JP3116334B2 - 熱処理装置 - Google Patents

熱処理装置

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JP3116334B2
JP3116334B2 JP17749191A JP17749191A JP3116334B2 JP 3116334 B2 JP3116334 B2 JP 3116334B2 JP 17749191 A JP17749191 A JP 17749191A JP 17749191 A JP17749191 A JP 17749191A JP 3116334 B2 JP3116334 B2 JP 3116334B2
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duct
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一郎 松村
崇 石本
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Daido Steel Co Ltd
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  • Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱処理装置に関する。金
属材料やセラミックス材料等の被処理材を空気や窒素ガ
ス等の加熱気体又は冷却気体で加熱又は冷却するのに各
種の熱処理装置が利用されている。本発明はかかる熱処
理装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、前記のような被処理材の熱処理装
置として、処理室の一方側に給気ダクトが、また他方側
に排気ダクトが接続されており、該給気ダクト及び該排
気ダクトのいずれか一方にファンが介装されて成るもの
が使用されている。この従来装置は、処理室に収納した
被処理材を、ファンを回転することにより、給気ダクト
→処理室→被処理材→排気ダクトの経路で加熱気体又は
冷却気体を流して加熱又は冷却するというものである。
ところが、この従来装置には、処理室に一方向からのみ
加熱気体又は冷却気体を流すため、被処理材を均一加熱
又は均一冷却できないという基本的欠点がある。
【0003】また従来、前記のような被処理材の熱処理
装置として、処理室に2系統の給排気ダクトが接続され
ており、該2系統の給排気ダクトにはそれぞれ切替ダン
パが着装されていて、該2系統の給排気ダクトの集合部
にファンが介装されて成るものが使用されている。この
従来装置は、処理室に収納した被処理材を、ファンを回
転し、併せて切替ダンパを開閉操作することにより、一
方の給排気ダクト→処理室→被処理材→他方の給排気ダ
クトの経路で加熱気体又は冷却気体を流し、また他方の
給排気ダクト→処理室→被処理材→一方の給排気ダクト
の経路で加熱気体又は冷却気体を流して加熱又は冷却す
るというものである。ところが、この従来装置には、処
理室に可逆の2方向から加熱気体又は冷却気体を流すた
め、一方向からのみ加熱気体又は冷却気体を流す前記の
ような従来装置に比べれば、被処理材を均一加熱又は均
一冷却できるという利点がある反面、装置が複雑化及び
大型化し、非経済的であるという欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来装置では、被処理材を均一加熱若しく
は均一冷却できないか、又は装置が複雑化及び大型化
し、非経済的である点である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する本
発明は、切替ダンパと、該切替ダンパに直線上で相対し
て接続された給気ダクト及び排気ダクトと、該切替ダン
パに該給気ダクト及び該排気ダクトと同一平面上にてこ
れらと直交する直線上で相対して接続された第1給排気
ダクト及び第2給排気ダクトと、該給気ダクト及び該排
気ダクトのいずれか一方に装備されたファンと、該第1
給排気ダクトに一方側が接続され且つ該第2給排気ダク
トに他方側が接続された処理室とを備え、切替ダンパの
切替操作により、加熱気体又は冷却気体を、給気ダク
ト、切替ダンパ、第1給排気ダクト、処理室、第2給排
気ダクト、切替ダンパ及び排気ダクトの経路で流し、ま
た給気ダクト、切替ダンパ、第2給排気ダクト、処理
室、第1給排気ダクト、切替ダンパ及び排気ダクトの経
路で流すようにして成ることを特徴とする熱処理装置に
係る。
【0006】本発明に係る熱処理装置は、切替ダンパ
と、給気ダクト及び排気ダクトと、第1給排気ダクト及
び第2給排気ダクトと、ファンと、処理室とを備えてい
る。給気ダクト及び排気ダクトは、切替ダンパに直線上
で相対して接続されている。第1給排気ダクト及び第2
給排気ダクトは、前記切替ダンパに、前記給気ダクト及
び前記排気ダクトと同一平面上にてこれらと直交する直
線上で相対して接続されている。ファンは前記給気ダク
ト及び前記排気ダクトのいずれか一方に装備されてい
る。処理室は、その一方側が前記第1給排気ダクトに接
続され、その他方側が前記第2給排気ダクトに接続され
ている。
【0007】
【作用】同一平面上にて、直線上の給気ダクト及び排気
ダクトと、他の直線上の第1給排気ダクト及び第2給排
気ダクトとが直交し、その直交部にこれらに共通の切替
ダンパが介装されていて、切替ダンパの旋回による切替
操作により、給気ダクトと第1給排気ダクトとを連通さ
せると共に排気ダクトと第2給排気ダクトを連通させ、
また給気ダクトと第2給排気ダクトとを連通させると共
に排気ダクトと第1給排気ダクトとを連通させるように
なっている。切替ダンパを旋回して、給気ダクトと第1
給排気ダクトとを連通させると共に排気ダクトと第2給
排気ダクトとを連通させた状態とし、この状態でファン
を回転させると、加熱気体又は冷却気体は、給気ダクト
→切替ダンパ→第1給排気ダクト→処理室→第2給排気
ダクト→切替ダンパ→排気ダクトの経路で流れる。また
切替ダンパを90度旋回して、給気ダクトと第2給排気
ダクトとを連通させると共に排気ダクトと第1給排気ダ
クトとを連通させた状態とし、この状態でファンを回転
させると、加熱気体又は冷却気体は、給気ダクト→切替
ダンパ→第2給排気ダクト→処理室→第1給排気ダクト
→切替ダンパ→排気ダクトの経路で流れる。
【0008】したがって本発明によると、処理室に可逆
の2方向から加熱気体又は冷却気体を流すことができる
ため、該処理室に収納されている被処理材を均一加熱又
は均一冷却できる。しかもこれを一つのファンを一定回
転させ、一つの切替ダンパを切替操作するだけで実現で
きるため、装置を簡素化及び小型化することができ、経
済的である。
【0009】本発明において、給気ダクトの給気側部と
排気ダクトの排気側部とを加熱器又は冷却器を介して接
続すると、加熱気体又は冷却気体を循環再使用すること
ができる。また切替ダンパとして、2枚の支持板の間に
複数の案内板が所定間隔で並設されており、これらのう
ちで中央の案内板は扁平状に、また上半分の案内板はそ
れらの両側部が上側へ湾曲状に、更に下半分の案内板は
それらの両側部が下側へ湾曲状にそれぞれなっていて、
これらの案内板の両縁が全体として同一円筒側周面上に
位置するように形成されたものを用いると、これらの案
内板で加熱気体又は冷却気体が一次整流されるため、被
処理材をより以上に均一加熱又は均一冷却できる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例を略示する平面図
(一部断面図)、図2は図1の切替ダンパを略示する拡
大正面図、図3は図2のB−B線断面図である。図示し
た熱処理装置は、切替ダンパ51と、給気ダクト41及
び排気ダクト42と、第1給排気ダクト31及び第2給
排気ダクト32と、ファン61と、処理室11と、整流
板21,22と、バイパスダクトと、冷却器71とを備
えている。給気ダクト41及び排気ダクト42は、切替
ダンパ51に直線上で相対して接続されている。第1給
排気ダクト31及び第2給排気ダクト32は、切替ダン
パ51に、給気ダクト41及び排気ダクト42と同一平
面上にてこれらと直交する直線上で相対して接続されて
いる。ファン61は給気ダクト41に装備されている。
処理室11は、その一方側が第1給排気ダクト31に接
続され、その他方側が第2給排気ダクト32に接続され
ている。整流板21は第1給排気ダクト31と処理室1
1との接続部に介装されており、整流板22は第2給排
気ダクト32と処理室11との接続部に介装されてい
る。バイパスダクトは給気ダクト41の給気側部と排気
ダクト42の排気側部との間に渡されており、冷却器7
1はこのバイパスダクトに装備されている。
【0011】同一平面上にて、直線上の給気ダクト41
及び排気ダクト42と、他の直線上の第1給排気ダクト
31及び第2給排気ダクト32とが直交し、その直交部
にこれらに共通の切替ダンパ51が介装されていて、切
替ダンパ51の旋回による切替操作により、給気ダクト
41と第1給排気ダクト31とを連通させると共に排気
ダクト42と第2給排気ダクト32を連通させ、また給
気ダクト41と第2給排気ダクト32とを連通させると
共に排気ダクト42と第1給排気ダクト31とを連通さ
せるようになっている。
【0012】切替ダンパ51は次のように構成されてい
る。すなわち、外側に突出した円弧面からなる2枚の支
持板81,82の間に複数の案内板91〜97が所定間
隔で並設されており、これらのうちで仕切板を兼ねる中
央の案内板91は扁平状に、また上半分の案内板92〜
94はそれらの両側部が上側へ湾曲状に、更に下半分の
案内板95〜97はそれらの両側部が下側へ湾曲状にそ
れぞれなっていて、これらの案内板91〜97の両縁が
支持板81の円周端と支持板82の円周端とを結ぶ同一
円筒側周面上に位置するように形成されている。
【0013】図1では、切替ダンパ51を旋回して、案
内板91の両縁を給気ダクト41と第2給排気ダクト3
2との接続部及び排気ダクト42と第1給排気ダクト3
1との接続部に接合させた状態を示しており、この状態
で冷却気体は、実線矢印で示すように、バイパスダクト
の冷却器71→給気ダクト41→切替ダンパ51→第1
給排気ダクト31→整流板21→処理室11(処理室1
1に収納された被処理材A)→整流板22→第2給排気
ダクト32→切替ダンパ51→排気ダクト42→バイパ
スダクトの冷却器71の経路で循環している。図1にお
いて、切替ダンパ51を左回転で90度旋回させると、
案内板91の両縁は給気ダクト41と第1給排気ダクト
31との接合部及び排気ダクト42と第2給排気ダクト
32との接合部に接合し、この場合に冷却気体は、バイ
パスダクトの冷却器71→給気ダクト41→切替ダンパ
51→第2給排気ダクト32→整流板22→処理室11
(処理室11に収納された被処理材A)→整流板21→
第1給排気ダクト31→切替ダンパ51→排気ダクト4
2→バイパスダクトの冷却器71の経路で循環する。
【0014】
【発明の効果】既に明らかなように、以上説明した本発
明には、被処理材を均一加熱又は均一冷却することがで
き、また装置を簡素化及び小型化して経済的にすること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を略示する平面図(一部断面
図)。
【図2】図1の切替ダンパを略示する拡大正面図。
【図3】図2のB−B線断面図。
【符号の説明】
11・・・処理室、31・・・第1給排気ダクト、32
・・・第2給排気ダクト、41・・・給気ダクト、42
・・・排気ダクト、51・・・切替ダンパ、61・・・
ファン、71・・・冷却器、81,82・・・支持板、
91〜97・・・案内板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F27D 7/04 F23L 13/00 F24F 5/00 F24F 13/02 F24F 13/10 F25D 17/08 301 F27D 9/00 G01N 25/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切替ダンパと、該切替ダンパに直線上で
    相対して接続された給気ダクト及び排気ダクトと、該切
    替ダンパに該給気ダクト及び該排気ダクトと同一平面上
    にてこれらと直交する直線上で相対して接続された第1
    給排気ダクト及び第2給排気ダクトと、該給気ダクト及
    び該排気ダクトのいずれか一方に装備されたファンと、
    該第1給排気ダクトに一方側が接続され且つ該第2給排
    気ダクトに他方側が接続された処理室とを備え、切替ダ
    ンパの切替操作により、加熱気体又は冷却気体を、給気
    ダクト、切替ダンパ、第1給排気ダクト、処理室、第2
    給排気ダクト、切替ダンパ及び排気ダクトの経路で流
    し、また給気ダクト、切替ダンパ、第2給排気ダクト、
    処理室、第1給排気ダクト、切替ダンパ及び排気ダクト
    の経路で流すようにして成ることを特徴とする熱処理装
    置。
  2. 【請求項2】 給気ダクトの給気側部と排気ダクトの排
    気側部とが加熱器又は冷却器を介して接続された請求項
    1記載の熱処理装置。
  3. 【請求項3】 切替ダンパが、2枚の支持板の間に複数
    の案内板が所定間隔で並設されており、これらのうちで
    中央の案内板は扁平状に、また上半分の案内板はそれら
    の両側部が上側へ湾曲状に、更に下半分の案内板はそれ
    らの両側部が下側へ湾曲状にそれぞれなっていて、これ
    らの案内板の両縁が全体として同一円筒側周面上に位置
    するように形成されたものである請求項1又は2記載の
    熱処理装置。
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WO2005001360A1 (ja) * 2003-06-27 2005-01-06 Ishikawajima-Harima Heavy Industries Co. Ltd. ガス冷却式真空熱処理炉およびその冷却ガス方向切替え装置
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