JP3131587U - コイル架台 - Google Patents

コイル架台 Download PDF

Info

Publication number
JP3131587U
JP3131587U JP2007000810U JP2007000810U JP3131587U JP 3131587 U JP3131587 U JP 3131587U JP 2007000810 U JP2007000810 U JP 2007000810U JP 2007000810 U JP2007000810 U JP 2007000810U JP 3131587 U JP3131587 U JP 3131587U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
cradle
fall prevention
main pillar
prevention bar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007000810U
Other languages
English (en)
Inventor
文夫 藤田
Original Assignee
株式会社フジモリテック
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社フジモリテック filed Critical 株式会社フジモリテック
Priority to JP2007000810U priority Critical patent/JP3131587U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3131587U publication Critical patent/JP3131587U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pallets (AREA)

Abstract

【課題】従来のコイル架台では、様々な大きさの切断後のコイルが、一定方向に傾斜して載置されているため、安全性が低いという問題があった。
【解決手段】本考案のコイル架台1では、コイル受け台2の一端部側に主柱3が配置され、コイル受け台2の他端部側に転倒防止バー5、15が固定されるための複数の転倒防止バー設置孔4、10〜14が配置されている。この構造により、コイル架台1を搬送用トラックへ積み込む作業や搬送用トラックから積み下ろす作業等の際、使用用途に応じて所望の幅に切断されたコイルは、コイル架台1に安定して載置されるため、作業の安全性が向上される。
【選択図】図1

Description

本考案は、安定したコイルの載置及び搬送を目的とするコイル架台に関する。
従来のコイル架台の一実施例として、下記のパレット構造が知られている。パレットは、複数の長尺状基材を枠組みしてなるパレット本体を有し、パレット本体の上面には、コイル材を載置支持する載置部が設けられている。載置部は、コイル材の外周面に接して支持するように互いに対向した一対の支持部材を有している。そして、パレット本体の一端部側には、パレット本体上に載置されるコイルが立て掛けられる主柱が配置されている。使用用途に応じて種々の幅に切断されたコイルは、パレット本体上に自立し難く、主柱に立て掛けられるように、一定方向に傾斜した状態で載置されている。(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−44822号公報(第11−13頁、第3、5−6図)
従来のパレットでは、上述したように、使用用途に応じて所望の幅に切断された複数のコイルが載置されている。そして、所望の幅に切断された個々のコイルは、そのコイル幅が狭いため、パレット上に自立して載置され難い。そのため、パレットの一端部に設置された主柱を利用して、一定方向に傾斜するように複数の切断後のコイルがパレット上に載置されている。そのため、パレットを搬送用トラックに積み込む作業や搬送用トラックからパレットを積み下ろす作業の際に、パレット上のコイルが転倒し、作業員が転倒したコイルの下敷きになり、怪我をするという問題がある。
また、搬送用トラックにてコイルを搬送する際においても、搬送中の振動や急ブレーキ等による外力により、複数のコイルを結束している結束フープが切断し、コイルがばらけ、転倒し、製品品質が劣化するという問題がある。更に、搬送用トラックへのパレットの積み下ろし作業の際に、結束フープが切断し、作業員が転倒したコイルの下敷きになり、怪我をするという問題がある。
上述した各事情に鑑みて成されたものであり、本考案のコイル架台では、コイル受け台と、前記コイル受け台上面の一端部側に固定して配置された主柱と、前記コイル受け台の一端部側と対向する他端部側から前記一端部側へと配置され、前記コイル受け台に複数個所配置される転倒防止バー設置孔と、前記転倒防止バー設置孔内に挿入されることで、前記コイル受け台上に配置される転倒防止バーとを有し、前記転倒防止バーは、前記転倒防止バー設置孔に対して脱着自由であり、前記主柱と前記転倒防止バーとの間のコイル載置領域は可変となることを特徴とする。従って、本考案では、切断後の自立困難なコイルが、コイル受け台上にコイル転倒防止バーにより安定して載置される。この構造により、コイル受け台上に載置されたコイルの転倒が防止され、安全性が向上される。
また、本考案のコイル架台では、前記コイル受け台には、前記コイル受け台には、載置されるコイルを支持する一対のコイル受けストッパが配置され、前記一対のコイル受けストッパは、前記コイル受け台に複数個所形成されたコイル受けストッパ設置孔を介して前記コイル受け台上に固定され、前記一対のコイル受けストッパ間の離間距離は可変となることを特徴とする。従って、本考案では、コイル受け台上に載置されるコイル径に応じてコイル受けストッパ間の離間距離が変えられ、安定した状態でコイルが載置される。
また、本考案のコイル架台では、前記主柱には、前記コイル受け台を吊るための複数の選択式吊り用フックが形成され、前記コイル受け台の前記他端部側には一対の固定式吊り用フックが形成され、前記コイル受け台のバランスを保つように、前記選択式吊り用フックは選択されることを特徴とする。従って、本考案では、コイル受け台上に載置されるコイル数、コイルの載置領域に応じて、適した箇所の選択式吊り用フックが選択され、コイル架台のバランス調整が可能となる。
また、本考案のコイル架台では、前記複数の選択式吊り用フックは、前記主柱の高さ方向に配列され、前記主柱には、前記複数の選択式吊り用フックの最上部上にワイヤ固定用フックが配置されていることを特徴とする。従って、本考案では、コイル受け台を吊り上げるワイヤが主柱近傍へと固定されることで、コイル架台が安定した状態で、トラックへの積み込む作業やトラックからの積み下ろし作業が行われる。
また、本考案のコイル架台では、前記主柱には、前記コイル受け台上に載置されるコイルを一体に固定するための複数のコイル固定用フックが配置され、前記コイル受け台には、前記一端部側から前記他端部側へと複数のコイル固定用バーが配置され、前記複数のコイル固定用フック及び前記複数のコイル固定用バーは、載置されるコイルに応じて選択されることを特徴とする。従って、本考案では、コイル受け台上に載置されるコイル径やコイルの載置領域に応じて、適宜、コイル受け台上にコイルを安定して固定することができる。
また、本考案のコイル架台では、前記主柱の上端面にはガイドポールが配置され、前記コイル受け台裏面には前記ガイドポールが挿入される孔及び前記転倒防止バーが挿入される孔が配置され、前記コイル受け台は、前記主柱及び前記転倒防止バーを支えとして段積みされることを特徴とする。従って、本考案では、コイル架台が、安定した状態で段積みされることで、コイル架台の設置ヤードが効率的に利用される。
本考案では、コイル受け台にコイル転倒防止バーを配置し、コイル受け台上のコイル載置領域が、適宜、設定される。この構造により、コイル受け台上に載置されたコイルの転倒が防止され、安全性が向上される。
また、本考案では、コイル受け台上に配置される一対のコイル受けストッパ間の離間距離が、適宜、設定される。この構造により、コイル受け台上に載置されるコイル径に応じてコイル受けストッパ間の離間距離が変えられ、安定した状態でコイルが載置される。
また、本考案では、コイル受け台に配置された主柱には、複数の選択式吊り用フックが配置されている。この構造により、コイル受け台上に載置されるコイル数、コイルの載置領域に応じて、適した箇所の選択式吊り用フックが選択され、コイル架台のバランス調整が可能となる。
また、本考案では、コイル受け台に配置された主柱には、ワイヤ固定用フックが配置されている。この構造により、コイル架台を吊り上げるワイヤが主柱近傍へと固定され、コイル架台が安定した状態で、トラックへの積み込む作業やトラックからの積み下ろし作業が行われる。
また、本考案では、コイル受け台に配置された主柱には複数のコイル固定用フックが配置され、コイル受け台には複数のコイル固定用バーが配置されている。この構造により、コイル受け台上に載置されるコイル径やコイルの載置領域に応じて、適宜、コイル受け台上にコイルを安定して固定することができる。
また、本考案では、主柱及び転倒防止バーを利用し、安定した状態でコイル架台が段積みされる。この構造により、コイル架台の設置ヤードが効率的に利用される。
以下に、本考案の一実施の形態であるコイル架台について、図1から図5を参照し、詳細に説明する。図1は、本実施の形態のコイル架台を説明するための斜視図である。図2は、本実施の形態のコイル架台のコイル受け台及びコイル受けストッパを説明するための斜視図である。図3は、本実施の形態のコイル架台の主柱を説明するための斜視図である。図4は、本実施の形態のコイル架台のコイル受け台を説明するための斜視図である。図5は、本実施の形態のコイル架台にコイルが設置される状況を説明するための斜視図である。
図1に示す如く、コイル架台1は、主に、コイル受け台2と、主柱3と、転倒防止バー設置孔4と、転倒防止バー5とから構成されている。尚、コイル架台1上には、鉄製コイル、アルミ製コイル、ステンレス製コイル、紙製コイル、フィルム製コイル、鉄のコーティング、塩化ビニールのコーティング等が施された表面処理鋼板から成るコイルが載置される。そして、以下の説明では、これらを総称してコイルとして記載する。
コイル受け台2は、ステンレス鋼材(SS材)等の形鋼材から成り、幅W1及び長さL1を有するように直方体形状に形成されている。コイル受け台2の幅W1は、載置されるコイルの径に応じて設計され、例えば、950(mm)である。また、コイル受け台2の長さL1は、例えば、1(m)〜10(m)の範囲で設計される。尚、コイルの径は、例えば、600〜1800(mm)の間で形成されている。また、コイルの幅は、例えば、914〜1524(mm)の間で形成され、使用用途に応じて所望の幅に切断された後、コイル架台1に載置される。そして、コイル受け台2の幅W1は、載置されるコイルの径に応じて任意の設計変更が可能である。また、コイル受け台2の長さL1もコイル架台1の設置ヤード、搬送用トラックの大きさ等に応じて任意の設計変更が可能である。
主柱3は、例えば、2本のステンレス鋼材(SS材)等の形鋼材6、7から成り、形鋼材6、7は、コイル受け台2の一端部側に溶接され、平行に配置されている。2本の形鋼材6、7は、連結部材8、9により固定されている。連結部材8、9も、例えば、ステンレス鋼材(SS材)等の形鋼材により成り、形鋼材6、7と連結部材8、9とは、溶接により接続されている。そして、主柱3は、2本の形鋼材6、7により、例えば、950(mm)の高さH1を有するように形成されている。尚、主柱3の高さH1は、載置されるコイルの径に応じて任意の設計変更が可能である。
転倒防止バー設置孔4は、コイル受け台2の長手方向(L1方向)に複数個所配置されている。具体的には、転倒防止バー設置孔4、10、11、12、13、14は、主柱3と対向する他端部側から主柱3側へと、例えば、100(mm)ピッチで配置されている。そして、転倒防止バー設置孔4、10、11、12、13、14は、長手方向(L1方向)と直交する方向(W1方向)に一対に配置されている。尚、一対の転倒防止バー設置孔4、12の離間距離が、コイル受け台2上に載置されるコイルの径より狭くなるように配置されている。一対の転倒防止バー設置孔10、13の離間距離及び一対の転倒防止バー設置孔11、14の離間距離も同様である。
転倒防止バー5は、例えば、ステンレス鋼材(SS材)等の形鋼材より形成されている。転倒防止バー5は、転倒防止バー設置孔4、10、11、12、13、14に対して脱着が可能であり、転倒防止バー設置孔4、10、11、12、13、14内に挿入されることで、コイル受け台2に対し固定される。具体的には、一対の転倒防止バー5、15は、一対の転倒防止バー設置孔4、12、一対の転倒防止バー設置孔10、13または一対の転倒防止バー設置孔11、14に配置される。そして、主柱3を構成する形鋼材6、7と一対の転倒防止バー5、15との間のコイル受け台2上がコイルの載置領域となる。尚、一対の転倒防止バー5、15は、転倒防止バー設置孔4、10、11、12、13、14に対して脱着可能であり、載置されるコイルの量に応じて載置領域は任意の広さに変更可能である。
この構造により、使用用途に応じて種々の幅に切断されたコイルが、主柱3側へと倒れた場合でも、また、一対の転倒防止バー5、15側へと倒れた場合でも、コイル受け台2上から転倒することはなく、作業の安全性を向上させ、コイルの製品品質の劣化を防止することができる。
図2に示す如く、コイル受け台2には、コイル受けストッパを構成する木材16及び木材受けストッパ17、18、19、23(図1参照)が配置されている。木材受けストッパ17、18、19、23は、例えば、ステンレス剛材等の形鋼材から形成され、コイル受け台2と当接する当接部と木材を支持する支持部とを有する。支持部は当接部に対し垂直となるように、両部材はスミ肉溶接により接続されている。そして、当接部からは、鋼製ピン(M22)(図示せず)が突出している。鋼製ピンは、コイル受け台2に形成された孔20、21、22内に挿入されることで、木材受けストッパ17、18、19、23は、コイル受け台2に固定される。
この構造により、コイル受け台2上に載置されるコイル径に応じて、木材受けストッパ17、18、19、23が配置される箇所が選択される。このとき、木材受けストッパ17、18間の離間距離と木材受けストッパ19、23間の離間距離とが等しくなるように、コイル受け台2のそれぞれの領域に配置された孔20、21、22、23が選択される。そして、一対の木材16、24(図1参照)はコイル受け台2に並行に配置され、木材16、24の傾斜面25、26(図1参照)にてより安定した状態でコイルを直接支持する。更に、載置されるコイルは、木材16、24と直接当接することとなり、コイルに外傷等が発生し難く、載置されるコイルの製品品質が劣化されることを防止できる。また、図示していないが、木材16、24の傾斜面25、26にゴムシートを掛けることで、コイルを載置する際のコイルへの外傷等を更に防止することができる。
図3に示す如く、主柱3を構成する形鋼材6には、コイル架台1を吊り上げるための選択式吊り用フック27、28、29、30、31が配置され、形鋼材7には、選択式吊り用フック32、33、34、35、36が配置されている。選択式吊り用フック27〜31は、例えば、ステンレス鋼材(SS材)等の形鋼材から成り、形鋼材6に溶接されている。選択式吊り用フック27〜31は、例えば、L字形状であり、形鋼材6の上方から下方へと一定間隔で配置されている。そして、選択式吊り用フック27〜31には、コイル架台1を吊り上げるためのワイヤが固定される。尚、形鋼材7の選択式吊り用フック32〜36も、上述した形鋼材6の選択式吊り用フック27〜31とその構造は同様であり、その説明を参照する。
一方、コイル受け台2の他端部側には、固定式吊り用フック37、38(図1参照)が配置されている。固定式吊り用フック37、38は、例えば、ステンレス鋼材(SS材)等の形鋼材から成り、コイル受け台2に溶接されている。
この構造により、コイル架台1を吊り上げる際、適宜、形鋼材6、7の選択式吊り用フック27〜36を選択することで、コイル架台1のコイル受け台2が地面と水平状態を保ち、安定した状態で作業を進めることができる。具体的には、コイル架台1は、コイル受け台2の一端部側に主柱3が形成され、コイル架台1の重心は、主柱3の配置領域側へと移動している。そして、コイル受け台2上のコイルは、主柱3側から載置されるため、その載置領域、コイル重量等により、コイル架台1の重心は、更に、主柱3の配置領域側へと移動する。そこで、上述したように、主柱3側でコイル架台1の吊る位置を選択することで、コイル架台1のバランスを保ち、空中においてもコイル架台1を安定して移動させることができる。
尚、主柱3を構成する形鋼材6、7には、選択式吊り用フック27〜36の上方にワイヤ固定用フック39、40が配置されている。ワイヤ固定用フック39、40は、例えば、ステンレス鋼材(SS材)等の形鋼材から成り、形鋼材6、7に溶接されている。図示したように、コイル架台1を吊り上げるワイヤ41、42が、ワイヤ固定用フック39、40により形鋼材6、7近傍へと配置されることで、ワイヤ外れを防止する等、安定してコイル架台1を吊り上げ、移動させることができる。
次に、主柱3を構成する形鋼材6には、載置されたコイルをコイル受け台2へと固定するコイル固定用フック43、44、45、46、47、48が配置され、形鋼材7には、コイル固定用フック49、50、51、52、53、54が配置されている。コイル固定用フック43〜48は、例えば、ステンレス鋼材(SS材)等の形鋼材から成り、形鋼材6に溶接されている。コイル固定用フック43〜48は、例えば、L字形状であり、形鋼材6の上方から下方へと一定間隔で配置されている。そして、コイル固定用フック43〜48には、チェーン68、69(図5参照)が固定されるが、載置されたコイルよりも低い位置のコイル固定用フック43〜48が利用される。尚、形鋼材7のコイル固定用フック49〜54も、上述した形鋼材6のコイル固定用フック43〜48とその構造は同様であり、その説明を参照する。
この構造により、コイル受け台2上には、種々の大きさの径のコイルが載置されるが、載置されるコイルの径に応じて、適宜、コイル固定用フック43〜54が選択される。そして、コイルは、チェーン68、69(図5参照)及びレバーブロック70(図5参照)によりコイル受け台2上に確実に固定される。尚、コイルのコーナー部を巻き込むようにチェーンがコイル固定用フックに固定されるが、コイルとチェーンとの接触領域には、緩衝材72、73(図5参照)を挟むことで、コイルの変形等を防止することができる。
次に、主柱3を構成する形鋼材6、7には、その上端面にガイドポール55、56が配置されている。ガイドポール55、56は、例えば、ステンレス鋼材(SS材)等の形鋼材から成り、形鋼材6、7に溶接されている。一方、図示していないが、コイル受け台2の裏面側には、ガイドポール55、56が挿入される孔及び転倒防止バー5、15(図1参照)が挿入される孔が配置されている。この構造により、コイル架台1上には、他のコイル架台1が段積みされる。このとき、上段のコイル架台1は、下段のコイル架台1の形鋼材6、7及び転倒防止バー5、15により支えられることで、安定した状態で段積みが可能となる。そして、コイルが載置されたコイル架台1が段積みされることで、コイル架台の設置ヤードが効率的に利用される。
図4に示す如く、コイル受け台2には、主柱3が配置された一端部側から転倒防止バー5、15が配置される他端部側へと複数のコイル固定用バー57、58、59、60、61、62、63が配置されている。コイル固定用バー57〜63は、例えば、ステンレス鋼材(SS材)等の形鋼材から成り、コイル受け台2に溶接されている。コイル固定用バー57〜63は、コイルが載置される木材16、24間の、実質、中央に配置されている。そして、コイル固定用バー57〜63は、コイル受け台2上に載置されたコイルの最も転倒防止バー5、15(図1参照)よりのコイルよりも主柱3(図1参照)側のものが用いられる。この構造により、コイルは、チェーン64及びレバーブロック70(図5参照)によりコイル受け台2上に確実に固定される。尚、コイルのコーナー部を巻き込むようにチェーンがコイル固定用バーに固定されるが、チェーンとコイルとの接触領域には、緩衝材71(図5参照)を挟むことで、コイルの変形等を防止することができる。
図5に示す如く、コイル受け台2上には、所望の幅に切断され、複数のコイル(フープ材)が結束フープ65、66により結束されたコイル群67が載置されている。コイル群67は、主柱3と転倒防止バー5、15とにより囲まれた載置領域内に載置されている。そのため、例えば、搬送用トラックへの積み込み、積み下ろしの際や搬送用トラックの急ブレーキ等によりコイル架台1に外力が加わり、結束フープ65、66が切れた場合でも、転倒防止バー5、15により、コイル受け台上の複数のコイルがコイル架台1の外へと放り出されることを防止できる。つまり、使用用途に応じて、予め、コイル架台1に載置されたコイル群67は、コイル架台1に安定して載置された状態で搬送用トラックに積み込まれ、搬送先へと搬送される。そして、搬送先では、コイル群67がコイル架台1に安定して載置された状態で搬送用トラックから積み下ろされ、コイル架台1設置ヤードへと配置される。その結果、コイル架台1を用いることで、作業安全性を保ちつつ、作業効率性も向上させることができる。
また、転倒防止バー5、15は、コイル群67の最外部に位置するコイル近傍の転倒防止バー設置孔を利用してコイル受け台2上に固定される。そのことで、最外部のコイルと転倒防止バー5、15とも接近し、最外部のコイルと転倒防止バー5、15と接触衝撃も和らぎ、コイルの製品品質も維持することができる。更に、コイル群67が、外部からの振動等により揺れることをも防止でき、コイル群67は、コイル受け台2上に安定した状態で載置される。
また、コイル群67の上方側では、2本のチェーン68、69により固定され、コイル群67の下方側では、1本のチェーン64により固定されている。そして、3本のチェーン64、68、69は、レバーブロック70により締め上げられることで、コイル群67はコイル受け台2上に確実に固定される。尚、少なくともチェーン64、68、69とコイル群67との接触領域に、緩衝材71、72、73を挟むことで、コイルの変形を防止することができる。
尚、本実施の形態では、コイルと直接当接する木材と木材を支持する木材受けストッパとによりコイル受けストッパを構成する場合について説明したが、この場合に限定するものではない。例えば、ステンレス鋼材(SS材)等の形鋼材から成り、木材のように直接コイルと当接する傾斜面を有するように、木材と木材受けストッパとが一体となったコイル受けストッパを用いる場合でもよい。この場合にも、一対のコイル受けストッパ間の離間距離が可変となり、コイル受け台2上に種々の径のコイルが安定して載置される。更に、形鋼材から成るコイル受けストッパの傾斜面にゴムシートを掛けることで、コイルを載置する際のコイルへの外傷等を防止することができる。その他、本考案の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
本考案の実施の形態におけるコイル架台を説明するための斜視図である。 本考案の実施の形態におけるコイル架台のコイル受け台を説明するための斜視図である。 本考案の実施の形態におけるコイル架台の主柱を説明するための斜視図である。 本考案の実施の形態におけるコイル架台のコイル受け台を説明するための斜視図である。 本考案の実施の形態におけるコイル架台にコイルを載置する状況を説明するための斜視図である。
符号の説明
1 コイル架台
2 コイル受け台
3 主柱
4 転倒防止バー設置孔
5 転倒防止バー
16 木材
17 木材受けストッパ
27 選択式吊り用フック
37 固定式吊り用フック
39 ワイヤ固定用フック
43 コイル固定用フック
57 コイル固定用バー

Claims (6)

  1. コイル受け台と、
    前記コイル受け台上面の一端部側に固定して配置された主柱と、
    前記コイル受け台の一端部側と対向する他端部側から前記一端部側へと配置され、前記コイル受け台に複数個所配置される転倒防止バー設置孔と、
    前記転倒防止バー設置孔内に挿入されることで、前記コイル受け台上に配置される転倒防止バーとを有し、
    前記転倒防止バーは、前記転倒防止バー設置孔に対して脱着自由であり、前記主柱と前記転倒防止バーとの間のコイル載置領域は可変となることを特徴とするコイル架台。
  2. 前記コイル受け台には、載置されるコイルを支持する一対のコイル受けストッパが配置され、
    前記一対のコイル受けストッパは、前記コイル受け台に複数個所形成されたコイル受けストッパ設置孔を介して前記コイル受け台上に固定され、前記一対のコイル受けストッパ間の離間距離は可変となることを特徴とする請求項1に記載のコイル架台。
  3. 前記主柱には、前記コイル受け台を吊るための複数の選択式吊り用フックが形成され、
    前記コイル受け台の前記他端部側には一対の固定式吊り用フックが形成され、
    前記コイル受け台のバランスを保つように、前記選択式吊り用フックは選択されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコイル架台。
  4. 前記複数の選択式吊り用フックは、前記主柱の高さ方向に配列され、
    前記主柱には、前記複数の選択式吊り用フックの最上部上にワイヤ固定用フックが配置されていることを特徴とする請求項3に記載のコイル架台。
  5. 前記主柱には、前記コイル受け台上に載置されるコイルを一体に固定するための複数のコイル固定用フックが配置され、
    前記コイル受け台には、前記一端部側から前記他端部側へと複数のコイル固定用バーが配置され、
    前記複数のコイル固定用フック及び前記複数のコイル固定用バーは、載置されるコイルに応じて選択されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコイル架台。
  6. 前記主柱の上端面にはガイドポールが配置され、
    前記コイル受け台裏面には前記ガイドポールが挿入される孔及び前記転倒防止バーが挿入される孔が配置され、
    前記コイル受け台は、前記主柱及び前記転倒防止バーを支えとして段積みされることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコイル架台。
JP2007000810U 2007-02-13 2007-02-13 コイル架台 Expired - Fee Related JP3131587U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007000810U JP3131587U (ja) 2007-02-13 2007-02-13 コイル架台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007000810U JP3131587U (ja) 2007-02-13 2007-02-13 コイル架台

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3131587U true JP3131587U (ja) 2007-05-17

Family

ID=43282362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007000810U Expired - Fee Related JP3131587U (ja) 2007-02-13 2007-02-13 コイル架台

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3131587U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010058799A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Jfe Steel Corp コイル状重量物保持器
JP5139589B1 (ja) * 2012-07-04 2013-02-06 秀樹 栃島 スペーサ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010058799A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Jfe Steel Corp コイル状重量物保持器
JP5139589B1 (ja) * 2012-07-04 2013-02-06 秀樹 栃島 スペーサ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2839198A (en) Shipping and storage carrier for sheet material
JP6476289B2 (ja) パイプ用複合一貫物流システム
US4014435A (en) Collapsible rack for shipping and/or storing glass sheets
US20140027395A1 (en) Modular pipe basket
CN103373514A (zh) 装载结构件
JP7022391B2 (ja) 防振パレットおよびガラス梱包体
JP3131587U (ja) コイル架台
CN204776633U (zh) 一种用于脆性建筑薄板的运输保护装置
CN103373513A (zh) 装载结构件
CN110155502A (zh) 一种汽车侧围料架
JP4734470B1 (ja) 二輪車の輸送用固定装置
US3734281A (en) Pipe pallet
WO2014155597A1 (ja) 金属製丸棒の梱包体
WO2007010647A1 (ja) 板状体搬送具
JP2004224423A (ja) 重量物用パレット及び重量物支持方法
JP6035119B2 (ja) パネルの吊り上げ装置
JP2005239224A (ja) コンテナ収納台
CN220430793U (zh) 一种玻璃转运装置
JP2021113067A (ja) 重量物敷材
JP6589109B2 (ja) ラック装置
US2530797A (en) Crate
KR200190418Y1 (ko) 판유리 운반용 적재대
JP3138877U (ja) コイル用補助架台
JP2008285168A (ja) 板状体搬送具
JP7070219B2 (ja) クレーン

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120418

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130418

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees