JP3122929U - スーツケースに用いるキャスター - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スーツケースに固設され上側通し孔を有する輪座40と、輪座40と枢接し下側通し孔52を有するブラケット50と、ブラケット50と枢接し同軸に設置された回転部82と制止部84を有し、回転部82の直径が制止部84の直径より大きい輪体80と、切換部材91と従動桿92とブレーキ部材96とを有する制動装置であって、切換部材91は輪座40と枢接し第一位置と第二位置との間で擺動することが可能であり、接触端および駆動端を有し、接触端は輪座40の外部に現れており、従動桿92は輪座40の上側通し孔およびブラケット50の下側通し孔52に穿設され、従動桿92の頂端は切換部材91の駆動端と枢接し、ブレーキ部材96は従動桿92の底端と連接し止動部を有する制動装置と、を備える。
【選択図】図2
Description
図1はあるタイプのスーツケースのキャスター1を示しており、該スーツケースのキャスター1は輪座11と、ブラケット12と、輪体13と、接触片14と、切換部材15とを有する。輪座11はスーツケースの本体10と結合し、ブラケット12は輪座11と枢接し、輪体13はブラケット12と枢接し、接触片14はその一端がブラケット12と固接し、もう一端が接触端141を形成し、切換部材15の一端はブラケット12と枢接し、もう一端は押圧端151を形成し、且つ切換部材15は押圧端151と枢接する一端との間に接触部152を形成する。押圧端151を利用し、切換部材15を下方へと枢接したまま擺動させると、同時にその接触部152は接触片14の接触端141が輪体13の輪面と接触するまで該接触片14を押し下げ、輪体13に対しブレーキ効果が生み出される。
さらに、ブレーキを制御する切換部材15は元の位置で回転したブラケット12と連接するため、切換部材15は固定位置に置かれなくなり、使用者が輪体13を回転しないように制御しようとする場合、まず切換部材15の押圧端151を探し出してから、それを使用することができるというものであり、誘導操作上において不便であった。
図2から図7を参照すると、本考案の第一実施例によるスーツケースに用いるキャスター30は、輪座40と、ブラケット50と、軸スリーブ60と、軸受70と、輪体80と、制動装置90とを備える。
前記ブラケット50は輪座40の下方に位置し、天板51と、2つの枢軸耳54と、軸ピン56と、ねじ58とを有する。天板51は下側通し孔52を有し、前記2つの枢軸耳54はそれぞれ前記天板51の両側と連接する。各枢軸耳54はさらに貫通孔55を有する。
前記切換部材91は略板状体を呈し、軸ピン911により穿設され、前記輪座40と枢接する。また、第一位置P1(図3参照)と第二位置P2(図6参照)との間を擺動することが可能であり、該切換部材91の両端はそれぞれ接触端912と駆動端913となる。該接触端912は前記輪座40の開口44より穿出し、前記輪座40の外部へと現れる。図4は前記駆動端913が2つの平行する凸耳部913aにより構成されていることを示す。
前記軸キャップ93は前記従動桿92の頂端に套設固定され、前記2つの凸耳部913aの間に位置し、該軸キャップ93は横向き孔931を有する。
前記軸棒94は同時に前記2つの凸耳部913aと前記軸キャップ93の通し孔931とを貫通し、前記従動桿92の頂端と前記切換部材91とを枢接する。
前記ブレーキ部材96は天板961と該天板961の両端より下方へ向かって延伸する側版962とを有し、該天板961は突抜け穴961aを有し、該突抜け穴961aの孔径はリング922の直径よりも小さい。よって、従動桿92が突抜け穴961aを穿通した後、リング922と天板961の内面とは互いに当接し合う。前記2つの側版962の内面は突出する制止片963により構成される止動部を有し、該制止片963は略三角錐状を呈する。
図3から図5は切換部材91の接触端912が第一位置P1に至るまで引き下げられる過程を示す。ブレーキ部材962の制止片963を輪体80の凹溝842へ落とし込み、天板961と軸スリーブ60の内側凸縁63とが当接すると、上部方向への移動を停止し始める。すると、前記輪体80に対し、ブレーキ効果が生み出され、輪体80が時計/反時計周りのいずれであろうとも、輪体80が再回転するのを防止するために役立つ。
上記は本考案のより好ましい実施の形態としてのみ述べられたものであり、およそ本考案の明細書および実用新案登録請求の範囲を応用することにより得られた等しい効果を有する構成、変更は本考案の請求の範囲内に含まれなければならない。
Claims (7)
- スーツケースに用いるキャスターにおいて、
スーツケースに固設され、上側通し孔を有する輪座と、
前記輪座と枢接し、下側通し孔を有するブラケットと、
前記ブラケットと枢接し、同軸に設置された回転部と、
少なくとも一つの制止部を有する輪体であって、前記回転部の直径が前記制止部の直径より大きい輪体と、
切換部材と、従動桿と、ブレーキ部材とを有する制動装置であって、該切換部材は前記輪座と枢接し、第一位置と第二位置との間で擺動することが可能であり、接触端および駆動端を有し、該接触端は前記輪座の外部に現れており、従動桿は前記輪座の上側通し孔およびブラケットの下側通し孔に穿設され、従動桿の頂端は切換部材の駆動端と枢接し、ブレーキ部材は従動桿の底端と連接し、さらに止動部を有し、切換部材が第一位置にある時、従動桿は第一方向へ向かって移動し、前記ブレーキ部材の止動部を前記輪体の制止部に突き当たらせるようにし、切換部材が第二位置にある時、前記従動桿は第一方向と相反する第二方向に向かって移動し、前記ブレーキ部材の止動部を前記輪体の制止部に対応させ、分離させる制動装置と、
を備えることを特徴とするスーツケースに用いるキャスター。 - 前記従動桿はその頂端に近い部分にリング溝を設け、
前記切換部材の駆動端は2つの平行する凸耳部により構成され、
前記制動装置は軸キャップと軸棒とを備え、該軸キャップは前記従動桿の頂端に套設固定され、前記2つの凸耳部の間に位置し、前記軸棒は同時に前記2つの凸耳部と前記軸キャップとを貫通し、前記軸棒は前記従動桿のリング溝に穿設されることを特徴とする請求項1に記載のスーツケースに用いるキャスター。 - 前記制動装置はさらに少なくとも一つのばねを備え、該ばねの一端と前記切換部材の凸耳部とは当接し、もう一端と前記輪座の内壁面とは当接し、前記ばねは前記切換部材を確実に第一位置または第二位置へと位置決めすることを特徴とする請求項2に記載のスーツケースに用いるキャスター。
- 前記輪体は2つの制止部を備え、2つの制止部はそれぞれ前記回転部の両側面より凹型に形成され、複数の取り巻くように配列された外側凸片と、隣り合う外側凸片との間に位置する凹溝を有し、
前記ブレーキ部材は天板と該天板の両端より下方へ向かって延伸する側版とを有し、該天板と前記従動桿の底端とは連接し、2つの側版は前記2つの制止部の外側に位置し、前記各側版は制止片を有し、制止片は前記止動部を構成し、前記切換部材が第一位置にある時、前記従動桿は上方へと移動し、前記ブレーキ部材の各側版の制止片を対応する任意の凹溝へ落とし込むことを特徴とする請求項1に記載のスーツケースに用いるキャスター。 - 前記天板は突き抜け孔を有し、前記従動桿の底端は該突き抜け孔を穿通し、且つリングを設け、該リングの直径は前記突き抜け孔の孔径よりも大きいことを特徴とする請求項4に記載のスーツケースに用いるキャスター。
- 前記輪座の上側通し孔および前記ブラケットの下側通し孔に穿設され、前記従動桿を穿通するために提供される軸孔を有する軸スリーブを備え、該軸スリーブの頂端に前記輪座の内面と当接する上側制止縁を設け、該軸スリーブの底端に前記ブラケットの内面と当接する下側制止縁を設けることにより、前記ブラケットと前記輪座とを枢接し、前記輪座に対応し回転することが可能であることを特徴とする請求項1に記載のスーツケースに用いるキャスター。
- リング片と複数のボールとを有する軸受を備え、
該リング片は前記軸スリーブと前記ブラケットとの間に位置し、且つ前記従動桿を穿通するための中心孔を有し、
さらに前記ボールを容設するために、複数の支持孔が前記中心孔の周囲に分布されていることを特徴とする請求項6に記載のスーツケースに用いるキャスター。
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---|---|---|---|
JP2006002865U JP3122929U (ja) | 2006-04-17 | 2006-04-17 | スーツケースに用いるキャスター |
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JP3122929U true JP3122929U (ja) | 2006-06-29 |
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2006
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