JP3116818B2 - シール構造 - Google Patents

シール構造

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JP3116818B2 JP08114475A JP11447596A JP3116818B2 JP 3116818 B2 JP3116818 B2 JP 3116818B2 JP 08114475 A JP08114475 A JP 08114475A JP 11447596 A JP11447596 A JP 11447596A JP 3116818 B2 JP3116818 B2 JP 3116818B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特性の異なる2種
類のシール層により2つの部材間を液密状又は気密状に
シールするシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、2つの部材間を液密状や気密状
にシールするシール構造として、両部材間に合成ゴム製
や金属製や紙製のガスケットを挟持させてシールするシ
ール構造が広く採用されている。ところが、この種のシ
ール構造を、例えば、自動車の自動変速機のコントロー
ルバルブユニットに適用した場合、複数のガスケットが
必要となりユニットの組立性が低下する。また、油路等
に対応させてガスケットに多数の貫通孔を形成する必要
があり、ガスケットの製作コストが高くなるとともに、
設計変更等に容易に対応できないという問題があった。
【0003】そこで、2つの部材の一方の合わせ面に合
成ゴム材料等をプリントし、一方の部材に対してシール
部を一体的に形成することで、安価で且つ組立性に優れ
たシール構造も提案されている。しかし、前記シール構
造においても、図13に示すように、シール性を高める
ため軟質な素材からなるシール部100を形成すると、
ボルト締結等によりシール部100が異常変形して、シ
ール部100の縁部102が合わせ面101から剥離
し、また縁部102の剥離を防止するため、硬質な素材
からなるシール部を形成すると、シール性が低下すると
いう相いれない問題を含んでいる。そこで、特開昭62
−249786号公報に記載のように、2つの部材の一
方の合わせ面に、比較的非圧縮性を示す第1シール部を
プリントにより形成するとともに、第1シール部の近傍
部に弾性圧縮性を示す第2シール部を、第1シール部と
一定の間隔をあけて並列状にプリントしたシール構造が
提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に記載シール
構造では、比較的非圧縮性を示す第1シール部が、2つ
の部材間の隙間を確保するためのストッパーとして機能
し、弾性圧縮性を示す第2シール部の変形が抑制される
ので、第2シール部の異常変形による剥離を防止でき
る。しかし、第1シール部と第2シール部とを一定の間
隔をあけて並列状に配置する関係上、シール部全体の幅
が大きくなるという問題がある。このため、コントロー
ルバルブのように、合わせ面の幅が狭いものに対して適
用できないという問題があった。しかも、2つの部材と
第1及び第2シール部とは、通常使用目的が異なるの
で、異質の素材で構成されることが多く、両者の結合力
を十分に確保するため、シール部の素材に対する制約が
大きくなるという問題も内包している。
【0005】本発明の目的は、剥離し難く且つシール性
に優れ、しかもシール部の幅を極力狭くし得るシール構
造を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るシール構
造は、自動変速機のコントロールバルブユニットのセパ
レートプレートと、セパレートプレートで仕切られるバ
ルブボディ間を油密状にシールするシール構造であっ
て、前記セパレートプレートとバルブボディの合わせ面
の少なくとも一方に、第1シール層をプリントにて形成
するとともに、第1シール層よりも軟質な素材からな
り、第1シール層の上側に少なくとも一部を重ね、第1
シール層よりもプリント高さを高くした第2シール層を
第1シール層に沿ってプリントにて形成し、両シール層
よりなるシール部でセパレートプレートとバルブボディ
間を油密状にシールしたものである。
【0007】ここで、請求項2記載のように、第1シー
ル層の外面全体を覆うように第2シール層を形成するこ
と、請求項3記載のように、第1シール層の幅方向の途
中部に溝部を形成し、この溝部を埋めるように第2シー
ル層を形成すること、請求項4記載のように、JIS
K 6253で規定されるタイプAデュロメータ硬さに
おいて、第1シール層の硬さを100以上に設定し、第
2シール層の硬さを100未満に設定したこと、請求項
5記載のように、セパレートプレートとバルブボディ
合わせ面の一方にシール部を形成し、他方にシール部に
外嵌して密着するシール溝をシール部に対応させて形成
すること、などが好ましい実施例である。
【0008】
【作用】本発明に係るシール構造においては、自動変速
機のコントロールバルブユニットのセパレートプレート
とバルブボディの合わせ面の少なくとも一方に、第1シ
ール層と第2シール層からなるシール部を形成してあ
り、セパレートプレートとバルブボディを組み合わせる
ことで、シール部を介して両部材の合わせ面がシールさ
れることになる。
【0009】また、第2シール層は第1シール層よりも
軟質な素材で構成され、しかもそのシール高さが第1シ
ール層よりも高く設定されているので、セパレートプレ
ートとバルブボディを組み合わせた状態で、第2シール
が合わせ面の他方に密着してセパレートプレートとバ
ルブボディ間をシールするとともに、第1シール層がス
トッパーとして機能し、セパレートプレートとバルブボ
ディ間に第2シール層の異常変形を防止するための隙間
が形成されることになる。しかも、第2シール層の縁部
が第1シール層の頂部付近に配置されたとしても、第1
シール層が変形することで、第2シール層の縁部におけ
る異常変形は防止されることになる。
【0010】更に、2つのシール層の少なくとも一部を
重ね合わせてあるので、実質的にシール機能をなす第2
シール層のシール幅を十分に確保しつつシール部全体の
幅を狭く構成でき、合わせ面の幅の狭い部分に対しても
容易にシール部を形成することが可能となる。しかも、
プリントによりシール層を形成してあるので、バルブボ
ディの合わせ面の複雑なパターンに対応させてシール層
容易に形成することが可能となる。また、両シール層
の重ね合わせ部分は、同種の素材の結合となるので、両
シール層の結合強度は高くなる。
【0011】請求項2記載のように、第1シール層の外
面全体を覆うように第2シール層を形成すると、第1シ
ール層に対する第2シール層の結合強度を極力高めて、
第2シール層の剥離を防止できるし、第2シール層の幅
を十分に確保しつつ、シール部の幅を極力狭く構成でき
る。請求項3記載のように、第1シール層の幅方向の途
中部に溝部を形成し、この溝部を埋めるように第2シー
ル層を形成すると、溝部に充填される第2シール層の部
分のアンカー効果により、横方向への荷重に対する第2
シール層の取付強度が高くなる。
【0012】 請求項5記載のように、セパレートプレー
トとバルブボディの合わせ面の一方にシール部を形成
し、他方にシール部に外嵌して密着するシール溝をシー
ル部に対応させて形成すると、シール溝の深さ分の隙間
がシール部付近に形成されるので、シール部の異常変形
が確実に防止されることになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照しながら説明する。本実施例は、自動車の自動
変速機のコントロールバルブユニットのシール構造に本
発明を適用した場合のものである。図1に示すように、
コントロールバルブユニット1は、フロントバルブボデ
ィ2とプリメインバルブボディ3とメインバルブボディ
4とリヤバルブボディ5の4つのバルブボディ2〜5に
分割構成され、バルブボディ2、3間とバルブボディ
3、4間とバルブボディ4、5間にはセパレートプレー
ト6、7、8が夫々装着されている。
【0014】バルブボディ2、5の一側面とバルブボデ
ィ3、4の両側面には所定のパターンで油溝10やチェ
ックボール11(図2参照)の装着用の溝部12が形成
され、バルブボディ2〜5の合わせ面にセパレートプレ
ート6〜8を油密状に夫々取付けることで、セパレート
プレート6〜8とバルブボディ2〜5間に油圧回路が形
成されるようになっており、セパレートプレート6〜8
には隣接するバルブボディ2〜5の油溝10を連通する
複数の油孔13が所定の配列で形成されている。尚、前
記コントロールバルブユニット1の油圧回路自体は本発
明と直接的に関係しないのでその詳細な説明を省略す
る。また、図1において、後述するシール部21は省略
した。
【0015】次に、前記バルブボディ2〜5とセパレー
トプレート6〜8間を油密状にシールするためのシール
構造について、図面を参照しながら説明する。但し、セ
パレートプレート6〜8とバルブボディ2〜5間におけ
るシール構造は基本的に同じ構成なので、フロントバル
ブボディ2及びプリメインバルブボディ3とセパレート
プレート6間のシール構造について説明する。
【0016】セパレートプレート6は平板状の基板20
とその両側面に形成されたシール部21とを備えてい
る。シール部21はバルブボディ2、3間にセパレート
プレート6を組付けた状態で、図5、図7にハッチング
で示すように、シール部21の側縁が油溝10や溝部1
2側へ露出しないようにバルブボディ2、3の合わせ面
2a、3a(仮想線で図示)に対応する部分の内側に形
成されている。但し、シール部21の幅は任意に設定す
ることが可能で、例えば、ボルト締結部に接近するにし
たがって幅狭に形成してもよいし、全体的に幅狭に形成
してもよい。
【0017】シール部21は、セパレートプレート6に
直接的にプリントにて形成した第1シール層22と、少
なくとも一部を第1シール層22に上に重ね、第1シー
ル層22に沿ってプリントにて形成した第2シール層2
3とから構成されている。第2シール層23は、第1シ
ール層22よりも軟質な素材からなり、例えば、JIS
K 6253で規定されるタイプAデュロメータ硬さ
において、第1シール層22の硬さは100以上、第2
シール層23の硬さは100未満に設定されている。よ
り実際的には、第1シール層22に関しては、タイプD
デュロメータ硬さにおいて、10〜50に設定すること
が好ましく、また第2シール層23に関しては、タイプ
Aデュロメータ硬さにおいて、20〜50に設定するこ
とが好ましい。尚、第2シール層23に関しては、その
硬さを20未満に設定すると、バルブボディ2〜5の組
付時に、第2シール層23が外側へ広がって油溝10に
露出したり、第2シール層23の側縁の変形が大きくな
って剥離し易くなり、また50よりも大きいと、シール
性が低下するので、タイプAデュロメータ硬さにおいて
20〜50に設定することが好ましい。バルブボディ
2、3間への組付け前において、図3(b)に示すよう
に、第2シール層23のプリント高さH2は、第1シー
ル層22のプリント高さH1よりも高く設定されてお
り、例えばH2は0.15〜0.18mm、H1は0.
02〜0.05mmに設定することが好ましい。
【0018】前記基板20としては、ステンレス鋼やア
ルミニウム合金などの金属材料製又は合成樹脂材料など
の非金属材料製の板部材を使用することが可能である
が、防錆不用な油圧回路中に使用する関係上、十分な強
度・剛性を有し安価に製作可能な鋼板で構成することが
好ましい。前記基板20は、脱脂処理を施した後、プリ
ントによりその表面にシール層22、23を形成するこ
とになるが、基板20に対するシール層22、23の密
着性を良くするため、脱脂処理を施す前に、基板20に
対してブラスト処理や薬品処理などを施してその表面に
凹凸を形成してもよい。また、前記シール層22、23
の基板20に対する密着性を向上するため、シール層2
2、23をプリントする前に基板20の両面にプライマ
ーを塗布してもよい。
【0019】シール層22、23を形成するためのプリ
ント技術としては、凸版印刷、平版印刷、凹版印刷、ス
クリーン印刷、植毛印刷、磁気印刷、ホットスタンピン
グなどによる印刷技術や、ディスペンサーによる材料塗
布技術を採用することが可能である。また、シール層2
2、23の素材としては、フッ素ゴム、NBRゴム、S
BRゴム、シリコンゴムなどの合成ゴム材料や、エポキ
シ系樹脂、シリコン系樹脂、フェノール系樹脂、ウレタ
ン系樹脂、ポリイミド系樹脂、塩化ビニル系樹脂、アク
リル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ABS系樹脂、PT
FE(四フッ化エチレン)系樹脂などの合成樹脂材料
や、紫外線硬化型の合成樹脂材料や、これら合成ゴム材
料や合成樹脂材料にアルミニウム合金、銅、真鍮、ステ
ンレス等の金属粉末、ガラス粉末やガラス繊維、セラミ
ック粉末やセラミック繊維、二硫化モリブデン粉末等を
混入した複合材料を用いることが可能である。
【0020】次に、前記シール構造の作用について説明
する。セパレートプレート7、8にはセパレートプレー
ト6と同様にシール層22、23が形成されており、コ
ントロールバルブユニット1は、4つのバルブボディ2
〜5間にセパレートプレート6〜8を夫々装着した状態
で図示外のボルトでこれらを締結して組み立てることに
なる。このように、セパレートプレート6〜8にシール
層22、23を一体的に形成してあるので、コントロー
ルバルブユニット1の組立作業が大幅に簡単になる。前
記シール層22、23はプリントにより形成してあるの
で、複雑なパターンでも容易に形成することが出来る。
このため、シール層22、23が油溝10や溝部12内
に露出しないように設定することが可能となり、シール
層22、23と作動油との接触面積を極力小さくしてシ
ール層22、23の劣化を防止出来る。
【0021】また、第1シール層22に対して第2シー
ル層23を重ねて設けることで、シール部21の幅を極
力狭くしつつ、シール性能に大きく寄与する第2シール
層23のシール幅を十分に確保できる。つまり、シール
性能を十分に確保しつつ、合わせ面のうちの幅の狭い部
分に対しても容易にシール部21を形成することが可能
となる。しかも、硬質の第1シール層22がバルブボデ
ィ2〜5とセパレートプレート6〜8の合わせ面間の距
離を確保するためのスットパーとして機能するので、第
2シール層23の異常変形による剥離等が確実に防止さ
れることになる。更に、第1シール層22と第2シール
層23とは同種の素材で構成できるので、両者の結合強
度を容易に高めることが可能となる。また、印刷原盤を
交換するという簡単な操作で、異なるパターンのシール
層22、23を基板20の表面に形成することが可能と
なり、コントロールバルブユニット1の設計変更などに
容易に対応することが出来る。
【0022】次に、シール部21及びシール構造の構成
を部分的に変更した他の実施例について説明する。 (1) 図8に示すシール部21Aのように、第1シー
ル層22Aの外面全体を第2シール層23Aで覆うよう
に、両シール層22A、23Aをプリントしてもよい。
この場合には、第1シール層22Aに対する第2シール
層23Aの結合面積を極力大きくして、両者の結合強度
を大幅に向上できる。また、第1シール層の幅を極力大
きく設定してシール性を向上しつつ、シール部21Aの
幅を極力小さくして、幅の狭い領域内でも容易にシール
部23Aを形成することが可能となる。
【0023】(2) 図9に示すシール部21Bのよう
に、第1シール層22Bの幅方向の途中部に、略全長に
亙って延びる溝部25を形成し、この溝部25を埋める
ように第2シール層23Bを形成してもよい。この場合
には、溝部25に充填された第2シール層23Bの部分
が、アンカーとして機能することで、第1シール層22
Bに対する第2シール層23Bの取付け強度を大幅に改
善できる。 (3) 図10に示すシール部21Cのように、2本の
第1シール層22Cを僅かな隙間をあけて平行配置し、
2本の第1シール層22C間に形成される溝部26に、
第2シール層23Cを充填状に設けてもよい。
【0024】(4) 図11に示すシール構造のよう
に、バルブボディ2、3に溝部27を形成し、このシー
ル溝27に嵌合するようにシール部21を形成してもよ
い。この場合には、シール溝27の深さ以上にシール部
21が変形することはないので、シール部21の異常変
形を確実に防止することが可能となる。尚、シール溝2
7に代えて、図12に示すようなシール溝28を形成し
てもよい。また、シール部21に代えて、シール部21
A〜21Cを形成してもよい。
【0025】 尚、シール部21、21A〜21Cとし
て、第1シール層22、22A〜22Cと第2シール層
23、23A〜23Cからなる2層構造のものを用いた
が、2層以上の多層構造となすことも可能である。ま
た、2層以上の多層構造とする場合には、セパレートプ
レート6〜8側ほど硬質になるように、各シール層の素
材を設定することが好ましい。
【0026】
【発明の効果】本発明に係るシール構造によれば、ガス
ケット等を別途設けることなく、自動 変速機のコントロ
ールバルブユニットのセパレートプレートとバルブボデ
ィ間をシールすることが可能となり、コントロールバル
ブユニットの部品点数を少なくして製作コストを低減で
き且つ組立性を向上できるとともに、設計変更等にも容
易に対応することが可能となる。また、シール性能を十
分に確保しつつシール部全体の幅を狭くして、合わせ面
の幅の狭い部分に対しても容易にシール部を形成でき
る。しかも、プリントにより両シール層を形成してある
ので、複雑なパターンのシール部でも容易に形成するこ
とが可能となる。更に、第1シール層が両部材の合わせ
面間の距離を確保するためのスットパーとして機能する
ので、第1シール層により第2シール層の異常変形をで
きる。更にまた、第1シール層と第2シール層とは同種
の素材の結合となるので、両者の結合強度を容易に高め
ることが可能となる。
【0027】請求項2記載のように構成すると、第1シ
ール層に対する第2シール層の結合強度を極力高めて、
第2シール層の剥離を一層効果的に防止できる。また、
シール性能に大きく寄与する第2シール層のシール幅を
十分に確保しつつ、シール部全体の幅を極力狭く構成で
きる。請求項3記載のように構成すると、第1シール層
の溝部を埋めるように設けた第2シール層の部分がアン
カーとして作用するので、第2シール層の横方向への荷
重に対する取付強度が大幅し向上する。
【0028】 請求項5記載のように構成すると、シール
溝の深さや幅によりシール部の最大変形量が決まるの
で、シール部の異常変形が確実に防止されることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コントロールバルブユニットの分解斜視図
【図2】 コントロールバルブユニット要部の横断面図
【図3】 セパレートプレート要部の横断面図
【図4】 フロントバルブボディ要部のセパレートプレ
ート側の端面図
【図5】 セパレートプレートのフロントバルブボディ
側の面に形成されるシール部の説明図
【図6】 プリメインバルブボディ要部のセパレートプ
レート側の端面図
【図7】 セパレートプレートのプリメインバルブボデ
ィ側の面に形成されるシール部の説明図
【図8】 他の構成のシール部の横断面図
【図9】 他の構成のシール部の横断面図
【図10】 他の構成のシール部の横断図
【図11】 他の構成のシール構造の要部横断面図
【図12】 他の構成のシール構造の要部横断面図
【図13】 従来の技術に係るシール構造の要部横断面
【符号の説明】
1 コントロールバルブユニット 2 フロ
ントバルブボディ 2a 合わせ面 3 プリ
メインバルブボディ 3a 合わせ面 4 メイ
ンバルブボディ 5 リヤバルブボディ 6 セパ
レートプレート 7 セパレートプレート 8 セパ
レートプレート 10 油溝 11 チェ
ックボール 12 溝部 13 油孔 20 基板 21 シー
ル部 22 第1シール層 23 第2
シール層 21A シール部 22A 第1
シール層 23A 第2シール層 21B シール部 22B 第1
シール層 23B 第2シール層 25 溝部 21C シール部 22C 第1
シール層 23C 第2シール層 26 溝部 27 シール溝 28 シー
ル溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−180342(JP,A) 特開 平5−147113(JP,A) 特開 昭60−129469(JP,A) 実開 平3−87851(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16J 15/10 F16H 63/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動変速機のコントロールバルブユニッ
    トのセパレートプレートと、セパレートプレートで仕切
    られるバルブボディ間を油密状にシールするシール構造
    であって、 前記セパレートプレートとバルブボディの合わせ面の少
    なくとも一方に、第1シール層をプリントにて形成する
    とともに、第1シール層よりも軟質な素材からなり、第
    1シール層の上側に少なくとも一部を重ね、第1シール
    層よりもプリント高さを高くした第2シール層を第1シ
    ール層に沿ってプリントにて形成し、両シール層よりな
    るシール部でセパレートプレートとバルブボディ間を
    密状にシールしたシール構造。
  2. 【請求項2】 第1シール層の外面全体を覆うように第
    2シール層を形成した請求項1記載のシール構造。
  3. 【請求項3】 第1シール層の幅方向の途中部に溝部を
    形成し、この溝部を埋めるように第2シール層を形成し
    た請求項1又は2記載のシール構造。
  4. 【請求項4】 JIS K 6253で規定されるタイ
    プAデュロメータ硬さにおいて、第1シール層の硬さを
    100以上に設定し、第2シール層の硬さを100未満
    に設定した請求項1〜3のいずれか1項記載のシール構
    造。
  5. 【請求項5】 セパレートプレートとバルブボディの合
    わせ面の一方にシール部を形成し、他方にシール部に外
    嵌して密着するシール溝をシール部に対応させて形成し
    た請求項1〜4のいずれか1項記載のシール構造。
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