JP3124508U - 樹脂シート - Google Patents
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Abstract
【課題】家屋内に存在する面からの取り外しが簡単であり、壁面等から剥がした部位に粘着痕が残存したり又は壁面等側に剥がれが生じることがない樹脂シートを提供すること。
【解決手段】弾性を有する合成樹脂により形成されたシート表材1の片面側に、弾性を有する発泡樹脂層2を一体形成して成り、前記発泡樹脂層2におけるシート表材1との反対側面に気泡20を表出させることにより多数の微小吸盤Aを形成してある。また、凹凸のある部分でも、確実に付着でき且つ不用意に剥がれることがないものとしている。さらに、傷や汚れを防止できるものとしている。
【選択図】図3
【解決手段】弾性を有する合成樹脂により形成されたシート表材1の片面側に、弾性を有する発泡樹脂層2を一体形成して成り、前記発泡樹脂層2におけるシート表材1との反対側面に気泡20を表出させることにより多数の微小吸盤Aを形成してある。また、凹凸のある部分でも、確実に付着でき且つ不用意に剥がれることがないものとしている。さらに、傷や汚れを防止できるものとしている。
【選択図】図3
Description
この考案は、家屋内に存在する面(壁面、天井、窓等の平坦部又は角部、天井、窓、柱、建具)に貼り付けて使用する樹脂シートに関するものである。
近年、ペットを家族の一員として扱う人が増えてきており、特に犬や猫等は大型・小型にかかわらず家屋内において放し飼いをする人が増えてきている。
しかしながら、屋内での放し飼いであるが故に、ペットは壁面の平坦部又は角部、柱、建具等で爪研ぎをしたり、場合によってはこれらを齧ったりすることがある。さらに、ペットは、壁面等を汚すこともある。
したがって、飼い主は、上記のような事態が生じないように事前に樹脂シートを壁面等に貼着するようにしている。
ところが、従来の樹脂シートは、壁面等への貼着手段として粘着剤を使用したものであるから、以下に示すような問題があった。
(問題1)
貼着手段が粘着剤である場合、上記樹脂シートを取り外した部位に粘着痕が残存したり、壁面等側が剥がれてしまい、その部位の見栄えが非常に悪くなってしまう。
(問題2)
貼着手段が粘着剤である場合、凹凸のある部分には貼着できないか又は一旦貼着できたとしても不用意に剥がれてしまう。
(問題1)
貼着手段が粘着剤である場合、上記樹脂シートを取り外した部位に粘着痕が残存したり、壁面等側が剥がれてしまい、その部位の見栄えが非常に悪くなってしまう。
(問題2)
貼着手段が粘着剤である場合、凹凸のある部分には貼着できないか又は一旦貼着できたとしても不用意に剥がれてしまう。
ところで、これらの問題1、2は、上記の如き傷付き防止用の樹脂シートに限らず、家屋内に存在する面に貼り付けるシート、例えば、装飾シート(一般的な壁紙を含む)、水周りの壁目地保護シート、子供の落書き用シート等においても同様に有している。
したがって、家屋内に存在する面に貼り付ける樹脂シートを製造・販売する業界、及びこれらの使用者の間では、家屋内に存在する面からの取り外しが簡単であり、家屋内に存在する面から取り外した部位に粘着痕が残存したり又は壁面等側に剥がれが生じることない樹脂シートが開発されることを待ち望んでいる。
そこで、この考案では、家屋内に存在する面からの取り外しが簡単であり、家屋内に存在する面から取り外した部位に粘着痕が残存したり又は壁面等側に剥がれが生じることがない樹脂シートを提供することを課題とする。
(請求項1記載の考案)
請求項1記載の考案の樹脂シートは、弾性を有する合成樹脂により形成されたシート表材の片面側に、弾性を有する発泡樹脂層を一体形成して成り、前記発泡樹脂層におけるシート表材との反対側面に気泡を表出させることにより多数の微小吸盤を形成してあり、家屋内に存在する面からの取り外しが簡単であり、取り外した部位に粘着痕が残存したり又は家屋内に存在する面側に剥がれが生じることがないものとしている
請求項1記載の考案の樹脂シートは、弾性を有する合成樹脂により形成されたシート表材の片面側に、弾性を有する発泡樹脂層を一体形成して成り、前記発泡樹脂層におけるシート表材との反対側面に気泡を表出させることにより多数の微小吸盤を形成してあり、家屋内に存在する面からの取り外しが簡単であり、取り外した部位に粘着痕が残存したり又は家屋内に存在する面側に剥がれが生じることがないものとしている
(請求項2記載の考案)
請求項2記載の考案の樹脂シートは、請求項1記載の発明に関し、角部や凹凸のある部分でも、確実に付着でき且つ不用意に剥がれることがないものとしている。
請求項2記載の考案の樹脂シートは、請求項1記載の発明に関し、角部や凹凸のある部分でも、確実に付着でき且つ不用意に剥がれることがないものとしている。
(請求項3記載の考案)
請求項3記載の考案の樹脂シートは、請求項1又は2記載の発明に関し、傷や汚れを防止できるものとしている。
請求項3記載の考案の樹脂シートは、請求項1又は2記載の発明に関し、傷や汚れを防止できるものとしている。
(請求項4記載の考案)
請求項4記載の考案の樹脂シートは、請求項1又は2記載の発明に関し、装飾を施しているものとしている。
請求項4記載の考案の樹脂シートは、請求項1又は2記載の発明に関し、装飾を施しているものとしている。
(請求項5記載の考案)
請求項5記載の考案の樹脂シートは、請求項1又は2記載の発明に関し、フックやアンテナを取り付けるために形成されたものとしている。
請求項5記載の考案の樹脂シートは、請求項1又は2記載の発明に関し、フックやアンテナを取り付けるために形成されたものとしている。
この考案の樹脂シートでは、家屋内に存在する面からの取り外しが簡単であり、壁面等から剥がした部位に粘着痕が残存したり又は壁面等側に剥がれが生じることがない。
以下にこの考案の樹脂シートを実施するための最良の形態として実施例について詳しく説明する。
図1はこの考案の実施例1における樹脂シートS(シート表材1、発泡樹脂層2)及び離型シート3の断面図、図2は前記樹脂シートSから離型シート3を捲り取った状態を示す断面図、図3は図2の拡大模式図を示している。
(この樹脂シートS及び剥離シート3について)
この樹脂シートSは、家屋内に存在する面、例えば、家屋等の内部に存在する壁面の平坦部又は角部、柱、建具に吸着させることにより犬や猫等のペットによる引っかき傷等を防止するためのものであり、図1や図2に示すように、弾性樹脂により形成されたシート表材1の片面側に、弾性を有する発泡樹脂層2を一体形成して成り、前記発泡樹脂層2におけるシート表材1との反対側面に気泡20を表出させることにより多数の微小吸盤Aを形成して成る。なお、この樹脂シートSは使用前においては、前記発泡樹脂層2における気泡表出面には、離型シート3が取り外し自在に設けられている。
この樹脂シートSは、家屋内に存在する面、例えば、家屋等の内部に存在する壁面の平坦部又は角部、柱、建具に吸着させることにより犬や猫等のペットによる引っかき傷等を防止するためのものであり、図1や図2に示すように、弾性樹脂により形成されたシート表材1の片面側に、弾性を有する発泡樹脂層2を一体形成して成り、前記発泡樹脂層2におけるシート表材1との反対側面に気泡20を表出させることにより多数の微小吸盤Aを形成して成る。なお、この樹脂シートSは使用前においては、前記発泡樹脂層2における気泡表出面には、離型シート3が取り外し自在に設けられている。
(この樹脂シートS及び剥離シート3の具体的構成について)
シート表材1は、弾性を有する合成樹脂、例えば、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ウレタン、アクリル等から選ばれた樹脂により構成されるシートの厚み(4〜400μm、好ましくは30〜200μm)、不織布や織布の目付(50〜500g/m2、 好ましくは70〜300g/m2)に設定してある。つまり、シート表材1の厚みは折り曲げやすく且つ引っ掻き傷に対する強度を有しているように設定してあればよく、大きさはペットの大きさに応じた寸法に設定してあればよいのである。
シート表材1は、弾性を有する合成樹脂、例えば、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ウレタン、アクリル等から選ばれた樹脂により構成されるシートの厚み(4〜400μm、好ましくは30〜200μm)、不織布や織布の目付(50〜500g/m2、 好ましくは70〜300g/m2)に設定してある。つまり、シート表材1の厚みは折り曲げやすく且つ引っ掻き傷に対する強度を有しているように設定してあればよく、大きさはペットの大きさに応じた寸法に設定してあればよいのである。
また、このシート表材1は、無色であっても、色付けされていても、図柄等が入っていてもよい。さらに、他の層を設けてもよい。
発泡樹脂層2は、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ウレタン、アクリル等の樹脂エマルジョンに気泡を機械的に混入し、これを上記したシート表材1に塗布し、硬化・養生して形成されている。ここで、この発泡樹脂層2の厚みは、10〜300μm(好ましくは50〜150μm)程度に設定してある。また、この発泡樹脂層2におけるシート表材1との反対側面には上述した如く気泡20を表出させることにより多数の微小吸盤Aを形成してあるが、この発泡樹脂層2には、それ以外に空気が閉じ込められた空洞21が多数存在している。したがって、この発泡樹脂層2には空気圧縮に伴うある程度のクッション性が付与されている。
離型シート3は、一般的に使用されている公知のものが使用されており、樹脂シートSから簡単に捲り取れるようにしてある。
(この樹脂シートS及び剥離シート3の機能について)
(問題1に関して)
上述した如く、従来の樹脂シートでは、貼着手段である粘着剤の粘着力が強力である場合、上記樹脂シートを剥がした部位に粘着痕が残存したり又は壁面等側が剥がれてしまう。
(問題1に関して)
上述した如く、従来の樹脂シートでは、貼着手段である粘着剤の粘着力が強力である場合、上記樹脂シートを剥がした部位に粘着痕が残存したり又は壁面等側が剥がれてしまう。
これに対して、この実施例の樹脂シートSでは、上記問題1の原因となる粘着剤は使用されていない。粘着剤に変えて、発泡樹脂層2にクッション性を付与すると共に、発泡樹脂層2におけるシート表材1との反対側面に気泡20を表出させて多数の微小吸盤Aを形成している。
したがって、離型シート3を外し、微小吸盤A側面を壁面等に押し付けると、気泡20内の空気が押し出されて負圧となり、微小吸盤Aの吸盤機能が発揮されて樹脂シートは壁面等に吸着する。
ここで、樹脂シートを壁面等から取り去る場合には、壁面等から引き離すべく力を加えるだけでよく、この作業により気泡20内に空気が侵入して微小吸盤Aが吸盤機能を発揮しなくなることにより、簡単に壁面から剥がれる。
このように、樹脂シートを壁面等から取り去るに際して、樹脂シートを剥がした部位に粘着痕が残存したり又は壁面等側が剥がれてしまうことはあり得ない。
(問題2に対して)
上述した如く、従来の樹脂シートでは、貼着手段が粘着剤である場合、凹凸のある部分には貼着できないか又は一旦貼着できたとしても不用意に剥がれてしまう。
(問題2に対して)
上述した如く、従来の樹脂シートでは、貼着手段が粘着剤である場合、凹凸のある部分には貼着できないか又は一旦貼着できたとしても不用意に剥がれてしまう。
これに対して、この実施例の樹脂シートSでは、上述した如く多数の微小吸盤Aよる吸着機能を有するものとしている。したがって、この実施例の樹脂シートSでは、この角部や凹凸のある部分(複雑な形状部分)であっても確実に貼着でき、また不用意に剥がれてしまうようなことはない。
(その他の実施の形態について)
シート樹脂としては、装飾シート(一般的な壁紙を含む)、壁紙、汚れ・傷保護シート、水周りの壁目地保護シート(水の浸透からの保護、トイレ壁面、キッチン壁面)、子供の落書き用シート、電灯スイッチ周りの汚れ保護シート、フック支持体やアンテナ支持体を取り付けるためのシート等がある。
シート樹脂としては、装飾シート(一般的な壁紙を含む)、壁紙、汚れ・傷保護シート、水周りの壁目地保護シート(水の浸透からの保護、トイレ壁面、キッチン壁面)、子供の落書き用シート、電灯スイッチ周りの汚れ保護シート、フック支持体やアンテナ支持体を取り付けるためのシート等がある。
S 樹脂シート
A 微小吸盤
1 シート表材
2 発泡樹脂層
3 離型シート
20 気泡
21 空洞
A 微小吸盤
1 シート表材
2 発泡樹脂層
3 離型シート
20 気泡
21 空洞
Claims (5)
- 弾性を有する合成樹脂により形成されたシート表材の片面側に、弾性を有する発泡樹脂層を一体形成して成り、前記発泡樹脂層におけるシート表材との反対側面に気泡を表出させることにより多数の微小吸盤を形成してあり、家屋内に存在する面からの取り外しが簡単であり、取り外した部位に粘着痕が残存したり又は家屋内に存在する面側に剥がれが生じることがないことを特徴とする樹脂シート。
- 角部や凹凸のある部分でも、確実に付着でき且つ不用意に剥がれることがないことを特徴とする請求項1記載の樹脂シート。
- 傷や汚れを防止できることを特徴とする請求項1又は2記載の樹脂シート。
- 装飾を施していることを特徴とする請求項1又は2に記載の樹脂シート。
- フックやアンテナを取り付けるために形成された請求項1乃至4記載の樹脂シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006004487U JP3124508U (ja) | 2006-06-09 | 2006-06-09 | 樹脂シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006004487U JP3124508U (ja) | 2006-06-09 | 2006-06-09 | 樹脂シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3124508U true JP3124508U (ja) | 2006-08-17 |
Family
ID=43474433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006004487U Expired - Lifetime JP3124508U (ja) | 2006-06-09 | 2006-06-09 | 樹脂シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3124508U (ja) |
-
2006
- 2006-06-09 JP JP2006004487U patent/JP3124508U/ja not_active Expired - Lifetime
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