JP3133040U - ビーズ挟持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 球状ビーズの挟持及び解放を容易に行えるビーズ挟持具を提供する。
【解決手段】 筒状の本体部と、該本体部に内蔵されて本体部の前方に前端が突出する複数の挟持部材31,36とで構成され、前記挟持部材31,36のうち少なくとも1つは本体部の外方に突出する操作部34に接続され、前記複数の挟持部材31,36の先端を相互に閉じる方向に付勢する弾性体を本体部に内蔵し、ビーズを前記挟持部材31,36間に圧入することでビーズを安定的に挟持可能であり、ビーズが圧入された状態で前記本体部から突出した操作部34を操作することによりって前記挟持部材31,36の先端が開き、ビーズが解放されるビーズ挟持具1とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、ビーズ挟持具に関し、更に詳しくは、球状ビーズの挟持及び解放を容易に行えるビーズ挟持具に関する。
従来より、ビーズを用いて絵模様を作成するビーズ玩具があり、例えば、ビーズを熱融解して互いを融着することにより模様を作るビーズ玩具や、接着面にビーズを接着させて模様を作るビーズ玩具、並べたビーズに液体を塗布して表面を融着させて模様を作るビーズ玩具等がある。ビーズ玩具に用いられるビーズは小径の粒状ビーズが一般的であり、このビーズを手で摘んで作業するには手先の器用さが必要である。また、小児にとって小さなビーズは扱いにくいものである。
そこで、ビーズを配置する装着具として、例えば、全体がペン形に構成されたビーズ装着具が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このビーズ装着具は、後部にビーズを収納したビーズ収納瓶を備え、ビーズ装着具の軸部内のビーズ排出部材と連結したボタンの操作によって、ビーズ収納瓶内のビーズが軸部内に導入されて先端部から排出される。
また、ビーズを挟持するためのピンセットが提案されており、例えば、接離自在な一対の挟持部を有し、この挟持部夫々の対向内面に凹部が形成されたピンセットが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
実用新案登録第3033453号公報 特開2004−122241号公報
上記特許文献1に記載のビーズ装着具は、ビーズ収納瓶に複数のビーズを収納しておけば連続してビーズを排出できるが、種々の色のビーズを用いて絵模様を作成する場合、ビーズ収納瓶内のビーズを色ごとに入れ替えるか、複数のビーズ収納瓶を用意してビーズ収納瓶ごと付け替えなければならないため、作業が面倒である。また、特許文献2のピンセットは、ビーズを1つずつ挟持できるため、前記の問題点は解決できるが、挟持及び解放を指の動作で繰り返さなければならず、小児にとっては扱いにくいものであり、このような細かい作業はビーズ玩具の面白さを半減させることになる。
本考案は、かかる点に鑑みてなされたものであり、ビーズ玩具に使用するビーズ挟持具であって、球状ビーズの挟持及び解放を容易に行えるビーズ挟持具を提供することを目的としている。
本考案に係るビーズ挟持具は、筒状の本体部と、該本体部に内蔵されて本体部の前方に前端が突出する複数の挟持部材とで構成され、前記挟持部材のうち少なくとも1つは本体部の外方に突出する操作部に接続され、前記複数の挟持部材の先端を相互に閉じる方向に付勢する弾性体を本体部に内蔵し、ビーズを前記挟持部材間に圧入することでビーズを安定的に挟持可能であり、ビーズが圧入された状態で前記本体部から突出した操作部を操作することによって前記挟持部材の先端が開き、ビーズが解放されることを特徴とする。
前記複数の挟持部材は互いに突き合わせられて内側に略円柱状の挟持空間部を形成し、該挟持部材のうち少なくとも1つに、ビーズがそれを越えて侵入しない程度の凸片が設けられていることが好ましい。
また、前記挟持部材は略半筒形状に形成され、2つの挟持部材が突き合わせられて円柱状の挟持空間部を形成することが好ましい。
更に、湾曲面凹状の凹陥部を有する吸着部材が前記本体部の後端に備えられ、該吸着部材は、棒状体形状の先端に凹陥部を有することが好ましい。
本考案のビーズ挟持具は、更に、前記本体部の後端に有底の後筒体を備えることを特徴とする。
また、本考案のビーズ挟持具は、前記挟持部材のうち少なくとも1つが前記本体部の前端に一体に形成されていることが好ましい。
本考案によれば、ビーズの挟持及び解放を容易に行うことができるため、小児でも簡単に扱えるビーズ挟持具を提供することができる。また、吸着部材を備えているため、多数の窪みを備えたビーズ保持トレイにビーズを並べ、更にビーズを並べ替えて遊ぶことが容易にできるビーズ挟持具を提供することができる。
本考案に係るビーズ玩具セットは、第1本体軸部と第2本体軸部とを対向させて成る筒状の本体部と、該本体部に内蔵されて本体部の前方に前端が突出する2つの挟持部材とで構成され、該挟持部材は略半筒形状に形成されて互いに突き合わせられて円柱状の挟持空間部を形成し、一方の挟持部材は本体部の側方から突出する操作部を有し、前記挟持部材の先端を相互に閉じる方向に付勢する弾性体を本体部に内蔵し、ビーズを前記挟持部材間に圧入することでビーズを挟持空間部に安定的に挟持可能であり、ビーズが圧入された状態で前記操作部を操作することにより、前記挟持部材の先端が開き、ビーズが解放されるものである。
各挟持部材の内側面にはそれぞれビーズがそれを越えて侵入しない程度の凸片が設けられるとともに、一方の挟持部材は前記第2本体軸部の前端に一体に形成されている。
そして、本体部の前端には前筒部を取り付け、本体部の後端には湾曲面凹状の凹陥部を有する吸着部材を備えるとともに、該吸着部材を覆う後筒体を取り付けている。
以下、本考案に係るビーズ挟持具について詳細に説明する。図1は、本考案のビーズ挟持具の斜視図である。図2は、図1のビーズ挟持具の分解斜視図であり、図3は、図1のビーズ挟持具の断面側面図である。図4は、本考案のビーズ挟持具の使用形態を示す図であり、図5は、本考案のビーズ挟持具を備えたビーズ玩具を示す図である。
本考案に係るビーズ挟持具1は合成樹脂製であり、図1に示したように、ペン形に形成されている。このビーズ挟持具1は、円筒を軸方向に沿って二分した略半筒形状の第1本体軸部10と第2本体軸部20とを対向させて成る本体部と、該本体部の内部から前端が突出するように該本体部に内蔵されるビーズを挟持する半円筒形状の2つの挟持部材31,36とで構成されている。そして、一方の挟持部材31には操作部34が備えられ、該操作部34は第1本体軸部10の側方から外方に突出している。また、本体部の前端には前筒体40が備えられ、後端には後筒体50が備えられている。
図2及び図3に示したように、本体部を構成する第1本体軸部10は、前端を開放した略半円筒形状であり、その前端の縁部内周面に前嵌合段差部11を、後端に該第1本体軸部10と同心とした半円筒形状の後嵌合段差部12を備えている。該前嵌合段差部11にはその端部から第1本体軸部10の前端近傍まで2箇所を線条に切り欠いて係止片13が形成されており、当該係止片13の外側面には略半球形状の係止突起14が形成されている。また、前記後嵌合段差部12には、その端部から第1本体軸部10の後壁まで2箇所を線条に切り欠いて係止片15が形成されており、当該係止片15の外側面には略半球形状の係止突起16が形成されている。
そして、第1本体軸部10の前方側部中央には、貫通孔17が形成されており、後述する操作部34の外径よりも大きい径とされている。また、図3に示したように、螺子溝が内部に形成された螺子受け部材18が第1本体軸部10の後方内側中央に突設されている。
本体部を構成する第2本体軸部20は前端を開放した略半円筒形状であり、前記第1本体軸部10に突き合わせられて円筒状となる。該第2本体軸部20の前端の縁部内周面には前嵌合段差部21が、後端には第2本体軸部20と同心とした半円筒形状の後嵌合段差部22がそれぞれ備えられている。
そして、前記第2本体軸部20の後方内側面中央には、前記第1本体軸部10に設けられた螺子受け部材18の先端が内挿する支持部材26が突設されており、該支持部材26の軸方向には、螺子受け部材18の螺子溝と対応する螺子挿入孔28が形成されている。また、前方内側面中央には、後述する可動挟持部材31を付勢するための弾性体61の一端を支持するばね受け突起27が突設されている。
本実施形態において、本体部は片手で把持して操作しやすいように、その外径を10〜20mmとなるように形成することが好ましい。
挟持部材は、略半筒形状の部材であり、2つの挟持部材を互いに突き合せて内部に略円柱状の挟持空間部62を形成している。本実施形態において、図2及び図3に示したように、一方を前記第2本体軸部20に一体に形成される固定挟持部材36とし、他方を該固定挟持部材36に突き合わされる可動挟持部材31としている。
固定挟持部材36は、前述した如く、前記第2本体軸部20の前嵌合段差部21の前端に連結するように一体に形成されている。そしてこの連結部分には、固定挟持部材36の縁部両端に架かる円柱形状の連結杆38が備えられている。また、固定挟持部材36の内側面には、凸片37が設けられており、これはビーズが挟持空間部62の奥へ侵入するのを防ぐためである。
可動挟持部材31は前記固定挟持部材36よりも長尺であり、該可動挟持部材31の内側面には、凸片32が設けられるとともに、固定挟持部材36の連結杆38に等しい位置に、先端を後方に向けた鉤状連結部材33が設けられている。そして、可動挟持部材31の後端外側面に、先端が略半球形状に形成された棒状の操作部34が略垂直に立設されている。この操作部34は、直接可動挟持部材31に立設する場合に限ることなく、操作部34と可動挟持部材31との間に他の部材を介在させて可動挟持部材31に操作部34を接続することもある。また、可動挟持部材31の後端内側面にはばね受け突起35が突設されており、このばね受け突起35は第2本体軸部20に形成されたばね受け突起27と対向した位置とされている。
前記可動挟持部材31と固定挟持部材36は、互いの連結部において、可動挟持部材31の鉤状連結部材33を固定挟持部材36の連結杆38に係合させて筒状体を形成し、図1及び図3に示したように、前端が開口した挟持空間部62を内側に形成している。該挟持空間部62の直径はビーズ2の直径と略等しい又はビーズ2の直径より僅かに小さい直径とされる。本実施形態において、ビーズ2の直径を5.0mm程度とすると、円柱形状に近い形状とした挟持空間部62の短径は4.5mm程度とすることが好ましい。
また、可動挟持部材31に設けられる凸片32と固定挟持部材36に設けられる凸片37は、それぞれ前端からビーズ2の直径よりも短い位置に設けられる。これは、挟持部材でビーズ2を挟持した際に、ビーズ2が該挟持部材の先端から僅かに突出するようにするためである。ビーズ2が挟持部材の先端から僅かに突出することで、挟持したビーズ2を視認でき、ビーズ2を解放したい位置に挟持部材の先端を運びやすくなる。本実施形態において、ビーズ2の直径を5.0mm程度とすると、凸片32,37の位置は挟持部材の先端から4.0〜4.5mm程度とすることが好ましい。
また、本実施形態において、図2及び図3に示したように、可動挟持部材31のばね受け突起35と第2本体軸部20のばね受け突起27につる巻きばね等の弾性体61の両端を嵌合させており、可動挟持部材31は連結部を支点としてその先端が固定挟持部材36の先端と接離可能となっている。従って、可動挟持部材31と固定挟持部材36とでビーズ2を挟持したとき、弾性体61の付勢力により、ビーズ2が安定的に挟持され、その状態で可動挟持部材31の操作部34を押圧すると、可動挟持部材31の先端が固定挟持部材36の先端から離れる方向(開方向)に移動し、ビーズ2が解放される。
前筒体40は、両端を開放した前端が縮径する略円錐台形筒状とされる。内側面には軸方向に2個の線条突起41が形成され、該線条突起41の間に係止孔42が形成されている。該前筒体40の前端の内径は、前記可動挟持部材31と固定挟持部材36の先端が突出可能であり、且つ、該可動挟持部材31の先端が揺動可能な大きさに形成されている。そして、前筒体40の後端の外径は前記本体部の外径と略同径とされ、後端側において前記第1本体軸部10の前嵌合段差部11と第2本体軸部20の前嵌合段差部21に着脱自在に外嵌される。このとき2つの線条突起41が第1本体軸部10の前嵌合段差部11の切り欠きに係合し、係止孔42が前嵌合段差部11に形成された係止片13の係止突起14に係止し、前筒体40が本体部に対して摺動するのを防止する。
後筒体50は、一端を開放した中空の略半球形状に形成され、内側面には軸方向に2個の線条突起51が形成され、該線条突起51の間に係止孔52が形成されている。該後筒体50の開放端の外径は前記本体部の外径と略同径とされ、開放端において前記第1本体軸部10の後嵌合段差部12と第2本体軸部20の後嵌合段差部22に着脱自在に外嵌される。このとき2つの線条突起51が第1本体軸部10の後嵌合段差部12の切り欠きに係合し、係止孔52が後嵌合段差部12に形成された係止片14の係止突起16に係止し、後筒体50が本体部に対して摺動するのを防止する。
上記した各部材は、図2及び図3に示したように、固定挟持部材36の連結杆38に可動挟持部材31の鉤状連結部材31を係合させた状態で該固定挟持部材36と可動挟持部材31を突き合わせ、第1本体軸部10の貫通孔17に可動挟持部材31の操作部34をその先端が第1本体軸部10の側方から突出するように挿通させて第2本体軸部20と第1本体軸部10を突き合わせ、該第2本体軸部20の螺子挿入孔28から螺子63を螺入して互いを螺設する。そして、可動挟持部材31と固定挟持部材36の先端が突出するようにして第1本体軸部10の前嵌合段差部11と第2本体軸部20の前嵌合段差部に前筒体40を外嵌し、第1本体軸部10の後嵌合段差部12と第2本体軸部20の後嵌合段差部22に後筒体50を外嵌する。
このとき、図3に示したように、第2本体軸部20と可動挟持部材31の間に弾性体61を介在させており、この弾性体61により、前記可動挟持部材31の先端は固定挟持部材36側に付勢され互いの先端は当接した状態となっている。そして、操作部34が押圧操作された時に可動挟持部材31の先端は固定挟持部材36の先端から離れる方向に移動し、操作部34の押圧操作を解除すると弾性体61の付勢力により可動挟持部材31の先端は固定挟持部材36の先端に接触する。
従って、上記した構成のビーズ挟持具1の挟持部材の先端をビーズ2にその真上から当て、該ビーズ挟持具1を押し下げると、ビーズ2は挟持空間部62内へ圧入される。該ビーズ2は挟持空間部62の直径と等しいかそれより僅かに大きいため、図4(a)に示したように、ビーズ2の圧入により可動挟持部材31の先端は僅かに開方向に移動するが、弾性体61の付勢力によりその先端を固定挟持部材36側に押し戻そうとする力が働き、ビーズ2を脱落させることなく安定的に挟持することができる。また、弾性体61の付勢力によりビーズ2を挟持するため、ビーズ2は常に一定の力で挟持される。可動挟持部材31と固定挟持部材36にはそれぞれ凸片32,37が設けられているため、ビーズ2の挟持空間部62の奥への侵入や挟持空間部62内での詰りが防止でき、且つ、該挟持空間部62には1つのビーズ2が挟持される。
そして図4(b)に示したように、操作部34を押圧操作すると、可動挟持部材31の先端が開方向に移動し、ビーズ2は解放される。従って、挟持部材の先端でビーズ2を挟持したビーズ挟持具1を、ビーズ2を解放したい位置の真上まで移動させることでビーズ2の落下距離を短くすることができ、且つビーズ2は操作部34の操作により自然落下するため、ビーズ2の落下速度を抑制することが可能となり、ビーズ2の跳ね返りを防止することができる。
更に、図2及び図3に示したように、本考案のビーズ挟持具1は、本体部の後端において後筒体50の内側に吸着部材70を備えている。吸着部材70は棒状部材であり、その端面には、球面の一部で形成した湾曲面凹状の凹陥部71が外周縁に沿って形成されている。該凹陥部71の曲面は、ビーズ2の半径と同じかそれよりも小さい曲率半径を有する球面であり、且つ、凹陥部71の直径はビーズ2の直径と同じかそれよりも小さくされている。
また、吸着部材70は、軟質樹脂やゴム弾性体、粘着樹脂等の弾力性のある材料で成形されており、軟質樹脂としては、例えば、塩化ビニル系樹脂、オレフィン系樹脂、スチレン系樹脂、エステル系樹脂、シリコン樹脂等が挙げられ、ゴム状弾性体としては、例えば、天然ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ブチルゴム等が挙げられ、粘着樹脂としては、例えば、アクリル系粘着剤樹脂等が挙げられる。
この吸着部材70の凹陥部71をビーズ2に押し当てると、凹陥部71のエッジ部分が広がり、該凹陥部71の曲面がビーズ2の表面に沿ってビーズ2を吸着させることができる。また、吸着部材70は、凹陥部71において、ビーズ2の表面と面接触するため、確実にビーズ2を吸着することができる。
本実施形態において、吸着部材70は、本体部の後嵌合段差部12,22により形成される円筒部に、該円筒部の内径と略等しい外径の補助部材72に挟持されて嵌め込み装着されている。該補助部材72は、吸着部材70をその凹陥部71を外方へ突出させた状態で挟んで成る有底の円筒部材であり、これは弾力性を有する吸着部材70の本体部への装着を補助するためのものである。また、吸着部材70が劣化した場合であっても、補助部材72ごと本体部から取り外し、新しい吸着部材70を交換することができ、容易に交換作業が行える。
また、本実施形態において、前記後筒体50が本体部の後嵌合段差部12,22に着脱自在に外嵌されているため、後筒体50を取り外すと吸着部材70が使用可能となり、それ以外のときは後筒体50を本体部に装着しておけば、吸着部材70は後筒体50に保護され、埃等の付着を防止することができ、吸着部材70の劣化防止にもなる。
本考案のビーズ挟持具1は、真球形状のビーズに好適に使用でき、例えば、トレイ上に規則的に配列された窪みに配置して遊ぶ真球形状のビーズに使用できる。つまり、ビーズ挟持具1の本体部を把持してビーズ2群に挟持部材の先端を当てて上から押えるとビーズ2を挟持することができ、トレイ上の窪み群のうち、ビーズ2を載置したい窪みの真上にまでビーズ挟持具1を移動させ、指先で操作部34を押圧すると、ビーズ2が解放され、所定の窪みに載置することができる。本考案のビーズ挟持具1は、ペン形に形成され、また本体部も片手で把持できる大きさとされているため、ビーズの挟持及び解放の操作を片手で容易に行うことができる。
本考案のビーズ挟持具1によれば、ビーズ2の配置位置まで挟持部材を近づけてビーズ2を開放できるため、ビーズ2の落下距離を短くすることができ、的確にビーズ2を配置することができるとともに、所定位置直近の真上からビーズ2を自然落下させることができるため緩やかに窪みに落下し、ビーズ2がトレイに当たって跳ね返ることはない。
そして、トレイ上に載置されたビーズのうち、取り除きたいビーズがある場合、本体部の後端に装着した吸着部材70の先端の凹陥部71を目的のビーズ2に接触させ、上から押えると、吸着部材70の柔軟性により凹陥部71がビーズ2に吸着し、容易にビーズ2を持ち上げることができる。粘着樹脂を用いている場合は、その吸着力と接着力とにより確実に凹陥部71にビーズ2を吸着させてトレイ上のビーズ2群から取り除くことができる。また、吸着部材70の凹陥部71の直径はビーズ2の直径よりも小さくされているため、互いに接触したビーズ2群であっても、吸着部材70により容易にビーズをとらえることができる。
従って、本考案のビーズ挟持具1によれば、密接して並べられたビーズ2であっても、他のビーズ2の配列を崩すことなく目的のビーズ2を拾い上げ、手指で外したあと挟持空間部62に入れ直し別の場所へ配置しなおすこともできるし、また、ストックに戻し他のビーズ2を配置することができる。
前記実施形態では挟持部材のうち一方を本体部に一体に形成しており、ビーズ挟持具1の製造工程を容易としているが、本考案において、挟持部材を可動挟持部材31同士で構成することも可能である。その場合、可動挟持部材31の先端同士が接した状態で後端の向かい合う面に弾性体を介在させ、操作部の押圧により可動挟持部材31の先端が互いに開き、操作部の押圧を開放すると弾性体により可動挟持部材31の先端同士が接する構造とすることができる。
また、挟持空間部62を形成する挟持部材は、3以上の挟持部材を突き合わせさせて構成しても良いし、ビーズ2を挟持する略円柱状の挟持空間部62を形成するものであれば挟持部材全体の外観は円筒状に限るものではない。
そして弾性体61は、図面に示すつる巻きばねに限るものでなく、可動挟持部材31及び/又は固定挟持部材36等の挟持部材と一体とした弾性変形可能な形状とする弾性変形部を形成して弾性体とすることもある。このように、操作部34は直接的又は間接的に挟持部材に接続されるものであって、操作部34を操作したときに挟持部材の先端が開方向に移動するように該挟持部材を作動させれば足りるものである。
更に、吸着部材70は、端面の直径がビーズ2の直径よりも小さく、且つその外周縁に沿って凹陥部71が形成されていればその形状は特に限定されず、例えば、基端側を本体部の後嵌合段差部12,22により形成される円筒部の内径と略等しい形状とした断面視円錐台形状として、吸着部材70のみで本体部に装着しても良い。
そして、図5に示したように、本考案のビーズ挟持具1を複数の色のビーズ2を収納したケース3に収納することにより、ビーズ2とビーズ挟持具1をセットとして使用することができる。この場合、ビーズ2群にビーズ挟持具1の挟持部材を押し当ててこの挟持部材の挟持空間部62にビーズ2を挟持させ、図示しないビーズ保持トレイにビーズ2を解放配列する動作を繰り返すことが容易にできる。
本考案のビーズ挟持具の斜視図である。 図1のビーズ挟持具の分解斜視図である。 図1のビーズ挟持具の断面側面図である。 (a)及び(b)は本考案のビーズ挟持具の使用形態を示す図である。 本考案のビーズ挟持具を備えたビーズ玩具を示す図である。
符号の説明
1 ビーズ挟持具
2 ビーズ
3 ケース
10 第1本体軸部 11 前嵌合段差部
12 後嵌合段差部 13,15 係止片
14,16 係止突起 17 貫通孔
18 螺子受け部材
20 第2本体軸部 21 前嵌合段差部
22 後嵌合段差部
26 支持部材 27 ばね受け突起
28 螺子挿入孔
31 可動挟持部材 32 凸片
33 鉤状連結部材 34 操作部
35 ばね受け突起 36 固定挟持部材
37 凸片 38 連結杆
40 前筒体 41 線条突起
42 係止孔
50 後筒体 51 線条突起
52 係止孔
61 弾性体 62 挟持空間部
63 螺子
70 吸着部材 71 凹陥部
72 補助部材

Claims (7)

  1. 略球形のビーズを挟持及び解放できるビーズ挟持具において、
    筒状の本体部と、該本体部に内蔵されて本体部の前方に前端が突出する複数の挟持部材とで構成され、前記挟持部材のうち少なくとも1つは本体部の外方に突出する操作部に接続され、前記複数の挟持部材の先端を相互に閉じる方向に付勢する弾性体を本体部に内蔵し、
    ビーズを前記挟持部材間に圧入することでビーズを安定的に挟持可能であり、ビーズが圧入された状態で前記本体部から突出した操作部を操作することによって前記挟持部材の先端が開き、ビーズが解放されることを特徴とするビーズ挟持具。
  2. 前記複数の挟持部材は互いに突き合わせられて内側に略円柱状の挟持空間部を形成し、該挟持部材のうち少なくとも1つに、ビーズがそれを越えて侵入しない程度の凸片が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のビーズ挟持具。
  3. 前記挟持部材は略半筒形状に形成され、2つの挟持部材が突き合わせられて円柱状の挟持空間部を形成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のビーズ挟持具。
  4. 湾曲面凹状の凹陥部を有する吸着部材が、前記本体部の後端に備えられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のビーズ挟持具。
  5. 前記吸着部材は、棒状体形状の先端に凹陥部を有することを特徴とする請求項4に記載のビーズ挟持具。
  6. 前記本体部の後端に有底の後筒体を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のビーズ挟持具。
  7. 前記挟持部材のうち少なくとも1つが前記本体部の前端に一体に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のビーズ挟持具。
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CN114892488A (zh) * 2022-05-19 2022-08-12 安徽拓力工程材料科技有限公司 一种用于道路反光的玻璃微珠施工装置及其施工方法

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