JP3120386U - プーリ - Google Patents

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Abstract

【課題】軸の端部に固定されて軸とともに回転するプーリであって、ベルト係合部の両側にフランジを設けたプーリにおいて、プーリ作動時にフランジが脱落しにくく、ベルト交換等のメンテナンス時にはフランジを容易に取り外すことができるプーリを提供する。
【解決手段】ベルト係合部15および一方のフランジ17を設けた本体部品11と、他方のフランジ25を設けたフランジ部品21との組み合わせよりなる。本体部品11は、軸31の端部に回り止めされた状態で外挿される。フランジ部品21は、本体部品11の端面部に非接着にて組み付けられ、固定ネジ33により着脱自在に固定される。またフランジ部品21は、固定ネジ33を差し通すネジ孔23を設けた金属円板22を有し、金属円板22に一体成形した樹脂部24に他方のフランジ25が設けられている。
【選択図】図1

Description

本考案は、動力伝達要素の一種であるプーリに関するものである。
従来から、図5に示すように、軸(図示せず)の端部に固定されて軸とともに回転するプーリ51であって、ベルト係合部52の両側にフランジ53を設けたプーリ51が知られており(特許文献1参照)、プーリ本体およびフランジがともに樹脂部品である場合には、超音波溶着により両者を一体化している。
しかしながら、超音波溶着は、溶着状態が安定しない固定手段であるので、プーリ作動時にフランジが脱落する虞があり、その一方で、ベルト交換等のメンテナンス時にはフランジを取り外すことができないので、プーリ全体を取り外さなければならず、よって作業に多大な手間がかかる。
特開平10−132061号公報
本考案は以上の点に鑑みて、プーリ作動時にフランジが脱落しにくく、ベルト交換等のメンテナンス時にはフランジを容易に取り外すことができるプーリを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案の請求項1によるプーリは、軸の端部に固定されて前記軸とともに回転するプーリであって、ベルト係合部の両側にフランジを設けたプーリにおいて、前記ベルト係合部および一方のフランジを設けた本体部品と、他方のフランジを設けたフランジ部品との組み合わせよりなり、前記本体部品は、前記軸の端部に回り止めされた状態で外挿され、前記フランジ部品は、前記本体部品の端面部に非接着にて組み付けられ、固定ネジにより着脱自在に固定されることを特徴とする。
また、本考案の請求項2によるプーリは、上記した請求項1記載のプーリにおいて、フランジ部品は、固定ネジを差し通すネジ孔を設けた金属円板を有し、前記金属円板に一体成形した樹脂部に他方のフランジが設けられていることを特徴とする。
また、本考案の請求項3によるプーリは、上記した請求項1記載のプーリにおいて、本体部品は、金属スリーブと、前記金属スリーブに一体成形された樹脂部とを有し、フランジ部品は、金属円板と、前記金属円板に一体成形された樹脂部とを有し、前記本体部品の端面部に前記フランジ部品を組み付けたときに前記樹脂部同士が接触して組み合わされることを特徴とする。
本考案は、以下の効果を奏する。
すなわち、上記構成を備えた本考案の請求項1によるプーリにおいては、他方のフランジを設けたフランジ部品が超音波溶着ではなく固定ネジにより固定されることから、固定状態が不安定となることがない強固な固定構造が実現される。したがって、プーリ作動時にフランジが脱落しにくいものとなる。またその一方で、フランジ部品が着脱自在に固定されることから、ベルト交換等のメンテナンス時にはフランジを容易に取り外すことができる。したがって以上のことから、本考案所期の目的どおり、プーリ作動時にフランジが脱落しにくく、ベルト交換等のメンテナンス時にはフランジを容易に取り外すことができるプーリを提供することができる。
また、請求項2に記載したように、フランジ部品に金属円板を設けて、この金属円板にネジ孔を設け、このネジ孔に固定ネジを差し通すようにすると、ネジ込みトルクを樹脂ではなく金属が受けることになる。したがって、固定ネジを強く締め込んでも部品が破損することがなく、よって強く締め込むことができることから、この点からも強固な固定構造を実現することができる。
また、請求項3に記載したように、本体部品の端面部にフランジ部品を組み付けたときに本体部品とフランジ部品の樹脂部同士が接触して組み合わされるようにすると、プーリ作動時に異音が発生するのを抑えることが可能となる。すなわち比較例として、大径の金属フランジでネジ止めすると、プーリ本体が樹脂、フランジが金属となって、摩擦係数の差で異音が発生し易くなるが、樹脂部同士であると摩擦係数の差がないことから、異音が発生しにくくなる。
本考案には、以下の実施形態が含まれる。
すなわち、本体の片側のフランジは一体にプラスチックで成形し、もう片方のフランジは小径の金属円板の外周の一部または全面をプラスチックにて成形する。金属円板は中心にネジ孔があり、本体プーリにネジ止めにより固定する。
つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説明する。
図1は、本考案の実施例に係るプーリ1の装着状態の断面図を示している。また、図2および図3は、その一方の構成要素である本体部品11を単品状態で示しており、図4は他方の構成要素であるフランジ部品21を同じく単品状態で示している。
当該実施例に係るプーリ1は、軸31の端部に固定されて軸31とともに回転するものであって、無端ベルトを巻架するベルト係合部15と、その両側に設けられたベルト外れ防止用のフランジ17,25とを有しており、更に以下のように構成されている。
すなわち、当該プーリ1は、ベルト係合部15および一方のフランジ17を設けた本体部品11と、他方のフランジ25を設けたフランジ部品21との組み合わせにより構成されている。
図2および図3に示すように、本体部品11は、金属スリーブ12の外周に環状の樹脂部14を一体成形したものであって、樹脂部14の外周部に、多数の歯16をもつベルト係合部15と、一方のフランジ17とが設けられている。金属スリーブ12の内周部には、軸31との回り止めをなすため、二面幅部13が設けられており、また金属スリーブ12の外周部は、樹脂部14との接合を強固にしてトルク伝達を一層確実にするため、これを軸方向から見て六角形状に形成されている。また、樹脂部14において、フランジ17を設けたのとは反対側の端面には、ここにフランジ部品21を組み付けるときの位置決めとするため、環状の溝部18と、円周上一箇所の凹部19とが設けられている。
図4に示すように、フランジ部品21は、金属円板22の外周に環状の樹脂部24を一体成形したものであって、この樹脂部24の外周部に、他方のフランジ25が設けられている。金属円板22の中心部には、固定ネジ33を差し通すための小径のネジ孔23が設けられている。また、樹脂部24の本体部品11側の端面には、上記溝部18に差し込まれる環状の突起26と、上記凹部19に差し込まれる円周上一箇所の凸部27とが設けられている。
図1に示したように、本体部品11は、軸31の端部に回り止めされた状態で外挿される。フランジ部品21は、本体部品11の端面部に非接着にて組み付けられ、固定ネジ33により着脱自在に固定される。固定ネジ33は、金属円板22に設けたネジ孔23に差し込まれ、軸31の端面に設けた雌ネジ孔32にねじ込み固定される。また、このように本体部品11の端面部にフランジ部品21を組み付けると、樹脂部14,24同士が接触して組み合わされる。
上記構成のプーリ1は例えば、自動ドア装置の駆動系動力伝達部に用いられるものであって、以下の手順にて軸31に装着される。
すなわち先ず、本体部品11を単独で軸31に差し込み、次いで、この本体部品11の端面部にフランジ部品21を組み付ける。そして、固定ネジ33をねじ込んで、フランジ部品21を軸31および本体部品11に固定する。本体部品11は、金属スリーブ12の二面幅部13にて軸31に対して回り止めされる。フランジ部品21は、固定ネジ33による固定によって軸31に対して回り止めされる。固定ネジ33による固定は、超音波溶着と違って固定状態が不安定となることがないので、強固な固定状態が実現される。
また、ベルト交換等のメンテナンス時には、固定ネジ33を外して、フランジ部品21を本体部品11から取り外せば、ベルトの交換作業等を行なうことができ、本体部品11を軸31から取り外す必要はない。
上記プーリ1は、上記構成により以下の作用効果を奏する点に特徴を有している。
すなわち先ず、上記構成のプーリ1においては、他方のフランジ25を設けたフランジ部品21が超音波溶着ではなく固定ネジ33により固定されるため、固定状態が不安定となることがない強固な固定構造が実現されることになる。したがって、プーリ作動時にフランジが脱落するのを防止することができる。またその一方で、フランジ部品21が着脱自在に固定されることから、ベルト交換等のメンテナンス時にはフランジを容易に取り外すことができる。したがって以上のことから、本考案所期の目的どおり、プーリ作動時にフランジが脱落しにくく、かつベルト交換等のメンテナンス時にはフランジを容易に取り外すことができるプーリ1を提供することができる。
また、フランジ部品21に金属円板22を設けて、この金属円板22にネジ孔23を設け、このネジ孔23に固定ネジ33を差し通すようにしたために、ネジ込みトルクを樹脂ではなく金属が受けることになる。したがって、固定ネジ33を強く締め込んでも部品が破損することがなく、よって強く締め込むことができることから、この点からも強固な固定構造を実現することができる。
また、本体部品11の端面部にフランジ部品21を組み付けたときに両部品11,21の樹脂部14,24同士が接触して組み合わされるために、異音が発生するのを抑えることができる。これは上記したとおり、樹脂部14,24同士に摩擦係数の差がないことから、異音が発生しにくいものである。
本考案の実施例に係るプーリの軸への装着状態を示す断面図 本体部品の単品図であって、(A)はその断面図、(B)はその外側側面図 同じく本体部品の単品図であって、その内側側面図 フランジ部品の単品図であって、(A)はその外側側面図、(B)はその断面図 従来例に係るプーリの説明図
符号の説明
1 プーリ
11 本体部品
12 金属スリーブ
13 二面幅部
14,24 樹脂部
15 ベルト係合部
16 歯
17 一方のフランジ
18 溝部
19 凹部
21 フランジ部品
22 金属円板
23 ネジ孔
25 他方のフランジ
26 突起
27 凸部
31 軸
32 雌ねじ孔
33 固定ネジ

Claims (3)

  1. 軸の端部に固定されて前記軸とともに回転するプーリであって、ベルト係合部の両側にフランジを設けたプーリにおいて、
    前記ベルト係合部および一方のフランジを設けた本体部品と、他方のフランジを設けたフランジ部品との組み合わせよりなり、
    前記本体部品は、前記軸の端部に回り止めされた状態で外挿され、
    前記フランジ部品は、前記本体部品の端面部に非接着にて組み付けられ、固定ネジにより着脱自在に固定されることを特徴とするプーリ。
  2. 請求項1記載のプーリにおいて、
    フランジ部品は、固定ネジを差し通すネジ孔を設けた金属円板を有し、前記金属円板に一体成形した樹脂部に他方のフランジが設けられていることを特徴とするプーリ。
  3. 請求項1記載のプーリにおいて、
    本体部品は、金属スリーブと、前記金属スリーブに一体成形された樹脂部とを有し、
    フランジ部品は、金属円板と、前記金属円板に一体成形された樹脂部とを有し、
    前記本体部品の端面部に前記フランジ部品を組み付けたときに前記樹脂部同士が接触して組み合わされることを特徴とするプーリ。
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