JP3122078U - 屋上、陸屋根等における支柱等固定構造とこれに用いる支柱等固定装置 - Google Patents

屋上、陸屋根等における支柱等固定構造とこれに用いる支柱等固定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】既存防水層上に屋上緑化装置等に植え付けた樹木などの支柱端部を、必要に応じた所望の位置で簡単容易に連結固定でき、防水性能毀損の恐れがなく、しかも既存防水層上にさらに新規な防水層を重畳する手法による防水層補修工事を容易にする。
【解決手段】下地と、この表面に形成される防水層と、この防水層上に設けられる支柱等固定装置と、前記支柱等固定装置を防水層上に固定する接着手段とからなり、前記支柱固定装置は、支柱端受け部とこの支柱端受け部に立設され支柱端部を嵌合する支持筒を具え、前記支持筒には支柱を固定するための釘、ビス類の打ち込み用穴を形成するとともに、支持筒下端には水抜きを設けてなる屋上、陸屋根等における支柱等固定構造を実現して、上記の課題を解決する。

【選択図】 図1

Description

本願考案は、屋上、陸屋根等の既存防水層上に樹木、手摺その他各種の構築物の設置に際してそれらの支持支柱等を固定する技術に関し、詳しくは防水層を損なうことなく本来の防水性を維持し支柱端を強固に固定できる新規な固定技術に関するものである。
建築物の屋上、陸屋根、バルコニー等に敷設した既存の防水層上に、屋上緑化装置等を敷設してヒートアイランド現象を抑制し、併せて景観の向上に資する試みがなされている。
屋上緑化装置では、樹木等比較的高さのある植物を植え付ける場合、土壌部分が浅いこと、高所では常に風が吹いている等の事情から、根が定着するまでこれを安定的に支える
必要があり、一般に支柱を設置することになる。 また、支柱の設置は、屋上緑化装置以外にも種々必要となる。
このような支柱の一端は樹木に締結固定され、他端は既存の防水層上に固定することになる。 しかしながら、防水層上に支柱端を固定する支点、拠点等を後付けすることは既存防水層になんらか手を加えることになるから防水性になんらかの影響を及ぼす恐れなくこれをなすことは難しい。
このため、従来はこのような前記支点あるいは拠点としての架台と呼ばれるものを防水層の施工前に下地に連結固定したうえで防水層の形成をなすようにして、防水層に手を加えることを回避し防水信頼性を確保するようにしている。
すなわち、防水層の施工後に架台を設置しようとすれば、防水層を通して下地コンクリート等にアンカーボルトを打ち込みこれによって架台を固定しなければならない。ところが、既存防水層を通して下地にアンカーボルト等を打ち込むことは、事実上は非常に困難である。その理由は、従来から既存の防水層にいかなる形態でも孔を穿つことは防水信頼性を損なう惧れから禁忌事項とされているからである。したがって、従来は防水層上に前記架台が必要とされる場合は、防水層の形成前に下地上に設置固定しこれらを含めて防水層を被装する方法がとられている。 このため設置場所の自由性がなく、必要な場所に設置することができなかった。また、このような架台を設置は、既存防水層の上にさらに防水層を張設する手法による防水層補修工事を施工することを難しくしている。
なお、本願考案に関連する一般的技術として次の文献が開示されている。
特開2001−065079号公報
本願考案が解決しようとする課題は次の通りである。
(1)既存防水層上に屋上緑化装置等に植え付けた樹木などの支柱端部を、必要に応じた所望の位置で簡単容易に連結固定でき、しかも防水性能毀損の恐れが生じないこと。
(2)既存防水層上にさらに新規な防水層を重畳する手法による防水層補修工事を容易にすること。
本願考案は、下地と、この表面に形成される防水層と、この防水層上に設けられる支柱等固定装置と、前記支柱等固定装置を防水層上に固定する接着手段とからなり、前記支柱固定装置は、支柱端受け部とこの支柱端受け部に立設され支柱端部を嵌合する支持筒を具え、前記支持筒には支柱を固定するための釘、ビス類の打ち込み用穴を形成するとともに、支持筒下端には水抜きを設けてなる防水層上における支柱等固定構造を実現して、上記従来の課題を解決する。
本願考案はまた、下地と、この表面に形成される防水層と、この防水層上に設けられる防水保護層としての押さえコンクリートと、押さえコンクリート上に設けられる支柱等固定装置と、前記支柱等固定装置を防水層上に固定する固着手段とからなり、前記支柱等固定装置は、支柱端受け部とこの支柱端受け部に立設され支柱端部を嵌合する支持筒を具え、前記支持筒には支柱を固定するための釘、ビス類の打ち込み用穴を形成するとともに、支持筒下端には水抜きを設ける一方、前記固着手段は押さえコンクリートに打ち込むアンカーにより構成してなる屋上、陸屋根等における支柱等固定構造を提供して、上記従来の課題を解決する。
さらに、本願考案は、防水層を有する屋上、陸屋根等の下地上に設けられて各種の支柱等の端部を固定する支柱等固定装置であって、支柱端受け部とこの支柱端受け部に立設される支柱端部を嵌合する支持筒を具え、前記支持筒には支柱を固定するための釘、ビス類の打ち込み用穴を形成するとともに、支持筒の下端には水抜きを設けてなる屋上、陸屋根等における支柱等固定装置を提供して、上記従来の課題を解決する。
支柱等固定装置において、支柱端受け部は亜鉛メッキ鉄材で構成し、形状は方形が好ましい。 支柱端受け部に立設される支柱端部を嵌合する支持筒は、前記同様に亜鉛メッキ鉄材による円筒体形状に形成される。 また、支持筒の下端に設けられる水抜きは嵌合される支柱と支持筒内壁との間隙から浸入する雨水その他の滞留を防止する。
また、支柱等固定装置を取り付ける下地がコンクリートスラブ等の上に形成される露出防水層である場合は、支柱等固定装置の固定は接着工法による。 この場合、支柱端受け部の裏面と防水層との間に両面接着テープ介装させて固定する。 防水層への侵襲はまったくないから、防水性能を損なうことはなく、また、接着テープを剥離させれば装置を簡単に移動できるから装置の設置場所の自由度は極めて高くなる。 また、同様に装置の固定を簡単に解除できるから、既存防水層上に新たに補修防水層を張設することも容易であり、補修コストの低減に寄与する。
また、支柱等固定装置を取り付ける下地が防水層上に形成される押さえコンクリートである場合は、支柱等固定装置の固定は押さえコンクリートへのアンカー打ち込みによる工法が可能である。アンカーは防水層の保護層としての押さえコンクリートに留まるから防水層への悪影響を及ぼすことは全くない。
支柱端の固定は以下のような作業手順で行うことになる。 すなわち、支柱端をその端部が支柱端受け部に突き当たるまで支持筒内に嵌合し、支柱が木製の場合は打ち込み用穴を介して釘を打ち込むことにより支柱を支持筒内に固定し、支柱が樹脂材、金属材等の場合は釘に替えてビス等を用いて固定する。
図面に基づいて本願考案の1実施例を説明する。 図1は、本願考案に係る支柱等固定構造の一実施例を示す一部切欠斜視図である。支柱等固定構造Aは、コンクリート下地1と、この表面に形成される防水層2と、この防水層2上に設けられる支柱等固定装置Bと、前記支柱等固定装置Bを防水層2上に固定する固着手段としての両面接着テープ3からなり、前記支柱等固定装置Bは、支柱端受け部4とこの支柱端受け部4に立設される支柱端部を嵌合する上部開口する円筒形状の支持筒5を具え、この支持筒5には支柱を固定するための釘、ビス類の打ち込み用穴6が形成されている。 また、支持筒5の下端において、支柱端受け部4との間には半円形状の水抜き7を具えている。
この実施例において、支柱等固定装置Bを構成する支柱端受け部4と支持筒5とはそれぞれ亜鉛メッキ鉄板により形成され、両者は溶接固定されている。なお、支持筒5は図4に示すように支柱端受け部4上の中央部に位置しているが、後述の図3に示すように、屋上の側壁近傍に設置する等、用途によっては、端縁部や、隅部に設けてもよい。
図2は、本願請求項2係る支柱等固定構造Aの一実施例を示す一部切欠断面図である。
この実施例において、支柱等固定装置Bは、防水層保護層としてのコンクリート押さえの上に設置されている。 すなわち、図において、11は躯体部としてのコンクリートスラブ、2はコンクリートスラブ11上に張設される防水層、2aは耐根層、12は防水層の保護層としての押さえコンクリートである。 耐根層2aは押さえコンクリート12上に盛り土をして緑化装置を形成する場合に根の防水層等への進出を防止するために設けられる。
支柱等固定装置Bは、支柱端受け部4の四隅に形成される孔部を介してコンクリートアンカー8を押さえコンクリート12中に打ち込むことにより固定される。コンクリートアンカー8はさえコンクリート12中に止まるから防水層2を毀損する恐れはなく本来の防水性は維持される。 なお、図2において、Sは支持筒5に嵌合された支柱であり、打ち込み用穴6を介して釘、ビス類により支持筒5に固定されている。
図3は、支柱等固定装置Bの第2実施例を示す一部切欠断面図である。この実施例では、
支持筒5は支柱端受け部4の端縁部に設けられていて、屋上の側壁9近傍に設置する用に適している。そして、その他の構成は、図1に示す支柱等固定構造Aと同様であり、重複説明は省略する。
図4は、支柱等固定装置Bの一実施例に係る平面図であり、支持筒5は支柱端受け部4上の中央部に位置しているが、屋上の側壁近傍に設置する等、用途によっては、端縁部や、隅部に設けてもよいことは前述の通りである。
本願に係る支柱等固定装置において、固定に接着工法を採用する場合には、既存防水層上の任意の位置に自由に設置できるので屋上等における構築物の配置設定の自由度が大幅に向上し屋上の有効利用が促進される。
さらに、上記の場合、支柱等固定技術は既存防水層の上にさらに新規な防水層を重設する手法による改修工事にも効果を有する。 すなわち、既存防水層上に新たに補修防水層を全面的に張設する場合、装置を取り外したうえで、新規防水層を張設する。 そして、この新たな既存防水層上にふたたび支柱等固定装置を簡単にしかも高い防水信頼性の下に形成することができる。
請求項1に係る支柱等固定構造の一実施例を示す一部切欠斜視図である。 請求項2係る支柱等固定構造の一実施例を示す一部切欠断面図である。 支柱等固定装置Bの第2実施例による支柱等固定構造示す一部切欠断面図である。 支柱等固定装置Bの第1実施例を示す平面図である。
符号の説明
A.........支柱等固定構造
B.........支柱等固定装置
S.........支柱
1.........コンクリート下地
2.........防水層
3.........固定手段(両面接着テープ)
4.........支柱端受け部
5.........支持筒(板状体)
6.........打ち込み用穴
7.........水抜き
8.........アンカー

Claims (3)

  1. 下地と、この表面に形成される防水層と、この防水層上に設けられる支柱等固定装置と、前記支柱等固定装置を防水層上に固定する接着手段とからなり、前記支柱固定装置は、支柱端受け部とこの支柱端受け部に立設され支柱端部を嵌合する支持筒を具え、前記支持筒には支柱を固定するための釘、ビス類の打ち込み用穴を形成するとともに、支持筒下端には水抜きを設けたことを特徴とする屋上、陸屋根等における支柱等固定構造。
  2. 下地と、この表面に形成される防水層と、この防水層上に設けられる防水保護層としての押さえコンクリートと、押さえコンクリート上に設けられる支柱等固定装置と、前記支柱等固定装置を防水層上に固定する固着手段とからなり、前記支柱等固定装置は、支柱端受け部とこの支柱端受け部に立設され支柱端部を嵌合する支持筒を具え、前記支持筒には支柱を固定するための釘、ビス類の打ち込み用穴を形成するとともに、支持筒下端には水抜きを設ける一方、前記固着手段は押さえコンクリートに打ち込むアンカーにより構成したことを特徴とする屋上、陸屋根等における支柱等固定構造。
  3. 防水層を有する屋上、陸屋根等の下地上に設けられて各種の支柱等の端部を固定する支柱等固定装置であって、支柱端受け部とこの支柱端受け部に立設される支柱端部を嵌合する支持筒を具え、前記支持筒には支柱を固定するための釘、ビス類の打ち込み用穴を形成するとともに、支持筒の下端には水抜きを設けたことを特徴とする屋上、陸屋根等における支柱等固定装置。
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