JP3129562B2 - 誘導電動機の速度制御装置 - Google Patents
誘導電動機の速度制御装置Info
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- JP3129562B2 JP3129562B2 JP05037384A JP3738493A JP3129562B2 JP 3129562 B2 JP3129562 B2 JP 3129562B2 JP 05037384 A JP05037384 A JP 05037384A JP 3738493 A JP3738493 A JP 3738493A JP 3129562 B2 JP3129562 B2 JP 3129562B2
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Description
タを用いた誘導電動機の速度制御装置に関する。
の電流をトルク電流及び励磁電流に分解制御することに
より、応答の速い速度制御を行うものとして知られてい
る。このインバータの出力周波数(誘導電動機の一次周
波数)は、誘導電動機に取付けられた二相の速度検出器
からの二次周波数(速度実際値)ω2と、内部演算によ
り求められた誘導電動機のすべり周波数ωslとの和によ
って与えられている。ここで、前記速度検出器からは電
気角で90〔°〕の位相差を持つ2つのパルス(Aパル
ス及びBパルスとする)が出力され、その位相差により
電動機の正・逆転が判別される。
らのAパルスを周波数/電圧変換して得たアナログ量を
有極化することにより求めており、二次周波数ω2の極
性は速度検出器が回転してから決定するため、始動時に
電動機が僅かに逆転方向に動き、その後、正転方向に回
転することが50〔%〕の確率で発生していた。
の僅かな逆転は、一般にはあまり問題とならない。しか
し、誘導電動機により駆動される負荷機械によってはこ
れが許容されない場合もあり、その対策が要請されてい
る。本発明は上記問題点を解決するためになされたもの
で、その目的とするところは、誘導電動機の始動時にお
ける逆転現象を解消するようにした誘導電動機の速度制
御装置を提供することにある。
め、本発明は、誘導電動機の電流をトルク電流及び励磁
電流に分解してインバータによりベクトル制御すること
により誘導電動機を可変速制御する速度制御装置におい
て、電動機の始動時には速度設定値の極性に応じて電動
機の正・逆転判別回路を予め正しい方向にプリセット
し、インバータの出力周波数を内部演算されたすべり周
波数に設定すると共に、電動機の速度実際値としての二
次周波数の極性が確定したことを前記正・逆転判別回路
により判別した後は、この正・逆転判別回路の出力を用
いてインバータの出力周波数を前記すべり周波数と二次
周波数との和に設定するものである。
判別回路を速度設定値の極性に応じて予め正しい方向に
プリセットすると共に、インバータの出力周波数をすべ
り周波数に等しく設定して起動する。その後、電動機が
回転して二次周波数が確定したら、この二次周波数とす
べり周波数との和を出力周波数に設定してインバータを
運転する。
る。図1はこの実施例の構成を示す回路ブロック図であ
る。図において、商用の交流電源1からの交流電力は整
流回路REC及び直流/交流変換回路INVを有するサ
イリスタインバータ3に入力され、任意の周波数及び電
圧を有する交流電圧に変換されて誘導電動機4に供給さ
れる。誘導電動機4は、周知のベクトル制御により可変
速駆動される。
付けられており、電気角で90〔°〕の位相差を持つA
パルス及びBパルスが正・逆転判別回路6に入力され
る。この正・逆転判別回路6には速度設定器15からの
速度設定値も入力されている。前記Aパルスは、速度実
際値としての二次周波数(回転子角周波数)ω2として
周波数/電圧変換回路7に入力され、その周波数に比例
した電圧信号は極性切換器8に入力されている。極性切
換器8では、正・逆転判別回路6からの指令に応じて検
出信号の極性を切り換え、速度実際値を速度調節器11
に出力する。
数ω2の極性が確定した時点で極性切換器8からの制御
信号によりオンする接点である。上述した正・逆転判別
回路6、周波数/電圧変換回路7、極性切換器8及び接
点18は、誘導電動機4の回転速度を検出する速度検出
部19を構成している。
ル制御に用いる二次磁束の位置φを演算するために、二
次周波数ω2は前記接点18を介し磁束演算器12に入
力されるようになっている。一方、速度調節器11は、
極性切換器8からの速度実際値及び速度設定器15から
の速度設定値を取り込み、両者の偏差をゼロにするよう
な調節動作によりトルク電流指令値IT *を出力する。こ
のトルク電流指令値IT *は電流指令演算部17に入力さ
れると共に、誘導電動機2次巻線抵抗(R2)10を介
して割算器9に入力されている。電流設定器16からの
励磁電流指令値IM *は割算器9に入力され、かつ、電流
指令演算部17に入力されている。
磁電流指令値IM *に基づきすべり周波数ωslが演算さ
れ、前記二次周波数ω2と共に磁束演算器12に入力さ
れる。磁束演算器12では、すべり周波数ωslと二次周
波数ω2とを加算してインバータ3の出力周波数ω1を決
定する。そして、この周波数ω1の積分により二次磁束
の位置φを推定演算し、パルス分配器14Iを介し直流
/交流変換回路INVのサイリスタにゲートパルスを与
えてこれらを制御する。
角度は、電流指令演算部17によりトルク電流指令値I
T *及び励磁電流指令値IM *により演算され、電流調節器
13に対する一次電流指令値I1 *が出力される。そし
て、電流調節器13は、交流変流器2からの一次電流実
際値と一次電流指令値I1 *との偏差をゼロにするように
調節動作し、図示されていないA/D変換器及びROM
等により点弧角度に変換してパルス分配器14Rを介し
整流回路RECのサイリスタにゲートパルスを与えてこ
れらを制御する。
数/電圧変換器7の出力側の極性は、速度検出器5が回
転して2相パルスを発生し始め、位相差(正・逆転方
向)が判別されてから決定されるため、それ迄の僅かな
期間、電動機4の逆転現象が発生する場合がある。
速度設定器15による速度設定値を正・逆転判別回路6
に取り込み、速度設定値の極性に応じて正・逆転判別回
路6による判別結果(正転または逆転)を正しい方向に
プリセットし、極性切換器8を介して接点18をオフに
しておく。これにより、磁束演算器12には二次周波数
ω2が入力されないので、インバータ3は出力周波数ω1
=ωsl(すべり周波数)にて起動される。従って、始動
時に、誤った極性の二次周波数ω2が加算されることに
より逆極性となる出力周波数ω1でインバータ3が運転
されることはないので、電動機4の逆転を未然に防止す
ることができる。
が確定したことを正・逆転判別回路6が判別し、その指
令を受けた極性切換器8からの制御信号により接点18
を閉じて磁束演算器12に二次周波数ω2を入力する。
すなわち、出力周波数ω1=ωsl+ω2としてインバータ
3を運転する。
始動時には速度設定値の極性に応じて正・逆転判別回路
を正しい方向にプリセットすることによりω1=ωslに
て起動し、その後、二次周波数ω2の極性が確定したら
ω1=ωsl+ω2にてインバータを運転するようにしたた
め、始動時における電動機の逆転現象を解消することが
でき、負荷機械の種類を問わない駆動システムを実現す
ることができる。また、通常のベクトル制御システムを
基本としてこれに付加する回路要素は僅かであるから、
低コストにて提供可能である。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 誘導電動機の電流をトルク電流及び励磁
電流に分解してインバータによりベクトル制御すること
により誘導電動機を可変速制御する速度制御装置におい
て、 電動機の始動時には速度設定値の極性に応じて電動機の
正・逆転判別回路を予め正しい方向にプリセットし、イ
ンバータの出力周波数を内部演算されたすべり周波数に
設定すると共に、電動機の速度実際値としての二次周波
数の極性が確定したことを前記正・逆転判別回路により
判別した後は、この正・逆転判別回路の出力を用いてイ
ンバータの出力周波数を前記すべり周波数と二次周波数
との和に設定することを特徴とする誘導電動機の速度制
御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05037384A JP3129562B2 (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | 誘導電動機の速度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05037384A JP3129562B2 (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | 誘導電動機の速度制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06233570A JPH06233570A (ja) | 1994-08-19 |
JP3129562B2 true JP3129562B2 (ja) | 2001-01-31 |
Family
ID=12496037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05037384A Expired - Fee Related JP3129562B2 (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | 誘導電動機の速度制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3129562B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102358615B1 (ko) * | 2020-04-09 | 2022-02-03 | 김승준 | 고도수용 안경테 |
-
1993
- 1993-02-02 JP JP05037384A patent/JP3129562B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102358615B1 (ko) * | 2020-04-09 | 2022-02-03 | 김승준 | 고도수용 안경테 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06233570A (ja) | 1994-08-19 |
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