JP3110711U - 換気用ベントキャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】暴風雨などの悪天候の場合でも室内への雨水の侵入を完全に防止することができ、しかも好適な通気性能を確保することができる換気用ベントキャップを提供する。
【解決手段】室内を換気するために形成された換気通路の適所に設けられる換気用ベントキャップ1において、中央が開口21される環状溝22を有し、環状溝22の開口21を室外側に向けた状態で換気通路に配置される取付本体2と、周縁に環状溝22と同形状の環状片31を有するキャップ状に形成され、環状片31を室内側にして取付本体2の外側に保持手段4を介して設けられるカバー材3とを備え、環状片31が環状溝22との間でS字状の導入路5を形成するように取付本体2に対してカバー材3が配置されている。換気通路内に嵌入して配置されるタイプの換気用ベントキャップであって、取付本体2の外周面には換気通路の内壁との間に介装されるパッキン6が設けられている。
【選択図】 図2

Description

本考案は、建物の壁体に形成された換気通路に防雨等のために設けられる換気用ベントキャップに関するものである。
従来、建物の壁体に接続パイプなどを設置して換気通路を形成し、この換気通路によって室内の換気を確保するとともに、換気通路の外壁側に換気用ベントキャップを設けて雨水が上記換気通路を通じて室内に侵入するのを防止していた(例えば、特許文献1参照。)。
実開昭64−13444号公報
しかしながら、上記従来のものでは、普通に雨が降っている場合には防雨効果を発揮することができるものの、暴風雨など激しい雨の場合には室内への雨水の侵入が完全には防止できず、この雨水の侵入により通気通路を形成した壁体周囲や内壁の腐食などの不具合が生じるという問題があった。また、防雨機能を高めようと複雑な構造にすればするほど、本来確保しなければならない通気性能が低下する傾向が生じるため、防雨機能と通気性能との両者を良好に確保するのが困難であった。
本考案は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、暴風雨などの悪天候の場合でも室内への雨水の侵入を防止することができ、しかも好適な通気性能を確保することができる換気用ベントキャップを提供することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1に係る考案の換気用ベントキャップは、室内を換気するために形成された換気通路の適所に設けられる換気用ベントキャップにおいて、中央が開口される環状溝を有し、該環状溝の開口を室外側に向けた状態で前記換気通路に配置される取付本体と、周縁に上記環状溝と同形状の環状片を有するキャップ状に形成され、該環状片を室内側にして上記取付本体の外側に保持手段を介して設けられるカバー材とを備え、カバー材の環状片が取付本体の環状溝との間でS字状の導入路を形成するように取付本体に対してカバー材が配置されたものである。
請求項2に係る考案の換気用ベントキャップは、前記換気通路内に嵌入して配置されるタイプの請求項1記載の換気用ベントキャップであって、前記取付本体の外周面には前記換気通路の内壁との間に介装されるパッキンが設けられたものである。
本考案によれば、外気を導入路を通じて室内に導くとともに、外気とともに侵入しようとする雨水を環状溝で阻止することで、暴風雨のような悪天候でも室内への雨水の侵入を阻止することができ、しかも導入路によって外気の通気性能を良好な状態に確保することができる。また、既存の換気口にも装着可能であり、汎用性に優れた換気用ベントキャップを提供することができる。
以下、本考案の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本考案の換気用ベントキャップの底面図であり、図2は図1のX−X断面図である。
この換気用ベントキャップ1は、後述する換気通路Aに取付ける取付本体2と、この取付本体2に保持手段4を介して設けられたカバー材3(図2参照)とを備えている。
取付本体2は、図3及び図4に示すように中央部が開口21された円形の環状溝22を有している。具体的には、環状溝22は、底壁22aと、底壁22aの外周縁に立設された外周壁22bと、底壁22aの内周縁に立設された内周壁22cとで構成されており、内周壁22cが外周壁22bよりも約半分位低い高さになされている。
カバー材3は、図5及び図6に示すように周縁に上記環状溝22と同形状の環状片31を有するキャップ状に形成されている。このカバー材3の内面中央には、後述する保持手段4で当該カバー材3を保持するための保持軸32が一体的に延設されている。
保持手段4は、図7及び図8に示すように、中央連結部41から三叉状に等間隔を隔てて放射状に延設された3本の保持片42からなり、これら保持片42の各先端42aが前記底壁22aの下面に固設されている。上記中央連結部41には取付孔41aが形成さており、この取付孔41aに前記保持軸32の先端を挿嵌して固定することで、取付本体2に対してカバー材3を適正位置に配置するようにしている。具体的には、図2に示すように、環状片31の先端が内周壁22cの先端と略同じ位置に達するように当該環状片31が環状溝22の全周に亘ってその幅方向略中央に挿入配置される。
このように取付本体2に対してカバー材3を適正位置に配置することで、環状溝22と環状片31との間には図2において破線の矢印で示すようなS字状の導入路5が形成され、後述するように換気用ベントキャップ1を換気通路Aに取付けた場合に、上記導入路5を通じて外気を室内に導入するようにしている。。
そして、換気用ベントキャップ1を構成する取付本体2、カバー材3及び保持手段4は、例えば、ABS樹脂などの合成樹脂で作製され、各部材が接着や溶着などによって上述したように一体的となるように接合されている。
また、換気用ベントキャップ1を後述するような従来から見られるベントキャップ(以下、従来型ベントキャップという。)と併用する場合には、外周壁22bの外周面にパッキン6を貼付けるようにしている。パッキン6の材質としては、例えば合成ゴムが用いられる。
図9は、上述のように構成した換気用ベントキャップ1を従来型ベントキャップと併用した場合の取付状態を示している。
この場合、換気用ベントキャップ1は、従来型ベントキャップ10の基端に連接する形で換気通路Aの途中部に嵌入することによって配置される。
具体的には、換気通路Aは、建物の壁体A1に形成された取付孔A2に接続パイプA3を挿入固定することによって形成されており、この接続パイプA3の室外側に従来型ベントキャップ10が設けられるとともに、接続パイプA3の途中部に換気用ベントキャップ1がそのカバー材3を室外側にして嵌入配置される。即ち、取付本体2は環状溝22の開口21を室外側に向けた状態で換気通路Aに配置され、キャップ3は環状片31を室内側にして配置されている。
そして、この場合には外周壁22bの外周面全周にパッキン6が貼付けられており、このパッキン6によって外周壁22bと接続パイプA3の内面間の水密性を確保している。
また、従来型ベントキャップ10は、接続パイプA3に嵌入される筒状の取付本体11と、取付本体11の外側端に壁体A1の外面から突出する形で連結されたカバー12と、取付本体11とカバー12との接続部に配置されたガラリ13とを備えており、外気をカバー12の下部に形成された開口12aからガラリ13を通じて室内側に導くようにしている。接続パイプA3の室内外側の両端外周部はコーキングが施されている。
そして、上記取付本体11の基端に上述した状態で換気用ベントキャップ1を連接している。
このように本考案の換気用ベントキャップ1を換気通路Aに設置することにより、従来型ベントキャップ10を通じて導入される外気は取付本体11の基端開口から導入路5を通じて取付本体2とキャップ3との間をS字状に通って取付本体2の開口21を経て室内に導かれる。
また、暴風雨などの場合には、上記外気とともに雨水が従来型ベントキャップ10に侵入して換気用ベントキャップ1に達することがあるが、当該換気用ベントキャップ1によって室内側への雨水の侵入を阻止する。具体的には、換気用ベントキャップ1に向かって室外から吹き込んできた雨水は、キャップ3の環状片31と環状溝22の外周壁22bとの間を通って底壁22aに当たり、当該底壁22aや内周壁22cを伝って下方に導かれ、換気通路Aに予め設定した勾配の作用で室外側に排出されることになる。また、取付本体2と接続パイプA3との間はパッキン6によって水密状態になっていることからこの間を通じて雨水が侵入することはない。
これにより暴風雨のような悪天候でも室内への雨水の侵入を完全に阻止することができ、しかも導入路5によって外気の通気性能を良好な状態に確保することができる。また、上述したように換気用ベントキャップ1を併用する形で従来の換気構造にも適用することができる。
なお、本発明の換気用ベントキャップ1は、取付本体11内に装着してもよく、また、取付本体11から所定距離隔てて接続パイプA3内に装着してもよい。
図10は、本考案の換気用ベントキャップ1を単独で換気通路Aの室外側に取付けた状態を示している。
この場合、換気用ベントキャップ1は、壁体A1の外面に外部に露出した状態で換気通路Aの外端に配置される、所謂外壁面取付タイプになる。
具体的には、取付本体2には、換気用ベントキャップ1を接続パイプA3内に所定の隙間を設けて遊嵌した状態で保持固定するための保持筒7がその外周壁22bに接続されるとともに、取付本体2と接続パイプA3との間に生じる隙間Sを被覆するための被覆カバー8がその外周壁22b先端に設けられている。
上記保持筒7の外周には、板バネ状の保持片71が複数設けられており、保持筒7を接続パイプA3内に外側から差し込んで各保持片71で保持することによって、換気用ベントキャップ1を換気通路Aに対して適正位置に配設するようにしている。
これにより換気用ベントキャップ1はキャップ3が壁体A1の外面から若干突出した状態で且つ外部に露出した状態で配置される。
なお、この換気用ベントキャップ1では、保持手段4として取付本体2とキャップ3とに亘って線状の連結部材43を適数本(例えば等間隔に3本)架設することによって構成している。この場合にはキャップ3に設けた保持軸32が不要にすることができる。
このように換気用ベントキャップ1を取付けることによっても、前述した構造ものと同様に外気を導入路5を通じて室内に導くことができるとともに、この外気とともに侵入しようとする雨水を環状溝22の部位で阻止することができる。
これにより暴風雨のような悪天候でも室内への雨水の侵入を完全に阻止することができ、しかも導入路5によって外気の通気性能を良好な状態に確保することができる。
また、換気用ベントキャップ1を接続パイプA3に対して遊嵌しているため、取付本体2やキャップ3の形状を接続パイプA3の断面形状に関わらず、つまり円形に関わらず、例えば四角や菱形など適宜な形状にすることができる。しかも、従来のようなフードなどのように外壁から大きく突出することがなく、外壁に違和感なくマッチさせることができ、意匠性を高めることができる。
なお、上述した実施形態は、あくまでも本発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれに限定されることなく、その範囲内において種々設計変更可能である。
例えば、本実施の形態では換気用ベントキャップの各構成部材を合成樹脂で作製したものについて述べたが、材質はこれに限らず、例えばステンレスのようなものであってもよい。
本考案の換気用ベントキャップを示す底面図である。 図1におけるX−X断面図である。 取付本体を示す平面図である。 図3におけるY−Y断面図である。 キャップを示す断面図である。 キャップを示す底面図である。 保持手段を示す平面図である。 保持手段を示す側面図である。 換気用ベントキャップの取付例を示す断面図である。 換気用ベントキャップの他の取付例を示す断面図である。
符号の説明
1 換気用ベントキャップ
2 取付本体
21 開口
22 環状溝
3 キャップ
31 環状片
4 保持手段
5 導入路
6 パッキン
A 換気通路

Claims (2)

  1. 室内を換気するために形成された換気通路の適所に設けられる換気用ベントキャップにおいて、
    中央が開口される環状溝を有し、該環状溝の開口を室外側に向けた状態で前記換気通路に配置される取付本体と、
    周縁に上記環状溝と同形状の環状片を有するキャップ状に形成され、該環状片を室内側にして上記取付本体の外側に保持手段を介して設けられるカバー材とを備え、
    カバー材の環状片が取付本体の環状溝との間でS字状の導入路を形成するように取付本体に対してカバー材が配置されたことを特徴とする換気用ベントキャップ。
  2. 前記換気通路内に嵌入して配置されるタイプの請求項1記載の換気用ベントキャップであって、
    前記取付本体の外周面には前記換気通路の内壁との間に介装されるパッキンが設けられたことを特徴とする請求項1記載の換気用ベントキャップ。
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