JP3125702B2 - パネル - Google Patents

パネル

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JP3125702B2
JP3125702B2 JP09001748A JP174897A JP3125702B2 JP 3125702 B2 JP3125702 B2 JP 3125702B2 JP 09001748 A JP09001748 A JP 09001748A JP 174897 A JP174897 A JP 174897A JP 3125702 B2 JP3125702 B2 JP 3125702B2
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豪 下里
哲男 古谷
信幸 寺戸
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Kokuyo Co Ltd
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Kokuyo Co Ltd
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  • Tables And Desks Characterized By Structural Shape (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、机やテーブル等の
天板、パーティションパネル等として利用可能なパネル
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、机やテーブル等の天板に適用され
る一部に湾曲部を有した平面形状をなすパネルの構成と
しては、全体が一枚ものの板材から形成されるものや、
芯材の上下両面に面材を添設したフラッシュ構造をなす
ものや、矩形状のパネル本体に湾曲部を有する補助天板
を接合して構成するものなどがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、全体が一枚
ものの板材から形成されるパネルは、ムク板材等から直
接ルータ等によって削り出して作られるため、構造は簡
単であるが材料費がかかり、しかも完成するパネルが非
常に重いという欠点がある。一方、フラッシュ構造のも
のは、木製のパーチ角材等をパネルの外形を含むように
組み合わせて、パネル周辺部を補強する根太材を作り、
この根太材の内側の隙間にペーパコア等の軽量芯材を配
設して芯材を構成するとともに、この芯材の上下両面に
表面材及び裏面材を貼着した後、所定のパネル形状に沿
って根太材を表裏面材とともにルーター等によって切断
するようにしている。このため、ペーパコアを利用でき
る分、パネルを軽くすることができるが、パネルの外形
に沿って根太材を正確に組まなければならず、ねじ止め
が必要な箇所がある場合には前記根太材をその箇所が含
まれるように構成する必要があるなど、パネルの形状が
複雑になるほど製造に手間とコストが掛かるという欠点
がある。
【0004】また、矩形状のパネル本体に湾曲部を有す
る補助天板を接合して構成する場合には、特にパネル本
体と補助天板との接合部が上載荷重に弱く、有効な天板
強度を確保することが難しい。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解消する
ために、本発明は、湾曲部を含む平面形状に略対応した
形状の補強材を挟み込むようにして、その上下両面に湾
曲部を含む略全周に亘ってその縁部に相互に近づく方向
の折曲部を形成してなる一対の鋼板とを添設し、簡単な
構成で高強度のパネルを提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明にかかるパネル
は、一部に湾曲部を有した平面形状をなすものであっ
て、その湾曲部を含む平面形状に略対応した形状の補強
材と、この補強材を挟み込むようにして上下両面に添設
され前記湾曲部を含む略全周に亘ってその縁部に相互に
近づく方向の折曲部を形成してなる一対の鋼板とを具備
してなり、パネルの平面形状よりも小さい相似形状にカ
ットした補強材の上下両面に鋼板を添設、接合して構成
し、上下の鋼板の折曲部にエッジ部材を挾持させている
ものであり、エッジ部材の基端側の上下両面に設けた溝
に鋼板の折曲部を係合させているものである。
【0007】このようにすれば、ペーパコア等の補強材
をカットし、折り曲げ加工等の縁部処理を施した鋼板を
上下両面に添設、接合するだけで構成することができる
ため、ムク材を用いる場合に比べて、高級な材料が不要
となる上に、ムク材を削り出す時のような加工上の手間
が掛からず、しかも軽くて多様なパネル形状に容易に対
応することができる。また、矩形状のパネル本体に湾曲
部を有する補助天板を接合して構成する場合に比べて、
全体が一体でありかつ縁部の略全周に折曲部を形成して
いるため曲げ荷重及び上載荷重に強い撓みの少ないもの
となり、有効な天板強度も確保することが可能となる。
【0008】また、上下の鋼板の折曲部にエッジ部材を
挾持させているので、鋼板がエッジ部材の取着手段を兼
ねることになり、パネル本体に溝を設けてエッジ部材を
打ち込む構造やパネル本体にビスを用いてエッジ部材を
止着する構造に比べて、格別な止着手段が不要となる上
に、パネル本体を作り込む作業時にエッジ部材も同時に
取り付けることができるので、製作工数を大幅に削減す
ることが可能となる。さらに、エッジ部材の基端側の上
下両面に溝を設け、これらの溝に鋼板の折曲部を係合さ
せているので、簡単な構成で確実にエッジ部材を止着す
ることができる。
【0009】湾曲部に対応する縁部のエッジ部材を、種
々のパネル形状に容易に適合しその添設状態が極めて良
好なものとなるようにするには、湾曲部に対応する縁部
のエッジ部材に軟質樹脂製のものを用いることが望まし
い。
【0010】さらにパネルの外観を見栄えのよいものに
するには、上板の鋼板の上面に、化粧板を貼着すること
が望ましい。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1〜図4
を参照して説明する。本実施例は、図1に示すように、
本発明のパネルを机Aの天板1に適用した場合について
説明するものである。天板1は、左右両側縁101、後
縁102、前縁左半部103aが直線状をなし、前縁右
半部103bに略3角形状の湾曲部2を有する平面形状
のものである。そして、この天板1は図2に示すよう
に、天板1の湾曲部2を含む平面形状に略対応した形状
の補強材3と、この補強材3を挟み込むようにして上下
両面に添設されてなる一対の鋼板4と、上側の鋼板4の
上面に貼着してなる化粧板6と、天板1の縁部に沿って
取着されるエッジ部材7とから構成されている。
【0012】補強材3は、天板1の平面形状よりも若干
小さい相似形状のもので、例えばペーパコアやペーパハ
ニカム等の軽量素材から構成されるものである。鋼板4
は、天板1の湾曲部2に対応する湾曲部10を有する天
板1の平面形状に略対応するもので、湾曲部10を含む
全周に亘ってその縁部に折り曲げ加工を施し、折曲部9
を形成しているものである。
【0013】折曲部9は、鋼板4の直線状をなす左右両
側縁401、後縁402に形成され面板部4aに対して
直角に起立した起立壁をさらに内方向に水平に折り曲げ
た逆L字型の第1折曲部9aと、湾曲部10を有する前
縁403に形成され面板部4aに対して直角に起立した
起立壁からなる第2折曲部9bとからなる。そして、補
強材3を間に挟み込むようにして、一対の鋼板4を、折
曲部9が相互に近づく方向に対面配置して添設、接合
し、上側の鋼板4の上面に化粧板6を貼着し、折曲部9
にエッジ部材7を挾持して天板1を構成するものであ
る。
【0014】化粧板6は、完成状態で天板1の平面形状
に合致した大きさに成形される、例えばメラミン化粧板
や合板等の素材からなるものである。エッジ部材7は、
図2及び図3に示すように、鋼板4において直線状をな
す左右両側縁401、後縁402に取着される硬質の材
質からなる第1エッジ部材701と、図2及び図4に示
すように、湾曲部10を有する前縁403に取着される
第2エッジ部材702とからなる。特に、第2エッジ部
材702は、軟質樹脂から形成された比較的厚みを有す
るものであり、湾曲部10の形状に沿って容易に変形さ
せることができるものである。各エッジ部材701、7
02の基端701a、702a側の上下両面には、第1
折曲部9a、第2折曲部9bの形状に略対応する形状の
溝701b、702bが形成され、両鋼板4を補強材3
の上下両面に添設する際に、これらの溝701b、70
2bに各々第1折曲部9a、第2折曲部9bを係合させ
て各第1、第2エッジ部材701、702を上下の鋼板
4間に止着している。
【0015】このような構成のものならば、ペーパコア
等の補強材3をカットし、折り曲げ加工の縁部処理を施
した鋼板4を上下両面に添設、接合するだけで天板1の
主要部を構成することができるため、ムク材を用いる場
合に比べて、高級な材料が不要となる上に、ムク材を削
り出す時のような加工上の手間が掛からず、しかも軽く
て多様な天板形状に容易に対応することができる。ま
た、全体が一体であり縁部略全周に折曲処理を施してい
るため曲げ荷重に強く撓みの少ないものとなり、有効な
天板強度も確保することが可能となる。
【0016】そして、上下の鋼板4の折曲部9にエッジ
部材7を挾持させ、鋼板4がエッジ部材7の取着手段を
兼ねているので、天板本体に溝を設けてエッジ部材を打
ち込む構造や天板にビスを用いてエッジ部材を止着する
構造に比べて、格別な止着手段が不要となる上に、天板
1を作り込む作業時にエッジ部材7も同時に取り付ける
ことができ、製作工数を大幅に削減することが可能とな
る。
【0017】さらに、エッジ部材7の基端側701a、
702aの上下両面に溝701b、702bを設け、こ
れらの溝701b、702bに鋼板4の折曲部9を係合
させているので、簡単な構成で確実なエッジ部材7の止
着が可能となる。特に、湾曲部2を有する前縁103に
取着される第2エッジ部材702を軟質樹脂製のものと
しているので、湾曲部10の形状に容易に適合し、その
添設状態を極めて良好なものにすることができる。
【0018】また、上側の鋼板4の上面に、化粧板6を
貼着しているので、天板1の外観を見栄えのよいものに
することができる。なお、各部の具体的な構成は、上述
した実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を
逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0019】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され以下に記載されるような効果を奏する。すなわ
ち、本発明に係るパネルは、一部に湾曲部を有した平面
形状をなすものであって、その湾曲部を含む平面形状に
略対応した形状の補強材と、この補強材を挟み込むよう
にして上下両面に添設され前記湾曲部を含む略全周に亘
ってその縁部に相互に近づく方向の折曲部を形成してな
る一対の鋼板とを具備してなり、パネルの平面形状より
も小さい相似形状にカットした補強材の上下両面に鋼板
を添設、接合して構成し、上下の鋼板の折曲部にエッジ
部材を挾持させているものであり、エッジ部材の基端側
の上下両面に設けた溝に鋼板の折曲部を係合させている
ものである。
【0020】このような構成のものならば、加工上の手
間を掛けずに低コストで、しかも軽くて多様な形状に容
易に対応可能なパネルを提供することができる。しか
も、全体が一体であり、かつ縁部に折曲部を形成してい
るので、曲げ荷重及び上載荷重に強く撓みの少ない、有
効な天板強度を確保することができる。また、上下の鋼
板の折曲部にエッジ部材を挾持させているので、格別な
止着手段が不要となり部品点数の削減が計れるととも
に、天板本体を作り込む作業時にエッジ部材も同時に取
り付けることができるので製作工数を大幅に削減するこ
とが可能となる。さらに、エッジ部材の基端側の上下両
面に溝を設け、これらの溝に鋼板の折曲部を係合させて
いるので、簡単な構成で確実にエッジ部材を止着するこ
とができる。
【0021】湾曲部に対応する縁部のエッジ部材に軟質
樹脂製のものを用いるならば、エッジ部材を湾曲部の形
状に沿って容易に変形させることができるので、種々の
天板形状に容易に適合させることができ、添設状態も極
めて良好なものとすることができる。また、そのクッシ
ョン作用により有効な緩衝効果も得ることができる。
【0022】上板の鋼板の上面に、化粧板を貼着するよ
うにするならば、パネル全体の見栄えを格段によくする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】同分解斜視図。
【図3】同断面図。
【図4】同断面図。
【符号の説明】
1…パネル(天板) 2…湾曲部 3…補強材 4…鋼板 6…化粧板 7…エッジ部材 701…第1エッジ部材 702…第2エッジ部材 701a、702a…基端 701b、702b…溝 9…折曲部 9a…第1折曲部 9b…第2折曲部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−252408(JP,A) 実開 昭60−1345(JP,U) 実開 昭58−114130(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47B 13/08 A47B 96/18 - 96/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一部に湾曲部を有した平面形状をなすもの
    であって、その湾曲部を含む平面形状に略対応した形状
    の補強材と、この補強材を挟み込むようにして上下両面
    に添設され前記湾曲部を含む略全周に亘ってその縁部に
    相互に近づく方向の折曲部を形成してなる一対の鋼板と
    を具備してなり、パネルの平面形状よりも小さい相似形
    状にカットした補強材の上下両面に鋼板を添設、接合し
    て構成し、上下の鋼板の折曲部にエッジ部材を挾持させ
    ているものであり、エッジ部材の基端側の上下両面に設
    けた溝に鋼板の折曲部を係合させていることを特徴とす
    るパネル。
  2. 【請求項2】湾曲部に対応する縁部のエッジ部材に軟質
    樹脂製のものを用いていることを特徴とする請求項1記
    載のパネル。
  3. 【請求項3】上側の鋼板の上面に、化粧板を貼着してい
    ることを特徴とする請求項1又は2記載のパネル。
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JPS6022820Y2 (ja) * 1982-01-29 1985-07-08 フクビ化学工業株式会社 机、卓子等の廻り縁
JPS601345U (ja) * 1983-06-20 1985-01-08 伊藤喜オ−ルスチ−ル株式会社 スチ−ル家具用のパネル状部材
JPH0798009B2 (ja) * 1989-03-26 1995-10-25 コクヨ株式会社 エッジカバー

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