JP3128807U - 風圧を向上したファンモジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】半導体デバイスなどの強制空冷用ファンモジュールの風量、風速を向上する。
【解決手段】中空フレーム内の通風路内に配置された空冷ファンの第1の羽根車11および第2の羽根車11´のそれぞれのブレード数、サイズを異なるものとし、風進入口M1および風排出口M2の開口のサイズを風進入口M1において開口部を拡大し、および風排出口M2において絞り込み、更にこれらの羽根車のハブを流線型に成形することにより、ファンシステムの風圧および風量を大幅に増加させる。
【選択図】図2
【解決手段】中空フレーム内の通風路内に配置された空冷ファンの第1の羽根車11および第2の羽根車11´のそれぞれのブレード数、サイズを異なるものとし、風進入口M1および風排出口M2の開口のサイズを風進入口M1において開口部を拡大し、および風排出口M2において絞り込み、更にこれらの羽根車のハブを流線型に成形することにより、ファンシステムの風圧および風量を大幅に増加させる。
【選択図】図2
Description
本考案は、半導体デバイスなどの電子機器に用いられる空冷ファンにおける、風圧を向上したファンモジュールに関し、特にファンの風圧および風量を大幅に増加することができるファンの構造に関する。
現在、市販されている放熱ファンは、軸流ファン、遠心ファンおよびロータリーファンの3種類に分けられる。この中で、最も多く見られるのは軸流ファンである。軸流ファンと遠心ファンとを比較してみると、軸流ファンは比速度(Ns比)が3以上の場合に適しており、遠心ファンは比速度が1.5以下の場合に適している。一般的に、比速度が低くなるにつれ、抵抗(風の抵抗)が大きくなる。つまり、軸流ファンの設計は実際の使用上のニーズに適合するのが難しくなり、遠心ファンは十分な風圧があるものの、十分な風量を提供することができないのである。
従来の放熱ファンでは、ファンの枠の構造は棒状のものでファンのフレームを支えていた。一般に、これを支え棒と呼ぶが、支え棒の形状がファンの風圧に与える影響を分析してみると、支え棒は抵抗を生み出しているのを発見した。ファンの回転が空気中に気流を発生させ、この気流が支え棒を通過する際に、気流の変化を起こすために風圧の減少をもたらし、ファンの機能を低下させてしまう。そのため、従来技術が解決できなかった問題点を改善する新しい放熱ファンが求められていた。
特開平5−304380号公報
特開平11−150908号公報
本考案の第1の目的は、導流部に複数のサイズが異なる羽根車またはブレードを配置することにより、風圧および風量を大幅に増加させる風圧を向上したファンモジュールを提供することにある。
本考案の第2の目的は、ファンシステムの抵抗を解消する風圧を向上したファンモジュールを提供することにある。
本考案の第2の目的は、ファンシステムの抵抗を解消する風圧を向上したファンモジュールを提供することにある。
上述の目的を達成するため、本考案は、風圧を向上したファンモジュールを提供する。本考案の風圧を向上したファンモジュールは、第1の羽根車、第2の羽根車およびフレームを備える。第1の羽根車および第2の羽根車はそれぞれ複数のブレードを有し、第1の羽根車はブレードが第2の羽根車のブレードより多い。フレームは中が空洞になっていて、通風路を分け、風進入口および風排出口を有することにより、気体を流動させる。フレームは導流部および支承部を有し、支承部は導流部と接続し、第1の羽根車、第2の羽根車、および内部に収納される駆動装置をそれぞれ支え、ブレードを回転させる。導流部はブレードが回転する際に発生する気流を導き、第1の羽根車の第1のブレードの数量が第2の羽根車の第2のブレードより多いことにより、ファンシステムの風圧および風量を大幅に増加させる効果が得らえる。
羽根車のサイズやブレードの数量を調整したり、通風路の形を変えたりすることにより、ファンシステムの風圧および風量を大幅に増加させ、従来技術が解決できなかった風圧の減少などの問題点を解消した。
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本考案の好適な一実施形態による風圧を向上したファンモジュールを示す斜視図である。図2は、図1の断面図である。本考案の風圧を向上したファンモジュール1は、第1の羽根車11、第2の羽根車11´およびフレーム12からなる。第1の羽根車11および第2の羽根車11´は放射状に並ぶ複数の第1のブレード111および第2のブレード111´を有する。フレーム12は、中空であって、通風路Pを分けて風進入口M1および風排出口M2を有することにより、気体を流動させる。フレーム12は、導流部121および支承部122を有する。フレーム12は、複数のブレードが放射状に並ぶ導流部121を配置してもよく、導流部121の形状は第1のブレード111および第2のブレード111´に似ていてもよい(同様でも、異なっていてもよい)。支承部122は、導流部121と接続し、第1のブレード111、第2のブレード111´、および内部に収納されるモータ(図示せず)を支え、第1のブレード111および第2のブレード111´が回転できるようにする。図3および4は、図1および2の実施可能なブレードの状態を示す斜視図である。図3および4に示すように、導流部121が第1のブレード111および第2のブレード111´が回転する際に発生する気流を導き、第1の羽根車11の第1のブレード111の数量が第2の羽根車11´の第2のブレード111´より多いこと、または/および第1の羽根車11の寸法が第2の羽根車11´より大きいことにより、ファンシステムの風圧および風量を大幅に増加させる効果が得られる。本考案はこのようにして、従来技術が解決できなかったファンシステムの抵抗を解決することができた。
図5は図1〜4の風進入口を斜面としたものを示す断面図である。図6は図1〜4の風進入口が凸曲面であるものを示す断面図である。図7は図1〜4の風進入口が凹曲面であるのを示す断面図である。図8は図1〜4の風排出口が斜面であるものを示す断面図である。図9は図1〜4の風排出口が凸曲面であるものを示す断面図である。図10は図1〜4の風排出口が凹曲面であるものを示す断面図である。本考案は実施例において、図5〜10に示すように、通風路Pの範囲は少なくとも局部が風進入口に向って拡大している。または/かつもう一方の風排出口に向って縮小している(これらに限定されるものではない)。例えば、通風路Pの範囲は風進入口M1に向って拡大している。または/かつ風排出口M2に向って縮小している。通風路Pが風進入口M1に向って拡大したり、風排出口M2に向って縮小したりする部分は図5および8で斜線で示される部分、または図6、7、9、10に示される曲面(拡大したり、縮小したりする部分で、ある曲率により凸出した曲面、または凹入した曲面)により、気体が通風路Pの範囲が大きい部分から小さい部分に向かって流れる速度および風圧を大幅に増加させる。この他、発熱体(図示せず)を必要により、風排出口M2に配置し、風進入口M1から流入し風排出口M2から流出する空気を加速したり、増圧したりして、発熱体の熱エネルギを放熱する。
本考案はもう1つの実施例において、フレーム12の風進入口M1または/および風排出口M2の側に、必要に応じて、第1の羽根車11または第2の羽根車11´(図5および6に示す大、小2つのサイズの羽根車、またはブレードの数量が異なる羽根車)をそれぞれ配置する。この他、導流部121、支承部122、第1の羽根車11または第2の羽根車11´は必要に応じて、風進入口M1または風排出口M2に近づけることができる。つまり、導流部121および支承部122は必ずしもフレーム12の中間位置に配置する必要はなく、風進入口M1または風排出口M2に近づけて配置しても良く、このことにより、第1の羽根車11または/および第2の羽根車11´の位置またはその接合された軸心の長さも変動する。
図11は図1〜4の羽根車のハブに配置されたフランジの凸曲面を示す断面図である。図12は図1〜4の羽根車のハブに配置されたフランジの凹曲面を示す断面図である。図13は図1〜4の羽根車のハブに配置されたフランジの斜面を示す断面図である。本考案はさらに他の実施例において、第1の羽根車11または第2の羽根車11´が備える第1のハブ112および第2のハブ112´は図11〜13に示すようにフランジを装着させて、ハブ付近に定圧区が形成されるのを防ぎ、回流を発生させない。
本考案では好適な実施形態を前述の通りに開示したが、これらは決して本考案を限定するものではなく、当該技術を熟知する者は誰でも、本考案の精神と領域を脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本考案の保護の範囲は、実用新案請求の範囲で指定した内容を基準とする。
1 風圧を向上したファンモジュール
11 第1の羽根車
111 第1のブレード
11´第2の羽根車
111´ 第2のブレード
112 第1のハブ
112´ 第2のハブ
12 フレーム
121 導流部
122 支承部
P 通風路
M1 風進入口
M2 風排出口
11 第1の羽根車
111 第1のブレード
11´第2の羽根車
111´ 第2のブレード
112 第1のハブ
112´ 第2のハブ
12 フレーム
121 導流部
122 支承部
P 通風路
M1 風進入口
M2 風排出口
Claims (21)
- 中空フレーム内の通風路内に第1の羽根車、第2の羽根車を配置した強制空冷用ファンモジュールにおいて、
通風路の両端に風進入口および風排出口を設け、支承部を介して第1の羽根車、前記第2の羽根車、および支承部内に収納される駆動装置をそれぞれ支持すると共に支承部とフレーム内壁間を冷却流体の通る導流部とし、
前記第1の羽根車および前記第2の羽根車にそれぞれ複数のブレードを設けると共に、前記第1の羽根車の前記ブレードを前記第2の羽根車の前記ブレードより多くしたこと、
を特徴とする風圧を向上したファンモジュール。 - 前記第1の羽根車は、サイズが前記第2の羽根車より大きいこと、を特徴とする請求項1に記載の風圧を向上したファンモジュール。
- 前記通風路は、少なくとも端部が風進入口に向って拡大していること、を特徴とする請求項1または2に記載の風圧を向上したファンモジュール。
- 前記通風路は、少なくとも端部が風排出口に向って縮小していること、を特徴とする請求項1または2に記載の風圧を向上したファンモジュール。
- 前記通風路は、少なくとも端部が風排出口に向って縮小していること、を特徴とする請求項3に記載の風圧を向上したファンモジュール。
- 前記通風路は、少なくとも端部が風進入口に向って拡大していること、を特徴とする請求項4に記載の風圧を向上したファンモジュール。
- 前記フレームは、風進入口の内部に前記第1の羽根車を配置すること、を特徴とする請求項1または2に記載の風圧を向上したなファンモジュール。
- 前記フレームは、風排出口の内部に前記第2の羽根車を配置すること、を特徴とする請求項1または2に記載の風圧を向上したファンモジュール。
- 前記フレームは、風進入口の内部に前記第1の羽根車を配置すること、を特徴とする請求項3に記載の風圧を向上したファンモジュール。
- 前記フレームは、風排出口から延伸したところに前記第2の羽根車を配置すること、を特徴とする請求項3に記載の風圧を向上したファンモジュール。
- 前記フレームは、風進入口の内部に前記第1の羽根車を配置すること、を特徴とする請求項4に記載の風圧を向上したファンモジュール。
- 前記フレームは、前記風排出口の内部に前記第2の羽根車を配置すること、を特徴とする請求項4に記載の風圧を向上したファンモジュール。
- 前記フレームは、風進入口の内部に前記第1の羽根車を配置すること、を特徴とする請求項5に記載の風圧を向上したファンモジュール。
- 前記フレームは、前記風排出口から延伸したところに前記第2の羽根車を配置すること、を特徴とする請求項5に記載の風圧を向上したファンモジュール。
- 前記フレームは、前記風進入口の内部に前記第1の羽根車を配置すること、を特徴とする請求項6に記載の風圧を向上したファンモジュール。
- 前記フレームは、風排出口から延伸したところに前記第2の羽根車を配置すること、を特徴とする請求項6に記載の風圧を向上したファンモジュール。
- 前記導流部および前記支承部は、前記フレーム内の風進入口の近くに配置されること、を特徴とする請求項1に記載の風圧を向上したファンモジュール。
- 前記導流部および前記支承部は、前記フレーム内の風排出口の近くに配置されること、を特徴とする請求項1に記載の風圧を向上したファンモジュール。
- 風進入口にさらに発熱体を配置すること、を特徴とする請求項1に記載の風圧を向上したファンモジュール。
- 風排出口にさらに発熱体を配置すること、を特徴とする請求項1に記載の風圧を向上したファンモジュール。
- 前記導流部は、複数のブレードを有すること、を特徴とする請求項1に記載の風圧を向上したファンモジュール。
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JP2006009060U JP3128807U (ja) | 2006-11-07 | 2006-11-07 | 風圧を向上したファンモジュール |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2020017132A1 (ja) * | 2018-07-17 | 2020-01-23 | ソニー株式会社 | 二重反転ファン及び撮像装置 |
CN113465152A (zh) * | 2021-06-02 | 2021-10-01 | 浙江吉利控股集团有限公司 | 一种空调风机***、控制方法、空调及存储介质 |
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- 2006-11-07 JP JP2006009060U patent/JP3128807U/ja not_active Expired - Fee Related
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