JP3125666B2 - パン製造機のパン取り出し具 - Google Patents

パン製造機のパン取り出し具

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JP3125666B2
JP3125666B2 JP08013689A JP1368996A JP3125666B2 JP 3125666 B2 JP3125666 B2 JP 3125666B2 JP 08013689 A JP08013689 A JP 08013689A JP 1368996 A JP1368996 A JP 1368996A JP 3125666 B2 JP3125666 B2 JP 3125666B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パン容器にパン材
料をセットすると、所定の時間に自動的にパンを焼き上
げるパン製造機において、パン容器中の焼き上がったパ
ンを取り出すのに使用するパン取り出し具に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のパン製造機は、図8及び
図9に示すような構成が一般的であった。以下、その構
成について図面を参照しながら説明する。図8及び図9
において1は本体上、2は本体下、3は焼成室で、焼成
室3内にはパン材料がセットされる着脱自在なパン容器
4と、パン容器4の温度を検知する温度検知部およびヒ
ータ(いずれも図示せず)が配設されている。また、パ
ン容器4は、パン材料を混練する練り羽根5と、練り羽
根5が嵌合されモータにより駆動される回転軸6と、パ
ン容器4の着脱時や持ち運び時に握る把手7から構成さ
れている。8は内蓋9を具備し焼成室3を開閉する外
蓋、10は電源コード、11はメニューの選択や焼き上
げ時間の設定や調理のスタート等を行う操作部で、上記
温度検知部により検知された温度情報や時間等に基づい
てモータやヒータの通電を制御し、混練,ねかし,発
酵,焼成の各工程を自動的に行う制御装置を内蔵してい
る。12はミトンで、焼き上げ直後の熱いパン容器4を
焼成室3より取り出し、パンを取り出す際に使用者が両
手に着用するものである。
【0003】以上のように構成された従来のパン製造機
において、焼き上がったパンの取り出し動作について説
明する。焼き上げ直後のパン容器4は約150℃の高温
のため、パンが焼き上がると、まず火傷防止にミトン1
2を両手に着用し、外蓋8を開いて、図8のように把手
7を垂直に起こして持ち、パン容器4を焼成室3の中よ
り取り出す。さらに、図9のように把手7を再び倒し
て、パン容器4を両手で逆さに持ち、矢印の方向に強く
数回振って、パンの取り出しを行っていた。
【0004】また、パンを掴む道具もあるにはあった
が、図10に示すような構成が一般的であり、これは、
板金で形成された握り部15の一端には開閉の支点とな
るヒンジ部16が、他端にはパンをはさんで掴む挾持部
17が配設され、挾持部17はパンを掴みやすいよう波
打ち形状で形成されているものであった。つまり、パン
を直接手で掴まないで持ち運び、皿やトレー等の容器1
9上に移すための道具であり、食物であるパンを衛生的
に取り扱うために使用されるのが一般的な用途であっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記に示す従来のパン
製造機で、焼き上がったパンをパン容器4から取り出す
には、パンの中に埋没された練り羽根5の下にまわり込
んだパン外皮を打ち破り、練り羽根5をパンの中より分
離する必要があるため、焼き上げ直後の熱いパン容器4
をミトン12を着用した両手で持って逆さにし、何度も
強く振る必要があった。また、パン容器4を強く握る
と、ミトン12を着用していても手のひらが熱くなるも
のであった。特にフランスパン等の外皮の硬いパンで
は、かなりの力で何度も繰り返し強く振る必要があった
が、それでもパンを取り出せないことがあり、その場合
はパンの形崩れは生じるが、パン上部を鷲掴みにして無
理やり引き抜くか、あるいはパン容器4の上端部を台所
やテーブル等の家具にぶつけ、その衝撃でパンを取り出
すしかなかった。従って、従来のパン製造機はパンの取
り出し性が著しく悪く、その使い勝手の悪さが大きな課
題であった。また食物であるパンを焼き上げるという製
品の性格上、パン取り出し時に生じるパンの形崩れは、
商品性を著しく低下させていた。
【0006】また従来からあるパンを掴む道具を使っ
て、パン製造機で焼き上がったパンを取り出そうとして
も、図11に示すように両側の挾持部17が波打ち形状
で形成されて厚いとともに、両側の挾持部17を平行に
して開くことができず角度が付いているため、挾持部1
7をパン容器18とパンの間に差し込むことができず、
パン上部の曲面しか掴めないので、握り部15を強く握
ってもパン天面を変形させるだけでしっかり掴むことが
できず、この状態で上方へ引き出そうとしても挾持部1
7がパンから簡単に滑ってしまい、パンを取り出すこと
はできなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、パン製造機のパン取り出し具として、
握り部を握ることにより開閉されてパンを掴む挾持部の
内側にパンを係止する係止部を備え、この挾持部をパン
容器とパンの間に差し込める薄板状に形成して略平行に
し、前記挾持部及び係止部をパンを取り出すのに適し
た位置まで差し込んだ時にパン上面と当接する当接面
を、握り部と挾持部の間に配設し、挾持部の差込み位置
をパン上面から一定の相対位置関係で位置決めさせた
のである。このような構成により、パン取り出し具を用
いてパンの形崩れを防ぎながら、容易かつ確実にパンを
取り出せるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、握り部と、握り部を握
ることにより開閉されてパンを掴む挾持部と、挾持部の
内側に突設されパンを係止する係止部を備え、上記挾持
部をパン容器とパンの間に差し込む薄板状に形成して略
平行に配し、前記挾持部及び係止部をパンを取り出すの
に適した位置まで差し込んだ時にパン上面と当接する当
接面を、握り部と挾持部の間に配設し、挾持部の差込み
位置をパン上面から一定の相対位置関係で位置決めさせ
パン製造機のパン取り出し具としたものである。
【0009】また、パン取り出し具の握り部と挾持部を
一体的に形成し、係止部を設けた係止部材を、握り部及
び挾持部より硬い材料で形成し別パーツで構成したもの
である。
【0010】また、パン取り出し具の挾持部の内側に係
止部材が装着される凹部を設け、凹部の外周に係止部材
を固定する固定部を設けるとともに、パンくず排出用の
穴を固定部に対向して設けたものである。
【0011】また、パン取り出し具の係止部材に先細形
状を切り起こして係止部を形成したものである。
【0012】また、パン取り出し具の係止部の根元にビ
ードを設けて補強したものである。また、パン取り出し
具の係止部材の端部に挿入方向に切り起こした引掛け部
を設けるとともに、係止部材が装着される凹部に引掛け
部が嵌合される嵌合部を設けたものである。
【0013】また、パン取り出し具の挾持部において、
係止部材の挿入時に引掛け部が当接する箇所に、凸方向
の段差を有する樹脂成形金型のパーティングラインまた
は段差形状を設けたものである。
【0014】また、パン取り出し具の係止部材の表面に
係止部より低い凸部を突設したものである。
【0015】また、パン取り出し具の係止部材に先細形
状を絞って係止部を形成したものである。
【0016】さらに、パン取り出し具の挾持部におい
て、係止部材の挿入時に引掛け部が当接する箇所に溝を
設けたものである。
【0017】上記のように構成されたパン製造機のパン
取り出し具は、パン取り出し具の挾持部をパン容器内側
面とパンの間に差込んで握り部を握ると、挾持部が閉じ
られパンを掴むとともに、係止部がパンに係止されるた
め、そのままパン取り出し具を引き上げると、容易かつ
確実にパンを取り出すことができる。
【0018】また、当接面がパン上面と当接するまで挾
持部を差込むと、挾持部の差込み深さはパン上面から常
に一定となり、しかも取り出しに最適な位置で位置決め
されるため、挾持部は常にパンを取り出すのに最適な位
置でパンを挾持することができる。
【0019】また、パン取り出し具でパンを取り出す
際、係止部がパン外皮に食い込みやすく係止力を向上す
ることができるとともに、パン外皮に擦り付けられても
磨耗や変形を防止することができ、万一誤使用等によっ
て係止部が磨耗や変形を起こしても、係止部材のみを容
易に交換することができる。また、挾持部の材料は別パ
ーツにした係止部材の機能や耐久性に影響しないため、
挾持部を樹脂の柔らかい材料で形成でき、当接するパン
容器内側面の傷付き防止を図ることができる。
【0020】また、係止部材の取付け面方向にかかる荷
重は凹部の段差端面で受けられ、取付け面の垂直方向に
かかる荷重は凹部と固定部で受けられるため、係止部材
に荷重がかかっても外れることなく、しっかりと挾持部
に固定できるとともに、係止部材の装着も挾持部をたわ
ませ凹部の段差を逃がしながら、係止部材を取付け面方
向にスライドさせて凹部と固定部の間に挿入すれば容易
に行える。また、係止部材と凹部の隙間に侵入するパン
くずも、凹部に設けた穴より外へ排出できる。
【0021】また、係止部が先細形状に切り起こして形
成されるため、係止部先端をパン外皮に食い込みやすく
しながら係止面を広くとれ、高い係止力を確保すること
ができるとともに、折り返し部分の根元の強度を高める
ことができる。
【0022】また、切り起こしの根元部分が補強され、
曲げ強度が大幅に高められるため、切り起こしの倒れや
切り起こし角度の変化を防止することができ、パン取り
出し時に係止力が低下したり挿入力が固くなるのを防
ぎ、パンの取り出し性を良好な状態に保つことができ
る。
【0023】また、パン取り出し時にパン取り出し具が
変形し、係止部材が凹部の段差端面を乗り越えた状態
で、係止部材挿入方向の荷重が係止部材にかかっても、
引掛け部が凹部に嵌合されているため、係止部材の外れ
を防止することができる。また、係止部材をスライドさ
せて凹部と固定部の間に挿入し終わる直前に、引掛け部
の嵌合が行われるため、係止部材の挿入が固くなること
はない。
【0024】また、係止部材をスライドさせて凹部と固
定部の間に挿入する際、引掛け部はパーティングライン
またはそれと同様な段差形状に当接しながら嵌合される
ため、引掛け部がそこ以外の挾持部に当たることはな
く、挾持部の傷付きを防止することができる。
【0025】また、複数の係止部材をパーツボックスや
ポリ袋等にまとめて入れておいても、凸部が係止部材の
表面に当たるため、係止部材が重なった状態で密着し係
止部同士が引っ掛かるのを防止でき、組み立て時にパー
ツボックス内で係止部材同士が重なっていても容易に引
きはがすことができる。
【0026】また、係止部が先細形状で根元に向け徐々
に広く絞って形成されるため、係止部先端をパン外皮に
食い込みやすくしながら係止面を広くとれ、高い係止力
を確保できるとともに、係止部材自身の強度も大幅に高
め変形を防止することができる。また、係止部材に開口
部が生じないため、係止部材裏面と凹部の隙間にパンく
ずが侵入するのを防止できるとともに、係止部材が重な
り合っても係止部材同士が密着し引っ掛かるのを防止で
きる。
【0027】さらに、係止部材をスライドさせて凹部と
固定部の間に挿入する際、引掛け部は凹形状に形成され
た溝を通過しながら嵌合されるため、引掛け部と挾持部
の当たりを弱めることができ、係止部材の挿入を軽くす
るとともに挾持部の傷付きを低減することができる。
【0028】
【実施例】(実施例1) 以下、本発明の第1の実施例について図面を参照しなが
ら説明する。図1〜図4において、20はシャーシで、
板金で形成した本体21と、モータ22と、焼成室23
と、容器取付台24が取り付けられている。焼成室23
の内部には、パン材料がセットされ着脱自在なパン容器
25と、ヒータ26と、パン容器25の温度を検知する
温度検知部27が設けられている。またパン容器25
は、パン材料を混練する練り羽根28と、練り羽根28
が嵌合されベルト29を介しモータ22によって回転さ
れる回転軸30と、パン容器25の着脱時や持ち運び時
に握る把手31を備えている。32は板金製の内蓋33
を具備し焼成室23を開閉する外蓋で、イーストをセッ
トするイースト容器34と、イースト容器34下部を開
閉してイーストを投入する開閉弁35を備えている。3
6は開閉弁35を駆動するソレノイド、37は温度検知
部27により検知された温度情報に基づいてモータ22
やヒータ26の通電を制御し、混練,ねかし,発酵,焼
成等の各工程を自動的に行う制御装置、38は焼き上げ
時間の設定や調理のスタ−ト等を行う操作部で、ソレノ
イド36と制御装置37を内蔵している。
【0029】39は樹脂で一体的に形成されたパン取り
出し具で、横断面の外側をR形状に形成された握り部4
0と、一端の両側に略平行に配されパンをはさんで掴む
挾持部41と、挾持部41の内側に複数突設されパンを
係止する係止部42とから構成され、握り部40を握る
ことにより挾持部41を開閉し、パンをはさんで掴むも
のである。挾持部41はパン容器25の中で焼き上がっ
たパンとパン容器25の間に差し込める薄板状に形成さ
れ、その先端部はテーパーを付け先細形状にして差し込
みやすくしているとともに、両側に配された挾持部41
の間隔寸法は、パン容器25入口の幅寸法より大きく形
成されている。
【0030】係止部42は、差し込む時は滑りやすく、
引き上げる時はパンに引っ掛かりやすいよう、異形の三
角錐形状で形成され、挾持部41先端の内側に複数突設
されている。43は握り部40内側の両側に突設された
ストッパーで、握り部40を握った際、挾持部41及び
係止部42がパン側面を押圧しすぎてパンをつぶすこと
なく、確実にパンを係止することのできる位置まで挾持
部41を閉じた時に当接し、ストッパー43が当接する
と握り部40をいくら強く握っても、それ以上挾持部4
1が閉じないようになっている。44は握り部40と挾
持部41の間に配設された当接面で、パン上面に沿いや
すいよう、なだらかなR形状で形成され、挾持部41及
び係止部42をパン容器25とパンの間に差し込む際、
係止部42がパンに係りやすく、パンを取り出すのに適
した位置まで差し込んだ時にパンの上面と当接し、挾持
部41及び係止部42の差込み位置を、パン上面から一
定の相対位置関係で位置決めさせている。
【0031】以上のように構成されたパン製造機のパン
取り出し具について動作を説明する。パンが焼き上がる
と外蓋32を開き、パン容器25を焼成室23内にセッ
トしたまま、パン容器25上部をミトンを着けた手で押
さえながら、係止部42が突設された挾持部41先端を
パン容器25内側面と焼き上がったパンの間に差し込ん
で握り部40を握ると、挾持部41が閉じられパンを掴
むとともに、係止部42がパンに係止されるため、図3
に示すようにそのまま握り部40を握りながらパン取り
出し具39を引き上げると、パンを取り出すことができ
る。
【0032】以上のように本実施例によれば、図4に示
すように挾持部41を薄板状に形成しているため、挾持
部41をパン容器25とパンの間に差し込みやすいとと
もに、挾持部41を略平行に配置させているため、挾持
部41の先端をパンやパン容器25の表面に引掛けた
り、パンに著しい変形や傷を発生させることなく、奥ま
でスムーズに差し込んでいくことができる。また、その
先端部はテーパーを付け先細形状にすることにより、さ
らに差し込みやすくなっている。従って、パンを傷付け
ることなく容易に挾持部41を差し込み、係止部42を
パンに係止できるため、パンを容易かつ確実に取り出す
ことができるとともに、パン取り出し時に熱いパン容器
25を持って繰り返し振る必要もなくなる。しかも、パ
ン取り出し具39は樹脂で一体的に形成され、部品点数
1つで構成されるため、差し込む際にパンやパン容器2
5表面のフッ素加工面を傷付けるのを防ぐことができる
とともに、安価に作ることができる。
【0033】また、図4に示すように両端に略平行に配
設した挾持部41の間隔寸法Aを、パン容器25入口の
幅寸法Bより多少大きく設定することにより、挾持部4
1をパン容器25と焼き上がったパンの間に差し込む
際、挾持部41先端の間隔寸法を狭める方向、つまり握
り部40を握る方向に調整すればよいため、握り部40
を握って挾持部41先端をパン容器25入口に近付けな
がら、その間隔寸法を自然に微調整でき、パン容器25
入口の幅寸法に容易に合わすことができるため、挾持部
41をパン容器25やパンに乗り上げることなく正確に
差し込むことができる。またこの時、挾持部41の間隔
寸法は先端側にいくほど狭くなり、挾持部41先端が内
側に若干閉じた状態となるため、挾持部41先端の挿入
性が良くなるとともに、握り部40を握ってパン取り出
し具39を引き上げる際も、挾持部41及び係止部42
がパン側面に対しアンダーカット状に当接されるため、
しっかりと確実に掴むことができる。従って、パンが挾
持部41及び係止部42より滑り抜けるのを防止し、パ
ンを確実に取り出すことができる。
【0034】また、挾持部41及び係止部42がパン側
面を押圧し、パンをつぶすことなく確実にパンを係止す
る位置まで挾持部41を閉じた時に当接するようなスト
ッパー43を設け、ストッパー43が当接すると握り部
40を握っても、それ以上挾持部41が閉じないように
することにより、握り部40を強く握りすぎても挾持部
41が上記の狙いの位置より閉じすぎることはないの
で、パンのつぶれや形崩れを防止することができるとと
もに、ストッパー43が当接するまで握れば、パンを取
り出す時の挾持部41の間隔は常に一定となるため、挾
持部41及び係止部42がパン側面を押圧して掴む力も
一定に保つことができる。従って、使用者はストッパー
43が当接するまで握り部40を握れば、挾持部41が
ばらつきなく常に取り出しに最適な力でパンを掴むの
で、握り力の過不足によってパンがつぶれたり、挾持部
41及び係止部42がパンより滑り抜けるのを防止で
き、形を崩すことなく容易にパンを取り出すことができ
る。
【0035】さらに、図4に示すように挾持部41及び
係止部42をパンを取り出すのに適した位置まで差し込
んだ時にパン上面と当接する当接面44を、握り部40
と挾持部41の間に設け、挾持部41及び係止部42の
差し込み位置をパン上面から一定の相対位置で位置決め
させることにより、当接面44がパン上面と当接するま
で挾持部41を差し込むと、挾持部41及び係止部42
の差し込み深さCはパン上面から常に一定となり、しか
も取り出しに最適な位置で位置決めされるため、挾持部
41はパンを取り出すのに最適な位置でパンを挾持する
ことができる。従って、使用者はばらつきなく常に取り
出しに最適な位置、具体的にはパン上部の釜のびの段差
やくびれ部分の下部でパンを掴むことができるので、挾
持部41及び係止部42がパンより滑り抜けるのを防止
し、パンを確実に取り出すことができる。
【0036】なお、上記の実施例において、ストッパー
43は握り部40内側の両側に突設したが、握り部40
内側の片側のみに突設しストッパーが握り部内面と当接
するようにしてもよい。また、パン取り出し具39は樹
脂で一体的に形成したが、パン取り出し具39はステン
レス等の板金で一体的に形成してもよいことは言うまで
もない。また、係止部42を握り部40や挾持部41と
別パーツで構成し、係止部42を握り部40や挾持部4
1より硬い材料で形成してもよい。
【0037】(実施例2) 以下、本発明の第2の実施例について図面を参照しなが
ら説明する。図5及び図6において、50は握り部、5
1は両側に略平行に配されパンをはさんで掴む挾持部
で、薄く形成し先端部にテーパーを付けて、パンとパン
容器の間に差し込みやすくするとともに、両側の挾持部
51の間隔をパン容器の幅より大きく形成している。5
2はステンレス製の板金で形成されパンを係止する係止
部材で、差し込む時は滑りやすく、引き上げる時はパン
に引っ掛かりやすいよう、先細形状の二等辺三角に切り
起こして形成した複数の係止部53と、その根元を補強
して係止部53の倒れや変形を防ぐビード54と、端部
に挿入方向に切り起こして形成した引掛け部55と、係
止部53より低く左右2ヵ所に突設された円形の凸部5
6を具備している。57は挾持部51両側の先端内側に
配設され、係止部材52が装着される凹部で、外周には
係止部材52を固定する複数の固定部58と、固定部5
8に対向して設けられたパンくず排出用の穴59と、上
記引掛け部55が嵌合される嵌合部60を具備してい
る。
【0038】61は握り部50内側に突設されたストッ
パーで、パンをつぶすことなく確実にパンを係止できる
位置まで挾持部51を閉じた時に当接し、それ以上挾持
部51が閉じないようになっている。62は握り部50
と挾持部51の間に配設されパン上面に沿うようR形状
で形成された当接面で、パンを取り出すのに適した位置
まで係止部材52を差し込んだ時にパンの上面と当接
し、挾持部51及び係止部材52の差し込み位置を、パ
ン上面から一定の相対位置関係で位置決めさせている。
63は0.1〜0.2mmの段差を有した樹脂成形金型
のパーティングラインで、挾持部51中心の縦方向、つ
まり係止部材52挿入時に引掛け部55が当接する箇所
に配設されている。パン取り出し具は、上記のように樹
脂で一体的に形成された握り部50,挾持部51,スト
ッパー61,当接面62とステンレス製の係止部材52
から構成され、握り部50を握ることにより挾持部51
を開閉し、パン容器中に焼き上がるパンをはさんで掴み
出すものである。
【0039】以上のように構成されたパン製造機のパン
取り出し具について動作を説明する。実施例1と同様
に、当接面61がパン上面に当たるまで挾持部51先端
をパン容器とパンの間に差し込むと、係止部53がパン
の取り出しに最適な位置に押し当てられ、両側のストッ
パー61が互いに当接するまで握り部50を握ると、パ
ンをつぶすことなく確実にパンを係止できる位置まで挾
持部51が閉じられるため、そのまま握り部40を握り
ながらパン取り出し具を引き上げると、パンの形を崩す
ことなく容易かつ確実にパンを取り出すことができる。
【0040】以上のように本実施例によれば、パン取り
出し具でパンを取り出す際、係止部53がパン外皮に食
い込みやすく係止力を向上することができるとともに、
パン外皮に擦り付けられても磨耗や変形を防止すること
ができ、万一誤使用等によって係止部53が磨耗や変形
を起こしても、係止部材52のみを容易に交換すること
ができる。また、挾持部51の材料は別パーツにした係
止部材52の機能や耐久性に影響しないため、パン容器
内側面に当接して抜き差しされる挾持部51を樹脂の柔
らかい材料で形成でき、フッ素加工が施されたパン容器
内側面の傷付き防止を図ることができる。
【0041】また、図6に示すように係止部材52の取
付け面方向の荷重は凹部57の段差端面で受けられ、取
付け面と垂直方向の荷重は凹部57と固定部58で受け
られるため、パン取り出し具の使用時に係止部材52に
荷重がかかっても、外れることなくしっかりと挾持部5
1に固定できるとともに、係止部材52の装着も係止部
材52の先端を凹部57と固定部58の間に挿入し、挾
持部51を外側にたわませ凹部57の段差を逃がしなが
ら、取付け面方向にスライドさせれば容易に行える。ま
た、パン取り出し具でパンを取り出す際に発生するパン
くずが、係止部53の切り起こしより係止部材52裏面
と凹部57の間に侵入しても、穴59より外へ排出され
衛生的であるとともに、万一パンくずが残ったとして
も、穴59を固定部58に対向して設けているため、少
なくとも固定部58で押さえている係止部材52の裏側
部分等の固定部58近傍にパンくずが残ることはなくな
り、係止部材52を取り外す際に固定部58近傍でパン
くずが噛み込むのを防止できる。従って、ビスを使うこ
となく係止部材52の装着と固定を容易かつ確実に行え
るとともに、部品交換時の取り外しも容易にでき、良好
なサービス性を確保できる。
【0042】また、図5に示すように係止部53を先細
で根元に向け徐々に広くなった二等辺三角形状の切り起
こしで形成することにより、係止部53を差し込む時は
パンに引掛かりにくく滑りやすいため、当接面61がパ
ン上面に当たる奥までスムーズに差し込むことができ、
係止部53を引き上げる時は係止部53が先端から根元
までパン外皮に深く食い込みやすく係止面が広くとれる
ため、高い係止力を確保することができるとともに、切
り起こし部分の根元の強度も強くなるため、係止部53
の倒れや切り起こし角度の変化が生じにくくなる。従っ
て、確実かつ容易にパンを取り出すことができ、その良
好な取り出し性を維持することができる。
【0043】また、係止部53の根元にビードを設けて
補強することにより、係止部53の曲げ強度が大幅に高
められ、係止部53の倒れや切り起こし角度の変化を防
止し初期の形状を維持できるため、パン取り出し具の使
用回数が増していってもパン取り出し時に係止力が低下
したり挿入力が固くなることはなく、パンの取り出し性
を良好な状態に保つことができる。従って、係止部53
形状の経時変化をおさえ、初期の良好な取り出し性能を
維持することができ、高い耐久性能を確保することがで
きる。
【0044】また、凹部57の段差より高く切り起こし
た引掛け部55を嵌合部60に嵌合させることにより、
パン取り出し時に挾持部51が外側にたわみ、係止部材
52端面が凹部57の段差を乗り越えた状態で、引き出
し方向の荷重が係止部材52にかかっても、引掛け部5
5が嵌合部60より外れることはないため、係止部材5
2を確実に固定することができる。さらに、引掛け部5
5を係止部材52端部に配設することにより、図6のよ
うに係止部材52をスライドさせ凹部57と固定部58
の間に挿入し終わる直前に、その勢いで以て引掛け部5
5は凹部57の段差を乗り越え嵌合部60に嵌合される
ため、引掛け部55はたいして挿入の妨げにならず、係
止部材52の凹部57への装着を容易に行うことができ
る。
【0045】また、係止部材52挿入の際、引掛け部5
5が当接する挾持部51の中心部にパーティングライン
63を配することにより、係止部材52をスライドさせ
て凹部57と固定部58の間に挿入する際、引掛け部5
5は挾持部51より突出したパーティングライン63に
当接しながら嵌合部60に嵌合されるため、引掛け部5
5が挾持部51表面に当たり傷が付くのを防止できると
ともに、引掛け部55とパーティングライン63の当接
面積が小さくなるので、引掛け部55が係止部材52挿
入時に滑りやすく引掛かり等の抵抗が小さくなり、係止
部材52の凹部57への装着を容易に行うことができ
る。なお、上記実施例では係止部材52挿入時に引掛け
部55が当接する箇所に、パーティングライン63を配
したが、それと同様な幅の狭い0.1〜0.2mmの段
差形状を突設してもよい。
【0046】また、係止部材52表面に凸部56を設け
ることにより、多数の係止部材52を重ねて部品箱やポ
リ袋等に入れておいても、凸部56が係止部材52の表
面に当たって隙間を確保するため、係止部53同士が重
なった状態で嵌合し係止部材52同士が密着したまま取
り外せなくなるのを防止でき、組み立て時に工数をかけ
ることなく容易に係止部材52を部品箱よりひとつずつ
取り出すことができる。さらに、支障なく係止部材52
同士を重ねておくことが可能となるため、そうすること
で係止部53先端の当たりによる係止部材52表面の傷
付きを防止できるとともに、係止部材52を省スペース
で効率良く収納保管できる。
【0047】(実施例3) 以下、本発明の第3の実施例について図面を参照しなが
ら説明する。図7において、70は略平行に配されパン
をはさんで掴む挾持部で、薄板状に形成してパンとパン
容器の間に差し込みやすくするとともに、両側の挾持部
70間の間隔を実施例1と同様にパン容器の幅より大き
く形成している。71はステンレス製の板金で形成され
パンを係止する係止部材で、差し込む時は滑りやすく、
引き上げる時はパンに引掛かりやすいよう、先細の三角
錐形状に絞って形成した複数の係止部72と、端部に挿
入方向に切り起こして形成した引掛け部73を具備して
いる。74は挾持部70両側の先端内側に配設され、係
止部材71が装着される凹部で、外周には係止部材71
を固定する複数の固定部75と、固定部75に対向して
設けられたパンくず排出用の穴76と、上記引掛け部7
3が嵌合される嵌合部77を具備している。78は係止
部材71挿入時に引掛け部73が当接する溝で、挾持部
70中心の縦方向に配設されている。その他は図5に示
す実施例2の構成と同様で、パン取り出し具は樹脂で一
体的に形成された握り部,ストッパー,当接面,挾持部
70とステンレス製の係止部材71から構成され、握り
部を握ることにより挾持部70を開閉し、パン容器中の
パンをはさんで掴み出すものである。
【0048】以上のように本実施例によれば、係止部7
2が先細形状で根元に向け徐々に広く形成されるため、
係止部72を差し込む時はパンに引掛かりにくく奥まで
スムーズに差し込め、係止部72を引き上げる時は係止
部72が先端から根元までパン外皮に深く食い込み確実
に係止することができる。また、係止部72を絞って形
成することにより、開口部が生じず先端には微小Rが付
くため、係止部72の強度と係止部材71の剛性を大幅
に高め、係止部72及び係止部材71の変形を防止する
ことができるとともに、係止部材71と凹部74の間に
パンくずが侵入するのを防ぐことができる。さらに、係
止部材71が重なり合っても係止部72同士が引掛かる
ことはなく、その先端が傷付けることもないので、係止
部材71を効率良く収納保管できる。従って、確実かつ
容易にパンを取り出すことができ、その良好な取り出し
性を維持することができるとともに、係止部材71の組
立て性や保管性の向上と傷付き防止を図ることができ
る。
【0049】また、係止部材71挿入時に引掛け部73
が当接する挾持部70中心の縦方向に溝78を配設する
ことにより、係止部材71をスライドさせて凹部74と
固定部75の間に挿入する際、引掛け部73は凹形状に
形成された溝78を通過当接しながら嵌合部77に嵌合
されるため、引掛け部73の挾持部70や溝78との当
たりを弱めることができ、係止部材71の挿入を軽く容
易にするとともに、挾持部70や溝78の傷付きを低減
することができる。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明は、握り部を握って
開閉され係止部を具備してパンを掴む挾持部を、パン容
器とパンの間に差し込める薄板状に形成して略平行に配
することにより、パンを傷付けることなく容易に挾持部
を差し込み、係止部をパンに係止できるため、パンを容
易かつ確実に取り出すことができるとともに、パン取り
出し具を樹脂で一体的に形成することで、パン容器内面
のフッ素加工の傷付き防止と、コストダウンを図ること
ができる。
【0051】また、挾持部と係止部をパンの取り出しに
適した位置まで差し込んだ時にパン上面と当接する当接
面を設けることにより、当接面がパン上面と当接するま
で挾持部を差し込むと、挾持部と係止部の差し込み深さ
はパンの取り出しに最適な一定の位置で位置決めされる
ため、使用者はばらつきなく常に取り出しに最適な位置
でパンを掴むことができ、挾持部及び係止部がパンより
滑り抜けるのを防止し、パンを確実に取り出すことがで
きる。
【0052】また、握り部と挾持部を一体的に形成し、
係止部を設けた係止部材を、握り部や挾持部より硬い材
料で形成した別パーツで構成することにより、係止部の
磨耗や変形を防ぎ、係止部がパン外皮に食い込みやす
く、係止部材のみの交換も可能なため、係止力の向上と
維持を図ることができるとともに、係止部の性能に影響
しないため挾持部を樹脂の柔らかい材料で形成でき、パ
ン容器内面のフッ素加工の傷付き防止を図ることができ
る。
【0053】また、挾持部の内側に係止部材が装着され
る凹部を設け、凹部の外周に係止部材を固定する固定部
と、固定部に対向したパンくず排出用の穴を設けること
により、ビスを使うことなく係止部材の装着と固定を容
易かつ確実に行えるとともに、パンくずが係止部材と凹
部の間に侵入しても穴より外へ排出されるため、衛生的
でパンくずの噛み込みも防止でき、係止部材の交換を容
易にして良好なサービス性を確保することができる。
【0054】また、係止部材に先細形状を切り起こして
係止部を形成することにより、係止部を差し込む時は滑
りやすいため、奥までスムーズに差し込むことができ、
係止部を引き上げる時は係止部がパンに深く食い込みや
すく係止面が広くとれるため、高い係止力を確保するこ
とができるとともに、切り起こし部分の根元の強度も強
くなるため、係止部の倒れや切り起こし角度の変化を防
ぐことができ、確実かつ容易なパンの取り出し性を確保
維持することができる。
【0055】また、上記係止部の根元にビードを設けて
補強することにより、係止部の曲げ強度が大幅に高めら
れ、係止部の倒れや切り起こし角度の変化を防止し初期
の形状を維持できるため、パン取り出し具の耐久性能を
向上することができ、初期の良好なパン取り出し性能を
維持することができる。
【0056】また、係止部材の端部に挿入方向に切り起
こした引掛け部を設け、凹部に引掛け部が嵌合される嵌
合部を設けることにより、挾持部が外側に変形して係止
部材端面が凹部の段差を乗り越えても、引掛け部が嵌合
部より外れることはないため、係止部材を確実に固定す
ることができるとともに、引掛け部は係止部材を挿入し
終わる直前に凹部の段差を乗り越え嵌合されるため、引
掛け部が挿入の妨げになるのを防ぎ、係止部材の凹部へ
の装着を容易に行うことができる。
【0057】また、係止部材挿入時に引掛け部が当接す
る挾持部に、凸方向の段差を有するパーティングライン
または段差形状を設けることにより、係止部材を挿入す
る際、引掛け部は挾持部より突出したパーティングライ
ンまたは段差形状に当接しながら嵌合されるため、引掛
け部が挾持部に傷を付けるのを防止できるとともに、引
掛け部との当接面積を小さくし係止部材挿入時の抵抗を
軽減できるので、係止部材の凹部への装着を容易に行う
ことができる。
【0058】また、係止部材の表面に係止部より低い凸
部を突設することにより、係止部材を重ねておいても、
凸部が係止部材の表面に当たって隙間を確保するため、
係止部同士が重なって嵌合するのを防ぎ、容易に係止部
材をひとつずつ取り出すことができ、組立て性を良くす
ることができるとともに、支障なく係止部材同士を重ね
ておくことが可能となるため、係止部による係止部材表
面の傷付きを防ぎながら、係止部材を省スペースで効率
良く収納保管できる。
【0059】また、係止部材に先細形状を絞って係止部
を形成することにより、係止部をスムーズに差し込むこ
とができ、引き上げる時は係止部がパンに食い込みやす
く高い係止力を確保できるとともに、係止部及び係止部
材の強度を高められるため、係止部材の変形を防ぎ確実
かつ容易なパンの取り出し性を確保維持することがで
き、さらに係止部同士の引掛かりやその先端による傷付
きもないので、係止部材の組立て性や保管性の向上と傷
付き防止を図ることができる。
【0060】また、係止部材の挿入時に引掛け部が当接
する挾持部に、溝を設けることにより、係止部材を挿入
する際、引掛け部は凹形状に形成された溝を通過当接し
ながら嵌合されるため、引掛け部の挾持部や溝との当た
りを弱めることができ、係止部材の凹部への装着を軽く
容易にするとともに、挾持部や溝の傷付きを低減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるパン製造機の縦断
面図
【図2】(a)本発明の実施の形態1におけるパン取り
出し具を示す平面図 (b)同(a)のA−A断面図
【図3】同パン取り出し具を用いてパンを取り出す様子
を示す部分斜視図
【図4】同パン取り出し具を用いてパンを取り出す様子
を示す断面図
【図5】(a)本発明の実施の形態2におけるパン取り
出し具を示す分解斜視図 (b)同パン取り出し具における係止部材の拡大斜視図
【図6】(a)同パン取り出し具の係止部材の取り付け
状態を示す断面図 (b)同パン取り出し具の挟持部の断面図
【図7】本発明の実施の形態3におけるパン取り出し具
の係止部材と挾持部の関係を示す分解斜視図
【図8】従来のパン製造機の斜視図
【図9】従来のパンの取り出し方法を示す斜視図
【図10】従来のパンを掴む道具によりパンを掴んだ状
態を示す斜視図
【図11】従来のパンを掴む道具を用いてパンを取り出
す様子を示す断面図
【符号の説明】
25 パン容器 39 パン取り出し具 40 握り部 41 挾持部 42 係止部 43 ストッパー 44 当接面 52 係止部材 54 ビード 55 引掛け部 56 凸部 57 凹部 58 固定部 59 穴 60 嵌合部 63 パーティングライン 78 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−100146(JP,U) 実開 昭50−129477(JP,U) 実開 昭54−44191(JP,U) 実公 昭37−500(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 37/00 301 A47G 21/10

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 握り部と、握り部を握ることにより開閉
    されてパンを掴む挾持部と、挾持部の内側に突設されパ
    ンを係止する係止部を備え、上記挾持部をパン容器とパ
    ンの間に差し込む薄板状に形成して略平行に配し、前記
    挾持部及び係止部をパンを取り出すのに適した位置まで
    差し込んだ時にパン上面と当接する当接面を、握り部と
    挾持部の間に配設し、挾持部の差込み位置をパン上面か
    ら一定の相対位置関係で位置決めさせたパン製造機のパ
    ン取り出し具。
  2. 【請求項2】 握り部と挾持部を一体的に形成し、係止
    部を設けた係止部材を、握り部及び挾持部より硬い材料
    で形成し別パーツで構成した請求項1記載のパン製造機
    のパン取り出し具。
  3. 【請求項3】 挾持部の内側に係止部材が装着される凹
    部を設け、凹部の外周に係止部材を固定する固定部を設
    けるとともに、パンくず排出用の穴を固定部に対向して
    設けた請求項1または2記載のパン製造機のパン取り出
    し具。
  4. 【請求項4】 係止部材に先細形状を切り起こして係止
    部を形成した請求項1から3のいずれかに記載のパン製
    造機のパン取り出し具。
  5. 【請求項5】 係止部の根元にビードを設けて補強した
    請求項記載のパン製造機のパン取り出し具。
  6. 【請求項6】 係止部材の端部に挿入方向に切り起こし
    た引掛け部を設けるとともに、係止部材が装着される凹
    部に引掛け部が嵌合される嵌合部を設けた請求項記載
    のパン製造機のパン取り出し具。
  7. 【請求項7】 挾持部において、係止部材の挿入時に引
    掛け部が当接する箇所に、凸方向の段差を有する樹脂成
    形金型のパーティングラインまたは段差形状を設けた請
    求項記載のパン製造機のパン取り出し具。
  8. 【請求項8】 係止部材の表面に係止部より低い凸部を
    突設した請求項記載のパン製造機のパン取り出し具。
  9. 【請求項9】 係止部材に先細形状を絞って係止部を形
    成した請求項記載のパン製造機のパン取り出し具。
  10. 【請求項10】 挾持部において、係止部材の挿入時に
    引掛け部が当接する箇所に溝を設けた請求項記載のパ
    ン製造機のパン取り出し具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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