示する用紙と秘密事項を記載する欄を表示する用紙を交互に設けたり、同一の用紙に４日分の覚え書き事項を記載する欄を設けると共にこれに隣接する他の同一の用紙に２日分乃至４日分の秘密事項を記載する欄を設けたり、同一の用紙に７日分の覚え書き事項を記載する欄を設けると共にこれに隣接する他の同一の用紙に２日分乃至６日分の秘密事項を記載する欄を設けたり、覚え書き事項を記載する欄と秘密事項を記載する欄を同一の用紙に設けたりして、覚え書き事項を記載する欄と秘密事項を記載する欄を隣接しておくことができるので、覚え書き事項を記載する欄と秘密事項を記載する欄を対応しておくことができ参照し易く使用に便利である。

また、本考案は、手帳本体に頁を設けたり、秘密事項を記載する欄に日付を記載する個所を設けたりしているので、切り離した後にも秘密事項を記載した欄を日付順に整理することができ、秘密事項を記載した欄を参照する際に便利である。

更に、本考案は、手帳本体にスケジュールやメモ等の秘密事項以外の覚え書き事項を記載する欄と重要事項やデータ等の秘密事項を記載する欄を有し、この秘密事項を記載する欄にこの記載欄を切り離し得るようミシン目を設けると共にこの記載欄をファイルに綴り得るよう綴り穴を設けた手帳と、この手帳の秘密事項を記載した欄を綴る綴り具を有するファイルを備えているので、秘密事項を記載した後にこの欄をミシン目に沿って切り離しその綴り穴を介してファイルに綴ることができ、秘密事項をファイルにて簡便に保管し管理することができる。

また、本考案は、手帳本体の綴り穴に対応してファイルの綴り具を２乃至６個等と複数に形成したものであるから、覚え書き事項を記載する欄と秘密事項を記載する欄の双方にミシン目と綴り穴を設けた場合、双方の欄を切り離してファイルに綴ることができ一括した保管や管理をすることができる。

手帳（２２）は、図１に示すように、表紙（１）とこの表紙内に綴られる用紙を備えた手帳本体（２）を有し、この手帳本体にスケジュールやメモ等の秘密事項以外の覚え書き事項を記載する欄（３）と、重要事項やデータ等の秘密事項を記載する欄（４）を備えている。この秘密事項を記載する欄（４）には、この欄を切り離すことができるようにミシン目（５）と、切り離した後の欄を綴るための綴り穴（６）が設けられている。なお、この実施例では、上記ミシン目（５）と綴り穴（６）が覚え書き事項を記載する欄（３）にも設けられている。

上記覚え書き事項を記載する欄（３）には、年月日（７）や曜日（８）、六曜（９）、第何週目（１０）、スケジュール欄（１１）、予定時刻（１２）、チェックリスト欄（１３）を設けているが、その他従来の手帳に記載される事項を設けることができる。

上記秘密事項を記載する欄（４）には、月日や曜日等を記載するための欄（１４）が設けられており、また上記覚え書き事項を記載する欄（３）及び秘密事項を記載する欄（４）には、頁数（１５）が設けられている。

手帳本体（２）は、図１に示すように、1枚の用紙（図において左側）に裏表２日分ずつ合計４日分の覚え書き事項が記載できるように上記覚え書き事項を記載する欄（３）形成されており、またこれに続く用紙（図において右側）には表裏2日分の秘密事項が記載できるように上記秘密事項を記載する欄（４）が形成されている。

図３に示すものは、秘密事項を記載する欄（４）を４日分の記載欄としたものであるが、この記載欄はその他の日数分のものとすることができる。

図４に示すものは、用紙の表裏においてそれぞれ覚え書き事項を記載する欄（３）と秘密事項を記載する欄（４）を上下に連続して設けたものである。

図５に示すものは、用紙の表裏において覚え書き事項を記載する欄（３）と秘密事項を記載する欄（４）を左右に連続して設けたものである。

上記覚え書き事項を記載する欄（３）は、１枚の用紙に７日分（１週間分）を記載できるようにしたり、その他の日分のものとしたり、秘密事項を記載する欄（４）も２日分乃至６日分等その他の適宜の数とすることができ、また上記綴り穴（６）も各用紙に複数設けたり、各秘密事項を記載する欄（４）に複数設けたりすることができる。

一方、実施例では、上記手帳（２２）の外にこの本体から切り離した秘密事項を記載した欄（４）を綴るためのファイル（１６）が設けられている。このファイルは、表紙（１７）を有し、その背表紙部分（１８）に綴り具（１９）が設けられており、この綴り具のリング部（２０）にミシン目（５）に沿って切り離した秘密事項の記載欄（４）を綴り穴（６）を介して綴るようにしている。これによって秘密事項を記載した欄（４）は手帳本体（２）から分離してファイル（１６）によって保管、管理される。

綴り具（１９）は、実施例ではリング部（２０）が２個に形成されているが、その個数は綴り穴に対応して３個乃至６個その他の複数のものとすることができ、また、綴り具の形状はリング状その他断面Ｄ字状、楕円状、角状等のものを用いることができる。

上記ファイル（７）の表紙（１２）の内面には、名詞や手帳等を入れておくためのポケット部（２１）を設けることができ、手帳を携帯しないときにはこのポケット部に上記手帳（２２）を差し込んで一時保管しておくことができる。なお、このポケット部（２１）は表紙の外面に設けるようにしてもよい。

上記ファイル（７）の背表紙（１３）の表面には、適宜、手帳の年度等を表示することができ、上記覚え書き事項を記載する欄（３）にミシン目（５）と綴り穴（６）を設け切り離し可能に形成した場合等は、使用済みの手帳より覚え書き事項を記載する欄（３）を切り離して蜜事項を記載した欄（４）と共にファイル（１６）に綴じて保存し、手帳を年度毎に一括して保管することができる。なお、手帳本体（２）には適宜、祝祭日、カレンダー、住所録、年齢早見表、度量衡換算表、書簡用語等の表示をすることができる。

手帳の実施例を示す平面図である。 ファイルの実施例を示す平面図である。 手帳の他の実施例を示す平面図である。 手帳の更に他の実施例を示す平面図である。 手帳の更に別の実施例を示す平面図である。

符号の説明

２２ 手帳 ２ 手帳本体 ３ 覚え書き事項を記載する欄 ４ 秘密事項を記載する欄 ５ ミシン目 ６ 綴り穴 １５ 頁数 １６ ファイル １９ 綴り具

Claims (19)

1. スケジュールやメモ等の秘密事項以外の覚え書き事項を記載する欄と、重要事項やデータ等の秘密事項を記載する欄を有する手帳本体を備え、上記秘密事項を記載する欄にこの記載欄を切り離し得るようミシン目を設けると共にこの記載欄をファイルに綴り得るよう綴り穴を設けたことを特徴とする手帳。
2. 覚え書き事項を記載する欄にもこの記載欄を切り離し得るようミシン目を設けると共にこの記載欄をファイルに綴り得るよう綴り穴を設けた請求項１に記載の手帳。
3. 覚え書き事項を記載する欄と秘密事項を記載する欄を隣接させた請求項１または２に記載の手帳。
4. 覚え書き事項を記載する欄を表示する用紙と、秘密事項を記載する欄を表示する用紙を交互に設けた請求項３に記載の手帳。
5. 同一の用紙に４日分の覚え書き事項を記載する欄を設けると共に、これに隣接する他の同一の用紙に２日分乃至４日分の秘密事項を記載する欄を設けた請求項３に記載の手帳。
6. 同一の用紙に７日分の覚え書き事項を記載する欄を設けると共に、これに隣接する他の同一の用紙に２日分乃至６日分の秘密事項を記載する欄を設けた請求項３に記載の手帳。
7. 覚え書き事項を記載する欄と、秘密事項を記載する欄を同一の用紙に設けた請求項３に記載の手帳。
8. 手帳本体に頁数を設けた請求項１乃至７のいずれかに記載の手帳。
9. 秘密事項を記載する欄に日付を記載する個所を設けた請求項１乃至８のいずれかに記載の手帳。
10. スケジュールやメモ等の秘密事項以外の覚え書き事項を記載する欄と、重要事項やデータ等の秘密事項を記載する欄を有する手帳本体を備え、上記秘密事項を記載する欄にこの記載欄を切り離し得るようミシン目を設けると共にこの記載欄をファイルに綴り得るよう綴り穴を設けた手帳と、この手帳の秘密事項を記載した欄を綴る綴り具を有するファイルを備えたことを特徴とする手帳管理システム。
11. 手帳本体の綴り穴に対応して２乃至６個等の複数の綴り具を有するファイルを設けた請求項１０に記載の手帳管理システム。
12. 覚え書き事項を記載する欄にもこの記載欄を切り離し得るようミシン目を設けると共にこの記載欄をファイルに綴り得るよう綴り穴を設けた請求項１０または１１に記載の手帳管理システム。
13. 覚え書き事項を記載する欄と秘密事項を記載する欄を隣接させた請求項１０乃至１２のいずれかに記載の手帳管理システム。
14. 覚え書き事項を記載する欄を表示する用紙と、秘密事項を記載する欄を表示する用紙を交互に設けた請求項１３に記載の手帳管理システム。
15. 同一の用紙に４日分の覚え書き事項を記載する欄を設けると共に、これに隣接する他の同一の用紙に２日分乃至４日分の秘密事項を記載する欄を設けた請求項１３に記載の手帳管理システム。
16. 同一の用紙に７日分の覚え書き事項を記載する欄を設けると共に、これに隣接する他の同一の用紙に２日分乃至６日分の秘密事項を記載する欄を設けた請求項１３に記載の手帳管理システム。
17. 覚え書き事項を記載する欄と、秘密事項を記載する欄を同一の用紙に設けた請求項１３に記載の手帳管理システム。
18. 手帳本体に頁数を設けた請求項１０乃至１７のいずれかに記載の手帳管理システム。
19. 秘密事項を記載する欄に日付を記載する個所を設けた請求項１０乃至１８のいずれかに記載の手帳管理システム。

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