JP3127483U - 止めネジ部材における締付け用ネジ穴構造 - Google Patents

止めネジ部材における締付け用ネジ穴構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 各ネジ穴構造となる嵌合穴部に対する取付け工具先端の各締付け羽根を仮嵌装して保持させる。
【解決手段】 締付け用ネジ穴となる嵌合穴部15について、止めネジ部材11のネジ軸芯16を中心に同一内径による壁面状にした上で、該壁面をほぼ等角間隔で3個に分割させた各内壁面部17とし、該各内壁面部17からは、ネジ軸芯16に対して放射状方向で締付け受圧該当面となる各受圧突設面19を形成させ、また、該各受圧突設面17の内端縁を非締付け受圧該当面としての対応する各内壁面部17に延長結合させて各非受圧結合面20とした上で、少なくとも各受圧突出面19および各非受圧結合面20を、ネジ軸芯16に対してネジ頭部側へやや拡径する円錐面状に配置させる。
【選択図】 図1

Description

本考案は、止めネジ部材として、ネジ頭部に凹陥状に形成される締付け用ネジ穴構造に関する。
さらに詳しくは、所要長さ寸法を有する止めネジ部材、すなわち、ネジ先端に切り込みネジ部を削成させた上で、該ネジ先端の切り込みネジ部からネジ胴部の周面にかけて一連の所要ピッチによる締付けネジ部に螺刻させると共に、ネジ頭部の頭頂面に締付け用ネジ穴となる嵌合穴部を所要深さに凹陥させて形成した止めネジ部材の改良、特に締付け用ネジ穴となる嵌合穴部の改良に係る。
従来から、この種の止めネジ部材における凹陥形成したネジ穴構造、つまり、締付け用ネジ穴となる嵌合穴部の構成に関しては、いわゆる、プラスネジ(+ネジ)を基本的構造として種々に創設された各形態構成がよく知られている。
これらの既提出された各締付け用ネジ穴構造、すなわち、嵌合穴部を有する止めネジ部材は、一般に電動工具となる締付け工具、いわゆるドライバ工具の先端に仮嵌装して保持させることで、例えば、構築物細部における取付け手段の一つとして、ほぼ使い切り同然に使用されるのが通常の形態である。
しかしながら、従来のこの種の各ネジ穴構造となる嵌合穴部においては、止めネジ部材自体を締付け工具の先端に仮嵌装して保持させることを前提にし、かつ該仮嵌装保持が、嵌合穴部の締付け受圧該当面となる各受圧突設面に対して、ドライバ工具先端の該当する各締付け羽根を接圧させ、しかも、この接圧状態での保持作用を締付け工具に与える締付けトルクから得ているので、各ネジ穴構造となる嵌合穴部に対する取付け工具先端の各締付け羽根を仮嵌装させる整合性が極めて悪く、かつ仮嵌装した状態での保持が困難であるなどの不都合があった。
本考案は、上記従来のネジ穴構造における各問題点を改善するためになされたもので、その目的とするところは、各ネジ穴となる嵌合穴部の構成を改善して、取付け工具への嵌装保持を確実かつ効果的になし得るようにした、この種の止めネジ部材における締付け用ネジ穴構造を提供することである。
本考案に係る止めネジ部材における締付け用ネジ穴構造は、ネジ先端に切り込みネジ部を削成させた上で、該ネジ先端の切り込みネジ部からネジ胴部の周面にかけて一連の所要ピッチによる締付けネジ部に螺刻させると共に、ネジ頭部の頭頂面に締付け用ネジ穴となる嵌合穴部を所要深さに凹陥させて形成した止めネジ部材の構成において、
前記締付け用ネジ穴となる嵌合穴部につき、
前記止めネジ部材のネジ軸芯を中心に同一内径による壁面状に形成され、該壁面を平面ほぼ等角間隔の範囲内で3分割させた各内壁面部を有しており、かつ該各内壁面部からは、前記ネジ軸芯に対して放射状方向で締付け受圧該当面となる各受圧突設面を形成させ、また、該各受圧突設面の内端縁を非締付け受圧該当面としての前記対応する各内壁面部に延長結合させて同数の各非受圧結合面とした上で、前記少なくとも各受圧突出面および各非受圧結合面を、前記ネジ軸芯に対してネジ頭部側へやや拡径する円錐面状に配置させたことを特徴としている。
本考案に係る止めネジ部材における締付け用ネジ穴構造によれば、締付け用ネジ穴となる嵌合穴部に対応した締付け工具を用いることで、該締付け工具により、止めネジ部材をして、その嵌合穴部を仮嵌装して保持させることができる。
(実施例)
以下、本考案に係る止めネジ部材における締付け用ネジ穴構造の一実施例、および該止めネジ部材を締着させるために用いられる締付け工具(ドライバ)の一例につき、添付図面を参照してそれぞれ詳細に説明する。
本実施例による止めネジ部材11は、図1および図2に示す如く、ネジ先端に切り込みネジ部12を削成させた上で、該ネジ先端の切り込みネジ部12からネジ胴部の周面にかけて一連の所要ピッチによる締付けネジ部13に螺刻させると共に、ネジ頭部14の頭頂面14aに締付け用ネジ穴となる嵌合穴部15を所要深さに凹陥させて形成したものである。
而して、前記締付け用ネジ穴となる嵌合穴部15については、前記止めネジ部材11のネジ軸芯16を中心に同一内径による壁面状内面18に形成させると共に、該壁面状内面18に対して平面ほぼ等角間隔の範囲内で3分割された各内壁面部17,17,17をそれぞれに有している。
また、前記各内壁面部17からは、前記ネジ軸芯16に対して放射状方向で締付け受圧該当面となる各受圧突設面19を形成させると共に、該各受圧突設面19の内端縁19aを非締付け受圧該当面としての前記対応する各内壁面部17に延長結合させて同数の各非受圧結合面20とした上で、前記少なくとも各受圧突設面19および各非受圧結合面20を前記ネジ軸芯16に対して、前記ネジ頭部14側へやや拡径する円錐面状に配置させたものである。
次に、上記止めネジ部材11を締着させるための一例による締付け工具41は、図3および図4に示す如く、先端の締付け部42を除いて公知公用のものであって何ら差し支えはなく、該先端の締付け部42は、上記締付け用ネジ穴となる嵌合穴部15の構成に対応して形成されており、上記各受圧突設面19に一致して、該各受圧突設面19を押圧することで締付け作用を得る3枚の各締付け加圧面44を配置した同数の締付け羽根43を有している。
従って、前記締付け工具41の各締付け羽根43に上記止めネジ部材11の嵌合穴部15を仮嵌装して保持させるには、該締付け工具41の締付け部42に形成されている各締付け羽根43の部分に対して、嵌合穴部15を単に被嵌させるだけで良く、これらの両者の嵌合面相互が前述した如くに特定の円錐面状に形成されているので、嵌合操作が極めて容易であるばかりか、嵌合された状態では、締付け工具41にある3枚の各締付け加圧面44に嵌合穴部15の対応する各受圧突設面19が緊密に納まって容易に嵌装されることになるのである。
すなわち、以上のようにして本実施例においては、嵌合穴部15について、ネジ軸芯16を中心に同一内径による壁面状内面18に形成し、該壁面状内面18に3分割された各内壁面部17を形成させた上で、各内壁面部17からは、ネジ軸芯16に放射状方向で締付け受圧該当面となる各受圧突設面19を形成させ、かつ該各受圧突設面19を非締付け受圧該当面として対応する各内壁面部17に結合させて各非受圧結合面20とし、少なくとも各受圧突設面19および各非受圧結合面20をネジ頭部14側へやや拡径する円錐面状に配置させて止めネジ部材11の取付け用ネジ穴構造としたので、次のような利点が得られる。
すなわち、
(1) 各ネジ穴構造となる嵌合穴部に対する締付け工具先端の各締付け羽根を嵌装させるための整合性が優れていること、
(2) 嵌合穴部に対する締付け工具の仮嵌装保持が確実かつ容易になり、このために締付け工具の耐用寿命が増すこと、
(3) 嵌合穴部の構成、ひいては止めネジ部材自体の作製が簡略化され、かつ嵌合穴部を構成させるネジ頭部の加工割れが生じ難いこと、
(4) 締付け工具による嵌合穴部への締付け時のブレがないため、結果としての作業性の向上を図れること、
(5) 嵌合穴部の形状により、止めネジ部材自体の軽量化が可能であること、
などである。
以上のように、本考案の実施例においては、ネジ頭部に嵌合穴部を形成しているが、このネジ頭部は平頭状あるいは皿頭状に限らず、丸頭状の場合にも適用でき、また、締付け工具についても、必ずしも嵌合穴部に対応させたものでなくてもよい。
本考案の一実施例を適用した平頭状をなす止めネジ部材における嵌合穴部を形成したネジ頭部を示す平面拡大図である。 同上止めネジ部材の中央部を縦断して示す断面図である。 同上止めネジ部材に対する締付け工具の一例を示す全体側面図および基部側端面図である。 同上締付け工具における各締付け羽根部分の先端側を拡大して示す端面図および側面図である。
符号の説明
11 止めネジ部材
12 切り込みネジ部
13 締付けネジ部
14 ネジ頭部
14a ネジ頭部の頭頂面
15 嵌合穴部
16 ネジ軸芯
17 内壁面部
18 壁面状内面
19 受圧突設面
19a 受圧突設面の内端縁
20 非受圧結合面
41 締付け工具
42 締付け部
43 締付け羽根
44 締付け加圧面

Claims (1)

  1. ネジ先端に切り込みネジ部を削成させた上で、該ネジ先端の切り込みネジ部からネジ胴部の周面にかけて一連の所要ピッチによる締付けネジ部に螺刻させると共に、ネジ頭部の頭頂面に締付け用ネジ穴となる嵌合穴部を所要深さに凹陥させて形成した止めネジ部材の構成において、
    前記締付け用ネジ穴となる嵌合穴部につき、
    前記止めネジ部材のネジ軸芯を中心に同一内径による壁面状に形成され、該壁面を平面ほぼ等角間隔の範囲内で3分割させた各内壁面部を有しており、かつ該各内壁面部からは、前記ネジ軸芯に対して放射状方向で締付け受圧該当面となる各受圧突設面を形成させ、また、該各受圧突設面の内端縁側を非受圧該当面としての前記対応する各内壁面部に延長結合させて同数の各非受圧結合面とした上で、前記少なくとも各受圧突設面および各非受圧結合面を、前記ネジ軸芯に対して前記ネジ頭部側へやや拡径する円錐面状に配置させたことを特徴とする止めネジ部材における締付け用ネジ穴構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016540160A (ja) * 2013-10-01 2016-12-22 アルコア インコーポレイテッド 非対称ファスナの窪み部及びキー
WO2023099404A1 (de) * 2021-12-01 2023-06-08 Schmid Schrauben Hainfeld Gmbh Schraube, werkzeug und anordnung mit einer schraube und einem werkzeug

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