JP3124926U - 包装棒状飯及びその包装シート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】外フィルム1と内フィルム4との間にシート状食品3が収容され、外フィルム1に分断可能部11が設けられ、内フィルム4は外フィルム1に重なる2枚のフィルム片41、41からなる棒状飯の包装シートにおいて、両フィルム片41、41は粗面に加工されており、両フィルム片41、41は棒状飯5の端面にも被さる様に、外フィルム1からはみ出たはみ出し部41a、41aを有している。
【選択図】図1
Description
外フィルム(1)は幅方向の中央部に、長さ方向に分断できる分断可能部(11)を有している。
内フィルム(4)は2枚のフィルム片(41)(41)からなり、両フィルム片(41)(41)は、互いに幅長さの1/3程度を折り返し、折り目側どうしを外フィルム(1)の分断可能部(11)上で重ね、両フィルム片(41)(41)の外側部分を外フィルム(1)の外側へ大きくはみ出させている。
内フィルム(4)上に、フィルム片(41)(41)の帯状重なり部と直交し、且つ両端が外フイルム(1)からはみ出さない様に棒状飯(6)を載せ、フィルム片(41)(41)の上記はみ出し部(41a)(41a)で棒状飯(6)の両端面を覆い、包装シート(5)を棒状飯(6)に巻き付けて巻付け端をシール片、熱溶着等により剥離可能に接着して包装棒状飯を完成する。
又、包装シートは、ドラムに巻回した長尺フィルムを引き出しつつ自動機によって能率的に生産されるが、内フィルム(4)を構成する各フィルム片(41)(41)の幅長さと、外フィルム(1)の幅長さとが異なるため、幅長さの異なる2種類のフィルムを準備しなければならず、材料フィルムの保管や管理が煩雑となる。
又、フィルム片(41)用の長尺フィルムを引き出す途上で、1/3幅で折り畳む工程が必要となり、装置構成が複雑となる。
又、内フィルム(4)と外フィルム(1)の熱溶着は、2つ折りしたフィルム片(41)(41)と外フィルム(4)とを溶着せねばならず、2つ折りしたフィルム片(41)にズレが生じ易く、溶着が安定しない。
本考案は上記問題を解決できる包装シートを明らかにするものである。
又、特許文献1の場合に較べて、フィルム片(41)の幅長さを短くして、材料フィルムを節約し、包装シートの製造コストを低減できる。
外フィルム(1)と内フィルム(4)の溶着部において、フィルムは2枚重なりであり、特許文献1の場合の様に3枚重なりに較べてフィルムのずれが生じ難く、又、安定した溶着が実現できる。
残りの包装シート(5)の外端を摘んで外側に引っ張ると、シート状食品(3)を残して包装シート(5)の残り半分が上記同様にしてスムーズ引っ張り出される。シート状食品(3)は直接に棒状飯(6)に被さる。
りると考えられる。しかし、この様に全体としては長方形ではない変形フィルム片は、長尺帯状のフィルムを引き出しながら機械的にカットして所望の形状とせねばならず、却ってコスト高となり、カットしたフィルム屑が包装シート自動製造装置に巻き込まれてトラブルの原因となる虞れがある。
外フィルム(1)は幅方向の中央部に長手方向に沿って分断可能部(11)が設けられ、実施例の分断可能部(11)は断続的な切込み条(14)である。
実施例のシート状食品(3)はシート状海苔である。
2枚のフィルム片(41)(41)は、外フィルム(1)の横幅中央部にて、約20mm幅で重なており、両フィルム片(41)(41)は、縦長さの全長に亘って外フィルム(1)から約55mm幅で大きくはみ出している。
棒状飯(6)と直接に接する内フィルム(4)のフィルム片(41)(41)は、表面が粗面加工されて半透明である。フィルム片(41)(41)を粗面加工することにより、棒状飯(6)との付着性の悪さが一層高められる。
棒状飯(6)は断面略円形でもよいのは勿論である。
フィルム片(41)(41)のはみ出し部(41a)(41a)が棒状飯(6)の両端面に被さる様にして内側に折り畳む。次いで、包装シート(5)を棒状飯(6)に巻き付け、図4に示す如く、包装シート(5)の巻き付け端をシール片(7)、又は、剥離可能に熱溶着して止める。シール片(7)を用いる場合、シール片(7)の端部はフイルムに接着せず浮かせておけば、簡単に指先で摘んで剥がすことができる。
棒状飯(6)と直接に接するフィルム片(41)は粗面加工されて、棒状飯(6)との付着性が悪いため、包装シート(5)の半分を引っ張り出す際に、棒状飯(6)との摩擦抵抗は小さく、棒状飯(6)に無理が掛かって棒状飯(6)が千切れてしまうことを防止できる。
残りの包装シート(5)の外端を摘んで外側に引っ張ると、シート状食品(3)を残して包装シート(5)の残り半分を前記同様にしてスムーズ引っ張り出すことができる。シート状食品(3)は直接に棒状飯(6)に被さる。
11 分断可能部
2 中間フィルム
3 シート状食品
4 内フィルム
41 フィルム片
41a はみ出し部
5 包装シート
6 棒状飯
Claims (5)
- 外フィルム(1)と内フィルム(4)との間にシート状食品(3)が収容され、シート状食品(3)の外側にて外フィルム(1)と内フィルム(4)とが熱溶着され、外フィルム(1)の幅方向の略中央部に外フィルム(1)の長手方向に沿って分断可能部(11)が設けられ、内フィルム(4)は外フィルム(1)に重なる2枚のフィルム片(41)(41)からなる棒状飯の包装シートにおいて、両フィルム片(41)(41)はフィルムの素材の選択、フィルムの表面加工等により、棒状飯(6)が引っ付き難くなる様に形成され、両フィルム片(41)(41)は長方形であって折り目は存在せず、両フィルム片(41)(41)は棒状飯(6)の端面にも被さる様に、フィルム片(41)の全長に亘って外フィルム(1)からはみ出たはみ出し部(41a)を有し、フィルム片(41)(41)どうしは、外フィルム(1)の幅方向の中央部のみで重なっている棒状飯の包装シート。
- 外フィルム(1)の分断可能部(11)は断続的な切込み条(14)であり、シート状食品(3)と外フィルム(1)との間に、該切込み条(14)に被さる中間フィルム(2)が介装され、該中間フィルム(2)は、切込み条(14)に沿って外フィルム(1)に熱溶着されている請求項1に記載の棒状飯の包装シート。
- 両フィルム片(41)(41)と外フィルム(1)の幅長さは同じである請求項1又は2に記載の棒状飯の包装シート。
- フィルム片(41)(41)は、棒状飯(6)と接する面は粗面に加工されている請求項1乃至3の何れかに記載の棒状飯の包装シート。
- 請求項1乃至4の何れかに記載の包装シートによって包装した包装棒状飯であって、内フィルム(4)上に、フィルム片(41)(41)の帯状重なり部と直交し、且つ両端が外フィルム(1)の幅方向にはみ出さない様に棒状飯(6)を載せ、フィルム片(41)(41)のはみ出し部(41a)(41a)によって棒状飯(6)の両端面を覆う共に、フィルム片(41)の残りの部分を内側へ折り返し、包装シート(5)を棒状飯(6)に巻き付けて、巻付け端をシール片(7)、熱溶着等により接合した包装棒状飯。
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JP2006004908U JP3124926U (ja) | 2006-06-22 | 2006-06-22 | 包装棒状飯及びその包装シート |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013013354A (ja) * | 2011-07-01 | 2013-01-24 | Makoto Suzuki | 包装飯塊及びその包装を解く方法 |
JP2013027323A (ja) * | 2011-07-27 | 2013-02-07 | Makoto Suzuki | 包装飯塊及びその包装を解く方法 |
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