JP3115284U - 防犯ベル収納ポケットを有する腕章 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】両端を接続して環状となした腕章1にポケット2が設けられた、防犯ベル収納ポケットを有する腕章を提供する。このポケット2は、本体部aに設けられた引き紐cを引くことによって警告音を発する防犯ベルmを収納する収納部3と、引き紐挿通口4とを備える。上記の引き紐挿通口4は、防犯ベルmの引き紐cを通すが、防犯ベルmの本体部aを通さない大きさを有するものであり、上記収納部3に収納された防犯ベルmの本体部aに接続された引き紐cの先端部分が引き紐挿通口4から外部に引き出される。
【選択図】図4
Description
例えば、このような防犯ベルとして、図5(A)へ示すものが見られる。これは、衣服のポケットやハンドバッグなどに収納可能な大きさのベル本体aと、当該本体aに差し込まれピンbと、ピンbに設けられた引き紐とを備えたものである。このベル本体aには、電気にて作動するベル装置と、当該ベル装置の作動に必要な電源となる電池と、スイッチとを内蔵したものであり、当該スイッチには、上記ピンbが係止されており、このピンbが外されることにより、ベル装置の回路が、電池へ電気的に接続されて作動する。
従って、緊急時、懐中やハンドバッグから、当該ベルを取り出し、図5(B)へ示す通り、引き紐cを引張って、ピンbをベル本体aより引き抜いて、ベルを鳴らすことができる。
しかし、いちいち、ポケットや、ハンドバッグに手を入れて、ベルを取り出し、その引き紐を引張ってピンを外していたのでは、緊急時に間に合わない。
一方、常時携帯するためには、衣服のポケットに入れて持ち歩くしかないというのが、当業者間において、支配的な考えであった。
このように、衣服のポケットを利用する場合、ポケットから引き紐だけ外に出して、ポケットに手を入れずとも、引き紐に、指を掛けることは可能かも知れない。
この点について、一般にポケットは、衣服の内外を問わず(内ポケットか、衣服表面に設けられたポケットを問わず)、衣服の胴体部分に設けられており、このようなポケットにベルを収納することによって、その衣服を着用する者の、胴体にベルが固定されることなる。従って、例えば左胸ポケットに収納されたベルの引き紐を引くためには、右手を当該ポケットに伸ばして引き紐を指に掛ける動作に頼ることとなり、当該右手の動きの素早さに危険回避の全てが託されることになるのである。
その結果、本願考案者は、特許文献1へ示すような腕章を利用することを考えた。このような従来の腕章は、腕章をつける者の役割や身分が明確に表示できることに主眼が注がれており、それ以外の機能を持たせる点については、着目する者はなかったのである。
即ち、上記のポケット2は、収納部3と、この収納部3から延設された蓋部とを備え、この蓋部は収納部に防犯ベルを出し入れする開口部を塞ぐものであり、蓋部に着脱可能な係止具が設けられることにより開口部を塞いだ状態に固定できるものである。上記の蓋部を固定した状態で、係止具と開口部との間の隙間が上記の引き紐挿通口とされたものである。
即ち、この腕章1は両端を有するものであり、この両端を着脱可能に接続にする接続部材が設けられると共に、この腕章は着用者の腕に巻くことができる長さを備えることにより腕章として腕に着用できるものであると共に、腕以外の物品に巻き付けて装着できるものである。
即ち、接続部材が腕章1の一端側に設けられた係止用テープと腕章1の他端側に設けられた挿通部とを備え、この係止用テープは、その基端側が腕章に固定され先端側が挿通部に通して折り返すことができるものであり、係止用テープの基端側と先端側とに起毛面ファスナが設けられることにより、係止用テープを挿通部に通して折り返した状態で起毛面ファスナ同士を係合させることによって、腕章1を環状となすことができる。
また、上記の引き紐挿通口は、防犯ベルの引き紐を通すが、防犯ベルの本体部を通さない大きさを有するものであり、上記収納部に収納された防犯ベルの本体部に接続された引き紐の先端部分が引き紐挿通口から外部に引き出されるものであるため、常時引き紐を確実にポケットの外に出しておけ、また、引き紐を引張った際、ベルの本体部(ポケット)を押さえていなくても、本体部がポケットから飛び出すといった事態を防ぐことができる。
特に、このような腕章を腕に着けることによって、目に付き、痴漢や暴漢などを牽制することができ、危険や犯罪行為を未然に防止することができる。
また、本願第4の考案にあっては、反射材を設けることによって、腕章としての視認性を高めている。
特に、暗い場所では、交通事故も置きやすく、また痴漢や強盗も出没しやすいので、この腕章を利用することで、上記の視認性向上による交通事故の防止と、痴漢・強盗の防止とを、一挙に図ることができる。
更に、本願第5の考案では、起毛面ファスナを用いると共に、簡単且つ確実な、腕章の装着を可能とした。また、腕の大きさに合わせた長さの調整も容易に行える。
特に、このように、起毛面ファスナを用いて腕に固定するものであるため、従来の腕章のように、安全ピンを用いる必要がなく、服に穴を開けなくて済む。また、安全ピンを用いた場合、間違って指を差すことがあるが、上記の通り起毛面ファスナで固定し、安全ピンを不要とすることで、そのような危険がなくなった。また、小学生などの幼い子供でも、簡単に腕を通して、自分の腕にあったサイズに調整することができ、一人で適切に装着することができる。
図1〜図4を用いて、本願考案の一実施の形態を説明する。図1は、本願考案に係る腕章の展開状態を示す斜視図である。図2及び図3は、図1に示す腕章を巻いて、携帯用の防犯ベルを収納する状態を示す斜視図である。図4は、図1に示す腕章の使用状態を示す斜視図である。
各図において、説明の便宜上、Uは上方を、Sは下方を、夫々示している。
以下、各部の構成について、詳しく説明する。
この実施の形態では、起毛面ファスナ62(62a,62b)は、連続した1本のものであるので、当該ファスナとして、起毛面は、フックとループの双方を備えるものを採用する。但し、係止用テープ60の基端側60aに設けられる起毛面ファスナ62aと先端側60bに設けられる起毛面ファスナ62bとを別々のファスナで構成する場合は、何れか一方のファスナをフックのみ備えるものとし、何れか他方のファスナをループのみ備えるものとしても実施可能である。
また、上記の通り、この腕章は着用者の腕に巻くことができる長さを備えることにより腕章として腕に着用できるものであると共に、例えば、このような腕に巻くことが可能な長さを備えることと、帯状の腕章1の両端を接続して環状にすることができることとにより、自転車やバイクのハンドルなど、腕以外の物品にも簡単に巻き付けて装着できる。
2 ポケット
3 収納部
4 引き紐挿通口
Claims (5)
- 両端を接続して環状となした腕章にポケットが設けられ、
このポケットは、本体部に設けられた引き紐を引くことによって警告音を発する防犯ベルを収納する収納部と、引き紐挿通口とを備えたものであり、
引き紐挿通口は、防犯ベルの引き紐を通すが、防犯ベルの本体部を通さない大きさを有するものであり、収納部に収納された防犯ベルの本体部に接続された引き紐の先端部分が引き紐挿通口から外部に引き出されるものであることを特徴とする防犯ベル収納ポケットを有する腕章。 - ポケットは、収納部と、この収納部から延設された蓋部とを備え、この蓋部は収納部に防犯ベルを出し入れする開口部を塞ぐものであり、蓋部に着脱可能な係止具が設けられることにより開口部を塞いだ状態に固定できるものであり、蓋部を固定した状態で、係止具と開口部との間の隙間が上記の引き紐挿通口とされたものであることを特徴とする請求項1記載の防犯ベル収納ポケットを有する腕章。
- 腕章は両端を有するものであり、この両端を着脱可能に接続にする接続部材が設けられると共に、この腕章は着用者の腕に巻くことができる長さを備えることにより腕章として腕に着用できるものであると共に、腕以外の物品に巻き付けて装着できるものであることを特徴とする請求項2記載の防犯ベル収納ポケットを有する腕章。
- 腕章に反射材が設けられたものであり、接続部材が起毛面ファスナによって着脱可能に接続するものであることを特徴とする請求項3記載の防犯ベル収納ポケットを有する腕章。
- 接続部材が腕章の一端側に設けられた係止用テープと腕章の他端側に設けられた挿通部とを備え、この係止用テープは、その基端側が腕章に固定され先端側が挿通部に通して折り返すことができるものであり、係止用テープの基端側と先端側とに起毛面ファスナが設けられることにより、係止用テープを挿通部に通して折り返した状態で起毛面ファスナ同士を係合させることによって、腕章を環状となすことができることを特徴とする請求項3又は4に記載の防犯ベル収納ポケットを有する腕章。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005005881U JP3115284U (ja) | 2005-07-25 | 2005-07-25 | 防犯ベル収納ポケットを有する腕章 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005005881U JP3115284U (ja) | 2005-07-25 | 2005-07-25 | 防犯ベル収納ポケットを有する腕章 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3115284U true JP3115284U (ja) | 2005-11-04 |
Family
ID=43277546
Family Applications (1)
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JP2005005881U Expired - Lifetime JP3115284U (ja) | 2005-07-25 | 2005-07-25 | 防犯ベル収納ポケットを有する腕章 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP3115284U (ja) |
-
2005
- 2005-07-25 JP JP2005005881U patent/JP3115284U/ja not_active Expired - Lifetime
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