JP3125267B2 - 車両用スライドドア装置 - Google Patents
車両用スライドドア装置Info
- Publication number
- JP3125267B2 JP3125267B2 JP08137172A JP13717296A JP3125267B2 JP 3125267 B2 JP3125267 B2 JP 3125267B2 JP 08137172 A JP08137172 A JP 08137172A JP 13717296 A JP13717296 A JP 13717296A JP 3125267 B2 JP3125267 B2 JP 3125267B2
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- Japan
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- driving force
- sliding door
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体側部に設けた
スライドドアを電動機を用いて開閉する車両用スライド
ドア装置に関する。
スライドドアを電動機を用いて開閉する車両用スライド
ドア装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のスライドドア装置におい
ては、車体にスライドドアを案内するレールを設け、ス
ライドドアに連結されるスライダをレールに係合させ、
電動機によりベルトやケーブルを介してスライダを駆動
させてスライドドアを開閉するようにしている。
ては、車体にスライドドアを案内するレールを設け、ス
ライドドアに連結されるスライダをレールに係合させ、
電動機によりベルトやケーブルを介してスライダを駆動
させてスライドドアを開閉するようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来、スライドドア用
のレールは水平に設けられているが、ドア開口の後方の
車体側面部分にレールを設ける場合、レールが水平であ
ると車体のデザインに関する設計の自由度が制約される
不具合がある。本発明は、かかる不具合を解消した車両
用スライドドア装置を提供することを課題としている。
のレールは水平に設けられているが、ドア開口の後方の
車体側面部分にレールを設ける場合、レールが水平であ
ると車体のデザインに関する設計の自由度が制約される
不具合がある。本発明は、かかる不具合を解消した車両
用スライドドア装置を提供することを課題としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明は、車体側部に設けたスライドドアを電動機を用
いて開閉する装置において、スライドドアを案内するレ
ールに水平に対し傾斜した傾斜部を設けると共に、スラ
イドドアの位置を検出する位置検出手段と、電動機を制
御するコントローラとを備え、コントローラにはスライ
ドドアの位置に対応した電動機の駆動力が設定されてい
る駆動力マップが格納されており、スライドドアが移動
するとき、駆動力マップに基いて位置検出手段からの位
置情報に対応して求められた駆動力に電動機を制御し、
駆動力マップは、スライドドアがレールの傾斜部を上り
方向に移動する場合に、該傾斜部を下り方向に移動する
場合より電動機の駆動力が大きくなるように設定されて
いることを特徴とする。
本発明は、車体側部に設けたスライドドアを電動機を用
いて開閉する装置において、スライドドアを案内するレ
ールに水平に対し傾斜した傾斜部を設けると共に、スラ
イドドアの位置を検出する位置検出手段と、電動機を制
御するコントローラとを備え、コントローラにはスライ
ドドアの位置に対応した電動機の駆動力が設定されてい
る駆動力マップが格納されており、スライドドアが移動
するとき、駆動力マップに基いて位置検出手段からの位
置情報に対応して求められた駆動力に電動機を制御し、
駆動力マップは、スライドドアがレールの傾斜部を上り
方向に移動する場合に、該傾斜部を下り方向に移動する
場合より電動機の駆動力が大きくなるように設定されて
いることを特徴とする。
【０００５】レールに傾斜部を設けることで、車体側面
のデザインに関する設計の自由度が増す。尚、傾斜部を
設けると、スライドドアが傾斜部を上り方向に移動する
際に負荷が増すが、本発明によれば、この際電動機の駆
動力が増加されるため、レールに傾斜部を設けてもスラ
イドドアの開閉に支障は生じない。
のデザインに関する設計の自由度が増す。尚、傾斜部を
設けると、スライドドアが傾斜部を上り方向に移動する
際に負荷が増すが、本発明によれば、この際電動機の駆
動力が増加されるため、レールに傾斜部を設けてもスラ
イドドアの開閉に支障は生じない。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１を参照して、１は車体の側面
に設けたスライドドアであり、車体の側面後部に上下１
対に設けたレール２，２に案内されて後方の開位置と前
方の閉位置とに移動される。両レール２，２の少なくと
も一方には、後記する電動機３によりベルトやケーブル
を介して駆動されるスライダ（図示せず）が係合してお
り、電動機３の作動によってスライドドア１が開閉され
る。
に設けたスライドドアであり、車体の側面後部に上下１
対に設けたレール２，２に案内されて後方の開位置と前
方の閉位置とに移動される。両レール２，２の少なくと
も一方には、後記する電動機３によりベルトやケーブル
を介して駆動されるスライダ（図示せず）が係合してお
り、電動機３の作動によってスライドドア１が開閉され
る。
【０００７】各レール２は、全長に亘って後上りに傾斜
しており、フロントドア４のウインドウ４ａとスライド
ドア１のウインドウ１ａとリヤサイドウインドウ５との
下縁をレール２と平行に後上りに傾斜させて、車体側面
を特徴的なデザインにしている。また、各レール２の前
端は、図示しないが車体内方に湾曲されており、スライ
ドドア１を閉じる際に該ドア１を車体側面と面一のロッ
ク位置に押し込むようにしている。
しており、フロントドア４のウインドウ４ａとスライド
ドア１のウインドウ１ａとリヤサイドウインドウ５との
下縁をレール２と平行に後上りに傾斜させて、車体側面
を特徴的なデザインにしている。また、各レール２の前
端は、図示しないが車体内方に湾曲されており、スライ
ドドア１を閉じる際に該ドア１を車体側面と面一のロッ
ク位置に押し込むようにしている。
【０００８】電動機３は、図２に示す如く、マイクロコ
ンピュータから成るコントローラ６によって制御され
る。コントローラ６には、車室内の適所に設けたドア開
閉スイッチ７からの信号やドアノブ１ｂの操作を検出す
るポテンショメータ８からの信号が入力されており、ド
ア開閉スイッチやポテンショメータ８からスライドドア
１の開操作を示す信号が入力されたとき、電動機３をス
ライドドア１の開方向に駆動し、ドア開閉スイッチ７や
ポテンショメータ８からスライドドア１の閉操作を示す
信号が入力されたとき、電動機３をスライドドア１の閉
方向に駆動する。
ンピュータから成るコントローラ６によって制御され
る。コントローラ６には、車室内の適所に設けたドア開
閉スイッチ７からの信号やドアノブ１ｂの操作を検出す
るポテンショメータ８からの信号が入力されており、ド
ア開閉スイッチやポテンショメータ８からスライドドア
１の開操作を示す信号が入力されたとき、電動機３をス
ライドドア１の開方向に駆動し、ドア開閉スイッチ７や
ポテンショメータ８からスライドドア１の閉操作を示す
信号が入力されたとき、電動機３をスライドドア１の閉
方向に駆動する。
【０００９】また、コントローラ６には、電動機３に連
結したエンコーダ９からの信号も入力されている。コン
トローラ６は、図３に示す如く、ドア開閉スイッチ７や
ポテンショメータ８から信号が入力されると（Ｓ１）、
エンコーダ９からの信号に基づいてスライドドア１の位
置を算出し（Ｓ２）、コントローラ６に格納されている
駆動力マップを検索して現在のドア位置に対応する駆動
力を求め（Ｓ３）、この駆動力で電動機３が駆動される
ように電動機３を制御する（Ｓ４）。
結したエンコーダ９からの信号も入力されている。コン
トローラ６は、図３に示す如く、ドア開閉スイッチ７や
ポテンショメータ８から信号が入力されると（Ｓ１）、
エンコーダ９からの信号に基づいてスライドドア１の位
置を算出し（Ｓ２）、コントローラ６に格納されている
駆動力マップを検索して現在のドア位置に対応する駆動
力を求め（Ｓ３）、この駆動力で電動機３が駆動される
ように電動機３を制御する（Ｓ４）。
【００１０】駆動力マップは、図４に示す如く、レール
２に沿って上り方向に移動するドア開時に駆動力が大き
くなり、レール２に沿って下り方向に移動するドア閉時
に駆動力が小さくなるように設定されている。また、ス
ライドドア１が動き始めた後の慣性を考慮して、ドア開
時は開方向へのストロークの増加に伴って駆動力を減少
させ、ドア閉時は閉方向へのストロークの増加に伴って
駆動力を減少させている。更に、ドア閉時は、スライド
ドア１がレール２の前端の内方への湾曲部の始端に合致
する半ドア位置に到達してから駆動力を増加して、スラ
イドドア１をレール２の湾曲部に沿ってロック位置に強
く押しこむようにしている。尚、ドア開時に始めから駆
動力を強くし過ぎると、スライドドア１のロック位置か
ら半ドア位置への引き出しがスライドドア１とドア開口
後縁とのこじりでうまく行われなくなるため、始めは駆
動力を少し減らしている。
２に沿って上り方向に移動するドア開時に駆動力が大き
くなり、レール２に沿って下り方向に移動するドア閉時
に駆動力が小さくなるように設定されている。また、ス
ライドドア１が動き始めた後の慣性を考慮して、ドア開
時は開方向へのストロークの増加に伴って駆動力を減少
させ、ドア閉時は閉方向へのストロークの増加に伴って
駆動力を減少させている。更に、ドア閉時は、スライド
ドア１がレール２の前端の内方への湾曲部の始端に合致
する半ドア位置に到達してから駆動力を増加して、スラ
イドドア１をレール２の湾曲部に沿ってロック位置に強
く押しこむようにしている。尚、ドア開時に始めから駆
動力を強くし過ぎると、スライドドア１のロック位置か
ら半ドア位置への引き出しがスライドドア１とドア開口
後縁とのこじりでうまく行われなくなるため、始めは駆
動力を少し減らしている。
【００１１】ところで、上記実施形態では、レール２に
全長に亘って傾斜を付けているが、レール２の一部、例
えば図５に示すように、レール２の後部に傾斜を付けて
も良い。この場合は、図６に示す如く、ドア開時にスラ
イドドア１がレール２の傾斜部２ａの前端のＡ点に到達
してから全開位置に移動する間駆動力を増加させ、ドア
閉時は全開位置とＡ点との間で駆動力を小さく設定す
る。
全長に亘って傾斜を付けているが、レール２の一部、例
えば図５に示すように、レール２の後部に傾斜を付けて
も良い。この場合は、図６に示す如く、ドア開時にスラ
イドドア１がレール２の傾斜部２ａの前端のＡ点に到達
してから全開位置に移動する間駆動力を増加させ、ドア
閉時は全開位置とＡ点との間で駆動力を小さく設定す
る。
【００１２】何れにしても、レール２の傾斜に応じて電
動機６の駆動力を制御できるため、レール２の傾斜を任
意に設定でき、車体側面のデザインに関する設計の自由
度が増す。
動機６の駆動力を制御できるため、レール２の傾斜を任
意に設定でき、車体側面のデザインに関する設計の自由
度が増す。
【図１】 本発明装置を具備する車両の一例の側面図
【図２】 その制御系のブロック図
【図３】 その制御フロー図
【図４】 その制御に用いる駆動力の設定マップを示す
図
図
【図５】 本発明装置を具備する車両の他の例の側面図
【図６】 図５の例のスライドドアの制御に用いる駆動
力の設定マップを示す図
力の設定マップを示す図
１ スライドドア ２ レール ２ａ 傾斜部 ３ 電動機 ６ コントローラ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B60J 5/06 E05F 15/14 E05F 1/04 E05F 1/02
Claims (1)
- 【請求項１】 車体側部に設けたスライドドアを電動機
を用いて開閉する装置において、スライドドアを案内す
るレールに水平に対し傾斜した傾斜部を設けると共に、
スライドドアの位置を検出する位置検出手段と、電動機
を制御するコントローラとを備え、コントローラにはス
ライドドアの位置に対応した電動機の駆動力が設定され
ている駆動力マップが格納されており、スライドドアが
移動するとき、駆動力マップに基いて位置検出手段から
の位置情報に対応して求められた駆動力に電動機を制御
し、駆動力マップは、スライドドアがレールの傾斜部を
上り方向に移動する場合に、該傾斜部を下り方向に移動
する場合より電動機の駆動力が大きくなるように設定さ
れていることを特徴とする車両用スライドドア装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08137172A JP3125267B2 (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 車両用スライドドア装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08137172A JP3125267B2 (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 車両用スライドドア装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09315156A JPH09315156A (ja) | 1997-12-09 |
| JP3125267B2 true JP3125267B2 (ja) | 2001-01-15 |
Family
ID=15192505
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08137172A Expired - Fee Related JP3125267B2 (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 車両用スライドドア装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3125267B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109538073A (zh) * | 2019-01-30 | 2019-03-29 | 张卫 | 共享式推拉车门 |
-
1996
- 1996-05-30 JP JP08137172A patent/JP3125267B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09315156A (ja) | 1997-12-09 |
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Legal Events
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Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071102 Year of fee payment: 7 |
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Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081102 Year of fee payment: 8 |
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