JP3113565B2 - 粉粒体散布装置の詰まり検出装置 - Google Patents

粉粒体散布装置の詰まり検出装置

Info

Publication number
JP3113565B2
JP3113565B2 JP07320834A JP32083495A JP3113565B2 JP 3113565 B2 JP3113565 B2 JP 3113565B2 JP 07320834 A JP07320834 A JP 07320834A JP 32083495 A JP32083495 A JP 32083495A JP 3113565 B2 JP3113565 B2 JP 3113565B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clogging
voltage
sensors
powder
comparing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07320834A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09154350A (ja
Inventor
木村  浩人
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP07320834A priority Critical patent/JP3113565B2/ja
Publication of JPH09154350A publication Critical patent/JPH09154350A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3113565B2 publication Critical patent/JP3113565B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fertilizing (AREA)
  • Transplanting Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多条植え用田植機
等の作業機に装備される粉粒体散布装置に係り、詳しく
は、圃場や天候条件が異なっても、詰まりセンサの作動
調節が不要となり、取扱性の容易化された詰まり検出装
置を実現させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、先に出願した特願平7‐242
676号に示された田植機の施肥装置において、各条毎
の作溝器に設けられる肥料の詰まりセンサは、一対の電
極に亘って付着した肥料を介しての通電によって検出す
る構造に構成されていた。つまり、一対の電極間の導通
による出力信号電圧の変化を検出し、予め設定されてい
る基準電圧との比較により詰まり具合を判断できるよう
に構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】つまり、肥料詰まりが
生じると導通性が良好となって検出電圧が高くなるの
で、基準電圧との差電圧がある値、すなわち、しきい値
を越えると詰まりが発生したと見なすものである。とこ
ろが、泥が柔らかいとか粘土質であるといった圃場条
件、及び、晴天や雨天といった天候条件によっては、肥
料の流れ具合が変化するので、前述したしきい値をその
都度調節設定する必要があり、煩わしい面があった。本
発明は、上記調節設定操作が不要となって取扱の容易化
された詰まり検出装置を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕上記目的達成のための第1発明は、粉粒体散布
装置の複数の作溝器における粉粒体詰まりを、一対の電
極に亘って付着した粉粒体を介しての通電によって検出
する詰まりセンサを設けてある粉粒体散布装置の詰まり
検出装置において、各作溝器毎の詰まりセンサの出力信
号電圧のうちの最小電圧と最大電圧との差電圧と、予め
設定された基準差電圧とを比較する第1相対比較手段を
備え、差電圧が基準差電圧よりも大であると作動する警
報装置を設けてあることを特徴とする。
【0005】第2発明は、粉粒体散布装置における複数
の作溝器における粉粒体詰まりを、一対の電極に亘って
付着した粉粒体を介しての通電によって検出する詰まり
センサを設けてある粉粒体散布装置の詰まり検出装置に
おいて、各作溝器毎の詰まりセンサの出力信号電圧のう
ちの最小電圧とそれ以外のものの出力信号電圧との差電
圧と、予め設定された基準差電圧とを比較する第2相対
比較手段を備えるとともに、各詰まりセンサ用の警報手
段を備え、差電圧が基準差電圧よりも大であると、その
大になった詰まりセンサ用の警報手段が作動するよう
に、第2相対比較手段と各警報手段とを連係してあるこ
とを特徴とする。
【0006】第3発明は、第1発明又は第2発明におい
て、各詰まりセンサの出力信号電圧のうちの最大電圧
と、予め設定された第1基準最低電圧とを比較する第1
絶対比較手段を備え、最大電圧が第1基準最低電圧より
も大であると作動する第1警報装置を設けてあることを
特徴とする。
【0007】第4発明は、第1発明又は第2発明におい
て、各詰まりセンサの出力信号電圧のうちの最小電圧
と、予め設定された第2基準最低電圧とを比較する第2
絶対比較手段を備え、最小電圧が第2基準最低電圧より
も大であると作動する第2警報装置を設けてあることを
特徴とする。
【0008】〔作用〕請求項1の構成によれば、複数の
詰まりセンサで検出される出力信号電圧の最大値と最小
値との差によって詰まりを判断する手段である。例え
ば、粉粒体が正常に流れている状態では、詰まりセンサ
の検出電圧はある値の範囲に存在し、各検出電圧にはそ
れほど大きな差は付かない。故に、作溝器の一つに詰ま
りが生じると、その詰まりセンサの検出電圧が顕著に高
くなり、最低検出電圧との差が大きくなって警報装置が
作動するので、いずれかの作溝器において詰まりが生じ
た、ということを認知することができる。
【0009】そして、圃場や天候等の条件変化による電
極間での導通具合は、どの詰まりセンサに対しも同じに
作用するものであるから、センサ相互の差電圧を見る手
段では、検出電圧の絶対値は問題ではない。従って、従
来のように、詰まりかどうかを判断するための検出値と
してのしきい値を、圃場条件等によって調節設定するこ
とは必要でなくなり、省略することができる。
【0010】請求項2の構成では、請求項1の構成によ
る作用に加え、詰まりがどの作溝器で生じたかも検出で
きるようになる。すなわち、請求項1の構成では、複数
の作溝器のうちのどれかに詰まりが生じた、ということ
が分かるに止まるものであり、どの作溝器で詰まりが生
じているかまでは特定できない。そこで、検出電圧の最
低値との差電圧を、その最低値を出力している詰まりセ
ンサ以外の残りの詰まりセンサ毎に求め、その夫々の差
電圧と基準差電圧とを比較すれば、どの作溝器で詰まり
が生じたのかを判断できるようになる。例えば、8条植
え用の植付装置において、3条と7条の作溝器で詰まり
が生じた場合には、3番目と7番めの警報ランプが点灯
する、といった具合に、詰まりの数と箇所を特定するこ
とができる。
【0011】ところで、複数の作溝器の全てにおいて詰
まりが生じた場合には、差電圧が基準差電圧よりも低い
ままとなって、詰まりが生じていないという誤検出状態
となり具合が悪い。そこで、請求項3の構成では、絶対
比較手段によって各詰まりセンサの出力信号電圧のうち
の最大電圧と、予め設定された第1基準最低電圧とが比
較され、最大電圧が第1基準最低電圧よりも大であると
第1警報装置が作動するように作用する。
【0012】例えば、基準差電圧が2Vで、かつ、第1基
準最低電圧が5Vに設定された状態において、検出電圧の
最低値が3.6Vで最大値が5.5Vであるときには、差電圧は
1.9Vになり、1.9V<2Vであるから詰まりは無し、という
検出結果になる。しかしながら、検出電圧の最大値と基
準最低電圧との比較では、5.5V>5Vとなって、全部詰ま
っていることが判断できるのである。つまり、最も検出
電圧の高いものと基準最低電圧との絶対値の比較によっ
て制御する手段であり、請求項1や2の構成ではカバー
できない全詰まり状態も検出可能となる。
【0013】請求項4の構成では次のような作用があ
る。すなわち、請求項3の構成は、最大電圧と第1基準
最低電圧(5V)とを比較するものであって、詰まり発生
時の検出電圧は3V(5V−2V)と見なされるものである。
従って、検出電圧の最大値と最小値との差を相対差電
圧、詰まり発生電圧と検出最大電圧との差を絶対差電圧
とすれば、例えば8個の詰まりセンサの検出電圧結果
が、 3.1V〜4.0V:(相対差電圧1.1V 絶対差電圧1.0V) 3.1V〜5.0V:(相対差電圧1.9V 絶対差電圧2.0V) 4.3V〜5.2V:(相対差電圧1.9V 絶対差電圧2.2V) という3通りの場合について考えると、これらは数値上
は全部詰まりである。しかしながら、,の場合では
全数詰まり検出されるが、の場合では、第1相対比較
手段、及び第1絶対比較手段のいずれの手段でも検出結
果は異常なし、となり矛盾が生じる。
【0014】そこで、検出最低電圧と第2基準電圧(3
V)との差でもって絶対差電圧とする請求項4の構成で
は、,,のいずれの場合も全数詰まり検出される
ようになり実情に合致したものとなり好都合である。な
らば、請求項3のものは不完全であるということになる
が、そう単純ではない。すなわち、一対の電極間の抵抗
減少でセンシングする構造では、導通したか否かという
明確な検出状態ではないので、ある程度の抵抗減少(検
出電圧上昇)でもって詰まりと見なすものである。従っ
て、完全な詰まりか、それとも通路の狭小化を詰まりと
見なす(実際には極く少量は流れている状態)か、の設
定によって、請求項3の構成と請求項4の構成とを使い
分けるのである。
【0015】つまり、請求項4の構成を採用すれば、複
数の詰まりセンサの検出電圧が全部第2基準最低電圧を
越えたことによって、詰まり検出を「完全な詰まり状
態」と定義する場合に好適であり、前述したように、上
記,,のいずれの場合でも検出できるものであ
る。しかしながら、「通路の狭小化を詰まりと見なす」
設定では、実際には殆どの作溝器において粉粒体が少し
ではあるが供給される状態である上記,の場合では
実情にそぐわないことになるので、このような設定を行
うときには請求項3の構成を採用するのである。する
と、最も検出電圧の高いものが第1基準最低電圧を越え
ない状態(少しは粉粒体供給されている状態)である前
記,の場合では全数詰まり検出されず、越えた状態
(粉粒体供給が途絶えた状態)である前記の場合には
全数詰まり検出されることになり、実情に合致した詰ま
り検出が行えるのである。 〔効果〕請求項1に記載の詰まり検出装置では、複数の
詰まりセンサの検出値どうしの相互比較手段により、粉
粒体の種類や圃場の条件等によるしきい値調節を不要に
しながら的確に詰まり検出が行える操作簡単で便利なも
のにし得た。
【0016】請求項2に記載の詰まり検出装置では、上
記効果を備えるとともに、詰まり箇所及び数を特定する
ことができ、より機敏に詰まり対策や処理が行える利点
が追加される。
【0017】請求項3又は4に記載の詰まり検出装置で
は、請求項1や2の構成では検出できない全数詰まり検
出が可能となり、より充実した詰まり検出が行えるもの
として提供できた。又、請求項3のものでは「ほぼ詰ま
った状態」を詰まりの定義として設定する場合に好適で
あり、請求項4のものでは「完全に詰まった状態」を詰
まりの定義として設定する場合に好適である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0019】図1に8条植え用の田植機が示され、1は
走行機体、2は油圧式のリフトシリンダ、3は昇降用の
リンク機構、4は植付装置、5は操向前輪、6は駆動後
輪、である。植付装置4は、4条ずつの左植付装置4A
と右植付装置4Bとに分割しての折り畳み可能に構成さ
れており、特開平7−274624号公報等において公
知の構造である。
【0020】植付装置4は、植付伝動ケース10、苗植
付機構11、苗載せ台12、接地フロート13、施肥装
置(粉粒体散布装置の一例)14等を備えて構成されて
いる。施肥装置14は、粉粒状の肥料を貯留するホッパ
ー15、ホッパー15内の肥料を所定量ずつ繰り出す繰
出し機構16、繰り出された肥料を流下案内する肥料供
給ホース17、圃場の泥面に対して作溝するとともに流
下案内されてくる肥料をその溝に埋没させる作溝器18
等から構成されている。
【0021】作溝器18は各苗植付機構11により植付
けられた植立苗の側方近くに肥料を供給するように、苗
植付機構11の横側近傍箇所において接地フロート13
に溝切り板19を介して取付けられている。つまり、図
2に示すように、各苗植付機構11毎に作溝器18が存
在し、8条用では8個といった具合に各条に1個配置さ
れている。
【0022】各作溝器18には、その内面への泥水を含
有した肥料の付着による肥料詰まりを検出する詰まりセ
ンサSが装備されている。すなわち、図3に示すよう
に、作溝器18は鋼板等の導板で形成されており、その
前壁18aにおける肥料供給ホース17下端脇部分に絶
縁部材29をボルト装着するとともに、一対の電極2
0,20のうちの一方の電極は、その先端が作溝器18
内通路に臨むように絶縁部材29に埋設支持する。そし
て、他方の電極は、リード線21を作溝器前壁18aに
ボルト止めすることにより、作溝器18自体で構成され
ている。
【0023】つまり、作溝器18と一方の電極20との
間での肥料の付着によるブリッヂ現象によって導通する
ものであり、その通電によって電気抵抗が減ることか
ら、作溝器18における肥料詰まりや肥料通過経路の狭
小化を検出できるものとなっている。詰まりセンサS
は、電極20と作溝器18、及び2本のリード線21,
21から構成されている。
【0024】図4に示すように、8個の詰まりセンサS
1 〜S8 、第1ブザー8、第2ブザー9、基準差電圧設
定用の第1設定器22、及び第1基準最低電圧設定用の
第2設定器23とが制御装置24に接続されている。そ
して、各作溝器18毎の詰まりセンサSの出力信号電圧
のうちの最小電圧と最大電圧との差電圧と、第1設定器
22で予め設定された基準差電圧とを比較する第1相対
比較手段7を制御装置24に備えてあり、求められた差
電圧が基準差電圧よりも大であると第1ブザー8が作動
するように連係されている。又、各詰まりセンサS1 〜
S8 の出力信号電圧のうちの最大電圧と、第2設定器2
3で予め設定された第1基準最低電圧とを比較する第1
絶対比較手段25を備え、最大電圧が第1基準最低電圧
よりも大であると第2ブザー9が作動するようにも連係
されている。
【0025】例えば、一般的な圃場において、第1設定
器22によって基準差電圧Aが設定されると、基準最低
電圧Bはその基準差電圧に第2設定器23による設定値
を加算した値が設定される。例えば、第1設定器22を
2Vに、かつ、第2設定器23を3Vに夫々操作すると、基
準差電圧Aが2Vに、かつ、第1基準最低電圧Bが2V+3V
=5Vに設定されるのである。
【0026】上記の状態において、例えば、各詰まりセ
ンサS1 〜S8 の出力信号電圧(検出電圧)が、夫々、 S1 =2.3V S2 =2.5V S3 =2.4V S4 =3.6V S5 =4.3V S6 =2.9V S7 =3.7V S8 =2.8V であったとすると、最大値はS5 の4.3Vで、最小値はS
1 の2.3Vであるから、差電圧Cは、 C:4.3V−2.3V=2.0V≧2V(基準差電圧A) であるから、第1ブザー(警報装置の一例)8が鳴るの
であり、それによって8個の作溝器18のいずれかに肥
料詰まりの発生したことを知らしめるようになる。
【0027】ところが、全部の作溝器18において詰ま
りが生じて、各詰まりセンサS1 〜S8 の出力信号電圧
(検出電圧)が、夫々、 S1 =3.6V S2 =3.8V S3 =3.9V S4 =4.2V S5 =5.5V S6 =3.9V S7 =4.5V S8 =4.7V であったとすると、最大値はS5 の5.5Vで、最小値はS
1 の3.6Vであるから、差電圧Cは、 C:5.5V−3.6V=1.9V<2V(基準差電圧A) となり、第1相対比較手段7による制御では詰まりが発
生していないということになり、具合が悪い。
【0028】そこで、第1絶対比較手段25による制御
では、最大値であるS5 から、 5.5V(検出最大値)≧5.0V(第1基準最低電圧)〔5.5V
−3.0V=2.5V≧2V〕 という結果が導かれるので第2ブザー(第1警報装置の
一例)9が鳴るのであり、それによって8個の作溝器1
8の全てに詰まりが生じていることを知らしめるのであ
る。尚、第1ブザー8と第2ブザー9とは音色を異なら
しておくことが良いと思われるとともに、ブザーをラン
プに代えても良い。
【0029】〔別実施形態〕図5に示すように、各作溝
器18毎の詰まりセンサS1 〜S8 の出力信号電圧のう
ちの最小電圧とそれ以外のものの出力信号電圧との差電
圧と、予め設定された基準差電圧とを比較する第2相対
比較手段26を備えるとともに、各詰まりセンサS1 〜
S8 用の警報ランプL1 〜L8 を備え、差電圧が基準差
電圧よりも大であると、その大になった詰まりセンサS
用の警報ランプが点灯するように、第2相対比較手段2
6と各警報ランプ(警報手段の一例)L1 〜L8 とを連
係してあるものでも良い。
【0030】すなわち、第1相対比較手段7に代えて第
2相対比較手段26を制御装置24に備えるとともに、
8個の警報ランプL1 〜L8 を制御装置24に接続す
る。この状態において、例えば、各詰まりセンサS1 〜
S8 の出力信号電圧(検出電圧)が、夫々、 S1 =2.3V (最小値) S2 =2.5V (C:2.5V−2.3V=0.2V) S3 =5.0V (C:5.0V−2.3V=2.7V) S4 =3.7V (C:3.7V−2.3V=1.4V) S5 =4.3V (C:4.3V−2.3V=2.0V) S6 =2.9V (C:2.9V−2.3V=0.6V) S7 =3.5V (C:3.5V−2.3V=1.2V) S8 =4.5V (C:4.5V−2.3V=2.2V) であったとすると、最小値はS1 の2.3Vであるから、そ
の他の詰まりセンサS2〜S8 における差電圧Cは、上
記出力信号電圧に対応する夫々の右横に示すように検出
される。
【0031】上記の場合では、差電圧が2V以上であるの
は3個あり、3条用と5条用と8条用の各警報ランプL
3,L5,L8 が点灯するように制御されるので、3番目と
5番目と8番目の各作溝器18で詰まりが生じているこ
とが判る。つまり、第2相対比較手段26によれば、第
1相対比較手段7では判別できなかった「どの作溝器1
8で詰まりが生じているか?」を知ることができる。
又、絶対比較手段25の作用は、前述した本実施形態の
場合と同様に発揮され、その場合には全部の警報ランプ
L1 〜L8 が警報装置9として全て点灯するようにな
る。
【0032】又、図5に示すように、各詰まりセンサS
1 〜S8 の出力信号電圧のうちの最小電圧と、予め設定
された第2基準最低電圧とを比較する第2絶対比較手段
28を備え、最小電圧が第2基準最低電圧よりも大であ
ると作動する第3ブザー(第2警報装置の一例)27を
設けてある。この場合は、第1絶対比較手段25に代え
て仮想線で示す第2絶対比較手段28を設け、全数詰ま
り検出すると、8個の警報ランプの代わりに第3ブザー
27が鳴るのである。
【0033】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の側面図
【図2】植付装置の平面図
【図3】詰まりセンサの構造を示す分解斜視図、及び一
部切欠き側面図
【図4】詰まり検出制御装置のブロック図
【図5】別構造による詰まり検出制御装置のブロック図
【符号の説明】
7 第1相対比較手段 8 警報装置 9 警報装置 14 粉粒体散布装置 18 作溝器 20 電極 25 第1絶対比較手段 26 第2相対比較手段 27 第2警報装置 28 第2絶対比較手段 S1 〜S8 詰まりセンサ L1 〜L8 警報手段

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒体散布装置(14)の複数の作溝器
    (18)における粉粒体詰まりを、一対の電極(2
    0),(20)に亘って付着した粉粒体を介しての通電
    によって検出する詰まりセンサ(S1 〜S8 )を設けて
    ある粉粒体散布装置の詰まり検出装置であって、 各作溝器(18)毎の詰まりセンサ(S1 〜S8 )の出
    力信号電圧のうちの最小電圧と最大電圧との差電圧と、
    予め設定された基準差電圧とを比較する第1相対比較手
    段(7)を備え、前記差電圧が前記基準差電圧よりも大
    であると作動する警報装置(8)を設けてある粉粒体散
    布装置の詰まり検出装置。
  2. 【請求項2】 粉粒体散布装置(14)の複数の作溝器
    (18)における粉粒体詰まりを、一対の電極(2
    0),(20)に亘って付着した粉粒体を介しての通電
    によって検出する詰まりセンサ(S1 〜S8 )を設けて
    ある粉粒体散布装置の詰まり検出装置であって、 各作溝器(18)毎の詰まりセンサ(S1 〜S8 )の出
    力信号電圧のうちの最小電圧とそれ以外のものの出力信
    号電圧との差電圧と、予め設定された基準差電圧とを比
    較する第2相対比較手段(26)を備えるとともに、前
    記各詰まりセンサ(S1 〜S8 )用の警報手段(L1 〜
    L8 )を備え、前記差電圧が前記基準差電圧よりも大で
    あると、その大になった詰まりセンサ用の警報手段が作
    動するように、前記第2相対比較手段(26)と前記各
    警報手段(L1 〜L8 )とを連係してある粉粒体散布装
    置の詰まり検出装置。
  3. 【請求項3】 前記各詰まりセンサ(S1 〜S8 )の出
    力信号電圧のうちの最大電圧と、予め設定された第1基
    準最低電圧とを比較する第1絶対比較手段(25)を備
    え、前記最大電圧が前記第1基準最低電圧よりも大であ
    ると作動する第1警報装置(9)を設けてある請求項1
    又は2に記載の粉粒体散布装置の詰まり検出装置。
  4. 【請求項4】 前記各詰まりセンサ(S1 〜S8 )の出
    力信号電圧のうちの最小電圧と、予め設定された第2基
    準最低電圧とを比較する第2絶対比較手段(28)を備
    え、前記最小電圧が前記第2基準最低電圧よりも大であ
    ると作動する第2警報装置(27)を設けてある請求項
    1又は2に記載の粉粒体散布装置の詰まり検出装置。
JP07320834A 1995-12-08 1995-12-08 粉粒体散布装置の詰まり検出装置 Expired - Fee Related JP3113565B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07320834A JP3113565B2 (ja) 1995-12-08 1995-12-08 粉粒体散布装置の詰まり検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07320834A JP3113565B2 (ja) 1995-12-08 1995-12-08 粉粒体散布装置の詰まり検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09154350A JPH09154350A (ja) 1997-06-17
JP3113565B2 true JP3113565B2 (ja) 2000-12-04

Family

ID=18125764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07320834A Expired - Fee Related JP3113565B2 (ja) 1995-12-08 1995-12-08 粉粒体散布装置の詰まり検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3113565B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102649159B1 (ko) * 2016-07-08 2024-03-19 롤랜드 앤드류스 용기 개방 장치, 용기의 폐쇄 기구, 및 용기

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102649159B1 (ko) * 2016-07-08 2024-03-19 롤랜드 앤드류스 용기 개방 장치, 용기의 폐쇄 기구, 및 용기

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09154350A (ja) 1997-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200132654A1 (en) System for monitoring soil conditions based on acoustic data and associated methods for adjusting operating parameters of a seed-planting implement based on monitored soil conditions
US6661514B1 (en) Tube blockage monitor
CA1243743A (en) Load sensing alarm condition monitor
JP3113565B2 (ja) 粉粒体散布装置の詰まり検出装置
BR112019017191A2 (pt) sistema de regulagem, veículo utilitário agrícola e processo para regulagem de um veículo utilitário agrícola
JP3479474B2 (ja) 粉粒体散布装置の詰まり検出装置
JP3523525B2 (ja) 粉粒体散布装置
JP5210282B2 (ja) 粉粒体状態評価装置
JP2585201B2 (ja) 施肥,播種機の警報装置
JPS58198761A (ja) 粒状物の流下検出装置
JP2500382Y2 (ja) 施肥装置付き田植機
JPH07170811A (ja) 播種・施肥機の警報装置
JP2791975B2 (ja) 施肥・播種機の警報装置
JP2608859B2 (ja) 施肥,播種機
JPH07170829A (ja) 施肥,播種機
JPH0340099Y2 (ja)
JPH0530577Y2 (ja)
JPH0246650Y2 (ja)
JPH0429404Y2 (ja)
JPH0536330Y2 (ja)
JPH0534499Y2 (ja)
JPH081410U (ja) 施肥・播種機の警報装置
JP2585201C (ja)
KR20180125774A (ko) 농작업차량
JPS6327534Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees