JP3113966B2 - 精密部品搬送用の連鎖型容器 - Google Patents
精密部品搬送用の連鎖型容器Info
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- JP3113966B2 JP3113966B2 JP06225617A JP22561794A JP3113966B2 JP 3113966 B2 JP3113966 B2 JP 3113966B2 JP 06225617 A JP06225617 A JP 06225617A JP 22561794 A JP22561794 A JP 22561794A JP 3113966 B2 JP3113966 B2 JP 3113966B2
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- concave groove
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、集積回路、記憶回路等
の半導体素子や各種の異形部品（例えばコネクタ、スイ
ッチ、発信器）など種々の電子機器もしくは精密機械組
立て用の比較的小型の精密部品等（これらを総称して
「ＩＣチップ」という）個別に保持して自動組立機等に
搬入するに適した精密部品搬送用の連鎖型容器に関す
る。
の半導体素子や各種の異形部品（例えばコネクタ、スイ
ッチ、発信器）など種々の電子機器もしくは精密機械組
立て用の比較的小型の精密部品等（これらを総称して
「ＩＣチップ」という）個別に保持して自動組立機等に
搬入するに適した精密部品搬送用の連鎖型容器に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】近年、電子機器の作動信頼性と組立て能
率とを向上すべく殆どの主要回路部品がチップ化される
傾向にある。そのため、種々の中間加工ラインや最終組
立てライン等へのＩＣチップ供給には、チップ収容用の
凹部を縦横複数列に配置した比較的大型の搬送容器が使
用されている。このような大型容器にあっては、搬送ラ
インの一方の側縁の近傍に並置されるロボットハンド等
により前記加工もしくは組立てラインへのチップ個別移
載が行われるが、搬送ラインの他方の側縁に近い部位の
ＩＣチップを該容器から取り出す際にはロボットハンド
が長い距離を往復せねばならない。これは加工ライン側
における待ち時間を長くするので能率向上にとってマイ
ナスであるばかりでなく、掴み位置を毎回変えねばなら
ないため、万一掴みそこないが起こればチップ破損や加
工ライン混乱を招く虞れがある。そのような弊害を避け
るには、ロボットハンドの位置制御を高精密に行わねば
ならず、制御のためのコストも増大する。
率とを向上すべく殆どの主要回路部品がチップ化される
傾向にある。そのため、種々の中間加工ラインや最終組
立てライン等へのＩＣチップ供給には、チップ収容用の
凹部を縦横複数列に配置した比較的大型の搬送容器が使
用されている。このような大型容器にあっては、搬送ラ
インの一方の側縁の近傍に並置されるロボットハンド等
により前記加工もしくは組立てラインへのチップ個別移
載が行われるが、搬送ラインの他方の側縁に近い部位の
ＩＣチップを該容器から取り出す際にはロボットハンド
が長い距離を往復せねばならない。これは加工ライン側
における待ち時間を長くするので能率向上にとってマイ
ナスであるばかりでなく、掴み位置を毎回変えねばなら
ないため、万一掴みそこないが起こればチップ破損や加
工ライン混乱を招く虞れがある。そのような弊害を避け
るには、ロボットハンドの位置制御を高精密に行わねば
ならず、制御のためのコストも増大する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、コン
パクトで互いに連鎖状に連結可能な単位容器を一体成型
品によって形成して、所望の数だけの単位容器を連鎖状
に連結することによりライン上でのロボットハンドによ
る操作を容易にすると共に、単位容器同士の連結並びに
解除を簡単に行うことができ、しかもラインに供給中に
何らかの大きな外力が加わることがあっても、容器が容
易に外れる事のない確実な連結を達成することのできる
連鎖型容器を提供することを主たる目的とするものであ
る。
パクトで互いに連鎖状に連結可能な単位容器を一体成型
品によって形成して、所望の数だけの単位容器を連鎖状
に連結することによりライン上でのロボットハンドによ
る操作を容易にすると共に、単位容器同士の連結並びに
解除を簡単に行うことができ、しかもラインに供給中に
何らかの大きな外力が加わることがあっても、容器が容
易に外れる事のない確実な連結を達成することのできる
連鎖型容器を提供することを主たる目的とするものであ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為に
本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち、本発
明に係る連鎖型容器にあっては、合成樹脂材による一体
成形品であって、搬送対象物品を収納する容器主体
（２）を含み、容器主体（２）の前端縁並びに後端縁に
は容器相互を屈曲可能に連結するための連結片（５）、
（６）が形成されており、前記一方の連結片（５）は開
口縁部を若干狭くした上向きに開口する略Ｕ字形の凹溝
（５ａ）を備え、該連結片（５）の凹溝（５ａ）が、連
結片の一側部分（５ｂ）を残して有端状に形成されてい
て、他方の連結片（６）には前記凹溝（５ａ）の狭くな
った開口縁部の巾より大径で且つ該凹溝（５ａ）に押し
込み嵌合することの可能な径をもつ横向きの嵌合ピン
（６ａ）が設けられていて、更に連結部に張力が働いた
とき、開口縁部の巾が拡がらないように一側部分（５
ｂ）を設けた構造とした。
本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち、本発
明に係る連鎖型容器にあっては、合成樹脂材による一体
成形品であって、搬送対象物品を収納する容器主体
（２）を含み、容器主体（２）の前端縁並びに後端縁に
は容器相互を屈曲可能に連結するための連結片（５）、
（６）が形成されており、前記一方の連結片（５）は開
口縁部を若干狭くした上向きに開口する略Ｕ字形の凹溝
（５ａ）を備え、該連結片（５）の凹溝（５ａ）が、連
結片の一側部分（５ｂ）を残して有端状に形成されてい
て、他方の連結片（６）には前記凹溝（５ａ）の狭くな
った開口縁部の巾より大径で且つ該凹溝（５ａ）に押し
込み嵌合することの可能な径をもつ横向きの嵌合ピン
（６ａ）が設けられていて、更に連結部に張力が働いた
とき、開口縁部の巾が拡がらないように一側部分（５
ｂ）を設けた構造とした。
【０００５】
【作用】上記のごとく形成された連鎖型容器（Ａ）は、
連結片（５）、（６）による連結手段によって図５並び
に図６に示すように連鎖状に連結し、夫々の容器の物品
収納凹部（１）…にＩＣチップ（Ｂ）を収納して自動組
立ラインに搬入される。この容器同士の連結は、一方の
容器の連結片（６）の嵌合ピン（６ａ）を、他方の容器
の連結片（５）の凹溝（５ａ）に押し込むことによって
簡単に行うことができる。連結された状態では、嵌合ピ
ン（６ａ）が前記凹溝（５ａ）の狭くなった開口縁部の
巾より大径で形成されていて、しかも凹溝（５ａ）の一
側部分（５ｂ）が有端状に形成されているから、容器走
行中に不測の外力が作用しても容器どうしの連結が容易
に分離するようなことはない。また容器を分離するとき
は嵌合ピン（６ａ）を凹溝（５ａ）から弾性力に抗して
上方に引き出すことにより簡単に行うことができるもの
である。
連結片（５）、（６）による連結手段によって図５並び
に図６に示すように連鎖状に連結し、夫々の容器の物品
収納凹部（１）…にＩＣチップ（Ｂ）を収納して自動組
立ラインに搬入される。この容器同士の連結は、一方の
容器の連結片（６）の嵌合ピン（６ａ）を、他方の容器
の連結片（５）の凹溝（５ａ）に押し込むことによって
簡単に行うことができる。連結された状態では、嵌合ピ
ン（６ａ）が前記凹溝（５ａ）の狭くなった開口縁部の
巾より大径で形成されていて、しかも凹溝（５ａ）の一
側部分（５ｂ）が有端状に形成されているから、容器走
行中に不測の外力が作用しても容器どうしの連結が容易
に分離するようなことはない。また容器を分離するとき
は嵌合ピン（６ａ）を凹溝（５ａ）から弾性力に抗して
上方に引き出すことにより簡単に行うことができるもの
である。
【０００６】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図１〜図６は本発明に係る容器（Ａ）の説明のため
の参考例を示すものであって、長方形状のＩＣチップ
（Ｂ）を収納するのに用いられる。この容器（Ａ）はＩ
Ｃチップ（Ｂ）を収納する平面視略四角形の物品収納凹
部（１）を備えた容器主体（２）を含み、合成樹脂材に
よって一体成形されている。樹脂材料として、例えばポ
リアセタール（ＰＯＭ）が好ましい。前記物品収納凹部
（１）はＩＣチップ（Ｂ）が収納された時に収納凹部の
内面とＩＣチップ（Ｂ）との間にロボットハンドの爪が
はまり込むことができる隙間ができるような一回り大き
な寸法で形成されている。尚、本参考例では物品収納凹
部（１）の前後巾が２０ｍｍ、左右巾が３０ｍｍで形成
されている。
る。図１〜図６は本発明に係る容器（Ａ）の説明のため
の参考例を示すものであって、長方形状のＩＣチップ
（Ｂ）を収納するのに用いられる。この容器（Ａ）はＩ
Ｃチップ（Ｂ）を収納する平面視略四角形の物品収納凹
部（１）を備えた容器主体（２）を含み、合成樹脂材に
よって一体成形されている。樹脂材料として、例えばポ
リアセタール（ＰＯＭ）が好ましい。前記物品収納凹部
（１）はＩＣチップ（Ｂ）が収納された時に収納凹部の
内面とＩＣチップ（Ｂ）との間にロボットハンドの爪が
はまり込むことができる隙間ができるような一回り大き
な寸法で形成されている。尚、本参考例では物品収納凹
部（１）の前後巾が２０ｍｍ、左右巾が３０ｍｍで形成
されている。
【０００７】前記容器主体（２）の水平な左右側縁
（３），（３）の少なくとも一方に搬送機構のコマ送り
用係合部（４）…が所定の間隔をあけて形成されてい
る。この参考例では係合部（４）…は穴で形成されてい
るが、突起体でもよい。更に容器主体（２）の前壁面
（９）並びに後壁面（１０）に容器相互を屈曲可能に連
鎖状に連結するための左右１対ずつの連結片（５）、
（６）が水平に延出形成されている。
（３），（３）の少なくとも一方に搬送機構のコマ送り
用係合部（４）…が所定の間隔をあけて形成されてい
る。この参考例では係合部（４）…は穴で形成されてい
るが、突起体でもよい。更に容器主体（２）の前壁面
（９）並びに後壁面（１０）に容器相互を屈曲可能に連
鎖状に連結するための左右１対ずつの連結片（５）、
（６）が水平に延出形成されている。
【０００８】而して、前記一方の連結片（５）は開口縁
部を若干狭くした上向きに開口する略Ｕ字形の凹溝（５
ａ）を備え、他方の連結片（６）には前記凹溝（５ａ）
の狭くなった開口縁部の巾より大径で且つ該凹溝（５
ａ）に押し込み嵌合することの可能な径をもつ横向きの
嵌合ピン（６ａ）が設けられている。従って、一方の容
器の連結片（６）の嵌合ピン（６ａ）を、他方の容器の
連結片（５）の凹溝（５ａ）に狭くなった開口縁部を押
し広げるようにして押し込むことによって、容器相互を
簡単に連鎖状に連結することができる。連結された状態
では、嵌合ピン（６ａ）が前記凹溝（５ａ）の狭くなっ
た開口縁部の巾より大径で形成されているから、容器走
行中に容易に分離するようなことはない。また容器を分
離するときは嵌合ピン（６ａ）を凹溝（５ａ）から弾性
係合力に抗して上方に引き出すことにより簡単に行うこ
とができる。
部を若干狭くした上向きに開口する略Ｕ字形の凹溝（５
ａ）を備え、他方の連結片（６）には前記凹溝（５ａ）
の狭くなった開口縁部の巾より大径で且つ該凹溝（５
ａ）に押し込み嵌合することの可能な径をもつ横向きの
嵌合ピン（６ａ）が設けられている。従って、一方の容
器の連結片（６）の嵌合ピン（６ａ）を、他方の容器の
連結片（５）の凹溝（５ａ）に狭くなった開口縁部を押
し広げるようにして押し込むことによって、容器相互を
簡単に連鎖状に連結することができる。連結された状態
では、嵌合ピン（６ａ）が前記凹溝（５ａ）の狭くなっ
た開口縁部の巾より大径で形成されているから、容器走
行中に容易に分離するようなことはない。また容器を分
離するときは嵌合ピン（６ａ）を凹溝（５ａ）から弾性
係合力に抗して上方に引き出すことにより簡単に行うこ
とができる。
【０００９】更に、本参考例では、前記物品収納凹部
（１）の四隅に、収納されるＩＣチップ（Ｂ）の角部上
端面に係合する水平な係合爪片（７）…が設けられてい
る。この係合爪片（７）…は前記物品収納凹部（１）の
四隅の内、少なくとも一対の対角部分にのみ形成するよ
うにしてもよい。また、この係合爪片（７）…は、容器
主体（２）の底板（８）から平行に立設された弾力性の
ある前後２本の脚板（７ａ）、（７ａ）と、この脚板
（７ａ）、（７ａ）の上端に跨がって形成された上板
（７ｂ）と、該上板（７ｂ）の先端に突出形成された爪
（７ｃ）とによって構成されている。容器主体（２）の
底板（８）には収納されたＩＣチップ（Ｂ）を下方から
押し出すための突き上げ用穴（１１）が開口されてい
る。
（１）の四隅に、収納されるＩＣチップ（Ｂ）の角部上
端面に係合する水平な係合爪片（７）…が設けられてい
る。この係合爪片（７）…は前記物品収納凹部（１）の
四隅の内、少なくとも一対の対角部分にのみ形成するよ
うにしてもよい。また、この係合爪片（７）…は、容器
主体（２）の底板（８）から平行に立設された弾力性の
ある前後２本の脚板（７ａ）、（７ａ）と、この脚板
（７ａ）、（７ａ）の上端に跨がって形成された上板
（７ｂ）と、該上板（７ｂ）の先端に突出形成された爪
（７ｃ）とによって構成されている。容器主体（２）の
底板（８）には収納されたＩＣチップ（Ｂ）を下方から
押し出すための突き上げ用穴（１１）が開口されてい
る。
【００１０】この係合爪（７）…を設けた例では、容器
（Ａ）…を図５に示すように連結片（５）、（６）によ
って連鎖状に連結し、夫々の容器の物品収納凹部（１）
…にＩＣチップ（Ｂ）を収納する時に、係合爪片（７）
…の爪（７ｃ）がＩＣチップ（Ｂ）の角部下端縁に当た
ると、図４の仮想線に示す方向に脚板（７ａ）、（７
ａ）の下端付け根を支点として後方に弾力的に後退傾斜
してＩＣチップ（Ｂ）の通過を許し、爪（７ｃ）がＩＣ
チップ（Ｂ）の上面に抜けると脚板（７ａ）、（７ａ）
が元位置に復元してＩＣチップ（Ｂ）を上方から係合保
持するものである。
（Ａ）…を図５に示すように連結片（５）、（６）によ
って連鎖状に連結し、夫々の容器の物品収納凹部（１）
…にＩＣチップ（Ｂ）を収納する時に、係合爪片（７）
…の爪（７ｃ）がＩＣチップ（Ｂ）の角部下端縁に当た
ると、図４の仮想線に示す方向に脚板（７ａ）、（７
ａ）の下端付け根を支点として後方に弾力的に後退傾斜
してＩＣチップ（Ｂ）の通過を許し、爪（７ｃ）がＩＣ
チップ（Ｂ）の上面に抜けると脚板（７ａ）、（７ａ）
が元位置に復元してＩＣチップ（Ｂ）を上方から係合保
持するものである。
【００１１】従って、係合爪片（７）…の爪（７ｃ）を
形成する上板（７ｂ）が容器主体（２）の底板（８）か
ら平行に立設された前後２枚の脚板（７ａ）、（７ａ）
によって保持されているため、爪（７ｃ）の後退運動量
が脚板（７ａ）、（７ａ）の平行運動によって大きく取
ることができるものでありながら、２枚の脚板（７
ａ）、（７ａ）によって必要な弾性挟持力を保持するこ
とができ、これにより、保持されるＩＣチップの使用有
効サイズに幅を持たせることのできるものである。更
に、ＩＣチップを保持する係合爪片が、物品収納凹部の
対角部分に形成されているから、自動機ラインでのＩＣ
チップの取り出しに際して、ロボットアームの挿入に邪
魔にならず、ＩＣチップの前後左右の何れの側面からで
も挟着させることができて、ロボットアームの操作性が
容易となる。
形成する上板（７ｂ）が容器主体（２）の底板（８）か
ら平行に立設された前後２枚の脚板（７ａ）、（７ａ）
によって保持されているため、爪（７ｃ）の後退運動量
が脚板（７ａ）、（７ａ）の平行運動によって大きく取
ることができるものでありながら、２枚の脚板（７
ａ）、（７ａ）によって必要な弾性挟持力を保持するこ
とができ、これにより、保持されるＩＣチップの使用有
効サイズに幅を持たせることのできるものである。更
に、ＩＣチップを保持する係合爪片が、物品収納凹部の
対角部分に形成されているから、自動機ラインでのＩＣ
チップの取り出しに際して、ロボットアームの挿入に邪
魔にならず、ＩＣチップの前後左右の何れの側面からで
も挟着させることができて、ロボットアームの操作性が
容易となる。
【００１２】図７は本発明における連結片（５）の実施
例を示すものであって、この実施例では連結片（５）の
凹溝（５ａ）の強度を補強するために、凹溝（５ａ）が
連結片の一側部分（５ｂ）を残して有端状に形成されて
いる。
例を示すものであって、この実施例では連結片（５）の
凹溝（５ａ）の強度を補強するために、凹溝（５ａ）が
連結片の一側部分（５ｂ）を残して有端状に形成されて
いる。
【００１３】以上本発明の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものでない。例えば、連結片（５）に
対する連結片（６）の嵌合ピン（６ａ）のかみ合いの方
向を上記実施例で示した外向きに代えて内向きにしても
よい。その他本発明では、前記の構成要件を備え、かつ
前記の目的を達成し、下記の効果を有する限りにおいて
は適宜に改変して実施することができるものである。
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものでない。例えば、連結片（５）に
対する連結片（６）の嵌合ピン（６ａ）のかみ合いの方
向を上記実施例で示した外向きに代えて内向きにしても
よい。その他本発明では、前記の構成要件を備え、かつ
前記の目的を達成し、下記の効果を有する限りにおいて
は適宜に改変して実施することができるものである。
【００１４】
【発明の効果】本発明の連鎖型容器は上記のごとく、コ
ンパクトで互いに連鎖状に連結可能な単位容器を一体成
型品によって形成して、所望の数だけの単位容器を連鎖
状に連結することにより、ライン上でのロボットハンド
による操作領域を小さくできてその操作を容易にするこ
とができる。殊に本発明における単位容器同士の連結
は、一方の容器の連結片の嵌合ピンを、他方の容器の連
結片の凹溝に上方から当てがって合成樹脂素材の弾性力
を利用して単に押し込むことによって簡単に行うことが
できるので、人為的に極めて容易に能率よく連結するこ
とができるにとどまらず、上下運動をするだけの極めて
簡単な機械によっても極めて能率よく短時間で連続的に
連結させることができるという効果を有すると共に、連
結された状態では、嵌合ピンが前記凹溝の狭くなった開
口縁部の巾より大径で形成されていて、しかも凹溝の一
側部分を有端状に形成してあるから、容器の走行中に容
器に異常な引っ張り力が作用したり摩擦抵抗力が加えら
れる等の不測の外力が作用しても凹溝が開くことはない
ので、容器どうしの連結が容易に分離するようなことは
なく、しかも容器を分離するときは、嵌合ピンを凹溝か
ら係合力に抗して上方に引き出すことにより簡単に分離
させることができるといった種々の顕著な効果がある。
ンパクトで互いに連鎖状に連結可能な単位容器を一体成
型品によって形成して、所望の数だけの単位容器を連鎖
状に連結することにより、ライン上でのロボットハンド
による操作領域を小さくできてその操作を容易にするこ
とができる。殊に本発明における単位容器同士の連結
は、一方の容器の連結片の嵌合ピンを、他方の容器の連
結片の凹溝に上方から当てがって合成樹脂素材の弾性力
を利用して単に押し込むことによって簡単に行うことが
できるので、人為的に極めて容易に能率よく連結するこ
とができるにとどまらず、上下運動をするだけの極めて
簡単な機械によっても極めて能率よく短時間で連続的に
連結させることができるという効果を有すると共に、連
結された状態では、嵌合ピンが前記凹溝の狭くなった開
口縁部の巾より大径で形成されていて、しかも凹溝の一
側部分を有端状に形成してあるから、容器の走行中に容
器に異常な引っ張り力が作用したり摩擦抵抗力が加えら
れる等の不測の外力が作用しても凹溝が開くことはない
ので、容器どうしの連結が容易に分離するようなことは
なく、しかも容器を分離するときは、嵌合ピンを凹溝か
ら係合力に抗して上方に引き出すことにより簡単に分離
させることができるといった種々の顕著な効果がある。
【図１】本発明に係る容器の説明のための参考例を示す
斜視図。
斜視図。
【図２】図１の連結片部分の拡大側面図。
【図３】図１におけるＣ−Ｃ線断面図。
【図４】係合爪片の動作を示す断面図。
【図５】同容器を連鎖状に連結した状態を示す斜視図。
【図６】同容器を連鎖状に連結して屈曲させた状態を示
す断面図。
す断面図。
【図７】本発明の実施例を示す連結部の斜視図。
（２） 容器主体 （４） コマ送り用係合部 （５） 連結片 （５ａ） 凹溝（５ｂ） 凹溝の一側部分 （６） 連結片 （６ａ） 嵌合ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平６−191576（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−58467（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−40461（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−240654（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−44946（ＪＰ，Ａ) 実開 昭61−98636（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭58−30016（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭57−189409（ＪＰ，Ｕ) 国際公開93／16474（ＷＯ，Ａ１) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B65D 85/38
Claims (1)
- 【請求項１】 合成樹脂材による一体成形品であって、
搬送対象物品を収納する容器主体（２）を含み、該容器
主体（２）の前端縁並びに後端縁には容器相互を屈曲可
能に連結するための連結片（５）、（６）が形成されて
おり、前記一方の連結片（５）は開口縁部を若干狭くし
た上向きに開口する略Ｕ字形の凹溝（５ａ）を備え、該
連結片（５）の凹溝（５ａ）が、連結片の一側部分（５
ｂ）を残して有端状に形成されていて、他方の連結片
（６）には前記凹溝（５ａ）の狭くなった開口縁部の巾
より大径で且つ該凹溝（５ａ）に押し込み嵌合すること
の可能な径をもつ横向きの嵌合ピン（６ａ）が設けられ
ている精密部品搬送用の連鎖型容器。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06225617A JP3113966B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 精密部品搬送用の連鎖型容器 |
| DE69408293T DE69408293D1 (de) | 1993-12-27 | 1994-11-15 | Behältereinrichtungen-Zusammenbau zum Transportieren von Präzisionsvorrichtung |
| EP94308446A EP0660655B1 (en) | 1993-12-27 | 1994-11-15 | A tray assembly for transporting precision devices |
| US08/354,902 US5526936A (en) | 1993-12-27 | 1994-12-12 | Tray assembly for transporting precision devices |
| KR1019940037191A KR100338429B1 (ko) | 1993-12-27 | 1994-12-27 | 정밀부품반송용트레이조립체 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06225617A JP3113966B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 精密部品搬送用の連鎖型容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0872972A JPH0872972A (ja) | 1996-03-19 |
| JP3113966B2 true JP3113966B2 (ja) | 2000-12-04 |
Family
ID=16832129
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06225617A Expired - Fee Related JP3113966B2 (ja) | 1993-12-27 | 1994-08-26 | 精密部品搬送用の連鎖型容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3113966B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56125534A (en) * | 1980-03-07 | 1981-10-01 | Nittoku Kensetsu Kk | Greens-planting work for slope |
| JPS59183731A (ja) * | 1983-03-31 | 1984-10-18 | 三洋電機株式会社 | 脈拍計 |
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| US5048715A (en) * | 1989-09-07 | 1991-09-17 | Dart Industries, Inc. | Closure assembly with hinged cover |
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1994
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