JP3126176U - 足洗浄用ミニ回転ブラシ - Google Patents

Abstract

【課題】本考案は足の指間、角質、凹凸部など細やかな部分の足の洗浄を、ひとつの用具でスムースに行なえる足清浄用具を提供する。
【解決手段】柄１の一方の先端の一側にブラシ部台２を形成し、もう一方の先端部にブラシ台２とは逆向きに楕円形状ブラシ部３を設け、ブラシ部３の背面に楕円形状のヤスリ部４を形成したコンパクトな足専用洗浄用具であり、洗浄器具の選択は必要に応じて、柄の中央部を指で縦横に回転させる事により自在にしかもスピーディーに行なう事ができ、足全体をより清潔に保ち皮膚の疾患の予防効果が期待でき、また一体型なので個別の洗浄具を用意することが不要となる。
【選択図】図３

Description

本考案は、１本の柄の各先端に、足の指間用ブラシ、角質用ブラシ、足の複雑な形状にフィットするブラシを設けた足専用の洗浄用具である。

これまで使われていた足用の多機能洗浄用具として、特許文献（特開２０００−５０９６０号公報）に示すものが提案されている。この多機能洗浄用具は、図１に示すように、一方の柄から角のように突き出た足指間用の２本の棒状ブラシ、先端部の洗浄ブラシ、他端のツボ押し部で形成されている。足指間の洗浄では、２本の棒状ブラシを足指に挟み込み、複数の指間部を同時にブラッシングすることがきる。しかしながら、棒状ブラシの形状では、指の先端部、見落しがちな指裏の凹凸部、爪などにフィットせず、細部の汚れや角質を落とすのには適さない。また洗浄ブラシは、踵や足裏など大まかな面の洗浄に適しているが、起伏に富んだ足の形状にフィットさせ注意深く丹念に洗浄する方法には適さない。

他の従来の足用の洗浄用具として、特許文献（特開２００６−５７９号公報）に示すものが提案されている。この洗浄用具は、図２に示すように、全体の形状は持手とブラシ部からなり、洗浄箇所は足の裏用として限定されている。ブラシ部は、親指から小指までにあたる長さで、長手方向に中央がくぼんだ湾曲形状を形成しているので、足裏の各指や指間のブラッシングには最適だが、他の箇所の洗浄には別のブラシが必要となる。このように足指間、角質、凹凸部等の清浄にあっては、それぞれのブラシで行なっていたのでブラシの取り替えに手間がかかった。

本考案は各器具の形状をコンパクト化することで、足指の裏側、くるぶし、踵周辺などの凹凸のある見えにくい箇所を、ピンポイントで的確に洗浄することが可能となり前述の欠点を解決しようとするものである。

本考案は、足指間、角質、凹凸部の清浄にあっては、各器具を一体型の形状にすることで、持ち替えの手間を省くことが可能になり、前述の欠点を解決しようとするものである。

本考案は、（請求項１）、（請求項２）である。

水虫等の雑菌の繁殖予防には、入浴の際の適切な足の手入れが欠かせない。本考案は小型なため収納しやすく操作も手軽なことから、入浴時における足ケアの習慣を、ハブラシ感覚で身につける事に役立つ。

考案の実施するための最良の形態

以下、添付図に従って実施例を説明する。図３において、柄１の一方の先端部に足指間の洗浄ブラシ２を、もう一方の先端部に足指の裏側、くるぶし、踵など凹凸面のある見えにくい箇所の垢を落とす清浄ブラシ３と、３のブラシ台の背面に足の側部にでき易い角質化の初期症状に対応するヤスリ４とを組み合わせて、小型で一体型の足専用の洗浄器具を構成している。

以下、添付図に従って実施例を説明する。図４において、柄１の一方の先端部に足指間の洗浄ブラシ２と足指側面の洗浄をスピーディーに行なうためのアーチ５を、もう一方の先端部に足指の裏側、くるぶし、踵などの凹凸面のある見えにくい箇所の垢を落とす清浄ブラシ３と、３のブラシ台の背面に足の側部にでき易い角質化の初期症状に対応するヤスリ４とを組み合わせて、小型で一体型の足専用の洗浄器具を構成している。

以下、図５に従って実施例の使用方法を説明する。柄のアーチ部５を足指間に挟み込んだ状態からブラッシングが行なえる事により、足指側面を的確にスピーディーに洗浄するのが可能となる。

以下、図６に従って実施例の使用方法を説明する。各器具の小型化と器具の一体化により用具の軽量化が計られることから、柄の中央部を指で回転させるだけで３つの器具の選択操作がスピーディーに行なえ、これにより姿勢を崩さずに洗浄が続けられる事で問題点を解決している。例えば足指間から角質部へ移行する時は、柄を、縦、横の順に回転させる事により先端器具が瞬時に入れ替わり、これにより間断なく洗浄が行える。

柄１は、形状は、直線か緩いＳ字を描き、手で握り易くするために中央部の直径はやや太めにする事が好ましい。色は自然色かスケルトンが望ましく、質感は木か弾力性のある樹脂系の材料を用いることが好ましい。柄の中央の回転部は適宜素材にで滑り止めカバーを設けるのが望ましい。

ブラシ部２．は、刷毛材料には、肌に優しい耐水性の優れた素材として豚毛等の獣毛か、ポリプロピレン等の樹脂系の素材を用いるのが望ましい。ブラシ部は使用前にぬるま湯で濡らし、ボディーソープ等を付け泡立ててから足指間の洗浄に使用する。

ブラシ部３は、マッサージ用に適した楕円形に整形され、刷毛は足指間ブラシ２より短めの硬質な樹脂系材料か天然材料を用いるのが望ましい。ブラシ部は使用前にぬるま湯で濡らし、ボディーソープ等を付け泡立ててから足の細部や凹凸部の洗浄に使用する。

ヤスリ部４は、金属性か天然素材を用いるのが望ましい。

トイレ付ユニットバスが単身者向け集合住宅やビジネスホテルなどに普及し、昨今のライフスタイルとして定着している事を鑑み、上述した考案は狭いユニットバスの浴槽内において図７のような姿勢を維持したまま、足の各部の清浄を間断なく行なうことに役立つ。

また本考案は、携帯用としてホテルや旅館などでの利用、宿泊者に供する足のケア用具にも適している。

特開２０００−５０９６０号の指間ブラシ。 特開２００６−５７９号の足の裏用ブラシ。 本考案の足洗浄用ミニ回転ブラシの実施例を示す（ａ）は正面図、（ｂ）は側面図である。 本考案の足洗浄用アーチ付ミニ回転ブラシの実施例を示す側面図である。 本考案の足洗浄用アーチ付ミニ回転ブラシの足指側面への使用例を示す図である。 本考案のブラシの柄を、指を使って回転させる動作を示す図である。 本考案のブラシをユニットバスの浴槽内で使用する際の、姿勢や動作の一例を示す図である。

符号の説明

１柄
２足指間用ブラシ
３細部と凹凸面用ブラシ
４角質用ヤスリ
５アーチ部

Claims (2)

1. 柄１の一方の先端部の一側にブラシ部２を形成し、もう一方の先端部の他側に楕円形状ブラシ部３を形成し、楕円形状ブラシ部３の背面に楕円形状のヤスリ部４を設けた一体型の足洗浄用ミニ回転ブラシ。
2. 柄１の一方に先端部の一側にブラシ部２とアーチ部５を形成し、もう一方の先端部に楕円形状ブラシ部３を形成し、楕円形状ブラシ部３の背面に楕円形状のヤスリ部４を設けた一体型の足洗浄用アーチ付ミニ回転ブラシ。

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