JP3113169U - 植木鉢と受皿を組合せた観賞用置物 - Google Patents
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Abstract
【課題】受皿に装飾性を加えて、室内または玄関先等に植木鉢と一緒に飾って眺めて楽しむことができ、十分な観賞性と実用性を兼ね備えた置物を提供する。
【解決手段】植木鉢2と受皿3を組合せてなり、受皿3の上面には植木鉢2の鉢5の下面の周突条6を嵌め合せる凹溝部7aを外周部に形成する環状凹所7を設け、さらに受皿3の上面の一部に立体装飾物を一体に設け、立体装飾物は動植物またはこれに類似する形とし、受皿3の周縁部と環状凹所7との間に配置するようにする。
【選択図】図2
【解決手段】植木鉢2と受皿3を組合せてなり、受皿3の上面には植木鉢2の鉢5の下面の周突条6を嵌め合せる凹溝部7aを外周部に形成する環状凹所7を設け、さらに受皿3の上面の一部に立体装飾物を一体に設け、立体装飾物は動植物またはこれに類似する形とし、受皿3の周縁部と環状凹所7との間に配置するようにする。
【選択図】図2
Description
本考案は、植木鉢と受皿を組合せた観賞用置物に関し、特に十分な観賞性と実用性を兼ね備えることのできる観賞用置物に関する。
家庭やオフィス、レストラン等で室内の雰囲気を和ませるため、植物が飾られてきた。特に近年、植木鉢を配置し、雰囲気作りを積極的に利用する傾向にある。この植木鉢は大型のものから小型のものまで様々の大きさがあり、例えば机の上に飾って観賞用置物として楽しむものもある。通常、植木鉢の下には受皿を置き、植木鉢内の土に水遣りをしたときに、植木鉢の底部から排出される余分な水を受皿で受けるようにしており、この受皿に関しては種々の工夫がなされている(特許文献1)。
しかしながら、上記の受皿は、もっぱら余分な水を受けるという本来の目的のために設けられるもので、実用的ではあるが、装飾性に乏しく、植木鉢と一緒に机の上等に飾って眺めて楽しむには魅力に欠けるものであった。
本考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、受皿に装飾性を加えて、室内の卓上等または玄関先等に植木鉢を載せて飾って眺めて楽しむことができ、十分な観賞性と実用性を兼ね備えた観賞用置物を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案の請求項1に係る観賞用置物は、植木鉢と受皿を組合せてなり、受皿の上面には植木鉢の鉢の下面を嵌め合せる環状凹所を設け、さらに受皿の上面の一部に立体装飾物を一体に設けてなることを特徴とする。
受皿の上面の一部に立体装飾物を一体に設けることで、受皿に装飾性を加えて、室内の卓上等または玄関先等に植木鉢と一緒に飾って眺めて楽しむことができる。また、受皿の上面には植木鉢の下面を嵌め合せる環状凹所を設けることで、植木鉢を受皿の上面に安定保持させることができ、十分な観賞性と実用性を兼ね備えることができる。
本考案の請求項2に係る観賞用置物は、立体装飾物が、動植物またはこれに類似する形をしてなることを特徴とする。
立体装飾物の形を動植物またはこれに類似する形とすることで、観賞用置物を見る者の目を和ませ、また人の心に安らぎを与えることができる。
本考案の請求項3に係る観賞用置物は、立体装飾物を、受皿の周縁部と環状凹所との間に配置することを特徴とする。
植木鉢の下面を受皿の上面の環状凹所に嵌め合わせる際に装飾物が植木鉢と干渉せず、植木鉢を受皿の上にスムーズに載せることができ、実用性を損なわない。
本考案の請求項4に係る観賞用置物は、立体装飾物と受皿がお互いに同じ材質からなることを特徴とする。
立体装飾物と受皿を同じ材質とすることで、立体装飾物と受皿の一体性、調和性が高まる。例えば、陶磁器で両者を一体化して観賞用置物の価値を高めることができる。
本考案の請求項5に係る観賞用置物は、立体装飾物と受皿と植木鉢の鉢がお互いに同じ材質からなることを特徴とする。
立体装飾物と受皿と植木鉢の鉢を同じ材質とすることで、三者の一体性、調和性が高まる。例えば、陶磁器で装飾物と受皿を一体化し、鉢を同じ材質の陶磁器とすることで、観賞用置物の価値をより高めることができる。
本考案の請求項6に係る観賞用置物は、立体装飾物と受皿と植木鉢の鉢が陶磁器からなることを特徴とする。
三者を同じ材質の陶磁器とすることで、観賞用置物の価値をより高めることができる。
本考案の請求項7に係る観賞用置物は、受皿の上面の環状凹所の外周部に植木鉢の鉢の下面の周突条を嵌め合せる外周凹溝部を設けてなることを特徴とする。
受皿の上面の環状凹所の外周部に植木鉢の鉢の下面の周突条を嵌め合せる外周凹溝部を設けたことで両者の一体性が高まり、植木鉢を受皿の上面により安定保持させることができる。
本考案の請求項8に係る観賞用置物は、受皿の上面の環状凹所の外周部に植木鉢の鉢の下面の周突条を嵌め合せる外周凹溝部を設け、受皿の上面の環状凹所の周囲と環状凹所の外周凹溝部の内側に緩やかな凹凸を形成してなることを特徴とする。
受皿の上面の環状凹所の外周部に植木鉢の鉢の下面の周突条を嵌め合せる外周凹溝部を設け、受皿の上面の環状凹所の周囲と環状凹所の外周凹溝部の内側に緩やかな凹凸を形成したことで、受皿に豊潤な大地の印象を付与することができる。
以上説明したように、本考案に係る観賞用置物は、受皿の上面の一部に立体装飾物を一体に設けることで、受皿に装飾性を加えて、室内または玄関先等に植木鉢と一緒に飾って眺めて楽しむことができ、また、受皿の上面には植木鉢の鉢の下面を嵌め合せる環状凹所を設けることで、植木鉢を受皿の上面に安定保持させることができ、これにより十分な観賞性と実用性を兼ね備えた観賞用置物を得ることができる効果を奏する。
本考案を実施するための最良の形態を図1ないし図3を参照して説明する。図1に示すように、本考案の観賞用置物1は、植木鉢2と受皿3とから構成されている。
植木鉢2は、植木4を鉢5に収容したものである。鉢5は、有底筒状の素焼きからなる容器で、その上端開口部から下端の下面にかけて小径となるテーパ形状とされている。この鉢5の下面5aには中央に排水用の孔5bが設けられるとともに、その周縁部には下方に凸となる周突条6が設けられている。
受皿3は、植木鉢2を載せるためのもので、図2に示す鉢5の下面5aの孔5bから排出された余分な水を受けるようになっている。この受皿3の上面には鉢5の下面5aの周突条6を嵌め合せることのできる外周凹溝部7aを外周部に設けた環状凹所7が設けられている。この環状凹所7の外周凹溝部7aに鉢5側の周突条6を嵌め合せることにより、鉢5が水平方向に動いたり転倒しないように受皿3の上に安定保持させることができる。
この受皿3の前端部には、立体装飾物8が受皿3と一体に設けられている。この立体装飾物8は受皿3に装飾性を付加するもので、動植物またはこれに類似する形をしている。たとえば本実施形態では、沖縄のシンボルとされるシーサーを模した形とすることができる。植木鉢2の植木4には、喜界島の***さんご礁上に生える「天梅」(テンバイ)や、海岸や低地の痩地に生えるガジュマル、海岸の岩場に生えるイソマツなどを使用することができ、観賞用置物1全体から南国の風景をイメージさせることができ、あたかも南国にいるような雰囲気を室内に醸し出すことができる。これにより、観賞用置物1を見る者の目を和ませ、また人の心に南国特有の安らぎを与えることができる。この立体装飾物8は、受皿3と一緒に焼き物として一体製作され、素焼きとされるが、別々に製作して受皿3の上に接着剤等で接着させてもよい。
受皿3の上面の環状凹所7の周囲と環状凹所7の外周凹溝部7aの内側には全体にわたり緩やかな凹凸9が形成されており、この緩やかな凹凸部9が受皿3に豊潤な大地をイメージさせることができる。あたかも、大地から植木4が伸びているかのような印象を与えることができる。さらに、植木4に「天梅」を使用する場合には、緩やかな凹凸9を***さんご礁のように形を作ってもよい。
なお、受皿3の上面には防水性塗料を塗布して、鉢5から受皿3上に排水された水が受皿3を浸透して机上等に水が漏れないようにするのがよい。
立体装飾物8の例としては、奄美大島に伝わるケンムンを模した形のものや鹿児島の黒豚や桜島大根を模した形のものも適用可能である。
また、受皿3の形状は上面視して円形状、四角形状、多角形状いずれのものであってもよい。
本考案の観賞用置物は、一般家庭やオフィス等に飾って楽しむ観賞用置物として利用することができる他、観光地の民芸品店等で販売する民芸品としても利用することができる。
1 観賞用置物
2 植木鉢
3 受皿
4 植木
5 鉢
5a 下面
5b 孔
6 周突条
7 環状凹所
7a 外周凹溝部
8 立体装飾物
9 凹凸
2 植木鉢
3 受皿
4 植木
5 鉢
5a 下面
5b 孔
6 周突条
7 環状凹所
7a 外周凹溝部
8 立体装飾物
9 凹凸
Claims (8)
- 植木鉢と受皿を組合せてなり、受皿の上面には植木鉢の鉢の下面を嵌め合せる環状凹所を設け、さらに受皿の上面の一部に立体装飾物を一体に設けてなることを特徴とする観賞用置物。
- 立体装飾物は、動植物またはこれに類似する形をしてなることを特徴とする請求項1記載の観賞用置物。
- 立体装飾物は、受皿の周縁部と環状凹所との間に配置することを特徴とする請求項1または請求項2記載の観賞用置物。
- 立体装飾物と受皿はお互いに同じ材質からなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の観賞用置物。
- 立体装飾物と受皿と植木鉢の鉢はお互いに同じ材質からなることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の観賞用置物。
- 立体装飾物と受皿と植木鉢の鉢は陶磁器からなることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の観賞用置物。
- 受皿の上面の環状凹所の外周部に植木鉢の鉢の下面の周突条を嵌め合せる外周凹溝部を設けてなることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の観賞用置物。
- 受皿の上面の環状凹所の外周部に植木鉢の鉢の下面の周突条を嵌め合せる外周凹溝部を設け、受皿の上面の環状凹所の周囲と環状凹所の外周凹溝部の内側に緩やかな凹凸を形成してなることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の観賞用置物。
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---|---|---|---|
JP2005003825U JP3113169U (ja) | 2005-05-30 | 2005-05-30 | 植木鉢と受皿を組合せた観賞用置物 |
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JP2005003825U Expired - Fee Related JP3113169U (ja) | 2005-05-30 | 2005-05-30 | 植木鉢と受皿を組合せた観賞用置物 |
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2005
- 2005-05-30 JP JP2005003825U patent/JP3113169U/ja not_active Expired - Fee Related
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