JP3131678U - 大口径フックのリング連結構造 - Google Patents

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博志 中井
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Abstract

【課題】大口径フックの本体を鍛造品とし、意匠的にも高価に見えるものとし、連結するロープの撚り戻しを行いキンクの防止を図ると共に、負荷表示機能を設けて、安全性の向上を図る。
【解決手段】大口径フック1の基端部にナット部3を形成し、該ナット部3にボルト4でリング2を取付ける際に、スペースワッシャ5を挿入し、内輪61と外輪62を連結した形状の剪断ワッシャ6の内輪61を挟持し、該剪断ワッシャ6とリング2間に摺接ワッシャ7を配置し、該摺接ワッシャ7の面側に凸部71を設けると共に、剪断ワッシャ6の外周面に凹部61を設け、該剪断ワッシャ6の凹部61に嵌合し、剪断ワッシャ6と摺接ワッシャ7の回動を防止し、リング2に所定荷重が加われば、剪断ワッシャ6の外輪62を押し、内輪61と外輪62との連結部64を剪断し、リング2が基端部より離れて隙間が生じ、負荷がかかったことが確認できる構造。
【選択図】図1

Description

本願は、高所作業者が墜落防止のために使用する安全帯の大口径フックのリング連結構造に関するものである。
以前より安全帯のフックについては、墜落阻止等で大きな荷重が加わったものについては、再使用を禁止している。
しかしながら、大きな荷重が加わってフックの鉤部やリングが変形したならば確認できるのであるが、変形に至らないフックは確認のしようがなかった。
変形に至らないフックでも数回の落下衝撃荷重により内部応力の低下をきたし低荷重によってフックが破断あるいは変形し、掛止しているものから外れて重大事故につながることが考えられるものであった。
よって、特開2006−214149号・特願2006−261115号公報で開示したように負荷表示機能が備えられたリング連結構造がある。
開示した回動金具の構造は、ベルト等の撚り戻しのために用いたり、ロープの撚り戻しのために小口径フックの回転後部(リング)に応用したものであった。
前記小口径フックのリング連結構造を大口径フックに応用するには、加工上不向きな構造であった。
なぜなら、小口径フックの基端部に設けた一体のボルト部は、旋盤のチャックに掴んで回転させ、バイトにより外形を削ってねじ切り加工を施すものであり、大口径フックは本体が大きく、旋盤のチャックに掴むことができないこともあり、製品化していないものであった。
現在、大口径フックは、建設現場の足場に使用されるφ48.6mmの単管パイプに直接掛止できるようにしたものであり、多くの作業者に使用されている。
大口径フックは、鉄板の打ち抜き品・鍛造品があるが、全て基端部はロープ連結用の穴を設けたものである。
したがって、ロープの撚り戻しができず、ロープにキンクを生じることがあり、基端部に別体のボルトを設け、それに回転後部を設けてロープの撚り戻しができるようにしたものがあるが、全長が長くなると共に、部品点数が増えてコスト的には高くなるが意匠的に安っぽく見えるものであった。また、落下した時の負荷表示機能を備えていないものであった。
特開2006−214149号 特願2006−261115号
よって大口径フックの本体を鍛造品とし、意匠的にも高価に見えるものとし、他社製との差別化を図ると共に、連結するロープの撚り戻しを行いキンクの防止を図ると共に、負荷表示機能を設けて、安全性の向上を図るものである。
具体的には、大口径フック1の基端部に、回動自在に連結するリング2をボルト4で連結するのであるが、ボルト4を挿入する際に、剪断ワッシャ6を挟みこみリング2に引張荷重が加わると剪断ワッシャ6が剪断し、リング2が大口径フック1の基端部より離れて隙間が生じ、負荷がかかったことが確認できる構造である。
以上のように、本願大口径フックのリング連結構造に負荷表示機能を備えたことにより、ロープの撚り戻しができ、キンクの発生を防止することができる。
また、リングの作動により、大きな衝撃荷重が加わったことが確認できるため、再使用を未然に防止し、重大事故を起こすことがなく、新しいフックに取替えることを促すことができる。
本願のリング連結構造は、安全帯のランヤード先端用フックだけでなく、垂直親綱の先端用フックとしても使用することができ、
本願の実施例を詳記すると、
大口径フック1の基端部に、回動自在に連結するリング2の連結構造において、大口径フック1の基端部にナット部3を形成し、該ナット部3にボルト4でリング2を取付ける際に、スペースワッシャ5を挿入し、内輪61と外輪62を連結した形状の剪断ワッシャ6の内輪61を挟持し、該剪断ワッシャ6とリング2間に摺接ワッシャ7を配置し、該摺接ワッシャ7の面側に凸部71を設けると共に、剪断ワッシャ6の外周面に凹部63を設け、該剪断ワッシャ6の凹部63に嵌合し、剪断ワッシャ6と摺接ワッシャ7の回動を防止し、リング2に所定荷重が加われば、剪断ワッシャ6の外輪62を押し、内輪61と外輪62との連結部64を剪断し、リング2が基端部より離れて隙間が生じ、負荷がかかったことが確認できる構造を有している。
また、本願実施例は、ウレタン製のカバー8を設け、剪断ワッシャ6への埃等の侵入を防ぎ、作動した場合には、ボルト4端側に押し出され乗り上げることによりリング2間に挟まり、外輪62を押圧状態に保持すると共に、負荷があったことを容易に確認できるものである。
また、本願実施例は、スペースワッシャ5の溝部51に赤色ペンキで帯状に塗布し、作動時に隙間より見えるようにし、より確認が容易としたものである。
図4に示すように、本願の剪断ワッシャ6は、内輪61と外輪62とを有し、内輪61と外輪62を連結部64で連結し、外周部に凹部63を設けたものである。
なお、大きな荷重が加わり、連結部64が剪断した場合には、内輪61はボルト4とスペースワッシャ5で挟んだ状態で、リング2の軸穴内に位置すると共に、外輪62は、ウレタン製のカバー8により押圧状態に保持し、ボルト4部に輪状で残り飛散や脱落がない。
また、外周部の凹部63は、摺接ワッシャ7の凸部71と嵌合し、摺接ワッシャ7の回動止めとしたものである。
本願の大口径フックの加工は、フック本体を鍛造加工により基端部を盛り上げて製作したものであり、基端部の加工は、ボール盤で穴あけを施した後、タップ立て加工したものである。
本願の組み立ては、フック基端部に、リング2にスペースワッシャ5を挿入し、続いて摺接ワッシャ7の凸部71と剪断ワッシャ6の凹部63とを合わせて挿入し、ボルト4にウレタン製のカバー8を嵌入したボルト4を剪断ワッシャ6・摺接ワッシャ7・スペースワッシャ5の穴に嵌入し、ナット部3に螺着し、ナット部3にボール盤で貫通穴をあけてリベット9でボルト4を固定する。
なお、リング2の回転による摩擦部は摺接ワッシャ7が受けもつようにしたものであり、剪断ワッシャ6は、摩耗による剪断荷重の変動はない。
また、材料は、フックとボルト4は鋼製、摺接ワッシャ7はステンレス製、ワッシャ6は黄銅製である。
本願大口径フックの基端部分解斜視図。 本願大口径フックの基端部の切欠したところの正面図。 本願大口径フックの作動時の切欠したところの正面図。 本願大口径フックの剪断ワッシャの破断状態斜視図。 本願大口径フックの正面図。 本願大口径フックの平面図。
符号の説明
1 大口径フック
2 リング
3 ナット部
4 ボルト
5 スペースワッシャ 51 溝部
6 剪断ワッシャ
61 内輪
62 外輪
63 凹部
64 連結部
7 摺接ワッシャ
71 凸部
8 カバー
9 リベット

Claims (1)

  1. 大口径フック1の基端部に、回動自在に連結するリング2の連結構造において、大口径フック1の基端部にナット部3を形成し、該ナット部3にボルト4でリング2を取付ける際に、スペースワッシャ5を挿入し、内輪61と外輪62を連結した形状の剪断ワッシャ6の内輪61を挟持し、該剪断ワッシャ6とリング2間に摺接ワッシャ7を配置し、該摺接ワッシャ7の面側に凸部71を設けると共に、剪断ワッシャ6の外周面に凹部61を設け、該剪断ワッシャ6の凹部61に嵌合し、剪断ワッシャ6と摺接ワッシャ7の回動を防止し、リング2に所定荷重が加われば、剪断ワッシャ6の外輪62を押し、内輪61と外輪62との連結部64を剪断し、リング2が基端部より離れて隙間が生じ、負荷がかかったことが確認できることを特徴とする大口径フックのリング連結構造。
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