JP3118718U - 歯科光診断装置用ハンドピース - Google Patents

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Abstract

【課題】OCTの生体における診断は、眼科では網膜下の詳細な光断層画像の取得用としてあるが、歯科では被検体が歯部で象牙・エナメル質、歯肉部等の硬軟両組織からなりまた、口腔内は狭小で形状も個人差が大であるため、歯科用装置では検出部のハンドピースの形状とその内部構造及び操作性が重要である、これに適する歯科光診断装置用ハンドピースを提供する。
【解決手段】診断用信号の取得が光ファイバ型で、歯部に当接する円筒状の挿入部と漸拡円筒及び大円筒状の把持部とが直線状に構成され、把持部内のモータが回転すると最前部の斜鏡が回転し信号光を照射窓から歯部に横方向に走査するもの、回転軸が螺合部により回転及びスライドして縦、横の走査が加わるもの、モータを歯科用ハンドピースのモータに代えてなる歯科光診断装置用ハンドピース。
【選択図】図1

Description

本考案は、歯科診療における光診断装置に係り、特に OCT(Optical coherence tomography)手段を備えた歯科光診断装置用ハンドピースに関する。
従来、OCTの生体における診断のための使用例は、例えば眼科における眼底網膜下の詳細構造の光断層画像を取得するために用いられている。
また、歯科光診断装置用プローブとしては、以下のような文献が開示されている。
特開平2004−344260号公報 特開平2004−347380号公報 特開平2004−344262号公報
歯科の被検体は、象牙質、エナメル質等からなる硬組織と、歯肉部等の軟組織から構成されており、また診断のために使用できる口腔内のスペースは狭小であり、かつその形状も個人差が大である。
従って、前記被検体である口腔内の硬軟両組織の所定の深度からの反射光を測定するOCT装置では、反射光を検出するハンドピースの形状と、内部構造及び操作性が特に重要であり、常にその改善が求められている。
本考案は前記発明の開示における文献に加えて、操作性を高めた歯科光診断装置用ハンドピースを提供する。
上記に鑑み、本考案者等は次の手段によって課題を解決した。
(1)被検体の歯部を照射するための、所定の低コヒーレント光の発生手段と、
該低コヒーレント光を信号光として、前記歯部の選定された所定領域を走査し、
同走査領域内の所定深部からの反射光と、前記信号光と僅少な周波数の差を有するかあるいは、位相変調を与えた参照光との干渉によって、前記走査領域の光断層画像を取得するOCT手段とを備えてなる歯科光診断装置用ハンドピースにおいて、先端部に信号光照射用窓を有する小口径の円筒状の挿入部及び、その後部に円筒状の把持部を接続してなり、同先端部内及び円筒状の把持部内には、回転又は、回転及び前後にスライドする信号光反射用の斜鏡と、信号光伝送用光ファイバを備えてなることを特徴とする歯科光診断装置用ハンドピース。
(2)前記光ファイバが、外部で生成された低コヒーレント光の信号光伝送用の光ファイバの先端に配設されたコリメートレンズと、その前方の信号光を水平軸に対し上方に反射させる第1の反射鏡と、同第1の反射鏡からの反射光を受けて、水平軸方向に反射させる第2の反射鏡と、さらにその前方に、前記第2の反射鏡からの反射光を受けて、水平軸に対し上方に反射させ、集光レンズを介して、先端部の管璧面に設けられた照射窓から信号光を回転させながら照射する斜鏡面を有する斜鏡とを備え、信号光が同斜鏡に伝送されるよう構成されてなり、また、歯部の所定領域からの反射光は、前記の伝送経路を逆にたどって伝送されるよう構成されてなることを特徴とする(1)項に記載の歯科光診断装置用ハンドピース 。
(3)前記斜鏡が、先端部内に配設されてなり、同斜鏡は、前記把持部内に配設されたモータと、同モータ軸にカップリングを介して接続された回転可能な長軸の先端に固着されてなることを特徴とする(1)又は(2)項に記載の歯科光診断装置用ハンドピース 。
(4)前記斜鏡が、前記把持部内のモータに接続された回転可能な長軸の先端に固設され、回転して、歯部に対し縦方向の走査を行えるよう構成されてなることを特徴とする前項1〜3のいずれか1項に記載の歯科光診断装置用ハンドピース 。
(5) 前記斜鏡が、先端部内に配設されてなり、同斜鏡は、前記把持部内のモータと同モータ軸にカップリングを介して接続された前半部及び後半部とに分割されかつ、中央部に回転及び前後にスライドが可能な機構を有する長軸の、前半部の軸の先端に固着されてなり、回転及び前後にスライドすることを特徴とする前項(1)又は(2)に記載の歯科光診断装置用ハンドピース 。
(6)前記斜鏡が、回転長軸前半部の軸の先端に固設され、軸と共に回転しかつ前後にスライドして螺旋状に動き、歯部に対し縦及び横方向の2次元走査を行えるように構成されてなることを特徴とする前項(5)に記載の歯科光診断装置用ハンドピース。
(7)前記モータに代わり、歯科用モータを着脱自在に装着可能としたことを特徴とする前項(1)〜(6)のいずれか1項に記載の歯科光診断装置用ハンドピース 。
(8)集光レンズが、照射用窓の下面に近接して設けられてなることを特徴とする前項(1)〜(7)のいずれか1項に記載の歯科光診断装置用ハンドピース 。
(9)集光レンズが、コリメートレンズの先端に密着して設けられてなることを特徴とする前項(1)〜(7)のいずれか1項に記載の歯科光診断装置用ハンドピース。
(10)信号光を伝送する光ファイバが、外部において歯部の光診断箇所を決めるためのガイド光を重畳した光を伝送できるよう構成してなることを特徴とする前項(1)〜(9)のいずれか1項に記載の歯科光診断装置用ハンドピース 。
(11)歯部の光診断箇所を決めるために歯部に照射されたガイド光の到達位置付近の歯部を撮像する外部に設置されたカメラの撮像面に、前記歯部の表面画像を伝送するための光ファイバと、同じく外部に設置された照明用光源から同カメラの撮像する歯部を照明するための照明光を伝送する光ファイバとが、それぞれの先端を前記信号光照射用窓に近接して前記コリメートレンズと一体に配設され、前記各先端の前方には、照射用窓の一画内に照明・撮像用の反射鏡が、前記コリメートレンズと一体に配設されてなることを特徴とする前項(1)〜(10)のいずれか1項に記載の歯科光診断装置用ハンドピース。
(12)歯部の光診断箇所を決めるために歯部に照射されたガイド光の到達位置付近の歯部を撮像するカメラと、同カメラの撮像する歯部を照明するための照明用光源とが、前記把持部内に配設され、かつ前記照明用光源に接続された光ファイバと、歯部の表面画像を前記カメラの撮像面に伝送するための光ファイバとが、それぞれの先端を前記信号光照射用窓に近接してコリメートレンズと一体に配設され、前記各先端の前方には、照射用窓の一画内に照明・撮像用の反射鏡が前記コリメートレンズと一体に配設されてなることを特徴とする前項(1)〜(10)のいずれか1項に記載の歯科光診断装置用ハンドピース
1、本考案の請求項1〜6の考案によれば、
光断層画像を取得するOCT手段を備えてなる歯科光診断装置用ハンドピースが、
先端部に信号光照射用窓を有する小口径の円筒状の挿入部及び円筒状の把持部を接続してなり、内部には、回転又は、回転及びスライドする信号光反射用の斜鏡と、同斜鏡に信号光を伝送する先端にコリメートレンズを有する光ファイバとを備えているため、
光スキャナが被検体の歯部に近接でき、信号光、反射光とも光ファイバで伝送されるので、ハンドピース先端の口腔内への挿入される部分が細くでき、
ハンドピース先端の口腔内への挿入と、信号光被検体への照射が容易になり、被検体からの反射光も精度良く取得することができる。
また、回転するモータとともに斜鏡が回転し、集光レンズを介して信号光を照射用窓から被検体の歯部に対し縦方向に走査することができる。
あるいは斜鏡が、回転すると共に前後にスライドして 螺旋状に動き、歯部に対し縦及び横方向の2次元走査をすることができる。
2、請求項7の考案によれば、
前記モータに代わり、歯科用モータを着脱自在に装着可能としたため、
前記歯科用モータは歯科用ハンドピースの高速回転のモータであり、着脱が容易であり特殊なモータを用いずに、手持ちの歯科用ハンドピースモータを装着でき、便利でかつ経済的である。
3、請求項8の考案によれば、
集光レンズが、照射用窓の下面に近接して設けられてなるため、
同レンズは被検体の歯部に最も近く、より鮮明な光診断画像を得ることができる。
4、請求項9の考案によれば、
集光レンズがコリメートレンズの先端に密着して設けられてなるため、コリメートレンズと集光レンズが一体化した部材を採用でき、作製が容易であり、また先端部の小型化を図ることができる。
5、請求項10の考案によれば、
信号光を伝送する光ファイバに、歯部の光診断箇所を決めるためのガイド光を重畳した光を伝送できるようにしたので、施術者はガイド光の到達位置を目視によって確認することにより光診断箇所を容易に設定でき、作業の効率化が図れる。
6、請求項11又12,の考案によれば、
歯部の光診断箇所を決めるために歯部に照射されたガイド光の到達位置撮像するカメラと、同カメラの撮像する歯部を照明する照明用光源を、ハンドピース外部に配置するものはハンドピースの簡易化、小型化を図ることができる。
又は、ハンドピースの把持部内に配設し、かつ前記照明用光源に接続された光ファイバ及び歯部の表面画像をカメラの撮像面に伝送する光ファイバの先端を、前記信号光照射用窓に近接して配設したものは一体化でき、両者とも施術者は外部のモニタにより、光診断場所を容易に決定でき、作業の効率化が図れる。
考案を実施するための最良の形態を以下図面に基づいて説明する。
図1は本考案の歯科光診断用ハンドピースの外観斜視図である。
図において、1は歯科光診断用ハンドピース、2は把持部、3は漸拡円筒部、4はハンドピース挿入部、5は照射用窓、6は窓ガラス、7は縁カバー、41は外装チューブを示す。
ハンドピースの外観は、口腔内の歯部に当接する照射用窓5と、小口径の円筒部を有する前記ハンドピース挿入部4と、それに接続された漸拡円筒部3と、同円筒部3に接続される大円筒状の把持部2とが、直線状に配列されかつ1体に構成されている。
そして、施術者は、把持部2とその前部を握ってハンドピース挿入部4を患者の口腔内に挿入し、歯部の測定診断箇所に照射用窓5を当接する。
図2は歯科光診断用ハンドピースの縦断面図である。
図において、8は第1の反射鏡、9は第2の反射鏡、10はコリメートレンズ、11は集光レンズ、12は信号光伝送用光ファイバ、13は斜鏡、14は長軸前部、15はベアリング、15’はカラー、16は長軸の中央部、17は挿入部円筒、18は挿入部カバー着脱部、19はカップリング、20はモータ、21はモータ保持具、22は長軸後部、23はモータコード、40は継ぎ手、42は光ファイバの導入孔を示す。
前記の内部構造は、図2に示すように、前記把持部2の大口径円筒の光ファイバの導入孔42から導入されかつ、把持部2と漸拡円筒部3及びハンドピース挿入部4のの内壁面を通って先端部まで配設された外部で生成された信号光伝送用の光ファイバ12と、
同光ファイバ12の先端に配設されたコリメートレンズ10と、
その前方の、信号光を上方に反射する上方に傾斜して配設された第1の反射鏡8と、
同第1の反射鏡8からの反射光を受けて、長軸方向に反射させる下方に傾斜して配設された第2の反射鏡9と、その前方に第2の反射鏡9からの反射光を受けて、上方に反射させ先端上部の照射窓5から前記信号光を回転させながら照射するための、斜鏡13が、設けられている。
また、同斜鏡13からの反射光を集束する集光レンズ11が、信号光を照射するハンドピース挿入部4先端の管壁に設けられた照射用窓5の下面に、近接して設けられている。
そして、同斜鏡13は長軸前部14の先端に配設され、同長軸後部22の後端はカップリング19に接続され、同カップリング19は、把持部2内に配設されたモータ20に接続されている。
また、前記長軸を保持しかつ、回転を容易にするための、前記ハンドピース挿入部4の円筒の内側と、前記長軸中央部16との間の前後に配設されたベアリング15と、同ベアリング15を受けるカラー15’とを有し、
モータ20が回転するとカップリング19と長軸を介して斜鏡13が回転し、
前記第1の反射鏡8及び第2の反射鏡9を介して、信号光を集光レンズ11を通して照射窓5から被検体の歯部に対し、横又は縦方向に走査する。
なお、斜鏡13が回転し前記照射用窓5の窓枠を外れた場合は、計測されない。
歯部の所定領域からの反射光は、前記信号光照射用窓6から取り入れられ、
前記とは逆方向に集光レンズ11を介して斜鏡13の鏡面で反射され、第2反射鏡9及び第1反射鏡8とコリメートレンズ10、光ファイバ12を通って外部の光診断装置(図示せず)に送られる。
また、前記歯部の光診断箇所を決めるためのガイド光を重畳した光を伝送でき、施術者はガイド光の到達位置を目視によって、確認するので、特に確認するための部材は必要としない。
図3は本考案の請求項2〜4に加えて請求項12に係る、図2のカメラによる表面画像撮像方式の歯科光診断用ハンドピースの縦断面図である。
図において、24は照明用光ファイバ、25は光源、26は撮像カメラ、27は光源用コード、28はカメラ用コード、29は撮像用光ファイバ、29’は照明・撮像用反射鏡を示す。
本図が上記図2と異なる点は、歯部の光診断箇所を位置決めする手段が、カメラによる撮像方式で、
前記大口径の円筒部の内部に、表面画像取得用の撮像カメラ26と、同カメラの撮像場所を照明する照明用の光源25とが配設され、
かつ、前記照明用の光源25に接続された照明用光ファイバ24と、歯部の表面画像を
カメラの撮像面に伝送する撮像用光ファイバ29とが、それぞれの先端を照射用窓5に近接して配設され、
また、前記各先端の前方には、照射用窓5の一画内に照明・撮像用反射鏡29’が配設されており、被検体の歯部の表面画像は、ガイド光とともに外部のモニタ(図示せず)モニタに観測することができ、あるいはガイド光を切って表面画像のみを観測することができる。
なお、本実施例においても、ガイド光を照射することによって、目視による歯部の診断箇所の確認は可能である。
さらに、表面画像取得用の撮像カメラ26と照明用光源25ハンドピースの外部に取り出し、かつ撮像用の光ファイバと照明用の光ファイバとをハンドピースの光ファイバ導入口42から引き出すことによって、ハンドピース内の構造を簡単にすることもよい。
図4は本考案の請求項5に係る、回転及びスライド機構を有する歯科光診断用ハンドピースの縦断面図である。外観は前記図1と同様である。
図4(a)は図4の回転及びスライド機構部の詳細拡大図である。
図において、11’は集光レンズ、14’は前半の長軸、22’は後半の長軸、30は螺合部、31’は移動可能な円筒、32は長孔、32’は小突起、を示す。
内部構造において、図4が前記図2と異なる点は、前記斜鏡が、前記把持部内のモータと、同モータ軸にカップリングを介して接続された長軸(16:図2)が、前半の長軸14’及び後半の長軸22’とに分割され、中央部に回転及び前後にスライドが可能な機構(図4(a))を有して、長軸の前半14’の先端に固着されてなることと、光ファイバ12のコリメートレンズ10の先端に、集光レンズ11’が配設されている点である。
前記、回転及び前後にスライドが可能な機構は、図4及び(図4(a))に示すように、
後半の長軸22’の端部の外周に摺動可能な円筒31’を設け、同円筒31’には長孔32が穿孔されており、同長孔32には、前記後半の長軸22’の端部に突設されたスライドの前後の停止位置を規制する小突起32’が、露出している。
また、前記摺動可能な円筒31’の前端には、外周面が螺刻されたねじを有する移動可能な円筒部よりなる螺合部30が固着されている。
そして同螺合部30は、さらに前記前半の長軸14’の後端に固着されており、
さらに、前記ハンドピース挿入部4の円筒部の内周の一部に螺刻されたねじとの間で噛み合わせるように配設されているため、
後半の長軸22’をモータ20で正及び逆に回転させると、前記螺合部30は回転すると同時に前後に移動するため、その前端に固着された前半の長軸14’及びその前端の斜鏡13も正逆回転すると共に前後にスライドする。
また、前記前後の長軸を保持しかつ回転を容易にするための、ハンドピース挿入部4の円筒の内側と、前記前半の長軸14’及び後半の長軸22’の各前後端に配設されたベアリング15と、同ベアリング15を受けるカラー15’を有している。、
上記のようにして、斜鏡13は回転しながら前後にスライドして螺旋状に動き、信号光を照射窓から歯部に対し、縦と横と方向に走査することができる。
本事例では、集光レンズが、コリメートレンズの先端に密着しているが、集光レンズを照射窓の下面に近接して設けてもよい。
また、前記被検体の歯部からの反射光の送出及び、光診断箇所の位置決めは前記図2に記載したのと同様である。
図5は、本考案の請求項5に係り、図4のカメラによる表面画像撮像方式の歯科光診断用ハンドピースの縦断面図である。
本実施例は、歯部の光診断箇所を位置決めする手段が、カメラによる表面画像撮像方式であり、構造と作用は前述の図3と同様である。
図6は請求項7に係る、歯科用モータを取着した歯科光診断用ハンドピースの外観斜視図である。
図において、37は光ファイバの外装チューブ、38は歯科用モータ部挿入孔、39は歯科用モータコード外装チューブを示す。
ハンドピースの外観は、口腔内の歯部に当接する照射用窓5と、小口径の円筒部を有する前記挿入部4と、それに接続された漸拡円筒部3と、同円筒部3に接続される大円筒状の把持部2と、同把持部2の下部に設けられた信号光伝送用光ファイバの外装チューブ37とからなり、直線状に配列されかつ1体に構成されている。
そして、施術者は、把持部2とその前部を握ってハンドピース挿入部4を患者の口腔内に挿入し、歯部の測定診断箇所に照射用窓5を当接する。
図7は図6の歯科用モータを取着した歯科光診断用ハンドピースの縦断面図である。
図において、33は回転軸保持具、34はクラッチ、35は歯科用ハンドピースのモータ、36は光ファイバの導入孔を示す。
内部構造は、図7に示すように、前記把持部2の大口径円筒の下部に設けられた、信号光伝送用光ファイバの導入孔36から導入されかつ、把持部2と漸拡円筒部3及びハンドピース挿入部4のの内壁面を通って先端部まで配設された外部で生成された信号光伝送用の光ファイバ12と、
同光ファイバ12の先端に配設されたコリメートレンズ10と、同レンズ10先端の集光レンズ11’と、
その前方の、信号光を上方に反射する上方に傾斜して配設された第1の反射鏡8と、
同第1の反射鏡8からの反射光を受けて、長軸方向に反射させる下方に傾斜して配設された第2の反射鏡9と、その前方に第2の反射鏡9からの反射光を受けて、上方に反射させ先端上部の照射窓5から前記信号光を回転させながら照射するための、斜鏡13が、設けられている。
また、斜鏡13からの信号光を照射するハンドピース挿入部4先端の管壁に照射用窓5が設けられている。
そして、前記斜鏡13は長軸前部14の先端に配設され、同長軸後部22の後端はクラッチ34に接続され、さらに前記クラッチ34は、把持部2内に配設された歯科用モータ35に接続されている。
また、前記長軸を保持しかつ、回転を容易にするための、前記挿入部4の円筒の内側と、前記長軸中央部16との間の前後に配設されたベアリング15と、同ベアリング15を受けるカラー15’とを有し、
モータ20が回転するとクラッチ34と長軸を介して斜鏡13が回転し、
また、前記第1の反射鏡8及び第2の反射鏡9を介して、斜鏡13にて反射される信号光を照射窓5から被検体の歯部に対し、横又は縦方向に走査する。
なお、斜鏡13が回転し前記照射用窓5の窓枠を外れた場合は、計測されない。
さらに、本事例では、集光レンズが、コリメートレンズの先端に密着しているが、
集光レンズを照射窓の下面に近接して設けてもよい。
また、前記被検体の歯部からの反射光の送出及び、光診断箇所の位置決めは前記図2において記載したのと同様である。
図8は、本考案の請求項5に係る、図7のカメラによる表面画像撮像方式の歯科光診断用ハンドピースの縦断面図である。
本実施例は、歯部の光診断箇所を位置決めする手段が、カメラによる表面画像撮像方式であり、構造と作用は前述の図3と同様である。
図9は本考案の請求項5及び7に係る、図7の回転及びスライド機構を有する歯科光診断用ハンドピースの縦断面図である。
外観は前記図6の歯科光診断用ハンドピースと同型である。
斜鏡13は、先端部内に配設され、また同斜鏡13は、前記把持部内の歯科用モータ35と、同歯科用モータ35の軸にクラッチ34を介して接続された、前半の長軸14’及び後半長軸22’とに分割されかつ、その中央部に回転及び前後にスライドが可能な機構(図4(a))を有する前記前半の長軸14’の先端に固設されている。
そして、斜鏡13は、軸と共に回転しかつ前後にスライドして螺旋状に動き、歯部に対し縦及び横方向の2次元走査を行えるように構成されている。
また、本実施例では、集光レンズ11が、照射用窓の下面に近接して設けられているが、コリメートレンズ10の先端に密着(図7の11’)して設けてもよい。
歯部の光診断箇所を位置決めする手段は、前記(図4)のように、ガイド光の目視方式である。
図10は、図9のカメラによる表面画像撮像方式の歯科光診断用ハンドピースの縦断面図である。
本実施例は、歯部の光診断箇所を位置決めする手段が、カメラによる表面画像撮像方式であり、構造と作用は前述の図3と同様である。
本考案の歯科光診断用ハンドピースの外観斜視図 歯科光診断用ハンドピースの縦断面図 図2のカメラによる表面画像撮像方式の歯科光診断用ハンドピースの縦断面図 回転及びスライド機構を有する歯科光診断用ハンドピースの縦断面図 図4の回転及びスライド機構部の詳細拡大図 図4のカメラによる表面画像撮像方式の歯科光診断用ハンドピースの縦断面図 歯科用モータを取着した歯科光診断用ハンドピースの外観斜視図 図6の歯科用モータを取着した歯科光診断用ハンドピースの縦断面図 図7のカメラによる表面画像撮像方式の歯科光診断用ハンドピースの縦断面図 図7の回転及びスライド機構を有する歯科光診断用ハンドピースの縦断面図 図9のカメラによる表面画像撮像方式の歯科光診断用ハンドピースの縦断面図
符号の説明
1:歯科光診断用ハンドピース
2:把持部
3:漸拡円筒部
4:ハンドピース挿入部
5:照射用窓
6:窓ガラス
7:縁カバー
8:第1の反射鏡
9:第2の反射鏡
10:コリメートレンズ
11、11’:集光レンズ
12:信号光伝送用光ファイバ
13:斜鏡
14:長軸前部
14’:前半の長軸
15:ベアリング
15’:カラー
16:長軸の中央部
17:挿入部円筒
18:挿入部カバー着脱部
19:カップリング
20:モータ
21:モータ保持具
22:長軸後部
22’:後半の長軸
23:モータコード
24:照明用光ファイバ
25:光源
26:撮像カメラ
27:光源用コード
28:カメラ用コード
29:撮像用光ファイバ
29’:照明・撮像用反射鏡
30:螺合部
31’:移動可能な円筒
32:長孔
32’:小突起
33:回転軸保持具
34:クラッチ
35:歯科用ハンドピースのモータ部
36:光ファイバの導入孔
37:光ファイバの外装チューブ
38:モータ部挿入孔
39:モータコード外装チューブ
40:継ぎ手
41:外装チューブ
42:光ファイバの導入孔

Claims (12)

  1. 被検体の歯部を照射するための、所定の低コヒーレント光の発生手段と、
    該低コヒーレント光を信号光として、前記歯部の選定された所定領域を走査し、
    同走査領域内の所定深部からの反射光と、前記信号光と僅少な周波数の差を有するかあるいは、位相変調を与えた参照光との干渉によって、前記走査領域の光断層画像を取得するOCT手段とを備えてなる歯科光診断装置用ハンドピースにおいて、
    先端部に信号光照射用窓を有する小口径の円筒状の挿入部及び、その後部に円筒状の把持部を接続してなり、
    同先端部内及び円筒状の把持部内には、回転又は、回転及び前後にスライドする信号光反射用の斜鏡と、信号光伝送用光ファイバを備えてなることを特徴とする歯科光診断装置用ハンドピース。
  2. 前記光ファイバが、外部で生成された低コヒーレント光の信号光伝送用の光ファイバの先端に配設されたコリメートレンズと、
    その前方の信号光を水平軸に対し上方に反射させる第1の反射鏡と、
    同第1の反射鏡からの反射光を受けて、水平軸方向に反射させる第2の反射鏡と、
    さらにその前方に、前記第2の反射鏡からの反射光を受けて、水平軸に対し上方に反射させ、集光レンズを介して、先端部の管璧面に設けられた照射窓から信号光を回転させながら照射する斜鏡面を有する斜鏡とを備え、信号光が同斜鏡に伝送されるよう構成されてなり、
    また、歯部の所定領域からの反射光は、前記の伝送経路を逆にたどって伝送されるよう構成されてなることを特徴とする請求項1に記載の歯科光診断装置用ハンドピース 。
  3. 前記斜鏡が、先端部内に配設されてなり、
    同斜鏡は、前記把持部内に配設されたモータと、同モータ軸にカップリングを介して接続された回転可能な長軸の先端に固着されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の歯科光診断装置用ハンドピース 。
  4. 前記斜鏡が、前記把持部内のモータに接続された回転可能な長軸の先端に固設され、
    回転して、歯部に対し縦方向の走査を行えるよう構成されてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の歯科光診断装置用ハンドピース 。
  5. 前記斜鏡が、先端部内に配設されてなり、
    同斜鏡は、前記把持部内のモータと同モータ軸にカップリングを介して接続された前半部及び後半部とに分割されかつ、中央部に回転及び前後にスライドが可能な機構を有する長軸の、前半部の軸の先端に固着されてなり、回転及び前後にスライドすることを特徴とする請求項1又は2に記載の歯科光診断装置用ハンドピース 。
  6. 前記斜鏡が、前半部の長軸と共に回転しかつ前後にスライドして鏡面が螺旋状に動き、歯部に対し縦及び横方向の2次元走査を行えるように構成されてなることを特徴とする請求項5に記載の歯科光診断装置用ハンドピース。
  7. 前記モータに代わり、歯科用モータを着脱自在に装着可能としたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の歯科光診断装置用ハンドピース 。
  8. 集光レンズが、照射用窓の下面に近接して設けられてなることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の歯科光診断装置用ハンドピース 。
  9. 集光レンズが、コリメートレンズの先端に密着して設けられてなることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の歯科光診断装置用ハンドピース 。
  10. 信号光を伝送する光ファイバが、外部において歯部の光診断箇所を決めるためのガイド光を重畳した光を伝送できるよう構成してなることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の記載の歯科光診断装置用ハンドピース 。
  11. 歯部の光診断箇所を決めるために歯部に照射されたガイド光の到達位置付近の歯部を撮像する外部に設置されたカメラの撮像面に、前記歯部の表面画像を伝送するための光ファイバと、同じく外部に設置された照明用光源から同カメラの撮像する歯部を照明するための照明光を伝送する光ファイバとが、それぞれの先端を前記信号光照射用窓に近接して前記コリメートレンズと一体に配設され、
    前記各先端の前方には、照射用窓の一画内に照明・撮像用の反射鏡が、前記コリメートレンズと一体に配設されてなることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の歯科光診断装置用ハンドピース。
  12. 歯部の光診断箇所を決めるために歯部に照射されたガイド光の到達位置付近の歯部を撮像するカメラと、同カメラの撮像する歯部を照明するための照明用光源とが、前記把持部内に配設され、かつ前記照明用光源に接続された光ファイバと、
    歯部の表面画像を前記カメラの撮像面に伝送するための光ファイバとが、
    それぞれの先端を前記信号光照射用窓に近接してコリメートレンズと一体に配設され、前記各先端の前方には、照射用窓の一画内に照明・撮像用の反射鏡が前記コリメートレンズと一体に配設されてなることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の歯科光診断装置用ハンドピース
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