JP3124569U - 容器の口栓装置 - Google Patents

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勝次 横山
喜志雄 松井
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勝次 横山
三宝化成株式会社
有限会社マツエ
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Abstract

【課題】適用できる容器に制約が無く、開封の有無を確認でき、内容物の使用時の開閉操作が簡単で、キャップの紛失も防止でき、内容物を最後まで完全に取り出して使用できる容器の口栓装置を提供すること。
【解決手段】容器本体1の開口部2に螺合装着可能とされ、頂面4bにプルトップ中栓3を備えた口栓本体4と、前記口栓本体4の頂面4bのプルトップ中栓3を包囲する領域に着脱可能に嵌着され、前記口栓本体4の側面にヒンジ部5を介して連設されたキャップ6と、前記口栓本体4の下端に細い連結片7を介して一体に連設され、容器本体1への螺合装着方向への回転時には第1カム8により口栓本体4と一体的に回動し、逆方向への回転時には、第2カム9により容器本体1の開口部2に回り止め係止されて前記連結片7の位置で口栓本体4から切り離される安全シール用リング10とを備えている。
【選択図】図1

Description

本考案は、一度に使い切るのではなく、複数回に分けて使用される種類の内容物を収納する容器に適用して好適な容器の口栓装置に関するものである。
上記容器の口栓装置として、従来、螺合方式で繰り返し着脱可能に装着するタイプと、弾性変形を利用して繰り返し着脱可能に嵌着するタイプとがある。
上記前者のタイプの口栓装置は、一度でも開封されると口栓本体から切り離されて容器本体側に残るようにされたリング(以下、安全シール用リングと称す)を口栓本体に細い連結片で連結させた構造のものが多い(例えば、特許文献1参照)。
また、上記後者のタイプの口栓装置は、容器本体の開口部に嵌着された口栓本体にキャップをヒンジ部分を介して連設してキャップの紛失を防止し、前記口栓本体には、プルトップ方式の中栓を設けて開封されたかどうかを確認できるようにした構造のものが多い(例えば、特許文献2参照)。
実開昭59−66757号公報 実開平6−61744号公報
前記特許文献1のタイプの口栓装置は、容器本体内に収納された内容物を使用する際、口栓本体を数回回して容器本体から外す必要があり、使用後には再び逆方向に回して口栓本体を容器本体に螺合装着しておかなければならず、内容物の使用時の口栓装置の開閉操作が面倒であった。また、口栓本体は、容器本体から分離されているため、外した際に、落下紛失する場合もあった。さらに、容器本体に口栓本体を最初に螺合装着するとき、安全シール用リングを容器本体側の抜け止め用鍔部分に強制的に圧入させて嵌着させており、そのために、容器本体側には、上記圧入に耐える強度が要求され、適用できる容器としては、硬質のものに限られ、袋状容器のような柔軟な軟質の容器には適用できなかった。
また、前記特許文献2のタイプの口栓装置は、開閉操作が簡単で、キャップを紛失することもないが、口栓本体を容器本体に最初から強制的に圧入させて嵌着させており、適用できる容器としては、硬質の容器に限られ、袋状容器のような柔軟な軟質の容器には適用できなかった。しかも、口栓本体が容器本体から簡単に外すことができないため、容器本体内の内容物が残り少なくなってくると、プルトップ中栓の内側に内容物が溜まって残存し、これを完全に取り出すことができなかった。
本考案は、適用できる容器に制約が無く、開封の有無を確認でき、内容物の使用時の開閉操作が簡単で、キャップの紛失も防止でき、内容物を最後まで完全に取り出して使用できる容器の口栓装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために本考案の容器の口栓装置は、容器本体の開口部に螺合装着可能とされ、頂面にプルトップ中栓を備えた口栓本体と、
前記口栓本体の頂面のプルトップ中栓を包囲する領域に着脱可能に嵌着され、前記口栓本体にヒンジ部を介して連設されたキャップと、
前記口栓本体の下端に細い連結片を介して一体に連設され、容器本体への螺合装着方向への回転時には第1カムにより口栓本体と一体的に回動し、逆方向への回転時には、第2カムにより容器本体の開口部に回り止め係止されて前記連結片の位置で口栓本体から切り離される安全シール用リングとを備えていることを特徴としている。
上記構成によれば、内容物の使用時、口栓本体をその都度、複数回回す必要が無く、単にキャップの開閉によりワンタッチで簡単に開閉操作することができ、初回にプルトップ中栓を除去しておけば、以後、該中栓除去後の開口孔から内容物を取り出すことができる。そして、内容物の残量が少なくなり、プルトップ中栓の内側に溜まって最後まで完全に取り出せない場合には、口栓本体を回して容器本体から外すことにより、内容物を最後まで完全に取り出して使用することができる。また、容器本体の開口部に口栓本体を螺合装着することができるため、容器本体の開口部に口栓本体を強制的に圧入嵌着させる必要が無く、適用できる容器が硬質のものに限られることはなく、袋状容器のような柔軟な軟質の容器にも好適に適用することができる。しかも、口栓本体が容器本体から螺合を解いて一度でも外されると、安全シール用リングが口栓本体から切り離されるため、開封の有無を確認することができ、例えば、生産工場から消費者の手に渡るまでの流通過程などで、万一、異物が混入されるようなことも防止することができる。さらに、キャップは、口栓本体の側面にヒンジ部を介して連設されているため、紛失することもない。
また、前記プルトップ中栓は、口栓本体の頂面に切り取り輪郭に沿って形成された溝によって囲まれた領域を有しており、該領域内の一部と連結片を介して一連に連結された指掛けリング部分を備えた形状とされていることを特徴としている。
上記構成によれば、指掛けリング部分を引っ張ることにより、プルトップ中栓を容易に除去することができる。
また、前記口栓本体は、前記キャップが嵌着される環状部が頂面に起立形成されており、前記プルトップ中栓は、この環状部内に収納されていることを特徴としている。
上記構成によれば、プルトップ中栓の指掛けリング部分を環状部内に収納させてキャップで体裁良く被覆することができ、プルトップ中栓の除去後においては、環状部を容器本体から内容物を取り出す場合の抽出筒体として利用できる。
また、前記キャップは、天板と、該天板の周囲から下方に延びる外側周壁と、該外側周壁の内側に前記天板から下方に延びる内側周壁とを備えており、これら外側周壁と内側周壁とは前記口栓本体の前記環状部を内外から挟んで密着閉鎖する構造とされていることを特徴としている。
上記構成によれば、キャップの閉鎖状態での密封性を向上させることができる。
また、前記ヒンジ部は、口栓本体の上部側面とキャップの下部側面とに連結される連結片をそれぞれ一連に備えており、これらの連結片の中央部に弾性変形可能な薄肉部が一連に形成された構造とされていることを特徴としている。
上記構成によれば、キャップは、口栓本体と一連に連結されており、キャップの紛失が防止されると共に、キャップの開閉操作をワンタッチで簡単に行うことができる。
また、前記第1カムは、口栓本体の下端面と安全シール用リングの上端面との上下方向の対向面の周方向複数箇所に突起と凹部として形成されており、これら突起と凹部とは、口栓本体を容器本体に螺合装着する方向への回転時には、口栓本体と安全シール用リングとが一体的に回転する係合当接面を有し、逆方向への回転時には、口栓本体のみが安全シール用リングに対してスリップして空転する傾斜面を有しており、また、前記第2カムは、安全シール用リングの内周面と容器本体の開口部の外周面との対向面の周方向複数箇所にそれぞれ突起として形成されており、これら両方の突起は、口栓本体を容器本体に螺合装着する方向への回転時には、安全シール用リングのみが容器本体の開口部に対してスリップして空転する傾斜面を有し、逆方向への回転時には、安全シール用リングを容器本体の開口部に回り止め係止する係止当接面を有していることを特徴としている。
上記構成によれば、容器本体の開口部に口栓本体を最初に螺合装着するときには、第1カムにより、安全シール用リングを口栓本体と一体的に回転させて口栓本体と安全シール用リングを容器本体の開口部に最後まで締付装着することができ、このとき、第2カムは、両方の突起が傾斜面をスリップして空転するので、口栓本体の装着を妨げることはない。しかし、口栓本体を上記と逆方向に回転させるときには、第2カムが安全シール用リングの回り止めを行い、第1カムは傾斜面でスリップして口栓本体の空転を許すため、安全シール用リングが細い連結片の位置で確実に切り離され、開封されたことが確認可能となる。
本考案によれば、適用できる容器に制約が無く、開封の有無を確認でき、内容物の使用時の開閉操作が簡単で、キャップの紛失も防止でき、内容物を最後まで完全に取り出して使用できる容器の口栓装置を提供することができる。
以下、本考案に係る容器の口栓装置の実施の形態を図1〜図9の記載に基づいて説明する。
本考案に係る容器の口栓装置は、図1〜図9に示すように、容器本体1の開口部2に内周面のネジ部4a(本実施形態では右ネジとしている)を介して螺合装着可能とされ、頂面4bにプルトップ中栓3を備えた天板付き円筒形状の口栓本体4と、口栓本体4の頂面4bのプルトップ中栓3を包囲する領域に着脱可能に嵌着され、口栓本体4の側面にヒンジ部5を介して連設されたキャップ6と、口栓本体4の下端の周方向複数箇所(本実施形態においては4箇所に設けているが、これに制約されない)に細い連結片7を介して一体に連設され、容器本体1への螺合装着方向への回転時には第1カム8により口栓本体4と一体的に回動し、逆方向への回転時には、第2カム9により容器本体1の開口部2に回り止め係止されて連結片7の位置で口栓本体4から切り離される安全シール用リング10とを備え、全体をポリエチレンその他適宜の樹脂で一体的に成形されている。
プルトップ中栓3は、図1、図4、図5に示すように、口栓本体4の頂面4bに切り取り輪郭に沿って形成された溝3aによって囲まれた領域3bを有しており、該領域3b内の一部と連結片3cを介して一連に連結された指掛けリング部分3dを備えた形状とされている。
口栓本体4は、図1、図4に示すように、キャップ6が嵌着される環状部4cが頂面4bに起立形成されており、プルトップ中栓3は、この環状部4c内に収納されている。
キャップ6は、図1、図3に示すように、天板6aと、天板6aの周囲から下方に延びる外側周壁6bと、外側周壁6bの内側に天板6aから下方に延びる内側周壁6cとを備えており、これら外側周壁6bと内側周壁6cとは口栓本体4の環状部4cを内外から挟んで密着閉鎖する構造とされている。なお、環状部4cの内周面上部は、テーパー面4dとされており、キャップ6の嵌合時、内側周壁6cの外周面を案内してスムーズに密着閉鎖されるようにしている。
また、キャップ6には、ヒンジ部5の形成位置と反対側の外周端部に開閉用ツマミ部6dが突出形成されており、これによって、キャップ6の開閉操作を容易にしている。
さらに、キャップ6の外側周壁6bの内周面には係止突条6eが形成されている。このキャップ6の係止突条6eに対応して、口栓本体4の環状部4cの外周面にも係止突条4eが全周に亘って環状に形成されており、これらの係止突条6e、4eは、キャップ6が口栓本体4の環状部4cに嵌着されたとき、キャップ6の係止突条6eが口栓本体4の環状部4cの係止突条4eを弾性変形しつつ乗り越えて係止され、キャップ6の閉鎖状態を確実に保持するように構成されている。なお、キャップ6の係止突条6eは、本実施形態では、キャップ6のワンタッチ開閉を容易化するために開閉用ツマミ部6d側の約半周分に形成した場合を例示しているが、これに制約されず、例えば、開閉用ツマミ部6dの位置付近だけに部分的に形成してもよく、或いは、全周に亘って環状に形成してもよい。
また、口栓本体4の頂面4bの下面には、口栓本体4を容器本体1の開口部2に螺合装着した際、容器本体1の開口部2の内周面2aに嵌合される下向き環状部4fが一連に垂下形成されている。
また、ヒンジ部5は、図1、図3、図6、図7、図9に示すように、口栓本体4の上部側面とキャップ6の下部側面とに連結される連結片5a、5bをそれぞれ一連に備えており、これらの連結片5a、5bの中央部に弾性変形可能な薄肉部5cが一連に形成された構造とされている。
第1カム8は、図1、図3、図6に示すように、口栓本体4の下端面4gと安全シール用リング10の上端面10aとの上下方向の対向面の周方向複数箇所(本実施形態では、2箇所の場合を例示しているが、これに制約されない)に突起8aと凹部8bとして形成されており、これら突起8aと凹部8bとは、口栓本体4を容器本体1に螺合装着する方向(平面視で時計方向)への回転時には、口栓本体4と安全シール用リング10とが一体的に回転する係合当接面8c、8dを有し、逆方向への回転時には、口栓本体4のみが安全シール用リング10に対してスリップして空転する傾斜面8e、8fを有している。なお、前記連結片7の形成位置と上記第1カム8の形成位置とは、本実施形態では、成形を容易化するために一部重複させて形成しているが、これに制約されず、互いにずれた位置に形成してもよい。
また、第2カム9は、図1、図2に示すように、安全シール用リング10の内周面10bと容器本体1の開口部2の外周面2bとの対向面の周方向複数箇所(本実施形態では、4箇所の場合を例示しているが、これに制約されない)にそれぞれ鋸歯状の突起9a、9bとして形成されており、これら両方の突起9a、9bは、口栓本体4を容器本体1に螺合装着する方向(図2に示す平面視で時計方向)への回転時には、安全シール用リング10のみが容器本体1の開口部2に対してスリップして空転する傾斜面9c、9dを有し、逆方向への回転時には、安全シール用リング10を容器本体1の開口部2に回り止め係止する係止当接面9e、9fを有している。
なお、第2カム9には、安全シール用リング10の内周面側に補助突起9gが形成されている。この補助突起9gにも、係止当接面9hと傾斜面9iとが形成されており、但し、この補助突起9gの先端は平坦面9jとされ、容器本体1の開口部2の外周面2bに非接触とされている。
また、安全シール用リング10の内周面10bは、容器本体1の開口部2の外周面2bの下部に形成されている係止用鍔部2c(図2では突起9bの形成位置に対応させて周方向の4箇所に凸円弧形状に形成している)の外周面に密着嵌合されるように構成されており、これによって、安全シール用リング10が、口栓本体4から切り離された以後においても容器本体1の開口部2に摩擦力で係止保持されるように構成されている。なお、安全シール用リング10の内周面10bの下端には、容器本体1の開口部2の外周面2bの下部に形成されている係止用鍔部2cに抜け止め係止される環状突条10cが形成されており、これによっても、口栓本体4から切り離された後の安全シール用リング10を容器本体1の開口部2に保持させるようにしている。
本考案に係る容器の口栓装置の実施形態は以上の構成からなり、次に、その動作を説明する。
本考案の口栓装置は、内容物の使用時、口栓本体4をその都度、複数回回してネジ部4aによる螺合関係を解く必要が無く、単にキャップ6の開閉によりワンタッチで簡単に開閉操作することができ、その際、初回にプルトップ中栓3を除去しておけば、以後、プルトップ中栓3の除去後の開口孔から内容物を取り出すことができ、使用後にはキャップ6で容器本体1の開口部2を閉鎖しておくことができる。そして、内容物の残量が少なくなり、プルトップ中栓3の内側に溜まって最後まで完全に取り出せない場合には、口栓本体4を回して容器本体1から完全に外すことにより、内容物を最後まで完全に取り出して使用することができる。
また、容器本体1の開口部2に口栓本体4を螺合装着することができるため、容器本体1の開口部2に口栓本体4を強制的に圧入嵌着させる必要が無く、適用できる容器が硬質のものに限られることはなく、袋状容器のような柔軟な軟質の容器にも好適に適用することができる。
しかも、口栓本体4が容器本体1から螺合を解いて一度でも外されると、安全シール用リング10が口栓本体4から切り離されるため、開封の有無を確認することができ、例えば、生産工場から消費者の手に渡るまでの流通過程などで、万一、口栓本体4が容器本体1の開口部2から外されて異物が混入されるようなことがあれば、安全シール用リング10が口栓本体4から切り離されたことが目視で確認できるため、そのようなことを防止することができる。
さらに、キャップ6は、口栓本体4の側面にヒンジ部5を介して連設されているため、紛失することもない。
また、プルトップ中栓3は、口栓本体4の頂面4bに切り取り輪郭に沿って形成された溝3aによって囲まれた領域3bを有しており、該領域3b内の一部と連結片3cを介して一連に連結された指掛けリング部分3dを備えた形状とされているため、指掛けリング部分3dを引っ張ることにより、プルトップ中栓3を容易に除去して開口孔を形成することができる。
また、口栓本体4は、キャップ6が嵌着される環状部4cが頂面4bに起立形成されており、プルトップ中栓3は、この環状部4c内に収納されているため、プルトップ中栓3の指掛けリング部分3dを環状部4c内に収納させてキャップ6で体裁良く被覆することができ、プルトップ中栓3の除去後においては、環状部4cを容器本体1から内容物を取り出す場合の抽出筒体として利用できる。
また、キャップ6は、天板6aと、天板6aの周囲から下方に延びる外側周壁6bと、外側周壁6bの内側に前記天板6aから下方に延びる内側周壁6cとを備えており、これら外側周壁6bと内側周壁6cとは口栓本体4の前記環状部4cを内外から挟んで密着閉鎖する構造とされているため、キャップ6の閉鎖状態での密封性を向上させることができる。
また、ヒンジ部5は、口栓本体4の上部側面とキャップ6の下部側面とに連結される連結片5a、5bをそれぞれ一連に備えており、これらの連結片5a、5bの中央部に弾性変形可能な薄肉部5cが一連に形成された構造とされているため、キャップ6は、口栓本体4と一連に連結されており、キャップ6の紛失が防止されると共に、キャップ6の開閉操作をワンタッチで簡単に行うことができる。
また、第1カム8は、口栓本体4の下端面4gと安全シール用リング10の上端面10aとの上下方向の対向面の周方向複数箇所に突起8aと凹部8bとして形成されており、これら突起8aと凹部8bとは、口栓本体4を容器本体1に螺合装着する方向への回転時には、口栓本体4と安全シール用リング10とが一体的に回転する係合当接面8c、8dを有し、逆方向への回転時には、口栓本体4のみが安全シール用リング10に対してスリップして空転する傾斜面8e、8fを有しており、また、第2カム9は、安全シール用リング10の内周面10bと容器本体1の開口部2の外周面との対向面の周方向複数箇所にそれぞれ突起9a、9bとして形成されており、これら両方の突起9a、9bは、口栓本体4を容器本体1に螺合装着する方向への回転時には、安全シール用リング10のみが容器本体1の開口部2に対してスリップして空転する傾斜面9c、9dを有し、逆方向への回転時には、安全シール用リング10を容器本体1の開口部2に回り止め係止する係止当接面9e、9fを有しているため、容器本体1の開口部2に口栓本体4を最初に螺合装着するときには、第1カム8により、安全シール用リング10を口栓本体4と一体的に回転させて口栓本体4と安全シール用リング10を容器本体1の開口部2に最後まで締付装着することができ、このとき、第2カム9は、両方の突起9a、9bが傾斜面9c、9dをスリップして空転するので、口栓本体4の装着を妨げることはない。しかし、口栓本体4を上記と逆方向に回転させるときには、第2カム9が安全シール用リング10の回り止めを行い、第1カム8は傾斜面8e、8fでスリップして口栓本体4の空転を許すため、安全シール用リング10が細い連結片7の位置で確実に切り離され、開封されたことが確認可能となる。
本考案に係る容器の口栓装置は、以上の実施形態からなるが、本考案は、この実施形態にのみ制約されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した事項の範囲内で自由に変更して実施することができる。例えば、容器本体1の形状は、ボトル形状、箱形、チューブ形状、袋形状、その他の容器形状に適用することができ、しかも、硬質・軟質のいずれにも適用可能である。また、プルトップ中栓3の輪郭形状は、円形、楕円形、星形その他の形状としてもよい。さらに、対象とする内容物は、特に制約されず、例えば、飲料類、調味料類、流動食品類、化粧品類、接着剤類、塗料・ペイント類、医薬品類、化学品類、その他の液体や粉体、顆粒、錠剤、ゼリー状物等の流動物類の容器の口栓装置に適用可能である。
本考案に係る容器の口栓装置の縦断側面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1の装置の斜視図である。 図1のプルトップ中栓部分の縦断正面図である。 図4のプルトップ中栓部分を下から見た底面図である。 図1の装置の側面図である。 図1の装置の平面図である。 図1の装置の正面図である。 図1の装置の背面図でキャップをヒンジ部の位置で切除して示している。
符号の説明
1 容器本体
2 開口部
3 プルトップ中栓
4 口栓本体
5 ヒンジ部
6 キャップ
7 連結片
8 第1カム
9 第2カム
10 安全シール用リング

Claims (6)

  1. 容器本体(1)の開口部(2)に螺合装着可能とされ、頂面(4b)にプルトップ中栓(3)を備えた口栓本体(4)と、
    前記口栓本体(4)の頂面(4b)のプルトップ中栓(3)を包囲する領域に着脱可能に嵌着され、前記口栓本体(4)にヒンジ部(5)を介して連設されたキャップ(6)と、
    前記口栓本体(4)の下端に細い連結片(7)を介して一体に連設され、容器本体(1)への螺合装着方向への回転時には第1カム(8)により口栓本体(4)と一体的に回動し、逆方向への回転時には、第2カム(9)により容器本体(1)の開口部(2)に回り止め係止されて前記連結片(7)の位置で口栓本体(4)から切り離される安全シール用リング(10)とを備えていることを特徴とする容器の口栓装置。
  2. 前記プルトップ中栓(3)は、口栓本体(4)の頂面(4b)に切り取り輪郭に沿って形成された溝(3a)によって囲まれた領域(3b)を有しており、該領域(3b)内の一部と連結片(3c)を介して一連に連結された指掛けリング部分(3d)を備えた形状とされていることを特徴とする容器の口栓装置。
  3. 前記口栓本体(4)は、前記キャップ(6)が嵌着される環状部(4c)が頂面(4b)に起立形成されており、前記プルトップ中栓(3)は、この環状部(4c)内に収納されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の容器の口栓装置。
  4. 前記キャップ(6)は、天板(6a)と、該天板(6a)の周囲から下方に延びる外側周壁(6b)と、該外側周壁(6b)の内側に前記天板(6a)から下方に延びる内側周壁(6c)とを備えており、これら外側周壁(6b)と内側周壁(6c)とは前記口栓本体(4)の前記環状部(4c)を内外から挟んで密着閉鎖する構造とされていることを特徴とする請求項3に記載の容器の口栓装置。
  5. 前記ヒンジ部(5)は、口栓本体(4)の上部側面とキャップ(6)の下部側面とに連結される連結片(5a)(5b)をそれぞれ一連に備えており、これらの連結片(5a)(5b)の中央部に弾性変形可能な薄肉部(5c)が一連に形成された構造とされていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の容器の口栓装置。
  6. 前記第1カム(8)は、口栓本体(4)の下端面(4g)と安全シール用リング(10)の上端面(10a)との上下方向の対向面の周方向複数箇所に突起(8a)と凹部(8b)として形成されており、これら突起(8a)と凹部(8b)とは、口栓本体(4)を容器本体(1)に螺合装着する方向への回転時には、口栓本体(4)と安全シール用リング(10)とが一体的に回転する係合当接面(8c)(8d)を有し、逆方向への回転時には、口栓本体(4)のみが安全シール用リング(10)に対してスリップして空転する傾斜面(8e)(8f)を有しており、また、前記第2カム(9)は、安全シール用リング(10)の内周面(10b)と容器本体(1)の開口部(2)の外周面(2b)との対向面の周方向複数箇所にそれぞれ突起(9a)(9b)として形成されており、これら両方の突起(9a)(9b)は、口栓本体(4)を容器本体(1)に螺合装着する方向への回転時には、安全シール用リング(10)のみが容器本体(1)の開口部(2)に対してスリップして空転する傾斜面(9c)(9d)を有し、逆方向への回転時には、安全シール用リング(10)を容器本体(1)の開口部(2)に回り止め係止する係止当接面(9e)(9f)を有していることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の容器の口栓装置。
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