JP3124735U - 肘掛つき歩行補助器 - Google Patents
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Abstract
【課題】手あるいは腕を介して体を支えるための支持台および補強材からなるフレームと複数個の車輪を有し、弾性体からなり後方に肘止め部をもった肘固定台を支持台に設置し、また高さ調整機能を持った、軽量かつ操作性の優れた歩行補助器を提供する。
【解決手段】略U字形状の上部支持台1に垂直方向補強材3、4が溶接され、垂直方向補強材3にはピンが差し込める複数の穴が開いている。また上部支持台1には肘掛け18を取り付ける穴を開けている。また垂直方向補強材3,4に排便が容易な姿勢をとるための握り棒が溶接されている。車輪取付金具19,20,21にはそれぞれ車輪9,10,11が取り付けられる。車輪9および11は進行方向が自在となる車輪であり、車輪10は進行方向が固定された車輪を取り付けている。車輪9,10の直径は障害物を乗り越えるため大きいほうが望ましい。
【選択図】図1
【解決手段】略U字形状の上部支持台1に垂直方向補強材3、4が溶接され、垂直方向補強材3にはピンが差し込める複数の穴が開いている。また上部支持台1には肘掛け18を取り付ける穴を開けている。また垂直方向補強材3,4に排便が容易な姿勢をとるための握り棒が溶接されている。車輪取付金具19,20,21にはそれぞれ車輪9,10,11が取り付けられる。車輪9および11は進行方向が自在となる車輪であり、車輪10は進行方向が固定された車輪を取り付けている。車輪9,10の直径は障害物を乗り越えるため大きいほうが望ましい。
【選択図】図1
Description
本発明は、歩行機能に問題がある方々の歩行を補助する歩行補助器に関し、自力で歩行することが困難な人で、かつ、手あるいは腕で体重を支えることが困難な人でも使用することができる、コンパクトで、安定性・操作性に優れた歩行補助器に関する。
日本はますます高齢化社会を迎え、お体の不自由なお年寄りもますます増加の一途をたどりつつある。このような状況の中で、高齢者が自立して自宅で快適な生活をおくる事を補佐する介護福祉機器等の開発は、重要な課題である。介護福祉機器のうち歩行補助器は、従来より、歩行機能に問題がある方々の歩行を補助する機器として開発されてきた。
(特開2004−222879号広報、特開2004−105396号広報、特開2002−126023号広報、特開2000−233002号広報など参照)
(特開2004−222879号広報、特開2004−105396号広報、特開2002−126023号広報、特開2000−233002号広報など参照)
この歩行補助器はパイプなどに曲げ加工、溶接加工などを施し、補強材が結合された上部および下部フレームを有し、上部フレームには体を支えるためにつかまることができる手すりが形成され、下部フレームにはキャスターが取り付けられ、フレームの中央部に入り込んだ歩行者とともに走行可能としたものである。
以上に述べた従来の歩行補助器はヨーロッパ等の海外から技術、サンプルが導入されたものが多く、日本人の体格、日本の住環境にあったものではない。すなわち大きくて、重くまた方向転換、回転等の操作性において問題があった。また自力で歩行することが困難な人で、かつ、手あるいは腕で体重を支えることが困難な人は支持台をつかんで歩行することが困難であった。また支持台に肘を乗せる肘掛が設置された歩行補助器もあるが肘の安定が悪く、歩行補助器を使用することができなかった。
特開2004−222879号広報に記載された歩行器は上記問題点を指摘し、改善を加えた。しかしながら5輪のキャスターでは斜め前方方向に転びやすく安全性に問題があった。また上部フレームと下部フレームの間に大きい空間があり、歩行者が転んだときこの空間に倒れこむ危険性があった。
またくぼみを有した肘掛を設置する実施の形態が紹介されているが、進行方向に対して垂直方向に肘がすべる可能性があり、転倒の原因となる。またくぼみが浅く前後にすべる可能性があった。
特開2002−126023号広報に記載された歩行器も上記問題点を指摘し、改善を加えた。しかしながら幅方向はコンパクトに調整可能だが、上部および下部フレームが馬蹄形であるがために回転半径が大きい。
また上部フレームの上に馬蹄形のクッションを設置する実施の形態が紹介されているが、進行方向に対して垂直方向におよび前後に肘がすべる可能性があり、転倒の原因となる。
以上述べた問題を解決するための歩行補助器の開発が必要とされ、本考案はこれを満足する歩行補助器を提供する。
このため請求項1に係る考案の歩行器は、歩行補助を目的とした歩行補助器であって、手あるいは腕を介して体を支えるための支持台およびこの支持台を支える垂直方向の補強材およびさらに前記補強材を固定する水平方向の下部補強材からなるフレームと複数個の車輪を有し、弾性体からなり後方に肘止め部をもったU字型の肘固定台を有することを特徴とする。
請求項2に係る考案の歩行器は、半円形もしくは半円端部よりその接線方向に適当な長さで伸ばした形状もしくは略U字形状の支持台および下部補強材を有することを特徴とする。
請求項3に係る考案の歩行器は、排便の際、体を前に倒す姿勢が望ましく、その体を支えるために上記支持台と下部補強材の間に水平方向の握り棒を設置したことを特徴とする。
請求項4に係る考案は、垂直方向の補強材が上下に2分割され、片方のパイプがもう一方のパイプに挿しこめられ、各々のパイプに開けられた穴にピンを差し込むことにより、高さ調整を可能としたことを特徴とする。
請求項5に係る考案は、車輪を前後に周動可能としたことを特徴とする。
請求項6に係る考案は、下部補強材に上記支持台前進方向の先端より前に2個の進行方向が自在となる車輪を有し、中央部の両端にそれぞれ1個の進行方向が固定された車輪を有し、また前進方向の最後尾の両端にそれぞれ1個の進行方向が自在となる車輪を有することを特徴とする。
請求項7に係る考案は、最先端あるいは最後尾の車輪が浮くように中央部の車輪の高さ方向位置を調整したことを特徴とする。
本考案の肘掛を使用することにより、歩行機能に問題があり、自力で歩行することが困難な人で、かつ、手あるいは腕で体重を支えることが困難な人でも歩行補助器を使用することができ、自分の足で歩くことが可能となる。
また半円形もしくは半円端部よりその接線方向に適当な長さで伸ばした形状もしくは略U字形状の上部および下部支持台を使用することにより、また水平方向の下部補強材に上記支持台前進方向の先端より前に2個の進行方向が自在となる車輪を有することにより、さらに中央部の両端にそれぞれ1個の進行方向が固定された車輪を有し、また前進方向の最後尾の両端にそれぞれ1個の進行方向が自在となる車輪を有することにより、コンパクトで、安定性・操作性に優れた歩行補助器を提供する。
さらに本歩行補助器を使用してトイレに行き、便座に座った後、排便が容易な姿勢をとるための握り棒を設置している。
また高さ調節機能により、身長・歩行姿勢等々にあわせて使用することができる。さらに最先端あるいは最後尾の車輪が浮くように中央部の車輪の高さ方向位置を調整することにより段差に乗り越えが容易になる。
以下本考案をさらに詳細に説明する。図1は本考案の歩行補助器の1例を側面から見て示している。図2は上面から見て示している。図3は前面から見て示している。
半円端部よりその接線方向に適当な長さで伸ばした、もしくは略U字形状の上部支持台1に垂直方向補強材3、4、5が溶接され、垂直方向補強材3にはピン23が差し込める複数の穴14が開いている。また上部支持台1には肘掛18を取り付ける穴16を開けている。また垂直方向補強材3、4、5に排便が容易な姿勢をとるための握り棒12,13が溶接されている。
半円端部よりその接線方向に適当な長さで伸ばした、もしくは略U字形状の下部支持台2に垂直方向補強材6、7、8が溶接され、垂直方向補強材6にはピン23が差し込める複数の穴15があいている。また下部支持台2に車輪取付金具19,20,21が溶接されている。
垂直方向補強材6、7、8は垂直方向補強材3、4、5に挿しこめられ、歩行器を使用するに適切な高さで、それぞれの穴の位置が一致したとき、ピン23を挿入して高さを調整する。
車輪取付金具19,20,21にはそれぞれ車輪9,10,11が取り付けられる。車輪9および11は進行方向が自在となる車輪であり、車輪10は進行方向が固定された車輪を取り付けている。車輪9,10の直径は障害物を乗り越えるため大きいほうが望ましく、この例では直径150mmの車輪を使用している。一方車輪11は歩行者の足に接触しないように75mm程度の車輪を使用している。また車輪の位置は車輪10の設置点を車輪9,10のそれに比較して5から10mm下げている。
前方方向の安定性を確保するため、車輪9は上部支持台前進方向の先端より前に設置され、後方方向の安定性を確保するため、車輪11は上部支持台前進方向の後端より後ろに設置されている。また横方向の安定性を確保するため、車輪10は上部支持台前進方向横の両端より外側に設置されている。
肘掛18は固定金具17を介して開口部を前方方向に固定されている。肘掛18は全体重をかけられるよう柔らかい弾性体で作られ後方および側方が高くなり、ひじを包み込むような形状をしている。これにより肘が後方あるいは両側にずれることなく安心して体重を掛けることができる。
ピン23ははずれ防止用マジックテープ(登録商標)22を取り付けた高さ調整用ピンである。
1 上部支持台 、2 下部支持台 、 3,4,5,6,7,8 垂直方向補強材 、 9,10,11 車輪 、 12,13 握り棒 、 14,15 ピン穴 、 16 肘掛固定穴 、 17 肘掛固定金具 、 18 肘掛 、 19,20,21 車輪取付金具 、22 はずれ防止用マジックテープ(登録商標)、23ピン
Claims (7)
- 歩行補助を目的とした歩行補助器であって、手あるいは腕を介して体を支えるための支持台およびこの支持台を支える垂直方向の補強材およびさらに前記補強材を固定する水平方向の下部補強材からなるフレームと複数個の車輪を有し、弾性体からなり後方に肘止め部をもったU字型の肘固定台を有する歩行補助器。
- 請求項1記載の歩行補助器において、半円形もしくは半円端部よりその接線方向に適当な長さで伸ばした形状もしくは略U字形状の支持台および下部補強材を有する歩行補助器。
- 請求項1記載の歩行補助器において、排便の際、体を前に倒す姿勢が望ましく、その体を支えるために上記支持台と下部補強材の間に水平方向の握り棒を設置した歩行補助器。
- 請求項1記載の歩行補助器において、垂直方向の補強材が上下に2分割され、片方のパイプがもう一方のパイプに挿しこめられ、各々のパイプに開けられた穴にピンを差し込むことにより、高さ調整を可能とした歩行補助機。
- 請求項1記載の歩行補助器において、車輪を前後に周動可能とした歩行補助器
- 。請求項1記載の歩行補助器において、下部補強材に上記支持台前進方向の先端より前に2個の進行方向が自在となる車輪を有し、中央部の両端にそれぞれ1個の進行方向が固定された車輪を有し、また前進方向の最後尾の両端にそれぞれ1個の進行方向が自在となる車輪を有する歩行補助器。
- 請求項6記載の歩行補助器において、最先端あるいは最後尾の車輪が浮くように中央部の車輪の高さ方向位置を調整した歩行補助器。
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