JP3112689B2 - 輝度信号色信号分離フィルタ - Google Patents

輝度信号色信号分離フィルタ

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JP3112689B2
JP3112689B2 JP02406362A JP40636290A JP3112689B2 JP 3112689 B2 JP3112689 B2 JP 3112689B2 JP 02406362 A JP02406362 A JP 02406362A JP 40636290 A JP40636290 A JP 40636290A JP 3112689 B2 JP3112689 B2 JP 3112689B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えばNTSC方式の
複合テレビジョン信号から輝度信号と色信号とを分離す
る輝度信号色信号分離フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】図32は従来のNTSC方式輝度信号色
信号分離フィルタのブロック図である。図において、1
はNTSC方式の複合カラーテレビジョン信号が入力さ
れる入力端子、2はアナログの複合カラーテレビジョン
信号をデジタル信号に変換するA/D変換器、3,4は
第1,第2の1ライン遅延回路、5は補償遅延回路、6
は垂直方向フィルタ、7は帯域フィルタ、8,10は出
力端子、9は減算回路である。
【0003】次に動作について説明する。入力端子1に
入力された複合カラーテレビジョン信号は、A/D変換
器2でデジタル信号201に変換され、垂直方向フィル
タ6および第1の1ライン遅延回路3に入力される。第
1の1ライン遅延回路3の出力202は、第2の1ライ
ン遅延回路4、補償遅延回路5および垂直方向フィルタ
6に入力され、第2の1ライン遅延回路4でさらに1ラ
イン分遅延された出力203は、垂直方向フィルタ6に
入力される。
【0004】垂直方向フィルタ6は、通常2ライン型く
し形フィルタと呼ばれるフィルタで構成され、その出力
204は帯域フィルタ7に入力される。帯域フィルタ7
の出力205は、色信号として出力端子8から導出され
るとともに、減算回路9の一方の入力端に入力され、こ
の減算回路9の他方の入力端には、補償遅延回路5の出
力206が入力される。この補償遅延回路5は帯域フィ
ルタ7における遅延を補償するための回路である。そし
て減算回路9からは輝度信号207が出力され、出力端
子10から導出される。
【0005】次に、NTSC方式の複合カラーテレビジ
ョン信号に対する従来のフィルタの動作について説明す
る。A/D変換器2において、標本化周波数fs =4・
sc(fscは色副搬送周波数)にて色副搬送波に同期標
本化された複合カラーテレビジョン信号201は、画面
上で図33に示すような2次元配列となる。すなわち、
sc=(455/2)fH であるから、ラインごとに色
信号の位相が180°反転したものを1周期に4サンプ
ル抽出したものとなる。
【0006】図中、Yは輝度信号、C1,C2は色信号
を示しており、白丸はY+C1、斜線入り丸はY−C
1、白三角はY+C2、斜線入り三角はY−C2であ
る。今、1サンプルの遅延および1ラインの遅延を表す
記号として、それぞれZ変換を用いてZ-1およびZ-l
用いることとする。 ここで、Z-1=exp(−j2πf/4fsc)である。 また、fsc=(455/2)fH であるからl=910
となる。
【0007】垂直方向フィルタ6は、現在の入力信号2
01と、1ライン遅延信号202と、2ライン遅延信号
203とから、色信号Cを含めたラインごとに支援する
ライン支援信号204を抽出する。この場合の垂直方向
フィルタ6の伝達関数HV (Z) は、 HV (Z) =(−1/4)・(1−Z-l2 となる。すなわち、図33の画面上で座標(m,n) のライ
ン支援信号HC (m,n) 204を HC (m,n) =−(1/4){S(m,n-1) −2S(m,n) +S(m,n+1) } として抜き取ることになる。
【0008】このライン支援信号204は輝度信号Yも
含むため、帯城フィルタ7によって、高城成分である色
信号C(m,n) 205をライン支援信号HC (m,n) 204
から分離する。そして、これにより得られた色信号20
5は減算回路9に送られる。減算回路9は、1ライン遅
延信号202を、帯城フィルタ7に応じて補償遅延回路
5で遅延させた信号S(m,n) 206から色信号C(m,n)
205を差し引き、次のごとく輝度信号Y(m,n) 207
を分離する。 Y(m,n) =S(m,n) −C(m,n) この場合の帯城フィルタ7の伝達関数Ηh (Z) は、例え
ば、 Ηh (Z) =(−1/32)(1−Z-22 ・(1+
-42 ・(1+Z -8 ) として構成できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の輝度信号色信号
分離フィルタは、垂直方向フィルタと水平方向フィルタ
の特性を固定して組み合わせていた。すなわち、垂直方
向、水平方向ともに帯域フィルタ7により輝度信号Yと
色信号Cを分離していた。したがって、画像の輝度およ
び色の変化が激しい領域においては、輝度信号Yと色信
号Cが相互のチャンネルに漏れ、このため、特にドット
妨害等の再生画像の画質劣化を生ずるなどの課題点があ
った。この発明は、上記のような課題点を解消するため
になされたもので、テレビジョン信号に急激な変化が生
じても、正確な輝度信号と色信号の分離を行うことがで
きる輝度信号色信号分離フィルタを得ることを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る輝度信号
色信号分離フィルタは、水平走査周波数に同期した周波
数で標本化された複合映像信号を1ラインずつまたは2
ラインずつ遅延させる遅延手段によって注目標本点と参
照標本点そしてそれらの1ラインまたは2ライン前およ
び後の参照標本点の各標本値を抽出し、注目標本点およ
び参照標本点の各標本値から水平方向色信号抽出フィル
タによって水平方向の色副搬送波の成分を抽出した第1
の色信号と、上記注目標本点および参照標本点の各標本
値から垂直方向色信号抽出フィルタによって垂直方向の
色副搬送波の成分を抽出した第2の色信号と、同じく各
標本値から水平・垂直方向色信号抽出フィルタによって
水平方向および垂直方向の色副搬送波の成分を抽出した
第3の色信号とを、同じく各標本値から画像相関判定手
段によって検出した水平方向および垂直方向の相関にも
とづいて選択して色信号として出力し、上記注目標本値
からこの色信号を減算して輝度信号を得る構成としたも
のであって、上記画像相関検出手段を、上記注目標本点
および参照標本点の各標本値から水平方向の輝度信号の
非相関エネルギDYHを検出する水平方向輝度信号非相関
エネルギ検出手段と、上記注目標本点の標本値から水平
方向の色信号の非相関エネルギDCHを検出する水平方向
色信号非相関エネルギ検出手段と、上記注目標本点およ
び参照標本点の各標本値から垂直方向の輝度信号の非相
関エネルギDYVを検出する垂直方向輝度信号非相関エネ
ルギ検出手段と、上記注目標本点の各標本値から垂直方
向の色信号の非相関エネルギDCVを検出する垂直方向色
信号非相関エネルギ検出手段とを備え、これらの非相関
エネルギから水平方向と垂直方向の相関の大小を判定
し、この判定結果にもとづいて上記第1〜第3の色信号
のうち相関の大きい色信号を選択する構成とした点を特
徴とする。
【0011】
【実施例】以下、請求項1の発明の一実施例を図にもと
づいて説明する。図1はこの実施例を示す概略ブロック
回路図であり、同図において、12はA/D変換器で、
入力端子1から入力されるアナログの複合カラーテレビ
ジョン信号をデジタル信号に変換する。13はA/D変
換器12の出力信号を入力する第1の1ライン遅延回
路、14は第2の1ライン遅延回路、15は補償遅延回
路、16は垂直方向色信号抽出フィルタ、17は水平・
垂直方向色信号抽出フィルタ、18は画像相関判定手
段、19は水平方向色信号抽出フィルタ、20,21,
22は補償遅延回路、23はスイッチ回路、24はスイ
ッチ回路23と画像相関判定回路18とで構成された色
信号選択手段、25は減算回路である。
【0012】水平方向色信号抽出フィルタ19は、注目
標本点およびその前後の参照標本点の各標本値から水平
方向の色副搬送波の成分106を抽出し、補償遅延回路
22を通して第1の色信号107をスイッチ回路に送出
する。垂直方向色信号抽出フィルタ16は、注目標本点
およびその1ライン上下の参照標本点の各標本値から垂
直方向の色副搬送波の成分104を抽出し、補償遅延
路20を通して第2の色信号105をスイッチ回路23
に送出する。水平・垂直方向色信号抽出フィルタ17
は、注目標本点の前後および1ライン上下の参照標本点
の各標本値から水平および垂直方向の色副搬送波成分1
08を抽出し、補償遅延回路21を通してスイッチ回路
23に第3の色信号109を送出する。
【0013】図2は図1中の画像相関判定回路18の一
実施例を示すブロック回路図であり、同図において、2
7は水平方向色信号非相関エネルギ抽出回路、28は水
平方向輝度信号非相関エネルギ抽出回路、29は垂直方
向色信号非相関エネルギ抽出回路、30は垂直方向輝度
信号非相関エネルギ抽出回路、31は加算回路、34,
35,36は比較回路、37は判定回路、71〜81は
乗算回路、82〜84は最大値回路で、図1におけるA
/D変換器12の出力信号101は、図2において水平
方向輝度信号非相関エネルギ抽出回路28と垂直方向色
信号非相関エネルギ抽出回路29および垂直方向輝度信
号非相関エネルギ抽出回路30に与えられる。1ライン
遅延回路13の出力信号102は水平方向色信号非相関
エネルギ抽出回路27と水平方向輝度信号非相関エネル
ギ抽出回路28および垂直方向輝度信号非相関エネルギ
抽出回路30に与えられ、1ライン遅延回路14の出力
信号103は水平方向輝度信号非相関エネルギ抽出回路
28と垂直方向色信号非相関エネルギ抽出回路29およ
び垂直方向輝度信号非相関エネルギ抽出回路30に与え
られる。
【0014】水平方向色信号非相関エネルギ抽出回路2
7の出力信号DCHは三方に分かれ、一方は乗算器72に
より定数bが乗ぜられたのち最大値回路82に与えら
れ、もう一方は乗算器74により定数f1 が乗ぜられた
のち最大値回路83に与えられ、他方は乗算器76によ
り定数f2 が乗ぜられたのち最大値回路84に与えられ
る。
【0015】水平方向輝度信号非相関エネルギ抽出回路
28の出力信号DYHは三方に分かれ、一方は乗算器71
で定数aが乗ぜられたのち最大値回路82に与えられ、
もう一方は乗算器73で定数e1 が乗ぜられたのち最大
値回路83に与えられ、他方は乗算器75で定数e2
乗ぜられたのち最大値回路84に与えられる。垂直方向
色信号非相関エネルギ抽出回路29の出力信号DCVは二
方に分かれ、一方は比較回路35に与えられ、他方は乗
算器78により定数dが乗ぜられたのち加算回路31に
与えられる。垂直方向輝度信号非相関エネルギ抽出回路
30の出力信号DYVは二方に分かれ、一方は比較回路3
6に与えられ、他方は乗算器77により定数cが乗ぜら
れたのち加算回路31に与えられる。
【0016】最大値回路82の出力信号は第1の水平方
向非相関エネルギDH1として比較回路34に与えられ
る。最大値回路83の出力信号は第2の水平方向非相関
エネルギDH21 として乗算器79で定数m1 が乗ぜられ
たのち比較回路35に与えられる。最大値回路84の出
力信号は第3の水平方向非相関エネルギDH22 として乗
算器80で定数m2 が乗ぜられたのち比較回路36に与
えられる。加算回路31の出力信号は垂直方向非相関エ
ネルギDV として乗算器81で定数nが乗ぜられたのち
比較回路34に与えられる。
【0017】比較回路34は第1の水平方向非相関エネ
ルギDH1と、垂直方向非相関エネルギDV に定数nを乗
じたn・DV との大小を比較し、DH1≧n・DV のとき
には出力信号114をハイレベルとし、それ以外のとき
はローレベルとする。比較回路35は第2の水平方向非
相関エネルギDH21 に定数m1 を乗じたm1 ・D
H21 と、垂直方向色信号非相関エネルギDCVとの大小を
比較し、DCV≧m1 ・DH21 のときには出力信号115
をハイレベルとし、それ以外のときはローレベルとす
る。比較回路36は第3の水平方向非相関エネルギD
H22 に定数m2 を乗じたm2 ・DH22 と、垂直方向輝度
信号非相関エネルギDYVとの大小を比較し、DYV≧m2
・DH22 のときには出力信号116をハイレベルとし、
それ以外のときはローレベルとする。
【0018】比較回路34の出力信号114と比較回路
35の出力信号115と比較回路36の出力信号116
は判定回路37に与えられる。この判定回路37の出力
信号110は画像相関判定回路18の出力として送出さ
れる。
【0019】図3は図2中の判定回路37の一実施例を
示すブロック回路図であり、AND回路38,39、N
OT回路40およびNOR回路41で構成されており、
比較回路34の出力信号114はAND回路39の一方
の入力端子およびNOT回路40の入力端子に与えら
れ、比較回路35の出力信号115はNOR回路41の
一方の入力端子に与えられ、比較回路36の出力信号1
16はNOR回路41の他方の入力端子に与えられ、こ
のNOR回路41の出力は、AND回路39の他方の入
力端子およびAND回路38の一方の入力端子に与えら
れ、NOT回路40の出力信号は、AND回路38の他
方の入力端子に与えられる。このAND回路38の出力
信号110aと、AND回路39の出力信号110b
は、画像相関判定回路18の出力信号110となる。
【0020】図4は図2中の水平色信号非相関エネルギ
抽出回路27の一実施例を示すブロック回路図であり、
色副搬送波の1周期分(1/fsc)の遅延量を持つ遅延
回路44、減算回路45および絶対値回路46で構成さ
れており、1ライン遅延回路13の出力信号102は遅
延回路44および減算回路45の一方の入力端子に与え
られ、遅延回路44の出力信号は減算回路45の他方の
入力端子に与えられ、減算回路45の出力信号は、絶対
値回路46に与えられ、この絶対値回路46の出力が水
平色信号非相関エネルギDCHとなる。
【0021】図5は図2中の水平方向輝度信号非相関エ
ネルギ抽出回路28の一実施例のブロック回路図であ
り、垂直方向低域通過フィルタ47、色副搬送波の1/
2の周期(1/(2fsc))の遅延量をもつ遅延回路4
8,49、減算回路50,51、絶対値回路52,5
3、および最大値回路54で構成されており、A/D変
換器12の出力信号101,ライン遅延回路13の出力
信号102およびライン遅延回路14の出力信号103
は垂直方向低域通過フィルタ47に与えられ、この垂直
方向低域通過フィルタ47の出力は、遅延回路48およ
び減算回路50の一方の入力端子に与えられ、遅延回路
48の出力は、遅延回路49,減算回路50の他方の入
力端子および減算回路51の一方の入力端子に与えら
れ、遅延回路49の出力は減算回路51の他方の入力端
子に与えられ、減算回路50の出力は絶対値回路52に
与えられ、この絶対値回路52の出力は最大値回路54
に与えられ、減算回路51の出力は絶対値回路53に与
えられ、この絶対値回路53の出力は最大値回路54に
与えられる。最大値回路54の出力は水平輝度信号非相
関エネルギ抽出回路28の出力DYHとなる。
【0022】図6は図2中の垂直色信号非相関エネルギ
抽出回路29の一実施例のブロック回路図であり、水平
方向帯域通過フィルタ55,56、減算回路57および
絶対値回路58で構成され、A/D変換器12の出力信
号101は水平方向帯域通過フィルタ55に与えられ、
1ライン遅延回路14の出力信号103は水平方向帯域
通過フィルタ56に与えられ、水平方向帯域通過フィル
タ55の出力は、減算回路57の一方の入力端子に与え
られ、水平方向帯域通過フィルタ56の出力は減算回路
57の他方の入力端子に与えられる。この減算回路57
の出力は、絶対値回路58に与えられ、この絶対値回路
58の出力は垂直色信号非相関エネルギ抽出回路29の
出力DCVとなる。
【0023】図7は図2中の垂直方向輝度信号非相関エ
ネルギ抽出回路30の一実施例のブロック回路図であ
り、水平方向低域通過フィルタ59,60,61、減算
回路62,63、絶対値回路64,65および最大値回
路66で構成されており、A/D変換器12の出力信号
101は水平方向低域通過フィルタ59に与えられ、1
ライン遅延回路13の出力信号102は水平方向低域通
過フィルタ60に与えられ、1ライン遅延回路14の出
力信号103は水平方向低域通過フィルタ61に与えら
れる。
【0024】水平方向低域通過フィルタ59の出力は減
算回路62の一方の入力端子に与えられ、水平方向低域
通過フィルタ60の出力は減算回路62の他方の入力端
子および減算回路63の一方の入力端子に与えられ、水
平方向低域通過フィルタ61の出力は減算回路63の他
方の入力端子に与えられ、減算回路62の出力は絶対値
回路64に与えられ、減算回路63の出力は絶対値回路
65に与えられ、絶対値回路64,65の出力は最大値
回路66に与えられ、この最大値回路66の出力は垂直
方向輝度信号非相関エネルギ抽出回路30の出力DYV
なる。
【0025】次に、図1ないし図7に示した実施例の動
作について説明する。NTSC方式の複合カラーテレビ
ジョン信号が入力端子1を介して与えられると、A/D
変換器12はこの複合カラーテレビジョン信号を標本化
周波数fS =4fscで標本化する。この標本化された複
合カラーテレビジョン信号は、1ライン遅延回路13お
よび1ライン遅延回路14を通ることによって、ある注
目標本点における標本値と、その注目標本点の画面上1
ライン上および1ライン下の二つの参照標本点の標本値
とが同時に抽出される。すなわち、座標(m,n)の位
置の複合カラーテレビジョン信号(標本値)S(m,
n)が第1の1ライン遅延回路13の出力102に現れ
た時点で、第2の1ライン遅延回路14の出力103に
は信号S(m,n−1)が現れ、A/D変換器12の出
力101には信号S(m,n+1)が現れる(図33参
照)。
【0026】信号102は水平方向色信号抽出フィルタ
19にまたこの信号102と他の二つの信号101,1
03は、それぞれ垂直方向色信号抽出フィルタ16、水
平・垂直方向色信号抽出フィルタ17および画像相関判
定回路18の入力に与えられる。例えば、このときの垂
直方向色信号抽出フィルタ16の伝達関数は、 CV (Z) =(−1/4)(1−Z-l2 と表わされ、また、水平方向色信号抽出フィルタ19の
伝達関数は、 Ch (Z) =(−1/4)(1−Z-22 と表わされ、また、水平・垂直方向色信号抽出フィルタ
17の伝達関数は、 ChV(Z) =(−1/4)(1−Z-22 ・(−1/4)(1−Z-l2 と表わされる。
【0027】垂直方向色信号抽出フィルタ16の出力信
号104は、補償遅延回路20の出力信号105とし
て、また、水平方向色信号抽出フィルタ19の出力信号
106は、補償遅延回路22の出力信号107として、
また、水平・垂直方向色信号抽出フィルタ17の出力信
号108は、補償遅延回路21の出力信号109とし
て、それぞれスイッチ回路23に与えられる。
【0028】つぎに、スイッチ回路23による垂直方向
色信号抽出フィルタ16、水平方向色信号抽出フィルタ
19および水平・垂直方向色信号抽出フィルタ17の色
出力信号の選択動作を説明する。注目標本点に対する垂
直方向および水平方向の画像の相関を検出し、垂直方向
の相関が強く、水平方向の相関が弱いときには、垂直方
向色信号抽出フィルタ16の出力信号104が入力され
る補償遅延回路20の出力信号105を選択し、垂直方
向の相関が弱いときには水平方向色信号抽出フィルタ1
9の出力信号106が入力される補償遅延回路22の出
力信号107を選択し、それ以外の場合は、水平・垂直
方向色信号抽出フィルタ17の出力信号108が入力さ
れる補償遅延回路21の出力信号109を選択するよう
にスイッチ回路23を切り換える。
【0029】この画像の相関の検出およびスイッチ回路
23の制御は、画像相関判定回路18によって行われ、
この画像相関判定回路18は、以下のような操作でスイ
ッチ回路を制御する。水平方向色信号非相関エネルギを
CH(Z) とし、垂直方向輝度信号非相関エネルギをDYH
(Z) とし、垂直方向色信号非相関エネルギをDCV(Z) と
し、垂直方向輝度信号非相関エネルギをDYV(Z) とし、
次のように表すことにする。 DCH(Z) =|1−Z-4| DYH(Z) =max (|(1/4)・(1+Z-l2 ・(1−Z-2)|, |(1/4)・(1+Z-l2 ・(Z-2−Z-4))|) DCV(Z) =|(1−Z-22 ・(1−Z-2l )| DYV(Z) =max (|(1/4)・(1+Z-22 ・(1−Z-l)|, |(1/4)・(1+Z-22 ・(Z-l−Z-2l )|)
【0030】このとき、第1の水平方向非相関エネルギ
H1、第2の水平方向非相関エネルギDH21 、第3の水
平方向非相関エネルギDH22 、垂直方向非相関エネルギ
Vは次のように表される。 DH1=max (a・DYH,b・DCH) DH21 =max (e1 ・DYH,f1 ・DCH) DH22 =max (e2 ・DYH,f2 ・DCH V =c・D YV +d・D CV
【0031】比較回路34では、 H1 n・D V を比較
して、 DH1≧n・DV のときには垂直方向に相関が強く、水平方向に相関が
と判断して判定回路37に、“1”の信号114を送
出し、また、 DH1<n・DV のときには垂直方向に相関が弱く、水平方向に相関が
と判断して判定回路37に“0”の信号114を送出
する。
【0032】比較回路35では、DCVとm1 ・DH21
比較して、 DCV≧m1 ・DH21 のときには水平方向に相関が強く、垂直方向に相関が弱
いと判断して判定回路37に“1”の信号115を送出
し、また、 DCV<m1 ・DH21 のときには水平方向に相関が弱く、垂直方向に相関が強
いと判断して判定回路37に“0”の信号115を送出
する。
【0033】比較回路36では、DYVとm2 ・DH22
を比較して、 DYV≧m2 ・DH22 のときには水平方向に相関が弱く垂直方向に相関が
と判断して判定回路37に“1”の信号116を送出
し、また、 DYV<m2 ・DH22 のときには水平方向に相関が弱いと判断して判定回路3
7に信号“0”を送出する。
【0034】判定回路37は上記の相関の検出結果に応
じて、次のようにスイッチ回路23を制御する。判定回
路37への入力信号114,115,116と、出力信
号110およびスイッチ回路23において選択される色
出力信号105,107,109の関係は表1のように
なる。
【0035】
【表1】
【0036】すなわち、スイッチ回路23はAND回路
38の出力信号110aとAND回路39の出力信号1
10bがともに“0”のときには補償遅延回路22の出
力信号107を選択し、AND回路38の出力信号11
0aが“0”で、AND回路39の出力信号110bが
“1”のときには補償遅延回路20の出力信号105を
選択し、AND回路38の出力信号110aが“1”
で、AND回路39の出力信号110bが“0”のとき
には補償遅延回路21の出力信号109を選択する。
【0037】したがつて、図1の実施例においては色信
号抽出のフィルタ特性C(Z) は、相関の有無に応じて、
垂直相関が弱いときには、 C(Z) =CH (Z) 水平相関が弱く、垂直相関が強いときには、 C(Z) =CV (Z)水平相関、垂直相関が共に強い ときには、 C(Z) =CHV(Z) のように切り替わる。
【0038】図8は図2の他の実施例のブロック回路図
で、第1の水平方向色信号非相関エネルギ抽出回路27
aの出力DCH1 に乗算器72でbを乗算したb・DCH1
と、a・DYHとを最大値回路82に入力してDH1を検出
し、第2の水平方向色信号非相関エネルギ抽出回路27
bの出力DCH2 に乗算器74でf1 を乗算したf1 ・D
CH2 と、e1 ・DYHとを最大値回路83に入力してD
H21 を検出し、DCH2 に乗算器76でf2 を乗算したf
2 ・DCH2 と、e2 ・DYHとを最大値回路84に入力し
てDH22 を検出し、第2の垂直方向色信号非相関エネル
ギ抽出回路29bの出力DCV2 に乗算器78でdを乗算
したd・DCV2 とc・DYVとを加算回路31に入力し、
その出力に乗算器81でnを乗算してn・D V を検出
し、比較回路34でDH1とn・DV を比較し、比較回路
35でDCV1 とm1 ・DH21 とを比較し、比較回路36
でDYVとm2 ・DH22 とを比較する構成としたものであ
る。この図8に示した実施例の、判定回路37の出力1
10によるスイッチ回路23の選択制御動作は表1と同
じである。
【0039】なお、上記実施例では水平走査周波数に同
期した色副搬送波の4倍の周波数で複合カラーテレビジ
ョン信号を標本化するようにしたが、標本点が画面上で
格子状に並ぶような方法であれば、色副搬送波の4倍に
限らず、他の周波数で標本化を行うようにしてもよい。
また、上記実施例で用いたデジタルフィルタは一例であ
り、例えば、フィルタの次数を多く構成してもよい。ま
た、上記実施例ではNTSC方式の輝度信号色信号分離
フィルタについて述べていたが、図1における1ライン
遅延回路13,14を、図9のように2ライン遅延回路
13a,14aとすれば、PAL方式の複合カラーテレ
ビジョン信号の輝度信号色信号分離フィルタとして適用
できる。
【0040】以上、図1,2,8の実施例の動作をまと
めると、次のようになる。 輝度信号垂直非相関エネルギDYV, 色信号垂直非相関エネルギ DCV, 輝度信号水平非相関エネルギDYH, 色信号水平非相関エネルギ DCH をそれぞれ検出し、色信号選択手段は 1.DCV≧m1 ・max (e1 ・DYH,f1 ・DCH)また
は DYV≧m2 ・max (e2 ・DYH,f2 ・DCH) の条件を満たすときは第1の色信号107を出力し、 2.max (a・DYH,b・DCH)≧n(c・ YV +d・
CV) の条件を満たすときは第2の色信号105を出力し、 3.いずれの条件をも満たさないときは第3の色信号1
09を出力する。
【0041】次に請求項2の発明の一実施例を説明す
る。図10はこの実施例の画像相関判定回路18のブロ
ック回路図で、図2の比較回路34〜36の出力側に1
/2fSC遅延回路86〜89およびAND回路90を設
けたものであって、比較回路34の出力信号114は遅
延回路86に、比較回路35の出力信号115は遅延回
路87に、比較回路36の出力信号116は遅延回路8
8とAND回路90に、遅延回路88の出力信号119
は遅延回路89とAND回路90に、遅延回路89の出
力信号120はAND回路90に与えられる。遅延回路
86の出力信号117と遅延回路87の出力信号118
とAND回路90の出力信号121は判定回路37に与
えられる。この判定回路37の出力信号110は画像相
関判定回路18の出力として送出される。
【0042】次に、図10の実施例の動作を説明する。
比較回路34,35,36までの動作は、図2の実施例
と同様であるので説明を省略する。信号114は遅延回
路86で1/2fSC遅延され、信号115は遅延回路8
7で1/2fSC遅延されてそれぞれ判定回路37に入力
される。信号116は遅延回路88で1/2fSCだけ遅
延され、この出力信号119は遅延回路89でさらに1
/2fSC遅延されてAND回路90に信号120が入力
され、このAND回路90には信号116,119も入
力される。判定回路37には、遅延回路86,87およ
びAND回路90の出力信号117,118,121が
それぞれ入力される。
【0043】判定回路37は図2の実施例で説明したよ
うに、相関の検出結果に応じてスイッチ回路23を制御
する。判定回路37への入力信号117,118,12
1と、出力信号110(図3参照)およびスイッチ回路
23において選択される色出力信号105,107,1
09の関係は表2のようになる。
【0044】
【表2】
【0045】すなわち、スイッチ回路23はΑND回路
38の出力信号110aとAND回路39の出力信号1
10bがともに“0”のときには補償遅延回路22の出
力信号107を選択し、ΑND回路38の出力信号11
0aが“0”で、AND回路39の出力信号110bが
“1”のときには補償遅延回路20の出力信号105を
選択し、AND回路38の出力信号110aが“1”
で、ΑΝD回路39の出力信号110bが“0”のとき
には補償遅延回路21の出力信号109を選択する。し
たがって、この実施例においては、色信号抽出のフィル
タ特性C(Z) は、相関の有無に応じて、垂直相関が弱い
ときには、 C(Z) =Ch (Z) 水平相関が弱く、垂直相関が強いときには、 C(Z) =CV (Z)水平相関、垂直相関が共に強い ときには、 C(Z) =ChV(Z) のように切り替わる。
【0046】図11は請求項2の発明の他の実施例のブ
ロック回路図で、第1の水平方向色信号非相関エネルギ
抽出回路27aの出力DCH1 に乗算器72でbを乗算し
たb・DCH1 とa・DYHを最大値回路82に入力してD
H1を検出し、第2の水平方向色信号非相関エネルギ抽出
回路27bの出力DCH2 の一方に乗算器74でf1 を乗
算したf1 ・DCH2 とe1 ・DYHを最大値回路83に入
力してDH21 を検出し、DCH2 の他方に乗算器76でf
2 を乗算したf2 ・DCH2 とe2 ・DYHを最大値回路8
4に入力してDH22 を検出し、第2の垂直方向色信号非
相関エネルギ抽出回路29bの出力DCV2 に乗算器78
でdを乗算したd・DCV2 とc・DYVを加算回路31に
入力してDV を検出し、比較回路34でDH1とn・DV
を比較し、比較回路35でDCV1 とm1 ・DH21 とを比
較し、比較回路36でDYVとm2 ・DH22 を比較する構
成としたものである。
【0047】この実施例の判定回路37の出力110に
よるスイッチ回路23の選択制御動作は表2と同じであ
る。なお、上記実施例では信号116を2個の遅延回路
に通して注目標本点の1つ前後の参照標本点の標本値が
全て“1”のとき信号121が“1”となるようにした
が、注目標本点の前後k個づつの参照標本点(k:整
数)にわたって非相関が検出できるように前後に同じ数
づつ配置されていれば、2個に限られない。この場合
は、その数kに準じて信号114,115の通る遅延回
路の数もk個となる。
【0048】以上、図10,11の実施例の色信号選択
手段の動作をまとめると、次のようになる。 1.DCV≧m1 ・max (e1 ・DYH,f1 ・DCH) または、注目標本点の前後k個づつの参照標本点の全て
について DYV≧m2 ・max (e2 ・DYH,f2 ・DCH)の条件を
満たすときは第1の色信号107を出力し、 2.max (a・DYH,b・DCH)≧n(c・DYV+d・
CV)の条件を満たすときは第1の色信号105を出力
し、 3.いずれの条件をも満たさないときは第3の色信号1
09を出力する。
【0049】次に請求項3の発明の一実施例を説明す
る。図12はこの画像相関判定回路18の一実施例を示
すブロック回路図で、32,33は加算回路、85は最
大値回路、91〜99は乗算回路で、水平方向色信号非
相関エネルギ抽出回路27の出力信号DCHは二方に分か
れ、一方は比較回路35に与えられ、他方は乗算器92
により定数fが乗ぜられたのち最大値回路82に与えら
れる。水平方向輝度信号非相関エネルギ抽出回路28の
出力信号DYHは二方に分かれ、一方は比較回路36に与
えられ、他方は乗算器91により定数eが乗ぜられたの
ち最大値回路82に与えられる。
【0050】垂直方向色信号非相関エネルギ抽出回路2
9の出力信号DCVは三方に分かれ、一方は乗算器94に
より定数d1 が乗ぜられたのち加算回路32に与えら
れ、もう一方は乗算器96により定数d2 が乗ぜられた
のち加算回路33に与えられ、他方は乗算器72により
定数bが乗ぜられたのち最大値回路85に与えられる。
【0051】垂直方向輝度信号非相関エネルギ抽出回路
30の出力信号DYVは三方に分かれ、一方は乗算器93
により定数c1 が乗ぜられたのち加算回路32に与えら
れ、もう一方は乗算器95により定数c2 が乗ぜられた
のち加算回路33に与えられ、他方は乗算器71により
定数aが乗ぜられたのち最大値回路85に与えられる。
【0052】最大値回路82の出力信号は水平方向非相
関エネルギDH として、乗算器97により定数mが乗ぜ
られたのち比較回路34に与えられる。加算回路32
出力信号は第2の垂直方向非相関エネルギDV21 とし
て、乗算器98により定数n1が乗ぜられたのち比較回
路35に与えられる。加算回路33の出力信号は第3の
垂直方向非相関エネルギDV22 として、乗算器99によ
り定数n2 が乗ぜられたのち比較回路36に与えられ、
最大値回路85の出力信号は第1の垂直方向非相関エネ
ルギDV1として比較回路34に与えられる。
【0053】比較回路34は水平方向非相関エネルギD
H に定数mを乗じたm・DH と、第1の垂直方向非相関
エネルギDV1の大小を比較し、 DV1≧m・DH のときには出力信号114をハイレベルとし、それ以外
のときはローレベルとする。比較回路35は第2の垂直
方向非相関エネルギDV21 に定数n1 を乗じたn1 ・D
V21 と、水平方向色信号非相関エネルギDCHとの大小を
比較し、 DCH≧n1 ・DV21 のときには出力信号115をハイレベルとし、それ以外
のときはローレベルとする。比較回路36は第3の垂直
方向非相関エネルギDV22 に定数n2 を乗じたn2 ・D
V22 と、水平方向輝度信号非相関エネルギDYHとの大小
を比較し、 DYH≧n2 ・DV22 のときには出力信号116をハイレベルとし、それ以外
のときはローレベルとする。比較回路34の出力信号1
14と比較回路35の出力信号115と比較回路36の
出力信号116は判定回路37に与えられる。この判定
回路37の出力信号110は画像相関判定回路18の出
力として送出される。
【0054】次に、この実施例の画像相関判定回路18
の動作を説明する。水平方向非相関エネルギをDH 、第
1の垂直方向非相関エネルギをDV1、第2の垂直方向非
相関エネルギをDV21 、第3の垂直方向非相関エネルギ
をDV22 は次のように表される。 DH =max (e・DYH,f・DCH) DV1=max (a・DYV,b・DCV) DV21 1 ・D YV +d 1 ・D CV V22 2 ・D YV +d 2 ・D CV 比較回路34では、DV1m・D H を比較して、 DV1≧m・DH のときには水平方向に相関が強く、垂直方向に相関が
と判断して判定回路37に“1”の信号114を送出
し、また、 DV1<m・DH のときには水平方向に相関が弱く、垂直方向に相関が強
と判断して、判定回路37に“0”の信号114を送
出する。
【0055】比較回路35では、DCHとn1 ・DV21
比較して、 DCH≧n1 ・DV21 のときには垂直方向に相関が強く、水平方向に相関が弱
いと判断して判定回路37に“1”の信号115を送出
し、また、 DCH<n1 ・DV21 のときには垂直方向に相関が弱く、水平方向に相関が強
と判断して判定回路37に“0”の信号115を送出
する。他方、比較回路36では、DYHとn2 ・DV22
を比較して、 DYH≧n2 ・DV22 のときには垂直方向に相関が強く、水平方向に相関が弱
いと判断して判定回路37に“1”の信号116を送出
し、また、 DYH<n2 ・DV22 のときには垂直方向に相関が弱く、水平方向に相関が強
と判断して判定回路37に信号“0”を送出する。
【0056】判定回路37は上記の相関の検出結果に応
じて、次のようにスイッチ回路23を制御する。判定回
路37への入力信号114,115,116と、出力信
号110およびスイッチ回路23において選択される色
出力信号105,107,109の関係は表3のように
なる。
【0057】
【表3】
【0058】図13は請求項3の発明の他の実施例のブ
ロック回路図で、第1の垂直方向色信号非相関エネルギ
抽出回路29aの出力DCV1 に乗算器72でbを乗算し
たb・DCV1 とa・DYVを最大値回路85に入力してD
V1を検出し、第2の垂直方向色信号非相関エネルギ抽出
回路29bの出力DCV2 の一方に乗算器94でd1 を乗
算したd1 ・DCV2 とc1 ・DYVを加算回路32に入力
してDV21 を検出し、DCV2 の他方に乗算器96でd2
を乗算したd2 ・DCV2 とc2 ・DYVを加算回路33
入力してDV22 を検出し、第2の水平方向色信号非相関
エネルギ抽出回路27bの出力DCH2 に乗算器92でf
を乗算したf・DCH2 とe・DYHを最大値回路82に入
力してDH を検出し、比較回路34でDV1とm・DH
比較し、比較回路35でDCH1 とn1 ・DV21 とを比較
し、比較回路36でDYHとn2 ・DV22 を比較する構成
としたものである。
【0059】なお、図13に示した実施例の、判定回路
37の出力110によるスイッチ回路23の選択制御動
作は表3と同じである。
【0060】以上、図12,13の実施例の色選択手段
24の動作をまとめると次のようになる。 1.max (a・DYV,b・DCV)≧m・max(e・
YH,f・DCH)の条件を満たすときは第1の色信号1
07を出力し、 2.DCH≧n1 (c1 ・DYV+d1 ・DCV) または DYH≧n2 (c2 ・DYV+d2・DCV)の条件を満たす
ときは第2の色信号105を出力し、 3.いずれの条件をも満たさないときは第3の色信号1
09を出力する。
【0061】次に、請求項4の発明の一実施例を説明す
る。図14はこの実施例の画像相関判定回路18のブロ
ック回路図で、図12の実施例の比較回路34〜36と
判定回路37との間に、図10と同じ遅延回路86〜8
9およびAND回路90を付加したもので、この付加部
分は図10の実施例と同様に動作し、判定回路37は、
入力信号117,118,121にもとづいて前記図1
2の実施例で説明した相関検出結果に応じて、スイッチ
回路23を制御する。この判定回路37の入力信号11
7,118,121と、出力信号110およびスイッチ
回路23において選択される色出力信号105,10
7,109の関係は表4のようになる。
【0062】
【表4】
【0063】図15は請求項4の発明の他の実施例のブ
ロック回路図で、図13の実施例に図14と同様の変更
を施したものであって、この実施例の判定回路37の出
力110によるスイッチ回路23の選択制御動作は、表
4と同じである。
【0064】以上、図14,15の実施例の色選択手段
24の動作をまとめると次のようになる。 1. V1 ≧m・max (e・D YH ,f・D CH の条件を満たすときは第1の色信号107を出力し、 2. CH ≧n 1 (c 1 ・D YV +d 1 ・D CV または注目標本点の前後k個ずつの参照標本点の全てに
ついて、 YH ≧n 2 (c 2 ・D YV +d 2 ・D CV の条件を満たすときは第2の色信号105を出力し、 3.いずれの条件をも満たさないときは第3の色信号1
09を出力する。
【0065】次に、請求項5の発明の一実施例を説明す
る。図16はこの実施例の画像相関判定回路18のブロ
ック回路図で、図2の実施例の加算回路31に代えて最
大値回路85、最大値回路83,84に代えて加算回
路32,33を挿入したもので、比較回路34には、
・D V =n・max (c・DYV,d・DCV)が、また、比
較回路35には、m 1 ・D H21 =m 1 (e 1 ・D YH +f 1
・D CH )が、また、比較回路36には、m 2 ・D H22
=m 2 (e 2 ・D YH +f 2 ・D CH )が入力される。この
実施例の判定回路37への入力信号114,115,1
16と、出力信号110およびスイッチ回路23におい
て選択される色出力信号105,107,109の関係
は表1と同じになる。
【0066】図17は請求項5の発明の他の実施例のブ
ロック回路図で、図8の実施例に図16と同様の変更を
施したものであって、図17に示した実施例の判定回路
37の出力110によるスイッチ回路23の選択制御動
作は表1と同じである。
【0067】以上、図16,17の実施例の色選択手段
24の動作をまとめると次のようになる。 1.DCV≧m1 (e1 ・DYH+f1 ・DCHまたはYV≧m2 (e2 ・DYH+f2 ・DCH) の条件を満たすときは第1の色信号107を出力し、 2.max (a・DYH,b・DCH)≧n・max (c・
YV ,d・D CV の条件を満たすときは第2の色信号105を出力し、 3.いずれの条件をも満たさないときは第3の色信号1
09を出力する。
【0068】次に、請求項6の発明の一実施例を説明す
る。図18はこの実施例の画像相関判定回路18のブロ
ック回路図で、図10の実施例の加算回路31に代えて
最大値回路85を、最大値回路83,84に代えて加算
回路32,33を挿入したもので、比較回路34には、
n・DV =n・max(c・DYV,d・DCV)が、また、
比較回路35には、m 1 ・D H21 =m 1 (e1 ・D YH
1 ・D CH )が、また、比較回路36には、m 2 ・D
H22 =m 2 (e2 ・D YH +f 2 ・D CH )が入力され、
較回路34ではD H1 とn・D V とを比較して、H1≧n・DV のときには垂直方向に相関が強く、水平方向に相関が
と判断して遅延回路86に“1”の信号114を送出
し、また、 DH1<n・DV のときには垂直方向に相関が弱く、水平方向に相関が
と判断して遅延回路86に“0”の信号114を送出
する。比較回路35では、D CV とm 1 ・D H21 とを比較
して、 CV ≧m 1 ・D H21 のときには水平方向に相関が強く、垂直方向に相関が弱
いと判断して遅延回路87に“1”の信号115を送出
し、また、 CV <m 1 ・D H21 のときには水平方向に相関が弱く、垂直方向に相関が強
いと判断して遅延回路87に“0”の信号115を送出
する。他方、比較回路36では、D YV とm 2 ・D H22
を比較して、 YV ≧m 2 ・D H22 のときには水平方向に相関が強く、垂直方向に相関が弱
いと判断して遅延回路88に“1”の信号116を送出
し、また、 YV <m 2 ・D H22 のときには水平方向に相関が弱く、垂直方向に相関が強
いと判断して遅延回路88に“0”の信号116を送出
する。 この実施例の判定回路37への入力信号117,
118,121と、出力信号110およびスイッチ回路
23において選択される出力信号105,107,10
9の関係は表2のようになる。
【0069】図19は請求項6の発明の他の実施例のブ
ロック回路図で、図11の実施例に、図18と同様の変
更を施したものであって、図19に示した実施例の、判
定回路37の出力110によるスイッチ回路23の選択
制御動作は表2と同じである。
【0070】以上、図18,19の実施例の色選択手段
24の動作をまとめると、 1.DCV≧m1 (e1 ・DYH+f1 ・DCH) または注目標本点の前後k個ずつの参照標本点の全てに
ついて DYV≧m2 (e2 ・DYH+f2 ・DCH) の条件を満たすときは第1の色信号107を出力し、 2.max (a・DYH,b・DCH)≧n・max (c・
YV ,d・D CV の条件を満たすときは第2の色信号105を出力し、 3.いずれの条件をも満たさないときは第3の色信号1
09を出力する。
【0071】次に、請求項7の発明の一実施例を説明す
る。図20はこの実施例の画像相関判定回路18のブロ
ック回路図で、図12の実施例のうち最大値回路82
加算回路31に、加算回路32,33を最大値回路
3,84に置換したものであって、比較回路34には、
m・D H =m(e・DY H +f・D CH )が、また、比較回
路35にはn1 ・DV21 =n1 ・max (c1 ・DYV,d
1 ・DCV)が、また、比較回路36にはn2 ・DV22
2 ・max (c・DYV,d2 ・DCV)が入力され、比較
回路34では、D V1 とm・D H とを比較して、 V1 ≧m・D H のときには水平方向に相関が強く、垂直方向に相関が弱
いと判断して判定回路37に“1”の信号114を送出
し、また、 V1 <m・D H のときには水平方向に相関が弱く、垂直方向に相関が強
いと判断して判定回路37に“0”の信号114を送出
する。 比較回路35では、DCHとn1 ・DV21 を比較し
て、 DCH≧n1 ・DV21 のときには垂直方向に相関が強く、水平方向に相関が弱
いと判断して判定回路37に“1”の信号115を送出
し、また、 DCH<n1 ・DV21 のときには垂直方向に相関が弱く、水平方向に相関が強
と判断して判定回路37に“0”の信号115を送出
する。他方、比較回路36では、DYHとn2 ・DV22
を比較して、 DYH≧n2 ・DV22 のときには垂直方向に相関が強く、水平方向に相関が弱
いと判断して判定回路37に“1”の信号116を送出
し、また、 DYH<n2 ・DV22 のときには垂直方向に相関が弱く、水平方向に相関が強
と判断して判定回路37に信号“0”を送出する。
【0072】判定回路37は上記の相関の検出結果に応
じて、スイッチ回路23を制御する。判定回路37への
入力信号114,115,116と、出力信号110お
よびスイッチ回路23において選択される色出力信号1
05,107,109の関係は表3のようになる。
【0073】図21は請求項7の発明の他の実施例のブ
ロック回路図で、図13の実施例に図20と同様の変更
を施したものであって、比較回路34ではm・DH とD
V1=max (a・DYV,b・DCV1 )が比較され、比較回
路36ではDYHとn2 ・DV2 2 =n2 (c2 ・DYV+d
2 ・DCV2 )が比較され、比較回路35ではDCH1 とn
1 ・DV21 =n1 (c1 ・DYV+d1 ・DCV2 )が比較
され、判定回路37への入力信号114,115,11
6と、出力信号110およびスイッチ回路23において
選択される色信号出力105,107,109の関係は
表3と同じである。
【0074】以上、図20,21の実施例の動作をまと
めると次のようになる。 1.max (a・DYV,b・DCV)≧m・(e・DYH+f
・DCH)の条件を満たすときは第1の色信号107を出
力し、 2.DCH≧n1 ・max (c1 ・DYV,d1 ・DCV) または DYH≧n2 ・max (c2 ・DYV,d2 ・DCV)の条件を
満たすときは第2の色信号105を出力し、 3.いずれの条件をも満たさないときは第3の色信号1
09を出力する。
【0075】次に、請求項8の発明の一実施例を説明す
る。図22はこの実施例の画像相関判定回路18のブロ
ック回路図で、比較回路34,35,36までの構成は
図20の実施例と同一であり、比較回路34,35,3
6から判定回路37までの構成は図10の実施例と同一
であって、それぞれ同様に動作する。この判定回路37
への入力信号117,118,121と、出力信号11
0およびスイッチ回路23において選択される色出力信
号105,107,109の関係は、表4のようにな
る。
【0076】図23は請求項8の発明の他の実施例のブ
ロック回路図で、図15の実施例に図22と同様の変更
を施したものであって、判定回路37の出力110によ
るスイッチ回路23の選択制御動作は、表4と同じであ
る。
【0077】以上、図22,23の実施例の動作をまと
めると次のようになる。 1.max (a・DYV,b・DCV)≧m(e・DYH+f・
CH)の条件を満たすときは第1の色信号107を出力
し、 2.DCH≧n1 ・max (c1 ・DYV,d1 ・DCV) または注目標本点の前後k個づつの参照標本点の全てに
ついて DYH≧n2 ・max (c2 ・DYV,d2 ・DCV)の条件を
満たすときは第2の色信号105を出力し、 3.いずれの条件をも満たさないときは第3の色信号1
09を出力する。
【0078】次に、請求項9の発明の一実施例を説明す
る。図24はこの実施例の画像相関判定回路18のブロ
ック回路図で、図2の実施例の最大値回路83,84を
図16の実施例と同様に加算回路32,33に置き換え
たもので、この置換された部分は図16中の該当部分と
同様に動作する。したがつて、比較回路34では図2の
実施例と同じ比較動作が行われ、比較回路35および3
6では、図16の笑施例と同じ比較動作が行われる。こ
の実施例の判定回路37への入力信号114,115,
116と、出力信号110およびスイッチ回路23にお
いて選択される色信号出力105,107,109の関
係は、表1のようになる。
【0079】図25は請求項9の発明の他の実施例のブ
ロック回路図で、図8の実施例に図24と同様の変更を
施したもので、変更部分は図17の実施例の該当部分と
同じである。したがって、比較回路34では図8の実施
例と同じ比較動作が行われ、比較回路35,36では、
図17の実施例と同じ比較動作が行われる。この実施例
の判定回路37の出力信号110によるスイッチ回路2
3の選択動作は、表1と同じである。
【0080】以上、図24,25の実施例の動作をまと
めると次のようになる。 1.DCV≧m1 (e1 ・DYH+f1 ・DCH) または DYV≧m2 (e2 ・DYH+f2・DCH)の条件を満たす
ときは第1の色信号107を出力し、 2.max (a・DYH,b・DCH)≧n(c・DYV+d・
CV)の条件を満たすときは第2の色信号105を出力
し、 3.いずれの条件をも満たさないときは第3の色信号1
09を出力する。
【0081】次に請求項10の発明の一実施例を説明す
る。図26はこの実施例の画像相関判定回路18のブロ
ック回路図で、図10の実施例の最大値回路83,84
を加算回路32,33に置き換えたもので、この置換部
分は図18と同じである。したがって、比較回路34は
図10の実施例と同じ比較動作が行われ、比較回路3
5,36は図18の実施例と同じ比較動作が行われる。
この実施例の判定回路37への入力信号117,11
8,121と、出力信号110およびスイッチ回路23
において選択される色信号出力105,107,109
の関係は表2のようになる。
【0082】図27は請求項10の他の実施例のブロッ
ク回路図で、図11の実施例に図26と同じ変更を施し
たものである。この実施例の判定回路37の出力信号1
10によるスイッチ回路23の選択制御動作は、表2と
同じである。
【0083】以上、図26,27の実施例の動作をまと
めると次のようになる。 1.DCV≧m1 (e1 ・DYH+f1 ・DCH) または注目標本点の前後k個づつの参照標本点の全てに
ついて DYV≧m2 (e2 ・DYH+f2・DCH)の条件を満たす
ときは第1の色信号107を出力し、 2.max (a・DYH,b・DCH)≧n(c・DYV+d・
CV)の条件を満たすときは第2の色信号105を出力
し、 3.いずれの条件をも満たさないときは第3の色信号1
09を出力する。
【0084】次に請求頂11の発明の一実施例を説明す
る。図28はこの実施例の画像相関判定回路18のブロ
ック回路図で、図12の最大値回路82を加算回路31
に置き換えたもので、この置換された部分は図20中の
該当部分と同じである。したがって比較回路34では図
20の実施例と同じ比較動作が行われ、比較回路35お
よび36では図12の実施例と同じ比較動作が行われ
る。この実施例の判定回路37への入力信号114,1
15,116と、出力信号110およびスイッチ回路2
3において選択される色信号出力105,107,10
9の関係は表3のようになる。
【0085】図29は請求項11の発明の他の実施例の
ブロック回路図で、図13の実施例に図28と同じ変更
を施したものである。この実施例の判定回路37の出力
信号110によるスイッチ回路23の選択制御動作は、
表3と同じである。
【0086】以上、図28,29の実施例の動作をまと
めると次のようになる。 1.max (a・DYV,b・DCV)≧m(e・DYH+f・
CH)の条件を満たすときは第1の色信号107を出力
し、 2.DCH≧n1 (c1 ・DYV+d1 ・DCV) または DYH≧n2 (c2 ・DYV+d2・DCV)の条件を満たす
ときは第2の色信号105を出力し、 3.いずれの条件をも満たさないときは第3の色信号1
09を出力する。
【0087】次に請求項12の発明の一実施例を説明す
る。図30はこの実施例の画像相関判定回路18のブロ
ック回路図で、図14の実施例の最大値回路82を加算
回路31に置き換えたものである。この実施例の判定回
路37への入力信号117,118,121と、出力信
号110およびスイッチ回路23において選択される色
信号出力105,107,109の関係は表4のように
なる。
【0088】図31は請求項12の発明の他の実施例の
ブロック回路図で、図14の実施例に図30と同じ変更
を施したものである。この実施例の判定回路37の出力
信号110によるスイッチ回路23の選択制御動作は、
表4と同じになる。
【0089】以上、図30,31の実施例の動作をまと
めると次のようになる。 1.max (a・DYV,b・DCV)≧m(e・DYH+f・
CH)の条件を満たすときは第1の色信号107を出力
し、 2.DCH≧n1 (c1 ・DYV+d1 ・DCV) または注目標本点の前後k個づつの参照標本点の全てに
ついて DYH≧n2 (c2 ・DYV+d2・DCV)の条件を満たす
ときは第2の色信号105を出力し、 3.いずれの条件をも満たさないときは第3の色信号1
09を出力する。
【0090】
【発明の効果】以上のように、請求項1〜12の発明に
よれば、複合カラーテレビジョン信号の垂直方向と水平
方向の画像の相関を検出し、この検出結果にもとづいて
特性の異なる輝度信号色信号分離フィルタの出力信号を
選択して出力するように構成したので、輝度信号と色信
号の相互のチャンネルへの漏れの影響を減少させること
ができ、ドット妨害を軽減できる輝度信号色信号分離フ
ィルタが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明に係るNTSC方式の輝度信号
色信号分離フィルタの一実施例の概略ブロック回路図で
ある。
【図2】図1中の画像相関判定回路の一実施例を示すブ
ロック回路図である。
【図3】図2中の判定回路の一実施例を示す回路図であ
る。
【図4】図2中の水平方向色信号非相関エネルギ抽出回
路の一実施例を示すブロック回路図である。
【図5】図2中の水平方向輝度信号非相関エネルギ抽出
回路の一実施例を示すブロック回路図である。
【図6】図2中の垂直方向色信号非相関エネルギ抽出回
路の一実施例を示すブロック回路図である。
【図7】図2中の垂直方向輝度信号非相関エネルギ抽出
回路の一実施例を示すブロック回路図である。
【図8】請求項1の発明の他の実施例を示すブロック回
路図である。
【図9】請求項1の発明に係るPAL方式の輝度信号色
信号分離フィルタの一実施例のブロック回路図である。
【図10】請求項2の発明に係る画像相関判定回路の一
実施例のブロック回路図である。
【図11】請求項2の発明の他の実施例のブロック回路
図である。
【図12】請求項3の発明に係る画像相関判定回路の一
実施例のブロック回路図である。
【図13】請求項3の発明の他の実施例のブロック回路
図である。
【図14】請求項4の発明に係る画像相関判定回路の一
実施例のブロック回路図である。
【図15】請求項4の発明の他の実施例のブロック回路
図である。
【図16】請求項5の発明に係る画像相関判定回路の一
実施例のブロック回路図である。
【図17】請求項5の発明の他の実施例のブロック回路
図である。
【図18】請求項6の発明に係る画像相関判定回路の一
実施例のブロック回路図である。
【図19】請求項6の発明の他の実施例のブロック回路
図である。
【図20】請求項7の発明に係る画像相関判定回路の一
実施例のブロック回路図である。
【図21】請求項7の発明の他の実施例のブロック回路
図である。
【図22】請求項8の発明に係る画像相関判定回路の一
実施例のブロック回路図である。
【図23】請求項8の発明の他の実施例のブロック回路
図である。
【図24】請求項9の発明に係る画像相関判定回路の一
実施例のブロック回路図である。
【図25】請求項9の発明の他の実施例のブロック回路
図である。
【図26】請求項10の発明に係る画像相関判定回路の
一実施例のブロック回路図である。
【図27】請求項10の発明の他の実施例のブロック回
路図である。
【図28】請求項11の発明に係る画像相関判定回路の
一実施例のブロック回路図である。
【図29】請求項11の発明の他の実施例のブロック回
路図である。
【図30】請求項12の発明に係る画像相関判定回路の
一実施例のブロック回路図である。
【図31】請求項12の発明の他の実施例のブロック回
路図である。
【図32】従来の輝度信号色信号分離フィルタのブロッ
ク回路図である。
【図33】NTSC方式の複合カラーテレビジョン信号
を色副搬送波の4倍で同期標本化した信号系列の画面上
での配列を示す説明図である。
【符号の説明】
12 Α/D変換器 13,14 1ライン遅延回路 13a,14a 2ライン遅延回路 16 垂直方向色信号抽出フィルタ 17 水平・垂直方向色信号抽出フィルタ 18 画像相関判定回路 19 水平方向色信号抽出フィルタ 23 スイッチ回路 24 色信号選択手段 25 減算回路 27,27a,27b 水平方向色信号非相関エネルギ
抽出回路 28 水平方向輝度信号非相関エネルギ抽出回路 29,29a,29b 垂直方向色信号非相関エネルギ
抽出回路 30 垂直方向輝度信号非相関エネルギ抽出回路 34〜36 比較回路 37 判定回路31〜33 加算回路 71〜81,91〜99 乗算器82〜85 最大値回路 90 AND回路

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平走査周波数に同期した周波数で標本
    化された複合映像信号を1ラインずつまたは2ラインず
    つ遅延させて注目標本点およびその周囲の複数の参照標
    本点の各標本点を同時に抽出する手段と、上記注目標本
    点および参照標本点の各標本値から水平方向の色副搬送
    波の成分に相当する周波数成分を抽出して第1の色信号
    を得る水平方向色信号抽出フィルタと、上記注目標本点
    および参照標本点の各標本値から垂直方向の色副搬送波
    の成分に相当する周波数成分を抽出して第2の色信号を
    得る垂直方向色信号抽出フィルタと、上記標本点および
    参照標本点の各標本値から垂直方向および水平方向の色
    副搬送波の成分に相当する周波数成分を抽出して第3の
    色信号を得る水平・垂直方向色信号抽出フィルタと、上
    記第1ないし第3の色信号を選択して色信号として出力
    するスイッチ回路と、上記注目標本点および参照標本点
    の各標本値から水平方向および垂直方向の相関を検出し
    て色信号選択信号を出力する画像相関判定手段と、上記
    注目標本点の標本値から上記スイッチ回路で選択された
    色信号を減算して輝度信号を出力する減算器とを備え、
    上記画像相関判定手段が、上記注目標本点および参照標
    本点の各標本値から水平方向の少なくとも1つの主に輝
    度信号の非相関エネルギDYHを検出する水平方向輝度信
    号非相関エネルギ検出手段と、上記注目標本点および参
    照標本点の各標本値から水平方向の少なくとも1つの主
    に色信号の非相関エネルギDCHを検出する水平方向色信
    号非相関エネルギ検出手段と、上記注目標本点および参
    照標本点の各標本値から垂直方向の少なくとも1つの主
    に輝度信号の非相関エネルギDYVを検出する垂直方向輝
    度信号非相関エネルギ検出手段と、上記注目標本点およ
    び参照標本点の各標本値から垂直方向の少なくとも1つ
    の主に色信号の非相関エネルギDCVを検出する垂直方向
    色信号非相関エネルギ検出手段と、 DCV≧m1 ・max ( 1 YH,f1 ・DCH) (m
    1 1 1 :定数) または DYV≧m2 ・max (e2 ・DYH,f2 ・DCH) (m
    2 ,e2 ,f2 :定数) の条件を満たすときは上記第1の色信号を出力し、 max (a・DYH,b・DCH)≧n(c・DYH十d・
    CV) (a,b,c,d,n:定数) の条件を満たすときは上記第2の色信号を出力し、 いずれの条件をも満たさないときは上記第3の色信号を
    出力する色信号選択手段とを備えた輝度信号色信号分離
    フィルタ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、色信号選択手段が、 DCV≧m1 ・max (e1 ・DYH,f1 ・DCH
    (m1 ,e1 ,f1 :定数) または注目標本点の前後k(k:整数)個づつの参照標
    本点の全てについて DYV≧m2 ・max (e2 ・DYH,f2 ・DCH
    (m2 ,e2 ,f2 :定数)の条件を満たすときは第1
    の色信号を出力し、 max (a・DYH,b・DCH)≧n(c・DYH+d・
    CV)の条件を満たすときは第2の色信号を出力し、い
    ずれの条件をも満たさないときは第3の色信号を出力す
    るように構成されて成る輝度信号色信号分離フィルタ。
  3. 【請求項3】 請求項1において色信号選択手段が、 max (a・DYV,b・DCV)≧m・max (e・DYH,f
    ・DCH) (m,e,f:定数)の条件を満たすときは
    第1の色信号を出力し、 DCH≧n1 (c1 ・DYV+d1 ・DCV) (n1
    1 ,d1 :定数) または DYH≧n2 (c2 ・DYV+d2 ・DCV) (n2
    2 ,d2 :定数)の条件を満たすときは第2の色信号
    を出力し、いずれの条件をも満たさないときは第3の色
    信号を出力するように構成されて成る輝度信号色信号分
    離フィルタ。
  4. 【請求項4】 請求項1において、色信号選択手段が、 max (a・DYV,b・DCV)≧m・max (e・DYH,f
    ・DCH) の条件を満たすときは第1の色信号を出力し、DCH≧n
    1 (c1 ・DYV+d1 ・DCV) または注目標本点の前後k個づつの参照標本点の全てに
    ついて DYH≧n2 (c2 ・DYV+d2・DCV)の条件を満たす
    ときは第2の色信号を出力し、いずれの条件をも満たさ
    ないときは第3の色信号を出力するように構成されて成
    る輝度信号色信号分離フィルタ。
  5. 【請求項5】 請求項1において、色信号選択手段が、 DCV≧m1 (e1 ・DYH+f1・DCH) または DYV≧m2 (e2 ・DYH+f2・DCH)の条件を満たす
    ときは第1の色信号を出力し、 max (a・DYH,b・DCH)≧n・max (c・DYV,d
    ・DCV)の条件を満たすときは第2の色信号を出力し、
    いずれの条件をも満たさないときは第3の色信号を出力
    するように構成されて成る輝度信号色信号分離フィル
    タ。
  6. 【請求項6】 請求項1において、色信号選択手段が、 DCV≧m1 (e1 ・DYH+f1 ・DCH) または注目標本点の前後k個ずつの参照標本点の全てに
    ついて DYV≧m2 (e2 ・DYH+f2 ・DCH) の条件を満たすときは第1の色信号を出力し、 max (a・DYH,b・DCH)≧n・max (c・D YV ,d
    ・D CV の条件を満たすときは第2の色信号を出力し、 いずれの条件をも満たさないときは第3の色信号を出力
    するように構成されて成る輝度信号色信号分離フィル
    タ。
  7. 【請求項7】 請求項1において、色信号選択手段が、 max (a・DYV,b・DCV)≧m(e・DYH+f・
    CH)の条件を満たすときは第1の色信号を出力し、 DCH≧n1 ・max (c1 ・DYV,d1 ・DCV) または DYH≧n2 ・max (c2 ・DYV,d2 ・DCV) の条件を満たすときは第2の色信号を出力し、いずれの
    条件をも満たさないときは第3の色信号を出力するよう
    に構成されて成る輝度信号色信号分離フィルタ。
  8. 【請求項8】 請求項1において、色信号選択手段が、 max (a・DYV,b・DCV)≧m(e・DYH+f・
    CH)の条件を満たすときは第1の色信号を出力し、 DCH≧n1 ・max (c1 ・DYV,d1 ・DCV) または注目標本点の前後k個づつの参照標本点の全てに
    ついて DYH≧n2 ・max (c2 ・DYV,d2 ・DCV) の条件を満たすときは第2の色信号を出力し、いずれの
    条件をも満たさないときは第3の色信号を出力するよう
    に構成されて成る輝度信号色信号分離フィルタ。
  9. 【請求項9】 請求項1において、色信号選択手段が、 DCV≧m1 (e1 ・DYH+f1・DCH) または DYV≧m2 (e2 ・DYH+f2・DCH)の条件を満たす
    ときは第1の色信号を出力し、 max (a・DYH,b・DCH)≧n(c・DYV+d・
    CV)の条件を満たすときは第2の色信号を出力し、い
    ずれの条件をも満たさないときは第3の色信号を出力す
    るように構成されて成る輝度信号色信号分離フィルタ。
  10. 【請求項10】 請求項1において、色信号選択手段
    が、 DCV≧m1 (e1 ・DYH+f1・DCH) または注目標本点の前後k個づつの参照標本点の全てに
    ついて DYV≧m2 (e2 ・DYH+f2・DCH)の条件を満たす
    ときは第1の色信号を出力し、 max (a・DYH,b・DCH)≧n(c・DYV+d・
    CV)の条件を満たすときは第2の色信号を出力し、い
    ずれの条件をも満たさないときは第3の色信号を出力す
    るように構成されて成る輝度信号色信号分離フィルタ。
  11. 【請求項11】 請求項1において、色信号選択手段
    が、 max (a・DYV,b・DCV)≧m(e・DYH+f・
    CH)の条件を満たすときは第1の色信号を出力し、 DCH≧n1 (c1 ・DYV+d1・DCV) または DYH≧n2 (c2 ・DYV+d2・DCV) の条件を満たすときは第2の色信号を出力し、いずれの
    条件をも満たさないときは第3の色信号を出力するよう
    に構成されて成る輝度信号色信号分離フィルタ。
  12. 【請求項12】 請求項1において、色信号選択手段
    が、 max (a・DYV,b・DCV)≧m(e・DYH+f・
    CH)の条件を満たすときは第1の色信号を出力し、 DCH≧n1 (c1 ・DYV+d1・DCV) または注目標本点の前後k個づつの参照標本点の全てに
    ついて DYH≧n2 (c2 ・DYV+d2・DCV)の条件を満たす
    ときは第2の色信号を出力し、いずれの条件をも満たさ
    ないときは第3の色信号を出力するように構成されて成
    る輝度信号色信号分離フィルタ。
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