JP3122193U - ニット製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】なめらかな肌ざわりを有し、さわやかな着心地の、ニット製品を提供する。
【解決手段】表目がポリエステル100%の中空糸11、裏目が綿100%の糸で横編みされたダブルニット地を、乾熱セット機でポリエステル部分(表目)がセットされ、水洗いによって綿12(裏目)がセットされ、裁断・縫製・仕上げによってニット製品21とされており、タンブラー乾燥が可能で、しかもノーアイロンで着用可能とされていることを特徴とするニット製品。
【選択図】図1

Description

この考案は、特にカーデガンやベスト等の制服、あるいはその他のウェアとして好適に着用し得るニット製品に関するものである。
いわゆるダブルニット生地は、通常表糸と裏糸で表側の組織と裏側の組織を編成し、これらの何れかの糸で表裏を結節したり、別の継ぎ糸を用いて結節したりして構成されている。これらに用いる糸としては、純綿糸、ポリエステル等の合成繊維、綿とポリエステルの混紡糸等用途によって多種の繊維が使われている。また、用いる組織も用途により多岐にわたっている。
上記ダブルニット生地としては、吸湿性が良く肌ざわりが良いことから全ての使用糸として純綿糸を用いたり、全ての使用糸をポリエステルとして肌に接する裏側の組織部分に撥水性を付与し表側には吸水性を付与して発生した汗を吸い取り表側に移行させることにより発汗時の不快感を減少しようとする提案がなされている。
また、肌へのべとつきやまとわりつきが少なくなり不快感の少ないダブルニット生地に関する提案が実開平6−16486号公報(特許文献1参照)においてなされている。
特許文献1のダブルニット生地は、表糸が純綿糸、裏糸が芯部分にポリエステルを鞘部分に綿を配した複重層糸、継ぎ糸がポリエステルフィラメントであることを特徴とするものである。
実開平6−16486号公報
しかしながら特許文献1のダブルニット生地は、裏糸が芯部分にポリエステルを鞘部分に綿を配した複重層糸という特殊な糸を使用するものであり、コスト面で問題があるとともに、基本的には表糸に純綿糸、裏糸にポリエステルを用いていることに変わりがない。
したがって、肌ざわりに難点があり、着心地がいまいちであるという問題点が解消されていない。
また、上記ダブルニットが洗濯機で洗うことができ、タンブラー乾燥が可能かどうかについては述べられていない。したがって、洗濯機で洗った場合の寸法安定性および形態安定性は不明であり、タンブラー乾燥は不可であると思われる。
この考案は、このような現状を鑑みて行われたもので、なめらかな肌ざわりを有し、さわやかな着心地の、ニット製品を提供しようとするものである。
この考案のニット製品は、上記の課題を解決するもので、表目がポリエステル100%の中空糸、裏目が綿100%の糸で横編みされたダブルニット地を、乾熱セット機でポリエステル部分(表目)がセットされ、水洗いによって綿(裏目)がセットされ、裁断・縫製・仕上げによってニット製品とされており、タンブラー乾燥が可能で、しかもノーアイロンで着用可能とされていることを特徴とするものである。
この考案のニット製品は、上記横編みが、天竺編みからなることをも特徴とするものである。
この考案に係るニット製品は、表目がポリエステル100%の中空糸、裏目が綿100%の糸で横編みされたダブルニット地で構成されている。そのため、肌に直接触れる部分が綿であるためなめらかな肌ざわりを有し、さわやかな着心地の、ニット製品を提供することができる。
また汗が多量に発生した場合、ポリエステルが低保水性であるために、綿で肌から吸上げられた水分は、ポリエステルフィラメントで毛細管現象によりすばやくポリエステル(表目)側に誘導され、外側に拡散される。
この考案に係るニット製品は、さらに乾熱セット機でポリエステル(表目)部分がセットされ、水洗いによって綿(裏目)がセットされ、裁断・縫製・仕上げによってニット製品とされている。そのため、ポリエステル部分(表目)のみならず、綿(裏目)の寸法変化や形態変化がほとんどなく、タンブラー乾燥が可能で、しかもノーアイロンで着用可能である。すなわち、長年使用しても寸法安定性および形態安定性に優れたニット製品を提供することが可能である。
以下この考案のニット製品の実施の形態を図面に基いて詳細に説明する。
図1はこの考案のニット製品の1実施例を示す説明図、図2はその要部拡大図、図3はこの考案のニット製品を製造する工程を説明するフローチャートである。
この考案のニット製品は図1および図2に示したように、表目がポリエステル100%の中空糸11、裏目が綿100%の糸12で横編みされたダブルニット地で構成されている。そのため、肌に直接触れる部分が綿であるため、なめらかな肌ざわりを有し、さわやかな着心地の、ニット製品21を提供することができる。
また汗が多量に発生した場合、表目のポリエステル製中空糸11が低保水性であるために、綿で肌から吸上げられた水分は、ポリエステルフィラメントで毛細管現象によりすばやくポリエステル(表目)側に誘導され、外側に拡散される。
ダブルニット地は、さらに乾熱セット機でポリエステル部分(表目)の中空糸11が乾熱セットされ、また水洗いによって綿(裏目)の糸12がセットされている。このように乾熱セットおよび水洗いを施すことにより、表裏それぞれの寸法安定性および形態安定性が確実に保たれる。
その後、裁断・縫製・仕上げによってニット製品とされている。
そのため、ポリエステル部分(表目)のみならず、綿(裏目)の寸法変化や形態変化がほとんどなく、タンブラー乾燥が可能で、しかもノーアイロンで着用可能である。すなわち、長年使用しても寸法安定性および形態安定性に優れたニット製品を提供することが可能となった。
図3にこの考案の一例に係るニット製品の製造工程のフローチャートを示す。
この考案に係るニット製品は、表目がポリエステル100%の中空糸、裏目が綿100%の糸で編まれたものである。
a)先ず、綿100%の糸、ポリエステル100%の中空糸を準備する。
b)上記各糸を用いて横編み(天竺編み)で表目がポリエステル、裏目が綿のダブルニット地を編成する。
c)次いで、ダブルニット地を乾熱セット機でセットする。
乾熱セット機によって200〜240℃の温度で乾熱セットを施すと、ポリエステル部分(表目)が所定の寸法および形態にセットされる。
d)その後さらに、常温から約40℃までの温水で水洗いする。
この水洗いによって綿(裏目)が所定の寸法および形態にセットされる。
e)〜h)乾燥・裁断・縫製・仕上げの各工程を施す。
i)以上の工程を経てニット製品が完成する。
以上の工程を経てニット製品が完成しているため、ポリエステル部分(表目)のみならず、綿(裏目)の寸法変化や形態変化がほとんどなく、タンブラー乾燥が可能で、しかもノーアイロンで着用可能となる。すなわち、長年使用しても寸法安定性および形態安定性に優れたニット製品を提供することが可能である。
この考案に係るニット製品は、表がポリエステル中空糸、裏が純綿糸で構成されているため、なめらかな肌ざわりを有し、さわやかな着心地の、ニット製品を提供することが可能となった。
この考案のニット製品は、特にカーデガンやベスト等の制服としてばかりでなく、その他の長期にわたって使用することが望まれる各種の用途に使用するウェアとして好適なニット製品が提供可能である。
この考案のニット製品の概略図である。 この考案のニット製品の要部を示す拡大図である。 この考案のニット製品の製造工程を示すフローチャートである。
符号の説明
11 ポリエステル中空糸
12 綿糸
21 ニット製品

Claims (2)

  1. 表目がポリエステル100%の中空糸、裏目が綿100%の糸で横編みされたダブルニット地を、乾熱セット機でポリエステル部分(表目)がセットされ、水洗いによって綿(裏目)がセットされ、裁断・縫製・仕上げによってニット製品とされており、タンブラー乾燥が可能で、しかもノーアイロンで着用可能とされていることを特徴とするニット製品。
  2. 上記横編みが、天竺編みであることを特徴とする請求項1記載のニット製品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021183062A1 (en) * 2020-03-13 2021-09-16 Nanyang Knitting Factory Co., Ltd. Fabric made from the knitting of hydrophobic yarn in one side and hydrophilic yarn in the other side and its manufacturing process thereof

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