JP3129573U - 連結釘収納用板状体及び連結釘用包装容器 - Google Patents

連結釘収納用板状体及び連結釘用包装容器 Download PDF

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Abstract

【課題】巻き回した釘の頭部側(上面)が円錐形の凸面となり、釘の軸部先端側(下面)が円錐形の凹面となっている連結釘の巻回体であっても、流通過程や保管時の衝撃や振動で、連結釘の巻回体の巻き崩れの発生がなく、使用時の整形作業も必要なく、しかも使用済後の処理も容易であり、安価でもある連結釘収納用板状体および連結釘用包装容器を提供する。
【解決手段】連結釘収納用板状体は、巻き回した釘の頭部側(上面)が円錐形の凸面となり、釘の軸部先端側(下面)が円錐形の凹面となっている連結釘巻回体の連結釘収納用板状体であって、複数の支持体が円錐状に折り曲げられて、上面側が凸形、下面側が凹形となる円錐状支持部が複数形成されている。巻き回した釘の頭部側(上面)が円錐形の凸面となり、釘の軸部先端側(下面)が円錐形の凹面となっている連結釘巻回体は、この連結釘収納用板状体の円錐状支持部に装着されて支持収納される。
【選択図】図1

Description

この考案は、自動釘打機のマガジンに装填されて使用される、多数の釘が渦巻き状に巻装された連結釘の収納用板状体及び包装容器に関する。
自動釘打機には、長尺な合成樹脂製のテープや2本の針金で、多数本の釘を一定間隔の並列状に保持し、これを渦巻き状に巻装した連結釘(以下、連結釘の巻回体という)が、マガジンに装填されて使用される。このような自動釘打機に使用される連結釘の巻回体は、通常、複数(数個〜数十個)がダンボール箱等の包装容器に収納されて運搬や保管がなされているが、単に包装容器に収納しただけでは、流通過程における衝撃や振動で連結釘の巻回体が緩んだり、変形したり、連結釘同士が互いに絡み合ったりして、自動釘打機のマガジンに装填できなくなることが生じ、釘打ち現場で整形作業が必要となり、手数がかかるし作業効率も低下する課題があった。
そこで、従来、このような流通過程での包装容器内での連結釘の巻き崩れ等を防止するものとして、連結釘の巻回体を収納するのに適した大きさの凹部を多数形成した合成樹脂製のトレーを使用し、これを包装容器内に設置し、これに連結釘の巻回体の一端部を嵌め込んで収納するものが提案されている。
また、連結釘の巻回体を2個1対として対向させて釘の軸部を咬み合わせるとき、両巻回体間に間隔保持部材を介在させ、咬み合わせた両巻回体の高さ寸法を一定化したもの(例えば、特許文献1参照)、
また、ダンボール箱の底面に表面が波状に連続する凹凸条を有する紙製の底敷用下敷きを敷設し、その下敷きの上に上下2段の連結釘の巻回体を積み重ね、その上下の巻回体間に差し込み用下敷きが差し込まれた包装箱(例えば、特許文献2参照)、
さらに、連結釘の釘先端が形成する面に適合した底面を有する凹部が形成された合成樹脂製の下ケースと、連結釘の釘頭が形成する面に適合した底面を有する凹部が形成された合成樹脂製の上ケースとが、ヒンジにより連結されている包装容器(例えば、特許文献3参照)、がそれぞれ提案されている。
特開平6−171683号公報 実開平7−26322号公報 特開2000−43965号公報
しかし、前記合成樹脂製のトレーは、合成樹脂材によってトレーを製造するので高価につくし、使用済後に産業廃棄物として残るため、その処理が必要となると共に、その費用も必要となる課題がある。
また、連結釘の巻回体を2個1対として釘の軸部先端を互いに向き合わせ、咬み合わせたものを、包装容器に収納するものは、高さ寸法を低くできるし、間隔保持部材を介在させると両巻回体の高さ寸法を一定にできる利点があるが、連結釘の巻回体を2個1対として軸部先端を互いに向き合わせ、咬み合わせたものを組として複数組を包装容器に収納するだけなので、流通過程における衝撃や振動で巻き崩れや巻回体の緩みが生じやすい課題、およびその後の整形作業に手数がかかる課題がある。
また、ダンボール箱の底面に表面が波状に連続する凹凸条を有する紙製の底敷用下敷きを敷設し、その下敷きの上に上下2段の連結釘の巻回体を積み重ね、その上下の巻回体間に差し込み用下敷きを差し込んだ包装構造は、連結釘の釘先が各下敷きの凹凸条に係合して流通過程における衝撃が振動に対抗しているだけなので、釘先の振動は阻止できるとしても軸部、頭部の揺れや振動は阻止できない。そのため流通過程での衝撃や振動により巻き崩れが生じやすい課題、およびその後の整形作業も必要が生ずる課題がある。
さらに、連結釘の釘先端が形成する面に適合した底面を有する凹部が形成された合成樹脂製の下ケースと、連結釘の釘頭が形成する面に適合した底面を有する凹部が形成された合成樹脂製の上ケースが、ヒンジにより連結されている包装容器は、連結釘の巻回体を小分けして少数を収納して現場等に持ち運びするものであるので、多くの連結釘の巻回体の運搬や保管には適さないし、合成樹脂製なので高価となる課題がある。これを多数収納できるように大きくするとすれば、製造費用は、さらに高価となる。しかも、合成樹脂なので使用済後には産業廃棄物として処理しなければならず、その費用も嵩む課題がある。
このような課題を解決する連結釘収納用板状体および連結釘用包装容器として、本出願人は先に、実用新案登録第3126117号の実用新案権を取得した。
ところが、特公昭39−258公報、実開昭57−1907号公報および特許第3511911号公報に示すような釘を針金(ワイヤ)で連結したワイヤ連結釘においては、これを渦巻状に巻回すとき、図9に示すように外側に位置する釘12Uの頭部12bと内側に位置する釘12Nの頭部12bとを、互いに上下にずらして巻き回すようにしている。これは、外側に位置する釘12Uの頭部12bと内側に位置する釘12Nの頭部12bとを水平方向に互いに接触させて巻き回すと、巻き回した頭部部分の外径が大きくなり、軸部12aの外径が小さくなり、収納に不便であり、巻回体に形成しても巻き崩れや巻回体の緩みが生じやすいからである。
この図9に示すように外側に位置する釘12Uの頭部12bと内側に位置する釘12Nの頭部12bとが、互いに上下にずれて巻き回されている連結釘の巻回体9は、図6、図7および図8に示すように釘の頭部側(上面)が円錐状の凸面9aとなり、釘の軸先端側(下面)が円錐状の凹面9bとなる。
本出願人が先に取得した実用新案登録第3126117号の考案では、このような巻き回した釘の頭部側(上面)が円錐形の凸面となり、釘の軸部先端側(下面)が凹面となっている巻回体の連結釘収納用板状体および包装容器については開示しなかった。
この考案の目的は、巻き回した釘の頭部側(上面)が円錐形の凸面となり、釘の軸部先端側(下面)が円錐形の凹面となっている連結釘の巻回体であっても、流通過程や保管時の衝撃や振動で、連結釘の巻回体の巻き崩れの発生がなく、使用時の整形作業も必要なく、しかも使用済後の処理も容易であり、安価でもある連結釘収納用板状体および連結釘用包装容器の提供にある。
前記目的を達成するため、この考案の連結釘収納用板状体は、巻き回した釘の頭部側(上面)が円錐形の凸面となり、釘の軸部先端側(下面)が円錐形の凹面となっている連結釘巻回体の連結釘収納用板状体であって、
板状体に、連結釘の巻回体の径に略等しい仮想円の中心から該仮想円に向かって放射状に切込みが入れられて複数の支持片に形成され、
該複数の支持片が仮想円で円錐状に折り曲げられて、上面側が凸型、下面側が凹形となる円錐状支持部が複数形成され、
連結釘巻回体が板状体の上面側から前記円錐状支持部に位置すると、複数の支持片で形成され上面に突出する円錐状支持部が連結釘巻回体下面の円錐状の凹面に嵌合して連結釘巻回体を支持し、
連結釘巻回体が板状体の下面側から前記円錐状支持部に位置すると、複数の支持片で形成される凹形の円錐状支持部が連結釘巻回体の円錐状の上面に被嵌して連結釘巻回体を支持することを特徴とする。
また、この考案の連結釘収納用板状体の前記円錐状支持部は、連結釘の巻回体の径に略等しい仮想円の中心側に円形孔が形成され、この円径孔から前記仮想円に向かって放射状に切込みが入れられて複数の支持片に形成されていることを特徴とする。
これにより板状体には、複数の支持片が円錐状に折り曲げられて上面側が凸形、下面側が凹形となる円錐状支持部が形成されているので、連結釘の巻回体が、巻き回した釘の頭部側(上面側)が円錐形の凸面となり釘の軸部先端側(下面側)が円錐形の凹面となっている連結釘巻回体であっても、板状体の上面側から円錐状支持部に載置すると、連結釘巻回体は、複数の支持片で円錐状に上面に突出する円錐状支持部に、その下面の円錐状の凹面が嵌合して支持され、板状体の円錐状支持部を連結釘巻回体の円錐状の上面に被嵌すると、連結釘巻回体の円錐状の上面は、板状体の下面側から円錐状の凹面となっている円錐状支持部に嵌合して支持される。従って、連結釘の巻回体は、巻き回した釘の頭部側(上面側)が円錐形の凸面となり、釘の軸部先端側(下面側)が円錐形の凹面となっていても、板状体の円錐状支持部において支持し収納することができる。従って、連結釘の巻回体の巻き崩れを規制し、また、巻回体の位置を固定することができるし、さらに、連結釘の巻回体は、衝撃や振動に対してもしっかりと保持され、崩れることなく、運搬や保管ができる。
また、板状体に設けられた円錐状支持部は、複数の支持片を円錐状に折り曲げて形成されているので、その複数の支持片は多少の可動が可能であり、その折り曲げ角度は、多少の調整が可能である。従って、円錐状支持部の形状と連結釘巻回体の上面側の円錐状の凸面の形状(外形)および下面側の円錐状の凹面の形状(内形)との間に多少のずれが生じても、円錐状支持部は連結釘巻回体を支持するのに対応可能となる。
また、この考案の連結釘用包装容器は、巻き回した釘の頭部側(上面)が円錐形の凸面となり、釘の軸部先端側(下面)が円錐形の凹面となっている連結釘巻回体の連結釘用包装容器であって、
板状体に、連結釘の巻回体の径に略等しい仮想円の中心から該仮想円に向かって放射状に切込みが入れられて複数の支持片に形成され、
該複数の支持片が仮想円で円錐状に折り曲げられて、上面側が凸型、下面側が凹形となる円錐状支持部が複数形成され、
連結釘巻回体が板状体の上面側から前記円錐状支持部に位置すると、複数の支持片で形成され上面に突出する円錐状支持部が連結釘巻回体下面の円錐状の凹面に嵌合して連結釘巻回体を支持し、
連結釘巻回体が板状体の下面側から前記円錐状支持部に位置すると、複数の支持片で形成される凹形の円錐状支持部が連結釘巻回体の円錐状の上面に被嵌して連結釘巻回体を支持する連結釘収納用板状体が、容器内に移動規制された状態で1段または複数段に収納されて備えることを特徴とする。
また、この考案の連結釘用包装容器は、巻き回した釘の頭部側(上面)が円錐形の凸面となり、釘の軸部先端側(下面)が円錐形の凹面となっている連結釘巻回体の連結釘用包装容器であって、
板状体に、連結釘の巻回体の径に略等しい仮想円の中心から該仮想円に向かって放射状に切込みが入れられて複数の支持片に形成され、
該複数の支持片が仮想円で円錐状に折り曲げられて、上面側が凸型、下面側が凹形となる円錐状支持部が複数形成され、
連結釘巻回体が板状体の上面側から前記円錐状支持部に位置すると、複数の支持片で形成され上面に突出する円錐状支持部が連結釘巻回体下面の円錐状の凹面に嵌合して連結釘巻回体を支持し、
連結釘巻回体が板状体の下面側から前記円錐状支持部に位置すると、複数の支持片で形成される凹形の円錐状支持部が連結釘巻回体の円錐状の上面に被嵌して連結釘巻回体を支持する連結釘収納用板状体が、容器内に移動規制された状態で複数段に備えており、
下段に位置する板状体の円錐状支持部に支持収納された連結釘巻回体の円錐状の上面は、その上段に位置する板状体の円錐状支持部に下面側より嵌合して支持することを特徴とする。
さらに、この考案の連結釘用包装容器が備える前記板状体の円錐状支持部は、連結釘の巻回体の径に略等しい仮想円の中心側に円形孔が形成され、この円形孔から前記仮想円に向かって放射状に切込みが入れられて複数の支持片に形成されていることを特徴とする。
上記連結釘用包装容器によれば、包装容器内に、複数の支持片が円錐状に折り曲げられて、上面側が凸形、下面側が凹形となる円錐状支持部が複数形成された板状体を備えるので、連結釘巻回体を板状体の円錐状支持部に載置して収納すると、連結釘の巻回体が、巻き回した釘の頭部側(上面側)が円錐形の凸面となり、釘の軸部先端側(下面側)が円錐形の凹面となっていても、連結釘巻回体の下面の円錐形の凹面が、板状体の円錐状支持部に嵌合して支持収納される。従って、連結釘の巻回体の巻き崩れが規制され、巻回体の位置も固定されると共に、衝撃や振動に対してもしっかりと保持され崩れることなく収納することができるし、運搬や保管できる。
また、包装容器内に、複数の支持片が円錐状に折り曲げられて、上面側が凸形、下面側が凹形となる円錐状支持部が複数形成された板状体を複数段に備えると、下段に位置する板状体の円錐状支持部に支持収納された連結釘巻回体の円錐状の上面は、その直ぐ上段に位置する板状体の円錐状支持部に下面側より嵌合して支持収納される。即ち、連結釘巻回体は、下面が下段に位置する板状体の円錐状支持部に嵌合して、また上面はその直ぐ上段の板状体の円錐状支持部に嵌合して、上下から挟む格好で支持収納される。
従って、巻き回した釘の頭部側(上面側)が円錐形の凸面となり、釘の軸部先端側(下面側)が円錐状の凹面となっている連結釘巻回体であっても、連結釘の巻き崩れがより強固に規制され、巻回体の位置がより強固に固定されると共に、衝撃や振動に対してもよりしっかりと保持され、崩れることなく支持収納され、かつ、連結釘巻回体は包装容器に収納して運搬や保管ができ、この時も、より強固に支持される。
また、包装容器内に備える板状体の円錐状支持部は、複数の支持片を円錐状に折り曲げて形成されているので、その複数の支持片の折り曲げ角度は、多少の調整および可動が可能である。従って、連結釘巻回体の上面側の円錐状の凸面の形状(外径)および下面側の円錐状の凹面の形状(内径)との間に多少のずれが生じても、円錐状支持部は連結釘巻回体を支持するのに対応可能となる。これにより板状体の、円錐状支持部の円錐形状と連結釘巻回体の上下面の円錐形状とが、多少ずれていても収納が可能となる。
この考案の連結釘収納用板状体によれば、次のような効果を奏する。
(1)巻き回した釘の頭部側(上面側)が円錐形の凸面となり、釘の軸部先端側(下面側)が円錐形の凹面となっている連結釘巻回体であっても、板状体の上面側から円錐状支持部に載置すると、連結釘巻回体は、複数の支持片で円錐状に上面に突出する円錐状支持部に、その下面の円錐状の凹面が嵌合して支持され、板状体の円錐状支持部を連結釘巻回体の円錐状の上面に被嵌すると、連結釘巻回体の円錐状の上面は、板状体の下面側から円錐状の凹面となっている円錐状支持部に嵌合して支持される。
(2)従って、この連結釘収納用板状体を使用すれば、連結釘の巻回体が上面側が凸形、下面側が凹形の円錐状となっていても、連結釘の巻回体を、衝撃や振動に対してもしっかりと保持し、崩れ、乱れを防止し、後の整形作業を不要とする。
(3)この連結釘収納用板状体は、板状体で形成されているので、使用する容器の内部形状、サイズに合う形状、サイズに容易に対応させることができ、使用する容器を限定することなく使用できる。
(4)この連結釘収納用板状体は、板状体に切り込みにより複数の支持片を設け、これを折り曲げるのみで円錐状支持部が形成できるので、製造が容易で安価に提供できる。
(5)この連結釘収納用板状体は、紙製(例えば、ダンボール紙、厚紙)とすることができ、廃棄によっても公害の問題を発生することなく、環境に優しく、使用後の処理も容易となり、しかも、さらに安価とすることができる。
(6)板状体に設けられた円錐状支持部は、複数の支持片を円錐状に折り曲げて形成されているので、その複数の支持片は多少の可動が可能であり、その折り曲げ角度は、多少の調整が可能である。従って、円錐状支持部と、連結釘巻回体の上面側の円錐状の凸面形状(外形)および下面側の円錐状の凹面の形状(内形)との間に多少のずれが生じても、円錐状支持部は連結釘巻回体を支持するのに対応可能となる。
また、この考案の連結釘用包装容器によれば、次のような効果を奏する。
(7)包装容器内に備える板状体には、複数の支持片が円錐状に折り曲げられた円錐状支持部が形成されているので、連結釘巻回体の上面側が円錐形の凸面となり、下面側が円錐形の凹面となっている連結釘巻回体であっても、板状体の上面側から円錐状支持部に載置すると、連結釘巻回体は、複数の支持片で円錐状に上面に突出する円錐状支持部に、その下面の円錐状の凹面が嵌合して支持され、板状体の円錐状支持部を連結釘巻回体の円錐状の上面に被嵌すると、連結釘巻回体の円錐状の上面は、板状体の下面側から円錐状の凹面となっている円錐状支持部に嵌合して支持される。従って、連結釘巻回体は、板状体の円錐状支持部に支持させて包装容器内に収納することができる。
(8)これにより連結釘用包装容器に収納された連結釘巻回体は、板状体の円錐状支持部に支持されて収納されているので、衝撃や振動に対してもしっかりと保持されるし、常に整列した収納状態を維持し、巻き崩れ等を生ずることなく運搬や保管をすることができる。従って、また連結釘巻回体の後整形も不要となる。
(9)連結釘巻回体の上下に板状体を位置させ、その板状体の円錐状支持部で連結釘巻回体を上下から支持するようにすると、より強固に支持され、より強固に巻き崩れを規制し、かつ位置を固定して容器内に収納することができる。
(10)板状体の円錐状支持部に支持された連結釘巻回体は、包装容器内に複数段に積み重ねて収納することができるので、1つの容器内に多数の連結釘巻回体を収納することができる。
(11)この包装容器内に複数段に積み重ねて収納するときは、下段に位置する板状体の円錐状支持部に支持収納された連結釘巻回体の円錐状の上面は、その直ぐ上段に位置する板状体の円錐状支持部に下面側より嵌合して支持収納するようにできるので、連結釘巻回体は上下から挟む格好で支持収納され、強固な保持となると共に、下段に位置する連結釘巻回体の円錐状の上面が、その直ぐ上段に板状体の円錐状支持部に下面側より嵌合する分だけ高さを吸収できるので、収納した際の全体の高さを低くすることができ、包装容器もその分小さくすることができる。
(12)包装容器は、例えばダンボール箱などの紙製のものが使用でき、また、板状体も紙製のものを使用できるので、使用後の処理も容易であるし、公害の問題もない。しかも安価に提供できる。
以下、この考案の実施の形態を図面と共に詳細に説明する。図1は、この考案の実施の形態を示す連結釘収納用板状体の斜視図、図2は、図1に示す実施の形態の連結釘収納用板状体の形成工程を、工程順(a)(b)に示す斜視図である。
この連結釘収納用板状体1は、板状体2に、切り込み5により複数の支持片4が形成され、この複数の支持片4が円錐状に折り曲げられて、上面2a側が凸形、下面2b側が凹形となる円錐状支持部3が複数形成されて構成されている。
この連結釘収納用板状体1は、図2(a)に示すように板状体2に、連結釘の巻回体の径に略等しい仮想円6の中心7から該仮想円6に向かって放射状に切り込み5が入れられて複数の支持片4に形成され、次の図2(b)に示すように複数の支持片4が仮想円6で円錐状に折り曲げられて、上面2a側が凸形、下面2b側が凸形となる円錐状支持部3とすることによって形成できる。
図3は、この考案の他の実施の形態を示す連結釘収納用板状体の斜視図、図4は、図3に示す実施の形態の連結釘収納用板状体の形成工程を、工程順(a)(b)に示す斜視図である。
この連結釘収納用板状体11は複数の支持片4の先端が切り取られているものであって、他は前記実施の形態と同様である。即ち、この連結釘収納用板状体11は、板状体2に、切り込み5により複数の支持片4が形成され、この複数の支持片4が円錐状に折り曲げられて、上面2a側が凸形、下面2b側が凹形となる円錐状支持部3が複数形成されて構成されているが、本例の支持片4は先端が切り取られて形成されている。従って、円錐状支持部3は、むしろ截頭円錐状となっている。
この連結釘収納用板状体11は、図4(a)に示すように板状体2に、連結釘巻回体の径に略等しい仮想円6の中心に円形穴8が形成され、この円形穴8から仮想円6に向かって放射状に切り込み5が入れられて先端が切り取られた複数の支持片4に形成され、次に図4(b)に示すように複数の支持片4が仮想円6で円錐状に折り曲げられて、上面2a側が凸形、下面2b側が凹形となる円錐状支持部3とすることによって形成できる。
板状体2の材質としては、紙や合成樹脂等を例示でき、特に制限はないが、ダンボール紙や厚紙などの紙製とすると、製造も容易となるし、使用後の処理も容易であるし、公害の問題もないし、しかも安価に提供できるので好ましい。
しかして、この連結釘収納用板状体1、11には、図5に示すように連結釘巻回体9を、その円錐状支持部3に載置して支持収納する。従って、連結釘巻回体9が、図5、図7および図8に示すように巻き回した釘の頭部側(上面側)が円錐状の凸面9aとなり、釘の軸部先端側(下面側)が円錐状の凹面9b(図8参照)となっているものでもあっても、板状体2の上面側から円錐状支持部3に載置すると、連結釘巻回体9は複数の支持片4で円錐状に上面に突出する円錐状支持部3に、その下面の円錐状の凹面9bが嵌合して支持され(図8参照)、板状体2の円錐状支持部3を連結釘巻回体9の円錐状の上面9aに被嵌すると、連結釘巻回体9の円錐状の上面9aは、板状体2の下面2b側から円錐状の凹面となっている円錐状支持部3に嵌合して支持される。
これにより連結釘巻回体9の巻き崩れを規制し、また位置を固定することができるし、さらに、連結釘巻回体9は、衝撃や振動に対してもしっかりと保持され、崩れることなく、運搬や保管ができる。
また、板状体2に設けられた円錐状支持部3は、複数の支持片4を円錐状に折り曲げて形成されているので、その複数の支持片4は多少の可動が可能であり、その折り曲げ角度は、多少の調整が可能である。また、支持片4には多少の可撓性も存在する。従って、円錐状支持部3の形状と連結釘巻回体9の上面側の円錐状の凸面9aの形状および下面側の円錐状の凹面9bの形状との間に多少のずれが生じても、円錐状支持部3は連結釘巻回体9を支持するのに対応可能となる。
図6は、この考案の実施の形態を示す連結釘用包装容器の一部切欠斜視図、図7は、連結釘用包装容器の部分拡大斜視図、図8は、連結釘用包装容器の拡大部分断面図である。
この連結釘用包装容器15は、包装容器16と、この包装容器16内に設置される連結釘収納用板状体1または11とを備える。包装容器16は、本例ではダンボール箱を示し、開口17の周縁に蓋片18が連結され、連結釘巻回体9を収納した後に開口17を閉塞できるようになっている。
包装容器16内に設置される連結釘収納用板状体1は、図1および図2に示すように板状体2に、連結釘巻回体9の径に略等しい仮想円6の中心から該仮想円6に向かって放射状に切り込み5が入れられて複数の支持片4に形成され、該複数の支持片4が仮想円6で円錐状に折り曲げられて、上面側が凸形となる円錐状支持部3が複数形成されて構成されている。前記支持片4の先端は、図3および図4に示すように切り取られた連結釘収納用板状体11であってもよい。
この実施の形態では、包装容器16内に連結釘収納用板状体1または11が水平方向への移動が規制されて2段に設けられており、連結釘巻回体9は、この連結釘収納用板状体1または11の円錐状支持部3に装着されて収納されている(図6参照)。
この時、この連結釘収納用板状体1または11は、連結釘巻回体9が板状体2の上面側から円錐状支持部3に位置すると、複数の支持片4で形成されて上面に突出する円錐状支持部3が、連結釘巻回体9の下面の円錐状の凹面9bに嵌合して連結釘巻回体9は支持され、連結釘巻回体9が板状体2の下面2b側から前記円錐状支持部3に位置すると、複数の支持片4で形成される凹形の円錐状支持部3が連結釘巻回体9の円錐状の上面9aに被嵌して連結釘巻回体9は支持される。この様子は図8によく表れている。
包装容器16内に備える連結釘収納用板状体1または11は、1段でも複数段でもよい。この実施の形態では、連結釘収納用板状体1または11が、容器16内に水平方向に移動規制された状態で2段に備える場合を示している。従って、図7から図8に示すように下段に位置する板状体2の円錐状支持部に支持収納された連結釘巻回体9の円錐状の上面9aは、その直ぐ上段に位置する板状体2の円錐状支持部に下面2b側より嵌合して支持される。
なお、図8では上段の連結釘巻回体9の上部に連結釘収納用板状体1または11が被嵌されていないが、これは被嵌してもよい。
この実施の形態から理解できる通り、連結釘収納用板状体1または11を容器16内に複数段に備えると、下段に位置する板状体2の円錐状支持部3に支持収納された連結釘巻回体9の円錐状の上面9aは、その直ぐ上段に位置する板状体2の円錐状支持部3に下面2a側より嵌合して支持収納される。即ち、連結釘巻回体9は、下面9bが下段に位置する板状体2の円錐状支持部3に嵌合して、また上面9aはその直ぐ上段の板状体2の円錐状支持部3に嵌合して、上下から挟む格好で支持収納される。
従って、巻き回した釘の頭部側(上面側)が円錐形の凸面9aとなり、釘の軸部先端側(下面側)が円錐状の凹面9bとなっている連結釘巻回体9であっても、連結釘巻回体9の巻き崩れがより強固に規制され、巻回体9の位置がより強固に固定されると共に、衝撃や振動に対してもよりしっかりと保持され、崩れることなく支持収納され、かつ、連結釘巻回体9は包装容器16により強固に支持された状態で収納して運搬や保管ができる。
なお、前記実施の形態は、この考案を制限するものではなく、この考案は要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形が許容される。
この考案の実施の形態を示す連結釘収納用板状体の斜視図である。 図1に示す実施の形態の連結釘収納用板状体の形成工程を、工程順(a)(b)に示す斜視図である。 この考案の他の実施の形態を示す連結釘収納用板状体の斜視図である。 図3に示す実施の形態の連結釘収納用板状体の形成工程を、工程順(a)(b)に示す斜視図である。 連結釘収納用板状体の使用状態を示す斜視図である。 この考案の実施の形態を示す連結釘用包装容器の一部切欠斜視図である。 連結釘用包装容器の部分拡大斜視図である。 連結釘用包装容器の拡大部分断面図である。 連結釘巻回体の上面側が円錐形の凸面となり、下面側が円錐状の凹面となる説明斜視図である。
符号の説明
1、11 連結釘収納用板状体
2 板状体
2a 板状体の上面
2b 板状体の下面
3 円錐状支持部
4 支持片
5 切込み
6 仮想円
7 仮想円の中心
8 円形穴
9 連結釘巻回体
9a 連結釘巻回体の上面
9b 連結釘巻回体の下面
15 連結釘用包装容器
16 包装容器
17 開口
18 蓋片

Claims (5)

  1. 巻き回した釘の頭部側(上面)が円錐形の凸面となり、釘の軸部先端側(下面)が円錐形の凹面となっている連結釘巻回体の連結釘収納用板状体であって、
    板状体に、連結釘の巻回体の径に略等しい仮想円の中心から該仮想円に向かって放射状に切込みが入れられて複数の支持片に形成され、
    該複数の支持片が仮想円で円錐状に折り曲げられて、上面側が凸型、下面側が凹形となる円錐状支持部が複数形成され、
    連結釘巻回体が板状体の上面側から前記円錐状支持部に位置すると、複数の支持片で形成され上面に突出する円錐状支持部が連結釘巻回体下面の円錐状の凹面に嵌合して連結釘巻回体を支持し、
    連結釘巻回体が板状体の下面側から前記円錐状支持部に位置すると、複数の支持片で形成される凹形の円錐状支持部が連結釘巻回体の円錐状の上面に被嵌して連結釘巻回体を支持することを特徴とする連結釘収納用板状体。
  2. 前記板状体の円錐状支持部は、連結釘の巻回体の径に略等しい仮想円の中心側に円形孔が形成され、この円径孔から前記仮想円に向かって放射状に切込みが入れられて複数の支持片に形成されていることを特徴とする請求項1記載の連結釘収納用板状体。
  3. 巻き回した釘の頭部側(上面)が円錐形の凸面となり、釘の軸部先端側(下面)が円錐形の凹面となっている連結釘巻回体の連結釘用包装容器であって、
    板状体に、連結釘の巻回体の径に略等しい仮想円の中心から該仮想円に向かって放射状に切込みが入れられて複数の支持片に形成され、
    該複数の支持片が仮想円で円錐状に折り曲げられて、上面側が凸型、下面側が凹形となる円錐状支持部が複数形成され、
    連結釘巻回体が板状体の上面側から前記円錐状支持部に位置すると、複数の支持片で形成され上面に突出する円錐状支持部が連結釘巻回体下面の円錐状の凹面に嵌合して連結釘巻回体を支持し、
    連結釘巻回体が板状体の下面側から前記円錐状支持部に位置すると、複数の支持片で形成される凹形の円錐状支持部が連結釘巻回体の円錐状の上面に被嵌して連結釘巻回体を支持する連結釘収納用板状体が、容器内に移動規制された状態で1段または複数段に収納されて備えることを特徴とする連結釘用包装容器。
  4. 巻き回した釘の頭部側(上面)が円錐形の凸面となり、釘の軸部先端側(下面)が円錐形の凹面となっている連結釘巻回体の連結釘用包装容器であって、
    板状体に、連結釘の巻回体の径に略等しい仮想円の中心から該仮想円に向かって放射状に切込みが入れられて複数の支持片に形成され、
    該複数の支持片が仮想円で円錐状に折り曲げられて、上面側が凸型、下面側が凹形となる円錐状支持部が複数形成され、
    連結釘巻回体が板状体の上面側から前記円錐状支持部に位置すると、複数の支持片で形成され上面に突出する円錐状支持部が連結釘巻回体下面の円錐状の凹面に嵌合して連結釘巻回体を支持し、
    連結釘巻回体が板状体の下面側から前記円錐状支持部に位置すると、複数の支持片で形成される凹形の円錐状支持部が連結釘巻回体の円錐状の上面に被嵌して連結釘巻回体を支持する連結釘収納用板状体が、容器内に移動規制された状態で複数段に備えており、
    下段に位置する板状体の円錐状支持部に支持収納された連結釘巻回体の円錐状の上面は、その上段に位置する板状体の円錐状支持部に下面側より嵌合して支持することを特徴とする連結釘用包装容器。
  5. 前記板状体の円錐状支持部は、連結釘の巻回体の径に略等しい仮想円の中心側に円形孔が形成され、この円形孔から前記仮想円に向かって放射状に切込みが入れられて複数の支持片に形成されていることを特徴とする請求項3または4記載の連結釘用包装容器。
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