JP3131501B2 - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置

Info

Publication number
JP3131501B2
JP3131501B2 JP04178705A JP17870592A JP3131501B2 JP 3131501 B2 JP3131501 B2 JP 3131501B2 JP 04178705 A JP04178705 A JP 04178705A JP 17870592 A JP17870592 A JP 17870592A JP 3131501 B2 JP3131501 B2 JP 3131501B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
circuit breaker
insulated switchgear
monitoring
gas pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04178705A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0622421A (ja
Inventor
志郎 丸山
高明 榊原
博 大桑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP04178705A priority Critical patent/JP3131501B2/ja
Publication of JPH0622421A publication Critical patent/JPH0622421A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3131501B2 publication Critical patent/JP3131501B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tests Of Circuit Breakers, Generators, And Electric Motors (AREA)
  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)
  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遮断器を含む複数の機
器を絶縁ガスと共に接地金属容器内に収納してなるガス
絶縁開閉装置に係り、特に、その収納機器の信頼度確認
と監視を行うための予防保全システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ガス絶縁開閉装置(GIS)は、絶縁性
及び消弧性に優れたSF6 ガスなどの絶縁ガスを用い
て、断路器、遮断器などの変電機器を密閉容器内に収納
配置してなる装置である。このガス絶縁開閉装置は、k
V・A当たりの据付体積をコンパクト化できる上、耐環
境性に優れているという利点を有していることから、近
年の用地の高騰や都市部における電力供給量の増大に伴
なう変電設備の増強化の必要性を満足する装置として広
く普及し稼働している。
【0003】すなわち、ガス絶縁開閉装置においては、
SF6 ガスなどの絶縁ガスの優れた特性によって、収納
機器を小型化可能であり、全体としてのコンパクト化が
実現できる。そして、この結果、kV・A当たりの占有
体積が小さくなり、設置用地を縮小でき、設置用地の有
効な活用が図れる。また、ガス絶縁母線を用いて2段乃
至3段の積み重ね構成が可能となり、ブロック構造とな
るため、小さな面積で大きな体積を確保でき、この点か
らも設置用地を縮小でき、設置用地の有効な活用が図れ
る。さらに、機器を収納した密閉容器が接地されている
ので、課電中に接近しても感電の危険はなく、塩害・風
雨などによる環境外乱因に対して課電部が直接にさらさ
れることがないため、これらの影響を受ける問題がない
という利点もある。そしてまた、各種の開閉器類は、消
弧能力の高い絶縁ガス中でアーク処理されるため、1主
接点当たりの遮断容量を大幅に向上できるという利点も
ある。
【0004】一方、ガス絶縁開閉装置には、以上のよう
な利点がある反面、次のような欠点がある。
【0005】すなわち、ガス絶縁開閉装置全体をコンパ
クト化したことにより、収納機器の保守・点検時におけ
る解体作業あるいは再組立作業の寸法制限が小さいた
め、保守・点検作業に時間がかかり、作業効率が著しく
低下してしまう。また、容器内部に封入されるSF6 ガ
スなどの絶縁ガスは高価であり、外部へのガス漏れ防止
上の製作技術が高級となると共に、絶縁性の良さからk
V/mmが大きいため、ガス圧低下は絶縁裕度に敏感に
関係し、ガス漏れ修復は緊急を要するものとなってい
る。さらに、密閉容器を用いているため、収納機器を目
視によって監視できないという欠点もある。また、各種
開閉機器の主接点の消耗に伴なう交換作業において、絶
縁ガスの回収・再充填作業に多大な時間を要し、ガス絶
縁開閉装置の停止時間が長くなるという欠点もある。
【0006】以上説明したような利点及び問題点を総合
的に考慮した場合、性能的には利点が大きいため、ガス
絶縁開閉装置の普及は目覚ましいが、設置箇所が増え、
量産体制がとられるようになると、その保守や緊急修復
体制の準備と品質のバラツキも無視できない問題となっ
ている。このような問題に対して、稼働運転状態が正常
であることの信頼度確認と、異常発生時の早期検出監視
が可能な予防保全システムの確立が切望されている。
【0007】このような予防保全システムの期待される
効果について、図4を参照して具体的に説明する。ここ
で、図4は、縦軸を機器の潜在的特性L、横軸を経過時
間tとした場合の、潜在的劣化故障モデルを示すモデル
図である。すなわち、初期レベルsからパラメータ検出
レベルaに低下し、続いて、機能不十分レベルeに低下
し、その後、危険レベルfを通過して事故に至る。ま
た、事故に至るまでの経過時間は、初期レベルsからパ
ラメータ検出レベルaに至る劣化開始領域A、パラメー
タ検出レベルaから機能不十分レベルeに至る警告領域
B、機能不十分レベルeから事故に至る事故現象化領域
Cに分けられる。
【0008】この場合、機器の劣化は、危険レベルfに
至ると加速度的に進展し、時間的な裕度もなく事故現象
に至るため、仮に、機能不十分レベルeから事故に至る
事故現象化領域Cで異常を発見しても、手遅れになるこ
とが考えられる。従って、その前の時間領域すなわちパ
ラメータ検出レベルaから機能不十分レベルeに至る警
告領域Bで異常を発見することが望ましい。すなわち、
種々の異常は物理現象的に長時間かけて進展するため、
警告領域Bの段階で異常を発見すれば、緊急停止などの
直接緊急処置が不要で、自発的停止による修復余裕時間
が得られることに加えて、事故現象時の1次乃至2次被
害といった事故拡大現象がなく、修復箇所も必要最小限
の範囲に限定できる。
【0009】図5は、ガス絶縁開閉装置の予防保全シス
テムとして従来考えられ、前記のような効果が期待され
ているシステムの一例を示す構成図である。この図5に
示す予防保全システムは、複数の検出センサ21と、監
視盤22、親側データ処理部23、及び光ケーブル24
から構成されている。すなわち、各検出センサ21は、
図示していないガス絶縁開閉装置本体に取り付けられて
いる。また、監視盤22は、ガス絶縁開閉装置近くに通
常配設されており、各検出センサ21に対応する複数の
センサ受信器25とデータ処理部26とを有している。
さらに、親側データ処理部23は、変電所制御室内に通
常設置され、監視盤22と光ケーブル24を介して接続
されている。そして、システムの運転時には、各センサ
21の出力は、監視盤22の対応する各センサ受信器2
5に送られ、各センサ受信器25の出力は、データ処理
部26によりある程度の演算処理を施された後、光ケー
ブル24を介して親側データ処理部23へ伝送される。
【0010】図6は、図5に示す監視盤の一例を示す側
面図(A)及び正面図(B)である。この図6に示す監
視盤は、外箱51と、その内部に収納されたGIS制御
部52及び監視部53を備えている。監視部53の内箱
54には、図5のセンサ受信器25及びデータ処理部2
6に相当する機器として、センサ受信器55、データ処
理・伝送装置56などの電子機器が収納されており、こ
れらの電子機器に良好な環境を提供するために、除湿器
60や熱交換器61が設けられている。また、監視部5
3は、レール70によって外箱51の外部に引き出し可
能に設けられている。
【0011】図7は、従来の1回線分のガス絶縁開閉装
置の機器接続及びガス区画の一例を示す単線結線図であ
る。この図7に示すガス絶縁開閉装置は、遮断器1と、
この遮断器1の一端に接続された母線側断路器2,3、
遮断器1の他端に接続された断路器4、接地装置5、及
びブッシング8を備えている。また、2点鎖線で囲まれ
た領域は、ガス絶縁開閉装置の各ガス区画に対応してお
り、遮断器1を含むガス区画A1と、母線側断路器2,
3をそれぞれ含むガス区画A2,A3と、断路器4、接
地装置5、及びブッシング8を一括して含むガス区画A
4という計4つのガス区画A1〜A4に区分されてい
る。そして、この各ガス区画A1〜A4毎に、対応する
ガス監視箱6及びガス圧力センサ10が設けられてお
り、ガスバルブ7を介して対応するガス区画にそれぞれ
接続されている。この場合、遮断器1を含むガス区画A
1では、その遮断性能を確保するために、その内部のガ
ス圧力が、他のガス区画A2〜A4のガス圧力に比べて
1〜2kg/cm2 程度高く設定されている。
【0012】図8は、図7に示すガス監視箱の構成を示
す図であり、ガス監視箱6は、圧力表示計11と、ガス
圧力が一定値以上低下した場合に警報接点をONする機
能を有するガス密度スイッチ12、及び止ガスバルブ1
3を備えている。このガス監視箱6は、ガスバルブ7及
び配管を介して、ガス絶縁開閉装置の接地タンク15に
取り付けられている。
【0013】図9は、図6に示す監視盤における信号伝
送系の構成とこれに関連するガス監視箱、ガス圧力セン
サ、及び温度センサを示すブロック図である。この図9
に示すように、ガス監視箱6内のガス密度スイッチ12
の警報接点は、信号線77を介してGIS制御部52内
の故障表示器71に接続されると共に、同じくGIS制
御部52内に設けられた遮断器制御回路72に接続され
ている。この遮断器制御回路72は、ガス圧力が低下し
た場合に遮断器の操作ロックを行うように設定されてい
る。また、ガス絶縁開閉装置本体に取り付けられたガス
圧力センサ10及び温度センサ78の出力は、監視部5
3内のセンサ受信器55に伝送された後、異常判定など
を行うデータ処理・伝送装置56に導かれ、ここで光信
号に変換された後、光ケーブル24を介して、変電所制
御室内に設置された親側データ処理部23(図5)に伝
送される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の予防保全システムにおいては、複数のガス
区画A1〜A4のガス密度を監視する系と、ガス圧力を
監視する系とが、それぞれ複数ずつ個別に存在する形と
なるため、構成が複雑であり、ガス絶縁開閉装置全体の
構成を複雑化させると共に、経済的な観点からも好まし
くない。また、各ガス区画A1〜A4のガス圧力を把握
するためには、各ガス区画A1〜A4に対応するガス監
視箱6内の圧力表示計11を個別に確認する必要があ
り、保守・点検性に問題がある。
【0015】本発明は、以上のような従来技術の課題を
解決するために提案されたものであり、その目的は、簡
略で信頼性の高い予防保全システムを備え、経済性にも
優れたガス絶縁開閉装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、遮断器を含む複数の機器
を絶縁ガスと共に接地金属容器内に収納してなるガス絶
縁開閉装置において、前記複数の機器を単数の機器また
は選択的に組み合わせた複数の機器を単位としてガス区
分することにより複数のガス区画が形成され、前記複数
のガス区画のうち、前記遮断器の含まれるガス区画には
ガス圧力センサとガス密度スイッチが設けられるととも
に、他のガス区画にはガス圧力センサが設けられ、前記
ガス密度スイッチが遮断器の操作機構箱内に配設されて
いること、を特徴とする。
【0017】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のガス絶縁開閉装置において、装置の設置現場に装置
を監視・制御する監視盤が配置され、前記監視盤に、前
記ガス圧力センサで得られたガス圧力データと前記ガス
密度スイッチで得られたガス密度データとからガス圧力
低下時の遮断器の操作ロックを行う遮断器制御部が設け
られたこと、を特徴とする。
【0018】
【作用】以上のように構成された請求項1記載の発明の
作用は次の通りである。すなわち、遮断器の含まれるガ
ス区画にのみガス密度スイッチが設けられることによ
り、他のガス区画用のガス監視箱を省略することができ
る。特に、遮断器の含まれるガス区画用のガス密度スイ
ッチが遮断器操作機構箱内に設けられることによって、
専用のガス監視箱を省略することができる。なお、この
場合、遮断器の含まれないガス区画については、ガス圧
力センサだけで必要十分な制御を行うことが可能である
ため、密度スイッチを省略しても何等問題はない。
【0019】また、請求項2記載の発明によると、ガス
圧力センサで得られたガス圧力データとガス密度スイッ
チで得られたガス密度データとからガス圧力低下時の遮
断器の操作ロックを行うように設けられているため、圧
力と密度の両方のパラメータによって遮断器の動作を二
重に制御することが可能となり、制御系の信頼性を向上
できる。
【0020】
【実施例】以下には、本発明によるガス絶縁開閉装置の
一実施例を、図1乃至図3を参照して具体的に説明す
る。まず、図1は、本発明による1回線分のガス絶縁開
閉装置の一実施例における機器接続及びガス区画を示す
単線結線図である。この図1に示すガス絶縁開閉装置の
基本的構成は、図7に示した従来例と同様である。すな
わち、遮断器1と、この遮断器1の一端に接続された母
線側断路器2,3、遮断器1の他端に接続された断路器
4、接地装置5、及びブッシング8を備えている。ま
た、2点鎖線で囲まれた領域は、ガス絶縁開閉装置の各
ガス区画に対応しており、遮断器1を含むガス区画A1
と、母線側断路器2,3をそれぞれ含むガス区画A2,
A3と、断路器4、接地装置5、及びブッシング8を一
括して含むガス区画A4という計4つのガス区画A1〜
A4に区分されている。
【0021】そして、本実施例においては、遮断器1を
含むガス区画A1には、ガス圧力センサ10とガス密度
スイッチ12が設けられており、共通のガスバルブ7を
介してガス区画A1に接続されている。また、遮断器1
を含まないその他のガス区画A2〜A4には、ガス圧力
センサ10のみがそれぞれ設けられており、ガスバルブ
7を介して対応するガス区画A2〜A4にそれぞれ接続
されている。なお、従来と同様、遮断器1を含むガス区
画A1では、その遮断性能を確保するために、その内部
のガス圧力が、他のガス区画A2〜A4のガス圧力に比
べて1〜2kg/cm2 程度高く設定されている。
【0022】次に、図2は、図1のガス絶縁開閉装置の
付近に配設された監視盤を示す側面図(A)及び正面図
(B)である。この図2に示す監視盤の基本的な構成
は、図6に示した従来例と同様である。すなわち、監視
盤は、外箱51と、その内部に収納されたGIS制御部
52及び監視部53を備えており、監視部53の内箱5
4には、センサ受信器55、データ処理・伝送装置56
などの電子機器が収納され、さらに、これらの電子機器
に良好な環境を提供するために、除湿器60や熱交換器
61が設けられている。また、監視部53は、レール7
0によって外箱51の外部に引き出し可能に設けられて
いる。そして、本実施例においては、監視部53に、L
EDなどを使用したデータ表示部59が設けられてい
る。
【0023】さらに、図3は、図2に示す監視盤におけ
る信号伝送系の構成とこれに関連するガス密度スイッ
チ、ガス圧力センサ、及び温度センサを示すブロック図
である。この図3に示すように、遮断器1のガス区画A
1に設けられたガス密度スイッチ12の警報接点は、信
号線77を介してGIS制御部52内の遮断器制御回路
(遮断器制御部)72に接続されている。また、ガス絶
縁開閉装置本体に取り付けられたガス圧力センサ10及
び温度センサ78の出力は、監視部53内のセンサ受信
器55に伝送された後、異常判定などを行うデータ処理
・伝送装置56に送られる。データ処理・伝送装置56
では、ガス圧力センサデータ及び温度センサデータか
ら、圧力値の温度換算や異常判定を行う。データ処理・
伝送装置56で得られた計測データは、データ表示部5
9に送られ、LEDなどによって表示される。
【0024】一方、データ処理・伝送装置56でガス圧
力の低下が判定された場合には、このデータは、フォト
カプラなどにより出力され、必要に応じて制御系に渡さ
れると同時に、遮断器の異常データは、遮断器制御回路
72に送られる。遮断器制御回路72は、ガス密度スイ
ッチ12の警報接点データと、ガス圧力センサ10側の
異常データとの論理積(AND)を取ることにより、ガ
ス圧力低下時の遮断器の操作ロックを行う。
【0025】以上のような構成を有する本実施例の作用
効果は次の通りである。すなわち、従来、全てのガス区
画A1〜A4に設けられていたガス密度スイッチ12の
うち、遮断器1を含まないガス区画A2〜A4に設けら
れていたガス密度スイッチ12が全て省略されているた
め、これらのガス区画A2〜A4用のガス監視箱6を省
略することができる。従って、従来に比べて予防保全シ
ステムの構成を簡略化でき、ガス絶縁開閉装置全体の構
成の簡略化に貢献でき、経済性にも優れている。なお、
この場合、ガス密度スイッチ12は、図9に示すよう
に、従来、単なる監視用としてのみ使用されていたた
め、遮断器11の含まれないガス区画A2〜A4につい
てこれらのガス密度スイッチ12を省略しても、ガス圧
力センサ10だけで必要十分な制御を行うことが可能で
あるため、何等問題はない。
【0026】また、現場の監視盤の監視部53にデータ
表示部59を設けたことにより、従来のように、各ガス
区画A1〜A4のガス監視箱6内の圧力表示計11を個
別に確認する代わりに、監視盤のデータ表示部59にお
いて、各ガス区画A1〜A4のガス圧力状態を一括して
容易に把握することができるため、保守・点検性を向上
できる。そしてまた、従来、図8に示すように、ガス監
視箱6内に設けていた圧力表示計11が不要となるた
め、この点からも、従来使用していたガス監視箱6を完
全に省略することが可能となる。従って、予防保全シス
テムの構成をさらに簡略化でき、ガス絶縁開閉装置全体
の簡略化及び経済性の向上にさらに貢献できる。一方、
遮断器1のガス圧力低下時には、遮断器制御回路72に
より、ガス密度スイッチ12からのデータとガス圧力セ
ンサ10側からのデータをパラメータとして遮断器1の
操作ロックを二重に制御することができるため、制御系
の信頼性を向上でき、その結果として、遮断器1の動作
信頼性を向上できる。
【0027】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、各種の機器接続構成を有するガス絶縁開
閉装置一般に同様に適用可能であり、また、ガス区分の
方式も適宜選択可能である。さらに、ガス圧力センサや
ガス密度スイッチなどの検出センサ部、伝送系、監視盤
を主体とする監視系・制御系などの各部における具体的
な構成は適宜選択可能である。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明においては、
遮断器の含まれるガス区画にはガス圧力センサとガス密
度スイッチが設けられ、他のガス区画にはガス圧力セン
サが設けられることにより、従来に比べて簡略で信頼性
の高い予防保全システムを備え、経済性にも優れたガス
絶縁開閉装置を提供することができる。特に、遮断器の
含まれるガス区画用のガス密度スイッチが遮断器操作機
構箱内に設けられることによって、専用のガス監視箱を
省略することができ、機器構成が簡略化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による1回線分のガス絶縁開閉装置の一
実施例における機器接続及びガス区画を示す単線結線
図。
【図2】図1のガス絶縁開閉装置の付近に配設された監
視盤を示す側面図(A)及び正面図(B)。
【図3】図2に示す監視盤における信号伝送系の構成と
これに関連するガス密度スイッチ、ガス圧力センサ、及
び温度センサを示すブロック図。
【図4】縦軸を機器の潜在的特性L、横軸を経過時間t
とした場合の、潜在的劣化故障モデルを示すモデル図。
【図5】ガス絶縁開閉装置の予防保全システムとして従
来考えられているシステムの一例を示す構成図。
【図6】図5に示す監視盤の一例を示す側面図(A)及
び正面図(B)。
【図7】従来の1回線分のガス絶縁開閉装置の機器接続
及びガス区画の一例を示す単線結線図。
【図8】図7に示すガス監視箱の構成を示す図。
【図9】図6に示す監視盤における信号伝送系の構成と
これに関連するガス監視箱、ガス圧力センサ、及び温度
センサを示すブロック図。
【符号の説明】
A1〜A4…ガス区画 1…遮断器 2,3…母線側断路器 4…断路器 5…接地装置 6…ガス監視箱 7…ガスバルブ 8…ブッシング 10…ガス圧力センサ 11…圧力表示計 12…ガス密度スイッチ 51…外箱 52…GIS制御部 53…監視部 54…内箱 55…センサ受信器 56…データ処理・伝送装置 59…データ表示部 60…除湿器 61…熱交換器 70…レール 71…故障表示器 72…遮断器制御回路(遮断器制御部) 77…信号線 78…温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−106010(JP,A) 特開 昭61−231809(JP,A) 特開 昭54−67653(JP,A) 実開 昭55−59523(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02B 13/025 - 13/065 H01H 33/56 G01R 31/34 H02H 5/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遮断器を含む複数の機器を絶縁ガスと共
    に接地金属容器内に収納してなるガス絶縁開閉装置にお
    いて、 前記複数の機器を単数の機器または選択的に組み合わせ
    た複数の機器を単位としてガス区分することにより複数
    のガス区画が形成され、 前記複数のガス区画のうち、前記遮断器の含まれるガス
    区画にはガス圧力センサとガス密度スイッチが設けられ
    るとともに、他のガス区画にはガス圧力センサが設けら
    れ、 前記ガス密度スイッチが遮断器の操作機構箱内に配設さ
    れていること、 を特徴とするガス絶縁開閉装置。
  2. 【請求項2】 装置の設置現場に装置を監視・制御する
    監視盤が配置され、 前記監視盤に、前記ガス圧力センサで得られたガス圧力
    データと前記ガス密度スイッチで得られたガス密度デー
    タとからガス圧力低下時の遮断器の操作ロックを行う遮
    断器制御部が設けられたこと、 を特徴とする請求項1記載のガス絶縁開閉装置。
JP04178705A 1992-07-06 1992-07-06 ガス絶縁開閉装置 Expired - Fee Related JP3131501B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04178705A JP3131501B2 (ja) 1992-07-06 1992-07-06 ガス絶縁開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04178705A JP3131501B2 (ja) 1992-07-06 1992-07-06 ガス絶縁開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0622421A JPH0622421A (ja) 1994-01-28
JP3131501B2 true JP3131501B2 (ja) 2001-02-05

Family

ID=16053123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04178705A Expired - Fee Related JP3131501B2 (ja) 1992-07-06 1992-07-06 ガス絶縁開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3131501B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11971442B2 (en) 2018-09-07 2024-04-30 Siemens Energy Global GmbH & Co. KG Gas monitoring system for gas-insulated switchgears

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4829021B2 (ja) * 2006-07-12 2011-11-30 株式会社東芝 ガス絶縁開閉装置
JP2013070443A (ja) * 2011-09-20 2013-04-18 Toshiba Corp ガス絶縁変電所または開閉所
JP6382069B2 (ja) * 2014-10-30 2018-08-29 株式会社日立産機システム スイッチギヤ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11971442B2 (en) 2018-09-07 2024-04-30 Siemens Energy Global GmbH & Co. KG Gas monitoring system for gas-insulated switchgears

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0622421A (ja) 1994-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN208707186U (zh) 一种智能环保型充气环网柜
JP3131501B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
KR20140143872A (ko) 변전소 가스절연개폐기의 가스압력 감시 장치 및 방법
JP4641262B2 (ja) ガス絶縁開閉装置の故障点標定装置および方法
JPS63209412A (ja) ガス絶縁開閉装置の予防保全システム
CN205377156U (zh) 一种环保型户外智能环网柜
JP3321480B2 (ja) 故障点標定システム
JPS63212878A (ja) 変電機器の予防保全システム
CN109038347A (zh) 一种智能环保型充气环网柜
KR102638522B1 (ko) 변전소의 정전 예방 시스템
KR20240114073A (ko) 전력 설비 주변 안전확보를 위한 경보 시스템 및 방법
CN212380734U (zh) 防凝露的自动化开关结构
JP2645005B2 (ja) 開閉機器動作時間計測システム
JP3110824B2 (ja) 故障点標定システム
JPS6151492B2 (ja)
JP3560650B2 (ja) 変電設備
JP3290220B2 (ja) 故障点標定システム
JPH06213956A (ja) 故障点標定システム
CN206441680U (zh) 一种断路器
JP2543902B2 (ja) 部分放電検出装置
JPS63213228A (ja) 信号検出装置
JPS5839203A (ja) 保護継電装置
JPH07245832A (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH0287926A (ja) ガス絶縁機器の予防保全システム
JPH0965527A (ja) 故障点標定システム

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees