JP3117381B2 - トンネル掘削機の障害物切断装置 - Google Patents

トンネル掘削機の障害物切断装置

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JP3117381B2
JP3117381B2 JP2900195A JP2900195A JP3117381B2 JP 3117381 B2 JP3117381 B2 JP 3117381B2 JP 2900195 A JP2900195 A JP 2900195A JP 2900195 A JP2900195 A JP 2900195A JP 3117381 B2 JP3117381 B2 JP 3117381B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シールド掘進機等トン
ネル掘削機の障害物切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図に一般的なシールド掘進機を示す。
図に示すように、地山を掘削するシールド掘進機は、円
筒形状をなす掘削機本体30の前部にカッタヘッド31
が回転自在に装着されてなる。このカッタヘッド31
は、その前面に地山(土砂)を掘削するカッタビット3
2が多数固定されている。そして、カッタヘッド31の
後部には中間ビーム33を介してリングギア34が固定
され、このリングギア34に掘削機本体30に取り付け
られたカッタ旋回駆動モータ35の駆動ギア36が噛み
合っている。また、掘削機本体30には、カッタヘッド
31とバルクヘッド37との間にチャンバ室38が形成
される。このチャンバ室38には送泥管39と排泥管4
0が導通される。尚、図中41は推進用ジャッキであ
る。
【0003】従って、トンネルを掘削形成するには、先
ず、複数の推進用ジャッキ41を作動させて掘削機本体
(前胴部)30を前進させる一方、カッタ旋回駆動モー
タ35によりカッタヘッド31を旋回させ、カッタビッ
ト32により地山を掘削していく。そして、カッタビッ
ト32によって掘削された土砂はチャンバ室38に取り
込まれ、送泥管39からの泥水とで攪拌,混合されて排
泥管40により外部に排出されることになる。
【0004】ところで、このようなシールド掘進機にお
いて、カッタヘッド31に障害物切断装置を組み付けた
ものがある。例えば、図に示すように、カッタヘッド
31の前面に土砂掘削用のカッタビット32と同様に固
定式の障害物切断用のカッタビット42が配設され、カ
ッタヘッド31の回転力により障害物を切削していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記障害物
切断用のカッタビットをカッタヘッド上に固定して、カ
ッタヘッドの回転力により障害物の切断を行う場合、下
記のような問題点があった。 障害物切断用のカッタビットが、土砂掘削時に摩耗
し、障害物切断時、切削不能となる可能性がある。 障害物切断時、土砂掘削用のカッタビットを損傷
し、継続した掘進が不可能となる。 障害物の硬度が高い場合、ビットのくい込み量が減
少するため、切削速度(障害物切断時の掘進速度)が低
下する。
【0006】そこで、本発明の目的は、障害物切断用カ
ッタの切断効率の向上と摩耗,損傷を防止できるトンネ
ル掘削機の障害物切断装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るトンネル掘削機の障害物切断装置は、
多数のカッタビットが配設されたカッタヘッドを掘削機
本体の前部に回転自在に装備してなるトンネル掘削機に
おいて、前記カッタヘッドの内部に、土砂掘削用カッタ
ビットと別個に回転可能な障害物切断用カッタを、前記
カッタヘッド前面と平行に装備し、進退自在とし、その
切削範囲が、カッタヘッドを回転させることにより、隣
り合う障害物切断用カッタの切削範囲と重なり合うよう
に、半径方向取付位置が決定されることを特徴とする。
【0008】
【0009】
【作用】障害物切断用カッタを、カッタヘッドと独立し
て回転可能な構造とすることにより、硬度の高い障害物
に対しても高速回転にて切断することにより、切断速度
が速くなる。加えて、障害物切断用カッタを通常の土砂
掘削時はカッタヘッド内に収納可能な構造とすることに
より、障害物切断用カッタの土砂掘削による摩耗を防止
することが可能となり、障害物切断時のカッタの性能低
下を防止できる。障害物切断時は、土砂掘削用カッタビ
ットの前方に障害物切断用カッタを突出させることによ
り、障害物と土砂掘削用カッタビットとの衝突を回避で
きる。
【0010】また、カッタヘッドを回転させ、障害物切
断用カッタを選択することにより、カッタヘッド前面の
全断面において障害物の切削が可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1は本障害物切断装置をシールド掘進機
に適用した第1実施例の要部側断面図、図2は同じく全
体側断面図で、図3は同じくカッタヘッドの正面図であ
る。
【0012】図示のように、シールド本体13の前部
に、バルクヘッド14を貫通する中間ビーム15を介し
て、カッタヘッド6が回転自在に装備され、このカッタ
ヘッド6の前面には、多数の土砂掘削用カッタビット9
が固定されると共に、多数の障害物切断用カッタ1が進
退(伸縮)自在に取り付けられる。
【0013】即ち、障害物切断用カッタ1は、回転軸3
及び減速機4を介してモータ5に連結され、このモータ
5の回転により、回転駆動されるようになっている。回
転軸3は軸受12を介してガイド内筒2により支持さ
れ、カッタヘッド6の前板部に固定されたガイド外筒1
1内を摺動自在になっている。
【0014】また、前記減速機4はブラケットを介して
スライド架台10に固定され、支持架台8とは摺動可能
に連結される。そして、スライド架台10には、シリン
ダ基端がカッタヘッド6の前板部に連結された油圧ジャ
ッキ7のピストンロッド先端が連結される。
【0015】従って、障害物切断用カッタ1は、モータ
5の回転により、カッタヘッド6と独立して回転駆動さ
れると共に、油圧ジャッキ7の伸縮により進退して障害
物切断時には土砂掘削用カッタビット9より前方へ突出
する(図2中の二点鎖線参照)一方、土砂掘削時にはカ
ッタヘッド6内に収納される(図2中の実線参照)。
【0016】また、前記障害物切断用カッタ1はその切
削範囲が、カッタヘッド6を回転させることにより、隣
り合う障害物切断用カッタの切削範囲と重なり合うよ
うに、半径方向取付位置が決定されているので、カッタ
ヘッド6を回転させ、突出させる障害物切断用カッタ1
を適宜選択することにより、カッタヘッド6前面の全断
面において障害物の切削が可能となる。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、下
記の効果が得られる。 障害物切断用カッタを、カッタヘッド回転装置と独
立した単独の回転機構にて高速回転させることにより、
切断速度を速くし、切断効率を向上させる ことが可能
となる。 障害物切断用カッタを、カッタヘッド内に収納可能
な構造とすることにより、土砂掘削時の障害物切断用カ
ッタの摩耗、損傷を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本障害物切断装置をシールド掘進機に適用した
第1実施例の要部側断面図である。
【図2】同じく全体側断面図である。
【図3】同じくカッタヘッドの正面図である。
【図4】シールド掘進機の側断面図である。
【図5】従来のカッタヘッドの側断面図である。
【符号の説明】
1 障害物切断用カッタ 2 ガイド内筒 3 回転軸 4 減速機 5 モータ 6 カッタヘッド 7 油圧ジャッキ 8 支持架台 9 土砂切削用カッタビット 10 スライド架台 11 ガイド外筒 12 軸受 13 シールド本体 14 バルクヘッド 15 中間ビーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−4181(JP,A) 特開 平8−189294(JP,A) 特開 平6−167192(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 9/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のカッタビットが配設されたカッタ
    ヘッドを掘削機本体の前部に回転自在に装備してなるト
    ンネル掘削機において、前記カッタヘッドの内部に、土
    砂掘削用カッタビットと別個に回転可能な障害物切断用
    カッタを、前記カッタヘッド前面と平行に装備し、進退
    自在とし、その切削範囲が、カッタヘッドを回転させる
    ことにより、隣り合う障害物切断用カッタの切削範囲と
    重なり合うように、半径方向取付位置が決定されるトン
    ネル掘削機の障害物切断装置。
JP2900195A 1995-02-17 1995-02-17 トンネル掘削機の障害物切断装置 Expired - Fee Related JP3117381B2 (ja)

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JP5410205B2 (ja) * 2009-08-31 2014-02-05 株式会社大林組 シールド機及びそのシールド機の掘進工法
CN102182455A (zh) * 2011-03-31 2011-09-14 安徽山河矿业装备股份有限公司 硬岩掘进机伸缩装置

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