JP3132328B2 - スクロール形流体機械 - Google Patents

スクロール形流体機械

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JP3132328B2
JP3132328B2 JP07062677A JP6267795A JP3132328B2 JP 3132328 B2 JP3132328 B2 JP 3132328B2 JP 07062677 A JP07062677 A JP 07062677A JP 6267795 A JP6267795 A JP 6267795A JP 3132328 B2 JP3132328 B2 JP 3132328B2
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弘之 黒岩
雅典 柳沢
憲 瀧川
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C29/00Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
    • F04C29/0007Injection of a fluid in the working chamber for sealing, cooling and lubricating

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  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に、冷凍機や空調機
の冷媒圧縮機等に用いられるスクロール型流体機械に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のスクロール型流体機械では、密閉
ケーシング内に内装される圧縮要素の各スクロール間を
シールするために、前記ケーシング内の油を各スクロー
ル間にインジェクションしてオイルシールするようにし
ており、多くのものは、固定スクロールの鏡板から油イ
ンジェクションするようにしていた。
【0003】しかしながら、固定スクロールの鏡板から
油インジェクションをする場合、ケーシング外部に、固
定スクロールの鏡板に形成する油注入穴と油溜とを連通
させる油インジェクション用の部材を配設したり、また
は、駆動軸の給油通路から通路を分岐させて、ケーシン
グ内に固定する支持ハウジング及び固定スクロールにイ
ンジェクション用の長い給油通路を別途形成しなければ
ならなかった。
【0004】従って、別部材を必要とするときには、部
品点数が増えて大型化するだけでなく、余分な配設作業
も必要となり、また、前記支持ハウジング及び固定スク
ロールに長い給油通路を形成する場合には、駆動軸を支
持する軸受に油溝を形成し、かつ、穴明け箇所が多くな
り加工作業だけでなく、部材の強度の面から製作上不具
合が生じていた。
【0005】そこで、例えば特開平3−217680号
公報にも記載されているように、前記可動スクロールの
鏡板裏面を受け止めるスラスト受部に形成した環状油溝
を利用し、この環状油溝に供給される油を可動スクロー
ルの鏡板に形成する油注入孔を介して油インジェクショ
ンすることにより、給油通路を短く、かつ、形成も容易
にしたものが知られている。
【0006】即ち、可動スクロールの鏡板から油インジ
ェクションを行うスクロール型流体機械は、図9に示す
ように、鏡板A1に渦巻体A2を突設した可動スクロー
ルAと、同じく鏡板B1に渦巻体B2を突設した固定ス
クロールBとを、各渦巻体A2,B2が対向するように
組み合わせている。
【0007】そして、前記可動スクロールAの鏡板A1
裏面中央部に、モータに連結される駆動軸Cの偏心軸部
C1を嵌合させるボス部A3を形成し、前記可動スクロ
ールAを前記駆動軸Cの回転駆動に伴い旋回させ、ま
た、該駆動軸Cを支持する軸受D1をもつ支持ハウジン
グDをケーシングEに固定して、前記可動スクロールA
の鏡板A1の裏面を、前記支持ハウジングDの頂面部に
形成するスラスト受部D2で支持するようにしている。
【0008】しかも、前記支持ハウジングDのスラスト
受部D2に、環状油溝D3を設けると共に、前記支持ハ
ウジングDに、前記駆動軸C内に形成する主給油通路C
2に連通する給油通路D4を形成し、この給油通路D4
を前記環状油溝D3に開口させて、該給油通路D4を介
して前記主給油通路C2の油を前記環状油溝D3に供給
し、前記可動スクロールAの鏡板A1の旋回運動によ
り、該鏡板A1が前記スラスト受部D2に対して摺動す
る際、前記環状油溝D3の油で該鏡板A1と前記スラス
ト受部D2との間を潤滑するようにしている。
【0009】さらに、前記可動スクロールAの鏡板A1
に、図9及び図10に示すように、該鏡板A1の厚み方
向に貫通する二つの油注入孔F,Fを、前記可動スクロ
ールAの中心部に対し対称となる位置で、かつ、出口側
が、前記各渦巻体A2,B2間に形成される圧縮室G,
Gの吸入入口近くに開口するように設けることにより、
前記環状油溝D3からスラスト受部D2に給油される油
を前記油注入孔F,Fに導入して、各圧縮室G,Gの吸
入入口に油をインジェクションすることにより各渦巻体
A2,B2間をオイルシールするようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記環状油
溝D3から前記各油注入孔F,Fへの油の導入は、前記
ケーシングE内を低圧ドームとする場合、差圧給油が行
えないので、油量の多い前記環状油溝D3に直接連通さ
せて油ポンプ作用により導入することが好ましいのであ
るが、前記油注入孔F,Fの穿設位置を圧縮室の吸入入
口近くとしているため、該油注入孔F,Fが、可動スク
ロールAの旋回時、前記環状油溝D3とは直接重なり合
わず、その結果、前記油注入孔F,Fを前記環状油溝D
3に直接連通できなかった。
【0011】そこで、従来では、前記可動スクロールA
の鏡板A1裏面に、前記各油注入孔F,Fの入口側が開
口し、前記各油注入孔F,Fの径より大径で、前記可動
スクロールAの旋回運動中、前記環状油溝D3と間歇的
に連通できる位置に座ぐり部F1,F1を形成し、これ
ら座ぐり部F1,F1により前記油注入孔F,Fの入口
側開口域を拡大して、前記油注入孔F,Fを、前記可動
スクロールAが旋回運動する時に、前記座ぐり部F1,
F1を介して間歇的に前記スラスト受部D2の環状油溝
D3に連通させて、この連通時に、前記環状油溝D3の
油を前記油注入孔F,Fに導入して、該油注入孔F,F
から各圧縮室G,Gの吸入入口に油をインジェクション
することにより各渦巻体A2,B2間をオイルシールす
るようにしている。
【0012】しかしながら、前記座ぐり部F1,F1
は、前記可動スクロールAが旋回運動をするため、前記
環状油溝D3に間歇的にしか連通しないことから、図8
の油注入穴F,Fの入口側開口域である前記座ぐり部F
1,F1の駆動軸回転角に対応した環状油溝D3の捕捉
面積を示すグラフにおける一点破線に示すように、前記
油注入孔F,Fの前記環状油溝D3への連通時間が短
く、充分な量の油をインジェクションすることができな
かった。
【0013】そこで、連通域をなるべく広くとろうとし
て、前記座ぐり部F1,F1の内径を大きくすることが
考えられるが、大きくすると、該座ぐり部F1,F1が
前記スラスト受部D2の径方向内方または外方に開放さ
れて油が排出されてしまい、油インジェクションが良好
に行えないばかりか、前記スラスト受部D2の潤滑も良
好に行えない問題があり、従来では、前記座ぐり部F
1,F1を大きくとることができなかったのである。
【0014】さらに、図8の一点破線で示すように、一
方の座ぐり部F1(a)が前記環状油溝D3に連通して
いるときには、他方の座ぐり部F1(b)は連通しない
し、また、連通しているときでも、図8に示すように、
前記座ぐり部F1,F1が前記環状油溝D3と重なり合
う面積が旋回運動により変動するため、連通時において
もインジェクション量の多いときと少ないときがあり、
一定したインジェクション量が得られなかった。
【0015】本発明は、上記問題に鑑みて成したもの
で、簡単な構成で、しかも、充分な量の油を圧縮室に供
給できるスクロール形流体機械を提供して圧縮機の効率
向上を図ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、可動スクロール2の鏡板2
1裏面を受け止めるスラスト受部52に、低圧ドームと
したケーシング1の油溜から汲み上げる油を導入する環
状油溝53を設けると共に、前記可動スクロール2の鏡
板21に、該鏡板21の厚み方向に貫通し、前記環状油
溝53に連通可能な油注入孔7を設けたスクロール形流
体機械において、前記可動スクロール2の鏡板21裏面
に、前記油注入孔7の入口側開口域を前記可動スクロー
ル2の円周方向に拡大させる凹溝9を設けたのである。
【0017】請求項2記載の発明は、前記油注入孔7
を、前記可動スクロール2の中心部に対して対称となる
第1油注入孔71と第2油注入孔72とから構成し、該
第1及び第2油注入孔71,72を凹溝9で互いに連通
させたのである。
【0018】請求項3記載の発明は、前記凹溝9を、前
記可動スクロール2の中心に中心をもつ円環溝91から
形成したのである。
【0019】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記円環溝91の半径を、環状油溝53の
半径に可動スクロールの旋回半径を加えた値にしたので
ある。
【0020】請求項5記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記円環溝91の半径を、前記環状油溝5
3の半径に可動スクロール2の旋回半径を減じた値にし
たのである。
【0021】請求項6記載の発明は、前記凹溝9を、長
さ方向両端部を閉鎖した部分円弧溝92としたのであ
る。
【0022】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明において、前記部分円弧溝92を、可動スクロール2
の中心を中心として、環状油溝53の半径に可動スクロ
ールの旋回半径を加えた値の半径で形成したのである。
【0023】請求項8記載の発明は、請求項6記載の発
明において、前記部分円弧溝92を、可動スクロール2
の中心を中心として、環状油溝53の半径に可動スクロ
ールの旋回半径を減じた値の半径で形成したのである。
【0024】
【作用】請求項1記載の発明では、前記可動スクロール
2の鏡板21裏面に、前記油注入孔7の入口側開口域を
前記可動スクロール2の円周方向に拡大させる凹溝9を
設けたから、前記可動スクロール2側から油インジェク
ションする際、該可動スクロール2の公転運動により、
前記油注入孔7の前記環状油溝53に対する位置が変位
しても、前記凹溝9を介して、前記油注入孔7の前記環
状油溝53への連通域を拡大できるので、前記油注入孔
7から各スクロール2,3間に形成される圧縮室に充分
な油をインジェクションすることができる。
【0025】従って、インジェクション用の給油通路
を、簡単な加工で、かつ、短くして構成を簡単にできな
がら、前記油注入孔7から前記圧縮室への充分な量の油
インジェクションを行って、油による圧縮室内のシール
を良好に行い、圧縮行程でのガスの漏れを低減して、圧
縮機の効率を向上できる。
【0026】請求項2記載の発明では、前記油注入孔7
を、前記可動スクロール2の中心部に対して対称となる
第1油注入孔71と第2油注入孔72とから構成し、該
第1及び第2油注入孔71,72を凹溝9で互いに連通
させたから、前記環状油溝53から前記凹溝9に導入さ
れた油を、前記各第1及第2油注入孔71,72へとそ
れぞれに導入させられるので、同時に双方の油注入孔7
1,72から圧縮室に油をインジェクションすることが
でき、より良好なオイルシールが行えるのである。
【0027】請求項3記載の発明では、前記凹溝9を、
前記可動スクロール2の中心に中心をもつ円環溝91か
ら形成したから、より簡単に凹溝9の形成ができなが
ら、該凹溝9の可動スクロール2の円周方向の拡大域を
最大にできるので、さらに良好な油インジェクションが
行える。
【0028】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
発明において、前記円環溝91の半径を、環状油溝53
の半径に可動スクロール2の旋回半径を加えた値にした
から、前記可動スクロール2が公転しても、前記円環溝
91を常に前記環状油溝53に連通させられ、前記油注
入孔7から常時圧縮室へ油インジェクションが行え、安
定した給油が行えるのである。
【0029】請求項5記載の発明では、請求項3記載の
発明において、前記円環溝91の半径を、前記環状油溝
53の半径に可動スクロール2の旋回半径を減じた値に
したから、前記可動スクロール2が公転しても、前記円
環溝91を常に前記環状油溝53に連通させられるの
で、前記油注入孔7から常時圧縮室へ油インジェクショ
ンが行え、安定した給油が行えるのである。
【0030】請求項6記載の発明では、前記凹溝9を、
長さ方向両端部を閉鎖した部分円弧溝92としたから、
前記油注入孔7の前記環状油溝53への連通域を所望の
広さに設定して、油インジェクション量の調整が可能と
なる。
【0031】請求項7記載の発明では、請求項6記載の
発明において、前記部分円弧溝92を、可動スクロール
2の中心を中心として、環状油溝53の半径に可動スク
ロールの旋回半径を加えた値の半径で形成したから、前
記可動スクロール2の公転中、前記部分円弧溝92と前
記環状油溝53との連通を、前記部分円弧溝92の周方
向一方の端部において連通したときから円弧に沿って常
時連通させながら他端に至らせることができ、油インジ
ェクション量の調整をさらに良好に行える。
【0032】請求項8記載の発明では、請求項6記載の
発明において、前記部分円弧溝92を、可動スクロール
2の中心を中心として、環状油溝53の半径に可動スク
ロールの旋回半径を減じた値の半径で形成したから、前
記可動スクロール2の公転中、前記部分円弧溝92と前
記環状油溝53との連通を、前記部分円弧溝92の周方
向一方の端部において連通したときから円弧に沿って常
時連通させながら他端に至らせることができ、油インジ
ェクション量の調整をさらに良好に行える。
【0033】
【実施例】まず、第1実施例について説明する。図1に
示したスクロール型流体機械は、冷凍機として使用する
低圧ドーム型のスクロール形圧縮機で、密閉ケーシング
1の内部上方に圧縮要素CFを、ケーシング1の内部下
方にモータMを内装している。
【0034】前記圧縮要素CFは、鏡板21に渦巻体2
2を突設した可動スクロール2と、同じく鏡板31に渦
巻体32を突設した固定スクロール3とから成り、各ス
クロール2,3を各渦巻体22,32が対向するように
組み合わせる一方、前記可動スクロール2の鏡板21
に、モータMに連結される駆動軸4の偏心軸部41を嵌
合させるボス部23を形成し、前記可動スクロール2を
前記駆動軸4の回転駆動に連動させて旋回させるように
している。
【0035】さらに、前記ケーシング1内に、前記駆動
軸4を支持する軸受51を有する支持ハウジング5を固
定して、前記固定スクロール3を前記支持ハウジング5
に固定すると共に、前記可動スクロール2の鏡板21
を、前記支持ハウジング5の頂面部に形成するスラスト
受部52で支持するようにしている。
【0036】また、前記ケーシング1の内部で前記固定
スクロール3の上部側に、仕切板6を配設して、該仕切
板6により、この仕切板6の上部側に前記固定スクロー
ル3に形成する吐出口33が開口し、かつ、外部吐出管
11を開口させる高圧室12を、前記仕切板6の下部側
に、吸入管13が開口し、前記圧縮要素CF及びモータ
Mを配設する低圧室14を区画形成して、前記ケーシン
グ1内を低圧ドームとしている。
【0037】尚、前記可動スクロール2の鏡板21と支
持ハウジング5との間には、オルダムリング15を配設
しており、該オルダムリング15により前記可動スクロ
ール2の自転を阻止し、該可動スクロール2を前記固定
スクロール3に対し公転駆動させるようにしている。ま
た、16は、前記仕切板6に固定する油分離体である。
【0038】従って、前記モータMの駆動に伴う前記駆
動軸4の回転により前記可動スクロール2が前記固定ス
クロール3に対して公転し、この公転で前記吸入管13
から前記低圧室14内に吸入された低圧ガスが前記各ス
クロール2,3の渦巻体22,32で形成される圧縮室
17内に吸入され、この吸入されたガスが圧縮されて、
前記吐出口33から前記高圧室12に吐出され、前記外
部吐出管11からケーシング1外部に吐出されるのであ
る。
【0039】また、前記駆動軸4の下端部には、図示し
ていないが、前記ケーシング1の底部に溜る油と連通す
る容積型油ポンプ等から成る給油ポンプを設けており、
該給油ポンプによりケーシング1底部に溜る油を前記駆
動軸4に軸方向に貫通形成する主給油通路42内に汲み
上げて、前記支持ハウジング5における前記軸受51や
前記可動スクロール2のボス部23と前記偏心軸部41
との間等の各摺動部に給油するようにしている。
【0040】さらに、前記支持ハウジング5のスラスト
受部52は、環状をしており、該スラスト受部52にお
ける径方向中間部に、前記駆動軸4の中心O1を中心に
もつ環状油溝53を設けると共に、前記支持ハウジング
5に、一端が前記駆動軸4の前記主給油通路42から分
岐して、前記軸受51内周面に開口する分岐通路43に
連通し、他端が前記環状油溝53内に開口する給油通路
54を形成して、前記分岐通路43及び給油通路54を
介して前記主給油通路42から前記環状油溝53に給油
し、前記スラスト受部52を潤滑するようにしている。
【0041】また、前記可動スクロール2の鏡板21に
は、該鏡板21の厚み方向に貫通する油注入孔7を設け
ており、該油注入孔7は、前記可動スクロール2の中心
部に対して対称となる第1油注入孔71と第2油注入孔
72とから構成し、これら油注入孔71,72は、その
出口側が、前記各渦巻体22,32間に形成される圧縮
室17の二箇所の吸入入口近くにそれぞれ開口するよう
に設けている。
【0042】しかも、本実施例では、前記油注入孔7
1,72の穿設位置を圧縮室の吸入入口近くとしている
ので、該油注入孔71,72が、可動スクロール2の公
転時、前記環状油溝53とは直接重なり合わず、その結
果、前記油注入孔71,72を前記環状油溝53に直接
連通できないので、前記可動スクロール2の鏡板21裏
面に、前記各油注入孔71,72の入口側が開口し、前
記各油注入孔71,72の径より大径で、前記可動スク
ロール2の旋回運動中、前記環状油溝53と間歇的に連
通可能な位置に座ぐり部8,8を形成している。
【0043】さらに、図1乃び図2に示すように、前記
可動スクロール2の鏡板21裏面に、前記各座ぐり部
8,8に連通し、前記油注入孔7の入口側開口域を前記
可動スクロール2の円周方向に拡大させる凹溝9を設け
ている。
【0044】これら座ぐり部8,8及び凹溝9によっ
て、前記油注入孔71,72の入口側開口域を拡大する
ことにより、前記可動スクロール2が旋回運動する時
に、前記油注入孔71,72の前記スラスト受部52の
環状油溝53への連通域を拡大して、この連通時に、前
記環状油溝53の油を前記油注入孔71,72に導入し
て、該油注入孔71,72から前記圧縮室17の各吸入
入口に油をインジェクションすることにより各渦巻体2
2,32間をオイルシールして、ガス漏れを防止するよ
うにしている。
【0045】前記凹溝9について具体的に説明すると、
前記支持ハウジング5の前記環状油溝53の中心である
前記駆動軸4の中心をO1、前記環状油溝53の溝幅中
心位置で描かれる円の半径をR1、前記可動スクロール
2の中心をO2、該可動スクロール2の旋回半径をRor
とすると、前記可動スクロール2の鏡板21裏面に、該
可動スクロール2の中心O2に中心を一致させた円環溝
91から成る前記凹溝9を形成するのであって、この凹
溝9は、前記各座ぐり部8,8に連通させて、第1及び
第2油注入孔71,72を前記凹溝9で互いに連通させ
るようにしている。
【0046】さらに、前記凹溝9は、その円環溝91の
半径R2、本実施例では、円環溝91の溝幅中心が描く
円の半径を、前記環状油溝53の半径R1に可動スクロ
ール2の旋回半径Rorを加えた値にして、前記環状油溝
53よりも大きい円を描くようにしている。
【0047】このように、前記円環溝91を、前記環状
油溝53の半径R1に可動スクロール2の旋回半径Ror
を加えた半径R2で描くことににより、前記可動スクロ
ール2の公転運動中、前記円環溝91を前記環状油溝5
3に常に連通させることができるのである。
【0048】つまり、図3乃至図6に基づいて説明する
と、図3乃至図6は、前記駆動軸4の偏心軸部41の偏
心回転90度ごとにおける前記可動スクロール2と前記
スラスト受部52の環状油溝53との位置関係を示すも
ので、前記環状油溝53の中心を駆動軸4の中心O2
一致させているので、前記円環溝91を、前記環状油溝
53の半径R1に可動スクロール2の旋回半径Rorを加
えた半径R2で描くことにより、図3乃至図6に示した
網かけ部分のように、前記可動スクロール2の公転中、
前記円環溝91を前記環状油溝53に常に連通させるこ
とができる。
【0049】従って、図8のグラフの実線で示すよう
に、前記油注入孔71,72の入口側開口域の前記環状
油溝53を捕捉する面積、即ち、前記座ぐり部8,8及
び凹溝9の前記環状油溝53との重なり部分の面積を駆
動軸4の回転角度に関係なく常に一定とすることができ
るのであって、前記可動スクロール2の公転により、前
記環状油溝53の油を前記凹溝9内に常時取り込んで、
この凹溝9の油を前記各油注入孔7に常時導入させられ
るのである。
【0050】以上のように、前記可動スクロール2の鏡
板21裏面に、前記座ぐり部8,8だけでなく、前記油
注入孔7の入口側開口域を前記可動スクロール2の円周
方向にさらに拡大させる凹溝9も形成したから、前記ス
ラスト受部52に設ける前記環状油溝53と前記油注入
孔71,72との連通域を前記可動スクロール2の円周
方向に拡大できるのである。
【0051】即ち、前記可動スクロール2側から油イン
ジェクションする際、該可動スクロール2の公転によ
り、前記油注入孔7の前記環状油溝53に対する位置が
変位しても、前記凹溝9を介して、前記油注入孔7の前
記環状油溝53への連通域を円周方向に拡大できるの
で、前記油注入孔7から各スクロール2,3間に形成さ
れる前記圧縮室17に充分な油をインジェクションする
ことができるのである。
【0052】従って、インジェクション用の給油通路
を、簡単な加工で、かつ、短くして構成を簡単にできな
がら、前記油注入孔7から前記圧縮室への充分な量の油
インジェクションを行って、油による圧縮室17内のシ
ールを良好に行い、圧縮行程でのガスの漏れを低減し
て、圧縮機の効率を向上できるのである。
【0053】さらに、第1実施例では、前記油注入孔7
を、前記可動スクロール2の中心部に対して対称となる
第1油注入孔71と第2油注入孔72とから構成し、該
第1及び第2油注入孔71,72を凹溝9で互いに連通
させたから、前記環状油溝53から前記凹溝9に導入さ
れた油を、前記各第1及第2油注入孔71,72へとそ
れぞれに導入させられるので、同時に双方の油注入孔7
1,72から前記圧縮室17に油をインジェクションす
ることができ、より良好なオイルシールが行えるのであ
る。
【0054】しかも、前記凹溝9を、前記可動スクロー
ル2の中心O2に中心をもつ円環溝91から形成してい
るので、前記凹溝9の円周方向長さを考慮せず簡単に凹
溝9の形成ができながら、該凹溝9の円周方向の拡大域
を最大にできるので、さらに良好な油インジェクション
が行える。
【0055】特に、第1実施例では、前記円環溝91の
半径R2を、環状油溝53の半径R1に可動スクロール2
の旋回半径Rorを加えた値にしているので、前記可動ス
クロール2が公転しても、前記円環溝91を常に前記環
状油溝53に連通させられ、前記油注入孔7から常時圧
縮室17へ油インジェクションが行え、安定した給油が
行えるのである。
【0056】また、以上説明した第1実施例では、前記
円環溝91の半径R2を、環状油溝53の半径R1に可動
スクロール2の旋回半径Rorを加えた値にしたが、前記
円環溝91の半径を、前記環状油溝53の半径R1に可
動スクロール2の旋回半径Rorを減じた値にしてもよ
く、斯くする場合も、前記可動スクロール2の公転時、
前記円環溝91を常に前記環状油溝53に連通させられ
るので、前記油注入孔7から常時圧縮室17へ油インジ
ェクションが行え、安定した給油が行えるのである。
【0057】なお、前記第1実施例では、前記円環溝9
1で前記第1及び第2油注入孔71,72を互いに連通
したが、上記した半径の異なる二つの円環溝を形成し
て、一方の油注入孔を座ぐり部を介して大径の円環溝
に、他方の油注入孔を座ぐり部を介して小径の円環溝に
連通させるようにしてもよい。
【0058】次に、第2実施例について、図7に基づい
て説明する。第2実施例は、前記凹溝9を、長さ方向両
端部を閉鎖した部分円弧溝92としたものであり、前記
可動スクロール2の鏡板21に、第1実施例と同様に、
前記可動スクロール2の中心部に対して対称となる第1
油注入孔71と第2油注入孔72とを設け、該第1及び
第2油注入孔71,72それぞれに別個に連通させるよ
うに、二本の前記部分円弧溝92,92を形成してい
る。
【0059】さらに、前記部分円弧溝92,92は、前
記可動スクロール2の中心O2を中心として、環状油溝
53の半径R1に可動スクロールの旋回半径Rorを加え
た値の半径R2で形成しており、前記可動スクロール2
の公転中、前記部分円弧溝92と前記環状油溝53との
連通を、前記部分円弧溝92の周方向一方の端部におい
て連通したときから円弧に沿って常時連通させながら他
端に至らせるようにしている。
【0060】そして、その円弧の長さは、前記圧縮室1
7内への油の導入量に応じて、所望の長さに設定するよ
うにしており、斯くすることにより、前記環状油溝53
から導入する油量の調整を図るようにしている。
【0061】以上のように、第2実施例では、前記凹溝
9を、長さ方向両端部を閉鎖した部分円弧溝92として
いるので、前記各油注入孔71,72の前記環状油溝5
3への連通域を所望の広さに設定でき、油インジェクシ
ョン量の調整が可能となる。
【0062】さらに、前記部分円弧溝92を、前記可動
スクロール2の中心O2を中心として、環状油溝53の
半径R1に可動スクロールの旋回半径Rorを加えた値の
半径R2で形成したから、前記可動スクロール2の公転
中、前記部分円弧溝92と前記環状油溝53との連通
を、前記部分円弧溝92の周方向一方の端部において連
通したときから円弧に沿って常時連通させながら他端に
至らせることができ、油インジェクション量の調整をさ
らに良好に行える。
【0063】前記第2実施例では、前記部分円弧溝92
を、前記可動スクロール2の中心O2を中心として、環
状油溝53の半径R1に可動スクロールの旋回半径Ror
を加えた値の半径R2で形成したが、前記可動スクロー
ル2の中心O2を中心として、環状油溝53の半径R1
可動スクロールの旋回半径Rorを減じた値の半径で形成
してもよく、斯くするときも、前記可動スクロール2の
公転中、前記部分円弧溝92と前記環状油溝53との連
通を、前記部分円弧溝92の周方向一方の端部において
連通したときから円弧に沿って常時連通させながら他端
に至らせることができ、油インジェクション量の調整を
良好に行える。
【0064】以上の実施例では、前記可動スクロール2
に、二つの油注入孔71,72を形成したものについて
説明したが、油注入孔を一つだけ形成するもの、また
は、複数形成するものについても適用できる。
【0065】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、前記可動
スクロール2の鏡板21裏面に、前記油注入孔7の入口
側開口域を前記可動スクロール2の円周方向に拡大させ
る凹溝9を設けたから、前記可動スクロール2側から油
インジェクションする際、該可動スクロール2の公転運
動により、前記油注入孔7の前記環状油溝53に対する
位置が変位しても、前記凹溝9を介して、前記油注入孔
7の前記環状油溝53への連通域を拡大できるので、前
記油注入孔7から各スクロール2,3間に形成される圧
縮室に充分な油をインジェクションすることができる。
【0066】従って、インジェクション用の給油通路
を、簡単な加工で、かつ、短くして構成を簡単にできな
がら、前記油注入孔7から前記圧縮室への充分な量の油
インジェクションを行って、油による圧縮室内のシール
を良好に行い、圧縮行程でのガスの漏れを低減して、圧
縮機の効率を向上できる。
【0067】請求項2記載の発明によれば、前記油注入
孔7を、前記可動スクロール2の中心部に対して対称と
なる第1油注入孔71と第2油注入孔72とから構成
し、該第1及び第2油注入孔71,72を凹溝9で互い
に連通させたから、前記環状油溝53から前記凹溝9に
導入された油を、前記各第1及第2油注入孔71,72
へとそれぞれに導入させられるので、同時に双方の油注
入孔71,72から圧縮室に油をインジェクションする
ことができ、より良好なオイルシールが行えるのであ
る。
【0068】請求項3記載の発明によれば、前記凹溝9
を、前記可動スクロール2の中心に中心をもつ円環溝9
1から形成したから、より簡単に凹溝9の形成ができな
がら、該凹溝9の可動スクロール2円周方向の拡大域を
最大にできるので、さらに良好な油インジェクションが
行える。
【0069】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の発明において、前記円環溝91の半径を、環状油溝
53の半径に可動スクロール2の旋回半径を加えた値に
したから、前記可動スクロール2が公転しても、前記円
環溝91を常に前記環状油溝53に連通させられ、前記
油注入孔7から常時圧縮室へ油インジェクションが行
え、安定した給油が行えるのである。
【0070】請求項5記載の発明によれば、請求項3記
載の発明において、前記円環溝91の半径を、前記環状
油溝53の半径に可動スクロール2の旋回半径を減じた
値にしたから、前記可動スクロール2が公転しても、前
記円環溝91を常に前記環状油溝53に連通させられる
ので、前記油注入孔7から常時圧縮室へ油インジェクシ
ョンが行え、安定した給油が行えるのである。
【0071】請求項6記載の発明によれば、前記凹溝9
を、長さ方向両端部を閉鎖した部分円弧溝92としたか
ら、前記油注入孔7の前記環状油溝53への連通域を所
望の広さに設定して、油インジェクション量の調整が可
能となる。
【0072】請求項7記載の発明によれば、請求項6記
載の発明において、前記部分円弧溝92を、可動スクロ
ール2の中心を中心として、環状油溝53の半径に可動
スクロールの旋回半径を加えた値の半径で形成したか
ら、前記可動スクロール2の公転中、前記部分円弧溝9
2と前記環状油溝53との連通を、前記部分円弧溝92
の周方向一方の端部において連通したときから円弧に沿
って常時連通させながら他端に至らせることができ、油
インジェクション量の調整をさらに良好に行える。
【0073】請求項8記載の発明によれば、請求項6記
載の発明において、前記部分円弧溝92を、可動スクロ
ール2の中心を中心として、環状油溝53の半径に可動
スクロールの旋回半径を減じた値の半径で形成したか
ら、前記可動スクロール2の公転中、前記部分円弧溝9
2と前記環状油溝53との連通を、前記部分円弧溝92
の周方向一方の端部において連通したときから円弧に沿
って常時連通させながら他端に至らせることができ、油
インジェクション量の調整をさらに良好に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のスクロール型流体機械の第1実施例
を示す部分縦断面図。
【図2】 同第1実施例における可動スクロールの鏡板
下面図。
【図3】 同第1実施例において、環状油溝と凹溝との
連通状態を示す説明図。
【図4】 同第1実施例において、環状油溝と凹溝との
連通状態を示す説明図。
【図5】 同第1実施例において、環状油溝と凹溝との
連通状態を示す説明図。
【図6】 同第1実施例において、環状油溝と凹溝との
連通状態を示す説明図。
【図7】 第2実施例における可動スクロールの鏡板下
面図。
【図8】 駆動軸の回転角度に対応した油注入孔の入口
側開口域の環状油溝捕捉面積を示すグラフ。
【図9】 従来のスクロール形流体機械の部分断面図。
【図10】 従来のスクロール形流体機械におけるスラ
スト受部に形成する環状油溝と可動スクロール鏡板に形
成する油注入孔との位置関係を示す説明図。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 可動スクロール 21 鏡板 52 スラスト受部 53 環状油溝 7 油注入孔 71 第1油注入孔 72 第2油注入孔 9 凹溝 91 円環溝 92 部分円弧溝
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−264876(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04C 18/02 311

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可動スクロール(2)の鏡板(21)裏面
    を受け止めるスラスト受部(52)に、低圧ドームとし
    たケーシング(1)の油溜から汲み上げる油を導入する
    環状油溝(53)を設けると共に、前記可動スクロール
    (2)の鏡板(21)に、該鏡板(21)の厚み方向に
    貫通し、前記環状油溝(53)に連通可能な油注入孔
    (7)を設けたスクロール形流体機械において、 可動スクロール(2)の鏡板(21)裏面に、前記油注
    入孔(7)の入口側開口域を前記可動スクロール(2)
    の円周方向に拡大させる凹溝(9)を設けていることを
    特徴とするスクロール形流体機械。
  2. 【請求項2】油注入孔(7)が、可動スクロール(2)
    の中心部に対して対称となる第1油注入孔(71)と第
    2油注入孔(72)とから成り、該第1及び第2油注入
    孔(71)(72)を凹溝(9)で互いに連通させてい
    る請求項1記載のスクロール形流体機械。
  3. 【請求項3】凹溝(9)が、可動スクロール(2)の中
    心に中心をもつ円環溝(91)から成る請求項1または
    請求項2記載のスクロール形流体機械。
  4. 【請求項4】円環溝(91)の半径を、環状油溝(5
    3)の半径に可動スクロールの旋回半径を加えた値にし
    ている請求項3記載のスクロール形流体機械。
  5. 【請求項5】円環溝(91)の半径を、環状油溝(5
    3)の半径に可動スクロールの旋回半径を減じた値にし
    ている請求項3記載のスクロール形流体機械。
  6. 【請求項6】凹溝(9)が、長さ方向両端部を閉鎖した
    部分円弧溝(92)からなる請求項1又は請求項2記載
    のスクロール形流体機械。
  7. 【請求項7】部分円弧溝(92)を、可動スクロール
    (2)の中心を中心として、環状油溝(53)の半径に
    可動スクロール(2)の旋回半径を加えた値の半径で形
    成している請求項6記載のスクロール形流体機械。
  8. 【請求項8】部分円弧溝(92)を、可動スクロール
    (2)の中心を中心として、環状油溝(53)の半径に
    可動スクロール(2)の旋回半径を減じた値の半径で形
    成している請求項6記載のスクロール形流体機械。
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