JP3122318U - 可逆変色性衣類及びそれを用いた変色セット - Google Patents
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Abstract
【課題】 繰返し筆記が可能であり且つ該筆跡を長時間保持できると共に、使用時の浸水や変色、折畳収納による折跡形成等の不具合を生じ難い、実用性に優れた可逆変色性衣類及び該衣類を用いた興趣に富んだ変色セットを提供する。
【解決手段】 衣類1を構成する生地2上に防水性を有する軟質樹脂層3を設けると共に、該軟質樹脂層3上に低屈折率顔料をバインダー樹脂に分散状態に固着させた吸液状態と非吸液状態で透明性を異にする多孔質層4を設ける。前記多孔質層4が、衣類表面に100cm2以上設けられる。前記可逆変色性衣類1と水付着手段6とからなる変色セット。
【選択図】 図1
【解決手段】 衣類1を構成する生地2上に防水性を有する軟質樹脂層3を設けると共に、該軟質樹脂層3上に低屈折率顔料をバインダー樹脂に分散状態に固着させた吸液状態と非吸液状態で透明性を異にする多孔質層4を設ける。前記多孔質層4が、衣類表面に100cm2以上設けられる。前記可逆変色性衣類1と水付着手段6とからなる変色セット。
【選択図】 図1
Description
本考案は、可逆変色性衣類に関する。更には、ユーザーが任意の像を繰返し筆記できると共に、該筆跡を長時間保持できる可逆変色性衣類とそれを用いた変色セットに関する。
従来より、衣類表面に設けられた像(縁取)に固形描画材を用いてユーザーが好みの色に染色(塗り絵)できる衣類や、ユーザーが市販の筆記具で自由に絵を描くことができる紙袋で構成された衣類が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
実用新案登録第3067733号公報
実開平5−62295号公報
しかしながら、前記衣類は汎用の筆記具や固形描画材を用いて布帛又は紙に筆記(塗布)して使用するものであり、描いた筆跡を消色することができないため、同じ衣類に繰返して筆記(塗布)することができないものであった。
本考案は、繰返し筆記が可能であり且つ該筆跡を長時間保持できると共に、使用時の浸水や変色、折畳収納による折跡形成等の不具合を生じ難い、実用性に優れた可逆変色性衣類を提供するものである。また、前記衣類を用いた、興趣に富んだ変色セットを提供するものである。
本考案の可逆変色性衣類は、衣類を構成する生地上に防水性を有する軟質樹脂層を設けると共に、該軟質樹脂層上に低屈折率顔料をバインダー樹脂に分散状態に固着させた吸液状態と非吸液状態で透明性を異にする多孔質層を設けてなることを要件とする。
更に、前記軟質樹脂層が、アクリル酸エステル樹脂、ポリウレタン樹脂、酢酸ビニル樹脂、アクリル酸エステル共重合樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、SBS共重合樹脂、SEBS共重合樹脂、シリコーン樹脂、ポリオレフィン樹脂、軟質塩化ビニル樹脂、軟質ポリエステル樹脂、天然ゴムラッテクス、合成ゴムラッテクスのいずれか一種又は二種以上で構成されること、前記軟質樹脂層の単位面積当たりの平均厚みが、5μm〜3000μmであること、前記多孔質層が、衣類表面に100cm2以上設けられてなることを要件とする。
更には、前記可逆変色性衣類と水付着手段とからなる変色セットを要件とし、前記可逆変色性衣類に、水付着手段を保持する保持部を設けてなること、前記水付着手段が、連続気孔を有するプラスチック多孔体又は繊維加工体をペン先部材として適用した筆記具又は塗布具、或いは、スタンプ具の何れかより選ばれる少なくとも一種であること、前記水付着手段が、水鉄砲であることを要件とする。
更に、前記軟質樹脂層が、アクリル酸エステル樹脂、ポリウレタン樹脂、酢酸ビニル樹脂、アクリル酸エステル共重合樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、SBS共重合樹脂、SEBS共重合樹脂、シリコーン樹脂、ポリオレフィン樹脂、軟質塩化ビニル樹脂、軟質ポリエステル樹脂、天然ゴムラッテクス、合成ゴムラッテクスのいずれか一種又は二種以上で構成されること、前記軟質樹脂層の単位面積当たりの平均厚みが、5μm〜3000μmであること、前記多孔質層が、衣類表面に100cm2以上設けられてなることを要件とする。
更には、前記可逆変色性衣類と水付着手段とからなる変色セットを要件とし、前記可逆変色性衣類に、水付着手段を保持する保持部を設けてなること、前記水付着手段が、連続気孔を有するプラスチック多孔体又は繊維加工体をペン先部材として適用した筆記具又は塗布具、或いは、スタンプ具の何れかより選ばれる少なくとも一種であること、前記水付着手段が、水鉄砲であることを要件とする。
本考案により、筆跡を長時間保持でき、筆記時に装着した身体側に液体が浸水することや、汗等が身体側から生地を透過して多孔質層を変色させることがないと共に、洗濯や折畳収納により生じる折跡が生じ難い、繰返しの使用(筆記)が何度でも可能な衣類となる。
また、前記衣類と共に水付着手段を用いることで、ゲーム的要素を備えた興趣に富んだ変色セットとなる。
また、前記衣類と共に水付着手段を用いることで、ゲーム的要素を備えた興趣に富んだ変色セットとなる。
本考案の可逆変色性衣類は、衣類を構成する生地上に防水性を有する軟質樹脂層を設けると共に、該軟質樹脂層上に多孔質層を設けたものであり、液体による像形成と、該像の消去を何度も繰返して行うことが可能な衣類である。
前記軟質樹脂層は、防水性と柔軟性を備えた材料で構成されるものであり、層を形成した部分に風合いや装飾性を付与すると共に、生地の表面から裏面又は裏面から表面への液体透過を防止できるものである。そのため、前記軟質樹脂層により、多孔質層に付着した液体が生地に浸透することを抑制できるので、軟質樹脂層を設けない仕様に較べて、多孔質層中に多くの液体を長時間保持することができ、筆記後の筆跡残存時間を長くすることができる。また、発汗による水分が多孔質層に浸透することを防止できるので、裏面からの不用意な着色を抑制できる。更に、折畳収納や洗濯により生じるしわや折れ目(折跡)が永続的に残ることがないので、筆記感や着心地を損ねることがないものである。
前記軟質樹脂層を構成する材料としては、アクリル酸エステル樹脂、ポリウレタン樹脂、酢酸ビニル樹脂、アクリル酸エステル共重合樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、SBS共重合樹脂、SEBS共重合樹脂、シリコーン樹脂、ポリオレフィン樹脂、軟質塩化ビニル樹脂、軟質ポリエステル樹脂、天然ゴムラッテクス、合成ゴムラッテクス等が例示でき、一種又は二種以上を併用して用いることができる。
また、前記軟質樹脂層は、表面に着色層を設けたり、前記材料中に着色剤を添加することにより軟質着色樹脂層を構成することができる。
前記軟質樹脂層を構成する材料としては、アクリル酸エステル樹脂、ポリウレタン樹脂、酢酸ビニル樹脂、アクリル酸エステル共重合樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、SBS共重合樹脂、SEBS共重合樹脂、シリコーン樹脂、ポリオレフィン樹脂、軟質塩化ビニル樹脂、軟質ポリエステル樹脂、天然ゴムラッテクス、合成ゴムラッテクス等が例示でき、一種又は二種以上を併用して用いることができる。
また、前記軟質樹脂層は、表面に着色層を設けたり、前記材料中に着色剤を添加することにより軟質着色樹脂層を構成することができる。
前記樹脂層は、ビヒクル状態で従来より公知の印刷、塗布手段を用いたり、シート状態で貼着や裁縫により形成することができ、単位面積当たりの平均厚みが、5μm〜3000μmの範囲で設けられる。
5μm未満では充分な防水性が得難く、3000μmより厚い場合には防水性は得られるものの、重量が大きくなると共に柔軟性が損なわれるため、衣類として不適なものとなる。
5μm未満では充分な防水性が得難く、3000μmより厚い場合には防水性は得られるものの、重量が大きくなると共に柔軟性が損なわれるため、衣類として不適なものとなる。
前記軟質樹脂層の表面に形成される多孔質層は、低屈折率顔料をバインダー樹脂と共に分散状態に固着させた層であり、吸液状態と非吸液状態で透明性を異にするものである。
前記低屈折率顔料としては、珪酸及びその塩、バライト粉、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、石膏、クレー、タルク、アルミナホワイト、炭酸マグネシウム等が挙げられ、これらは屈折率が1.4〜1.8の範囲にあり、液状組成物を吸液すると良好な透明性を示すものである。
なお、前記珪酸の塩としては、珪酸アルミニウム、珪酸アルミニウムカリウム、珪酸アルミニウムナトリウム、珪酸アルミニウムカルシウム、珪酸カリウム、珪酸カルシウム、珪酸カルシウムナトリウム、珪酸ナトリウム、珪酸マグネシウム、珪酸マグネシウムカリウム等が挙げられる。
前記低屈折率顔料の粒径は特に限定されるものではないが、0.03〜10.0μmのものが好適に用いられる。
又、前記低屈折率顔料は2種以上を併用することもできる。
尚、好適に用いられる低屈折率顔料としては珪酸が挙げられる。
前記珪酸は、乾式法により製造させる珪酸であってもよいが、湿式法により製造される珪酸(以下、湿式法珪酸と称する)が特に効果的であり、実用性を満たす。
この点を以下に説明する。
珪酸は非晶質の無定形珪酸として製造され、その製造方法により、四塩化ケイ素等のハロゲン化ケイ素の熱分解等の気相反応を用いる乾式法によるもの(以下、乾式法珪酸と称する)と、ケイ酸ナトリウム等の酸による分解等の液相反応を用いる湿式法によるものとに大別されるが、本考案の意図する多孔質層として機能させるためには、湿式法珪酸が最適である。
これは、乾式法珪酸と湿式法珪酸とでは構造が異なり、前記乾式法珪酸は珪酸が密に結合した三次元構造を形成するのに対して、湿式法珪酸は、珪酸が縮合して長い分子配列を形成した、所謂、二次元構造部分を有している。
従って、前記乾式法珪酸と比較して分子構造が粗になるため、湿式法珪酸を多孔質層に適用した場合、乾式法珪酸を用いる系と比較して乾燥状態における光の乱反射性に優れ、よって、常態での隠蔽性が大きくなるものと推察される。
又、前記本発明の多孔質層においては、水を吸液させるものであるから、湿式法珪酸は乾式法珪酸に比べて粒子表面にシラノール基として存在する水酸基が多く、親水性の度合いが大であり、好適に用いられる。
尚、前記多孔質層の常態での隠蔽性と吸液状態での透明性を調整するために、湿式法珪酸と共に、他の汎用の低屈折率顔料を併用することもできる。
前記低屈折率顔料としては、珪酸及びその塩、バライト粉、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、石膏、クレー、タルク、アルミナホワイト、炭酸マグネシウム等が挙げられ、これらは屈折率が1.4〜1.8の範囲にあり、液状組成物を吸液すると良好な透明性を示すものである。
なお、前記珪酸の塩としては、珪酸アルミニウム、珪酸アルミニウムカリウム、珪酸アルミニウムナトリウム、珪酸アルミニウムカルシウム、珪酸カリウム、珪酸カルシウム、珪酸カルシウムナトリウム、珪酸ナトリウム、珪酸マグネシウム、珪酸マグネシウムカリウム等が挙げられる。
前記低屈折率顔料の粒径は特に限定されるものではないが、0.03〜10.0μmのものが好適に用いられる。
又、前記低屈折率顔料は2種以上を併用することもできる。
尚、好適に用いられる低屈折率顔料としては珪酸が挙げられる。
前記珪酸は、乾式法により製造させる珪酸であってもよいが、湿式法により製造される珪酸(以下、湿式法珪酸と称する)が特に効果的であり、実用性を満たす。
この点を以下に説明する。
珪酸は非晶質の無定形珪酸として製造され、その製造方法により、四塩化ケイ素等のハロゲン化ケイ素の熱分解等の気相反応を用いる乾式法によるもの(以下、乾式法珪酸と称する)と、ケイ酸ナトリウム等の酸による分解等の液相反応を用いる湿式法によるものとに大別されるが、本考案の意図する多孔質層として機能させるためには、湿式法珪酸が最適である。
これは、乾式法珪酸と湿式法珪酸とでは構造が異なり、前記乾式法珪酸は珪酸が密に結合した三次元構造を形成するのに対して、湿式法珪酸は、珪酸が縮合して長い分子配列を形成した、所謂、二次元構造部分を有している。
従って、前記乾式法珪酸と比較して分子構造が粗になるため、湿式法珪酸を多孔質層に適用した場合、乾式法珪酸を用いる系と比較して乾燥状態における光の乱反射性に優れ、よって、常態での隠蔽性が大きくなるものと推察される。
又、前記本発明の多孔質層においては、水を吸液させるものであるから、湿式法珪酸は乾式法珪酸に比べて粒子表面にシラノール基として存在する水酸基が多く、親水性の度合いが大であり、好適に用いられる。
尚、前記多孔質層の常態での隠蔽性と吸液状態での透明性を調整するために、湿式法珪酸と共に、他の汎用の低屈折率顔料を併用することもできる。
前記多孔質層中の湿式法珪酸は、粒子径、比表面積、吸油量等の性状に左右されるが、常態での隠蔽性と吸液状態での透明性を共に満足するためには、塗布量が1g/m2〜30g/m2であることが好ましく、より好ましくは、5g/m2〜20g/m2である。1g/m2未満では、常態で十分な隠蔽性を得ることが困難であり、又、30g/m2を越えると吸液時に十分な透明性を得ることが困難である。
前記珪酸の粒径は特に限定されるものではないが、0.03〜10.0μmのものが好適に用いられる。
前記珪酸はバインダー樹脂を結合剤として含むビヒクル中に分散され、基材に塗布した後、揮発分を乾燥させて多孔質層を形成する。
前記バインダー樹脂としては、ウレタン系樹脂、ナイロン樹脂、酢酸ビニル樹脂、アクリル酸エステル樹脂、アクリル酸エステル共重合樹脂、アクリルポリオール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、マレイン酸樹脂、ポリエステル樹脂、スチレン樹脂、スチレン共重合樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、エポキシ樹脂、スチレン−ブタジエン共重合樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン共重合樹脂、メタクリル酸メチル−ブタジエン共重合樹脂、ブタジエン樹脂、クロロプレン樹脂、メラミン樹脂、及び前記各樹脂エマルジョン、カゼイン、澱粉、セルロース誘導体、ポリビニルアルコール、尿素樹脂、フェノール樹脂等が挙げられる。
前記珪酸とこれらのバインダー樹脂の混合比率は、珪酸の種類及び性状に左右されるが、好ましくは、珪酸1重量部に対してバインダー樹脂固形分0.5〜2重量部であり、より好ましくは、0.8〜1.5重量部である。珪酸1重量部に対してバインダー樹脂固形分が0.5重量部未満の場合には、前記多孔質層の実用的な皮膜強度を得ることが困難であり、2重量部を越える場合には、前記多孔質層内部への水の浸透性が悪くなる。
前記多孔質層は、従来より公知の一般的な塗膜と比較して着色剤に対するバインダー樹脂の混合比率が小さいため、十分な皮膜強度が得られ難い。そこで、耐擦過強度を高めるために、前記のバインダー樹脂のうち、ナイロン樹脂又はウレタン系樹脂を用いると効果的である。
前記ウレタン系樹脂としては、ポリエステル系ウレタン樹脂、ポリカーボネート系ウレタン樹脂、ポリエーテル系ウレタン樹脂等があり、2種以上を併用することもできる。又、前記樹脂が水に乳化分散したウレタン系エマルジョン樹脂や、イオン性を有するウレタン樹脂(ウレタンアイオノマー)自体のイオン基により乳化剤を必要とすることなく自己乳化して、水中に溶解乃至分散したコロイド分散型(アイオノマー型)ウレタン樹脂を用いることもできる。
尚、前記ウレタン系樹脂は水性ウレタン系樹脂又は油性ウレタン系樹脂のいずれを用いることもできるが、本発明においては水性ウレタン系樹脂、殊に、ウレタン系エマルジョン樹脂やコロイド分散型ウレタン系樹脂が好適に用いられる。
前記ウレタン系樹脂は単独で用いることもできるが、支持体の種類や皮膜に必要とされる性能に応じて、他のバインダー樹脂を併用することもできる。ウレタン系樹脂以外のバインダー樹脂を併用する場合、実用的な皮膜強度を得るためには、前記多孔質層のバイン
ダー樹脂中にウレタン系樹脂を固形分重量比率で30%以上含有させることが好ましい。
前記バインダー樹脂において、架橋性のものは任意の架橋剤を添加して架橋させることにより、さらに皮膜強度を向上させることができる。
前記バインダー樹脂には、水との親和性に大小が存在するが、これらを組み合わせることにより、多孔質層中への浸透時間、浸透度合い、浸透後の乾燥の遅速を調整することができる。更には、適宜分散剤や界面活性剤を添加して前記調整をコントロールすることができる。
前記珪酸の粒径は特に限定されるものではないが、0.03〜10.0μmのものが好適に用いられる。
前記珪酸はバインダー樹脂を結合剤として含むビヒクル中に分散され、基材に塗布した後、揮発分を乾燥させて多孔質層を形成する。
前記バインダー樹脂としては、ウレタン系樹脂、ナイロン樹脂、酢酸ビニル樹脂、アクリル酸エステル樹脂、アクリル酸エステル共重合樹脂、アクリルポリオール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、マレイン酸樹脂、ポリエステル樹脂、スチレン樹脂、スチレン共重合樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、エポキシ樹脂、スチレン−ブタジエン共重合樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン共重合樹脂、メタクリル酸メチル−ブタジエン共重合樹脂、ブタジエン樹脂、クロロプレン樹脂、メラミン樹脂、及び前記各樹脂エマルジョン、カゼイン、澱粉、セルロース誘導体、ポリビニルアルコール、尿素樹脂、フェノール樹脂等が挙げられる。
前記珪酸とこれらのバインダー樹脂の混合比率は、珪酸の種類及び性状に左右されるが、好ましくは、珪酸1重量部に対してバインダー樹脂固形分0.5〜2重量部であり、より好ましくは、0.8〜1.5重量部である。珪酸1重量部に対してバインダー樹脂固形分が0.5重量部未満の場合には、前記多孔質層の実用的な皮膜強度を得ることが困難であり、2重量部を越える場合には、前記多孔質層内部への水の浸透性が悪くなる。
前記多孔質層は、従来より公知の一般的な塗膜と比較して着色剤に対するバインダー樹脂の混合比率が小さいため、十分な皮膜強度が得られ難い。そこで、耐擦過強度を高めるために、前記のバインダー樹脂のうち、ナイロン樹脂又はウレタン系樹脂を用いると効果的である。
前記ウレタン系樹脂としては、ポリエステル系ウレタン樹脂、ポリカーボネート系ウレタン樹脂、ポリエーテル系ウレタン樹脂等があり、2種以上を併用することもできる。又、前記樹脂が水に乳化分散したウレタン系エマルジョン樹脂や、イオン性を有するウレタン樹脂(ウレタンアイオノマー)自体のイオン基により乳化剤を必要とすることなく自己乳化して、水中に溶解乃至分散したコロイド分散型(アイオノマー型)ウレタン樹脂を用いることもできる。
尚、前記ウレタン系樹脂は水性ウレタン系樹脂又は油性ウレタン系樹脂のいずれを用いることもできるが、本発明においては水性ウレタン系樹脂、殊に、ウレタン系エマルジョン樹脂やコロイド分散型ウレタン系樹脂が好適に用いられる。
前記ウレタン系樹脂は単独で用いることもできるが、支持体の種類や皮膜に必要とされる性能に応じて、他のバインダー樹脂を併用することもできる。ウレタン系樹脂以外のバインダー樹脂を併用する場合、実用的な皮膜強度を得るためには、前記多孔質層のバイン
ダー樹脂中にウレタン系樹脂を固形分重量比率で30%以上含有させることが好ましい。
前記バインダー樹脂において、架橋性のものは任意の架橋剤を添加して架橋させることにより、さらに皮膜強度を向上させることができる。
前記バインダー樹脂には、水との親和性に大小が存在するが、これらを組み合わせることにより、多孔質層中への浸透時間、浸透度合い、浸透後の乾燥の遅速を調整することができる。更には、適宜分散剤や界面活性剤を添加して前記調整をコントロールすることができる。
なお、前記多孔質層中には、従来より公知の二酸化チタン被覆雲母、酸化鉄−二酸化チタン被覆雲母、酸化鉄被覆雲母、グアニン、絹雲母、塩基性炭酸鉛、酸性砒酸鉛、オキシ塩化ビスマス等の金属光沢顔料を添加したり、一般染料や顔料、蛍光染料や蛍光顔料を混在させて色変化を多様化させることができる。
又、温度変化により可逆的に色変化する、従来より公知の可逆熱変色顔料を混在させて、環境温度や付着させる水温により色変化させることができる。
更には、前記多孔質層の上層、下層、及び/又は近傍には着色層を配設して様相変化を更に多様化させることができる。
前記多孔質層及び着色層は、ベタ印刷状のものに限らず、文字、記号、図柄等の像(着色像)であってもよい。
前記多孔質層及び着色層は、従来より公知の手段、例えば、スクリーン印刷、オフセット印刷、グラビヤ印刷、コーター、タンポ印刷、転写等の印刷手段、刷毛塗り、スプレー塗装、静電塗装、電着塗装、流し塗り、ローラー塗り、浸漬塗装等により形成できる。
又、温度変化により可逆的に色変化する、従来より公知の可逆熱変色顔料を混在させて、環境温度や付着させる水温により色変化させることができる。
更には、前記多孔質層の上層、下層、及び/又は近傍には着色層を配設して様相変化を更に多様化させることができる。
前記多孔質層及び着色層は、ベタ印刷状のものに限らず、文字、記号、図柄等の像(着色像)であってもよい。
前記多孔質層及び着色層は、従来より公知の手段、例えば、スクリーン印刷、オフセット印刷、グラビヤ印刷、コーター、タンポ印刷、転写等の印刷手段、刷毛塗り、スプレー塗装、静電塗装、電着塗装、流し塗り、ローラー塗り、浸漬塗装等により形成できる。
特に、多孔質層上に着色像を形成する場合、ひらがなやアルファベット等を抜き文字で形成したり、時計の外観像を形成することにより、なぞり書きや時間の記入が可能な学習教材としての要素を加飾効果以外に付与でき、より有用なものとなる。
前記多孔質層は、衣類表面に100cm2以上設けられることが好ましい。100cm2以上とすることで充分な面積への筆記が可能となると共に、衣類生地と異素材の部分が広く得られ装飾性の高いものとなる。
前記衣類としては、織物、編物、組物、不織布等の布帛や合成樹脂等の汎用の生地により構成される衣類が用いられるが、伸縮性が高く安価であることから、編物生地が広く用いられ、主にTシャツやトレーナー形態で適用される。
前記可逆変色性衣類に水を付着させる方法としては、手や指を水で濡らして多孔質層に接触させる方法、先端部に筆穂や繊維ペン体等を有する筆記又は塗布具、或いは、スポンジに水を含浸させて多孔質層に接触させる方法、水を収容した容器を多孔質層に近接又は接触させ、容器内から水を導出して付着させる方法、印面に連続気泡又は独立気泡を有する発泡体を固着したスタンプ具に水を含浸させて多孔質層に付着させる方法、プラスチックやゴムの印面を粗面に形成したスタンプ具に水を付着させ、多孔質層に接触させる方法が挙げられる。
尚、水を収容した容器を多孔質層に近接又は接触させ、容器内から水を導出して付着させる方法としては、容器内に水を収容し、且つ、容器内の水を導出する繊維体や刷毛を設けて水を塗布する方法、容器内に水を収容し、且つ、噴霧装置を設けて、水をスプレーする方法等が挙げられる。
前記水を付着させる手段としては、筆記又は塗布具、スポンジ、スタンプ具、スプレー装置を例示でき、可逆変色性衣類と組み合わせて変色セットが得られる。
なお、好ましい水付着手段としては、連続気孔を有するプラスチック多孔体又は繊維加工体をペン先部材として適用した筆記具又は塗布具、或いは、スタンプ具であり、任意の筆記像又は印像を簡便に形成でき、実用性を高めることができる。
前記における連続気孔を有するプラスチック多孔体又は繊維加工体は、水を適宜量、吸収し、吐出させるものであればよく、従来より汎用のポリオレフィン系、ポリウレタン系、その他各種プラスチックの連続気孔体や繊維を集束させた毛筆状のもの、繊維の樹脂加工又は熱溶着加工によるもの、フェルト、不織布形態のものを挙げることができ、形状、寸法は目的に応じて任意に設定できる。
尚、水を収容した容器を多孔質層に近接又は接触させ、容器内から水を導出して付着させる方法としては、容器内に水を収容し、且つ、容器内の水を導出する繊維体や刷毛を設けて水を塗布する方法、容器内に水を収容し、且つ、噴霧装置を設けて、水をスプレーする方法等が挙げられる。
前記水を付着させる手段としては、筆記又は塗布具、スポンジ、スタンプ具、スプレー装置を例示でき、可逆変色性衣類と組み合わせて変色セットが得られる。
なお、好ましい水付着手段としては、連続気孔を有するプラスチック多孔体又は繊維加工体をペン先部材として適用した筆記具又は塗布具、或いは、スタンプ具であり、任意の筆記像又は印像を簡便に形成でき、実用性を高めることができる。
前記における連続気孔を有するプラスチック多孔体又は繊維加工体は、水を適宜量、吸収し、吐出させるものであればよく、従来より汎用のポリオレフィン系、ポリウレタン系、その他各種プラスチックの連続気孔体や繊維を集束させた毛筆状のもの、繊維の樹脂加工又は熱溶着加工によるもの、フェルト、不織布形態のものを挙げることができ、形状、寸法は目的に応じて任意に設定できる。
また、多孔質層に接触させることなく、遠方から飛ばして液体を付着させる方法としては、水を噴射する水鉄砲が好適に用いられるが、注射器のように容器内の水を押圧して水を噴出させたり、水を含浸させたスポンジ等の含浸体、水を含む軟質のゲル状物を投擲したり、水を内包した衝撃により破壊されるカプセルを投擲或いはモデルガンに装填して発射させる等の手段であってもよい。
前記変色セットとする場合、前記水付着手段を保持することができるようにポケット等の保持部を可逆変色性衣類に設けることもできる。これにより、前記水付着手段等の紛失を防止することができる。
以下に実施例を示すが、本考案は実施例に限定されない。尚、実施例中の部は重量部を示す。
実施例1(図1、2参照)
綿100%のメリアス編み生地2からなるTシャツの表面に、アクリル酸エステル共重合樹脂エマルジョン中に赤色顔料を含むインキを用いてスクリーン印刷(ベタ印刷)することで、単位面積当たりの厚さが10μmの赤色軟質樹脂層3を600cm2(縦30cm、横20cmのベタ状)設けた。その後、該軟質樹脂層3上に、湿式法珪酸〔商品名:ニップシールE−200、日本シリカ工業(株)製〕15部、ウレタンエマルジョン〔商品名:ハイドランHW−930、大日本インキ化学工業(株)製、固形分50%〕30部、水50部、シリコーン系消泡剤0.5部、水系インキ用増粘剤3部、エチレングリコール1部、ブロックイソシアネート系架橋剤3部を均一に混合、攪拌してなる白色スクリーン印刷用インキを用いて、100メッシュのスクリーン版にてベタ印刷し、130℃で5分間乾燥硬化させて多孔質層4を形成することで可逆変色性衣類1(可逆変色性Tシャツ)を得た。
前記可逆変色性衣類1は、乾燥状態では全面が白色の多孔質層3が視認されるが、多孔質層4に水を付着させると、該水付着部分の多孔質層4は吸液により白色不透明状態から無色透明状態に変化し、下層の赤色軟質樹脂層3による色調が視認され、吸液状態ではその状態を維持しているが、水が蒸発乾燥することにより、元の白色状態へと変化する。
前記水付着部分は身体側(裏面)に水が浸透することなく使用できると共に、装着時に汗を掻いても多孔質層側(表面)に浸透することがないため、不用意な色変化を発現することなく使用できた。
また、前記可逆変色性衣類1上に印刷された軟質樹脂層3は柔軟性を有するアクリル酸エステル共重合樹脂により構成されているため、洗濯や折畳収納によるしわや折跡が生じても、元の状態に戻すことが可能であるので、筆記面の凹凸により筆記し難くなったり、装着時の着心地の悪さを感じることがないものであった。
実施例1(図1、2参照)
綿100%のメリアス編み生地2からなるTシャツの表面に、アクリル酸エステル共重合樹脂エマルジョン中に赤色顔料を含むインキを用いてスクリーン印刷(ベタ印刷)することで、単位面積当たりの厚さが10μmの赤色軟質樹脂層3を600cm2(縦30cm、横20cmのベタ状)設けた。その後、該軟質樹脂層3上に、湿式法珪酸〔商品名:ニップシールE−200、日本シリカ工業(株)製〕15部、ウレタンエマルジョン〔商品名:ハイドランHW−930、大日本インキ化学工業(株)製、固形分50%〕30部、水50部、シリコーン系消泡剤0.5部、水系インキ用増粘剤3部、エチレングリコール1部、ブロックイソシアネート系架橋剤3部を均一に混合、攪拌してなる白色スクリーン印刷用インキを用いて、100メッシュのスクリーン版にてベタ印刷し、130℃で5分間乾燥硬化させて多孔質層4を形成することで可逆変色性衣類1(可逆変色性Tシャツ)を得た。
前記可逆変色性衣類1は、乾燥状態では全面が白色の多孔質層3が視認されるが、多孔質層4に水を付着させると、該水付着部分の多孔質層4は吸液により白色不透明状態から無色透明状態に変化し、下層の赤色軟質樹脂層3による色調が視認され、吸液状態ではその状態を維持しているが、水が蒸発乾燥することにより、元の白色状態へと変化する。
前記水付着部分は身体側(裏面)に水が浸透することなく使用できると共に、装着時に汗を掻いても多孔質層側(表面)に浸透することがないため、不用意な色変化を発現することなく使用できた。
また、前記可逆変色性衣類1上に印刷された軟質樹脂層3は柔軟性を有するアクリル酸エステル共重合樹脂により構成されているため、洗濯や折畳収納によるしわや折跡が生じても、元の状態に戻すことが可能であるので、筆記面の凹凸により筆記し難くなったり、装着時の着心地の悪さを感じることがないものであった。
実施例2
実施例1で得た可逆変色性衣類1と共に、水付着手段として軸筒内に水を収容可能に構成し、且つ、繊維加工ペン体を設けたペン5とを組み合わせて変色セットを得た。
前記可逆変色性衣類1は、乾燥状態で白色の多孔質層4に前記ペン5で文字を描くと、その部分の多孔質層4が透明化して、赤色の筆記像6が視認された。前記筆記像6は多孔質層4が吸液状態では保持されており、乾燥すると元の白色に復して不可視状態となり、この現象は何度も繰り返し行うことができた。
実施例1で得た可逆変色性衣類1と共に、水付着手段として軸筒内に水を収容可能に構成し、且つ、繊維加工ペン体を設けたペン5とを組み合わせて変色セットを得た。
前記可逆変色性衣類1は、乾燥状態で白色の多孔質層4に前記ペン5で文字を描くと、その部分の多孔質層4が透明化して、赤色の筆記像6が視認された。前記筆記像6は多孔質層4が吸液状態では保持されており、乾燥すると元の白色に復して不可視状態となり、この現象は何度も繰り返し行うことができた。
実施例3(図3参照)
綿100%のメリアス編み生地2からなるトレーナーの表面に、ウレタン樹脂エマルジョン中に青色顔料を含むインキを用いてスクリーン印刷(ベタ印刷)することで、単位面積当たりの厚さが100μmの青色軟質樹脂層3を400cm2(連続する複数のドット状)設けた。その後、該弾性樹脂層3上に配設するように、湿式法珪酸〔商品名:ニップシールE−200、日本シリカ工業(株)製〕15部、ウレタンエマルジョン〔商品名:ハイドランHW−930、大日本インキ化学工業(株)製、固形分50%〕30部、水50部、シリコーン系消泡剤0.5部、水系インキ用増粘剤3部、エチレングリコール1部、イソシアネート系架橋剤3部を均一に混合、攪拌してなる白色スクリーン印刷用インキを用いて、100メッシュのスクリーン版にてドット状に印刷し、70℃で60分間乾燥硬化させて多孔質層4を形成することで可逆変色性衣類1(可逆変色性トレーナー)を得た。
前記可逆変色性衣類1は、乾燥状態では全面が白色の多孔質層3が視認されるが、多孔質層4に水を付着させると、該水付着部分の多孔質層4は吸液により白色不透明状態から無色透明状態に変化し、下層の青色軟質樹脂層3による色調が視認され、吸液状態ではその状態を維持しているが、水が蒸発乾燥することにより、元の白色状態へと変化する。
前記水付着部分は身体側(裏面)に水が浸透することなく使用できると共に、装着時に汗を掻いても多孔質層側(表面)に浸透することがないため、不用意な色変化を発現することなく使用できた。
また、前記可逆変色性衣類1上に印刷された軟質樹脂層3は柔軟性を有するウレタン樹脂により構成されているため、洗濯や折畳収納によるしわや折跡が生じても、元の状態に戻すことが可能であるので、筆記面の凹凸により筆記し難くなったり、装着時の着心地の悪さを感じることがないものであった。
綿100%のメリアス編み生地2からなるトレーナーの表面に、ウレタン樹脂エマルジョン中に青色顔料を含むインキを用いてスクリーン印刷(ベタ印刷)することで、単位面積当たりの厚さが100μmの青色軟質樹脂層3を400cm2(連続する複数のドット状)設けた。その後、該弾性樹脂層3上に配設するように、湿式法珪酸〔商品名:ニップシールE−200、日本シリカ工業(株)製〕15部、ウレタンエマルジョン〔商品名:ハイドランHW−930、大日本インキ化学工業(株)製、固形分50%〕30部、水50部、シリコーン系消泡剤0.5部、水系インキ用増粘剤3部、エチレングリコール1部、イソシアネート系架橋剤3部を均一に混合、攪拌してなる白色スクリーン印刷用インキを用いて、100メッシュのスクリーン版にてドット状に印刷し、70℃で60分間乾燥硬化させて多孔質層4を形成することで可逆変色性衣類1(可逆変色性トレーナー)を得た。
前記可逆変色性衣類1は、乾燥状態では全面が白色の多孔質層3が視認されるが、多孔質層4に水を付着させると、該水付着部分の多孔質層4は吸液により白色不透明状態から無色透明状態に変化し、下層の青色軟質樹脂層3による色調が視認され、吸液状態ではその状態を維持しているが、水が蒸発乾燥することにより、元の白色状態へと変化する。
前記水付着部分は身体側(裏面)に水が浸透することなく使用できると共に、装着時に汗を掻いても多孔質層側(表面)に浸透することがないため、不用意な色変化を発現することなく使用できた。
また、前記可逆変色性衣類1上に印刷された軟質樹脂層3は柔軟性を有するウレタン樹脂により構成されているため、洗濯や折畳収納によるしわや折跡が生じても、元の状態に戻すことが可能であるので、筆記面の凹凸により筆記し難くなったり、装着時の着心地の悪さを感じることがないものであった。
実施例4
実施例3で得た可逆変色性衣類1と、水付着手段として印面に液体を含浸するフェルト材を設けたスタンプ具とを組み合わせて変色セットを得た。
前記可逆変色性衣類1は、乾燥状態で白色の多孔質層4に押印すると、その部分の多孔質層4が透明状態に変化して、下層の青色の印影が視認された。前記印影は多孔質層4が吸液状態では保持されており、乾燥すると元の白色に復して不可視状態となり、この現象は何度も繰り返し行うことができた。
実施例3で得た可逆変色性衣類1と、水付着手段として印面に液体を含浸するフェルト材を設けたスタンプ具とを組み合わせて変色セットを得た。
前記可逆変色性衣類1は、乾燥状態で白色の多孔質層4に押印すると、その部分の多孔質層4が透明状態に変化して、下層の青色の印影が視認された。前記印影は多孔質層4が吸液状態では保持されており、乾燥すると元の白色に復して不可視状態となり、この現象は何度も繰り返し行うことができた。
実施例5(図4参照)
軟質塩化ビニル樹脂からなる厚さ1mm、面積600cm2(縦30cm、横20cmのシート状)の赤色軟質樹脂層3上に、湿式法珪酸〔商品名:ニップシールE−200、日本シリカ工業(株)製〕15部、ウレタンエマルジョン〔商品名:ハイドランHW−930、大日本インキ化学工業(株)製、固形分50%〕30部、水50部、シリコーン系消泡剤0.5部、水系インキ用増粘剤3部、エチレングリコール1部、ブロックイソシアネート系架橋剤3部を均一に混合、攪拌してなる白色スクリーン印刷用インキを用いて、100メッシュのスクリーン版にて抜き柄状に印刷し、50℃で60分間乾燥硬化させて多孔質層4を形成した。更に、前記軟質樹脂層3の裏面にイソシアネート系接着剤を塗布した後、綿100%のメリアス編み生地2からなるTシャツの表面に貼着することで可逆変色性衣類1(可逆変色性Tシャツ)を得た。尚、前記可逆変色性衣類1にはポケットが設けられている。
前記可逆変色性衣類1は、乾燥状態では赤色の背景に白色抜き柄状態の多孔質層3が視認されるが、多孔質層4に水を付着させると、該水付着部分の多孔質層4は吸液により白色不透明状態から無色透明状態に変化し、下層の赤色軟質樹脂層3による色調が視認され、吸液状態ではその状態を維持しているが、水が蒸発乾燥することにより、元の白色抜き柄状態へと変化する。
前記水付着部分は身体側(裏面)に水が浸透することなく使用できると共に、装着時に汗を掻いても多孔質層側(表面)に浸透することがないため、不用意な色変化を発現することなく使用できた。
また、前記可逆変色性衣類1上に印刷された軟質樹脂層3は柔軟性を有する軟質塩化ビニル樹脂により構成されているため、洗濯や折畳収納によるしわや折跡が生じても、元の状態に戻すことが可能であるので、筆記面の凹凸により筆記し難くなったり、装着時の着心地の悪さを感じることがないものであった。
軟質塩化ビニル樹脂からなる厚さ1mm、面積600cm2(縦30cm、横20cmのシート状)の赤色軟質樹脂層3上に、湿式法珪酸〔商品名:ニップシールE−200、日本シリカ工業(株)製〕15部、ウレタンエマルジョン〔商品名:ハイドランHW−930、大日本インキ化学工業(株)製、固形分50%〕30部、水50部、シリコーン系消泡剤0.5部、水系インキ用増粘剤3部、エチレングリコール1部、ブロックイソシアネート系架橋剤3部を均一に混合、攪拌してなる白色スクリーン印刷用インキを用いて、100メッシュのスクリーン版にて抜き柄状に印刷し、50℃で60分間乾燥硬化させて多孔質層4を形成した。更に、前記軟質樹脂層3の裏面にイソシアネート系接着剤を塗布した後、綿100%のメリアス編み生地2からなるTシャツの表面に貼着することで可逆変色性衣類1(可逆変色性Tシャツ)を得た。尚、前記可逆変色性衣類1にはポケットが設けられている。
前記可逆変色性衣類1は、乾燥状態では赤色の背景に白色抜き柄状態の多孔質層3が視認されるが、多孔質層4に水を付着させると、該水付着部分の多孔質層4は吸液により白色不透明状態から無色透明状態に変化し、下層の赤色軟質樹脂層3による色調が視認され、吸液状態ではその状態を維持しているが、水が蒸発乾燥することにより、元の白色抜き柄状態へと変化する。
前記水付着部分は身体側(裏面)に水が浸透することなく使用できると共に、装着時に汗を掻いても多孔質層側(表面)に浸透することがないため、不用意な色変化を発現することなく使用できた。
また、前記可逆変色性衣類1上に印刷された軟質樹脂層3は柔軟性を有する軟質塩化ビニル樹脂により構成されているため、洗濯や折畳収納によるしわや折跡が生じても、元の状態に戻すことが可能であるので、筆記面の凹凸により筆記し難くなったり、装着時の着心地の悪さを感じることがないものであった。
実施例6
実施例5で得た可逆変色性衣類1と共に、水付着手段として軸筒内に水を収容可能に構成し、且つ、繊維加工ペン体を設けたペン6、トリガーの押圧により内蔵する液体を噴射する樹脂製水鉄砲とを組み合わせて変色セットを得た。
前記可逆変色性衣類1は、乾燥状態で白色の多孔質層4に前記ペン6で文字を描いたり、水鉄砲からの水を付着させると、その部分の多孔質層4が透明化して、赤色の筆記像6が視認された。前記筆記像7は多孔質層4が吸液状態では保持されており、乾燥すると元の白色に復して不可視状態となり、この現象は何度も繰り返し行うことができた。
また、非使用時には、前記ペン6や水鉄砲を可逆変色性衣類1のポケットに収容して保持できるため、紛失を防止できるものとなる。
実施例5で得た可逆変色性衣類1と共に、水付着手段として軸筒内に水を収容可能に構成し、且つ、繊維加工ペン体を設けたペン6、トリガーの押圧により内蔵する液体を噴射する樹脂製水鉄砲とを組み合わせて変色セットを得た。
前記可逆変色性衣類1は、乾燥状態で白色の多孔質層4に前記ペン6で文字を描いたり、水鉄砲からの水を付着させると、その部分の多孔質層4が透明化して、赤色の筆記像6が視認された。前記筆記像7は多孔質層4が吸液状態では保持されており、乾燥すると元の白色に復して不可視状態となり、この現象は何度も繰り返し行うことができた。
また、非使用時には、前記ペン6や水鉄砲を可逆変色性衣類1のポケットに収容して保持できるため、紛失を防止できるものとなる。
実施例7(図5参照)
綿100%のメリアス編み生地2からなるTシャツの表面に、ブタジエン系合成ゴムラッテックスエマルジョンと白色顔料からなるインキを用いてスクリーン印刷(ハート型ベタ印刷)することで、単位面積当たりの厚さが100μmの白色軟質樹脂層3を300cm2設けた。更に、前記軟質樹脂層3上に、ピンク色インキを用いてスクリーン印刷(ハート型ベタ印刷)して厚さ2μmの着色層5を設けた。その後、前記着色層5上に、湿式法珪酸〔商品名:ニップシールE−200、日本シリカ工業(株)製〕15部、ウレタンエマルジョン〔商品名:ハイドランHW−930、大日本インキ化学工業(株)製、固形分50%〕30部、水50部、シリコーン系消泡剤0.5部、水系インキ用増粘剤3部、エチレングリコール1部、ブロックイソシアネート系架橋剤3部を均一に混合、攪拌してなる白色スクリーン印刷用インキを用いて、100メッシュのスクリーン版にてベタ印刷し、130℃で5分間乾燥硬化させて多孔質層4を形成することで可逆変色性衣類1(可逆変色性Tシャツ)を得た。
前記可逆変色性衣類1は、乾燥状態では全面が白色の多孔質層3が視認されるが、多孔質層4に水を付着させると、該水付着部分の多孔質層4は吸液により白色不透明状態から無色透明状態に変化し、下層のピンク色着色層5による色調が視認され、吸液状態ではその状態を維持しているが、水が蒸発乾燥することにより、元の白色状態へと変化する。
前記水付着部分は身体側(裏面)に水が浸透することなく使用できると共に、装着時に汗を掻いても多孔質層側(表面)に浸透することがないため、不用意な色変化を発現することなく使用できた。
また、前記可逆変色性衣類1上に印刷された軟質樹脂層3は柔軟性を有するブタジエン系合成ゴムラッテックスにより構成されているため、洗濯や折畳収納によるしわや折跡が生じても、元の状態に戻すことが可能であるので、筆記面の凹凸により筆記し難くなったり、装着時の着心地の悪さを感じることがないものであった。
綿100%のメリアス編み生地2からなるTシャツの表面に、ブタジエン系合成ゴムラッテックスエマルジョンと白色顔料からなるインキを用いてスクリーン印刷(ハート型ベタ印刷)することで、単位面積当たりの厚さが100μmの白色軟質樹脂層3を300cm2設けた。更に、前記軟質樹脂層3上に、ピンク色インキを用いてスクリーン印刷(ハート型ベタ印刷)して厚さ2μmの着色層5を設けた。その後、前記着色層5上に、湿式法珪酸〔商品名:ニップシールE−200、日本シリカ工業(株)製〕15部、ウレタンエマルジョン〔商品名:ハイドランHW−930、大日本インキ化学工業(株)製、固形分50%〕30部、水50部、シリコーン系消泡剤0.5部、水系インキ用増粘剤3部、エチレングリコール1部、ブロックイソシアネート系架橋剤3部を均一に混合、攪拌してなる白色スクリーン印刷用インキを用いて、100メッシュのスクリーン版にてベタ印刷し、130℃で5分間乾燥硬化させて多孔質層4を形成することで可逆変色性衣類1(可逆変色性Tシャツ)を得た。
前記可逆変色性衣類1は、乾燥状態では全面が白色の多孔質層3が視認されるが、多孔質層4に水を付着させると、該水付着部分の多孔質層4は吸液により白色不透明状態から無色透明状態に変化し、下層のピンク色着色層5による色調が視認され、吸液状態ではその状態を維持しているが、水が蒸発乾燥することにより、元の白色状態へと変化する。
前記水付着部分は身体側(裏面)に水が浸透することなく使用できると共に、装着時に汗を掻いても多孔質層側(表面)に浸透することがないため、不用意な色変化を発現することなく使用できた。
また、前記可逆変色性衣類1上に印刷された軟質樹脂層3は柔軟性を有するブタジエン系合成ゴムラッテックスにより構成されているため、洗濯や折畳収納によるしわや折跡が生じても、元の状態に戻すことが可能であるので、筆記面の凹凸により筆記し難くなったり、装着時の着心地の悪さを感じることがないものであった。
実施例8
実施例7で得た可逆変色性衣類1と共に、水付着手段として軸筒内に水を収容可能に構成し、且つ、繊維加工ペン体を設けたペン6とを組み合わせて変色セットを得た。
前記可逆変色性衣類1は、乾燥状態で白色の多孔質層4に前記ペン6で文字を描くと、その部分の多孔質層4が透明化して、ピンク色の筆記像7が視認された。前記筆記像7は多孔質層4が吸液状態では保持されており、乾燥すると元の白色に復して不可視状態となり、この現象は何度も繰り返し行うことができた。
前記ペン6を用いて多孔質層4に直径5cmの丸を描いた際(20℃、50%RH条件下)の筆跡が完全に消失するまでにかかる時間は5分であった。
実施例7で得た可逆変色性衣類1と共に、水付着手段として軸筒内に水を収容可能に構成し、且つ、繊維加工ペン体を設けたペン6とを組み合わせて変色セットを得た。
前記可逆変色性衣類1は、乾燥状態で白色の多孔質層4に前記ペン6で文字を描くと、その部分の多孔質層4が透明化して、ピンク色の筆記像7が視認された。前記筆記像7は多孔質層4が吸液状態では保持されており、乾燥すると元の白色に復して不可視状態となり、この現象は何度も繰り返し行うことができた。
前記ペン6を用いて多孔質層4に直径5cmの丸を描いた際(20℃、50%RH条件下)の筆跡が完全に消失するまでにかかる時間は5分であった。
比較例1
実施例7、8で得た変色セットのうち、可逆変色性衣類1から軟質樹脂層3を除いた(即ち、生地2上に着色層5及び多孔質層4を順に積層した状態)以外は同様にして変色セットを作成した。
前記可逆変色性衣類1は、乾燥状態では全面が白色の多孔質層3が視認されるが、多孔質層4に水を付着させると、該水付着部分の多孔質層4は吸液により白色不透明状態から無色透明状態に変化し、下層のピンク色着色層5による色調が視認され、吸液状態ではその状態を維持しているが、水が蒸発乾燥することにより、元の白色状態へと変化した。しかし、前記水付着部分は身体側(裏面)に水が浸透すると共に、装着時に汗を掻いた場合には多孔質層側(表面)に浸透して不用意な色変化を発現するものとなった。
また、ペン6を用いて多孔質層4に直径5cmの丸を描いた際(20℃、50%RH条件下)の筆跡が完全に消失するまでにかかる時間は3分であった。
実施例7、8で得た変色セットのうち、可逆変色性衣類1から軟質樹脂層3を除いた(即ち、生地2上に着色層5及び多孔質層4を順に積層した状態)以外は同様にして変色セットを作成した。
前記可逆変色性衣類1は、乾燥状態では全面が白色の多孔質層3が視認されるが、多孔質層4に水を付着させると、該水付着部分の多孔質層4は吸液により白色不透明状態から無色透明状態に変化し、下層のピンク色着色層5による色調が視認され、吸液状態ではその状態を維持しているが、水が蒸発乾燥することにより、元の白色状態へと変化した。しかし、前記水付着部分は身体側(裏面)に水が浸透すると共に、装着時に汗を掻いた場合には多孔質層側(表面)に浸透して不用意な色変化を発現するものとなった。
また、ペン6を用いて多孔質層4に直径5cmの丸を描いた際(20℃、50%RH条件下)の筆跡が完全に消失するまでにかかる時間は3分であった。
1 可逆変色性衣類
2 生地
3 弾性樹脂層
4 多孔質層
5 着色層
6 ペン(水付着手段)
7 筆跡
2 生地
3 弾性樹脂層
4 多孔質層
5 着色層
6 ペン(水付着手段)
7 筆跡
Claims (8)
- 衣類を構成する生地上に防水性を有する軟質樹脂層を設けると共に、該軟質樹脂層上に低屈折率顔料をバインダー樹脂に分散状態に固着させた吸液状態と非吸液状態で透明性を異にする多孔質層を設けてなることを特徴とする可逆変色性衣類。
- 前記軟質樹脂層が、アクリル酸エステル樹脂、ポリウレタン樹脂、酢酸ビニル樹脂、アクリル酸エステル共重合樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、SBS共重合樹脂、SEBS共重合樹脂、シリコーン樹脂、ポリオレフィン樹脂、軟質塩化ビニル樹脂、軟質ポリエステル樹脂、天然ゴムラッテクス、合成ゴムラッテクスのいずれか一種又は二種以上で構成されることを特徴とする請求項1に記載の可逆変色性衣類。
- 前記軟質樹脂層の単位面積当たりの平均厚みが、5μm〜3000μmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の可逆変色性衣類。
- 前記多孔質層が、衣類表面に100cm2以上設けられてなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の可逆変色性衣料。
- 請求項1乃至4のいずれかに記載の可逆変色性衣類と水付着手段とからなる変色セット。
- 前記可逆変色性衣類に、水付着手段を保持する保持部を設けてなることを特徴とする請求項5記載の変色セット。
- 前記水付着手段が、連続気孔を有するプラスチック多孔体又は繊維加工体をペン先部材として適用した筆記具又は塗布具、或いは、スタンプ具の何れかより選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項5又は6に記載の変色セット。
- 前記水付着手段が、水鉄砲であることを特徴とする請求項5又は6に記載の変色セット。
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JP2006002263U JP3122318U (ja) | 2006-03-29 | 2006-03-29 | 可逆変色性衣類及びそれを用いた変色セット |
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