JP3120026U - ピンタンブラー錠構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来のピンタンブラー錠の基本的構造を変更することなく、簡単にキーの交換するだけで先に使用していたキーを無効とできるピンタンブラー錠構造を提供する。
【解決手段】 両面又は片面に相違する数のピン先端挿入部を刻設したリバーシブルタイプの平板状の複数のキーと、ピストンに刻設したキー溝と、キー溝の両側に開口並設させたピストン側ピン孔と、本体ケースに穿設した本体ケース側ピン孔と、本体ケース側ピン孔の外側を閉蓋した閉鎖部材と、閉鎖部材に当接させたコイルスプリングと、コイルスプリングに当接させた本体ケース側ピンと、本体ケース側ピンと当接した中間ピンと、中間ピンと当接したピストン側ピンと、ピストン側ピン孔の近傍のピストンの胴周に刻設した中間ピンを収容する中間ピン収容部とを備え、中間ピン収容部の開口径より本体ケース側ピンの外径を大径にした。
【選択図】図1

Description

本考案は一つのピンタンブラー錠に複数のキーを備えて交換することによって、それ以前に使用されていたキーを無効にすることができるキーの交換が可能なピンタンブラー錠構造に関するものであり、更に詳細には、ピン先端挿入部の数の相違する複数のキーを備え、ピン先端挿入部の数の多い方から少ない方に順次変更することにより以前のキーを無効とするピンタンブラー錠構造に関するものである。
従来、ピンタンブラー錠におけるキーの交換は、内部に組み込まれたピンの配列を変更したり、或は、内筒と外筒との間のシャーライン位置を変更する等々の形式によって種々の技術が公知であるが、従来の技術は複雑且つそれを実施する為の費用が高価であって、簡単にキーを交換するという本来の目的を達成するものとは言いがたく、そのような技術の基本的発想は、マスターキーシステム等に見られるが、それは単にキーを交換するこでは無く、一個のシリンダーに同時に何個のキーが使用出来るかを問題とする技術であって、先に使用されたキーを後に使用されたキーによって無効にし、それ以後は後に使用されたキーのみが有効になるという簡単な命題は考慮された事がなかった。
その為に、例えば、複数のピン群10とキーコード変換用ピン群とキーの先端が直接係合する作動部材とキーコード変換時にキー先端と作動部材との係合を解除する解除部材12とを備えたので、キーコード変換時にその都度、シリンダー錠を取り外す必要がなくキーコードの変換が極めて容易であるもの(特許文献1)や、ピンタンブラー錠において、ピンを分割し、ピンとドライバの間に鍵山一段分の高さに相当する移動ピンを介在させ、ピンタンブラー錠内筒の適当個所に該移動ピンのみを収容できる移動ピン収容孔を穿設し、通常はドライバーと移動ピンの境界分割面をピンタンブラー錠内外筒のシャーラインによって分割して錠操作を行わせ、鍵交換に際しては、新規の鍵によって移動ピンとピンの間の分割境界面を前記シャーラインによって分割し、外筒内に押し上げられた移動ピンを内筒の回動によって移動してきた移動ピン収容孔内に落とし込んで、それ以降は新規の鍵のみによって錠操作が可能となるピンタンブラー錠を得るもの(特許文献2)等が開示されている。
特開平07−82934号公報 特開平07−180404号公報
然し乍ら、複数のピン群10とキーコード変換用ピン群とキーの先端が直接係合する作動部材とキーコード変換時にキー先端と作動部材との係合を解除する解除部材12とを備えたので、キーコード変換時にその都度、シリンダー錠を取り外す必要がなくキーコードの変換が極めて容易であるものでは、キーコード変換用ピン群や解除部材12等を設けており構造が複雑なものとなっている。
更に、ピンタンブラー錠において、ピンを分割し、ピンとドライバの間に鍵山一段分の高さに相当する移動ピンを介在させ、ピンタンブラー錠内筒の適当個所に該移動ピンのみを収容できる移動ピン収容孔を穿設し、通常はドライバーと移動ピンの境界分割面をピンタンブラー錠内外筒のシャーラインによって分割して錠操作を行わせ、鍵交換に際しては、新規の鍵によって移動ピンとピンの間の分割境界面を前記シャーラインによって分割し、外筒内に押し上げられた移動ピンを内筒の回動によって移動してきた移動ピン収容孔内に落とし込んで、それ以降は新規の鍵のみによって錠操作が可能となるピンタンブラー錠を得るものでは、鍵の巾方向で操作するために鍵に方向性を有し不便であると共に、夫々のピンの長さを変えなければ成らず複雑組立と成っていた。
本考案のピンタンブラー錠は、前述の課題に鑑み、鋭意研鑽の結果、請求項1に記載のピンタンブラー錠は、ロックピンを突出させた本体ケースと、本体ケースに内装されたピストンとによって構成されるピンタンブラー錠において、ピンタンブラー錠を解錠するための両面に相違する数のピン先端挿入部を刻設したリバーシブルタイプの平板状の複数のキーと、キーを挿通させるピストンに刻設したキー溝と、キー溝の両側にピン先端挿入部と合致するように開口並設させたピストン側ピン孔と、ピストン側ピン孔と連通するように本体ケースに穿設した本体ケース側ピン孔と、本体ケース側ピン孔の外側を閉蓋した閉鎖部材と、閉鎖部材に当接させたコイルスプリングと、コイルスプリングに当接させた本体ケース側ピンと、本体ケース側ピンと当接してピン先端挿入部の深さと略同じ厚さの中間ピンと、中間ピンと当接したピストン側ピンと、ピストン側ピン孔の近傍のピストンの胴周に刻設した中間ピンを収容する中間ピン収容部とを備え、中間ピン収容部の開口径より本体ケース側ピンの外径を大径にすると共に、キーのピン先端挿入部の数の多い方から少ない方に順次キー溝に挿通させてピストンを回動させることにより順次中間ピンが中間ピン収容部に収納され先に挿通させたピン先端挿入部の数の多いキーから無効とするものである。
更に、請求項2に記載のピンタンブラー錠構造は、ロックピンを突出させた本体ケースと、本体ケースに内装されたピストンとによって構成されるピンタンブラー錠において、ピンタンブラー錠を解錠するための片面に相違する数のピン先端挿入部を刻設した平板状の複数のキーと、キーを挿通させるピストンに刻設したキー溝と、キー溝の両側にピン先端挿入部と合致するように開口並設させたピストン側ピン孔と、ピストン側ピン孔と連通するように本体ケースに穿設した本体ケース側ピン孔と、本体ケース側ピン孔の外側を閉蓋した閉鎖部材と、片側の閉鎖部材に基端を当接させたコイルスプリングと、コイルスプリングに当接させた本体ケース側ピンと、本体ケース側ピンと当接してピン先端挿入部の深さと略同じ厚さの中間ピンと、中間ピンと当接したピストン側ピンと、他側の閉鎖部材に当接させたコイルスプリングと、コイルスプリングに当接させた稍長い本体ケース側ピンと、稍長い本体ケース側ピンと当接したピストン側ピンと、片側のピストン側ピン孔の近傍のピストンの胴周に刻設した中間ピンを収容する中間ピン収容部とを備え、中間ピン収容部の開口径より本体ケース側ピンの外径を大径にすると共に、キーのピン先端挿入部の数の多い方から少ない方に順次キー溝に挿通させてピストンを回動させることにより順次中間ピンが中間ピン収容部に収納され先に挿通させたピン先端挿入部の数の多いキーから無効とするものである。
本考案のピンタンブラー錠構造は、従来のピンタンブラー錠の基本的構造を変更することなく、且つ、簡単にキーの交換するだけで先に使用していたキーを無効とできるもので、構造が簡単な廉価に提供できるピンタンブラー錠構造を提供することができると共に、リバーシブルタイプものは操作性が良く、画期的で実用性の高い考案である。
本考案は一つのピンタンブラー錠に複数のキーを備えて交換することによって、それ以前に使用されていたキーを無効にすることができるキーの交換が可能なピンタンブラー錠構造に関するものであり、更に詳細には、ピン先端挿入部の数の相違する複数のキーを備え、ピン先端挿入部の数の多い方から少ない方に順次変更することにより以前のキーで解錠できなるピンタンブラー錠構造に関するものであり、請求項1に記載のピンタンブラー錠構造は、ロックピン1aを突出させた本体ケース1と、該本体ケース1に回動可能に内装された円柱状のピストン2とによって構成されるピンタンブラー錠において、前記ピンタンブラー錠を解錠するための両面に夫々相違する数のすり鉢状のピン先端挿入部3aを刻設したリバーシブルタイプの平板状の複数のキー3と、該複数のキー3を単体毎に挿通させる前記ピストン2の軸方向に刻設したキー溝4と、該キー溝4の両側に前記ピン先端挿入部3aと夫々合致するように開口並設させたピストン側ピン孔5と、該夫々のピストン側ピン孔5と連通するように本体ケース1に穿設した夫々の本体ケース側ピン孔6と、該本体ケース側ピン孔6の外側を閉蓋した閉鎖部材7と、該閉鎖部材7に基端を当接させ中心方向に弾性を付与するコイルスプリング8と、該コイルスプリング8に当接させた本体ケース側ピン9と、該本体ケース側ピン9と当接して前記ピン先端挿入部3aの深さと略同じ厚さの中間ピン10と、該中間ピン10と当接し先端を略円錐状に形成したピストン側ピン11と、前記ピストン側ピン孔5の近傍のピストン2の胴周に刻設した中間ピン10を収容する中間ピン収容部12とを備え、前記中間ピン収容部12の開口径より本体ケース側ピン9の外径を大径にすると共に、前記キー3のピン先端挿入部3aの数の多い方から少ない方に順次キー溝4に挿通させてピストン2を回動させることにより順次中間ピン10が中間ピン収容部12に収納され先に挿通させたピン先端挿入部3aの数の多いキー3から無効とするものである。
更に、請求項2に記載のピンタンブラー錠構造は、ロックピン1aを突出させた本体ケース1と、該本体ケース1に回動可能に内装された円柱状のピストン2とによって構成されるピンタンブラー錠において、前記ピンタンブラー錠を解錠するための片面に夫々相違する数のすり鉢状のピン先端挿入部3aを刻設した平板状の複数のキー3と、該複数のキー3を単体毎に挿通させる前記ピストン2の軸方向に刻設したキー溝4と、該キー溝4の両側に前記ピン先端挿入部3aと夫々合致するように開口並設させたピストン側ピン孔5と、該夫々のピストン側ピン孔5と連通するように本体ケース1に穿設した夫々の本体ケース側ピン孔6と、該本体ケース側ピン孔6の外側を閉蓋した閉鎖部材7と、該片側の閉鎖部材7に基端を当接させ中心方向に弾性を付与するコイルスプリング8と、該コイルスプリング8に当接させた本体ケース側ピン9と、該本体ケース側ピン9と当接して前記ピン先端挿入部3aの深さと略同じ厚さの中間ピン10と、該中間ピン10と当接し先端を略円錐状に形成したピストン側ピン11と、前記他側の閉鎖部材7に基端を当接させ中心方向に弾性を付与するコイルスプリング8と、該コイルスプリング8に当接させた稍長い本体ケース側ピン9aと、該稍長い本体ケース側ピン9aと当接して先端を略円錐状に形成したピストン側ピン11と、前記片側のピストン側ピン孔5の近傍のピストン2の胴周に刻設した中間ピン10を収容する中間ピン収容部12とを備え、前記中間ピン収容部12の開口径より本体ケース側ピン9の外径を大径にすると共に、前記キー3のピン先端挿入部3aの数の多い方から少ない方に順次キー溝4に挿通させてピストン2を回動させることにより順次中間ピン10が中間ピン収容部12に収納され先に挿通させたピン先端挿入部3aの数の多いキー3から無効とするものである。
以下、本考案のピンタンブラー錠構造の実施例の図面によって具体的に説明すると、図1は本考案のピンタンブラー錠構造の実施例1の説明のための要部縦断面図であり、図2は本考案のピンタンブラー錠構造の実施例の正面図であり、図3は本考案のピンタンブラー錠構造の実施例の使用状態を説明するための第1のキーを挿通させた状態の要部横断面図であり、図4は本考案のピンタンブラー錠構造の実施例の使用状態を説明するための第2のキーを挿通させた状態の要部横断面図であり、図5は本考案のピンタンブラー錠構造の実施例の使用状態を説明するための第2のキーを挿通させて回動させた状態の要部横断面図であり、図6は本考案のピンタンブラー錠構造の実施例の使用状態を説明するための無効とした第1のキーを挿通させた状態の要部横断面図であり、図7は本考案のピンタンブラー錠構造の実施例の各キーの平面図であり、図2は本考案のピンタンブラー錠構造の実施例2の説明のための要部縦断面図である。
即ち、本考案の実施例1のピンタンブラー錠構造のピンタンブラー錠の本体ケース1は略円柱状の金属で形成されるもので、後方には施錠が必要な機器(図示しない)のロック用孔に挿通させるロックピン1aを出没自在に突出させており、軸方向の略中央には後述するピストン2を内装するピストン用穴を形成しているものである。
そして、ピストン2は円柱状の金属で形成されるもので、本体ケース1のピストン用穴に回動可能に且つ埋没状態で内装され、表面には後述するキー溝4の開口を露出させており、後端にはロックピン1aを回動させることにより出没自在とするカム機構等により機械的に接続させているものである。
次に、キー3は平板状の金属で形成されるもので、実施例では図7に図示する如く、第1のキー3(A)から第5のキー3(E)まで(A)(B)(C)(D)(E)の5つの相違する数のすり鉢状のピン先端挿入部3aを一列状に刻設したキー3を備えるもので、夫々のキー3にはリバーシブルタイプとするために両面に同数且つ同配置にピン先端挿入部3aを刻設しており、実施例では第1のキー3(A)は両面に夫々4つのピン先端挿入部3aを刻設しており、順次、ピン先端挿入部3aの数は両面に夫々3、2、1、0と5つのキー3を備えているもので、何れもピンタンブラー錠のピストン2を回動させることで解錠するものであるが、キー3のピン先端挿入部3aの数の多い方から少ない方に交換して解錠すると、それ以前に使用していたキー3は自動的に無効と成るものである。
次いで、キー溝4はキー3を挿通させるためのものでピストン2の軸方向に略全長にわたって刻設しており、複数のキー3を単体毎に挿通させ回動させることでピストン2を回動させて解錠するものである。
更に、ピストン側ピン孔5はキー溝4の両側に対称的に開口させピストン2の周方向を貫通させており、キー3の最多のピン先端挿入部3aと数と合致する数を並設させているもので、実施例ではキー溝4の両側に夫々4つ宛直線状に開口させているもので、後述するピストン側ピン11の摺動を規制し、且つ、抜落の無いように段部を形成しているものである。
更には、本体ケース側ピン孔6は夫々のピストン側ピン孔5と連通するように本体ケース1に穿設しており、本体ケース1の周方向の外側まで貫通するように実施例では両側に夫々4つ直線状に穿設しているものである。
そして、閉鎖部材7は夫々の本体ケース側ピン孔6を閉蓋するもので、本体ケース側ピン孔6の外側に後述するコイルスプリング8や本体ケース側ピン9、中間ピン10、ピストン側ピン11を本体ケース側ピン孔6の外側から挿入した後に閉蓋するものである。
次に、コイルスプリング8は基端を閉鎖部材7に当接させ、先端を後述する本体ケース側ピン9に当接させて、絶えず中心方向に弾性を付与しているものである。
次いで、本体ケース側ピン9は基端をコイルスプリング8と当接して弾性を付与されており、先端は後述する中間ピン10の基端に当接しているものであり、本体ケース側ピン9の径は後述する中間ピン収容部12より大径に形成されているものである。
更に、中間ピン10は基端を本体ケース側ピン9と当接し、先端を後述するピストン側ピン11の基端に当接しているもので、その厚さはキー3のピン先端挿入部3aの深さと略同じ厚みにしており、後述するピストン側ピン11の先端がピン先端挿入部3aに挿通したときはピストン側ピン孔5に位置され、ピストン側ピン11の先端がピン先端挿入部3aに挿入されないときは本体ケース側ピン孔6に位置されるものであり、更には、後述する中間ピン収容部12に離脱して収納されるサイズのものである。
そして、ピストン側ピン11は基端を中間ピン10と当接しており、その先端はキー3のピン先端挿入部3aに挿脱が自在に成るように円錐状に形成しているもので、胴周には段部を設けて前記ピストン側ピン孔5に形成された段部と当接して摺動が規制されているものである。
次いで、中間ピン収容部12は中間ピン10を収容とするもので、ピストン側ピン孔5の近傍のピストン2の胴周に刻設しているものであり、キー3により中間ピン10を本体ケース側ピン孔6に移動させた状態でピストン2を回動させ、本体ケース側ピン孔6の位置と中間ピン収容部12の位置が合致するとコイルスプリング8の弾性によって、中間ピン10が中間ピン収容部12に落とし込まれるものである。
そして、本考案のピンタンブラー錠構造は中間ピン収容部12の開口径より本体ケース側ピン9の先端の外径を大径にすることにより、本体ケース側ピン9と中間ピン10との間が離脱してピストン2が回動しても、本体ケース側ピン9の先端が中間ピン収容部12の中に挿通されるようなトラブルは皆無のものである。
つまり、ピン先端挿入部3aの刻設されていないキー3の厚みによりピストン側ピン11を押し上げて、ピストン側ピン11と中間ピン10との間を離脱させてピストン2を回動させると、中間ピン10は中間ピン収容部12に落とし込まれるものであり、永遠に中間ピン収容部12に中間ピン10は収容された状態となるものである。
本考案のピンシリンダー錠構造は、図3に図示する如く、第1のキー3(A)をキー溝4に挿通させるとピン先端挿入部3aにピストン側ピン11の先端が挿入し、中間ピン10はコイルスプリング8により弾性を付与されピストン側ピン11と共にピストン側ピン孔5に位置しており、ピストン2を回動させると本体ケース側ピン9と中間ピン10との間が離脱してピストン2が回動するもので、この状態で中間ピン収容部12の位置まで本体ケース側ピン9を回動させても中間ピン収容部12うえを通過するものである。
そして、図4に図示する状態は、第2のキー3(B)を挿通させた状態で、ピストン側ピン11の先端がピン先端挿入部3aが刻設して無い部位に位置しており、中間ピン10はピストン側ピン11と共にキー3により押し上げられコイルスプリング8の弾性に抗して、ピストン側ピン孔5にピストン側ピン11と共に位置されるもので、この状態でピストン2を回動させると中間ピン10とピストン側ピン11との間が離脱して回動するものである。
次いで、図5に図示する位置まで回動させると中間ピン10はコイルスプリング8の弾性により押圧されて中間ピン収容部12に落とし込まれて収容れるものである。
次に、図6に図示する状態は、中間ピン10を中間ピン収容部12に収納させた状態で第1のキー3(A)のピン先端挿入部3aにピストン側ピン11の先端を挿入させても本体ケース側ピン9が本体ケース側ピン孔6とピストン側ピン孔5との間に位置することからピストン2は回動しないもので解錠はできなくなるものである。
つまり、キー3のピン先端挿入部3aの数の多い方から少ない方に順次使用して、キー溝4に挿通させてピストン2を回動させることにより、中間ピン10が中間ピン収容部12に順次収納されることで、先に使用していたキー3が無効となるものである。
更に、本考案の実施例2のピンタンブラー錠構造は、実施例1のピンタンブラー錠構造の複数のキー3の片面のみに夫々相違する数のすり鉢状のピン先挿入部3aを刻設すると共に、図8に図示する如く、他側のピストン側ピン孔5本体ケース側ピン孔6とに挿入する中間ピン10を無くしたもので、稍長い本体ケース側ピン9aを挿入して中間ピン10を排するもので、他の構造は実施例1と同じなので省略するものである。
本考案のピンタンブラー錠構造は、キーを交換するだけでそれ以前に使用されていた全てのキーを無効にするもので、所謂、キーの差し替えだけで全ての作業が完了する単純なピンシリンダー錠構造であって、キーの紛失が頻繁に発生する遊技場の機械管理用キー等に使用するに適したピンシリンダー錠構造を提供するものである。
図1は本考案のピンタンブラー錠構造の実施例の要部縦断面図である。 図2は本考案のピンタンブラー錠構造の実施例の正面図である。 図3は本考案のピンタンブラー錠構造の実施例の使用状態を説明するための第1のキーを挿通させた状態の要部横断面図である。 図4は本考案のピンタンブラー錠構造の実施例の使用状態を説明するための第2のキーを挿通させた状態の要部横断面図である。 図5は本考案のピンタンブラー錠構造の実施例の使用状態を説明するための第2のキーを挿通させて回動させた状態の要部横断面図である。 図6は本考案のピンタンブラー錠構造の実施例の使用状態を説明するための無効とした第1のキーを挿通させた状態の要部横断面図である。 図7は本考案のピンタンブラー錠構造の実施例の各キーの平面図である。 図8は本考案のピンタンブラー錠構造の実施例の要部縦断面図である。
符号の説明
1 本体ケース
1a ロックピン
2 ピストン
3 キー
3a ピン先端挿入部
4 キー溝
5 ピストン側ピン孔
6 本体ケース側ピン孔
7 閉鎖部材
8 コイルスプリング
9 本体ケース側ピン
9a 稍長い本体ケース側ピン
10 中間ピン
11 ピストン側ピン
12 中間ピン収容部

Claims (2)

  1. ロックピンを突出させた本体ケースと、該本体ケースに回動可能に内装された円柱状のピストンとによって構成されるピンタンブラー錠において、前記ピンタンブラー錠を解錠するための両面に夫々相違する数のすり鉢状のピン先端挿入部を刻設したリバーシブルタイプの平板状の複数のキーと、該複数のキーを単体毎に挿通させる前記ピストンの軸方向に刻設したキー溝と、該キー溝の両側に前記ピン先端挿入部と夫々合致するように開口並設させたピストン側ピン孔と、該夫々のピストン側ピン孔と連通するように本体ケースに穿設した夫々の本体ケース側ピン孔と、該本体ケース側ピン孔の外側を閉蓋した閉鎖部材と、該閉鎖部材に基端を当接させ中心方向に弾性を付与するコイルスプリングと、該コイルスプリングに当接させた本体ケース側ピンと、該本体ケース側ピンと当接して前記ピン先端挿入部の深さと略同じ厚さの中間ピンと、該中間ピンと当接し先端を略円錐状に形成したピストン側ピンと、前記ピストン側ピン孔の近傍のピストンの胴周に刻設した中間ピンを収容する中間ピン収容部とを備え、前記中間ピン収容部の開口径より本体ケース側ピンの外径を大径にすると共に、前記キーのピン先端挿入部の数の多い方から少ない方に順次キー溝に挿通させてピストンを回動させることにより順次中間ピンが中間ピン収容部に収納され先に挿通させたピン先端挿入部の数の多いキーから無効とすることを特徴とするピンタンブラー錠構造。
  2. ロックピンを突出させた本体ケースと、該本体ケースに回動可能に内装された円柱状のピストンとによって構成されるピンタンブラー錠において、前記ピンタンブラー錠を解錠するための片面に相違する数のすり鉢状のピン先端挿入部を刻設した平板状の複数のキーと、該複数のキーを単体毎に挿通させる前記ピストンの軸方向に刻設したキー溝と、該キー溝の両側に前記ピン先端挿入部と夫々合致するように開口並設させたピストン側ピン孔と、該夫々のピストン側ピン孔と連通するように本体ケースに穿設した夫々の本体ケース側ピン孔と、該本体ケース側ピン孔の外側を閉蓋した閉鎖部材と、該片側の閉鎖部材に基端を当接させ中心方向に弾性を付与するコイルスプリングと、該コイルスプリングに当接させた本体ケース側ピンと、該本体ケース側ピンと当接して前記ピン先端挿入部の深さと略同じ厚さの中間ピンと、該中間ピンと当接し先端を略円錐状に形成したピストン側ピンと、前記他側の閉鎖部材に基端を当接させ中心方向に弾性を付与するコイルスプリングと、該コイルスプリングに当接させた稍長い本体ケース側ピンと、該稍長い本体ケース側ピンと当接して先端を略円錐状に形成したピストン側ピンと、前記片側のピストン側ピン孔の近傍のピストンの胴周に刻設した中間ピンを収容する中間ピン収容部とを備え、前記中間ピン収容部の開口径より本体ケース側ピンの外径を大径にすると共に、前記キーのピン先端挿入部の数の多い方から少ない方に順次キー溝に挿通させてピストンを回動させることにより順次中間ピンが中間ピン収容部に収納され先に挿通させたピン先端挿入部の数の多いキーから無効とすることを特徴とするピンタンブラー錠構造。
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