JP3114423U - スリーブ付きドライバー - Google Patents

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剛 中嶋
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株式会社ナック
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Abstract

【課題】 小径のねじを締め又は緩める作業の能率を著しく向上可能なスリーブ付きドライバーを提供する。
【解決手段】 ビットにより締めるべきねじ又は緩めたねじを保持可能な構成を有するドライバーについて、ビット部14を先端に有するドライバーシャフト15の外側にスリーブパイプ17を嵌挿するとともに、ビット部14を覆う前進位置とビット部14を露出させる後退位置との間にてシャフト軸方向へスライド可能に設け、スリーブパイプ17は付勢手段19により前進方向へ付勢する。
【選択図】 図3

Description

本考案はビットにより締め又は緩めるべきねじを保持可能な構成を有するスリーブ付きドライバーに関するものである。
小径の止めねじをドライバーを使用して雌ねじにねじ入れる場合、小さいためにねじ穴に対して真っ直ぐにねじ入れることが困難である、という問題がある。小さいために止めねじの軸方向をはっきりと見きわめにくいとか、向きを一定に保っているかどうかが分かりにくいという事情による問題と考えられる。またマイナスドライバーを使用する場合には、ドライバー先端が止めねじのマイナス溝から滑って外れたり、最終段階で力を込めて締めるとマイナス溝が割れて破損しやすいという欠点もある。
ねじを保持可能な先行技術には、例えば、実用新案登録第3086077号の考案があり、同考案はボルトのヘッド及び座金に密着して保持する、収容空間を有するアタッチメントをスリーブの先端に一体に形成し、ねじ又はボルトを保持した状態で着脱作業を行えるものである。しかし、ヘッド及び座金を有するねじ又はボルトについては有効であるとしても、ヘッドも座金を持っていない小径の止めねじに対して有効であるということはできない。
実用新案登録第3086077号
本考案は前記の点に着目してなされたもので、その課題は、小径のねじを締め又は緩める作業の能率を著しく向上可能なスリーブ付きドライバーを提供することである。
前記の課題を解決するため本考案は、ビットにより締めるべきねじ又は緩めたねじを保持可能な構成を有するスリーブ付きドライバーについて、ビット部を先端に有するドライバーシャフトをドライバー本体の先端部に回転しないように取り付け、ドライバーシャフトの外側にスリーブパイプを嵌挿するとともに、ビット部を覆う前進位置とビット部を露出させる後退位置との間にてシャフト軸方向へスライド可能に設け、スリーブパイプは付勢手段により前進方向へ付勢されるようにするという手段を講じたものである。
したがって本考案の対象となる上記のねじとは、小径のねじであり、またいわゆるねじ頭(ヘッド)や座金を持っていない小径のねじのことである。このような小径のねじは、雄ねじを適当な長さに切断した円筒形の外観を有し、切断端部にドライバー用のマイナス型の溝を形成したものとなる。またマイナス型以外の溝を形成することも可能と考えられる。円筒形の外観と、端部にマイナス型、プラス型、六角型、ヘキサロビュラ型などの溝を持つ、小径のねじを保持するために、ドライバーシャフトの外側にスリーブパイプを嵌挿するとともに、シャフト軸方向にスライド可能に設ける。
このように構成されているドライバーシャフトとスリーブパイプは、スリーブパイプを前進位置へスライドさせることにより、ドライバーシャフト先端に有するビット部を覆うことができ、また後退位置へスライドさせることによりビット部を露出させることができる。スリーブパイプを前進位置にスライドさせて、ビット部を覆ったときには、円筒型の小径のねじは、スリーブパイプの先端の円筒型の空間に収まり、かつその状態でビット部が小径のねじ溝と契合する。また、ドライバーシャフトの回転により小径のねじをねじ込むにつれてねじは螺進するので、スリーブパイプからは露出した状態となる(図2A、B参照)。
スリーブパイプが、ドライバーシャフトに対して相対的にシャフト軸方向へスライド可能に設けられている場合、スリーブパイプを付勢手段により前進方向へ付勢することは、スリーブパイプが後退方向へスライドするときには付勢手段が蓄圧されるということである。蓄圧された付勢手段はスリーブパイプを原位置へ戻す力となる。スリーブパイプが原位置に復帰すると、その内側に、小径の止めねじを収める円筒型の空間が形成されることになる。
ドライバー本体の先端部に装着するキャップを設け、このキャップは、スリーブパイプのパイプ部を通して抜け止めを係止する小孔を形成し、キャップの装着により付勢手段を蓄圧状態にして、ドライバーシャフトを嵌挿したスリーブパイプをドライバー本体に取り付けられるようにすることができる。この構成により、ドライバーシャフトとスリーブパイプ及び付勢手段の組み付けを、キャップの装着ひとつで行えるようになる。
本考案は上記のように構成されかつ作用するものであるから、小径の止めねじを締め付ける作業の能率を著しく向上可能であり、かつまた締め付けてある止めねじを緩めて外す場合にも同様に止めねじを保持して取り外せるので作業を正確に行うことができ、また紛失も防止できるので好都合である。さらに、端部にマイナス型の溝を持つ小径のねじで
も、ドライバー先端が滑ったり、締め付け力で剥れたりするおそれがない。
以下図示の実施形態を参照して本考案を詳細に説明する。図1は本考案に係るスリーブ付きドライバー10の外観を示すもので、11はドライバー本体、12はその先端部に開口しそこから内部に向かって形成されている空洞部を示す。
図2に、より詳細に示してあるように、空洞部12には、小径の嵌合穴部13が設けてあり、ビット部14を先端に有するドライバーシャフト15の基端部16が嵌合穴部13に圧入されて空洞部12の末端に位置し、回転しないように取り付けられている。ドライバーシャフト15の外側にはスリーブパイプ17が配置され、スリーブパイプ17はドライバーシャフト15に対して、ビット部14を覆う前進位置と(図2A)、ビット部14を露出させる後退位置(図2B)との間にてシャフト軸方向へスライド可能に設けられている。なお、ビット部14は前進位置で部分的に覆われることになるが、覆う度合は任意に設定可能な事項である。
例示したスリーブパイプ17は、基端部に、フランジ状の抜け止め18を有しており、抜け止め18に一端を接しさせ空洞部12の端面に他端を接しさせたコイルスプリングが付勢手段19として、スリーブパイプ17を前進方向へ付勢している。このスリーブパイプ17はキャップ20によりドライバー本体11の先端部に取り付けられている。
キャップ20は、先端に向かって先細状となった縦断面形状を有する中空状の部材であり、先端中央部に、スリーブパイプ17のパイプ部を通して抜け止め18を係止する小孔21を有している。例示したキャップ20は、広がった基部側の端部を部分的に除去して複数個の弾性係合片22を設け、さらにその端部に掛け止め部23を設けて、ドライバー本体11の先端部に設けた掛け止め溝24に係合可能としたものである。
よって、キャップ20ひとつを装着すれば、ドライバーシャフト15、スリーブパイプ17及び付勢手段19を組み付けることができ、逆にキャップ20をひとつ外せば、全部分解される。キャップ20の取り付けのために、図例では係合片22の弾性を利用した構成を採用しているが、これに限られずキャップ20の基端部内側にねじを切りドライバー本体側にねじ込みにより取り付けるなど公知の任意の取り付け方法を適用することもできる。
使用時には、スリーブパイプ17の先端開口から、円筒型の空間25に小径のねじ26を収め、そのマイナス型又はプラス型の溝にビット部14が契合するようにセットする。その状態では、小径のねじ26はスリーブパイプ17の空間25に収まって保持され、収めたまま下を向けたりしても抜け出ないが、この抜け出し防止を保証するために、磁力を併用しても良い。そして小径のねじ26をセットしたスリーブ付きドライバー10を目的の雌ねじ部27のねじ孔28に指向し、ねじ締めを行う。
スリーブパイプ17によって止めねじ26がドライバーと一体となり、ねじ孔28に対して真っ直ぐにねじ込むことが容易になり、小径のねじ26がねじ孔28に入らないと
か、ビット部14が小径のねじ26の溝から外れたりすることがなくなり、作業性が格段に向上する。また最終的に力を込めて締め付けた場合にも、スリーブパイプ17によって小径のねじ26の外形の変形が抑制されるため、折損を防止することができる。さらに小径のねじ26が全部ねじ孔28に入り込んでしまう場合でも、スリーブパイプ17が付勢手段19を圧縮しながら後退して行くため、最後まで、止めねじ26を締め付けることができる。
本考案に係るスリーブ付きドライバーの1例を示す正面図。 使用状態の1例を示す拡大図で、Aは小径のねじをドライバー先端に保持し、ねじ込みを開始した状態、Bは雌ねじ内方までねじ入れた状態を示す断面図。 本考案のものの要部を拡大して示す縦断面図。 ドライバー本体に装着するキャップを示す斜視図。 同上のものの拡大縦断面図。
符号の説明
10 スリーブ付きドライバー
11 ドライバー本体
12 空洞部
13 嵌合穴部
14 ビット部
15 ドライバーシャフト
16 基端部
17 スリーブパイプ
18 抜け止め
19 付勢手段
20 キャップ
21 小孔
22 係合片
23 抜け止め部
24 抜け止め溝
25 空間
26 小径のねじ
27 雌ねじ部
28 ねじ孔

Claims (3)

  1. ビットにより締めるべきねじ又は緩めたねじを保持可能な構成を有するドライバーであって、ビット部を先端に有するドライバーシャフトをドライバー本体の先端部に回転しないように取り付け、ドライバーシャフトの外側にスリーブパイプを嵌挿するとともに、ビット部を覆う前進位置とビット部を露出させる後退位置との間にてシャフト軸方向へスライド可能に設け、スリーブパイプは付勢手段により前進方向へ付勢したことを特徴とするスリーブ付きドライバー。
  2. ドライバー本体の先端部に装着するキャップを設け、このキャップは、スリーブパイプのパイプ部を通して抜け止めを係止する小孔を形成し、キャップの装着により付勢手段を蓄圧状態にして、ドライバーシャフトを嵌挿したスリーブパイプをドライバー本体に取り付けられるようにした請求項1記載のスリーブ付きドライバー。
  3. ねじは、円筒形の外観と、端部にマイナス型又はそれ以外の溝を持つ、小径のねじである請求項1記載のスリーブ付きドライバー。


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