JP3125095B2 - 消防ポンプにおけるエンジンの消音装置 - Google Patents

消防ポンプにおけるエンジンの消音装置

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JP3125095B2
JP3125095B2 JP09074334A JP7433497A JP3125095B2 JP 3125095 B2 JP3125095 B2 JP 3125095B2 JP 09074334 A JP09074334 A JP 09074334A JP 7433497 A JP7433497 A JP 7433497A JP 3125095 B2 JP3125095 B2 JP 3125095B2
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昌弘 岩本
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株式会社岩本商会
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消音装置、更に詳
しくは消防ポンプの吸気口側にてエンジン駆動時におけ
る騒音を防止可能にしたエンジンの消音装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、消防ポンプの機種は各種あるが、
エンジン駆動時における騒音防止装置は存在していない
のが現状である。しかしながら、一般工場において使用
されている原動機には騒音発生部をカバーして防音装置
を施したり、或は工場の一隅に密室を構築して外部に騒
音による被害を与えないように工夫している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、消防ポンプのよ
うに緊急時における消火活動のみに使用する機体では、
機体設置位置と出火現場との間に距離があるので、その
間にホースを路面にひいて消火活動をする場合に、消防
ポンプが駆動する付近の住民はエンジンのうち、特に吸
気音の騒音が高いため、火災の現状報告等が聞きとれ
ず、被害前に準備をする時間がなく延焼による災害を招
くという問題点があった。
【0004】そこで、本発明は、エンジンを駆動しても
エンジンの一部である吸気口の騒音が外部に洩れないよ
うに緩和させて円滑に駆動するエンジンの消音装置を提
供することを目的としており、換言すれば該装置に用い
られる部材は軽量で、容易に取付け可能であると共にエ
ンジンの駆動に障害を何等来たさない消防ポンプにおけ
るエンジンの消音装置を提供することを目的とするもの
である。
【0005】上記目的を達成するために、本発明は、消
防ポンプの吸気口側にエンジン駆動時の騒音防止手段を
備えた消防ポンプのエンジンの消音装置において、前記
吸気口の直前に内枠を設け、該内枠内に羽毛部材を充愼
した網目状容器を備え、この網目状容器を前記内枠内に
て固定可能にし、外枠にて包被したことを特徴とする。
【0006】ここで、騒音防止手段としては、吸気口の
直前において空気を吸引して混合させるとき、エンジン
の駆動音以外に吸気口にて破裂音が発生するので、特に
エンジン駆動時にその吸気音を消去、少なくとも緩和さ
せるための手段である。
【0007】具体的には、吸気口の直前に羽毛部材を充
填した網目状容器を内枠内にて固定可能に形成したもの
である。
【0008】このように形成すると、消防ポンプ全体の
重量は変化することなく、羽毛の側面に形成された凸凹
形状が音を吸収し、又、吸気により羽毛が重合して羽毛
により多数の空気層を形成し、衝撃波の音波の障壁とな
り、外部への伝達を防止するものである。
【0009】また、羽毛部材を充填した網目状容器を吸
気口の直前に固定可能とすることによって、容器の厚薄
により羽毛層よりなる空気層の消音力を調整することが
できる。
【0010】この場合、網目状容器を中心として、その
網目状容器を内枠と押え用枠体にて挟着し、外枠にて包
被することにより羽毛部材を安定させ機能を向上させ
る。さらに、網目状容器を外枠の内面に沿わせて羽毛層
を形成することも可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づいて説明する。
【0012】各図面において、図1は本発明消音装置の
分解状態を示す斜視図、図2は消音装置の集合状態の縦
断面図、図3は消音装置を取付けた気化器の一部切欠斜
視図、図4は消音装置を取付けた消防ポンプの正面図で
ある。
【0013】図1において、消防ポンプの吸気口側に設
けた消音装置の全体を説明する。ここで図示した実施の
形態では、一般に使用されている消防ポンプに応用した
場合を示している。
【0014】ベース1は函状に形成されており、ベース
1の内部には突起2と気化器10に接続した吸気口3が
形成されている。吸気口3の直前には断面形内枠4を
設けている。内枠4の材質は、金属、合成樹脂、繊維若
しくは綿糸等よりなり、強靭なものであることが好まし
く、網目状に形成されている。
【0015】内枠4内には、網目状直方体の容器5内に
羽毛部材6を充填密封した羽毛層を押入して押え用枠体
7にて固定可能に挟着されるよう形成している。また前
記押え用枠体7と外枠9との間には網目状フィルター8
を介在させて図2に示すように吸気口3を有するベース
1内に内枠4、容器5、枠体7及びフィルター8を収納
し、図3に示すように外枠9にてカバーし、図4に示さ
れるようにこの消音装置を消防ポンプに取付けて使用す
る。
【0016】本発明の実施の形態についてその作動状態
を説明する。まず、気化器10に取付られている吸気口
3より吸引した空気は燃料と混合して燃料を気化せし
め、この混合気体はシリンダーに吸引される。この場合
燃料の噴霧口は開口し、常に噴霧口に働く燃料の圧力は
一定に保持されている。気化器10の絞り弁を開くと空
気の流量が増大し、噴霧口の圧力降下は大きくなって、
燃料が空気流量に応じて多く流れる。これは、燃料の流
量と空気の流量の差異により発生するものと推考され
る。破烈書が吸気口3側に発生するので、その破烈音を
羽毛及び空気層により緩和し、外枠9内において音波の
干渉により外部に洩出を防止するものである。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0018】気化器に取付けた吸気口の直前に網目状直
方体容器内に羽毛を充填して羽毛層を外枠内に設けるこ
とにより、羽毛層内の空気層にて吸気口より発生する騒
音を緩和し、消音効果を奏する。
【0019】羽毛層の容器が軽量であるため消防ポンプ
の重量を増加させないという効果がある。
【0020】羽毛層が定形化しているため取付け、取外
しが簡単に行われるという効果がある。
【0021】さらに、羽毛層の容器を内枠と押え用枠体
にて挟着しているので、振動或いは音波による形態の変
化を来たさない。
【図面の簡単な説明】
【図1】消音装置の分解状態を示す斜視図である。
【図2】消音装置の集合状態の縦断面図である。
【図3】消音装置を取付けた気化器の一部切欠斜視図で
ある。
【図4】消音装置を取付けた消防ポンプの正面図であ
る。
【符号の説明】
1 ベース 2 突起 3 吸気口 4 内枠 5 容器 6 羽毛部材 7 押え用枠体 8 フィルター 9 外枠 10 気化器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消防ポンプの吸気口側にエンジン駆動時
    の騒音防止手段を備えた消防ポンプのエンジン消音装置
    において、前記吸気口の直前に内枠を設け、該内枠内に
    羽毛部材を充填した網目状容器を備え、この網目状容器
    を前記内枠内にて固定可能にし、外枠にて包被したこと
    を特徴とする消防ポンプにおけるエンジンの消音装置。
JP09074334A 1997-02-18 1997-02-18 消防ポンプにおけるエンジンの消音装置 Expired - Fee Related JP3125095B2 (ja)

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