JP3127760B2 - 運転者の覚醒度検出装置 - Google Patents

運転者の覚醒度検出装置

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JP3127760B2 JP07031208A JP3120895A JP3127760B2 JP 3127760 B2 JP3127760 B2 JP 3127760B2 JP 07031208 A JP07031208 A JP 07031208A JP 3120895 A JP3120895 A JP 3120895A JP 3127760 B2 JP3127760 B2 JP 3127760B2
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    • A61B5/16Devices for psychotechnics; Testing reaction times ; Devices for evaluating the psychological state
    • A61B5/18Devices for psychotechnics; Testing reaction times ; Devices for evaluating the psychological state for vehicle drivers or machine operators

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、運転者の覚醒度検出装
置に係り、特に、まばたきパラメータと車両の横偏位量
とから、居眠り運転状態を検出することができる運転者
の覚醒度を検出する運転者の覚醒度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、まばたきパラメータ(閉眼時
間、閉眼頻度、閉眼間隔等)が平常時の値からどの程度
変化したかを判断して、覚醒度を推定し、居眠り状態を
検出する技術が提案されている。しかしながら、平常時
の値に対するまばたきパラメータの変化の大きさは、被
験者の個人差が大きいため、正確に居眠り状態を検出す
ることができない、という問題がある。この個人差を補
正する方法として、まばたきパラメータの変化の大きさ
を判定するしきい値を可変にする方法が提案されている
が、初期値をどの程度の値に設定すべきかの基準がな
く、個人差を補正する方法としては不十分である。
【0003】また、平常時のまばたきパラメータの平均
値と分散値とから統計的な仮定に基づいて、(平均値)
+(分散値)〜(平均値)+2×(分散値)の値をしき
い値として決定する方法(特開昭60−592号公報)
が提案されているが、統計的な仮定に基づいて決定した
しきい値を個人の覚醒度の低下と見なせる根拠はなにも
ない。
【0004】また、作業成績に基づいて個人の特徴を推
測して、個人差に対応した覚醒レベルを演算する方法
(特開平5−92039号公報)が提案されている。こ
の方法においては、映像、音、振動等の刺激に対してボ
タンを押す等の作業を行わせ、この作業に対する反応時
間と生理量(脳波、心拍、まばたき頻度)との相関関係
(回帰直線)を事前に求める。そして、生理量と反応時
間との相関関係に基づいて、検出された生理量に対する
反応時間を求め、求めた反応時間の大小から覚醒度を推
定し、覚醒度推定値から覚醒低下を判断している。この
ため、個人の特徴に応じた覚醒度の推定ができるが、事
前に刺激に対する反応時間と生理量との相関関係という
個人の特徴を学習しておく必要があり、また刺激に対す
る反応時間という実際の運転状態とは異なる作業によっ
て得られた個人の特徴を用いているので、実際の運転状
態には則さない、という問題があり、自動車運転者の居
眠り検出には適していない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解消するために成されたもので、事前に個人の特徴を学
習させることなく、また、自動車の運転作業を行うだけ
で居眠り運転等を適切に検出できる運転者の覚醒度検出
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、運転者のまぶたの動きから閉眼時
間、まぶたの開度、まぶたの動きの振幅、まばたきの頻
度、まばたきの発生間隔時間、及びこれらの平均値のい
ずれか1つで表されるまばたきパラメータを抽出する抽
出手段と、目標走行軌跡からの車両の横偏位量を検出す
る横偏位量検出手段と、まばたきパラメータと車両の横
偏位量とに基づいて、まばたきパラメータと車両の横偏
位量との相関関係を表す回帰式を演算する回帰式演算手
段と、前記回帰式が有意か否かを検定する有意性検定手
段と、有意と検定された回帰式に基づいて運転者の覚醒
度を検出する覚醒度検出手段と、を含んで構成したもの
である。
【0007】
【0008】
【作用】本発明者等の実験によると、運転者のまぶたの
動きから抽出されるまばたきパラメータと目標走行軌跡
からの車両の横偏位量との間には、高い相関関係がある
ことが確認されている。まばたきパラメータとしては、
閉眼時間、まぶたの開度、まぶたの動きの振幅、まばた
きの頻度、まばたきの発生間隔時間、またはこれらの平
均値を採用することができる。
【0009】
【0010】従って、本発明では、まばたきパラメータ
と車両の横偏位量とに基づいて、まばたきパラメータと
車両の横偏位量との相関関係を表す回帰式を演算し、演
算した回帰式が有意か否かを検定し、有意と検定された
回帰式に基づいて運転者の覚醒度を検出している。この
場合、回帰式から得られ、かつ予め定められた横偏位量
の基準値に対するまばたきパラメータの値と、現在のま
ばたきパラメータの値とを比較することによって覚醒度
を検出することができる。
【0011】なお、相関関係として回帰直線(一次回帰
式)を求めた場合には、回帰直線から得られ、かつ予め
定められた横偏位量の基準値に対するまばたきパラメー
タの値と、現在のまばたきパラメータの値とを比較する
ことによって覚醒度を検出することができる。また、回
帰直線の傾きの大きさから覚醒度を検出することもでき
る。
【0012】また、上記まばたきパラメータ検出手段
は、目を含む領域の濃淡画像を入力し、該領域において
まばたき方向の基準線上の画素の濃淡変化を表す1次元
画像を抽出すると共に、前記1次元画像に基づいて前記
基準線上の画素毎の濃淡変化の大きさを表す1次元エッ
ジ画像を算出するエッジ画像算出手段と、前記1次元エ
ッジ画像における濃淡変化の極値に基づいて上まぶたと
眼球との境界を示す第1の境界点及び下まぶたと眼球と
の境界を示す第2の境界点を検出するまぶた検出手段
と、検出した第1の境界点と第2の境界点とに基づいて
まばたきパラメータを演算するパラメータ演算手段と、
を含んで構成することができる。
【0013】上記の構成において、エッジ画像算出手段
は、目を含む領域の濃淡画像を入力し、この領域におい
てまばたき方向の基準線上の画素の濃淡変化を表す1次
元画像を抽出する。カラー画像ではなく、濃淡画像を用
いているため、十分な光量の白色光源を必要とすること
なく、広い環境下において利用することができる。
【0014】また、エッジ画像算出手段は、1次元画像
に基づいて基準線上の濃淡変化の大きさを画素毎に算出
して画素毎の濃淡変化の大きさを表す1次元エッジ画像
を算出し、まぶた検出手段は1次元エッジ画像における
濃淡変化の極値に基づいて上まぶたと眼球との境界を示
す第1の境界点及び下まぶたと眼球との境界を示す第2
の境界点を検出する。1次元エッジ画像を2値化するこ
となく濃淡変化の極値を用いて処理しているため、照明
条件や対象となる人の顔の造り等の個人差の影響を受け
難くなる。
【0015】そして、パラメータ演算手段は、抽出した
第1の境界点と第2の境界点とに基づいてまばたきパラ
メータを演算する。このとき、抽出した第1の境界点と
第2の境界点との間の距離をまぶたの開度として検出し
たり、まぶたの開度が最小になっている時間を閉眼時間
として検出したり、まぶたの開度が最小になっている期
間の間隔をまばたきの発生間隔として検出することがで
きる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。本実施例は、まばたきパラメータとしての
平均閉眼時間と車両の横偏位量の平均値(平均横偏位
量)との相関関係を用いて覚醒度を判定するようにした
ものである。
【0017】図7は、実験で得られた被験者の単位計測
時間T毎のまばたきの平均閉眼時間cnと車両の平均横
偏位量dnとの時間推移をグラフに示したものの一例で
ある。眼が閉じられている時間を示す平均閉眼時間cn
の増加は覚醒度の低下を意味し、車両が蛇行した走行状
態を示す平均横偏位量dnの増大は安全に走行できてい
ないことを意味する。
【0018】また、図8はこの実験結果の平均閉眼時間
cnと平均横偏位量dnとの相関図を示し、図8中の直
線は、平均閉眼時間cnと平均横偏位量dnとの2変量
の一次回帰直線を示す。図8から理解されるように、こ
の2変量には、高い相関関係がある。本発明者等の実験
によると、5人の被験者における2変量の相関係数は
0.72〜0.95であった。このことから一方の値か
ら他方の値を予測できることが分かる。つまり平均横偏
位量dnという安全に走行できるかどうかを示す車両の
状態量を用いて、まばたきという運転者の生理量が示す
覚醒度合いを評価することが可能である。
【0019】図1に本実施例の基本的な構成を示す。本
実施例は、まぶたの閉眼状態を検出して閉眼情報を出力
するまばたき検出部10、まばたき検出部10から出力
されたまぶたの閉眼情報からまばたきパラメータである
閉眼時間を抽出するまばたきパラメータ抽出部20、自
動車の現在位置が目標走行軌跡に対して、どの程度ずれ
ているかを示す横偏位量Yを検出する車両状態検出部3
0、自動車の運転作業中に得られたデータから個人の特
徴を時々刻々と把握するCPU等で構成された覚醒度検
出部40から構成されている。
【0020】次に各部の構成を詳細に説明する。まばた
き検出部10は、画像処理により運転者のまぶたの閉眼
状態を検出するもので、図2に示すように、運転者11
の顔画像を撮影するように車室内に設置されたTVカメ
ラ12、TVカメラ12からの映像信号をディジタル信
号に変換するA/D変換器13、A/D変換器13で変
換された画像データを格納するフレームメモリ14、及
び画像データの演算処理によりまぶたが開いているか閉
じているかを判断し、まぶたが閉じていることを示すま
ぶたの閉眼情報を出力するCPU15から構成されてい
る。
【0021】まばたきパラメータ抽出部20は、まばた
き検出部10から出力されたまぶたの閉眼情報からまば
たきの閉眼時間の平均値である平均閉眼時間cnを単位
計測時間T毎に算出するもので、図3に示すように、ま
ばたき検出部10で得られたまぶたの閉眼情報から、ま
ぶたが閉じ始める時刻から連続してまぶたが閉じて再度
開くまでの時間(まぶたの閉眼時間)を計算する閉眼時
間計算手段21、単位計測時間Tを計時する計時手段2
2、単位計測時間T毎のまぶたの閉眼時間の平均値(平
均閉眼時間)を計算するCPU等で構成された平均閉眼
時間計算手段23から構成されている。
【0022】ところで、一般的に、運転開始(データ取
得開始)時には、運転者の覚醒度は高く、運転者は覚醒
度が低い状態では運転を開始しない。そして、運転の継
続に伴い、覚醒度が高い状態(a)から、覚醒度が低下
傾向にある状態(b)を経て、覚醒度が低下し運転に危
険な状態(c)へと移行する。この(a)〜(b)〜
(c)の状態推移の状況(経過時間や覚醒度の低下度合
い等)は、運転者毎に、あるいは同一運転者であっても
運転者の体調その他の条件により異なる。
【0023】さらに、本発明者等の実験によれば、覚醒
度の高い状態から運転不能への移行は、所定時間の間、
例えば、数分〜10分以上の間に起っており、覚醒度の
高い状態から急激に運転不能の状態に陥ってはいない。
従って、本実施例では、上記のように、この所定時間よ
り短い時間を単位計測時間T(例えば、1分間)とし計
測している。
【0024】車両状態検出部30は、運転者のハンドル
操舵情報と車速情報とに基づいて走行すべき車両位置で
ある目標走行軌跡と実際の現在位置との差である横偏位
量Yを検出し、さらに単位計測時間T毎の横偏位量Yの
平均値である平均横偏位量dnを検出するものでる。こ
の横偏位量Yは、例えば、特開平5−85221号公報
に記載されているように、ドライバのハンドル操舵量と
車速に関連した物理量である車速情報(車速、車の加速
度等)とに基づいて検出することができる。この車両状
態検出部30は、図4に示すように、ハンドルの操舵量
を検出する操舵量検出手段31、自動車の速度(車速)
を検出する車速検出手段32、操舵量検出手段31で検
出された操舵量と車速検出手段32で検出された車速と
に基づいて、後述するように車両が走行すべき目標走行
軌跡からの車両現在位置の横偏位を演算する横偏位量演
算手段33、単位計測時間T毎の横偏位量Yの平均値を
計算する平均横偏位量計算手段34、単位計測時間Tを
計時する計時手段35から構成されている。
【0025】なお、まばたきパラメータ抽出部20にお
ける計時手段22が計時する単位計測時間Tと、車両状
態検出部30における計時手段35が計時する単位計測
時間Tとは、互いに同一時間間隔(例えば、1分間)
で、かつ、同時刻に開始、終了するよう設定されている
ことが、後述する統計的処理を行う上で望ましい。した
がって、計時手段22と計時手段35とは1つで兼用す
ることができる。
【0026】以下本実施例の作用を説明する。まばたき
検出部10においては、まず、運転者11の顔画像をT
Vカメラ12で撮影する。この際に、TVカメラ12の
みで撮影してもよいが、周囲の外乱光の影響を低減させ
るために、運転者に影響しないように可視光線以外の光
を照射する、例えば、図示しない赤外ストロボからなる
照明部を、TVカメラ12の撮影と同期して発光させる
ことにより、運転者の顔部を照明すると効果的である。
この照明部としては、赤外ストロボの他に、赤外線を発
光する赤外LEDでもよい。また、照明部から連続光を
発光させれば、TVカメラ12との同期は不要となり、
構成が簡単になる。
【0027】また、TVカメラ12を、例えば、1/1
000秒程度で高速シャッター動作させるのに同期し
て、赤外LEDをパルス発光させれば、屋外等の外乱光
の多い環境下でも安定した画像を得ることができる。
【0028】このようにして撮影された顔画像は、ビデ
オ信号としてA/D変換器13に取り込まれ、A/D変
換して、2次元ディジタル画像がフレームメモリ14に
格納される。図12の(1)にフレームメモリ14に格
納された顔の2次元ディジタル画像を示す。
【0029】次に、CPU15による画像処理を図5を
参照して説明する。ステップ102では、フレームメモ
リ14に格納されているディジタル画像を取り込み、ス
テップ104において例えば、テンプレートマッチング
法による画像処理により顔画像の中から目が存在する小
領域を検索し、ステップ106で目を含む小領域を目画
像として抽出する。図6(a)に目画像の例を示す。
【0030】図6(a)に示すような原画像としての目
画像が得られると、中心線L上の原画像の輝度変化は図
6(b)のようになる。ステップ108では、この図6
(b)のような1次元原画像を抽出して入力し、エッジ
処理を行い、ステップ110で図6(c)に示すよう
に、基準線上の画素毎の濃淡変化の大きさを表す1次元
エッジ画像を算出する。
【0031】エッジ処理を行うオペレータとしては、例
えば、次表の(1)に示すような単純な差分を求めるオ
ペレータでよい。また、(2)に示すような平滑化の機
能を持つオペレータであれば、ノイズの影響を低減でき
る。
【0032】 なお、エッジ処理を行うオペレータとして、ソーベルオ
ペレータ、ペレウィットオペレータ、またはロバーツオ
ペレータを用いてもよい。
【0033】ここで、まぶたの開度を図6(a)の中心
線L上で、上まぶたと眼球との境界点Aと、下まぶたと
眼球との境界点Bとの距離hとして定義すれば、開度を
測定するためには、境界点A、Bを各々検出すればよい
ことになる。一般に、眼球部分は皮膚部分であるまぶた
に比べて、反射率が小さくかつ暗く撮影されるので、先
の境界点Aでは、上から下に向かって明から暗へ、後の
境界点Bでは、上から下に向かって逆に暗から明に輝度
が急変する。このような輝度急変点では、エッジ画像の
値は極値点を持つことになるので、図6(c)のような
1次元のエッジ画像上で極値を持つ点を検出すれば、ま
ぶたの開度の測定が可能となる。
【0034】しかしながら、このような輝度急変点はま
ぶたと眼球との境界のみでなく、瞳孔と虹彩との境界
や、目のまわりのしわや影によっても生ずる。従って、
本実施例では目のまわりのしわや影によって誤検出しな
いように、次に述べる方法により、エッジ画像上で極値
を持つ点を選択しまぶたの開度の測定を行っている。
【0035】まず、ステップ112では、図6(c)の
1次元エッジ画像上で、エッジ値が正方向の極大値を持
つ点Pi(i=0,1)と、エッジ値が負方向の極小値(絶対値
は大)を持つ点Mi(i=0,1)とを算出する。以後、極大値
と極小値の両者をあわせて、エッジ極値点と呼ぶ。
【0036】また、ステップ114では、検索の初期位
置として、これらのエッジ極値点Pi 、Mi のうち図6
(b)の中点線L上の1次元画像のうち、最も暗い点C
に隣接し、最も内側のエッジ極値点の組合せを点Piと
点Miとから一つずつ選択する。図5の場合には、点P
0と点M0との組合せが検索の初期位置となるエッジ極
値点に相当する。
【0037】次に、ステップ116では、ステップ11
2で検索されたエッジ極値点と検索の初期位置となるエ
ッジ極値点に基づいて、最初の検索区間を決定する。す
なわち、各々の検索の初期位置からより外側のエッジ極
値点を検索するように、正の極値点は上方へ、負の極値
点は下方へ検索するように検索区間を決定する。図6で
は、点P1と点M1とが次のエッジ極値点であるので、
点P0と点P1との間が次の上方への検索区間になり、
点M0と点M1との間が次の下方への検索区間となる。
このように定められた検索区間内で、エッジ値の符号が
反転しているか否かをステップ118で判定し、反転し
ていない場合はステップ120で新たなエッジ極値点が
存在するか否か、すなわち新たな検索区間が見つかった
か否かを判定する。そして、新たな検索区間が見つから
なくなるか、あるいは、検索区間内でエッジ値の符号が
反転するまで、上方と下方へそれぞれ検索を繰り返す
(ステップ116、118、120)。図6では、点P
0と点P1との間でエッジ値は常に正であり、また、点
M0と点M1との間でエッジ値は常に負であるので、点
P1と点M1とを新たな出発点とし、検索を繰り返すこ
とになる。上記の検索結果を基に、同様に上方と下方へ
それぞれ検索区間を決定することになるが、図6(c)
では、P1より上方に、また、M1より下方には、新た
なエッジ極値点が存在しない。そこで、検索終了と判断
し、ステップ122で点P1と点M1をまぶたと眼球と
の境界点A、Bとする。
【0038】そして、ステップ124では、境界点A、
B間の距離を計数してまぶたの開度を演算し、まぶたの
開度が最小になったか否かを判断することによって、ま
ぶたが閉じているか開いているかを判定する。そして、
まぶたが閉じていることを示す閉眼情報を出力する。
【0039】このような処理により、本実施例では、個
人の顔の造り等の個人差にかかわらず、まぶたと眼球と
の境界点の抽出が可能になり、正確なまぶたの閉眼状態
の判定が可能になる。
【0040】なお、次の方法によってまぶたが閉じてい
るか否かを判断するようにしてもよい。
【0041】まず、フレームメモリに記憶されている顔
画像を取り込み、図12(1)に示すように顔画像を2
値化し、顔の2値画像から、顔の左右対称性、頭髪、眉
毛、まぶたの位置関係等に基づいてまぶたの存在領域を
抽出する。次に、顔画像からこのまぶたの領域に対応す
る領域からまぶた画像のエッジ(輪郭)を示す濃淡画像
(図12(3))を求める。次に、まぶたの輪郭線が最
適に検出できる濃度のしきい値を決定し、このしきい値
と濃淡画像の濃度とを比較してまぶたの輪郭線の2値画
像(図12(4))を得る。そして、得られたまぶたの
輪郭2値画像から上まぶたと下まぶたの距離を計測し、
この距離が最小になったか否かを判断してまぶたが開い
ているか閉じているか判定する。
【0042】まばたきパラメータ抽出部20において
は、まぶたの開閉情報に基づいて、連続してまぶたが閉
じている時間を閉眼時間計算手段21で算出し、まばた
きの閉眼時間とする。また、計時手段22によって計測
される計測開始時刻からの単位計測時間T毎に発生した
各まばたきの閉眼時間の平均値を平均閉眼時間計算手段
23で計算し、これを平均閉眼時間cnとする。ここで
nは変数の添え字であり、計測開始からの単位計測時間
T毎の通し番号を表す。すなわち、計測開始時刻からの
経過時間をtとすると n=t/T ・・・(1) である。
【0043】車両状態検出部30の操舵量検出手段31
においては、運転者のハンドル操舵量を検出し、検出し
た操舵量からカーブ等における車線内の走行を維持する
ために必要な操舵量を除いた修正操舵量δcを抽出し、
修正操舵量δc情報を出力する。
【0044】修正操舵量の抽出は、図13に示すよう
に、道路形状にかかわらず、短時間(例えば、10秒)
の間に走行する道路区間を直線路と仮定し、この直線路
を道路区間の始点と終点とを結ぶ直線で近似し、この直
線における操舵量を基準(0レベル、図13中点線で示
す)とする。これによって決められた操舵量の基準と検
出された操舵量との差を修正操舵量δcとする。
【0045】車両状態検出部30の車速検出手段32で
は車速Uを検出する。横偏位量演算手段33では、次の
(2)式で示すように、修正操舵量δcと車速Uの関数
で表される横加速度ゲインGyとの積の2階積分を演算
することによって横偏位量Yを求める。
【0046】 Y =(δc・Gy)/S2 ・・・(2) ただし、Sはラプラス演算子である。
【0047】計算された横偏位量Yは、平均横偏位量演
算手段34に入力され、まばたきパラメータ抽出部20
における単位計測時間Tと同期して単位計測時間T毎
に、横偏位量Yの平均値である平均横偏位量dnが演算
される。
【0048】以上述べたように単位計測時間T毎に、運
転者のまばたきの平均閉眼時間cnと車両の目標走行軌
跡からの平均横偏位量dnとが計測される。
【0049】次に覚醒度検出部40のCPUによる検出
処理ルーチンを図9を参照して説明する。まず、ステッ
プS401において計測開始からの経過時間tを0に、
カウンタnを1に、平均閉眼時間cnの平均値を求める
ために用いる変数sumを0に設定する、すなわち、各
種変数等を初期値に設定する。
【0050】ステップS402では、まばたきパラメー
タ抽出部20の出力である平均閉眼時間cnと車両状態
検出部30の出力である平均横偏位量dnとを読み込
む。
【0051】運転開始時には乗り込む動作、エンジンを
かける動作、車両を発進させる動作等を伴うため、運転
者の覚醒度は高い。このため、ステップS403では、
計測開始時間からの経過時間tが運転者の覚醒度が高い
と判断される所定時間td(例えば、3分)以内かどう
かを判定する。
【0052】ステップS403において、経過時間tが
所定時間td以内の場合は、ステップS404で、平均
閉眼時間cnを変数sumに加える。
【0053】次のステップS405で経過時間tが所定
時間tdに等しいかどうかを判断し、t=tdの場合、
すなわち計測開始時間から運転者の覚醒度が高いと判断
される所定時間td経過した場合には、ステップS40
6において所定時間td内の平均閉眼時間cnの平均値
を求め、この平均値を現在計測されている運転者の覚醒
時の平均閉眼時間の平常値coとする。
【0054】ステップS403において、経過時間tが
所定時間tdを越えている場合は、覚醒度が低下する可
能性があるので、ステップS407において計測開始時
間から時間t経過した時点までにおける、単位計測時間
T毎の平均閉眼時間cnを平常値coで除算し、この比
cn/coを平均閉眼時間比crnとする。これによっ
て、平均閉眼時間cnの平常値coに対する変化の大き
さを評価することができる。
【0055】ステップS408では、経過時間tまでに
得られた単位計測時間T毎の平均閉眼時間比crnと平
均横偏位量dnとを用いて、回帰直線を計算する。以
下、図10(a)〜(c)を用い、上述した運転の継続
と覚醒度との関係に基づき説明する。なお、上述の状態
(a)〜(c)は、それぞれ図10(a)〜(c)に対
応している。
【0056】図10(a)に示すように、この時点で覚
醒度に変化がなく、平均閉眼時間比crn及び平均横偏
位量dnがそれぞれの平常値に対して変化していない状
態では、散布図上で左下にデータが集中することにな
る。そのため、平均閉眼時間比crnと平均横偏位量d
nとの間に明確な関係は得られない。また、後に述べる
回帰直線の統計的検定結果も有意にはならない(統計的
に無意味になる)。
【0057】一方、覚醒度が低下傾向にあれば、平均閉
眼時間比crn及び平均横偏位量dnが増加するように
変化し、図10(b)に示すように、平均閉眼時間比c
rnと平均横偏位量dnとは散布図上で右上がりの直線
関係を示す。すなわち、図10(a)の状態から図10
(b)の状態に移る過程では、回帰直線の傾きが時間の
経過に伴って増加するが、覚醒度が低下傾向にある状態
でのデータが増えるにつれ傾きはほぼ一定となる。そし
て、さらに運転を続け、覚醒度が低下し運転に危険な状
態になるにつれ、図10(c)に示すように、この散布
図上での点はさらに左下から右上に推移することにな
る。このとき、回帰直線の傾きは、図10(b)の状態
からほとんど変化がない。すなわち、図10(b)に示
す覚醒度が低下傾向にある状態において、運転開始時か
らその時点までのデータを用いて得られる有意な回帰直
線は、さらにそのまま運転を続けて覚醒度が低下し、運
転に危険な状態になるまでのデータを用いて得られる図
10(c)の(有意な)回帰直線とほぼ同じである。し
たがって、そのような危険な状態に陥るまでのデータを
用いることなく、すなわち、運転に危険な状態に至る以
前に、覚醒度が高い状態から低下傾向にある状態までの
データのみを用いて、個人毎の特徴を正しく反映した回
帰直線を得ることができる。また、上記状態(a)から
(b)、(c)へ推移する状況が、運転者毎にあるいは
同一運転者であっても運転者の体調その他の条件が異な
る場合でも、正しく回帰直線を得ることができる。
【0058】ステップS409では、以下で説明するよ
うに、得られた回帰直線が統計的に有意か否かの検定を
行う。回帰直線が有意であれば、覚醒度が低下傾向にあ
る状態(b)になったとして、覚醒度の推定を行うこと
ができる。
【0059】すなわち、2変量(xk,yk)(ただ
し、k=1,2,・・・n)の組で表せる次の(3)式
で示される回帰直線において、次のような零仮説の検定
を行う。
【0060】帰無仮説H0: β1=0 対立仮説H1: β1≠0 y=α1+β1x ・・・(3) ここで、直線の傾きβ1が0のときは、全てのxについ
てy=α1であるので、yとxには直線関係がないこと
を意味する。
【0061】帰無仮説H0のもとでは、β1=0である
からβ1の予測値をβh1で表すと、次の(4)式で示
されるtoが、自由度n−2のt分布に従うことにな
る。
【0062】 to=βh1/(√(Ve/Sxx)) ・・・(4) ただし、Ve、Sxx等は次のように表される。
【0063】 Ve=Se/(n−2) ・・・(5) Se=Syy−Sxy2/Sxx ・・・(6)
【0064】
【数1】
【0065】従って、次の(12)式の条件を満たすと
き、有意水準αで仮説H0を棄却する。
【0066】 |to|≧t(n−2,α) ・・・(12) すなわち、有意水準αを、例えば5%としたとき、t分
布表の値がt(n−2,0.05)であるとすると、 to≧(n−2,0.05) ・・・(13) が成立するということは、回帰直線の傾きβ1が0であ
るという仮説が成立しない。従って、回帰直線は有意で
ある、すなわち統計的に意味のあることが確認できる。
【0067】なお、統計的検定は上記に述べた方法と数
学的に同値な次の方法によってもよい。
【0068】仮説H0のもとでは、次の式で示される分
散比Foが、自由度(1,n−2)のF分布に従う。
【0069】 Fo=VR/Ve ・・・(14) ただし、VR,Veは次の式で表される。
【0070】 VR=SR ・・・(15) Ve=Se/(n−2) ・・・(16) SR=Sxy2 /Sxx ・・・(17) Se=Syy−SR ・・・(18) なお、Sxx,Syy,Sxyは上記の式(7)〜
(9)と同様である。
【0071】従って、次の(19)式を満たすとき、有
意水準αで仮説H0を棄却する。 Fo≧F(1,n−2,α) ・・・(19) 検定の結果、計算した回帰直線が有意であればステップ
S410に進み、有意でなければステップS411に進
む。ステップS411では、得られた回帰直線は用い
ず、事前に得ている平均的な値の傾き及び切片を持つ回
帰直線を用いる。
【0072】ステップS410において、図11に示す
ように、得られた回帰直線から危険な走行状態を意味す
る予め定められた平均横偏位量の基準値D(例えば1
m)に対する平均閉眼時間比Rを求め、平均閉眼時間比
Rを運転に危険な平均閉眼時間比として、計測開始から
の経過時間t、すなわち現在時刻における平均閉眼時間
比crnの危険な平均閉眼時間比Rに対する比率crn
/Rを求め、この比率crn/Rを覚醒レベルとする。
この比率crn/Rが1以上のときは覚醒レベルは危険
なレベルである。
【0073】なお、上記では危険な走行状態を意味する
平均横偏位量の基準値Dとして隣接車線にはみ出すこと
に相当する量である1mに設定したが、走行環境に応じ
て、この値を変更することも可能である。
【0074】ステップS411では、事前に蓄えられて
いる複数の運転者の特徴から得た平均的な値の傾き、及
び平均的な切片を持つ回帰直線を用いて、ステップS4
10と同様の処理を行う。
【0075】ステップS412では、覚醒レベルを出力
する。ただし、t≦tdのときは、平常値を計測中であ
るので、覚醒レベルは出力しない。t>tdのときステ
ップS410またはステップS411で推定された覚醒
レベルの値を運転者の覚醒状態として、数値表示や、ラ
ンプの点滅速度等によって運転者に報知する。また、出
力された覚醒レベルを、音、振動、香り等によって運転
者を刺激する運転者の覚醒維持装置の入力として用いる
ことも可能である。
【0076】ステップS413では、カウンタnを1増
加し、次の単位測定時間における覚醒度推定処理に移行
する。
【0077】なお、ステップS408において、回帰直
線を求める際、計測時間から一定時間以上経ても、計測
された平均閉眼時間cnが平常値coに対して変化する
ことがなく、覚醒度の低下が見られない場合は、単位計
測時間T毎に得られる平均閉眼時間cnと平均横偏位量
dnとを間引きして、回帰直線を求める演算に使用しな
いようにすることも可能である。この方法によって、さ
らに時間を経て、覚醒度に変化が現れた際に、回帰直線
を的確に求めることができる。
【0078】上記実施例で説明した画像処理によるまば
たき検出は運転者に装着しなくても良いため、運転者に
負担をかけないという点で望ましいが、運転者のまぶた
に電極を貼着して眼電位を測定し、眼電位波形から、ま
ぶたの開閉を検出する方法を用いることもできる。
【0079】上記実施例では、まばたきパラメータ抽出
部において、まばたきパラメータとして閉眼時間を用い
た例を説明したが、本発明はこれに限定されることはな
く、まぶたが動いたときの振幅、まばたきの発生間隔時
間等を用いて覚醒度を推定することも可能である。
【0080】また,上記実施例の車両状態検出部におい
て、車両の状態量である横偏位量Yは、車速とハンドル
操舵量とに基づいて求めたが、車両に横加速度センサを
取付け、その出力値を2階積分しても求めてもよい。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、2の発
明によれば、計測開始時から個人の特徴を把握している
ので、事前に個人の特徴を学習させることなく、また、
その状況における個人差に応じた状態を自動車の運転作
業からそのまま得られたデータに基づいて得ているの
で、適切な覚醒度を検出することができる、という効果
がえられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の基本的な構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1のまばたき検出部の詳細を示すブロック図
である。
【図3】図1のまばたきパラメータ抽出部の詳細を示す
ブロック図である。
【図4】図1の車両状態抽出部の詳細を示すブロック図
である。
【図5】まばたき検出部の処理ルーチンを示す流図であ
る。
【図6】(a)は目画像の原画像、(b)は原画像から
得られる1次元原画像、(c)は1次元原画像から得ら
れる1次元エッジ画像を各々示す線図である。
【図7】平均閉眼時間と平均横偏位量との時間推移を示
す線図である。
【図8】平均閉眼時間と平均横偏位量との相関および一
次回帰直線を示す線図である。
【図9】覚醒度検出部の処理ルーチンを示す流図であ
る。
【図10】(a)は運転開始から数分経過後(覚醒度が
高い状態)の平均閉眼時間の平常値に対する比と平均横
偏位量との相関を示す線図、(b)は覚醒度が低下傾向
にある状態の平均閉眼時間の平常値に対する比と平均横
偏位量との相関を示す線図、(c)は覚醒度が低下した
状態の平均閉眼時間の平常値に対する比と平均横偏位量
との相関を示す線図である。
【図11】平均閉眼時間と平均横偏位との相関から得ら
れた一次回帰直線を示す線図である。
【図12】(1)はフレームメモリに格納された顔画
像、(2)は顔の2値画像、(3)は目の輪郭の濃淡画
像、(4)は目の輪郭の2値画像を各々示す図である。
【図13】修正操舵量の抽出方法を説明するための線図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 倫明 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41 番地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 山本 新 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41 番地の1 株式会社豊田中央研究所内 (56)参考文献 特開 平6−144071(JP,A) 特開 平5−85221(JP,A) 特開 昭56−21920(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 28/06 G08G 1/16 A61B 5/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転者のまぶたの動きから閉眼時間、ま
    ぶたの開度、まぶたの動きの振幅、まばたきの頻度、ま
    ばたきの発生間隔時間、及びこれらの平均値のいずれか
    1つで表されるまばたきパラメータを抽出する抽出手段
    と、 目標走行軌跡からの車両の横偏位量を検出する横偏位量
    検出手段と、 まばたきパラメータと車両の横偏位量とに基づいて、
    ばたきパラメータと車両の横偏位量との相関関係を表す
    回帰式を演算する回帰式演算手段と、 前記回帰式が統計的に有意か否かを検定する有意性検定
    手段と、 有意と検定された回帰式に基づいて運転者の覚醒度を検
    出する覚醒度検出手段と、 を含む運転者の覚醒度検出装置。
  2. 【請求項2】 前記まばたきパラメータ検出手段は、目
    を含む領域の濃淡画像を入力し、該領域においてまばた
    き方向の基準線上の画素の濃淡変化を表す1次元画像を
    抽出すると共に、前記1次元画像に基づいて前記基準線
    上の画素毎の濃淡変化の大きさを表す1次元エッジ画像
    を算出するエッジ画像算出手段と、前記1次元エッジ画
    像における濃淡変化の極値に基づいて上まぶたと眼球と
    の境界を示す第1の境界点及び下まぶたと眼球との境界
    を示す第2の境界点を検出するまぶた検出手段と、検出
    した第1の境界点と第2の境界点とに基づいてまばたき
    パラメータを演算するパラメータ演算手段と、を含む請
    求項1記載の運転者の覚醒度検出装置。
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