JP3129317B1 - 食器洗い機 - Google Patents

食器洗い機

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JP3129317B1
JP3129317B1 JP11241104A JP24110499A JP3129317B1 JP 3129317 B1 JP3129317 B1 JP 3129317B1 JP 11241104 A JP11241104 A JP 11241104A JP 24110499 A JP24110499 A JP 24110499A JP 3129317 B1 JP3129317 B1 JP 3129317B1
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義明 崎田
嘉夫 福嶋
渉 濱口
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Abstract

【要約】 【課題】 水位を検知して給水弁、排水装置などを制御
する食器洗い機において、構成部品を削減して構造を簡
単にし、省部材、省スペースによりコストを低減し、設
計の自由度を向上して、製造上、動作の信頼性を向上す
る。 【解決手段】 洗浄槽11の底面から所定の距離に一対
の電極12、13を配置し、磁気結合回路14の1次コ
イル14aに交流信号源16を接続するとともに第1の
整流平滑回路17を接続し、磁気結合回路14の2次コ
イル14bに倍電圧整流回路からなる第2の整流平滑回
路18を接続する。第2の整流平滑回路18の出力を電
源とし、電極12、13を入力端子としこの間の抵抗に
流れる電流を信号源電流としてその電流を増幅する電流
増幅回路19により電源電流を流す。第1の整流平滑回
路17の出力電圧が一定値を境にしてレベル変化する判
定回路20の出力により、給水弁21および排水装置2
2の動作を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水位を検知して給
水弁または排水装置の動作を制御する食器洗い機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、食器洗い機は図7に示すように構
成していた。以下、その構成について説明する。
【0003】図7に示すように、洗浄槽1は、食器類
(図示せず)を収納し、回転自在に配設した洗浄ノズル
(図示せず)より洗浄水を噴射して食器類を洗浄する。
この洗浄槽1に上下動自在にフロート2を設けておき、
給水弁3により洗浄槽1内に給水されたとき、洗浄槽1
内の水位が上昇すると、フロート2が浮力により上昇
し、このフロート2によりスイッチ4を押圧し、スイッ
チ4の接点をオンするよう構成している。
【0004】スイッチ4は一方の端子を電源Vに接続
し、他方の端子を給水弁3を制御するコンパレータ5の
反転入力に接続し、さらに抵抗6を介してコンパレータ
5のマイナス電源に接続している。コンパレータ5の非
反転入力にはコンパレータ5の電源の中間電圧が基準電
圧7として与えられている。給水弁3はコンパレータ5
の出力がハイのときは動作して給水し、ローのときは動
作を停止して給水を停止するようにしている。
【0005】上記構成において、洗浄槽1内に水がない
ときは、スイッチ4はオフであり、コンパレータ5の反
転入力はローであり、基準電圧7より低いので出力はハ
イとなり給水弁3を動作させる。これにより給水が行わ
れ、洗浄槽1の水位が徐々に高くなっていく。そして、
給水によりフロート2が上昇し、スイッチ4を押圧する
とスイッチ4の接点がオンし、コンパレータ5の反転入
力は電源電圧となり、基準電圧より高くなるため出力は
ローとなり、給水弁3の動作を停止し、給水行程を終了
する。その後、食器洗浄の一連の行程を行うこととな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の構成では、フロート2は、フロート2自身の浮
力を得るため、さらにスイッチ4を押圧するために一層
の浮力を必要とし、フロート2が占有する体積または面
積が必要となり、大きなスーペースを必要としていた。
また、スイッチ4自体も体積、面積を要し、このため、
機器の小型化、設計の自由度等に対しての障害となって
いた。
【0007】また、フロート2を上下動自在に設けるた
めの構成部品なども含め、構成部品が多く、構造的に複
雑であるため、製造工程が複雑であり、製造時間が長
く、取付ミスにより不良が発生する危険があるなどの問
題を有していた。
【0008】本発明は上記課題を解決するもので、構成
部品を削減して構造を簡単にし、省部材、省スペースに
よりコストを低減するとともに、設計の自由度を向上
し、製造上、動作の信頼性を向上することを目的として
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、洗浄槽の底面から所定の距離に一対の電極
を配置し、磁気結合回路の1次コイルに抵抗を介して交
流信号源を接続するとともに第1の整流平滑回路を接続
し、磁気結合回路の2次コイルに倍電圧整流回路からな
る第2の整流平滑回路を接続し、第2の整流平滑回路の
出力を電源とし、電極を入力端子としこの間の抵抗に流
れる電流を信号源電流としてその電流を増幅する電流増
幅回路により電源電流を流すようにし、第1の整流平滑
回路の出力電圧の変化にもとづいて水位を判定する判定
回路の出力により、洗浄槽に給水する給水弁および洗浄
槽内の水を排出する排水装置の動作を制御するよう構成
したものである。
【0010】これにより、構成部品を削減して構造を簡
単にすることができ、省部材、省スペースによりコスト
を低減できるとともに、設計の自由度を向上することが
でき、製造上、動作の信頼性を向上することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、洗浄槽の底面から所定の距離に配置した一対の電極
と、磁気結合回路と、前記磁気結合回路の1次コイルに
抵抗を介して接続した交流信号源と、前記磁気結合回路
の1次コイルに接続した第1の整流平滑回路と、前記磁
気結合回路の2次コイルに接続した倍電圧整流回路から
なる第2の整流平滑回路と、前記第2の整流平滑回路の
出力を電源とし、前記電極を入力端子としこの間の抵抗
に流れる電流を信号源電流としてその電流を増幅して前
記電源電流を流す電流増幅回路と、前記電極に発生する
抵抗値により生じる前記第1の整流平滑回路の出力電圧
の変化にもとづいて水位を判定する判定回路とを備え、
前記判定回路の出力により前記洗浄槽に給水する給水弁
および前記洗浄槽内の水を排出する排水装置の動作を制
御するよう構成したものであり、一対の電極間に水を抵
抗として流れる電流を電流増幅回路により増幅し、倍電
圧整流回路からなる第2の整流平滑回路を電源として流
すことにより、1次コイルから2次側を見た入力インピ
ーダンスが変化し、交流信号の信号源抵抗との分圧出力
が第1の整流平滑回路に得られ、この出力とコンパレー
タによる比較出力により給水弁および排水装置を制御す
ることができ、洗浄槽内に水を給水または排水する動作
を制御する構成部品を削減して構造を簡単にすることが
でき、省部材、省スペースによりコストを低減できると
ともに、設計の自由度を向上することができる。また、
製品の故障による水漏れを防止でき、安全性、信頼性を
向上することができる。
【0012】請求項2に記載の発明は、洗浄槽を内蔵す
る食器洗い機本体の底板から所定の距離に配置した一対
の電極と、磁気結合回路と、前記磁気結合回路の1次コ
イルに抵抗を介して接続した交流信号源と、前記磁気結
合回路の1次コイルに接続した第1の整流平滑回路と、
前記磁気結合回路の2次コイルに接続した倍電圧整流回
路からなる第2の整流平滑回路と、前記第2の整流平滑
回路の出力を電源とし、前記電極を入力端子としこの間
の抵抗に流れる電流を信号源電流としてその電流を増幅
して前記電源電流を流す電流増幅回路と、前記電極に発
生する抵抗値により生じる前記第1の整流平滑回路の出
力電圧の変化にもとづいて水位を判定する判定回路とを
備え、前記判定回路の出力により前記洗浄槽に給水する
給水弁および前記洗浄槽内の水を排出する排水装置の動
作を制御するよう構成したものであり、一対の電極間に
水を抵抗として流れる電流を電流増幅回路により増幅
し、倍電圧整流回路からなる第2の整流平滑回路を電源
として流すことにより、1次コイルから2次側を見た入
力インピーダンスが変化し、交流信号の信号源抵抗との
分圧出力が第1の整流平滑回路に得られ、この出力とコ
ンパレータによる比較出力により給水弁および排水装置
を制御することができ、何らかの原因で、洗浄槽から溢
水または漏水した場合に、給水を停止し洗浄槽内の水を
排出する排水装置の動作を制御する構成部品を削減して
構造を簡単にすることができ、省部材、省スペースによ
りコストを低減できるとともに、設計の自由度を向上す
ることができ、製造上、動作の信頼性を向上することが
できる。
【0013】請求項3の記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、一対の電極間の抵抗値に
応じて、給水弁、排水装置、洗浄槽内の水を加熱するヒ
ータなどの動作を制御する制御回路を備え、前記一対の
電極と前記制御回路を接続するリード線は、多極構造の
一つのコネクタにより制御回路に接続する構成とし、コ
ネクタ接続故障を自己診断する機能を備えたものであ
り、電極に接続したリード線をコネクタに挿入接続忘れ
するのを防止することができ、製造上およびメンテナン
ス時の信頼性を向上することができ、製品としての安全
性を向上することができる。
【0014】請求項4の記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、洗浄槽内の温度を測定す
る前記洗浄槽の底部に設けたサーミスタと、前記サーミ
スタの抵抗値および一対の電極間の抵抗値に応じて、給
水弁、排水装置、洗浄槽内の水を加熱するヒータなどの
動作を制御する制御回路を備え、前記サーミスタと前記
制御回路を接続するリード線と、前記一対の電極と前記
制御回路を接続するリード線の2組のリード線は、多極
構造の一つのコネクタにより制御回路に接続する構成と
し、コネクタ接続故障を前記サーミスタの抵抗値検出で
自己診断する機能を備えたものであり、コネクタが接続
されていない場合に、サーミスタが開放、すなわち高イ
ンピーダンスになることにより制御回路でコネクタ外れ
の自己検出可能ができる。コネクタが外れていることを
自己診断する機能を備えることにより、信号経路に挿入
されたコネクタの故障などを含めその他の電子回路の故
障を自己診断することが安価で可能となり、信頼性をさ
らに向上することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0016】(実施例1) 図1に示すように、食器洗い機本体10は、洗浄槽11
を内蔵しており、この洗浄槽11に食器類(図示せず)
を収納し、回転自在に配設した洗浄ノズル(図示せず)
より洗浄水を噴射して食器類を洗浄する。この洗浄槽1
に底面より所定の距離d1を隔てて一対の電極12、1
3を配置している。
【0017】磁気結合回路14の1次コイル14aに抵
抗15を介して交流信号源16を接続するとともに、こ
の磁気結合回路14の1次コイル14aに第1の整流平
滑回路17を接続している。磁気結合回路14の2次コ
イル14bに第2の整流平滑回路18を接続している。
【0018】第1の整流平滑回路17は、第1のダイオ
ード17aと第1のコンデンサ17bを1次コイル14
aの両端に直列接続している。第2の整流平滑回路18
は、第2のコンデンサ18aと第2のダイオード18b
および第3のダイオード18cと第3のコンデンサ18
dを2次コイル14bの両端に接続した構成としてい
る。これにより1次コイルに発生している交流を直流電
源に変換している。
【0019】電流増幅回路19は、本実施例では、トラ
ンジスタで構成し、コレクタおよびエミッタを第3のコ
ンデンサ18dの両端に接続して、第3のコンデンサ1
8d、いいかえれば第2の整流平滑回路18の出力を電
流増幅回路19の直流電源とし、一対の電極12、13
を入力端子として、この間の抵抗に流れる電流を信号源
電流としてその電流を増幅し、第2の整流平滑回路18
の出力を電源とする電流を流すようにしている。
【0020】判定回路20は、コンパレータ20aの反
転入力に第1の整流平滑回路17の出力を接続してお
り、非反転入力に基準電圧20bを与え、第1の整流平
滑回路17の出力電圧が一定値を境にしてレベル変化す
るよう構成し、判定回路20の出力により洗浄槽11に
給水する給水弁21の動作を制御するよう構成してい
る。コンパレータ20aの出力がハイのとき、給水弁2
1を閉じ給水を停止し、ローのとき給水をするものとす
る。または、コンパレータ20aの出力がハイのとき、
排水装置22を動作させるものとする。給水のための給
水弁21および排水装置22は制御装置23により駆動
される。
【0021】上記構成において動作を説明する。一対の
電極12、13で洗浄槽11に給水する水位を検出する
構成として、動作を説明する。この食器洗い機の場合、
給水弁21により洗浄槽11に洗浄のための水が給水さ
れているとする。このとき、洗浄槽11の水位が徐々に
上昇し、一対の電極12、13まで水位が上昇すると、
一対の電極12、13間には水による抵抗値が発生す
る。この抵抗値は電流増幅回路19を構成するトランジ
スタのコレクタ、ベース間に挿入されることとなり、第
3のコンデンサ18dを直流電源として水の等価抵抗と
トランジスタのベース、エミッタを経由して電流が流れ
る。
【0022】これにより、トランジスタの電流増幅作用
によりコレクタ、エミッタ間に電流が流れる。このと
き、電極12、13間の抵抗の値に応じてトランジスタ
のコレクタ電流値も変化する。これは磁気結合回路14
の2次コイル14bの負荷が変動することとなり、第1
の整流平滑回路17の出力電圧であるコンデンサ17b
の端子間電圧が変動することとなる。
【0023】本実施例においては、電極12、13によ
り水を検知すると、2次コイル14bの負荷抵抗が小さ
くなり2次側での電力消費が大きくなるため、第1の整
流平滑回路17の出力電圧は低下することとなる。この
電圧が判定回路20の基準電圧20bより低くなると、
コンパレータ20aの出力はハイとなり、洗浄槽11内
の水位レベルが所定値になったと判定して、給水弁21
を閉じたり、排水装置を動作させる。
【0024】このように、洗浄槽11内の水位が一対の
電極12、13まで到達すると、給水を停止したり、排
水装置22を動かしたりして、洗浄槽11内の水量を制
御することができる。なお、水は純水、または洗浄途中
の給水などでは食物脂等が水中に存在することにより抵
抗値を有するため、基準電圧20bはこれらを考慮した
値に設定することとする。
【0025】また、第2の整流平滑回路18は倍電圧整
流回路により構成している。第2の整流平滑回路18を
倍電圧整流回路(図2(a)参照)で構成した場合と、
半波整流回路(図2(b)参照)で構成した場合の比較
を図3に示している。
【0026】図3は、一対の電極12、13間の抵抗値
に対する第1の整流平滑回路17の出力点Aの電圧を示
しており、曲線aは第2の整流平滑回路18を倍電圧整
流回路で構成した場合の特性で、曲線bは第2の整流平
滑回路18を半波整流回路で構成した場合の特性であ
る。図3より明かなように、倍電圧整流回路構成の場
合、一対の電極12、13間に水がある場合とない場合
の変化の割合が大きくなり、電極間に水のあり、なしの
検出能力が向上する。
【0027】第1の整流平滑回路17の出力点Aの電圧
の電極間抵抗値に対する変動および変化特性は、交流信
号源16の電圧や磁気結合回路14のインダクタンス値
のばらつき、周囲温度の変化などに対して変動する。し
かしながら、倍電圧整流回路の場合、一対の電極12、
13間の水のあり、なしでの第1の整流回路17の電圧
変化が大きくなるため、洗浄槽11内の水が洗剤や食物
脂なので汚れたときや、回路部品の定数ばらつきによる
検出電圧のばらつきによる誤判定を防止できる。
【0028】判定回路20の基準電圧20bをVfに設
定したとき、図3に示す倍電圧整流回路(特性a)の場
合の電極12、13間抵抗値の水ありと水なし対する検
出電圧の変化幅が大きく、基準電圧からの判定マージン
電圧△V1は、半波整流回路(特性b)の場合の判定マ
ージン電圧△V2に比べて大きいことがわかる。
【0029】したがって、第2の整流平滑回路18を倍
電圧整流回路とすることで、諸特性の変動に対して安定
した検知および制御をすることができる。
【0030】(実施例2) 図4に示すように、一対の電極12、13は、洗浄槽1
1を内蔵する食器洗い機本体10の底板から所定の距離
d2を隔てて配置している。排水装置22は、洗浄槽1
1内の水を排出するもので、判定回路20の出力がハイ
のとき排水、ローのとき排水停止するよう構成してい
る。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0031】上記構成において動作を説明する。洗浄槽
11より漏水または溢水が発生すると、漏水または溢水
した水は食器洗い機本体10の底板に溜まる。この溜ま
った水の水位が徐々に上昇し、一対の電極12、13ま
で水位が上昇すると、一対の電極12、13間には水に
よる抵抗値が発生する。この抵抗値は電流増幅回路19
を構成するトランジスタのコレクタ、ベース間に挿入さ
れることとなり、第3のコンデンサ18dを直流電源と
して水の等価抵抗とトランジスタのベース、エミッタを
経由して電流が流れる。
【0032】これにより、トランジスタの電流増幅作用
によりコレクタ、エミッタ間に電流が流れる。このと
き、電極12、13間の抵抗の値に応じてトランジスタ
のコレクタ電流値も変化する。これは磁気結合回路14
の2次コイル14bの負荷が変動することとなり、第1
の整流平滑回路17の出力電圧であるコンデンサ17b
の端子間電圧が変動することとなる。
【0033】一対の電極12、13により水を検知する
と、2次コイル14bの負荷が重くなるため、第1の整
流平滑回路17の出力電圧は低下することとなる。この
電圧が判定回路20の基準電圧20bより低くなると、
コンパレータ20aの出力はハイとなり、排水装置22
を動作させて洗浄槽11内の水を排出する。
【0034】このように、洗浄槽11より漏水または溢
水し、食器洗い機本体10の底板に溜まった水の水位が
一対の電極12、13まで到達すると、給水弁21を閉
じて給水を停止させ、排水装置22を動作させて洗浄槽
11内の水を排出し、これ以上漏水または溢水を増加さ
せないようにできる。
【0035】(実施例3) 図5に示すように、制御回路24は、一対の電極12、
13間の抵抗値に応じて、給水弁21、排水装置22、
洗浄槽11内の水を加熱するヒータ(図示せず)などの
動作を制御するものであり、一対の電極12、13と制
御回路24をリード線25により多極構造のコネクタ2
6を介して接続している。コネクタ26にコネクタ外れ
検出用のリード線27を接続している。他の構成は上記
実施例1または2と同じである。
【0036】上記の構成において、一対の電極12、1
3間に水がない場合と、コネクタ26の外れた状態は同
じオープン状態であり、製造過程もしくはメンテナンス
においてコネクタ26が外れていても、リード線25間
の抵抗は同じであるため、コネクタ26が外れているか
は、回路の自己診断ができない。このため、製品が正常
な機能で動作しない可能性がある。
【0037】そこで、本実施例においては、コネクタ2
6が外れると、コネクタ26に同じく接続されたコネク
タ外れ検出用のリード線27がオープン状態となる構成
とし、このリード線27に検出用信号を流し、信号が伝
わらない場合に、コネクタ26の接続故障とみなす。
【0038】このようにして、コネクタ接続故障を自己
診断できるようにすることにより、リード線25をコネ
クタ26に挿入接続忘れするのを防止することができ、
製造上およびメンテナンス時の信頼性を向上することが
でき、製品としての安全性を向上することができる。
【0039】(実施例4) 図6に示すように、制御回路28は、一対の電極12、
13とリード線25により多極構造のコネクタ29を介
して接続している。サーミスタ30は、洗浄槽11の底
部に設け、洗浄槽11内の温度を検知するもので、リー
ド線31を接続し、このリード線31をコネクタ29を
介して制御回路28に接続している。
【0040】制御回路28は、サーミスタ30の抵抗値
および一対の電極12、13間の抵抗値に応じて、給水
弁21、排水装置22、洗浄槽11内の水を加熱するヒ
ータ32などの動作を制御するよう構成している。他の
構成は上記実施例3と同じである。
【0041】上記構成において、制御回路28にコネク
タ29が接続されていない場合には、サーミスタ30が
開放状態、すなわち高インピーダンスになるため、サー
ミスタ30の値が所定値の範囲から外れた場合に故障と
判断することができる。これにより、制御回路28でコ
ネクタ29の接続故障を自己診断することができる。
【0042】コネクタ29が外れていることを自己診断
する機能を備えることにより、信号経路に挿入されたコ
ネクタの故障などを含めその他の電子回路の故障を自己
診断することが安価で可能となり、信頼性をさらに向上
することができる。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、洗浄槽の底面から所定の距離に配置した
一対の電極と、磁気結合回路と、前記磁気結合回路の1
次コイルに抵抗を介して接続した交流信号源と、前記磁
気結合回路の1次コイルに接続した第1の整流平滑回路
と、前記磁気結合回路の2次コイルに接続した倍電圧整
流回路からなる第2の整流平滑回路と、前記第2の整流
平滑回路の出力を電源とし、前記電極を入力端子としこ
の間の抵抗に流れる電流を信号源電流としてその電流を
増幅して前記電源電流を流す電流増幅回路と、前記電極
に発生する抵抗値により生じる前記第1の整流平滑回路
の出力電圧の変化にもとづいて水位を判定する判定回路
とを備え、前記判定回路の出力により前記洗浄槽に給水
する給水弁および前記洗浄槽内の水を排出する排水装置
の動作を制御するよう構成したから、洗浄槽内に水を給
水または排水する動作を制御する構成部品を削減して構
造を簡単にすることができ、省部材、省スペースにより
コストを低減できるとともに、設計の自由度を向上する
ことができ、製造上、動作の信頼性を向上することがで
きる。また、第2の整流平滑回路を倍電圧整流回路と
し、第1の整流平滑回路出力電圧を急激に変化させるよ
う構成したから、磁気結合回路のインダクタンス値のば
らつきなどによる水抵抗値に対する判定を少なくするこ
とができ、性能、信頼性を向上することができる。
【0044】また、請求項2に記載の発明によれば、洗
浄槽を内蔵する食器洗い機本体の底板から所定の距離に
配置した一対の電極と、磁気結合回路と、前記磁気結合
回路の1次コイルに抵抗を介して接続した交流信号源
と、前記磁気結合回路の1次コイルに接続した第1の整
流平滑回路と、前記磁気結合回路の2次コイルに接続し
た倍電圧整流回路からなる第2の整流平滑回路と、前記
第2の整流平滑回路の出力を電源とし、前記電極を入力
端子としこの間の抵抗に流れる電流を信号源電流として
その電流を増幅して前記電源電流を流す電流増幅回路
と、前記電極に発生する抵抗値により生じる前記第1の
整流平滑回路の出力電圧の変化にもとづいて水位を判定
する判定回路とを備え、前記判定回路の出力により前記
洗浄槽に給水する給水弁および前記洗浄槽内の水を排出
する排水装置の動作を制御するよう構成したから、何ら
かの原因で、洗浄槽から溢水または漏水した場合に、給
水を停止し洗浄槽内の水を排出する排水装置の動作を制
御する構成部品を削減して構造を簡単にすることがで
き、省部材、省スペースによりコストを低減できるとと
もに、設計の自由度を向上することができ、製造上、動
作の信頼性を向上することができる。
【0045】また、請求項3の記載の発明によれば、一
対の電極間の抵抗値に応じて、給水弁、排水装置、洗浄
槽内の水を加熱するヒータなどの動作を制御する制御回
路を備え、前記一対の電極と前記制御回路を接続するリ
ード線は、多極構造の一つのコネクタにより制御回路に
接続する構成とし、コネクタ接続故障を自己診断する機
能を備えたから、電極に接続したリード線をコネクタに
挿入接続忘れするのを防止することができ、製造上およ
びメンテナンス時の信頼性を向上することができ、製品
としての安全性を向上することができる。
【0046】また、請求項4の記載の発明によれば、洗
浄槽内の温度を測定する前記洗浄槽の底部に設けたサー
ミスタと、前記サーミスタの抵抗値および一対の電極間
の抵抗値に応じて、給水弁、排水装置、洗浄槽内の水を
加熱するヒータなどの動作を制御する制御回路を備え、
前記サーミスタと前記制御回路を接続するリード線と、
前記一対の電極と前記制御回路を接続するリード線の2
組のリード線は、多極構造の一つのコネクタにより制御
回路に接続する構成とし、コネクタ接続故障を前記サー
ミスタの抵抗値検出で自己診断する機能を備えたから、
コネクタが外れていることを自己診断することができ、
信号経路に挿入されたコネクタの故障などを含めその他
の電子回路の故障を自己診断することが安価で可能とな
り、信頼性をさらに向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の食器洗い機のシステム
構成図
【図2】(a)同食器洗い機の第2の整流平滑回路の回
路図(b)同食器洗い機の第2の整流平滑回路の比較例
の回路図
【図3】同食器洗い機の電極により水位を検知するとき
の特性図
【図4】本発明の第2の実施例の食器洗い機のシステム
構成図
【図5】本発明の第3の実施例の食器洗い機のシステム
構成図
【図6】本発明の第4の実施例の食器洗い機のシステム
構成図
【図7】従来の食器洗い機のシステム構成図
【符号の説明】
11 洗浄槽 12 電極 13 電極 14 磁気結合回路 14a 1次コイル 14b 2次コイル 15 抵抗 16 交流信号源 17 第1の整流平滑回路 18 第2の整流平滑回路 19 電流増幅回路 20 判定回路 21 給水弁 22 排水装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱口 渉 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−30874(JP,A) 特開 平6−30875(JP,A) 実開 昭60−185552(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 15/42 A47L 15/46

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食器を洗浄する洗浄槽の底面から所定の
    距離に配置した一対の電極と、磁気結合回路と、前記磁
    気結合回路の1次コイルに抵抗を介して接続した交流信
    号源と、前記磁気結合回路の1次コイルに接続した第1
    の整流平滑回路と、前記磁気結合回路の2次コイルに接
    続した倍電圧整流回路からなる第2の整流平滑回路と、
    前記第2の整流平滑回路の出力を電源とし、前記電極を
    入力端子としこの間の抵抗に流れる電流を信号源電流と
    してその電流を増幅して前記電源電流を流す電流増幅回
    路と、前記電極に発生する抵抗値により生じる前記第1
    の整流平滑回路の出力電圧の変化にもとづいて水位を判
    定する判定回路とを備え、前記判定回路の出力により前
    記洗浄槽に給水する給水弁および前記洗浄槽内の水を排
    出する排水装置の動作を制御するよう構成した食器洗い
    機。
  2. 【請求項2】 食器を洗浄する洗浄槽を内蔵する食器洗
    い機本体の底板から所定の距離に配置した一対の電極
    と、磁気結合回路と、前記磁気結合回路の1次コイルに
    抵抗を介して接続した交流信号源と、前記磁気結合回路
    の1次コイルに接続した第1の整流平滑回路と、前記磁
    気結合回路の2次コイルに接続した倍電圧整流回路から
    なる第2の整流平滑回路と、前記第2の整流平滑回路の
    出力を電源とし、前記電極を入力端子としこの間の抵抗
    に流れる電流を信号源電流としてその電流を増幅して前
    記電源電流を流す電流増幅回路と、前記電極に発生する
    抵抗値により生じる前記第1の整流平滑回路の出力電圧
    にもとづいて水位を判定する判定回路とを備え、前記判
    定回路の出力により前記洗浄槽に給水する給水弁および
    前記洗浄槽内の水を排出する排水装置の動作を制御する
    よう構成した食器洗い機。
  3. 【請求項3】 一対の電極間の抵抗値に応じて、給水
    弁、排水装置、洗浄槽内の水を加熱するヒータなどの動
    作を制御する制御回路を備え、前記一対の電極と前記制
    御回路を接続するリード線は、多極構造の一つのコネク
    タにより制御回路に接続する構成とし、コネクタ接続故
    障を自己診断する機能を備えた請求項1または2記載の
    食器洗い機。
  4. 【請求項4】 洗浄槽内の温度を測定する前記洗浄槽の
    底部に設けたサーミスタと、前記サーミスタの抵抗値お
    よび一対の電極間の抵抗値に応じて、給水弁、排水装
    置、洗浄槽内の水を加熱するヒータなどの動作を制御す
    る制御回路を備え、前記サーミスタと前記制御回路を接
    続するリード線と、前記一対の電極と前記制御回路を接
    続するリード線の2組のリード線は、多極構造の一つの
    コネクタにより制御回路に接続する構成とし、コネクタ
    接続故障を前記サーミスタの抵抗値検出で自己診断する
    機能を備えた請求項1または2記載の食器洗い機。
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