JP3122648B2 - 花卉の搬出装置 - Google Patents

花卉の搬出装置

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JP3122648B2
JP3122648B2 JP11026988A JP2698899A JP3122648B2 JP 3122648 B2 JP3122648 B2 JP 3122648B2 JP 11026988 A JP11026988 A JP 11026988A JP 2698899 A JP2698899 A JP 2698899A JP 3122648 B2 JP3122648 B2 JP 3122648B2
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美喜男 武藤
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有限会社武藤選果機製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、選花部で等級別に
選別された花卉を選花部から搬出して結束装置へ送るた
めの花卉の搬出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】キク、ユリ、バラ、カーネーションなど
の様々な花卉は、重量別や長さ別、あるいは重量と長さ
を組み合わせた複合別などの様々な等級別に選別し、所
定本数づつ結束して市場に出荷される。そこで本出願人
は、先きに、花卉の処理装置を提案した(実開平7−3
9355号公報)。このものは、花卉の茎の基端部の葉
落し、花卉の選別、結束などの諸作業を一連の作業とし
て連続的に行うようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の花卉の処理装置は、全体構造が大型複雑であって製造
コストが高く、また装置運転の信頼性も十分ではなく、
さらには単位時間当りの処理能力も十分ではないもので
あった。
【0004】したがって本発明は、花卉の処理能力を高
めることができる花卉の搬出装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の花卉の搬出装置
は、選花部で等級別に選別された花卉を結束装置へ移送
するために花卉を選花部から搬出する花卉の搬出装置で
あって、選別された所定本数の花卉が集積するコンベヤ
と、コンベヤの前方に設けられてコンベヤで搬出された
花卉の先端部が当るストッパと、このストッパの手前に
あって前記コンベヤで搬出されこれらの花卉の分布幅
を小さくする当り部材とを備え、前記ストッパの手前
に、前記ストッパへ向って搬送される花卉の先端部が下
方へ垂れ下るのを防止する下受部材を配設し、前記下受
部材は、花卉の搬送方向において上り勾配で傾斜してい
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】図1は花卉の処理装置の平面図、
図2は花卉の処理装置の選花部の側面図、図3は花卉の
搬出用コンベヤの斜視図、図4は同平面図、図5は同側
面図、図6は花卉の移送手段の移動路の側面図、図7は
結束装置の正面図、図8は結束部の平面図、図9は制御
系のブロック図である。
【0012】まず、花卉の処理装置の全体構造を説明す
る。この花卉の処理装置は、図1に示すように選花部A
と結束・回収部Bを並設して成っており、選花部Aで重
量別に選別された花卉Pを所定本数づつコンベヤ30
A,30B,30Cで選花部Aから結束・回収部Bへ送
り出し、結束・回収部Bで所定本数の花卉Pを結束して
重量別に回収するようになっている。
【0013】次に、図1および図2を参照して選花部A
を説明する。選花部Aは、第1の搬送部1と、花卉Pの
重量を測定する測定手段10と、第2の搬送部20を横
一列に配設して構成されている。まず第1の搬送部1を
説明する。第1の搬送部1は、回転車2に調帯された無
端帯3から成っている。無端帯3にはピッチをおいて突
起4が突設されている。作業者は、花卉Pを一本づつ突
起4の手前に載せる(図2の矢印a)。第1の搬送部1
には、その搬送方向に沿って花卉Pの花弁の位置揃え手
段5と切断手段6と葉落し手段7が順に設けられてい
る。
【0014】図1において、花弁の位置揃え手段5は、
板体から成る押当部材5aと、押当部材5aの側端部を
軸着するヒンジ部5bと、押当部材5aの背面に当接す
るカム5cと、カム5cを回転させるモータM1から成
っている。花卉Pは第1の搬送路1を右方へ搬送される
が(矢印N1)、その途中において、モータM1が駆動
してカム5cが回転することにより、押当部材5aはヒ
ンジ部5bを中心に矢印b方向へ揺動し、花卉Pの先端
の花弁Paに当って花弁Paの位置を所定のラインLに
揃える。
【0015】図1において、切断手段6はカッター6a
とカッター6aを駆動するモータ6bから成っており、
花卉Pの茎の先端部をカッター6aで切断し、すべての
花卉Pの長さを揃える。また葉落し手段7は、茎の基端
部の葉を除去する。なお、花弁の位置揃え手段5、切断
手段6、葉落し手段7の配列順は自由に設計してよいも
のである。
【0016】次に、図2を参照して花卉Pの重量の測定
手段10を説明する。測定手段10はV字形の受部材1
1を荷重センサ12上に配設して構成されており、第1
の搬送部1の先端側下方に設置されている。第1の搬送
部1の下流端から落下(矢印N2)した花卉Pは、受部
材11上に載り、荷重センサ12でその重量が測定され
る。測定結果は制御部71の記憶部72(図9)に記憶
される。
【0017】次に、図1および図2を参照して第2の搬
送部20について説明する。第2の搬送部20は、スプ
ロケット21に無端チェン22を調帯して構成されてい
る。第2の搬送部20には多数個の保持部材23がピッ
チをおいて装着されている。保持部材23はその一端ヒ
ンジ部24を中心に回転自在に装着されている。なお図
1において、第1の搬送部1と第2の搬送部20は簡略
に示している。
【0018】図1において、第2の搬送部20の上流部
には、花卉Pの茎の先端部の位置揃え手段5’が設けら
れている。この位置揃え手段5’は上述した花弁の位置
揃え手段5と同様のものであって、押当部材5a’とヒ
ンジ部5b’とカム5c’とモータM2から成ってい
る。そしてカム5c’が回転することにより押当部材5
a’は矢印b’方向へ揺動し、茎の先端部に当ってその
位置を揃える。すなわち、花卉Pは第1の搬送部1から
受部材11上に落下し、第2の搬送部20の保持部材2
3にすくい上げられるので、その間に長さ方向の位置が
狂いやすい。そこでこの位置揃え手段5’により花卉P
の長さ方向の位置を揃えるものである。
【0019】勿論、位置揃え手段5,5’の構造は本形
態に限定されないのであって、要は花弁や茎の先端部に
対して前進後退する板体などの押当部材を有するもので
あればよい。また押当部材5a,5a’を揺動させる手
段としては、カム5c,5c’以外にもリンク機構など
も適用できる。
【0020】図1および図2において、第2の搬送部2
0の上側走行部の下方には複数個(本例では3個)のコ
ンベヤ30A,30B,30Cが並設されている。図2
において、保持部材23は矢印c方向へ上昇しながら受
部材11上の花卉Pをすくい上げ、第2の搬送部20の
上側走行部を右方へ搬送する(矢印N3)。本形態で
は、花卉Pは「重」、「中」、「軽」の3等級に選別さ
れる。
【0021】上述したように、測定手段10で測定され
た各花卉Pの重量は制御部71の記憶部72に記憶され
ており、「重」の花卉Pを保持する保持部材23は第1
番目のコンベヤ30Aの上方で下方へ回転し(図2の矢
印d)、この花卉Pをコンベヤ30A上に落下させる。
同様にして、「中」の花卉Pを保持する保持部材23は
第2番目のコンベヤ30Bの上方で下方へ回転し(矢印
e)、この花卉Pをコンベヤ30B上へ落下させ、また
「軽」の花卉Pを保持する保持部材23は第3番目のコ
ンベヤ30Cの上方で下方へ回転し(矢印f)、この花
卉Pをコンベヤ30C上へ落下させる。SOL1,SO
L2,SOL3(図2)は、制御部71の指令により保
持部材23に回転動作を行わせる駆動手段としてのソレ
ノイドであり、それぞれ各コンベヤ30A〜30Cの上
方に設けられている。測定手段10、制御部71、ソレ
ノイドSOL1〜SOL3などは、花卉Pを重量別に選
別する選別手段となっている。
【0022】図2において、各コンベヤ30A,30
B,30Cの上方には、花卉Pの落下路をはさむように
発光素子31と受光素子32が対向して配設されてお
り、各コンベヤ30A,30B,30Cに落下する花卉
Pを光学的に検出する。そして検出データは制御部71
へ送られ、各コンベヤ30A,30B,30Cに集積し
た花卉Pの本数が計測される(図9も参照)。すなわち
発光素子31と受光素子32などの花卉Pの検出手段と
制御部71は、各コンベヤ30A〜30C上に集積する
花卉の本数を計数する計数手段となっている。
【0023】次に、図3〜図5を参照してコンベヤ30
A,30B,30Cの構造を説明する。なお3台のコン
ベヤ30A,30B,30Cは同構造であり、したがっ
て第1番目のコンベヤ30Aを例にとって説明する。コ
ンベヤ30Aの前方にはサブコンベヤ30A’が設けら
れており、コンベヤ30Aとサブコンベヤ30A’の間
は空間部(第1の空間部)33になっている。またサブ
コンベヤ30A’〜30C’の前方も空間部(第2の空
間部)33’になっている。後述するように、空間部3
3,33’には花卉Pの束をピックアップするために移
送手段の保持アーム64が進入する。コンベヤ30Aと
サブコンベヤ30A’は、両者で花卉搬出用のコンベヤ
を構成しており、図外の伝動系により連動連結されて同
一モータM3で駆動される。勿論、サブコンベヤ30
A’〜30C’を除去してコンベヤ30A〜30Cのみ
で花卉搬出用のコンベヤとしてもよい。
【0024】コンベヤ30Aの下流部には板状の2枚の
第1の当り部材34がハの字状に配設されており、また
サブコンベヤ30A’の前方には板状の第2の当り部材
34’が2枚立設されている。図4に示すように、2枚
の当り部材34,34’はそれぞれ平面視してハの字状
に立設されており、また下流側の第2の当り部材34’
の間隔は、上流側の第1の当り部材34の間隔よりも小
さくなっており、花卉Pはこれらの当り部材34,3
4’の間を通って搬送される。また第2の当り部材3
4’の前方には板状の下受部材35が配設されている。
図5に示すように、下受部材35の上面は花卉1の搬送
方向(矢印N4)において上り勾配で傾斜している。コ
ンベヤ30Aおよびサブコンベヤ30A’の前方の下受
部材35の背後には板状のストッパ36が配設されてい
る。したがって第1の当り部材34、第2の当り部材3
4’、下受部材35は、ストッパ36の手前に設けられ
ている。ストッパ36の下端部はヒンジ部37に軸着さ
れており、ストッパ36はヒンジ部37を中心に若干揺
動自在となっている(矢印g)。またストッパ36の背
後にはストッパ36を検知する検知手段38が設けられ
ている。検知手段38としては、例えば近接スイッチや
リミットスイッチが用いられる。
【0025】次に、コンベヤ30Aとサブコンベヤ30
A’による花卉Pの搬出動作について説明する。上述し
た計数手段により、コンベヤ30A上に所定本数(一般
に10本)の花卉Pが集積したことが判明すると、モー
タM3は起動し、花卉Pを第2の搬送部20の側方へ搬
出する(図1および図5の矢印N4)。すると花卉Pの
先端部はまず第1の当り部材34に当り、次いで第2の
当り部材34’に当って分布幅は小さくなり、図4にお
いて花卉Pの分布幅はW1からW2にせばまる。そして
花卉Pは当り部材34’と当り部材34’の間を通り、
ストッパ36に衝突する。するとストッパ36は後方へ
押され、検知手段38で検知される。そして検知手段3
8の検知信号によりモータM3の駆動は停止する。以上
により、花卉Pを第2の搬送部20の側方へ搬出する動
作は終了する。なお下受部材35は、ストッパ36へ向
って搬送される茎の先端部が下方へ垂れ下るのを防止す
る。図1において、M4,M5はそれぞれコンベヤ30
B,30Cを駆動するモータ、30B’,30C’はサ
ブコンベヤである。コンベヤ30B,30Cとサブコン
ベヤ30B’,30C’で花卉搬出用のコンベヤを構成
している。
【0026】次に、図1および図6を参照して、結束・
回収部Bについて説明する。図1において、第2の搬送
部20の側方へばり出したコンベヤ30A〜30Cおよ
びサブコンベヤ30A’〜30C’の側方には、結束装
置40と回収ステージ50A,50B,50Cが第2の
搬送部20に沿うように横一列に並設されている。結束
装置40は、可動テーブル41上に結束機42を配設し
て構成されている。結束機42は可動テーブル41上を
矢印h方向(後述する移送手段61に保持された花卉P
の長手方向)へ移動し、結束子43から導出するひもに
より花卉Pの束の基端部を1ヶ所若しくは複数ヶ所結束
する。
【0027】図6において、コンベヤ30A〜30Cと
回収ステージ50A〜50Cの上方には移動機構60が
架設されている。移動機構60には移送手段61が装着
されている。移送手段61は、本体部62と、本体部6
2に上下動自在に保持された昇降部63と、昇降部63
に垂設された保持アーム64から成っている。移送手段
61は、移動機構60に沿って横方向へ水平移動する
(矢印A)。また昇降部63は上下動する(矢印B)。
また保持アーム64は左右2本あり、開閉動作を行う
(矢印C)。保持アーム64は、花卉Pの長手方向に各
々左右2本を1組として複数組(望ましくは図3に示す
ように2組)設けられている。
【0028】移動機構60は例えば無端チェンなどから
成る移動機構が内蔵され、また本体部62には昇降部6
3を上下動させる上下動機構が備えられ、また昇降部6
3には保持アーム64に開閉動作を行わせる駆動機構が
内蔵されている。65は昇降部63に設けられた押え部
材であり、水平な棒から成っている。保持アーム64の
下端部64aは屈曲しており、花卉Pの茎を押え部材6
5と下端部64aで上下からチャックする(ロ位置の保
持アーム64を参照)。なお、図6において移送手段6
1は3個描いているが、実際には1個だけ備えられてお
り、イ、ロ、ハの3位置を移動する。
【0029】次に、図7および図8を参照して結束装置
40について説明する。図8において、結束機42の前
面側には、保持アーム64に保持された花卉Pの束を圧
縮する圧縮手段80が設けられている。圧縮手段80
は、第1の押圧部材81と第2の押圧部材82を有して
いる。第1の押圧部材81は長板状体であって、2本の
立棒83を介してその上方の回動部材84に保持されて
いる。立棒83は回動部材84に上下動自在に遊挿され
ている。立棒83にはスプリング85が装着されてお
り、第1の押圧部材81はスプリング85のばね力で弾
持されている。回動部材84はその端部の回転軸86を
中心に回転し、第1の押圧部材81もこれと一緒に回転
する。
【0030】第2の押圧部材82は長板状であって、そ
の上端の回転軸87を中心に回転する。なお第1の押圧
部材81と第2の押圧部材82の回転駆動系は、モータ
などの動力部に駆動されるリンク機構やカム機構から成
るものであり、図では省略している。
【0031】第1の押圧部材81の下方にはこれに対向
して第1の受部材88が水平な姿勢で配設されている。
第1の受部材88は板体から成る。また第2の押圧部材
82の側方にはこれに対向して第2の受部材89が設け
られている。
【0032】図7および図8において、実線で示す花卉
Pは、移送手段61の保持アーム64に保持された花卉
Pを示している。なお図7では保持アーム64は省略し
ている。また鎖線で示す花卉Pは、圧縮手段80で圧縮
された花卉Pを示している。
【0033】次に花卉Pの圧縮動作を説明する。上述し
たように、コンベヤ30A〜30Cで搬出された花卉P
の束は、移送手段61の保持アーム64に保持されて結
束装置40の結束位置まで移送される。このとき、第1
の押圧部材81と第2の押圧部材82は、図7において
実線で示す上方の退去位置にある。
【0034】さて、選花部で選別された花卉Pがコンベ
ヤ30A上に所定本数集積すると、コンベヤ30Aは作
動してこれらの花卉Pは選花部から搬出され、花卉Pの
先端部はコンベヤ30Aの前方のストッパ36に当って
停止する。このとき、これらの花卉Pの分布幅は、ハの
字状に配設された当り部材34,34’により小さくな
る。そこで移動手段61の保持アーム64はストッパ3
6の手前の空間部33,33’に進入してこれらの花卉
Pをピックアップし、結束装置へ向って移送する。移送
手段61が結束機42の正面まで移動してくると、図7
において第1の押圧部材81と第2の押圧部材82は実
線で示す位置から鎖線で示す位置まで反時計方向へ回転
する。すると保持アーム64に保持された花卉Pの束
は、第1の押圧部材81により第1の受部材88へ押圧
され、また第2の押圧部材82により第2の受部材89
へ押圧され、これにより花卉Pの束は第1の押圧部材8
1、第2の押圧部材82、第1の受部材88、第2の受
部材89の4つの部材で囲まれた4角の狭い範囲内に圧
縮される(図7において、鎖線で示す花卉Pを参照)。
なお図8において、Dは第2の押圧部材82が回転した
ことにより側端部の花卉Pが移動した距離(圧縮された
距離)を示している。この場合、第1の押圧部材81は
スプリング85で弾持されているので、第1の押圧部材
81は花卉Pが痛まないように花卉Pにソフトに押しつ
けられる。
【0035】以上のようにして保持アーム64に保持さ
れた花卉Pの束を圧縮したならば、結束子43が駆動し
て結束を行うが、花卉Pの束は上記のように圧縮されて
いるので、ひも70でしっかり結束することができる。
そして結束が終了したならば、第1の押圧部材81と第
2の押圧部材82は図7において時計方向へ回転して実
線で示す位置へ復帰し、移送手段61は結束された花卉
Pの束を回収ステージ50A〜50Cへ移送する。
【0036】次に、図9を参照して制御系を説明する。
71は制御部であり、記憶部72を備えている。荷重セ
ンサ12、受光素子32、検知手段38、払い出し操作
部39の信号は制御部71に入力される。またプログラ
ムデータなどの必要なデータは記憶部72に記憶され
る。モータM1〜M5、ソレノイドSOL1〜SOL3
などは制御部71で制御される。なお結束装置40、移
動機構60、移送手段61、圧縮手段80などもこの制
御部71で制御される。払い出し操作部39は装置の制
御盤などに操作ボタンとして設けられるものであり、そ
の詳細は後述する。
【0037】次に花卉の束の移送動作について説明す
る。図1において、3個のコンベヤ30A〜30Cのう
ち、何れかのコンベヤ(例えばコンベヤ30C)上の花
卉Pの茎の先端部がこのコンベヤ30Cに搬送されてス
トッパ36に当ると、検知手段38がこれを検知する。
そしてその検知信号により移送手段61は作動を開始し
てこのコンベヤ30Cの上方へ移動する(図6におい
て、イ位置の移送手段61を参照)。そこで昇降部63
は下降し、2組の保持アーム64はコンベヤ30Cとサ
ブコンベヤ30C’の間の空間33およびサブコンベヤ
30C’の前方の空間33’に下降する(図3の矢印
i)。そこで保持アーム64は閉じて花卉Pの束をしっ
かり保持する。この場合、上述したように当り部材3
4,34’により花卉Pの分布幅はW1からW2にせば
まっているので、保持アーム64は小さな回転ストロー
クで容易に花卉Pの束を保持することができる。そして
昇降部63が上昇することにより、保持アーム64は花
卉Pの束をピックアップする。
【0038】次に移送手段61は図6において結束手段
40の配設位置(ロ位置)へ移動する。そこで結束装置
40の結束機42は、保持アーム64に保持された花卉
Pの束の基端部をひも70で結束する。この場合、可動
テーブル41により結束機42を花卉Pの長手方向(図
1の矢印h方向)へ移動させることにより複数箇所結束
することが望ましい。またこの場合、10本の花卉Pの
束は上述したように圧縮手段80で圧縮され、ひも70
でしっかり結束することができる。
【0039】次に移送手段61は回収ステージ50Cの
上方(図6のハ位置)へ移動し、そこで保持アーム64
を開くことにより、ひも70で結束された花卉Pの束は
回収ステージ50C上に落下して回収される(矢印
j)。
【0040】他のコンベヤ30A,30Bで搬出された
花卉Pも、上述したコンベヤ30Cの場合と同様に結束
され、それぞれ回収ステージ50A,50Bに回収され
る。なお回収ステージ50A,50B,50Cにはそれ
ぞれ「重」、「中」、「軽」の花卉Pが回収される。以
上のようにして回収された花卉Pの束は市場に出荷され
る。以上のように、本処理装置によれば、花卉Pの重量
選別から結束までの作業を、一連の作業として連続的に
行うことができる。
【0041】次に、コンベヤ30A〜30C上に残存す
る端数の花卉Pの回収手段について説明する。図1にお
いて、例えばその日に収穫した花卉の選別作業が終了し
た場合や、装置のトラブルにより装置の運転を中止した
ような場合、各コンベヤ30A〜30C上には10本未
満の端数(例えば3本や5本)の花卉Pが残存しやす
い。このような端数の花卉は結束装置40による結束対
象にはならず、別途回収することが望ましい。
【0042】そこでこのような場合、作業者は払い出し
操作部39(図9)を操作する。すると各モータM3〜
M5は順に駆動して各コンベヤ30A〜30C上の花卉
Pは順にピックアップ位置へ搬出され、移送手段61に
ピックアップされる。そして移送手段61は結束装置4
0を素通りし、そのまた回収ステージ50A〜50Cに
花卉Pを落下させる。勿論この場合も、花卉Pは重量別
に各回収ステージ50A〜50Cに落下させることが望
ましい。このようにして回収された端数の花卉Pは、次
回の作業に回される。すなわち払い出し操作部39など
は、コンベヤ30A〜30C上に残存する端数花卉回収
手段となっている。以上のような動作のプログラムは、
記憶部72に登録されている。
【0043】本発明は上記実施の形態に限定されないの
であって、例えば図1において、結束手段40と回収ス
テージ50A〜50Cはコンベヤ30A〜30Cの左側
に横一列に設けられているが、右側に横一列に設けても
よく、コンベヤ30A〜30Cや回収ステージ50A〜
50Cなどのレイアウト等は自由に設計できる。また払
い出し操作部39を操作してコンベヤ30A〜コンベヤ
30Cにより搬出された端数の花卉Pは、移送手段61
によらずに作業者が手作業で回収してもよい。また結束
装置40は、単独の独立した装置として使用してもよい
ものである。また選花部としては、実開平5−7468
3号公報、実公平6−29956号公報、実公平6−2
9957号公報、実開平6−454号、実開平7−94
66号、実開平7−9467号、実開平7−13472
号などに示されるように、花卉の重量の測定手段として
秤量手段を用いたもの、長さ別に選別するもの、重量と
長さを組み合わせた複合別に選別するものなどの様々な
型式のものがあるが、本発明はこのような他の型式の選
花部も適用できるものである。
【0044】
【発明の効果】本発明の花卉の搬出装置によれば、選花
部で選別された所定本数の花卉を選花部から搬出して結
束装置へ確実に送れるので、花卉の処理能力を高めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】花卉の処理装置の平面図
【図2】花卉の処理装置の選花部の側面図
【図3】花卉の処理装置の搬出用コンベヤの斜視図
【図4】花卉の処理装置の搬出用コンベヤの平面図
【図5】花卉の処理装置の搬出用コンベヤの側面図
【図6】花卉の処理装置の搬送手段の移動路の側面図
【図7】花卉の処理装置の結束装置の正面図
【図8】花卉の処理装置の結束部の平面図
【図9】花卉の処理装置の制御系のブロック図
【符号の説明】
A 選花部 B 結束・回収部 1 第1の搬送部 5 花弁の位置揃え手段 6 切断手段 7 葉落し手段 10 測定手段 11 受部材 12 荷重センサ 20 第2の搬送部 23 保持部材 30A,30B,30C コンベヤ 30A’,30B’,30C’ サブコンベヤ 31 発光素子 32 受光素子 33 空間部(第1の空間部) 33’ 空間部(第2の空間部) 34 第1の当り部材 34’ 第2の当り部材 35 下受部材 38 検知手段 39 払い出し操作部 36 ストッパ 40 結束装置 43 結束子 50A,50B,50C 回収ステージ 60 移動機構 61 移送手段 64 保持アーム 80 圧縮手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 27/00 A01G 5/00 B65B 13/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 選花部で等級別に選別された花卉を結束
    装置へ移送するために花卉を選花部から搬出する花卉の
    搬出装置であって、選別された所定本数の花卉が集積す
    るコンベヤと、コンベヤの前方に設けられてコンベヤで
    搬出された花卉の先端部が当るストッパと、このストッ
    パの手前にあって前記コンベヤで搬出されこれらの花
    卉の分布幅を小さくする当り部材とを備え、前記ストッ
    パの手前に、前記ストッパへ向って搬送される花卉の先
    端部が下方へ垂れ下るのを防止する下受部材を配設し、
    前記下受部材は、花卉の搬送方向において上り勾配で傾
    斜していることを特徴とする花卉の搬出装置。
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