JP3125049B2 - タングステンの電解鏡面研磨方法 - Google Patents

タングステンの電解鏡面研磨方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タングステンから
なるワークの表面を鏡面研磨するための電解鏡面研磨方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属鏡としては、従来から種々の材料の
ものが用いられているが、なかでもタングステンは、高
融点、高硬度で、熱膨張が小さいため、高出力レーザー
ミラー等として好適なものである。しかしながら、タン
グステンはダイヤモンド研削ができず、鏡面を得るため
には、研磨に頼らざるを得ない状態にある。例えば、昭
和61年度精密工学会春季大会学術講演会論文集287
〜288頁における山下らの「CO2 レーザ用硬質金属
鏡の研磨」と題する発表では、GC#4000砥粒によ
るラッピング及び3μmダイヤモンド砥粒によるラッピ
ングによる前加工の後、コロイダルシリカによるフロー
トポリッシングにより仕上げることが開示されている。
【0003】しかしながら、この種の研磨方法では、仕
上げ面粗さを必ずしも短時間に十分に満足できる程度に
改善できるとは限らず、また、鏡面を得るために、ワー
クを複数の研磨装置に順次装着して前加工及び仕上げ研
磨をする必要があって、面倒な作業と比較的長い時間を
要するという問題があり、それらを解消した研磨技術の
開発が望まれていた。
【0004】一方、本発明者らは、本発明に先立ち、金
属鏡として用いられるチタンやステンレス、アルミニウ
ムを鏡面研磨する技術を開発し、例えば、1995年度
精密工学会秋季大会学術講演会論文集415〜416頁
において、「オスカー式研磨機によるステンレス鋼の電
解砥粒研磨」として、更に、1996年度精密工学会春
季大会学術講演会論文集931〜932頁において、
「オスカー式研磨機によるアルミニウム材の電解砥粒研
磨」として報告している。しかるに、上記タングステン
は特に高硬度で、その研磨に際して、ステンレス、アル
ミニウム等の金属材料とは全く異なる挙動を示すため、
それらのステンレス、アルミニウム等に対する研磨技術
またはそれらに近似した研磨技術を適用できるとは考え
られず、むしろ、焼入れされた高速度鋼のように、電解
によるよりも、ワークに対する研磨工具の押付け圧を上
げて砥粒による加工量を増大させるのが有効である可能
性が高いと考えられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、かかる
状況の下で、タングステンの表面を鏡面に加工するため
に各種の方法を適用し、適切な方法を模索してきたが、
上述したように、タングステンが他の金属鏡として用い
られるチタンやステンレス、アルミニウムとは全く異な
る挙動を示すにもかかわらず、電解電流による研磨が、
後述する実施例からわかるように、極めて有効であるこ
とを見出した。
【0006】また、上記電解電流による研磨において
は、ワークに対して付与される電流密度の増加に伴っ
て、表面層の除去速度が、チタンやステンレス、アルミ
ニウムとは比較にならない程度の大きい増加率で比例的
に増大し、しかも電流密度が小さい範囲内ではワークの
表面粗さが改善されないが、ワークの表面粗さが或るピ
ーク値を超えた後に、電流密度の増加に伴ってそれが急
激に改善される粗さ改善特性があることを確かめた。本
発明は、かかる知見に基づくものであり、その技術的課
題は、上記粗さ改善特性を利用してタングステンの表面
を短時間に、且つ簡単な研磨手段で鏡面研磨可能にする
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のタングステンの電解鏡面研磨方法は、タング
ステンからなるワークの表面を鏡面研磨するための方法
であって、電極溝を残して研磨パッドを貼り付けた研磨
定盤に対し、上記タングステンからなるワークを押し付
け、そのワークを研磨定盤に対して相対移動させなが
ら、研磨定盤上に電解液を供給すると同時に、ワークを
陽極とし、研磨定盤を陰極として電解電流を流し、その
電流密度を、電流密度の増加に伴ってワークの表面粗さ
が改善される粗さ改善領域を超えた値に維持して研磨を
行うことを特徴とするものである。上記電解液中には、
必要に応じて遊離砥粒を混入させることができる。
【0008】また電解液に遊離砥粒を混入させる場合
に比して、その遊離砥粒を混入させない場合の方がより
高品位な鏡面が得られることから、上記方法により遊離
砥粒を混入した電解液を用いて一次研磨を行った後、遊
離砥粒を混入しない電解液を用いて仕上げ研磨するの
が、高品位鏡面を得るためにより望ましい。
【0009】このような本発明の鏡面研磨方法によれ
ば、タングステンが他の金属鏡として用いられるチタン
やステンレス、アルミニウムとは全く異なる挙動を示す
にもかかわらず、電解電流による研磨により、後述する
実施例からわもかるように、極めて高能率的に短時間で
鏡面研磨することができる。また、遊離砥粒を混入した
電解液を用いて一次研磨を行った後、遊離砥粒を混入し
ない電解液を用いて仕上げ研磨することにより、より高
品位な鏡面を得ることができるが、この場合に、同一の
装置により単に電解液中の砥粒の有無のみを変更すれば
良いので、極めて簡単に研磨することが可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るタングステ
ンの電解鏡面研磨方法を実施するための研磨装置の好ま
しい構成例(オスカー型研磨装置)を模式的に示し、図
2はその電解作用部分を拡大して示している。
【0011】この電解鏡面研磨装置は、鉛直な回転軸2
の上端に研磨定盤1を備え、この研磨定盤1の表面に
は、導通性をもたせるための電極溝4を残して研磨パッ
ド3を貼り付けている。更に具体的に説明すると、例え
ば、後述の実施例において用いている研磨装置では、2
80mmφのステンレス製の研磨定盤上に、扇形に切り
出したポリエステル系不織布パッド3を、1mm幅の電
極溝4を介して放射状に貼り付けている。この研磨パッ
ド3は、研磨定盤1の表面のよい平坦度を得ると同時
に、タングステンからなるワークWの表面に接してそれ
を研磨し、あるいは遊離砥粒の保持のために機能するも
のである。上記研磨パッド3としては、一般的に研磨に
用いられる不織布系、スウェード系、発泡樹脂系のパッ
ドのなかで、不織布タイプで、特に比較的硬質のもの、
例えば、ポリエステル系等のものが望ましい。
【0012】一方、ワークWを保持するホルダー5は、
回転軸6の先端に取り付け、その回転軸6により回転駆
動すると共に、回転軸6自体を研磨定盤1の放射方向に
揺動運動させることにより、ワークWが研磨定盤1に対
する圧接位置を放射方向に変えるようにしたものであ
る。従って、研磨定盤1が回転しない状態においても、
ワークWを研磨定盤1に対して相対移動させることがで
きる。しかも、この回転軸6には、ワークWを研磨定盤
1に押し付けるための押付け力を付与するようにしてい
る。上記研磨定盤1の回転数、ホルダー5の回転数や揺
動速度、あるいは研磨定盤1に対するワークWの押付け
力は、各種金属表面の電解による研磨に一般的に用いら
れている値と同程度で差し支えない。
【0013】また、上記ワークWを電解により研磨する
ため、研磨定盤1上には電解液9を供給するための供給
管8を開口させている。電解液9は、この供給管8を用
いて研磨定盤1上に自然流下させ、研磨定盤1の下方で
集めて循環使用すればよく、供給する電解液としては、
NaNO3 等の水溶液が適しているが、他の電解液も使
用することができる。この電解液9には、必要に応じ
て、図2に示すように遊離砥粒10を混入させることが
でき、この遊離砥粒10としては、後述の実施例におい
て用いている粒径0.05μmのアルミナが望ましい
が、ジルコニア、コロイダルシリカ、その他一般的に用
いられている各種遊離砥粒で、比較的粒径の小さいもの
を用いることができる。
【0014】ワークWに電解電流を流すために、ワーク
Wが陽極、研磨定盤1が陰極となるように、それらが直
流電源12に接続される。電解のための電圧、電流、電
流密度等については、次のように設定することにより、
高能率的に鏡面研磨を行うことができる。
【0015】即ち、実施例に基づいて後述するが、本発
明者らは、タングステンに対して電解電流による研磨を
適用した場合に、電流密度の増加に伴って表面層の除去
速度が比例的に著しく増大するという特性と共に、タン
グステンに固有の仕上げ面粗さ−電流特性(粗さ改善特
性)があることを見出している。この粗さ改善特性は、
電流密度が小さい範囲内ではワークの表面粗さが改善さ
れないが、ワークの表面粗さが或るピーク値を超えた後
に、電流密度の増加に伴って急激に改善され、それが持
続されるというものである。従って、ワークの加工は、
この粗さ改善領域を超えた電流密度において行うのが有
効である。
【0016】このような本発明の鏡面研磨方法によれ
ば、タングステンからなるワークに電解電流による研磨
を適用し、即ち、電極溝4を残して研磨パッド3を貼り
付けた研磨定盤1にタングステンからなるワークWを押
し付け、そのワークWをホルダー5の回転揺動により研
磨定盤1に対して相対移動させながら、研磨定盤1上に
供給管8から電解液9を供給すると同時に電源12から
電解電流を流して研磨を行うことにより、極めて高能率
的に短時間でワークを加工することができる。
【0017】このような電解鏡面研磨においては、研磨
定盤1の表面に、電極溝4を残して研磨パッド3を貼り
付けているので、図2からわかるように、回転する研磨
定盤1上において研磨されるワークWは、電極溝4に対
面する部分において電解による研磨作用を受け、研磨パ
ッド3に接する部分では、その研磨パッド3自体または
それに保持された遊離砥粒による擦過作用を受け、直接
的な電解作用を受けることはない。そのため、ワークW
の電解溝4に対面して電解作用を受ける部分は常に変動
し、その部分の合計面積も常に変動することになる。し
かるに、本発明に関連して本明細書で説明する電流密度
の値は、ワークの表面積で電流値を除した値を用いてい
る。
【0018】また、上述した本発明の研磨方法において
は、実施例によって明らかにするように、電解液9に遊
離砥粒10を混入させる場合に比して、その遊離砥粒を
混入させない場合の方がより鏡面の品位を向上させるこ
とができる。そのため、遊離砥粒10を混入した電解液
9を用いて一次研磨を行った後、遊離砥粒を混入しない
電解液9を用いて仕上げ研磨するのが望ましい。この場
合、一次研磨及び仕上げ研磨を、同一の装置により単に
電解液中の砥粒の有無のみを変更するだけで実施できる
ので、研磨工程が複雑化することはない。
【0019】
【実施例】次に、図面を参照して本発明の実施例及び比
較例について説明する。以下に示す実験例では、図1に
示す前記オスカー式研磨装置を用い、電解液としてはN
aNO3 の20wt%水溶液を用いて、それを供給管8
から研磨定盤1上に自然流下させた。また、それぞれの
図中に示す実験条件に従って研磨を行った。図3は、上
記電解液に遊離砥粒(コロイダルシリカ)を混入し、研
磨条件を一定にして、タングステンを含む各種金属材料
における電流密度と研磨速度(除去速度)との関係を実
験により調べた結果を示している。
【0020】また、図4は、遊離砥粒を0.05μmア
ルミナとし、タングステンのみについて、電流密度が小
さい領域でそれと研磨速度との関係を調べた結果を示
し、図5は、タングステンについて、遊離砥粒として各
種砥粒を用いた場合の電流密度と除去速度との関係を比
較して示すものである。更に、図6は、タングステン以
外の金属材料の場合には遊離砥粒としてコロイダルシリ
カを用い、タングステンで遊離砥粒を用いる場合には
0.05μmアルミナを用い、それらと、タングステン
で遊離砥粒を用いない場合についての、電流密度と除去
速度との関係を比較して示すものである。
【0021】これらの実験結果は本発明の基礎をなすも
のであって、この結果によれば、タングステンについて
は、電流密度の増加に伴って、研磨速度(除去速度)が
他の各金属材料と比較にならない程度の大きい増加率で
比例的に増大すことが明瞭である。このような結果は、
高硬度のタングステンが研磨においてチタンやステンレ
ス、アルミニウムとは全く異なる挙動を示すことから、
予測が困難であったものである。そして、上記タングス
テンの研磨速度が電流密度に応じて比例的に増大すると
いう傾向に対し、使用する遊離砥粒の種類の影響は比較
的小さいものである。また、砥粒を用いない場合には、
それを用いる場合に比して電流密度の増加に伴う研磨速
度の増加率は低いが、他の金属材料に対しては十分に大
きい増加率を示すこともわかる。
【0022】図7及び図8は、タングステン以外の金属
材料の場合には遊離砥粒としてコロイダルシリカを用
い、タングステンで遊離砥粒を用いる場合には0.05
μmアルミナを用い、それらと、タングステンで遊離砥
粒を用いない場合についての、電流密度と表面粗さRa
及びRy との関係を示すものである。これらの実験結果
も本発明の基礎をなすもので、電流密度が小さい範囲内
では表面粗さRa ,Ry が改善されないが、表面粗さR
a ,Ry が或るピーク値を超えた後に、電流密度の増加
に伴ってそれが急激に改善される粗さ改善特性をもつこ
とが明瞭である。このような粗さ改善特性は、図中に示
す他の金属材料では全く見られないものである。
【0023】具体的には、遊離砥粒を用いた場合には、
電流密度が0.02 A/cm2付近において表面粗さがピー
クに達し、その後、電流密度が増大して0.05〜0.
1 A/cm2に達するまで表面粗さが急激に改善され(粗さ
改善領域)、それを超えた後は、電流密度が増大しても
表面粗さが改善された状態が維持される。一方、遊離砥
粒を用いない場合には、電流密度が0 A/cm2で表面粗さ
がピークに達し、その後、電流密度が増大し0.025
A/cm2 に達するまで表面粗さが急激に改善され(粗さ改
善領域)、それを超えた後は電流密度が増大しても表面
粗さが改善された状態が維持される。従って、上記粗さ
改善領域を超えた適切な電流密度においてワークの加工
を行うのが有効であることがわかる。
【0024】図9は、タングステンについての研磨実験
例における印加電圧と電流密度の関係を調べた実験結果
を示すものであり、図10は、図9と同条件における印
加電圧が研磨速度に及ぼす影響を、図11は、同印加電
圧が表面粗さRa に及ぼす影響を調べた結果を示すもの
である。これらの実験結果によれば、本発明の場合に
は、印加電圧が電流密度と対応関係を示し、従って、電
流密度に代えて印加電圧を制御しながら研磨を行うこと
もできる。
【0025】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明の電解鏡
面研磨方法によれば、ワークに対して付与される電流密
度の増加に伴って、表面層の除去速度が比例的に大きく
増大すると共に、ワークの表面粗さが電流密度の増加に
伴って急激に改善される粗さ改善特性があるという知見
に基づき、タングステンの表面を、短時間に、簡単な研
磨手段で鏡面研磨することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電解鏡面研磨方法を実施するため
の研磨装置の構成例を模式的に示す斜視図である。
【図2】図1の装置における電解作用部分を拡大して示
す部分断面図である。
【図3】タングステンを含む各種金属材料の電流密度と
研磨速度(除去速度)との関係についての実験結果を示
すグラフである。
【図4】タングステンについて電流密度と研磨速度との
関係を調べた結果を示すグラフである。
【図5】タングステンについて各種遊離砥粒を用いた場
合の電流密度と除去速度と関係を比較して示すグラフで
ある。
【図6】タングステンで遊離砥粒を用いない場合を含む
電流密度と除去速度との関係を比較して示すグラフであ
る。
【図7】タングステンを含む各種金属材料の電流密度と
表面粗さRa との関係を示すグラフである。
【図8】タングステンを含む各種金属材料の電流密度と
表面粗さRy との関係を示すグラフである。
【図9】タングステンについての研磨実験例における印
加電圧と電流密度の関係を調べた実験結果を示すグラフ
である。
【図10】タングステンについて、印加電圧が研磨速度
に及ぼす影響を調べた実験結果を示すグラフである。
【図11】同印加電圧が表面粗さRa に及ぼす影響を調
べた結果を示すグラフである。
【符号の説明】
1 研磨定盤 3 研磨パッド 4 電極溝 9 電解液 10 遊離砥粒 12 直流電源 W ワーク
フロントページの続き (72)発明者 森 澤 祐 二 茨城県水海道市内守谷町4382番地4 日 本エクシード株式会社内 (72)発明者 原 口 浩 茨城県水海道市内守谷町4382番地4 日 本エクシード株式会社内 合議体 審判長 桐本 勲 審判官 鈴木 孝幸 審判官 小林 武 (56)参考文献 特開 昭62−94224(JP,A) 特公 昭50−20953(JP,B2) 実公 昭49−36072(JP,Y2)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タングステンからなるワークの表面を鏡面
    研磨するための方法であって、 電極溝を残して研磨パッドを貼り付けた研磨定盤に対
    し、上記タングステンからなるワークを押し付け、その
    ワークを研磨定盤に対して相対移動させながら、 研磨定盤上に電解液を供給すると同時に、ワークを陽極
    とし、研磨定盤を陰極として電解電流を流し、 その電流密度を、電流密度の増加に伴ってワークの表面
    粗さが改善される粗さ改善領域を超えた値に維持して研
    磨を行う、 ことを特徴とするタングステンの電解鏡面研磨方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の研磨方法において、 電解液中に遊離砥粒を混入させる、 ことを特徴とするタングステンの電解鏡面研磨方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の研磨方法おいて、 遊離砥粒を混入した電解液を用いて一次研磨を行った
    後、遊離砥粒を混入しない電解液を用いて仕上げ研磨す
    る、 ことを特徴とするタングステンの電解鏡面研磨方法。
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