JP3119781U - ストッパ付きドア - Google Patents

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Abstract

【課題】ストッパ不使用時の紛失、及び出入りの妨げを防止しつつ、ドアの美観を維持できるストッパ付きドアを提供すること。
【解決手段】ドア本体10に、下端開放のドア内空間10aと、ドア内空間10aの部分で内側ドア本体壁10fを上下方向に所定長さ伸長するように貫通して形成されたドア壁開口部10bと、を設け、ストッパ12を、操作突起17を突出させた状態でドア内空間10aに装填し、ドア本体10に、操作突起17の上下方向位置を固定する操作突起位置固定部36を設ける。これにより、ストッパ12は、ドア内空間10aに装填されているので、ストッパ12の紛失の恐れがなくまた、出入りの邪魔になることもない。更に、外部からストッパ12をほとんど視認できないので、ドア本体10の美観を損なうこともない。
【選択図】図2

Description

本考案は、ストッパ付きドアに関するものであり、特にドアの半開放状態を維持するためのストッパを備えたドアに関する。
従来、ドア開閉の途中位置でその半開放状態を維持するために用いられる手段として、磁力を利用してドアの閉塞方向の移動を制止する技術、或いは、ねじ止めによりドアの閉塞方向の移動を制止する技術等があった。例えば、磁力を利用してドアを制止するものとして、ドア(床面)に磁石を設け、床面(ドア)に磁性体を設けることによりこれらの引力でドアを固定し開放状態を維持するものがあり、この場合、磁性体を設けた位置でしかドアを固定することができず、所望の開放度でドアの開放状態を維持することができない場合があった。また、ねじ止めによりドアを制止する方法は、制止及び制止の解除を行う度に、わざわざ工具を用いてねじを外す或いは、緩める作業を行わなければならず、面倒であった。
このような問題を解決するための技術として、特許文献1では、棒状のストッパの基端部に、ドアに吸着する吸盤を取付け、床面と接する部分である先端部に制止用キャップを設けたストッパが開示されている。このストッパは、吸盤をドアの下部の表面に吸着させ、上記キャップを床面に当接させて使用し、キャップと床面の間の摩擦力を利用してドアの閉塞方向の力に抗して、ドアを半開き状態のまま維持するというものである。
また、特許文献2では、弾性を有する球体に同じく弾性を有するリング型の板を取り付けて成るストッパが開示されている。この技術では、ドアの閉じる方向に対して球体がそれを遮る位置となるようにリング型の板をドアの下方の隙間に挿入することにより、ドアが閉じる際に下端部が球体に衝突してドアの閉方向への移動を妨げドアの半開き状態を維持するというものである。そして、ストッパを使用しない時にはドアノブにリング型の板を引っ掛けて保管しておくことが可能であった。
これら、両文献の技術であれば、任意の開度でドアの半開放状態を維持することができ、煩雑な作業を必要とせずストッパを使用することができる。
実登3026288公報 特開平9−273347公報
しかし、特許文献1の技術では、ストッパを使用しない時には、ストッパをドアから外して保管するため、しばしばストッパを紛失してしまうという問題が生じていた。このストッパの紛失を防止するために、ストッパを常にドアに取付けておくという解決案が容易に想起されるが、その場合、ストッパが人の出入りの妨げになってしまったり、ドアの美観を損ねたりしてしまうという問題が発生する。
これに対して、特許文献2の技術では、ストッパを使用しない際には、ドアノブに掛けて保管することにより紛失を防止することが可能で、ストッパがドアノブに掛かっていれば通行の妨げになることもない。しかし、ストッパがドアノブに掛かっている状態は見栄えが悪いため、この技術でもドアの美観が損なわれるという問題を解決できなかった。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ストッパ不使用時の紛失、及び出入りの妨げを防止しつつ、ドアの美観を維持できるストッパ付きドアを提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の考案は、ドア本体と、前記ドア本体の開閉移動を所定の位置で制止し前記ドア本体の半開放状態を維持するストッパと、を有するストッパ付きドアにおいて、前記ドア本体は、下部に形成された下端開放のドア内空間と、該ドア内空間の部分でドア本体壁を上下方向に所定長さ伸長するように貫通して形成されたドア壁開口部と、を有し、前記ストッパは、前記ドア内空間に上下動可能に装填され、該装填状態で前記ドア壁開口部から突出した操作突起を有し、該操作突起の上下操作によって上下動可能で、下方操作位置で前記ドア本体の下端開放から下端部が所定長さ突出され、前記ドア本体には、前記操作突起の上下方向位置を固定する操作突起位置固定部が設けられたことを特徴とする。
これにより、ドア内空間に装填されたストッパを使用する際に、ドア本体の開口部から突出した操作突起に対する操作で、ストッパを下方移動させることにより、ストッパをドア本体の下方に突出させ、床面に当接させた状態で操作突起位置固定部により固定することでストッパの上下位置を固定する。これにより、このストッパの床面との当接でドア本体の開閉移動を制止し、ドア本体の半開状態を維持することができる。そして、使用を終える時には、上記操作突起によりストッパを上方移動させ、下方先端を床面から離した状態として、上述のように、操作突起を操作突起位置固定部で固定することによってストッパの位置を固定する。
従って、本考案にかかるストッパ付きドアでは、ストッパがドア内空間に装填されているので、ストッパ紛失の恐れがなくまた、出入りの邪魔になることもない。更に、外部からはほとんど視認できないので、ドアの美観を損なうこともない。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載のストッパ付きドアにおいて、前記ストッパは、前記下端部に前記床面に対する摩擦力の大きな当接制止部材を有することを特徴とする。これにより、ストッパと床面との間の摩擦力を増加させ、ドア本体を制止する力を強くすることができる。従って、ドア本体の制止の確実性が高まる。
請求項3に記載の考案は、請求項1又は2に記載のストッパ付きドアにおいて、前記ストッパは、前記当接制止部材の床面への当接を付勢する付勢手段を有することを特徴とする。これにより、付勢手段による付勢力でストッパの床面に対する押圧力を常に確保することができ、ストッパと床面との係合力を増加させることができる。従って、ドア本体の高重量化にも対応することができる。
請求項4に記載の考案は、請求項1〜3の何れか1項に記載のストッパ付きドアにおいて、前記ドア内空間には、前記ストッパの収容部内壁を構成すると共に前記ストッパの上下方向の移動経路を構成する支持枠体が設けられたことを特徴とする。これにより、ストッパは、支持枠体に収容されると共に、支持枠体が構成する移動経路に沿って上下移動することができる。従って、ストッパのドア内空間内での横ずれを防止し、移動の安定化が図られる。
請求項5に記載の考案は、請求項1〜4の何れか1項に記載のストッパ付きドアにおいて、前記操作突起位置固定部は、前記操作突起の上下動を許容する上下孔と、前記操作突起の位置ずれを許容するように該上下孔に連続形成された係止孔部と、を有し、前記上下孔及び前記係止孔部が前記開口部の存在する位置に位置するように前記ドア本体に取付けられたことを特徴とする。
これにより、複雑な構成を必要とすることなく、上下孔及び、その上下孔に孔を連続形成するだけの容易な構成方法で、操作突起を移動及び固定させる機構を構成することができる。
請求項6に記載の考案は、請求項5に記載のストッパ付きドアにおいて、前記係止孔部は、上下方向位置の異なる複数箇所に設けられたことを特徴とする。
これにより、ドア本体と床面との隙間の大きさに応じて上下方向位置にある係止孔部を選択して使用することで、適切な位置にストッパを固定させることができ、ドア本体の開閉動作に対する制止力を的確に得ることができる。
請求項7に記載の考案は、請求項1〜6の何れか1項に記載のストッパ付きドアにおいて、前記ドア本体に下端開放で設けられた前記ドア内空間は、前記ドア本体の自由端側の側面の下端部に開口して形成され、前記ドア本体側面の開口には、該開口を閉塞する着脱自在の保護被覆部材が設けられたことを特徴とする。これにより、保護被覆部材を取外すという簡易な動作で、ストッパ及びその周辺部材を露出させることができ、それらの部材のメンテナンスや清掃を容易に行うことができる。
本考案にかかるストッパ付きドアによれば、ストッパ不使用時には、ドア内に装填した状態とし、ストッパ使用時にドア本体の下方に突出させることができるので、ストッパ紛失の恐れがなくまた、通行の邪魔になることもない。更に、外部からはほとんど視認できないので、ドアの美観を損なうこともない。
以下、本考案における実施の形態について図面を参照にして詳細に説明する。図1(A)及び(B)は、それぞれ本実施の形態にかかるストッパ付きドアの構成を示しており、同図(A)は建物の内側から視た図及び同図(B)はその側面図である。なお、本実施の形態では、一般家庭の玄関口のドアを例として説明する。
同図(A)に示されるように、本実施の形態にかかるストッパ付きドアのドア本体10は、3箇所のヒンジ部100が設けられている側を固定端側とし、反対側の端部を自由端側として開閉自在になるように図示しないドア枠にヒンジ部100を取付けることによって設けられる。そして、このドア本体10のノブ部102の直下には、所定幅でドア本体10の下端まで貫通した下端開放のドア内空間10aが形成されており、このドア内空間10aには、後に詳細に説明するストッパ12等が設けられている。
図2は、本考案にかかるストッパ付きドアのストッパ12の取付け部分を示す説明図であり、ドア本体10の一部及びストッパ12の上部を示している。図示のように、本実施の形態ではドア内空間10aは下端側だけでなくドア本体10の自由端側側面10c側も開放されている。また、内側ドア本体壁10fには上下方向に所定長さ伸長してドア壁開口部10bが貫通形成されている。
このドア内空間10aには、ストッパ12を収納する金属性の収納カバー24が装填されるが、図3は、この収納カバー24の構成を示している。図示のように、収納カバー24は、断面略コ字形に屈曲した板状体として形成されており、この収納カバー24の内部にストッパ12が収納される。また、収納カバー24の図上正面側には、設置状態でドア本体10のドア壁開口部10bと対向する位置にカバー部開口24bが同程度の大きさで設けられている。
そして、収納カバー24の側端部には、外方に屈曲された突起部24aが形成されている。この突起部24aは、図2に示されるドア本体10の自由端側側面10cに当接する部分でドア本体10への取付けが行われる。この取付けのために突起部24aには4ヶ所のねじ孔24cが設けられている。そして、ドア本体10の自由端側側面10cには、これに対向するようにねじ孔10dが設けられている。
なお、本実施の形態にかかるストッパ付きドアは、ドア本体10にドア内空間10aを設けるため、ドアの強度が低下する恐れがあるが(特に木製のドアの場合)、この金属性の収納カバー24の設置によって、ドア本体10が補強され強度の低下を防止することができる。
図4は、ドア内空間10aに装填した収納カバー24内に収納されるストッパ12の斜視図であり、図5はストッパ12の要部の構造説明図である。ストッパ12は、ドア内空間10aと同程度の上下方向長さを有しており、図示のように、上部位置に上部部材18を有している。この上部部材18の上部は、薄い板状体である板状部18aで構成されており、その下部は、略直方体状の中間部18bで構成されている。
また、取手17の取付けは、図5に示したように板状部18aと中間部18bの略境界位置に設けられた取手取付孔19に螺入することにより行われている。この取手17は、ドア本体10の外部からの上下動操作でストッパ12を上下方向に移動させるための操作突起として機能する。なお、本実施の形態では、上述の取手17の取付けは、ストッパ12がドア本体10に装填され、後述するプレート36がドア本体10に設置された後に行われる。
そして、中間部18bの下部には、中間部18bより拡張した構成の略直方体状のバネ設置部18cが設けられている。このバネ設置部18cには、下方への付勢手段としてのバネ20が2個設けられており、本実施の形態のバネ20は、2個のつるまきバネで構成されているが、バネの種類及び個数はこれに限られるものではない。
また、バネ20の下部には、正面視T字形の下部部材22が設けられている。この下部部材22には、一対のコ字形金具34−1、34−2がねじ35により固定されている。このねじ35による固定作業は、コ字形金具34−1に設けられた貫通孔34aからねじ35及び工具を通し行われる。このコ字形金具34の下部には、床面と当接する例えば、ゴムで形成された制止部26が設けられている。なお、本実施の形態では、床面と当接する制止部26の当接面26aは、床面との摩擦力を増加させるために凹凸形状に形成されている。また、制止部26は、ゴムで形成されているが、例えば、樹脂等の高摩擦部材で形成しても良い。
図6(A)は、コ字形金具34と制止部26が取付けられた状態の斜視図、(B)はその側面図、(C)はその正面図である。図示のように、コ字形金具34−1、34−2は、それぞれ制止部26の両側端上面に所定の接合手段で接合されている。なお、コ字形金具34−2の一方の直立部には、ねじ35を受けるナット34bが設けられている。そして、図4に示した下部部材22が2つのコ字形金具34−1、34−2の間に嵌入され、ねじ35によって固定される。
なお、図7は、他の構成のコ字形金具37と制止部26の他の接合形態を示している。図示のように、コ字形金具37−1、37−2の上記一方の直立部に当る部位を制止部26との設置面とした状態で、それぞれ逆向きに設置している。そして、双方の対向面部37−1aと対向面部37−2aに貫通孔37bをそれぞれ形成し、この構成により、ねじ35を2つの面部に通過させることでコ字形金属37と下部部材22との接合を行うことができる。これにより、組み立て作業の容易化が図られる。
次に、図2に示したようにドア本体10の自由端側側面10cの開放部には、ドア空間10a内の部材を保護する保護被覆部材としての保護カバー40が取付けられる。このため保護カバー40は、収納カバー24の突起部24aのねじ孔24c、及び、自由端側側面10cのねじ孔10dと対向する位置にねじ孔40aを有し、これらのねじ孔を用いて一括してねじ42により、螺合して取付けられる。
そして、内側ドア本体壁10fのドア壁開口部10bの位置には、取手17の上下位置を固定するためのプレート36が取付けられる。このプレート36には、支持棒38aを有した支持プレート38が、その支持棒38aをドア本体10の外側からドア本体10に設けられた4ヶ所の小孔部10eと、図3に示される収納カバー24に設けられた4ヵ所の小孔部24dを通過してドア本体10の内側に貫通させた状態で、プレート36のねじ孔36cから通したねじ44で螺合することにより取付けられている。
なお、本実施の形態では、このプレート36と支持プレート38は、ドア本体10を挟んだ状態で結合されて取付けられるが、支持プレート38を用いず、内側ドア本体壁10fに直接ねじ止め等で固定してもよい。
図8(A)及び(B)は、プレート36及び支持プレート38の構成説明図である。同図に示したように、プレート36には、上下方向に所定長さ貫通形成された上下孔36aに、上下方向の異なる複数の位置へ上下孔36aから左右に拡張して係止孔36bが形成されている。この上下孔36aは、上述の取手17が外方へ突出するための孔であり、取手17の上下方向の移動を許容する。
また、本実施の形態では、係止孔36bは、上下孔36aから斜め上方に所定長さ伸張した状態で形成されており、最上部位置にある係止孔36b1から最下部位置にある36b18までの18個設けられている。
次に、このプレート36を用いたストッパ12の使用動作について説明する。先ず、ストッパ12の不使用時には、取手17は、上下孔36aの最上方位置の係止孔36b1に係止されている。これにより、ストッパ12は、収納カバー24の内部に全体が収納された状態となっている。
次に、ストッパ12の取手17を把持し上下孔36aに沿って下方向に変位させる操作を行うことにより、ドア内空間10a内のストッパ12が収納カバー24の内部で下方向に移動する(図1参照)。この動作により図4及び図6に示された制止部26がドア本体10の下方から突出する。これにより制止部26の当接面26aが床面と当接する。
この時、バネ20により下部部材22は下方向に付勢されるので、制止部26は、バネ20の付勢が加わった力で床面と強く当接する。そして、この制止部26の当接面26aと床面との摩擦力により、ドア本体10の開閉移動は制止されるので、半開放状態を維持することができる。
また、プレート36に上下孔36aを設け、その上下孔36aに係止穴部36bを連続形成するだけの容易な構成方法で、操作突起となる取手17を移動及び固定させる機構を構成することができる。
更に、図4に示される上部部材18の板状部18aが図2に示されるドア壁開口部10bを塞いで、外部からドア内空間10aを遮蔽しているので、ドア壁開口部10bを通して外部からドア内空間10aが剥き出しとなることによる美観の損出を防止することができる。
そして、本実施の形態において上述の取手17の取付けは、図2に示したように、ドア本体10の外部から上下孔36a又は係止孔36b及び、収納カバー24のカバー部開口24bを通ってストッパ本体13の取手取付け孔19に螺入されて行われる。
図9は、本実施の形態にかかるストッパ付ドアの要部断面図である。同図に示される上記各部材の設置状況により本実施の形態にかかるストッパ付きドアの構成を理解することができる。
次に、本実施の形態により得られる効果について説明する。本実施の形態によれば、ストッパ12がドア内空間10aに配置されているので、ストッパ12紛失の恐れがなくまた、出入りの邪魔になることもない。更に、外部からはほとんど視認できないので、ドア本体10の美観を損なうこともない。また、本実施の形態にかかるストッパ付きドアでは、ドア本体10の外側からは、支持プレート38しか見えないので、ドア本体10の美観を損ねることがない。
また、ストッパ12の使用時に、バネ20及び制止部26の弾力によって床面の当接力が得られているので、制止部26と床面との間の摩擦力が増加し、ドア本体10の開閉移動を制止する制止力が増加する。従って、ドア本体10の高重量化にも対応することができる。
更に、ストッパ12の移動経路が収納カバー24によって構成されていることから、上述のバネ20の撓み等によるストッパ12のドア内空間10a内での横ずれが防止され、ストッパ12の移動の安定化が図られている。
また、係止孔36bが上下方向のことなる複数箇所に設けられていることにより、バネ20の付勢力をストッパの上下位置調節で細かく段階的に変化させることができるので、その付勢力の大小に依存するストッパ12と床面との摩擦力を的確に調節することができる。
なお、上下孔36aの上下方向の長さを十分に確保することで、ドア本体10と床面との隙間が比較的大きいような場合でも、取手17をその隙間の大きさに応じた上下方向位置にある係止孔36b1〜36b18を選択して使用し、適切な位置にストッパ12を固定させることができ、ドア本体10の開閉動作に対する制止力を的確に得ることができる。
また、保護カバー40を取外すという簡単な作業により、自由端側側面10cの開口10gからストッパ12及び収納カバー24が露出するので、それらのメンテナンスや清掃を容易に行うことができる。
更に、本実施の形態では、ストッパ12、収納カバー24、プレート36及び支持プレート38が支持棒38aにねじ44を螺合させてドア本体10に取付けられている状態であることから、取付け棒38aとねじ44の螺合を解いて各部材を容易に分離することができるので、さらに容易にメンテナンス等を行うことができる。更に、ストッパ12の使用の操作は、取手17の移動操作だけで行うことができるので、大多数の人に非常に容易に行うことができる。
なお、本考案は、上記実施の形態に限られるものでなく、考案の要旨の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、本実施の形態では、床面との当接制止部材として制止部26を用い、摩擦力によりドアの移動を制止しているが、これに限られず、床面に差込部を設け当接制止部材に金属棒等を用い、上記差込部に差し込んで係止することで、ドアの移動を制止するようにしても良い。
また、本実施の形態では、一般家庭の玄関口のドアを想定しているが、これに限られるものではなく、室内用ドアやオフィス用ドア等の他のドアに本発明を適用することも可能である。
ドア本体の正面視及び側面図である。 本実施の形態にかかるストッパ付ドアのストッパの取付け部分を示す説明図である。 収納カバーの要部斜視図である。 ストッパの要部斜視図である。 ストッパの要部の構成説明図である。 コ字形金具と制止部の取付け状態を説明する説明図である。 コ字形金具と制止部の取付け状態の他の例を示す説明図である。 プレート及び取付け用プレートの説明図である。 本実施の形態にかかるストッパ付ドアの要部の説明図である。
符号の説明
10 ドア本体
10a ドア内空間
10b ドア壁開口部
12 ストッパ
17 取手(操作突起)
20 バネ(付勢手段)
24 収納カバー(支持枠体)
26 制止部(当接制止部材)
36 プレート(操作突起位置固定部)
36a 上下孔
36b 係止孔
40 保護カバー(保護被覆部材)

Claims (7)

  1. ドア本体と、前記ドア本体の開閉移動を所定の位置で制止し前記ドア本体の半開放状態を維持するストッパと、を有するストッパ付きドアにおいて、
    前記ドア本体は、
    下部に形成された下端開放のドア内空間と、該ドア内空間の部分でドア本体壁を上下方向に所定長さ伸長するように貫通して形成されたドア壁開口部と、を有し、
    前記ストッパは、
    前記ドア内空間に上下動可能に装填され、該装填状態で前記ドア壁開口部から突出した操作突起を有し、該操作突起の上下操作によって上下動可能で、下方操作位置で前記ドア本体の下端開放から下端部が所定長さ突出され、
    前記ドア本体には、
    前記操作突起の上下方向位置を固定する操作突起位置固定部が設けられたことを特徴とするストッパ付きドア。
  2. 前記ストッパは、
    前記下端部に前記床面に対する摩擦力の大きな当接制止部材を有することを特徴とする請求項1に記載のストッパ付きドア。
  3. 前記ストッパは、
    前記当接制止部材の床面への当接を付勢する付勢手段を有することを特徴とする請求項1に記載のストッパ付きドア。
  4. 前記ドア内空間には、
    前記ストッパの収容部内壁を構成すると共に前記ストッパの上下方向の移動経路を構成する支持枠体が設けられたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のストッパ付きドア。
  5. 前記操作突起位置固定部は、
    前記操作突起の上下動を許容する上下孔と、前記操作突起の位置ずれを許容するように該上下孔に連続形成された係止孔部と、を有し、前記上下孔及び前記係止孔部が前記開口部の存在する位置に位置するように前記ドア本体に取付けられたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のストッパ付きドア。
  6. 前記係止孔部は、
    上下方向位置の異なる複数箇所に設けられたことを特徴とする請求項5に記載のストッパ付きドア。
  7. 前記ドア本体に下端開放で設けられた前記ドア内空間は、
    前記ドア本体の自由端側の側面の下端部に開口して形成され、
    前記ドア本体側面の開口には、該開口を閉塞する着脱自在の保護被覆部材が設けられたことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載のストッパ付きドア。
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