JP3119351B2 - 受信信号の等化方法及び回路 - Google Patents
受信信号の等化方法及び回路Info
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- Japan
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- tap coefficient
- correlation value
- received signal
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L25/00—Baseband systems
- H04L25/02—Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
- H04L25/03—Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
- H04L25/03006—Arrangements for removing intersymbol interference
- H04L25/03012—Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain
- H04L25/03114—Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain non-adaptive, i.e. not adjustable, manually adjustable, or adjustable only during the reception of special signals
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリアンブル期間
中に伝送路特性を求めて受信信号の等化を行う狭帯域変
調方式の無線データ通信端末に関し、特に、等化器で等
化を行うのに最適なタップ係数を求め等化器にセットし
て受信信号の等化、復調を行う受信信号の等化方法及び
回路に関する。
中に伝送路特性を求めて受信信号の等化を行う狭帯域変
調方式の無線データ通信端末に関し、特に、等化器で等
化を行うのに最適なタップ係数を求め等化器にセットし
て受信信号の等化、復調を行う受信信号の等化方法及び
回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ＧＭＳＫ（Gaussian-filtered mi
nimum shift keying）変調方式等の狭帯域変調方式であ
ってプリアンブル期間中に伝送路特性を求め、受信信号
の等化を行う方式の無線データ通信端末においては、プ
リアンブル期間中に相関器により相関値を求め相関値格
納部に格納するとともに、求まった相関値より伝送路の
インパルスレスポンス振幅値を求め、求まった振幅値よ
り等化に最適なタップ係数の範囲を決定し、相関値格納
部より前記最適なタップ係数の範囲の相関値を等化器に
決定されたタップ係数としてセットし、セットされたタ
ップ係数をもとに復調を開始していた。
nimum shift keying）変調方式等の狭帯域変調方式であ
ってプリアンブル期間中に伝送路特性を求め、受信信号
の等化を行う方式の無線データ通信端末においては、プ
リアンブル期間中に相関器により相関値を求め相関値格
納部に格納するとともに、求まった相関値より伝送路の
インパルスレスポンス振幅値を求め、求まった振幅値よ
り等化に最適なタップ係数の範囲を決定し、相関値格納
部より前記最適なタップ係数の範囲の相関値を等化器に
決定されたタップ係数としてセットし、セットされたタ
ップ係数をもとに復調を開始していた。
【０００３】図４は、従来技術の構成例を示すブロック
図である。図示していない無線部等で直交復調された受
信信号Ｉ，Ｑより伝送路のインパルスレスポンスを求め
る相関器８、相関器８で求められた受信信号Ｉ，Ｑのそ
れぞれのインパルスレスポンスより振幅値（例えば、
（Ｉ2＋Ｑ2）の平方根）を求める振幅検出部９、振幅検
出部９で求められた前記振幅値より、等化に必要なタッ
プ係数の範囲を決定するタップ係数範囲決定部１０、相
関器８で受信信号Ｉ，Ｑから求められた各相関値を格納
する相関値格納部１１、タップ係数範囲決定部１０で決
定された範囲のタップ係数値をセットし等化を行い復調
を行う等化器１２より構成される。
図である。図示していない無線部等で直交復調された受
信信号Ｉ，Ｑより伝送路のインパルスレスポンスを求め
る相関器８、相関器８で求められた受信信号Ｉ，Ｑのそ
れぞれのインパルスレスポンスより振幅値（例えば、
（Ｉ2＋Ｑ2）の平方根）を求める振幅検出部９、振幅検
出部９で求められた前記振幅値より、等化に必要なタッ
プ係数の範囲を決定するタップ係数範囲決定部１０、相
関器８で受信信号Ｉ，Ｑから求められた各相関値を格納
する相関値格納部１１、タップ係数範囲決定部１０で決
定された範囲のタップ係数値をセットし等化を行い復調
を行う等化器１２より構成される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】プリアンブル期間中に
伝送路特性を求め、受信信号の等化を行う狭帯域変調方
式の従来の無線データ通信端末においては、単にプリア
ンブル期間中に相関器で受信信号の相関値を求め、該相
関値より求めた振幅値により最適範囲のタップ係数を決
定し等化器にセットするようにしているが、このような
方式では無線部等において振幅誤差、直交復調誤差等の
誤差が生じた場合は、検出されたタップ係数に歪みが出
る場合がある。特に、等化範囲を大きくするほど誤差が
累積され影響は大きくなる。これが誤り率を劣化させる
大きな要因となる虞がある。
伝送路特性を求め、受信信号の等化を行う狭帯域変調方
式の従来の無線データ通信端末においては、単にプリア
ンブル期間中に相関器で受信信号の相関値を求め、該相
関値より求めた振幅値により最適範囲のタップ係数を決
定し等化器にセットするようにしているが、このような
方式では無線部等において振幅誤差、直交復調誤差等の
誤差が生じた場合は、検出されたタップ係数に歪みが出
る場合がある。特に、等化範囲を大きくするほど誤差が
累積され影響は大きくなる。これが誤り率を劣化させる
大きな要因となる虞がある。
【０００５】（発明の目的）本発明の目的は、無線部等
において振幅誤差、直交復調誤差等の誤差が生じても最
適な等化性能又は等化能力を有する等化方法を提供する
ことにある。
において振幅誤差、直交復調誤差等の誤差が生じても最
適な等化性能又は等化能力を有する等化方法を提供する
ことにある。
【０００６】本発明の他の目的は、プリアンブル期間中
に伝送路特性を求めて受信信号の等化を行う狭帯域変調
方式において、ノイズを排除した最適なタップ係数を求
めて等化器にセットすることにより等化性能及び等化能
力に影響を及ぼす歪みを軽減するようにした等化回路を
提供することにある。
に伝送路特性を求めて受信信号の等化を行う狭帯域変調
方式において、ノイズを排除した最適なタップ係数を求
めて等化器にセットすることにより等化性能及び等化能
力に影響を及ぼす歪みを軽減するようにした等化回路を
提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の等化方法は、プ
リアンブル期間中に伝送路特性を求め、等化に最適なタ
ップ係数を等化器にセットする前に、あらかじめ決めら
れたレべル以下のものはノイズと判定して“０”の値を
等化器にセットすることを特徴とする。このことによ
り、等化能力に影響を及ぼす歪みを軽減することができ
る。
リアンブル期間中に伝送路特性を求め、等化に最適なタ
ップ係数を等化器にセットする前に、あらかじめ決めら
れたレべル以下のものはノイズと判定して“０”の値を
等化器にセットすることを特徴とする。このことによ
り、等化能力に影響を及ぼす歪みを軽減することができ
る。
【０００８】本発明の等化回路は、プリアンブル期間中
に伝送路特性を求めて受信信号の等化を行う狭帯域変調
方式の等化回路において、受信信号を等化する等化器
と、プリアンブル期間中に前記等化器に対する最適なタ
ップ係数の範囲の相関値を求めるタップ係数設定部と、
前記タップ係数設定部の相関値出力のうちあらかじめ決
められたレベル以下の相関値をゼロとし等化器にタップ
係数としてセットする歪み除去制御部とを有することを
特徴とする。より具体的には、ＧＭＳＫ変調方式等の狭
帯域変調方式でプリアンブル期間中に伝送路特性を求め
て受信信号の等化を行う方式の無線データ通信端末等に
おいて、受信信号と既知のプリアンブル信号との相関を
計算する手段と、その相関計算によって得られた相関値
からインパルスレスポンスの振幅値を求める手段と、前
記振幅値より等化器に最適なタップ係数の範囲を求める
手段と、前記相関値を保持する手段と、等化器に最適な
タップ係数の範囲の相関値を出力する手段と、出力され
た相関値のうちあらかじめ決められたレべル以下の信号
を“０”とする手段と、これらの相関値を等化器にセッ
トする手段を有する。
に伝送路特性を求めて受信信号の等化を行う狭帯域変調
方式の等化回路において、受信信号を等化する等化器
と、プリアンブル期間中に前記等化器に対する最適なタ
ップ係数の範囲の相関値を求めるタップ係数設定部と、
前記タップ係数設定部の相関値出力のうちあらかじめ決
められたレベル以下の相関値をゼロとし等化器にタップ
係数としてセットする歪み除去制御部とを有することを
特徴とする。より具体的には、ＧＭＳＫ変調方式等の狭
帯域変調方式でプリアンブル期間中に伝送路特性を求め
て受信信号の等化を行う方式の無線データ通信端末等に
おいて、受信信号と既知のプリアンブル信号との相関を
計算する手段と、その相関計算によって得られた相関値
からインパルスレスポンスの振幅値を求める手段と、前
記振幅値より等化器に最適なタップ係数の範囲を求める
手段と、前記相関値を保持する手段と、等化器に最適な
タップ係数の範囲の相関値を出力する手段と、出力され
た相関値のうちあらかじめ決められたレべル以下の信号
を“０”とする手段と、これらの相関値を等化器にセッ
トする手段を有する。
【０００９】（作用）最適なタップ係数の範囲の相関値
を等化器にセットする前に、あらかじめ決められたレべ
ル以下のものはノイズと判定し“０”の値を等化器にセ
ットして等化器用タップ係数のノイズを除去して、等化
性能又は等化能力に影響を及ぼす歪みを軽減する。
を等化器にセットする前に、あらかじめ決められたレべ
ル以下のものはノイズと判定し“０”の値を等化器にセ
ットして等化器用タップ係数のノイズを除去して、等化
性能又は等化能力に影響を及ぼす歪みを軽減する。
【００１０】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
て図面を参照して詳細に説明する。
【００１１】図１は、本発明の等化器用タップ係数のノ
イズ除去を可能とした等化方法又は等化回路の一実施の
形態を示す図である。
イズ除去を可能とした等化方法又は等化回路の一実施の
形態を示す図である。
【００１２】本実施の形態は、受信信号に対する等化器
７と、該等化器７に対して最適タップ係数を与えるため
の相関器１、振幅検出部２、タップ係数範囲決定部３及
び相関値格納部４とから構成された無線データ通信端末
等における等化器装置において、最適タップ係数を与え
る前記相関値格納部４の出力に対し等化器用タップ係数
のノイズを除去するための歪み除去部５及び該歪み除去
部５における除去レベルを決定する歪み除去レベル決定
部６とを備える。
７と、該等化器７に対して最適タップ係数を与えるため
の相関器１、振幅検出部２、タップ係数範囲決定部３及
び相関値格納部４とから構成された無線データ通信端末
等における等化器装置において、最適タップ係数を与え
る前記相関値格納部４の出力に対し等化器用タップ係数
のノイズを除去するための歪み除去部５及び該歪み除去
部５における除去レベルを決定する歪み除去レベル決定
部６とを備える。
【００１３】次に、本実施の形態の各部の機能乃至動作
を説明する。
を説明する。
【００１４】相関器１は、無線部等で直交復調された受
信信号Ｉ，Ｑと既知のプリアンブル信号との相関を求め
伝送路のインパルスレスポンスを求める。振幅検出部２
は、相関器１で求めた受信信号Ｉ，Ｑそれぞれのインパ
ルスレスポンスより振幅値を求める。タップ係数範囲決
定部３は、振幅検出部２で求めた振幅値より等化に必要
なタップ係数の範囲を決定する。相関値格納部４は、相
関器１で求められた受信信号Ｉ，Ｑから求めた相関値を
格納する。歪み除去部５は、タップ係数範囲決定部３で
決定された範囲の相関値からあらかじめ決められたレべ
ル以下のものをノイズと判定して除去する。歪み除去レ
べル決定部６は、歪み除去部５においてノイズとして除
去する相関値のレべルを決定する。等化器７は、歪み除
去部５においてノイズとして除去した後の相関値がタッ
プ係数としてセットされ、該タップ係数により受信信号
Ｉ，Ｑの等化を行い復調を行う。
信信号Ｉ，Ｑと既知のプリアンブル信号との相関を求め
伝送路のインパルスレスポンスを求める。振幅検出部２
は、相関器１で求めた受信信号Ｉ，Ｑそれぞれのインパ
ルスレスポンスより振幅値を求める。タップ係数範囲決
定部３は、振幅検出部２で求めた振幅値より等化に必要
なタップ係数の範囲を決定する。相関値格納部４は、相
関器１で求められた受信信号Ｉ，Ｑから求めた相関値を
格納する。歪み除去部５は、タップ係数範囲決定部３で
決定された範囲の相関値からあらかじめ決められたレべ
ル以下のものをノイズと判定して除去する。歪み除去レ
べル決定部６は、歪み除去部５においてノイズとして除
去する相関値のレべルを決定する。等化器７は、歪み除
去部５においてノイズとして除去した後の相関値がタッ
プ係数としてセットされ、該タップ係数により受信信号
Ｉ，Ｑの等化を行い復調を行う。
【００１５】次に、送信データに対する本実施の形態の
ノイズ除去動作について説明する。
ノイズ除去動作について説明する。
【００１６】図２は、本発明を適用して好適な無線通信
方式における送信データのフォーマットの例を示す図で
ある。本実施の形態における送信データは、図２に示す
ようにプリアンブル期間とこれに続く情報データ期間等
からなるバースト状のデータフォーマットを有する。
方式における送信データのフォーマットの例を示す図で
ある。本実施の形態における送信データは、図２に示す
ようにプリアンブル期間とこれに続く情報データ期間等
からなるバースト状のデータフォーマットを有する。
【００１７】本実施の形態において、前記送信データの
プリアンブル期間では、最適なタップ係数の範囲と相関
値とを求め、得られた相関値を等化器７にセットして等
化を開始するところまでの処理を行う。
プリアンブル期間では、最適なタップ係数の範囲と相関
値とを求め、得られた相関値を等化器７にセットして等
化を開始するところまでの処理を行う。
【００１８】図３は、伝送路のインパルスレスポンスの
例を示す図である。図３（ａ）は、正常なインパルスレ
スポンスの例を示し、図３（ｂ）は、無線部等において
生じた振幅誤差、直交復調誤差等の誤差により発生した
歪みのあるインパルスレスポンスの例を示す。
例を示す図である。図３（ａ）は、正常なインパルスレ
スポンスの例を示し、図３（ｂ）は、無線部等において
生じた振幅誤差、直交復調誤差等の誤差により発生した
歪みのあるインパルスレスポンスの例を示す。
【００１９】本実施の形態におけるタップ係数範囲決定
部３は、図３（ａ）、（ｂ）のようなインパルスレスポ
ンスに対し、等化器７の適切な等化範囲として、該イン
パルスレスポンスの振幅値の大きい範囲を選択する。タ
ップ係数範囲決定部３が、例えば１５タップ分を等化範
囲として決定した場合、１５タップ分のインパルスレス
ポンスの相関値が相関値格納部４に格納される。
部３は、図３（ａ）、（ｂ）のようなインパルスレスポ
ンスに対し、等化器７の適切な等化範囲として、該イン
パルスレスポンスの振幅値の大きい範囲を選択する。タ
ップ係数範囲決定部３が、例えば１５タップ分を等化範
囲として決定した場合、１５タップ分のインパルスレス
ポンスの相関値が相関値格納部４に格納される。
【００２０】次に、相関値格納部４から出力される１５
タップ分の相関値は歪み除去部５に入力され、該歪み除
去部５においては、入力された相関値のうち所定レべル
以下の相関値はノイズと判定しこれを“０”の値に置き
換える。この所定レベルは歪み除去レべル決定部６から
設定されるように構成することができ、歪み除去レべル
決定部６ではノイズレべルか否かの判定閾値を制御する
ことを可能とする。
タップ分の相関値は歪み除去部５に入力され、該歪み除
去部５においては、入力された相関値のうち所定レべル
以下の相関値はノイズと判定しこれを“０”の値に置き
換える。この所定レベルは歪み除去レべル決定部６から
設定されるように構成することができ、歪み除去レべル
決定部６ではノイズレべルか否かの判定閾値を制御する
ことを可能とする。
【００２１】この結果、図（ｂ）に示すように無線部等
において生じた振幅誤差、直交復調誤差等の誤差により
発生した歪みのあるインパルスレスポンスが生じたとし
ても、歪み等を伴うレベルの低い相関値は除去される。
において生じた振幅誤差、直交復調誤差等の誤差により
発生した歪みのあるインパルスレスポンスが生じたとし
ても、歪み等を伴うレベルの低い相関値は除去される。
【００２２】このようにして、タップ係数範囲決定部３
で求めた最適な範囲のタップ係数のうちノイズレベルと
して設定したレベル以上の相関値のみがタップ係数とし
て等化器９にセットされ、受信信号の情報データが受信
されると前記タップ係数に基づき受信信号Ｉ，Ｑの等化
が実行される。
で求めた最適な範囲のタップ係数のうちノイズレベルと
して設定したレベル以上の相関値のみがタップ係数とし
て等化器９にセットされ、受信信号の情報データが受信
されると前記タップ係数に基づき受信信号Ｉ，Ｑの等化
が実行される。
【００２３】以上の実施の形態においては、歪み除去レ
べル決定部６によりノイズレベルの判定を可変にする例
で説明したが、歪み除去部５において固定のノイズレベ
ルを設定するように構成することができる。また、歪み
除去レベル決定部では、タップ係数範囲決定部で求めた
最適なタップ係数の範囲を除く相関値又は対応するイン
パルスレスポンスの振幅値を入力し、該相関値又は振幅
値のレベルに基づいて歪み除去部のノイズレベルを自動
的に制御するように構成することができる。なお、歪み
除去レベル決定部における決定はソフトウェアによるほ
か、ディップスイッチ等のハードウエアによる行うよう
に構成することができる。
べル決定部６によりノイズレベルの判定を可変にする例
で説明したが、歪み除去部５において固定のノイズレベ
ルを設定するように構成することができる。また、歪み
除去レベル決定部では、タップ係数範囲決定部で求めた
最適なタップ係数の範囲を除く相関値又は対応するイン
パルスレスポンスの振幅値を入力し、該相関値又は振幅
値のレベルに基づいて歪み除去部のノイズレベルを自動
的に制御するように構成することができる。なお、歪み
除去レベル決定部における決定はソフトウェアによるほ
か、ディップスイッチ等のハードウエアによる行うよう
に構成することができる。
【００２４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
狭帯域変調方式でプリアンブル期間中に伝送路特性を求
め、受信信号の等化を行う通信方式の無線データ通信端
末等において、相関値のうち所定レべル以下の信号をノ
イズと判定しこれを除去することにより、無線部等にお
ける振幅誤差、直交復調誤差等の誤差により検出された
相関値に歪みが出る場合でも、等化に影響を及ぼす歪み
を軽減することができ、等化特性及び等化能力を向上さ
せることが可能である。
狭帯域変調方式でプリアンブル期間中に伝送路特性を求
め、受信信号の等化を行う通信方式の無線データ通信端
末等において、相関値のうち所定レべル以下の信号をノ
イズと判定しこれを除去することにより、無線部等にお
ける振幅誤差、直交復調誤差等の誤差により検出された
相関値に歪みが出る場合でも、等化に影響を及ぼす歪み
を軽減することができ、等化特性及び等化能力を向上さ
せることが可能である。
【００２５】
【図１】本発明の一実施の形態を示すブロック図であ
る。
る。
【図２】受信信号としてバースト形式の伝送データフォ
ーマットを示す図である。
ーマットを示す図である。
【図３】伝送路のインパルスレスポンスの例を示す図で
ある。
ある。
【図４】従来例の構成を示すブロック図である。
１ 相関器 ２ 振幅検出部 ３ タップ係数範囲決定部 ４ 相関値格納部 ５ 歪み除去部 ６ 歪み除去レべル決定部 ７ 等化器 ８ 相関器 ９ 振幅検出部 １０ タップ係数範囲決定部 １１ 相関値格納部 １２ 等化器
Claims (5)
- 【請求項１】 プリアンブル期間中に伝送路特性を求め
て後続の受信信号の等化を行う狭帯域変調方式の受信信
号の等化方法において、 プリアンブル期間の受信信号と既知のプリアンブル信号
とから計算した相関値よりインパルスレスポンスの振幅
値を求め、該振幅値に基づいて等化器の最適なタップ係
数の範囲を求め、当該タップ係数の範囲の相関値のうち
あらかじめ決めたレべル以下の相関値はゼロとして等化
器のタップ係数とし、後続の情報データの等化を行うよ
うにしたことを特徴とする受信信号の等化方法。 - 【請求項２】 プリアンブル期間中に伝送路特性を求め
て受信信号の等化を行う狭帯域変調方式の等化回路にお
いて、 受信信号を等化する等化器と、プリアンブル期間中に前
記等化器に対する最適なタップ係数の範囲の相関値を求
めるタップ係数設定部と、前記タップ係数設定部の相関
値出力のうちあらかじめ決めたレベル以下の相関値はゼ
ロとし等化器にタップ係数としてセットする歪み除去制
御部とを有することを特徴とする等化回路。 - 【請求項３】 前記タップ係数設定部は、受信信号と既
知のプリアンブル信号との相関値を算出する相関部と、
前記相関値より求めたインパルスレスポンスの振幅値に
基づきタップ係数の範囲を決定するタップ係数範囲決定
部と、前記タップ係数の範囲の相関値を格納する相関格
納部とを有することを特徴とする請求項２記載の等化回
路。 - 【請求項４】 前記歪み除去制御部は、前記相関値出力
のうちあらかじめ決められたレベル以下の相関値をゼロ
として等化器にセットする歪み除去部と、前記レベルを
決定する歪み除去レべル決定部とを有することを特徴と
する請求項２又は３記載の等化回路。 - 【請求項５】 ＧＭＳＫ変調方式に適用されることを特
徴とする請求項２、３又は４記載の等化回路。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09341961A JP3119351B2 (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 受信信号の等化方法及び回路 |
| EP98122151A EP0920161A3 (en) | 1997-11-28 | 1998-11-25 | Equalisation with zeroing of low correlation values |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09341961A JP3119351B2 (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 受信信号の等化方法及び回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11163770A JPH11163770A (ja) | 1999-06-18 |
| JP3119351B2 true JP3119351B2 (ja) | 2000-12-18 |
Family
ID=18350112
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09341961A Expired - Fee Related JP3119351B2 (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 受信信号の等化方法及び回路 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0920161A3 (ja) |
| JP (1) | JP3119351B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002237768A (ja) * | 2001-02-07 | 2002-08-23 | Sony Corp | 送信装置および方法、受信装置および方法、ならびに、送受信装置および方法 |
| JP4359162B2 (ja) | 2004-02-24 | 2009-11-04 | 三洋電機株式会社 | 受信装置 |
| JP4664889B2 (ja) * | 2006-10-13 | 2011-04-06 | パナソニック株式会社 | 波形等化装置および方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3246525A1 (de) * | 1982-12-16 | 1984-06-20 | Licentia Patent-Verwaltungs-Gmbh, 6000 Frankfurt | Einrichtung zur entzerrung linearer zeitinvarianter oder langsam zeitvarianter nachrichtenuebertragungskanaele |
| US5251233A (en) * | 1990-12-20 | 1993-10-05 | Motorola, Inc. | Apparatus and method for equalizing a corrupted signal in a receiver |
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1998
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| JPH11163770A (ja) | 1999-06-18 |
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