JP3128464B2 - ファクシミリ通信方法 - Google Patents

ファクシミリ通信方法

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JP3128464B2 JP07047525A JP4752595A JP3128464B2 JP 3128464 B2 JP3128464 B2 JP 3128464B2 JP 07047525 A JP07047525 A JP 07047525A JP 4752595 A JP4752595 A JP 4752595A JP 3128464 B2 JP3128464 B2 JP 3128464B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ITU−T勧告T30
によって規格化されているG3規格のファクシミリ装置
に用いることができる方法であり、特に、その通信プロ
トコルを高速化したファクシミリ通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ITU−T勧告T30に従ったG3ファ
クシミリ装置における通信プロトコルは、図14のシグ
ナルシーケンスに従った手順で行われる。
【0003】図14において、細実線で表記された各シ
グナルは、低速信号であることを示している。この低速
信号には、送信機側からの信号として、TSI、NS
S、EOP、DCNがあり、受信機側からの信号とし
て、NSF、CSI、DIS、CFR、MCFがある。
太実線で表記された送信機側からのTCFおよびPIX
は高速信号である。細点線で表記された送信機側からの
CNG及び受信機側からのCEDはトーン信号である。
また、送信機側のダイヤルは回線網に対する信号であ
る。
【0004】送信機は、オペレータの送信要求により相
手先にダイヤリングを行う。その後に回線が接続された
らトーン信号CNGを送出する。
【0005】受信機は、着信を検知し回線接続したら、
送信機からのトーン信号CNGの検出を行う。これを検
出すると、トーン信号CED、低速信号NSF、CS
I、DISを送信機へ送出する。
【0006】送信機は、受信側からのトーン信号CE
D、低速信号NSF、CSI、DISを受信し、前記N
SFのメーカーコードが自己の送信機と一致すれば、T
SI、NSSを低速で送出する。更に、トレーニングチ
ェック信号TCFをNSSで指定した高速信号速度で送
出する。
【0007】受信機は前記TCFをチェックし、エラー
がなければ、受信準備確認信号CFRを送出する。
【0008】送信機は、前記の受信準備確認信号CFR
を受信すると、前記NSSで指定した高速信号速度で画
像データPIXの転送を行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たG3規格のファクシミリ装置における通信プロトコル
では、実際に画像データが送出されるまでに約13秒も
の時間を要する。この時間は、例えばA4サイズの原稿
1枚の伝送時間が通信速度14.4KBPSで約6秒で
あることと比較するとその2倍以上に相当する。
【0010】そこで、画像データ伝送までの制御手順時
間を短縮することが要望され、この制御手順時間を短縮
する方法として、以下の方法を考えるに至った。
【0011】即ち、低速モデムにより通信手順信号を通
信する制御手順と、高速モデムにより通信手順信号を通
信する制御手順とを具備し、図13のシグナルシーケン
ス図に示すように、送信側のダイヤリングの後、送信側
が回線接続を検出することなく低速モデムで高速手順要
求信号(NSSに相当するものであり、以下、SNSS
と呼ぶ)を繰り返し送出し、高速手順要求信号SNSS
を受信した被呼側が高速手順要求信号に対して高速手順
確認応答(NSFに相当するものであり、以下、SNS
Fと呼ぶ)を低速モデムで送出し、この高速手順確認応
答SNSFの送出後は高速モデムで制御手順を行う。
【0012】具体的には、図10及び図11のフローチ
ャートに示すように、送信側では、まず、オペレーター
により送信キーが押下されると、相手先電話番号のダイ
ヤリングを行い(ステップ11)、このダイヤリングの
終了後に数秒のインターバルをとる(ステップ12)。
このインターバルをとるのは、ダイヤリング後のすぐに
回線が接続されるものではないからである。次に、タイ
マーT(相手応答待ち期間)をスタートさせ(ステップ
13)、次に1100HzのCNGを0.5秒間送出し
(ステップ14)、その後、75msのインターバルを
おいて(ステップ15)、高速手順要求信号SNSSを
低速度で送出する(ステップ16)。
【0013】次に、低速信号及びCEDの受信準備を行
い、タイマーT1をスタートさせる(ステップ17)。
タイマーT1の値はCNG信号一つにつき、高速手順要
求信号SNSSを二つの割合で送出するようにした場
合、約0.8秒が適当である。そして、上記スタートし
たタイマーT1がタイムアウトされるまで、受信機側か
ら高速手順確認応答SNSFが送出されてきたかを検出
する処理(ステップ18)と、CED、NSF、CS
I、DISが送出されてきたかを検出する処理(ステッ
プ19)を行う。
【0014】前記ステップ18で高速手順確認応答SN
SFが検出されたなら、高速手順(ステップ29)に移
行し、検出されなければ前記ステップ19に進み、前記
CED等が検出されたなら、標準手順に進む(ステップ
28)。いずれも検出されずにタイムアウトした場合
(ステップ20でYES)には、CNG信号一つについ
ての2つ目の高速手順要求信号SNSSを送出し(ステ
ップ21)、タイマーT2をスタートさせる(ステップ
22)。その後、前記のステップ18〜20と同じ処理
を繰り返し(ステップ23〜25)、タイマーT2がタ
イムアウトしたら、相手応答待ち期間であるタイマーT
がタイムアウトしたか否かを判断する(ステップ2
6)。タイマーTがタイムアウトしていないなら、ステ
ップ14に進む一方、タイマーTがタイムアウトしたな
ら、相手不応答と判断して回線断を行う(ステップ2
7)。
【0015】受信側では、図12のフローチャートに示
すように、着信があるか否かを検出し(ステップ3
1)、着信があれば回線接続し(ステップ32)、タイ
マーをスタートさせる(ステップ33)。そして、CN
G及びSNSSのいずれも検出されずに(ステップ34
でNO,ステップ35でNO)、タイムアウトしたとき
には(ステップ36でYES)、相手機は高速手順を持
たない機器であると判断し、G3機の手順に従ってCE
D等を送出し(ステップ37)、標準手順に進む(ステ
ップ38)。
【0016】また、ステップ34でCNGが検出された
ときには(ステップ34でYES)、別のタイマーをス
タートさせる(ステップ41)。次に、相手機が高速手
順を持つ機器である場合には上記CNGの他にSNSS
を送出してくることから、SNSSが送出されてくるか
を検出する(ステップ42)。
【0017】SNSSが検出されずに(ステップ42で
NO)、タイムアウトしたときには(ステップ43でY
ES)、前記ステップ37に進んでCED等を送出し
(ステップ37)、標準手順に進む(ステップ38)。
【0018】一方、ステップ35でSNSSが検出され
た場合、及びステップ42でSNSSが検出された場合
には、相手機が高速手順を持つ機器であると判断して高
速手順確認応答SNSFを送出し(ステップ39)、高
速手順に進む(ステップ40)。
【0019】このような通信方法を採用することによ
り、SNSF送出後の制御手順を高速で行うことが可能
になる。
【0020】ところで、発呼側は、モデムによって局か
らのトーン信号(例えば、ダイヤルトーン、リングバッ
クトーン、或いはビジートーン等)を判定し、この判定
したトーン信号に応じてリダイヤル条件を設定すること
等を行っている。
【0021】しかし、上記の通信方法では、発呼側はダ
イヤリングの後に高速手順要求信号を繰り返し送出しな
ければならない。トーン信号の判別は、通常、モデムに
よってトーンの周波数とON/OFFパターンをチェッ
クして行うが、モデムが信号送出を行っているときに
は、モデムは一般にトーンの検出を行うことができな
い。従って、上記のごとく、高速手順要求信号SNSS
を繰り返し送出するのでは、局からのトーン信号を認識
することが困難となる。
【0022】本発明は、上記の事情に鑑み、上記通信方
法における高速手順を実現しつつ局からのトーン信号の
判別が行えるファクシミリ通信方法を提供することを目
的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明のファクシミリ通
信方法は、上記の課題を解決するために、低速モデムに
より通信手順信号を送受する制御手順と、高速モデムに
より通信手順信号を送受する制御手順とを具備し、発呼
側のダイヤリングの後、発呼側が回線接続を検出するこ
となく低速モデムでCNGと高速手順要求信号を繰り返
し送出し、高速手順要求信号を受信した被呼側が高速手
順要求信号の応答である高速手順確認応答を低速モデム
で送出してきたとき、以降の制御手順を高速モデムで通
信するファクシミリ通信方法であって、前記CNGと高
速手順要求信号とを所定期間繰り返し送出した後、CN
Gのみを繰り返し送出することを特徴とする。
【0024】
【作用】上記の構成によれば、CNGと高速手順要求信
号とを繰り返し送出している期間に局から送出されてく
るトーン信号の判別が行えなかったとしても、前記期間
の経過後にはCNGのみを繰り返し送出し、高速手順要
求信号は送出しないので、モデムはトーンの周波数とO
N/OFFパターンをチェックし、トーン信号を確実に
判定することができるようになる。
【0025】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明をその実施例を示す図に基づ
いて説明する。
【0026】図1は本発明のファクシミリ装置の構成を
示すブロック図である。
【0027】操作部1は、ワンタッチダイヤルキーやテ
ンキー等の種々のキー及び液晶表示器等を備えて構成さ
れている。使用者が前記のキーを操作することにより、
その操作信号が主制御部3に与えられる。
【0028】読取部2は、CCD等のイメージセンサか
らなり、図示しない原稿台に配置された原稿を読み取っ
てその画像データを主制御部3に出力する。
【0029】主制御部3は、装置全体の制御を行うもの
で、マイクロコンピューター及び制御プログラムを格納
したROM(図示せず)や、種々のデータを一時的に格
納するRAM等のマイクロコンピューター周辺機器によ
り構成され、画像信号の符号化及び復号化処理、並びに
通信手順の実行制御を行う。
【0030】記録部4は、感熱プリンタ或いはレーザー
プリンタ等により構成され、主制御部3から供給される
画像データに基づいてヘッドを駆動して記録紙に印字を
行うようになっている。
【0031】低速モデム5は、ITU−T勧告V21で
規定される低速度のモデムであり、通常の制御手順の通
信に用いられる。一方、高速モデム6は、ITU−T勧
告V27ter、V29、V33、V17で規定される
高速度のモデムである。また、局からのトーン信号の判
別は、モデムがトーンの周波数とON/OFFパターン
を監視すにことにより行う。また、モデムは、トーン信
号の監視を通信中は継続的に行うが、信号送出を行うと
きには、一般にトーンの検出を行うことができない。
【0032】網制御装置(NCU)7は、回線8に接続
されており、被呼時処理として、回線8からの呼出信号
を検出して着信を判断したり、発呼時処理として、主制
御部3らの相手先電話番号のダイヤリングを行ったりす
る。
【0033】次に、本発明のファクシミリ装置における
高速手順前の手順処理を図2及び図3のフローチャート
に基づき説明する。
【0034】〔送信機側の手順〕図2は、送信機側の高
速手順前の制御手順の一部を示したフローチャートであ
り、図3と図4はその残りの部分の制御手順を示したフ
ローチャートである。
【0035】送信側では、まず、オペレーターにより送
信キーが押下されると、相手先電話番号のダイヤリング
を行い(ステップ51)、このダイヤリングの終了後に
数秒のインターバルをとる(ステップ52)。次に、タ
イマーT0(第1相手応答待ち時間)をスタートさせ
(ステップ53)、次に1100HzのCNGを0.5
秒間送出し(ステップ54)、その後、75msのイン
ターバルをおいて(ステップ55)、高速手順要求信号
SNSSを送出する(ステップ56)。
【0036】次に、タイマーT2をスタートさせる(ス
テップ57)。そして、上記タイマーT2がタイムアウ
トされるまで、受信機側から高速手順確認応答SNSF
が送出されてきたかを検出する処理(ステップ58)
と、CED、NSF、CSI、DISが送出されてきた
かを検出する処理(ステップ59)を行う。
【0037】前記ステップ58で高速手順確認応答SN
SFが検出されたなら、高速手順(ステップ75)に移
行し、検出されなければ前記ステップ59に進み、CE
D等が検出されたなら、標準手順に進む(ステップ7
4)。いずれも検出されずにタイムアウトした場合(ス
テップ60でYES)には、高速手順要求信号SNSS
を送出する(ステップ61)。
【0038】そして、タイマーT3をスタートさせる
(ステップ62)。その後、前記のステップ58〜60
と同じ処理を繰り返し(ステップ63〜65)、タイマ
ーT3がタイムアウトしたら、タイマーT0がタイムア
ウトしたか否かを判断する(ステップ66)。タイマー
T0がタイムアウトしていないなら、ステップ54に進
み、CNGと高速手順要求信号SNSSとの繰り返し送
出処理を続行する。
【0039】一方、タイマーT0がタイムアウトしたな
ら、タイマーT1(第2相手応答待ち期間)をスタート
させ(ステップ67)、CNGだけを繰り返し送出し、
局から送られるトーン信号の認識が確実に行えるように
する。即ち、CNGを送出し(ステップ68)、直ちに
タイマーT4をスタートさせ(ステップ69)、CE
D、NSF、CSI、DISが送出されてきたかを検出
する処理(ステップ70)を行う。
【0040】CED等が検出されたなら、標準手順に進
む(ステップ74)。CED等が検出されずにタイマー
T4がタイムアウトした場合(ステップ71でYES)
には、タイマーT1がタイムアウトしたか否かを判断し
(ステップ72)、タイマーT1がタイムアウトしてい
なければ、ステップ68に進んでCNGのみを繰り返し
送出する処理を続行する。一方、タイマーT1がタイム
アウトした場合には、相手不応答と判断して回線断を行
う(ステップ73)。なお、ビジートーンを認識したと
きには回線断の処理を行うようにしている。
【0041】〔受信機側の手順〕受信機側では、従来例
で示した図12のフローチャートに従って受信制御手順
を実行する。
【0042】図5(a)は、前述の図2乃至図4に示し
たフローチャートの送信手順により、期間T0が経過す
るまではCNGと高速手順要求信号SNSSを繰り返し
送出し、期間T0が経過した後の期間T1においては、
CNGだけ送出される様子を示した図である。なお、同
図の(b)は、比較のために、相手応答待ち期間Tのす
べてにおいてCNGと高速手順要求信号SNSSを繰り
返し送出する様子を示した図である。
【0043】上記の図5(a)から明らかなように、C
NGと高速手順要求信号SNSSとを繰り返し送出して
いる期間T0(第1相手応答待ち期間)に局から送出さ
れてくるトーン信号の判別が行えなかったとしても、前
記の期間T0の経過後にはCNGのみを繰り返し送出
し、高速手順要求信号SNSSは送出しないため、モデ
ムはトーンの周波数とON/OFFパターンをチェック
してトーン信号を確実に判定することができるようにな
る。
【0044】(実施例2)以下、本発明の他の実施例を
説明する。
【0045】図6は、本実施例にかかる送信機側の高速
手順前の制御手順の一部を示したフローチャートであ
り、図7と図8はその残りの部分の制御手順を示したフ
ローチャートである。これらのフローチャートにおいて
は、実施例1と共通の部分については共通のステップ番
号を付記している。
【0046】実施例1のファクシミリ通信方法と本実施
例のファクシミリ通信方法との相違点は、期間T0中に
行う高速手順要求信号SNSSの送出を工夫した点であ
る。即ち、それぞれの高速手順要求信号SNSSを送出
する前に局からのトーンの有無を検出し、トーンが検出
されたときにはその高速手順要求信号SNSSの送出を
中心するようにした点である。
【0047】従って、図6乃至図8のフローチャートか
ら明らかなように、期間T0中において、CNGを送出
し(ステップ54)、インターバルをとった後(ステッ
プ55)、局からのトーンの有無を検出する(ステップ
80)。なお、トーン信号の認識処理(トーンの周波数
及びON/OFFパターン検知)は、信号送出時以外は
常に行うようにしている。
【0048】そして、上記のステップ80において、局
からのトーンが検出されなければ、高速手順要求信号S
NSSを低速度で送出し(ステップ56)、ステップ5
7に進む。一方、局からのトーンが検出されたなら、高
速手順要求信号SNSSの送出を行うことなくステップ
57に進む。
【0049】また、CNG一つについての二つ目の高速
手順要求信号SNSSの送出の前にも局からのトーンの
有無を検出し(ステップ81)、局からのトーンが検出
されなければ、高速手順要求信号SNSSを低速度で送
出し(ステップ61)、ステップ62に進む。一方、局
からのトーンが検出されたなら、高速手順要求信号SN
SSの送出を行うことなくステップ62に進む。尚、ス
テップ57及びステップ62のタイマー値は、それぞれ
ステップ56又はステップ61を経た場合と経ない場合
とで異なる。
【0050】図9(a)は、上述の図6乃至図8に示し
たフローチャートの送信手順により、局から受けたトー
ン信号との関係で高速手順要求信号SNSSの送出が中
止される様子を示した図である。なお、同図の(b)
は、比較のために、相手応答待ち期間Tの間すべてCN
Gと高速手順要求信号SNSSを繰り返し送出する様子
を示した図である。
【0051】上記の図9(a)に示したように、高速手
順要求信号SNSSの送出前にトーンが検出された場合
には、その高速手順要求信号SNSSを送出しないた
め、モデムはトーン検出を引き続き行ってトーン周波数
とON/OFFパターンをチェックすることができる。
従って、実施例1の場合に比べてよりトーン信号の認識
を確実に行うことができるようになる。
【0052】なお、ビジートーンを認識したときには回
線断の処理を行う。トーン信号の認識は、CNGを送出
してから次のCNGを送出するまでの間トーン検出状態
が確保されれば、その間に行うことが可能だが、上記図
9(a)では、ビジートーンを認識したときの回線断処
理は示しておらず、トーン検出又は未検出によるSNS
Sの非送出又は送出だけをを表している。
【0053】一方、リングバックトーンを認識した場合
は、この認識の後においても回線断すること無く引き続
き高速手順要求信号SNSSを繰り返し送出する。な
お、リングバックトーンを認識できた以上は、トーン信
号認識のために高速手順要求信号SNSSの送出を停止
する必要性は特にないので、トーン認識後はトーン検知
に関わらず高速手順要求信号SNSSを送出するように
してもよいし、また、トーン認識後は、期間T1におい
て、CNGだけでなく高速手順要求信号SNSSを繰り
返し送出するようにしてもよいものである。
【0054】なお、第1及び/又は第2相手応答待ち期
間を、使用者が調整できるようにしてもよく、また、第
1相手応答待ち期間T0を従来例で示した相手応答待ち
期間Tと等しくし、第2相手応答待ち期間を付加的に設
けるような態様としてもよいものである。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、CNG
と高速手順要求信号とを繰り返し送出している期間に局
から送出されてくるトーン信号の判別が行えなかったと
しても、前記の期間の経過後にはCNGのみを繰り返し
送出し、高速手順要求信号は送出しないため、モデムは
トーンの周波数とON/OFFパターンをチェックして
トーン信号を確実に判定することができるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明のファクシミリ通信方法における送信側
処理の一部を示すフローチャートである。
【図3】本発明のファクシミリ通信方法における送信側
処理の残り部分を示すフローチャートである。
【図4】本発明のファクシミリ通信方法における送信側
処理の残り部分を示すフローチャートである。
【図5】本発明の期間T1において高速手順要求信号の
送出が中止される様子を示した図である。
【図6】本発明の第2実施例のファクシミリ通信方法に
おける送信側処理の一部を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2実施例のファクシミリ通信方法に
おける送信側処理の残り部分を示すフローチャートであ
る。
【図8】本発明の第2実施例のファクシミリ通信方法に
おける送信側処理の残り部分を示すフローチャートであ
る。
【図9】本発明の期間T0において、局から受けたトー
ン信号との関係で高速手順要求信号の送出が中止される
様子を示した図である。
【図10】発呼側が回線接続を検出することなく低速モ
デムで高速手順要求信号を繰り返し送出する処理の一部
を示すフローチャートである。
【図11】図6のフローチャートの残りの処理部分を示
すフローチャートである。
【図12】上記図10及び図11に示した送信側の処理
に対応して受信側で行うと考えられる処理を示すフロー
チャートである。
【図13】上記図10乃至図12による通信手順を示す
シグナルシーケンス図である。
【図14】G3規格のファクシミリ装置における通信手
順を示すシグナルシーケンス図である。
【符号の説明】
1 操作部 2 読取部 3 主制御部 4 記録部 5 低速モデム 6 高速モデム 7 NCU

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低速モデムにより通信手順信号を送受す
    る制御手順と、高速モデムにより通信手順信号を送受す
    る制御手順とを具備し、発呼側のダイヤリングの後、発
    呼側が回線接続を検出することなく低速モデムでCNG
    と高速手順要求信号を繰り返し送出し、高速手順要求信
    号を受信した被呼側が高速手順要求信号の応答である高
    速手順確認応答を低速モデムで送出してきたとき、以降
    の制御手順を高速モデムで通信するファクシミリ通信方
    法であって、 前記CNGと高速手順要求信号とを所定期間繰り返し送
    出した後、CNGのみを繰り返し送出することを特徴と
    するファクシミリ通信方法。
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