JP3133055U - 継手管 - Google Patents

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Abstract

【課題】流体の漏れのおそれがない継手管を提供する。
【解決手段】管1は、断面が円形な管内周面に凹部4を第1の管中心軸芯5の長手方向に沿って雌螺子状に設けられている。継手管2は、短管状の継手管本体8の本体外周面に凹部4に凹凸係合して螺合可能な凸部9を第2の管中心軸芯10の長手方向に沿って雌螺子状に設ける。継手管2を螺子込みによって管1に簡単に接続することができる。凹部4における第1の管中心軸芯5の長手方向の一方及び他方の側面4A,4B間の第1の幅Aを、凸部9における第2の管中心軸芯10の長手方向の一方及び他方の側面9A,9B間の第2の幅Dよりも大きく形成する。凸部9の一方の側面9Aを凹部4の一方の側面4Aに、凸部9の他方の側面9Bを凹部4の他方の側面4Bにそれぞれ圧接可能に設けることで、側面4Aと側面9A、側面4Bと側面9Bとを弾発的に密着せしめて両者間の隙間をなくして漏水をなくすることができる。
【選択図】図4

Description

本考案は、管の端面に接続する継手管に関するものである。
従来、例えば用水の給水或いは排水などには軟質樹脂を管状に形成したものが使用されている。このような軟質樹脂を管状に形成したものは、パイプやチューブなどと称せられて、例えば河川や用水路等の給水や排水などに使用されている。ところで、このような管の配置状態にあって、曲がった箇所などにおいては管が潰れてしまい、この結果送水できなくなってしまう問題があった。
このような問題を解決するものとして蛇腹管が知られている(例えば、特許文献1)。この蛇腹管は、例えば硬質合成樹脂によって形成され、凸部と凹部が連続して螺子状に例えば三角形の波や丸波のような波形を形成したものであり、このような蛇腹管においては、屈曲可能であると共に、曲がった箇所においも管が潰れるようなことはなく、水路を確保できる利点がある
そして、従来技術の蛇腹管において、蛇腹管と蛇腹管との継ぎ目においては、蛇腹管より大径な短管の両側より蛇腹管の端部をそれぞれ挿入すると共に、隙間を埋めて止水する継手などが知られている。
特開2006−194430号公報
しかし、従来技術の継手においては、蛇腹管の端部をそれぞれ挿入するだけではなく、止水作業が必要であり、さらに継手自体が屈曲しないので、継手箇所において曲げることができないという問題があった。
解決しようとする問題点は、流体の漏れのおそれがないようにする点、さらには継手管自体も屈曲性を有するようにする点である。
請求項1の考案は、管内周面に凹部を第1の管中心軸芯の長手方向に沿って雌螺子状に設けた管の端面に接続する継手管において、短管状の継手本体の外周面に前記凹部に螺合可能な凸部を第2の管中心軸芯の長手方向に沿って雄螺子状に設けると共に、前記凹部における前記第1の管中心軸芯の長手方向の一方及び他方の第1の側面間の第1の幅より、前記凸部における前記第2の管中心軸芯の長手方向の一方及び他方の第2の側面間の第2の幅を大きく形成して、前記凹部の前記一方の第1の側面に前記凸部の前記一方の第2の側面を、前記凹部の前記他方の第1の側面に前記凸部の前記他方の第2の側面をそれぞれ圧接可能に設けることを特徴とする継手管である。
請求項2の考案は、前記第1の管中心軸芯から前記第1の幅箇所までの第1の半径と、前記第2の管中心軸芯から前記第2の幅箇所までの第2の半径とが同じであることを特徴とする請求項1記載の継手管である。
請求項3の考案は、前記凸部の前記一方の側面と前記凹部の前記一方の側面はそれぞれ平面状であって、これら前記凸部の前記一方の側面と前記凹部の前記一方の側面は面接触状態で圧接し、前記凸部の前記他方の側面と前記凹部の前記他方の側面はそれぞれ平面状であって、これら前記凸部の前記他方の側面と前記凹部の前記他方の側面は面接触状態で圧接することを特徴とする請求項1又は2記載の継手管である。
請求項4の考案は、前記管における前記第1の管中心軸芯から前記凹部の最大半径に対して、前記継手本体における第2の管中心軸芯から前記凸部の最大半径は同じか或いは小さく形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の継手管である。
請求項5の考案は、前記凹部の断面形状と前記凸部の断面形状とは相似形状であると共に、隣接する前記凹部相互の長手方向の第1の間隔と、隣接する前記凸部相互の長手方向の第2の間隔とが同じ長さであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の継手管である。
請求項6の考案は、前記凹部の断面形状と前記凸部の断面形状とは合同形状であることを特徴とする請求項5記載の継手管である。
請求項7の考案は、前記凹部の断面形状と前記凸部の断面形状が、それぞれ矩形又は三角形であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の継手管である。
請求項8の考案は、前記凹部の外周に該凹部に対向して外周凸部が形成されて前記管は蛇腹管を形成し、前記凸部の内周に該凸部に対向して内周凹部が形成されて前記継手本体は蛇腹短管を形成していることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の継手管である。
請求項9の考案は、前記蛇腹管及び前記継手本体が合成樹脂製又は金属樹脂複合製であることを特徴とする請求項8記載の継手管である。
請求項10の考案は、前記管の前記端面は前記第1の管中心軸芯に対してほぼ直交方向に開口し、前記端面に対向する前記継手本体の対向端面は前記第2の管中心軸芯に対してほぼ直交方向に開口していることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の継手管である。
請求項11の考案は、前記管は、ポンプに接続された給水又は排水用であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の継手管である。
請求項12の考案は、前記継手本体の両端間に前記第2の管中心軸芯の長手方向に沿って切れ目を形成したことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の継手管である。
請求項13の考案は、前記凸部の前記一方の側面と前記凹部の前記一方の側面との間、及び前記凸部の前記他方の側面と前記凹部の前記他方の側面との間にそれぞれ接着層を介在することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の継手管である。
請求項14の考案は、前記凸部の前記一方の側面と前記凹部の前記一方の側面との間、及び前記凸部の前記他方の側面と前記凹部の前記他方の側面との間にそれぞれ潤滑層を介在することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の継手管である。
請求項1の考案によれば、凹部の側面と凸部の側面とを弾発的に密着せしめて両者間の隙間をなくして漏水をなくすることができる。
請求項2の考案によれば、同じ半径位置での第1の幅と第2の幅の相違を利用して凹部の側面と凸部の側面とを確実に圧接することができる。
請求項3の考案によれば、面接触させることにより、接触面積を大きくすることができる。
請求項4の考案によれば、螺子込みに伴う最大半径箇所での抵抗摩擦は少ないので螺子込みを簡単に行うことができる。
請求項5の考案によれば、凹部と凸部との凹凸係合を確実に行うことができ、螺子込みのピッチが同じ長さとなり、良好に螺子込みを行うことができる。
請求項6の考案によれば、凸部の他方の側面と凹部の他方の側面をそれぞれ密着できやすくなる。
請求項7の考案によれば、角螺子や三角螺子のように凹部に凸部が係合するようにして確実な螺子込みを行うことができる。
請求項8の考案によれば、管や継手管本体を曲げて自在に配置することができるようになる。
請求項9の考案によれば、軽量化や可撓性を高めることができると共に、コストも低減することができる。
請求項10の考案によれば、管の端面に対して継手管本体の対向端面を突き当てて螺子込みを行うことができる。
請求項11の考案によれば、ポンプにより給水や排水を管や継手管に流すことができる。
請求項12の考案によれば、切れ目により管を縮径するようにして継手管を形成できることができる。
請求項13の考案によれば、隙間を接着層で埋めて液密性を向上することができる。
請求項14の考案によれば、螺子込みを容易にすると共に、液密性を向上することができる。
本考案における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本考案の必須要件であるとは限らない。
図1〜6は実施例1を示しており、実施例は左右一対の蛇腹管からなる管1,1Aの対向箇所を継手管2によって接続した場合を示している。そして、管1には水中ポンプ3が接続されて排水するようになっている。尚、管1,1Aは給水に利用してもよい。
蛇腹管からなる前記管1は、硬質合成樹脂製又は金属と樹脂を複合した複合金属樹脂複合製により形成されて、例えば肉薄とすることで指で押すと多少へこみ、指を戻すと復帰する程度の弾性復元力を有するものであって、水田や畑地の灌漑用管路に使用されたり、或いは宅地などの排水管路に使用される。この管1は、断面が円形な管内周面に凹部4を第1の管中心軸芯5の長手方向に沿って雌螺子状に設け、さらに凹部4の外周に該凹部4に対向して外周凸部6が形成されている。
また、凹部4の断面形状は、矩形又は三角形に形成される。実施例では矩形の場合を示している。尚、後述する他の実施例においては、凹部4は波形状の三角形を示している。そして、凹部4における管1の第1の管中心軸芯5の長手方向の一方及び他方の側面4A,4Bは、第1の管中心軸芯5とほぼ直交するように平面状に形成されており、第1の管中心軸芯5方向におけるこれら一方及び他方の側面4A,4B間の第1の幅はAによってあらわされていると共に、第1の管中心軸芯5から凹部4の最大半径はBによってあらわされている。また、隣接する凹部4相互の長手方向の第1の間隔、すなわち凹部4のピッチ長さはCによってあらわされている。さらに、管1の端面7は第1の管中心軸芯5に対してほぼ直交方向に開口している。
前記継手管2は、管1と同様にポリエチレン 硬質合成樹脂製又は金属樹脂複合製であって、短管状の継手管本体8の本体外周面に前記凹部4に凹凸係合して螺合可能な凸部9を第2の管中心軸芯10の長手方向に沿って雄螺子状に設けたものであり、凸部9の内周に該凸部9に対向して内周凹部11が形成されて継手管本体8は蛇腹短管を形成している。凸部9の断面形状は、凹部4と相似形な、すなわち幾何学上互いによく似ている矩形に形成される。実施例では凸部9の断面形状は凹部4と合同、すなわち幾何学上重ね合わせられる形状となるように矩形に形成される。尚、後述する実施例においては、凸部9は波形状の三角形を示している。
そして、管1に継手管2を螺子込んで接続する前の状態においては、前記凸部9における第2の管中心軸芯10の長手方向の一方及び他方の側面9A,9Bは、それぞれ平面状であって、これら一方及び他方の側面9A,9Bの第2の幅はDによってあらわされている。この第2の幅Dは、前記第1の幅Aよりもやや大きく形成されている(D>A)。尚、前記第1の管中心軸芯5から前記第1の幅Aの箇所までの第1の半径Xと、前記第2の管中心軸芯10から前記第2の幅Dの箇所までの第2の半径Yとが同じである。
これにより、凸部9の一方の側面9Aを凹部4の一方の側面4Aに面接触状態で圧接できるようにし、また前記凸部9の他方の側面9Bを凹部4の他方の側面4Bに面接触状態で圧接できるようにしている。このような圧接は管1、継手管2がそれぞれ硬質合成樹脂製又は金属樹脂複合製の比較的薄肉な成形品であることにより、それぞれ確実に圧接可能に設けられる。
また、第2の管中心軸芯10から凸部9の最大半径はEによってあらわされており、この最大半径Eは、前記最大半径Bよりと同じか、或いは小さく形成されている(E=B又はE<B)。実施例の場合は、最大半径Eは最大半径Bと同じ大きさに形成されている。また、隣接する凸部9相互の長手方向の第2の間隔、すなわち凸部9のピッチ長さはFによってあらわされている。この第2の間隔Fは、第1の間隔Cと同じに形成されている(F=C)。これは継手管2が、例えば管1自体を短く切断した状態でこれを縮径することで形成されたような形状となっている。
さらに、前記端面7に対向する継手管本体8の対向端面12は第2の管中心軸芯10に対してほぼ直交方向に開口している。
次に前記構成についてその作用を説明する。左右一対の管1と管1とを、継手管2を介して接続するときは、まず一方の管1の端面7に、第1の管中心軸芯5と第2の管中心軸芯10とを一致させて継手管2の対向端面12を螺子込むように挿入する。これにより凹部4に対して凸部9は凹凸係合しながら螺子込まれる。この際、凹部4に螺旋状になっている内周凹部11が連続するようになる。
このような接続状態においては、最大半径Eは最大半径Bと同じなので、両者間は圧着するようなことはなく、スムースな螺子込み作業となる。これは、螺子込みに伴うトルクの腕の最大長さ箇所において摩擦が低減されていることに起因する。一方、第2の幅Dは第1の幅Aよりもやや大きく形成されている(D>A)ことにより、凸部9の一方の側面9Aを凹部4の一方の側面4Aに面接触状態で圧接状態となり、また凸部9の他方の側面9Bを凹部4の他方の側面4Bに面接触状態で圧接状態となる。この圧接状態により前記第1の幅Aと前記第2の幅Dは多少変化することとなる。このような面接触状態の圧接状態により、凸部9の一方の側面9Aと凹部4の一方の側面4Aとの隙間をなくし、また凸部9の他方の側面9Bと凹部4の他方の側面4Bとの隙間をなくして液漏れを阻止できる。同様に、他方の管1Aの端面7に、継手管2の他端を螺子込むように挿入して液漏れなく接続するものである。
以上のように、前記実施例では請求項1に対応して、短管状の継手管本体8の本体外周面に凹部4に凹凸係合して螺合可能な凸部9を第2の管中心軸芯10の長手方向に沿って雌螺子状に設けることで、継手管2を螺子込みによって管1に簡単に接続することができる。さらに凹部4における第1の管中心軸芯5の長手方向の一方及び他方の側面4A,4B間の第1の幅Aを、凸部9における第2の管中心軸芯10の長手方向の一方及び他方の側面9A,9B間の第2の幅Dよりも大きく形成して、凸部9の一方の側面9Aを凹部4の一方の側面4Aに、凸部9の他方の側面9Bを凹部4の他方の側面4Bにそれぞれ圧接可能に設けることで、側面4Aと側面9A、側面4Bと側面9Bとを弾発的に密着せしめて両者間の隙間をなくして漏水をなくすることができる。
さらに、請求項2に対応して、前記第1の管中心軸芯5から前記第1の幅Aの箇所までの第1の半径Xと、前記第2の管中心軸芯10から前記第2の幅Dの箇所までの第2の半径Yとが同じであることにより、凸部9の一方の側面9Aを凹部4の一方の側面4Aに、凸部9の他方の側面9Bを凹部4の他方の側面4Bにそれぞれ確実に圧接可能となる。
また、請求項3に対応して、凸部9の一方の側面9Aと凹部4の一方の側面4Aはそれぞれ平面状であって、これら凸部9の一方の側面9Aと凹部4の一方の側面4Aは面接触状態で圧接し、凸部9の他方の側面9Bと凹部4の他方の側面4Bはそれぞれ平面状であって、これら凸部9の他方の側面9Bと凹部4の他方の側面4Bも面接触状態で圧接することにより、接触箇所、すなわち水密箇所を線状ではなく、面状とすることで、接触面積、すなわち水密面積を大きくすることができる。
さらに、請求項4に対応して、前記管1における第1の管中心軸芯5から前記凹部4の最大半径Bに対して、前記継手管本体8における第2の管中心軸芯10から前記凸部9の最大半径Eは同じか或いは小さく形成されていることにより、凹部4の最大半径箇所と凸部9の最大半径箇所との摩擦を小さくでき、この結果継手管2を管1に螺子込む際のトルクを小さくできる。すなわち、螺子込みに伴う最大半径箇所での抵抗摩擦は少ないので螺子込み伴うトルクを低減できることとなる。
また、請求項5に対応して、前記凹部4の断面形状と前記凸部9の断面形状とは相似形状であるので、凹部4と凸部9との凹凸係合を行うことができ、しかも、隣接する凹部4相互の長手方向の第1の間隔と、隣接する凸部9相互の長手方向の第2の間隔とが同じ長さであることにより、螺子込みのピッチが同じ長さとなり、良好に螺子込みを行うことができる。
さらに、請求項6に対応して前記凹部4の断面形状と前記凸部9の断面形状とは合同形状であることにより、凸部9の一方の側面9Aと凹部4の一方の側面4A、凸部9の他方の側面9Bと凹部4の他方の側面4Bをそれぞれ密着できやすくなり、いっそう水漏れを阻止できるようになる。
また、請求項7に対応して前記凹部4の断面形状と前記凸部9の断面形状が、それぞれ矩形であることにより、角螺子のように凹部4に凸部9が係合するようにして確実な螺子込みを行うことができる。
さらに、請求項8に対応して、前記凹部4の外周に該凹部4に対向して外周凸部6が形成されて前記管1は蛇腹管を形成し、前記凸部9の内周に該凸部9に対向して内周凹部11が形成されて前記継手管本体8は蛇腹短管を形成していることにより、管1のみならず継手管本体8も可撓性を発揮でき、管1や継手管本体8を曲げて自在に配置することができるようになる。
また、請求項9に対応して前記蛇腹管及び前記継手管本体8が例えば硬質合成樹脂又は金属と樹脂を複合した金属樹脂複合製によりそれぞれ一体成形されていることにより、金属単体製のものに比較して軽量化や可撓性を高めることができ、配管1の設置などを容易に行うことができると共に、コストも低減することができる。
さらに、請求項10に対応して前記管1の端面7は前記第1の管中心軸芯5に対してほぼ直交方向に開口し、前記端面7に対向する前記継手管本体8の対向端面12は前記第2の管中心軸芯10に対してほぼ直交方向に開口していることにより、管1の端面7に対して継手管本体8の対向端面12を突き当てるようにして簡単に螺子込みの始めを行うことができる。
また、請求項11に対応して前記管1は、ポンプ3に接続された給水用であることにより、管1内を流れる水に泥などの異物があっても、これらは螺旋状になっている凹部4に沿って、また凹部4に連続して螺旋状になっている内周凹部11に沿って螺旋流れとなるので、異物が管1や継手管2に溜まってしまうことを阻止できるようになる。
以下に他の実施例について説明する。尚、前記実施例1と同じような箇所については同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図7〜8に示した実施例2においては、継手管2の両端間に第2の管中心軸芯10の長手方向に沿って切れ目21を形成したものである。この切れ目21は、例えば管1の一部を切断して、その短管を利用して継手管2を形成する場合に使用するものであり、切れ目21により第2の管中心軸芯10を中心として縮径せしめて継手管2を形成するものである。尚、切れ目21箇所において切れ目21の箇所を帯状に切り取って縮径するようにしてもよいし、或いは切れ目21箇所の両縁を重ね合わせて縮径せしめてもよい。
このように、継手管2に切れ目21を形成することで、管1から切り取った短管を継手管2として利用できる。この際、凹部4と凸部9は合同の形状となると共に、第1の間隔Cと第2の間隔Fは同じ長さになっている。
したがって、実施例1と同様な効果の他に、請求項12に対応して、前記継手管本体8の両端間に前記第2の管中心軸芯10の長手方向に沿って切れ目21を形成したことにより、縮径できる切れ目21により管1を短く切ったものを利用して継手管2を形成できることなどが可能となる。i
図9〜10に示した実施例3においては、凹部4´と凸部9´を合同形状の三角波型形状としたものであり、第1の管中心軸芯5´から凹部4´の最大半径B´より、第2の管中心軸芯10´から凸部9´の最大半径E´を小さく形成したものである。
そして、さらに凹部4´における第1の管中心軸芯5´の長手方向の一方及び他方の側面4´A,4´B間の幅A´を、凸部9´における第2の管中心軸芯10´の長手方向の一方及び他方の側面9´A,9´B間の幅D´よりも大きく形成する。尚、第1の管中心軸芯5´から前記第1の幅A´の箇所までの半径X´と、第2の管中心軸芯10´から第2の幅D´の箇所までの半径Y´とが同じである。凸部9´の一方の側面9´Aを凹部4´の一方の側面4´Aに、凸部9´の他方の側面9´Bを凹部4´の他方の側面4´Bにそれぞれ圧接可能に設けることで、側面4´Aと側面9´A、側面4´Bと側面9´Bとを弾発的に密着せしめて両者間の隙間をなくして漏水をなくすることができる。
したがって、管1´と継手管2´を介して接続するときは、予め例えば継手管本体8´の本体外周面に接着剤を塗布しておき、そして一方の管1の端面7´に、継手管2´の一端を螺子込むように挿入し、凹部4´に対して凸部9´は凹凸係合しながら螺子込まれる。この際、凹部4´と凸部9´とは線状に接触氏、その間には接着剤が介在することとなり、この接着層31により管1´と継手管2´とを接着すると共に、凹部4´と凸部9´との隙間を接着剤で埋めて液密性を向上することができる。
以上のように、実施例1と同様な効果の他に、請求項13に対応して前記凸部9´の一方の側面9´Aと前記凹部4の一方の側面4´Aとの間、及び前記凸部9´の他方の側面4´Bと前記凹部4´の他方の側面9´Bとの間にそれぞれ接着層31を介在することで、管1´と継手管´2とを接着固定できると共に、凸部9´と凹部4´との隙間を接着層31で埋めて液密性を向上することができる。
図11〜12に示した実施例3においては、凹部4´と凸部9´を三角波型形状としたものであり、第1の管中心軸芯5から凹部4´の最大半径B´と、第2の管中心軸芯10´から凸部9´の最大半径E´とを同じに形成したものである。
したがって、管1´と継手管2´を介して接続するときは、予め例えば継手管本体8´の本体外周面に潤滑剤を塗布しておき、そして一方の管1´の端面7´に、継手管2´の一端を螺子込むように挿入し、凹部4´に対して凸部9´は凹凸係合しながら螺子込まれる。この際、凹部4´と凸部9´との間には潤滑剤が介在することとなり、この潤滑層41により官への継手管2´の螺子込みを容易にすると共に、凹部4´と凸部9´との隙間を潤滑剤で埋めて液密性を向上することができる。
以上のように、実施例1と同様な効果の他に、請求項14に対応して前記凸部9´の一方の側面9´Aと前記凹部4の一方の側面4´Aとの間、及び前記凸部9´の他方の側面9Bと前記凹部4´の他方の側面4´Bとの間にそれぞれ潤滑層41を介在することで、螺子込みを容易にすると共に、凸部9´と凹部4´との隙間を潤滑層41で埋めて液密性を向上することができる。
以上のように本考案にかかる継手管は、各種の用途に適用できる。例えば、継手管を管と同様に長くして螺子込むことで、管を二重管構造として補強することもできる。
本考案の実施例1を示す分解斜視図である。 同継手管を一方の蛇腹管に接続した状態の分解斜視図である。 同継手管を両方の蛇腹管に接続した状態の斜視図である。 同分解断面図である。 同接続した状態の断面図である。 同使用状態の説明図である。 本考案の実施例2を示す分解斜視図である。 同継手管を一方の蛇腹管に接続した状態の分解斜視図である。 本考案の実施例3を示す分解断面図である。 同断面図である。 本考案の実施例4を示す分解断面図である。 同断面図である。
符号の説明
1 1A 管
2 継手管
3 水中ポンプ
4 凹部
4A 第1の側面の一方
4B 第1の側面の他方
5 第1の管中心軸芯
6 外周凸部
7 端面
8 継手管本体
9 凸部
9A 第2の側面の一方
9B 第2の側面の他方
10 第2の管中心軸芯
11 内周凹部
12 対向端面
21 切れ目
31 接着層
41 潤滑層
A 第1の幅
B 最大半径
C 第1の間隔
D 第2の幅
E 最大半径
F 第2の間隔
X 第1の半径
Y 第2の半径

Claims (14)

  1. 管内周面に凹部を第1の管中心軸芯の長手方向に沿って雌螺子状に設けた管の端面に接続する継手管において、短管状の継手本体の外周面に前記凹部に螺合可能な凸部を第2の管中心軸芯の長手方向に沿って雄螺子状に設けると共に、前記凹部における前記第1の管中心軸芯の長手方向の一方及び他方の第1の側面間の第1の幅より、前記凸部における前記第2の管中心軸芯の長手方向の一方及び他方の第2の側面間の第2の幅を大きく形成して、前記凹部の前記一方の第1の側面に前記凸部の前記一方の第2の側面を、前記凹部の前記他方の第1の側面に前記凸部の前記他方の第2の側面をそれぞれ圧接可能に設けることを特徴とする継手管。
  2. 前記第1の管中心軸芯から前記第1の幅箇所までの第1の半径と、前記第2の管中心軸芯から前記第2の幅箇所までの第2の半径とが同じであることを特徴とする請求項1記載の継手管。
  3. 前記凸部の前記一方の側面と前記凹部の前記一方の側面はそれぞれ平面状であって、これら前記凸部の前記一方の側面と前記凹部の前記一方の側面は面接触状態で圧接し、前記凸部の前記他方の側面と前記凹部の前記他方の側面はそれぞれ平面状であって、これら前記凸部の前記他方の側面と前記凹部の前記他方の側面は面接触状態で圧接することを特徴とする請求項1又は2記載の継手管。
  4. 前記管における前記第1の管中心軸芯から前記凹部の最大半径に対して、前記継手本体における第2の管中心軸芯から前記凸部の最大半径は同じか或いは小さく形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の継手管。
  5. 前記凹部の断面形状と前記凸部の断面形状とは相似形状であると共に、隣接する前記凹部相互の長手方向の第1の間隔と、隣接する前記凸部相互の長手方向の第2の間隔とが同じ長さであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の継手管。
  6. 前記凹部の断面形状と前記凸部の断面形状とは合同形状であることを特徴とする請求項5記載の継手管。
  7. 前記凹部の断面形状と前記凸部の断面形状が、それぞれ矩形又は三角形であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の継手管。
  8. 前記凹部の外周に該凹部に対向して外周凸部が形成されて前記管は蛇腹管を形成し、前記凸部の内周に該凸部に対向して内周凹部が形成されて前記継手本体は蛇腹短管を形成していることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の継手管。
  9. 前記蛇腹管及び前記継手本体が合成樹脂製又は金属樹脂複合製であることを特徴とする請求項8記載の継手管。
  10. 前記管の前記端面は前記第1の管中心軸芯に対してほぼ直交方向に開口し、前記端面に対向する前記継手本体の対向端面は前記第2の管中心軸芯に対してほぼ直交方向に開口していることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の継手管。
  11. 前記管は、ポンプに接続された給水又は排水用であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の継手管。
  12. 前記継手本体の両端間に前記第2の管中心軸芯の長手方向に沿って切れ目を形成したことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の継手管。
  13. 前記凸部の前記一方の側面と前記凹部の前記一方の側面との間、及び前記凸部の前記他方の側面と前記凹部の前記他方の側面との間にそれぞれ接着層を介在することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の継手管。
  14. 前記凸部の前記一方の側面と前記凹部の前記一方の側面との間、及び前記凸部の前記他方の側面と前記凹部の前記他方の側面との間にそれぞれ潤滑層を介在することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の継手管。
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